（証券コード：７７４５ 東証１部）
2020年3月期第2四半期
決算説明会
2019年11月27日
X線検査機
AD-4991シリーズ
Contents
1. 2020年３月期第2四半期業績の総括
2. 2020年３月期下期重点施策と通期の
業績見通し
3. 成長戦略と中期経営計画
4. 参考資料
1
1. 2020年３月期第2四半期
業績の総括
2
2020年３月期第2四半期ハイライト
前年同期比増収、営業利益、経常利益は増益となるも、円高、景気後退に
よる在庫調整等で期初計画は未達
前期に連結子会社化した（株）ホロンの半導体機器関連の売上は上期を通
して貢献する一方、法人税の増加等により四半期純利益は減益
ＤＳＰシステムは、自動車メーカーの設備投資の見直しの影響等により、
連結では前年同期比マイナスで着地
※
家庭用血圧計は、ロシア、米国、カナダで引き続き売上が好調
※ＤＳＰシステム：計測・制御シミュレーションシステム
3
2020年３月期第2四半期業績の概況
■売上高、営業利益、経常利益の計画未達要因
為替相場が当初の予想よりも円高傾向で推移
米中貿易摩擦や日韓関係の悪化に伴って幅広い地域で需要が減退
大型案件の受注及び検収時期の期ずれ
■親会社株主に帰属する四半期純利益が計画を上回った要因
税金費用と非支配株主に帰属する四半期純利益が予想水準を下回る
(単位：百万円)
2019/3期 2020/3期 2020/3期
連 結 損 益 2Q累計(実績) 2Q累計(実績) 前年同期比 2Q累計(計画) 計画比
売 上 高 21,003 22,826 +8.7% 24,600 -7.2%
売 上 原 価 11,890 12,788 +7.6% 13,850 -7.7%
販 売 費 及 び
一 般 管 理 費 8,763 9,093 +3.8% 9,510 -4.4%
営 業 利 益 348 944 +170.7% 1,240 -23.8%
経 常 利 益 401 771 +92.0% 1,060 -27.3%
税 引 き 前
利 益 427 756 +77.0% 1,060 -28.6%
親会社株主に帰属する
四 半 期 純 利 益 305 182 -40.2% 80 +128.7%
１ 株 当 た り
四半期純利 益（ 円） 14.93 8.93 -40.2% 4.88 +83.0%
4
事業内容と2020年３月期第2四半期売上規模
医療・健康機器事業 計量・計測機器事業
健康機器 ６９億円 計測機器 １２億円
小型振動・騒音
引張・圧縮試験機 解析システム
家庭用血圧計 超音波温熱吸入器
計量機器 ８０億円
医療機器 １８億円 売上高
228億円
分析用電子天秤 ウェイトチェッカ
※ＤＳＰ＝
ＤＳＰ機器 ２１億円 高速演算処理装置
生態情報モニター 全自動血圧計
半導体関連 ２８億円
車載統合計測 リアルロード タイヤ転がり
システム(VMS) シミュレータ 抵抗試験機
電子銃・ビーム偏向回路
5
セグメント別業績の概要
(単位：百万円)
2019/3期 2020/3期 2020/3期
連 結 損 益 2Q累計(実績) 2Q累計(実績) 前年同期比 2Q累計(計画) 計画比
売 上 高 21,003 22,826 +8.7% 24,600 -7.2%
計測・計量機器 13,076 14,107 +7.9% 15,920 -11.4%
医療・健康機器 7,926 8,718 +10.0% 8,680 +0.4%
売 上 原 価 11,890 12,788 +7.6% 13,850 -7.7%
計測・計量機器 7,471 8,034 +7.5% 9,120 -11.9%
医療・健康機器 4,033 4,765 +18.2% 4,730 +0.7%
販 管 費 8,763 9,093 +3.8% 9,510 -4.4%
計測・計量機器 4,936 5,274 +6.9% 5,620 -6.1%
医療・健康機器 3,142 3,106 -1.2% 3,050 +1.8%
営 業 利 益 348 944 +170.7% 1,240 -23.8%
計測・計量機器 668 799 +19.5% 1,180 -32.2%
医療・健康機器 750 847 +12.9% 900 -5.8%
全 社 ／ 消 去 △1,070 △702 — △840 —
