7760 J-IMV 2021-11-29 15:10:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 11 月 29 日
各 位
会 社 名 IMV株式会社
代表者名 代表取締役社長 小嶋 淳平
(JASDAQ・コード7760)
問合せ先 常務取締役 岡本 裕司
(TEL.06-6478-2565)
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、2022 年9月期~2024 年9月期を対象とする新たな中期経営計画を策定いたしましたので、下記の
通りお知らせいたします。
記
1.基本方針
当社は、
「Secure the Future ~未来の安全・安心のために~」を企業理念として掲げ、これまで振動を中
心とした環境試験・計測・解析の分野で事業を展開してまいりました。
本中期経営計画では当該理念の下、
「単なるモノ売りビジネスからの脱却」を基本方針とし、本計画期間を
今後起こる社会変化に対応し持続的に成長していくための礎の3年間と位置づけ、お客様の潜在的なニーズま
でもよく理解し、新たな価値の創造を実現してまいります。
そのためには、つねにトータルソリューションの提供を意識し、新しい機器開発はもちろんのこと、
「提供
サービスの幅と深さの拡大」と「デジタル基盤サービスの開発」をさらに活発化させ、
「振動評価理論の構築」
にも着手いたします。
また、それらを可能にする新しい働き方の提案も行ってまいります。
2.経営目標(連結ベース)
2021 年9月期実績 2022 年9月期 2023 年9月期 2024 年9月期
売上高 116 億円 125 億円 137 億円 146 億円
営業利益 11 億円 12 億円 13 億円 15 億円
営業利益率 9.2% 9.2% 9.5% 10.3%
(注)上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づくものであります。
3.株主還元
当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の最重要課題の一つとして認識し、安定配当の維持・継続を基本
方針としております。本中期経営計画においては資本効率を考慮した株主還元を実施するため、株主資本配当
率(DOE)2.5%(単体ベース)を目指してまいります。
以 上
中期経営計画
(2022年9月期~2024年9月期)
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01 近年の振り返り
02 企業理念 及び 中期基本方針
中期経営計画
03 中期経営計画 概要
04 中期重点取組み
05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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中期経営計画 01 近年の振り返り
02 企業理念 及び 中期基本方針
03 中期経営計画 概要
04 中期重点取組み
05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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事業紹介
振動試験装置 テスト&ソリューションサービス メジャリングシステム
DSS TSS MES
Dynamic Simulation Systems Test&Solution Service Measuring Systems
2021年9月期 72% 18% 10%
売上高比率
振動試験装置の販売 受託試験サービス 振動計測製品の販売
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近年の振り返り
1G DYNAMICS IMV TECHNO VIETNAM 春日井テストラボ IMV FRANCE
国内外
拠点の拡充 日本高度信頼性評価
試験センター
2018 2020 2021
2017 2019 m130LS
K350
新製品の
投入
VP8021A
K2+
HM-5013
ロケット開発支援
新サービス
の提供 スクイーク&
ラトル試験
EMC試験 ISO17025校正サービス
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近年の経営状況
┃売上高と営業利益率(連結)の推移
売上高(左軸) 営業利益率(右軸)
単位:百万円
16,000
10%
12,000
MES
MES MES
MES MES TSS
8,000 TSS TSS TSS
TSS
5%
4,000
DSS DSS DSS DSS DSS
0
0%
2017/09期 2018/09期 2019/09期 2020/09期 2021/09期
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01 近年の振り返り
中期経営計画 02 企業理念 及び 中期基本方針
03 中期経営計画 概要
04 中期重点取組み
05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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企業理念
Secure the Future
~未来の安全・安心のために~
IMVは、事業を通じて世界の安全・安心に寄与し、
持続可能な社会の実現に貢献します
IMVで働く人々は、すべての業務が世界の安全・安心に繋がることを常に意識し、
またそれを誇りに思います
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中期基本方針
単なるモノ売りビジネスからの脱却
今後起こる社会変化に対応し持続的に成長していくための礎の3年間と位置付け、
お客様の潜在的なニーズまでもよく理解し、新たな価値の創造を実現する
そのためには、つねにトータルソリューションの提供を意識し、新しい機器開発は
もちろんのこと、【提供サービスの幅と深さの拡大】と【デジタル基盤サービスの開発】を
さらに活発化させ、【振動評価理論の構築】にも着手する
また、それらを可能にする新しい働き方を提案する
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01 近年の振り返り
02 企業理念 及び 中期基本方針
中期経営計画 03 中期経営計画 概要
04 中期重点取組み
05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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中期経営計画 概要 1
社会変化に対応し持続的に成長していくための礎の3年間
