7747 アサヒインテック 2021-04-12 16:30:00
株式・持分投資及び設備投資案件に関する補足資料 [pdf]

株式・持分投資及び設備投資案件に
     関する補足資料


         2021年4月12日




   (証券コード:7747 東証一部、名証一部)
All Rights Reserved.Copyright © 2021 ASAHI INTECC CO.,LTD.                                                         1


                 事業領域の拡大
                    低侵襲治療製品を機軸とし、開発から製造・販売まで
                    トータルサポートできるグローバル医療機器企業へ
   ・戦略的提携に伴う株式又は
               持分取得(子会社化) 4社
    Kardia社 (イタリア直接販売化)                                                                     連結売上高
    Pathways社 (新技術の取得)       2021年4月開示
    Rev1社 (OEM事業の拡大)
                                                                                           1,000億円
    A-Traction社 (手術ロボットの開発) 2021年3月開示
                                                                                   連結売上高
   ・研究開発体制の拡充(新棟建設など)                                          2021年4月開示           800億円
                                                                                                      次世代スマート治療
                                                                        連結売上高                         (治療領域の拡大)
                                                                        500億円
                                                                                       次世代スマート治療      次世代スマート治療
                                                                                        (消化器領域)        (消化器領域)
                                                                           医療機器販売        医療機器販売         医療機器販売
                                                                         (国内・海外の推進)    (国内・海外の推進)     (国内・海外の推進)
                                                              医療機器販売       医療機器販売           医療機器販売     医療機器販売
                                                               (国内直販)      (国内直販)           (国内直販)     (国内直販)

                                    医療機器製造                    医療機器製造       医療機器製造           医療機器製造     医療機器製造

      産業機器製造                        産業機器製造                    産業機器製造       産業機器製造           産業機器製造     産業機器製造

        研究開発                           研究開発                    研究開発         研究開発            研究開発        研究開発

      産業機器部材                       医療機器完成品                   医療機器製造販売       グローバル          グローバルニッチ   次世代スマート治療
       メーカー                         メーカー                        企業         医療機器企業             No.1       の確立
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                 成長戦略の重点施策

                                        売上高1,000億円達成に向けた事業ポートフォリオの構築

                                                             グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大
                既存事業の収益力強化
                                                              PTCAガイドワイヤーNo.1メーカーの堅持と拡大
       1                                                      カテーテル分野(貫通カテーテル、バルーン、ガイディング)の
                 これまでの基本戦略の集大成
                                                               シェアアップ
                                                              直販体制に移行した米国市場での更なるシェアアップ
                                                              急速に拡大する中国市場での販売体制の強化推進
                                                              欧州・アジア地域の一部について直接販売化を推進
                                                              ペリフェラル領域、ニューロ領域の販売体制強化


                                                               グローバルニッチ市場における新規事業の創出
                         新規事業の創出
       2                将来に向けた種まき
                                                              先端技術の探究と自社技術との融合
                                                              消化器分野への進出
                         成長への投資                               ロボティクス分野への進出
                                                              その他のグローバルニッチ分野への進出
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              KARDIA社の持分取得について
                      欧州中近東市場の直接販売を推進
                                      イタリアの現販売代理店を連結子会社化することで、
                                         2021年7月よりイタリアの直接販売を開始

                                                                        直接販売体制

                         脳血管系製品  (2014年6月~)
  フランス                   末梢血管系製品 (2018年9月~)                             フランス支店
                         循環器系製品  (2019年7月~)

                                                                                             病院等
                         脳血管系製品                      (2016年2月~)   ASAHI INTECC EUROPE B.V.
                         循環器系製品                      (2021年1月~)
     ドイツ                 末梢血管系製品                     (2021年1月~)       ASAHI INTECC
                         腹部血管系製品                     (2021年1月~)     Deutschland GmbH


                         循環器系製品  (2021年7月~)
  イタリア                   末梢血管系製品 (2021年7月~)                           KARDIA S.R.L
                         脳血管系製品  (2021年7月~)



                                            欧州・中近東市場の約30%が直接販売化
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                 KARDIA社 会社概要