6
計測・計量機器事業 実績－１
売上高 営業利益
(単位：百万円) (単位：百万円)
１．半導体機器関連が売上の伸長を
14,107
牽引
13,076
799 ⇒売上高は前年同期比
＋7.9％ 668
＋19.5％
7.9％増
２. 売上の増加に伴い営業利益も
増加
⇒営業利益は前年同期比
19.5％増
2019年 2020年 2019年 2020年
3月期 3月期 3月期 3月期
2Q累計 2Q累計 2Q累計 2Q累計
7
計測・計量機器事業 実績－２
製品別売上高 (単位：百万円)
計測機器 前年同期にあった韓国での
試験機の特需が一段落した
ことから売上が減少
計量機器 国内は、インジケータ、天
秤を中心に堅調に推移
海外は、豪州において金属
検出機・ウェイトチェッカ
が前連結会計年度から引き
続き好調で現地通貨ベース
では売上を伸ばしたものの、
前年同期比で円高傾向で推
移したことから売上は減少
ＤＳＰ パワートレインベンチ等好
調な品目があった一方で全
般的に苦戦し、売上は減少
電子ﾋﾞｰﾑ 半導体関連の売上が大幅増
関連事業
2019年3月期 2020年3月期
2Q累計 2Q累計
8
医療・健康機器事業 実績－１
売上高 営業利益
(単位：百万円) (単位：百万円)
１．国内の医療機器は売上増加、
米州の医療機器は売上大幅増と
8,718
847 堅調に推移。健康機器は国内で
7,926
750 売上が減少した一方、海外では
＋10.0％ ＋12.9％ 売上増加
⇒売上高は前年同期比
10.0％増
２．売上の増加と原価率の改善、
および経費抑制により、営業利
益は大幅に増加
2019年 2020年
⇒営業利益は前年同期比
2019年 2020年
3月期
2Q累計
3月期
2Q累計
3月期
2Q累計
3月期
2Q累計 12.9％増
9
医療・健康機器事業 実績－２
製品別売上高 (単位：百万円)
医療機器 海外で全自動血圧計の売上
が好調
健康機器 海外でロシアおよび米国、
カナダを中心に売上は好調
に推移
2019年3月期 2020年3月期
2Q累計 2Q累計
10
四半期別売上高および営業利益の推移
売上高・営業利益とも着実に前年同期を上回り推移
単位：百万円
売上高
14, 519 14, 545
12, 795
12, 372 12,136
10,417 0, 511
1 11,561 10, 690
9, 50010,381 9,442
7, 944 8,671
1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
営業利益 単位：百万円
1, 680 1, 692
1, 247
865
710
630
518
382
277
204 79
-596 -203 -281
1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ 1Ｑ 2Ｑ 3Ｑ 4Ｑ
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
11
営業利益増減要因（前年同期比）
Ｍ＆Ａの効果により営業利益が前年同期比で大幅に増加
(単位：百万円)
＋702 △3 △7 △122 ＋595
売 ＋1 △70 ＋66 （＋170.7％）
Ｍ 上 人 ＋28
＆ 総 件 広 運 944
Ａ 利 費 告 送 製
益 宣 費 そ
に 増 研 品 の
よ 減 加 伝 減 究 保
少 費 少 他
る （ 開 証 減
増 研 増 発 関
加 少
加 究 費 連
開 増 費
発 加 減
費 少
348 を
除
く
）
2019年3月期2Q累計 2020年3月期2Q累計
営業利益 営業利益
12
財務分析（貸借対照表）
財務状況 負債・純資産・自己資本比率
2019/9末 ※( )内は2019/3期末比 (単位：百万円)
60,000 純資産 負債 自己資本比率 （％）
負 債 50,000 45.4
31,095百万円
40,000 40.4
（△1,795百万円） 32,890
資 産 31,095
35.4
30,000
48,942百万円 33.6 34.0
純資産 20,000 30.4
（△2,039百万円）
17,847百万円 10,000 25.4
（ △243百万円）
18,090 17,847