連結売上高 営業利益
11億円 連結売上高 営業利益
15億円
116億円 営業利益率
9.2% 146億円 営業利益率
10.3%
DSS 67%
DSS 72% TSS 21%
TSS 18%
9月期
9月期
2021 MES 10% 2024 MES 12%
中期経営計画
▶研究開発戦略: P16
▶グローバル戦略: P19
▶重点成長戦略: P21
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中期経営計画 概要 2
┃売上高と営業利益率(連結)の推移
売上高(左軸) 営業利益率(右軸)
単位:百万円
16,000 10%
14,600
13,700
MES
12,500 MES
12,000 11,576
MES
MES TSS
TSS
TSS
TSS
8,000 5%
DSS DSS
DSS DSS
4,000
0 0%
2021/09期 2022/09期 2023/09期 2024/09期
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中期経営計画 概要 3
┃財務安定性・配当(IMV単体)
21/09期 22/09期 計画 23/09期 計画 24/09期 計画
自己資本 69.8億円 76.4億円 84.1億円 93.0億円
【配当方針】安定した配当の維持・継続を基本方針としつつ、資本効率を考慮した株主還元を実施するため、株主資本配当率(DOE)2.5%を目指す
┃収益性(IMV単体)
21/09期 22/09期 計画 23/09期 計画 24/09期 計画
営業利益率 10.2% 9.9% 12.5% 13.5%
ROIC(投下資本利益率) 4.9% 6.2% 7.4% 8.5%
┃投資計画(IMV単体)
21/09期 22/09期 計画 23/09期 計画 24/09期 計画
設備投資 1.4億円 総額 34.2億円
研究開発費 3.7億円 総額 24.3億円
【主な開発テーマ】DSS:故障診断および予測手法の開発、顧客とのつながりを強化するシステムの開発
TSS:振動データベースの構築、小型衛星機械的環境試験方法の開発
MES:スマートファクトリー、防災・社会インフラ向け高性能振動センサとセンシング技術の開発
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01 近年の振り返り
02 企業理念 及び 中期基本方針
03 中期経営計画 概要
中期経営計画 04 中期重点取組み
05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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IMVの考える2030年の社会
エクスポネンシャルテクノロジーのコンバージェンス
商用車分野において、自動運転の開
発が加速
バーチャルリアリティ(VR)
サービスロボット ニューラルネットワーク
機械学習 3Dプリンター 郡制御、群知能 4Dプリンター
遺伝子編集動植物
2030 自動運転、シェアリングやライドシェアが
普及
無人航空機 拡張現実(AR)
人工臓器 無人航空機
ビッグデータ分析 遺伝子治療 脳とコンピューター結合 サービスロボット
Exponential Technology × コンバー 量子コンピュータを用いた開発効率化やロボット
による実験自動化
感情コンピューティン デジタル取引自動運転車 サービスロボット
4Dプリンター
グ
ジェンス
センサー郡 ナノ素材 携帯式分析機
ナノ粒子 遺伝子編集動植物
スマート繊維・素材 シェアリングエコノミー IoTデバイスの劇的増加に伴って端末
テレプレゼンスモジュール化 再生可能エネルギー 4Dプリンター (エンドポイント)でのサービス開発が本格化
知覚インターフェース
ニューラルネットワーク
量子コンピューター
遺伝子編集動植物 4Dプリンター
時間と空間を超えた情報のやり取りによる遠隔での
コミュニケーション、体験、行動予測の進化
経済活動における目的の重視と
目的を達成しうるモノへのニーズ
衛星技術を活用したスマートシティ構想
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コア事業の中期取組み
新
た ▶振動シミュレーション
な ▶ファクトリー
サービス
市 オートメーション
場 ▶IMVクラウド
や ▶構造ヘルスモニタリング
顧 ▶自己診断装置
客
を
開 技術推進
>>
拓
統括本部
顧 コア事業 ▶多軸試験機・
客 多点システム
市 DSS
場 TSS ▶海外向け戦略機種の開発
MES
>>
▶ISO17025校正サービス
既存
組織能力 既存顧客の新たなニーズに対応
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中期重点取組み:研究開発戦略 1
技術推進統括本部
新しい技術の展開▶ ◀最適な試験方法の提案
シミュレーション技術▶ ◀試験結果の予測
先端技術研究所 振動試験機の 試験データの 技術企画部
研究開発 分析
R&Dセンター ノウハウ ノウハウ e-TCJ
試験装置の開発▶ ◀共同研究、外部連携のハブ
ソフトウェアの開発▶ ◀新しい試験分野への挑戦
融合
IMV株式会社
技術力、提案力、解決力 顧客
を向上
評価試験コンサルタントとしての顧客との繋がり強化
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中期重点取組み:研究開発戦略 2
ユーザーシェアポイント
広がるユーザ間ネットワーク
iMV Cloudの構築
ハードとデジタルの融合
▶クラウド会員間の
クラウドを通じた顧客との繋がり強化 情報交流
On Demand
AI 既存顧客
潜在顧客
IoT
Data Base
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中期重点取組み:研究開発戦略 3
カギをにぎる技術推進統括本部の設置とiMV Cloud
実用化
振動試験機の 試験データの
研究開発 分析
ノウハウ ノウハウ
融合
IMV株式会社 顧 客
リアル試験 研究開発 試験データ シミュレーション
ノウハウ 分析ノウハウ 試験
リアルと
バーチャルをつなぐ
技術推進統括本部
新サービス提案
試験方法提案 試験結果予測
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中期重点取組み:グローバル戦略 1
▶ IMV EUROPE LIMITED ▶ IMV EUROPE LIMITED
U.K. Germany German Sales Office
▶ IMV EUROPE LIMITED
European Manufacturing Centre
▶ 1g dynamics
┃グローバルストリーム
▶
▶
EV化の波 ▶ U.S.A.