        社                         名           KARDIA S.R.L

                                              • 当社グループの循環器系・末梢血管系・脳血管系製品の販売代理店
                                              • 当社グループの製品以外においては、循環器系の心臓中隔欠損閉
        主な事業内容                                  鎖デバイス、僧帽弁クリップや脳血管系のステントレトリーバーなどを
                                                取り扱うなど、幅広いインターベンション製品のラインナップを販売
                                              • カテーテル手術室の立ち上げ受託

        設 立 年 月 日                             1993年7月20日
        所            在            地           MILANO(MI) VIA CORMONS 18 CAP 20151
                                              PORETTI EZIO, Chairman of the Board of Directors
        代            表            者
                                              LONGONI GIOVANNI, Managing Director
        資            本            金           100,000ユーロ(12百万円)
                                                                                    ※1ユーロ=129.15円にて換算

         イタリアは、欧州地域の中でも、CTO治療が活発であるなど、欧州市場における
          PCI治療のリーディング的役割を担う
         KARDIA社は、総合的にかつ長きにわたり医師などからの高い信頼を得ており、
          1996年より当社グループの販売代理店としてパートナーシップを築いている
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              KARDIA社の持分取得について
                    取得持分割合及び取得価額について

   <取得持分割合、取得価額及び取得前後の所有持分割合の状況>

    異動前の所有持分割合                                        0%


    取 得 持 分 割 合                                       70%

                                                      28,000千ユーロ(3,616百万円)
    取            得            価            額          今後一定の条件達成に応じたマイルストーンとして、2026年7 月まで
                                                      に最大12,000千ユーロ(1,550百万円)の支払いが発生する可能性が
                                                      あります

                                                      現在、監査法人と協議中であり、現時点では確定しておりませんが、
    の れ ん 等 の 金 額                                     のれん及びその他無形資産については、金額は25~27億円程度、償
                                                      却期間は5年程度を想定しております。

    異動後の所有持分割合                                        70%

                                                                             ※1ユーロ=129.15円にて換算
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              Pathways Medical社の株式取得について
                 既存事業の収益力強化+新規事業の創出

                                                                                   将来のフロンティア

                海
                外
                市
    市           場
    場
    の
    広                                                                                   消化器     ロボティクス
    が                                                                                   関連製品      分野
    り           国            新領域                                               新領域
                内        プラズマワイヤーシステム                                         脳動脈瘤・
                市                                                             ストローク用
                場                                                              治療製品


                                  循環器系                       末梢血管系    腹部血管系   脳血管系     消化器分野
                                                                                                先端技術
                                                                                                融合分野
                                                              血管系製品                    非血管系製品


                                                                患部・治療領域の広がり

                                                     既存事業の収益力強化                         新規事業の創出
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              Pathways Medical社の株式取得について
                 新規事業の対象領域


                                                              競合他社が
                                                             提供できる価値




                                            当社が提供
                                             できる価値        顧客が望んで
                                                    バリュー
                                            (他社技術の プロポジション いる価値
                                             活用含む)




     ①顧客が望んでいて、②競合他社が提供できず、③当社が提供できる、価値
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              Pathways Medical社の株式取得について
                 先端技術の探究と自社技術との融合
                                                             新たなテクノロジーとの融合
                                                                              新技術

                    多様な素材加工技術の蓄積
                                                                       エネルギー(電気、熱、力学)
                   高機能医療機器・医療部材の
                                                                              AI、IoT
                      ノウハウ・経験 等
                                                                             センサー技術
                  ~4つのコアテクノロジー~
              ・ トルク技術 ・ 樹脂コーティング技術                                         コーティング
              ・ 伸線技術 ・ ワイヤーフォーミング技術
                                                                        (生体親和性・親水性)
                                            +
                               レーザー加工技術                                      再生医療 等
                               金型射出成形技術




                                           技術的イノベーションによる新規事業の創出
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              Pathways Medical社の株式取得について
                 次世代スマート治療への取り組み
                 内科領域                                                      外科領域

