7746 J-岡本硝子 2021-02-12 15:00:00
2021年3月期業績予想並びに営業外収益及び特別損失の発生に関するお知らせ [pdf]

                                                                         2021 年 2 月 12 日
 各       位

                                             会 社 名     岡本硝子株式会社
                                             代表者名      代表取締役会長兼社長 岡本 毅
                                             (JASDAQ・コード 7746)
                                             問合せ先      IR 担当部長 風間 卓
                                             電     話   04-7137-3111


                         2021 年 3 月期業績予想並びに営業外収益
                          及び特別損失の発生に関するお知らせ


 当社は、最近の業績の動向等を踏まえ、2020 年 5 月 29 日に公表いたしました「2020 年 3 月期決算短信
[日本基準](連結)」で未定としておりました 2021 年 3 月期の業績予想につきまして、下記の通りお知らせ
いたします。
 また、2021 年 3 月期第 3 四半期連結累計期間において、営業外収益及び特別損失を計上いたしましたの
で、合わせてお知らせいたします。
                                            記

1. 2021 年3月期通期連結業績予想の修正
    (2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)
                                                           親会社株主に帰属する        1 株当たり
                            売上高        営業利益       経常利益
                                                               当期純利益         当期純利益
                              百万円       百万円        百万円                百万円           円 銭
前回発表予想           (A)
                              -         -          -              -             -
今 回 予 想          (B)         4,300      △590       △690               △870       △37.40
増    減    額 (B-A)             -         -          -              -
増    減    率     (%)           -         -          -              -
(ご参考)前期実績
                              5,488         36     △186               △190        △8.21
(2020 年 3 月期)
公表の理由
 2021 年 3 月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を合理的に予測する
ことが困難であるため、業績予想は「未定」としておりましたが、最近の業績動向や現時点で入手可能な情
報及び予測等に基づき、上記の通り公表いたします。
 2021 年 3 月期は、プロジェクター部品である当社グループ製の反射鏡及びフライアイレンズの需要が減
少しました。フラットパネルディスプレイの価格低下の影響に加えて、新型コロナウイルス感染拡大のなか
で、企業の休業、学校の休校、イベントの中止などもあり、プロジェクター市場が縮小したことによるもの
であります。
 2021 年 3 月期第 3 四半期連結累計期間において、販売が好調であった加飾蒸着は、第 4 四半期に入って
からは弱含みであります。With コロナの事業戦略として細菌・ウイルスの不活性化に対応した紫外線高反
射膜を販売し、5G で使われるミリ波帯に対応した LTCC 基板用ガラス材料を販売していますが、本格的な
普及は来期以降と予想しております。このため、反射鏡及びフライアイレンズの売上減少を加飾蒸着、フリ


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ットなどの新規事業の拡大では埋められず、前期と比較して、2021 年 3 月期の売上高は減少する見込みで
す。
 2020 年 7 月の希望退職による従業員の減少、以下の「2.営業外収益(助成金収入)の発生」にある雇用調
整助成金の受給、設備投資の抑制などにより固定費削減に努めましたが、前期と比較して、2021 年 3 月期
の営業利益及び経常利益は減益となる見込みです。
 以下の「3.特別損失(減損損失)の発生」にある通り、減損損失 130 百万円を計上しております。これら
により、2021 年 3 月期の親会社株主に帰属する当期純損失は 870 百万円となる見込みです。


2.営業外収益(助成金収入)の発生
 2020 年 11 月 13 日公表「営業外収益及び営業外費用の発生に関するお知らせ」の通り、2021 年 3 月期
第 2 四半期連結累計期間(2020 年 4 月 1 日~2020 年 9 月 30 日)において、雇用調整助成金等の助成金に
つき 35 百万円の営業外収益(助成金収入)を計上しております。加えて雇用調整助成金と新潟県柏崎市に
立地する新潟岡本硝子株式会社の原子力発電施設周辺地域立地給付金などにより 2020 年 10 月 1 日から
2020 年 12 月 31 日までの間に新たに助成金 31 百万円が発生し、合わせて当第3四半期連結累計期間の助
成金収入は 67 百万円となりました。


3.特別損失(減損損失)の発生
 プロジェクター市場縮小による反射鏡及びフライアイレンズの受注低迷を鑑みて、有形固定資産につい
て将来の回収可能性を検討した結果、回収可能額まで減損することとし、当第3四半期連結累計期間にお
いて減損損失 130 百万円を計上しました。
                                                             以上




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