0 20.4
2019年3月期末 2019 年9月期末
（単位：百万円） 2019/3末 2019/9末
受取手形及び売掛金を中心とした流動資産の減少
流動資産 37,141 34,986
△2,155百万円
固定資産 13,840 13,956 有形固定資産の増加等による固定資産の増加
115百万円
資産合計 50,981 48,942
流動負債 26,794 24,113 支払手形及び買掛金や短期借入金の減少等による流動負
債の減少 △2,681百万円
固定負債 6,096 6,982 長期借入金やリース債務の増加等による固定負債の増加
885百万円
負債合計 32,890 31,095
純資産合計 18,090 17,847 為替換算調整勘定の減少等によるその他の包括利益累計
額の減少 △445百万円
13
2. 2020年３月期下期重点施策と
通期業績見通し
14
下期重点施策
ガバナンス強化による海外子会社の収益改善
開発効率を意識した研究開発費の抑制
グローバル調達によるコストダウンの推進
自動車業界およびタイヤ業界向けDSPシステムの受注活動強化
新製品の上市（新型上腕式ホースレス血圧計等）
上腕式ホースレス血圧計
15
2020年３月期通期業績見通し
第２四半期連結累計期間の実績と今後の為替相場や需要予測等、最新の見通しを
ふまえ、通期業績予想を修正
(単位：百万円)
2019/3期 2020/3期 2020/3期
連 結 損 益 (実績) 上期実績 下期予想 (修正後予想)
前期比
売 上 高 48,344 22,826 27,173 50,000 +3.4%
売 上 原 価 27,513 12,788 15,901 28,690 +4.3%
販 売 費 及 び
一 般 管 理 費 18,079 9,093 9,016 18,110 +0.2%
営 業 利 益 2,751 944 2,255 3,200 +16.3%
経 常 利 益 2,683 771 2,128 2,900 +8.1%
税 引 き 前
利 益 2,711 756 2,128 2,885 +6.4%
親会社株主に帰属す
る 当 期 純 利 益 1,900 182 1,537 1,720 -9.5%
１ 株 当 た り
利 益 （ 円 ） 92.74 8.93 75.02 83.95 -9.5%
1. 2020年3月期通期予想は、11月7日付の「2020年３月期 第２四半期連結累計期間の業績予想値と実績値の
差異及び 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」にて発表した予想
2. 想定為替レート：１ドル=108円、１ルーブル=1.7円
16
セグメント別通期業績見通し
(単位：百万円)
2019/3期 2020/3期 2020/3期
連 結 損 益 (実績) 上期実績 下期予想 (修正後予想)
前期比
売 上 高 48,344 22,826 27,173 50,000 +3.4%
計測・計量機器 29,896 14,107 17,092 31,200 +4.4%
医療・健康機器 18,448 8,718 10,081 18,800 +1.9%
売 上 原 価 27,513 12,788 15,901 28,690 +4.3%
計測・計量機器 17,222 8,034 9,915 17,950 +4.2%
医療・健康機器 10,034 4,765 5,974 10,740 +7.0%
販 管 費 18,079 9,093 9,016 18,110 +0.2%
計測・計量機器 10,181 5,274 5,165 10,440 +2.5%
医療・健康機器 6,447 3,106 3,063 6,170 -4.3%
営 業 利 益 2,751 944 2,255 3,200 +16.3%
計測・計量機器 2,491 799 2,010 2,810 +12.8%
医療・健康機器 1,965 847 1,042 1,890 -3.9%
全 社 ／ 消 去 △1,706 △702 △797 △1,500 —
17
ホロンの連結子会社化による通期業績への影響
(単位：百万円)
2019/3期 2020/3期
ホロン ホロン
ホロン ホロン 含まない 含む
ホロン含む ホロン含む
含まない 含まない 前期比 前期比