                                                               新技術
                                                              センサー技術          コア技術
                  ガイドワイヤー技術                                   エネルギー技術       ワイヤーロープ・
                                                               AI IoT 5G    射出成型・金型


                                   スマートガイドワイヤー                             ハンドリスト・鉗子


                  新技術
                                                             ロボティックス技術




                          次世代スマート治療のロボティックス化を目指す
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              Pathways Medical社の株式取得について                                          内科領域

                ストローク・スマートガイドワイヤーの共同開発
                            フランスの医療機器企業であるSensome社と、
                          同社への投資契約ならびに同社との共同開発契約を締結

                                                             新たなテクノロジーとの融合



                                                                         センサー技術
                        ガイドワイヤー技術                                      脳梗塞に起因する血栓の
                                                                       性状や構成の識別が可能




                                 血管内治療に有益となる新たな
                             ストローク・スマートガイドワイヤーの共同開発
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              Pathways Medical社の株式取得について                                       内科領域

                 血栓性状の判別による最適デバイスの選択
                                      血栓判別センサーのワイヤーへの搭載




                                                             センサーワイヤーとタブレットはBluetooth
                                                             で交信、AIが「血液」「白色血栓」「混成血
                                                             栓」「赤色血栓」を判定し、分類表示する


 血栓の種類により、適切な治療が異なる
    赤色血栓は柔らかく、脆く、飛散しやすい
    白色血栓は硬く、粘着性があり回収困難

   事前に血栓の種類が分かれば                                                 WhiteClot
                                                                 Mixed Clot
                                                                 Red Clot
                                                                 White
   迅速で安全な治療が可能になる
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              Pathways Medical社の株式取得について                                               内科領域

                 ストローク・スマートガイドワイヤーの実現
     ガイドワイヤーの細く曲率を持った表面に、極薄膜の導電層を形成することで
      トルク性、剛性、強度などガイドワイヤーとしての基本性能の維持が可能

                                                             新たなテクノロジーとの融合
                                                                                Pathways
                                                                                     Medical


                  センサー                                         ガイドワイヤー       極薄膜導通体
                   技術                                            技術           形成技術

                                                                             100%連結子会社化




         センサー付きのガイドワイヤーやカテーテルの開発強化に繋がり、
            これまでに無い画期的な新製品への応用展開が可能
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              Pathways Medical社の株式取得について                                                   Pathways
                                                                                                Medical
                 技術の優位性
   極薄膜導通体形成技術                                                • ガイドワイヤーやカテーテルなど、細く曲率を持った表面に、非常に薄く、
                                                               均一な電気導通・絶縁膜を積層し、電気回路を自在に形成可能。
       Integrated Thin film conductor
                 technology                                  • 全ての電気的要素を厚みを抑えることが可能。

                  従来の電気配線技術                                           Pathways Medical社の表面薄膜配線技術
                                                                                 表面配線は、基本構造を変え
                                                                                 る必要がないことや極薄膜で
                                                                                 の配線を形成できることから、
                                                                                 ガイドワイヤーの基本性能が
                                                                                 維持可能




 通常のパイプの中に電線を通した構造
 では、ガイドワイヤーの基本性能が著し
 く低下する

              当社技術の強みであるトルク性(回転追従性)が、
      通常のガイドワイヤーと同程度を維持したスマートガイドワイヤーが実現できることで
                 競争優位性を保った製品化が可能
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              Pathways Medical社の株式取得について                                               内科領域

                 技術の融合により多様性が拡大

     センサー付きのガイドワイヤーやカテーテルなどの開発を強化し
            次世代スマート治療の実現を推進

                                                             新たなテクノロジーとの融合
                                                                                Pathways
                   新技術                                                               Medical

            センサー技術                                             ガイドワイヤー
                                                                             極薄膜導通体
             ●●技術                                               カテーテル
                                                                              形成技術
             ○○技術                                                 技術

                                                                             100%連結子会社化


                                次世代スマート治療のロボティックス化など
                                 新規領域ビジネスの実現及びその拡大
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                 Pathways Medical社 会社概要