開発期間短縮
IMV America, Inc. ▶
China
アウトソース化
IMV CORPORATION
Shanghai Representative Office ▶
競争激化 Thailand
IMV (THAILAND)CO., LTD ▶ ▶
▶IMV TECHNO VIETNAM
Vietnam CO., LTD
France ▶ IMV France
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中期重点取組み:グローバル戦略 2
▶サービスビジネスを切り
サービス
サービス 口とした新規顧客の開拓
▶迅速・高品質・幅広な
サービス
┃海外売上高の推移
▶EV開発の需要取り込み
グローバル ▶自動車メーカーの試験
サービス 受託試験
ニーズの把握
2021 3,677 (百万円) プロバイダー ▶ワンストップの試験提供
09期
▶コスト競争力の向上
製品
製 品 ▶納期の短縮
2024 5,122 (百万円) ▶メンテナンス性の向上
09期
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中期重点取組み:重点成長事業 1
TM-0013-SW_SW-52ST
官需及び社会インフラ系民需で 国内実績及び
①
地震計及び構造ヘルスモニタリング ISO国際基準の
地震計 の実績獲得 波に乗り世界進出
振動計測製品群
② 予知保全
FA業界大手との連携
FA 社外リソースの活用 事業の展開
ファクトリー
オートメーション
VP8021A
VP8021A
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中期重点取組み:重点成長事業 2
TM-0013-SW_SW-52ST
地震計 外部リソースの活用
VP8021A
価格
高性能
競争力
企業提携・ 社外プロの FA
(ファクトリー
実証 産官学連携 知見・人脈
ISO
実験 オートメーション)
ローコスト
構造ヘルスモニタリング 高性能
量産化
HM-5013
実証
実験
カテゴリーごとに最適化されたビジネスモデルの創出
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01 近年の振り返り
02 企業理念 及び 中期基本方針
03 中期経営計画 概要
04 中期重点取組み
中期経営計画 05 社会的責任の取組みと企業価値向上
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社会的責任の取組みと企業価値向上 1
企業理念:Secure the Future ~未来の安全・安心のために~
中期経営計画方針:単なるモノ売りビジネスからの脱却
サステナビリティ基本方針:社会の持続的成長と企業価値の向上
サ 分野 具体的な基準、枠組み 当社の取組み
ス
テ 環境 Environment SDGs 事業活動に関連するSDGsの
ナ 持続可能な開発に向けて ターゲット目標を定め、
ビ 国際的に定められた17の目標と 定量/定性の両方の情報を
開示していく
リ 社会 Social それに付随する169のターゲット
テ
ィ コーポレートガバナンスコード コーポレートガバナンスコード
枠 ガバナンス Governance 金融庁と東証が定める の指針に則ったガバナンス情報
組 上場企業の企業統治の指針 の開示を行っていく
み
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社会的責任の取組みと企業価値向上 2
【目標】イノベーションの促進による技術発展、経済成長
【取組】これまで培ってきた自社の振動技術に関する知識・知見を軸に外
技術推進統括本部 部の企業や大学と積極的に技術連携、共同研究を実施し、イノ
ベーションの促進に取り組む。
【目標】廃棄物の発生を削減する
【取組】IMVクラウド(自己診断機能)の導入により、振動試験機の適切
DSS事業本部 な使用、管理、メンテナンスを促進し、予知保全的に廃棄物の削
減に努める。
【目標】クリーンエネルギーの利用促進と交通事故の抑制
【取組】自動車業界の製品開発、特にEV開発における試験を担うことで、
TSS事業本部 クリーンエネルギーの利用転換と自動車による交通事故の抑制に
取り組む。
【目標】災害に対する強靭性(レジリエンス)、適応力の強化
【取組】地震計の販売を通して地震災害時の迅速な被害把握、把握情報を
MES事業本部 もとにした適切な避難誘導など地震への対応力向上に資する。ま
た、ローコストモデルの開発により地震計へのアクセスを広げる。
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代表取締役社長 小嶋 淳平
○免責事項
本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的としておりません。投資に関する決定は、ご自身のご判断において行われるようお願いします。
本資料を作成するに当たっては正確性を期すために慎重に行っておりますが、完全性を保障するものではありません。本資料中の情報によって生じた障害や損害については、当社は一切責任を負いません。
本資料中の業績予想ならびに将来予測は、本資料作成時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、潜在的なリスクや不確実性が含まれています。そのため、事業環境の変化等の様々な要因により、実際の業績は言及または記述されて
いる将来見通しとは大きく異なる結果となることがあることをご承知おきください。