7747 アサヒインテック 2020-02-14 15:30:00
株式会社A-Tractionとの腹腔鏡手術支援ロボットに関する基本合意書の締結について [pdf]
2020 年2月 14 日
各 位
会 社 名 朝 日 イ ン テ ッ ク 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 宮田 昌彦
( 東証第一部・名証第一部 コード番号:7 7 4 7)
問 合 せ 先 取締役 管理本部長 伊藤 瑞穂
( TEL.0561-48-5551 )
株式会社 A-Traction との腹腔鏡手術支援ロボットに関する基本合意書の締結について
当社は、本日、株式会社A-Tractionが開発する腹腔鏡手術支援ロボットの薬事申請および交換部品の
受託製造を当社グループが行うことについて、株式会社A-Tractionと基本合意書を締結いたしましたの
で、下記のとおりお知らせいたします。
記
1. 基本合意の概要
当社グループは、これまで医療機器分野および産業機器分野で培った知見と加工技術を活用し、株式
会社 A-Traction が開発する、腹腔鏡手術に用いられる共同作業型手術支援ロボット(腹腔鏡手術支援ロ
ボット)の薬事申請および交換部品の受託製造を行うことについて、株式会社 A-Traction と基本合意書
を締結いたしましたのでお知らせ致します。
株式会社 A-Traction は、国立研究開発法人国立がん研究センターの認定ベンチャーで、臨床現場で生
まれたニーズを基に腹腔鏡手術支援ロボットの開発に取り組んでいます。また、当社は現在、株式会社
A-Traction の株式の約 15%を保有いたしております。
消化器腫瘍の外科手術は、手術器具や技術の進歩に伴い、開腹手術に比べて手術創が小さくなること
により、患者様の負担が軽く、入院期間の短縮化も図られる腹腔鏡による手術が普及しております。ま
た、近年では、人間の手の動きを正確に再現し、より精緻な手術を可能とする腹腔鏡手術支援ロボット
による執刀例が増加しております。 腹腔鏡手術支援ロボットとしては、米国 Intuitive Surgical 社の”da
Vinci”(ダヴィンチ)システムが世界的にシェアを獲得していますが、近年では国内外のロボットメー
カー各社による開発競争が激化している状況です。株式会社 A-Traction が手掛ける腹腔鏡手術支援ロボ
ットは、主に TaTME(注)に使用され、他のメーカー各社とは全く異なる独自のコンセプトで、術者の視
野確保や臓器の牽引・テンション維持など、術者をサポートする助手の機能に特化したロボットです。
本ロボットを用いて適切な視野展開の下で手術が行われることにより、腹腔鏡手術がより安全に行える
ことが期待されております。
当社グループは「患部・治療領域の拡大」 「新規事業の創出」を中長期戦略に掲げております。
株式会社 A-Traction との提携を通じて、幅広い分野での低侵襲治療製品の普及と患者様のQOL
(Quality of Life)向上の一助となる様、努めて参ります。
(注) TaTME(transanal total mesorectal excision:経肛門直腸間膜全切除術)とは、腹部側、肛門側
の双方からのアプローチにより直腸の腫瘍を切除する術式です。腹部側からのみでは難しい肛門周囲の
病変の切除を肛門側から行うことにより、腫瘍の位置や浸潤の度合いによっては肛門温存が可能となり、
患者様のQOL向上に貢献します。
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2. 株式会社 A-Traction の概要
社 名:株式会社 A-Traction
代 表 者:代表取締役社長 安藤 岳洋
所 在 地:千葉県柏市柏の葉 6-5-1 国立がん研究センター東病院
NEXT 医療機器開発センター 手術機器開発室 1
設 立 日:2015 年 8 月 7 日
資 本 金:976 百万円(資本剰余金を含む)
事業領域:腹腔鏡手術支援ロボットの開発
U R L :https://www. a-traction.co.jp /
3.業績に与える影響
2020 年 6 月期の業績に与える影響は軽微です。
以上
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