            <会社概要>
                  社                      名            Pathways Medical Corporation
                                                      薄膜電気導通体技術を用いたセンサー付きガイドワイヤーの研究
                  主な事業内容
                                                      開発
                  設立年月日                               2020年3月11日
                                                      1013 Centre Road Suite 403S Wilmington, New Castle,
                  所          在           地
                                                      Delaware 19805, United States of America
                  代          表           者            Nitin Patil, Chief Executive Officer

                  資          本           金            12,501千米ドル(1,328百万円)
                                                                                             ※1米ドル=106.25円にて換算

            <会社の特徴>
             ガイドワイヤーなどの表面に極薄膜で電気的な配線を形成する技術、及びその配線と
              センサー類との接続に関する独自の技術を有している
             2019年にはセンサーを搭載したガイドワイヤーにおいて、FIM試験(first in man study:
              初回臨床試験)を完了しており、技術的フィジビリティが立証されている
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              Pathways Medical社の株式取得について
                    取得株式及び取得価額について

            <取得株式数、取得価額及び取得前後の所得株式の状況>
                                                             0株
              異動 前の 所 有 株式 数
                                                             (議決権の数: 0個)(議決権所有割合:0%)

               取       得        株       式        数
                                                             1,000,000株
                                                             (議決権の数: 1,000,000個)

                                                             一時金 23,000千米ドル(2,444百万円)
                                                             なお、今後一定の条件達成に応じたマイルストーンとして、2023年7
               取          得          価           額
                                                             月までに最大7,000千米ドル(744百万円)の支払いが発生する可能
                                                             性があります

                                                             現在、監査法人と協議中であり、現時点では確定しておりませんが、
               の れ ん 等 の 金 額                                 のれん及び特許権などについては、金額は19億円程度、償却期間
                                                             は10年程度を想定しております。

                                                             1,000,000株
               異動後の所有株式数
                                                             (議決権の数: 1,000,000個)(議決権所有割合:100.00%)

                                                                                   ※1米ドル=106.25円にて換算
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              Rev. 1 Engineering社の株式取得について
                   OEM事業の広がり
                                                                              事業拡大領域

           新                                     M&Aに伴う事業拡大①                              M&Aに伴う事業拡大②
           規                      Rev1社設計受託                                             当社グループ
 事         領                       • アブレーションカテーテル                                       製造拠点の活用により
 業         域
                                   • ドラッグデリバリーシステム など                                   製造受託が可能
 領
 域
 の         既
           存
 広         ビ
           ジ
 が         ネ
 り         ス

                     顧客要求               インプットまとめ            プロトタイプ   評価   設計検証   工程バリデーション   量産   改良

                                                             設計開発                                 量産

                                                                  M&Aに伴う事業拡大
   ① 特に最先端のカテーテルなど幅広いインターベンション製品の設計開発ノウハウを保
     持するRev. 1社の子会社化により、カテーテル類の開発強化に繋がる
   ② 当社グループ製造拠点の活用により、設計開発受託が主体であったRev. 1社の既存
     ビジネスについて、設計開発から製造に至るまでの受託が可能

                                      米国市場を中心としたOEMビジネスの拡大を見込む
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                 Rev. 1 Engineering社 会社概要

            <会社概要>
                 社                      名             Rev. 1 Engineering, Inc.

                 主な事業内容                               医療機器の設計開発受託

                 設立年月日                                2009年11月2日

                 所           在          地             41693 Date St, Murrieta, CA 92562, United States of America

                 代           表          者             Eric Johnson, Chief Executive Officer

                 資           本          金             459千米ドル(48百万円)
                                                                                              ※1米ドル=106.25円にて換算
            <会社の特徴>
                  元大手医療機器メーカー出身のエンジニアが設立した会社
                  米国市場において、様々な大手医療機器メーカーよりインターベンション製品の設計
                   開発から試作対応に至るまでの業務受託を行う
                  最先端のカテーテルなど幅広いインターベンション製品の設計開発ノウハウを保持し
                   ている
                  当社グループの米国R&D拠点と近隣であり、連携が取りやすい環境下である
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              Rev. 1 Engineering社の株式取得について
                  取得株式及び取得価額について

            <取得株式数、取得価額及び取得前後の所得株式の状況>

                                                             0株
                異動前の所有株式数
                                                             (議決権の数: 0個)(議決権所有割合:0%)

                                                             800,000株
                取       得        株       式        数
                                                             (議決権の数: 800,000個)


                取          得           価          額          27,446千米ドル(2,916百万円)

                                                             現在、監査法人と協議中であり、現時点では確定しておりませ
                のれん等の金額                                      んが、のれん等については、金額は24~26億円程度、償却期
                                                             間は5年程度を想定しております。

                                                             800,000株
                異動後の所有株式数
                                                             (議決権の数: 800,000個)(議決権所有割合:100.00%)

                                                                                    ※1米ドル=106.25円にて換算
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              A-Traction社の株式取得について
                 次世代スマート治療への取り組み
                 内科領域                                                      外科領域

                                                               新技術
                                                              センサー技術          コア技術
                  ガイドワイヤー技術                                   エネルギー技術       ワイヤーロープ・
                                                               AI IoT 5G    射出成型・金型


                                   スマートガイドワイヤー                             ハンドリスト・鉗子


                  新技術                                                         A-Traction社

                                                             ロボティックス技術




                          次世代スマート治療のロボティックス化を目指す
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              A-Traction社の株式取得について
                  腹腔鏡手術支援ロボット( A-Traction社のケース)
                                                             新たなテクノロジーとの融合


                    多様な素材加工技術の蓄積
                                                                            腹腔鏡手術支援ロボットの
                   高機能医療機器・医療部材の                                                 開発
                      ノウハウ・経験 等
                                                               100%連結子会社化


                           <背景>
   ・消化器腫瘍の外科手術は、患者様の負担が軽く、入院期間の短縮化も図られる腹腔鏡による手術が普及
   ・近年、人間の手の動きを正確に再現し、より精緻な手術が可能な腹腔鏡手術支援ロボットによる執刀例が増加



   TaTMEを中心に大腸や婦人科領域での手術において、術者の視野確保や臓器の牽引・
      テンション維持など、独自のコンセプトで、術者をサポートする助手の機能に特化


         幅広い分野での低侵襲治療製品の普及                                             患者様のQOL(Quality of Life)向上
  (注) TaTME(transanal total mesorectal excision)
     経肛門直腸間膜全切除術)とは、腹部側、肛門側の双方からのアプローチにより直腸の腫瘍を切除する術式。腹部側からのみでは難しい肛門周囲
     の病変の切除を肛門側から行うことにより、腫瘍の位置や浸潤の度合いによっては肛門温存が可能となり、患者様のQOL向上に貢献。
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                 株式会社A-Tractionの株式取得(子会社化)

                         株式会社A-Tractionの全株式取得による100%連結子会社化を決議

             <これまでの経緯>
                           日時                                           経緯
                 2019年4月26日                           株式会社A-TractionのC種株式3,500株を取得(約15%)
                                                      腹腔鏡手術支援ロボットの薬事申請及び交換部品の受託製造を
                 2020年2月14日
                                                      行うことに関する基本合意書を締結
                                                      株式会社A-Tractionの全株式を取得し、100%連結子会社化する
                 2021年3月11日
                                                      ことを決議・契約締結(株式譲渡実行日:2021年7月1日)

          <判断のポイント>
              腹腔鏡手術は従来の開腹手術と比較し、患者様の負担低減が可能。これは
               当社のミッションである低侵襲治療の普及貢献に合致すること
              A-Tractionの技術と当社の医療機器分野のノウハウが融合することにより、
               他診療領域(インターベーション含む)への画期的な医療ロボット実現の可能性
               を高められること
              2020年12月にキャダバー試験を実施し、ロボットの実用性の目途が確認でき
               たこと
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                 株式会社A-Traction 会社概要

            <会社概要>
                  社                       名             株式会社A-Traction (国立がん研究センター認定ベンチャー)
                  主な事業内容                                腹腔鏡手術支援ロボットの開発
                  設 立 年 月 日                             2015年8月7日
                                                        千葉県柏市柏の葉6-5-1 国立がん研究センター東病院
                  所           在           地
                                                        NEXT医療機器開発センター 手術機器開発室1
                  代           表           者             代表取締役社長 安藤 岳洋
                  資           本           金             976百万円(資本剰余金を含む)
                  従 業 員 数                               8名(役員除く)

            <会社の特徴>
                 ロボット開発・製造に係る各分野のエキスパート集団
                  年齢(20代~60代)、バックグラウンドも多岐に亘る
                 開発だけでなく製造まで一貫対応が可能
                 医療ベンチャーならではのスピード感
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              A-Traction社の株式取得について
                    取得株式及び取得価額について

      <取得株式数、取得価額及び取得前後の所得株式の状況>
                                                     3,500株
       異動前の所有株式数
                                                     (議決権の数: 3,500個)(議決権所有割合:14.94%)

                                                     20,330株 及び 新株予約権 1,030個
       取        得        株        式       数
                                                     (議決権の数: 20,330個)

                                                     一時金 2,680百万円
       取           得           価          額          今後一定の条件達成に応じたマイルストーンとして、2023年12月まで
                                                     に最大860百万円の支払いが発生する可能性があります

                                                     現在、監査法人と協議中であり、現時点では確定しておりませんが、
       のれん等の金額                                       のれん等については、金額は31億円程度、償却期間は10年程度を想
                                                     定しております。

                                                     23,830株
       異動後の所有株式数
                                                     (議決権の数: 23,830個)(議決権所有割合:100.00%)
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                 グローバル本社・R&Dセンター内の
                  新社屋(研究開発拠点の拡充など)の建設について
<新社屋建設の目的>
                                          持続可能な事業活動を実現するための就業環境整備
   研究開発型製造業のため、研究開発機能を中心にモノ・設備から離れて就業することは困難であり、出勤型の
    インフラを整える必要あり
   当社が構想する10年先までの成長に見合ったインフラを整える

                                                              研究開発環境の充実
   従来事業領域である血管系製品の開発に加え、消化器分野・ロボティクス分野(スマート治療含む)・脳血管系
    分野などの新事業領域における開発強化・加速に向けた研究開発環境の充実化を図る
                                                         BCP視点の緊急時生産機能の整備
   海外工場が過去に経験した生産停止や輸送困難などの教訓を生かし、当新社屋にクリーンルームを設置する
    などし、緊急時に生産の一部を担うことができる機能を整備
                                                             モノづくり精神の国内回帰
   国内エンジニアの海外量産工場への海外工場や赴任がコロナ禍では困難
   多品種に対応する試作ラインや少量生産が可能な設備を設け、海外の量産プロセスを疑似的に経験できる環
    境を整備し国内エンジニアの育成を推進

<新社屋の概要>
       愛知県瀬戸市暁町3-104他
  所在地                                                              延床面積     16,200㎡(約4,900坪)
       (当社 グローバル本社・R&Dセンター 内)
       構造               重量鉄骨造 地下1階、地上7階建                           投資金額     約 50億 円 (概算減価償却費2.5億円/年)
                                                                            2022年 1月 工事着工予定
    建築面積                2,800㎡(約850坪)                              建設の日程
                                                                            2023年11月 竣工予定
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                 大阪R&Dセンター土地取得・東北R&Dセンター新社屋建設


                     大阪R&Dセンター                                 東北R&Dセンター
                    【基盤技術開発拠点】                               【精密加工技術開発拠点】
              基盤技術研究の拡充を目的として、                               新研究開発棟を建設
               新棟建設を推進中                                       金型・射出成形技術の開発強化を
              賃借土地を取得し、研究開発体制の                                図る
               さらなる拡充を目指す




                                                  競争力の源泉である
                                               基盤技術及び精密加工技術の強化
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                 本資料における注記事項




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          実際の業績は、様々な重要な要素により、大きく異なる結果となりうることをご承知おき下さい。




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                                                             TEL 0561-56-1851 (Direct)
                                                             URL http://www. asahi-intecc.co.jp/