売 上 高 46,416 48,344 46,253 50,000 -0.4% +3.4%
営 業 利 益 2,309 2,751 2,079 3,200 -9.9% +16.3%
経 常 利 益 2,235 2,683 1,793 2,900 -19.8% +8.1%
当期純利益 1,745 1,900 1,335 1,720 -23.5% -9.5%
18
株主還元
2019年3月期は中間配当を２円上乗せし７円に増配、期末配当は3円
上乗せし10円に増配、年間配当は17円
2020年3月期の年間配当は3円増配の20円を予定
20
20 200
18 配当金(円) 17 180
16 一株当たり当期純利益(円) 160 一
株
14 140
12 12 12 12 当
配
12 120 た
当 り
金 10 9 100 当
(
円 期
8 7 7 7 80 純
)
利
6 60 益
(
4 40 円
)
2 20
0 0
11／3期 12／3期 13／3期 14／3期 15／3期 16／3期 17／3期 18／3期 19／3期 20／3期
（予想）
19
3. 成長戦略と中期経営計画
20
中期的課題と対策
課題 対策
AI、IoTへの対応推進による差別化（血圧計等の健
康機器、異物検出装置のネットワーク化等）
収益力強化
市場要求に対応した製品企画と開発期間の短縮
長期的メンテナンスサービスでの安心感の訴求に
よる顧客の囲い込み
グローバル調達活動の継続と横展開、製品の標準
化による徹底したコストダウン
生産性の向上 生産リードタイムの短縮と在庫の圧縮
製品と生産拠点の特性を見据えた最適配置
グローバル人材の確保
グローバルガバナンス
組織マネジメントの強化
の強化
21
中期経営計画 数値目標
(単位：百万円)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
60,200 5,300 5,030
56,400 3,500
50,000 4,250
3,980 2,800
3,200 2,900
1,720
2Ｑ
2Ｑ 2Ｑ 2Ｑ
2020年 2021年 2022年 2020年 2021年 2022年 2020年 2021年 2022年 2020年 2021年 2022年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
（業績予想） （目標） （目標） （業績予想） （目標） （目標） （業績予想） （目標） （目標） （業績予想） （目標） （目標）
2019年３月期 2020年３月期 2021年３月期 2022年３月期
（百万円）
実績 業績予想 目標 目標
売上高 48,344 50,000 56,400 60,200
営業利益 2,751 3,200 4,250 5,300
経常利益 2,683 2,900 3,980 5,030
親会社株主に帰属する当期純利益 1,900 1,720 2,800 3,500
売上高営業利益率（％） 5.7% 6.4% 7.5% 8.8%
※ 当社では経営環境の変化等に対応するため、毎年度中期経営計画を改訂するローリング方式を採用しております。
22
4. 参考資料
24
会社概要
Ａ(アナログ) Ｄ(デジタル)変換技術を根幹に
「はかる」を事業領域として
様々な分野の電子計測機器を提供します
会社名 株式会社エー・アンド・デイ
事業所 本社：東京都豊島区 / 開発・技術センター：埼玉県北本市
国内：関係会社・営業所・事業所 22拠点
海外：12か国15拠点
設 立 昭和52年 5月 6日
資本金 63億8,867万円(2019/9/30現在)
従業員 729名(連結 2,634名）(2019/9/30現在)
事業内容 電子計測器、電子計量機器、医療用電子機器、材料試験機
その他電子応用機器の研究開発、製造、販売
25
創業の経緯
１ 技術者が集まって立ち上げたベンチャー企業です
14名が集団でスピンアウト 自分達が持つ技術を最大
タケダ理研工業㈱
（現「アドバンテス 限生かし発展させ、産業
ト」世界的な半導体 社会に貢献する計測器の
試験装置メーカ） 創造を目指して創業
２ 社名の由来
当社の創業当時からの基幹技術
「重さ」や「音」と
いった「アナログ量」 変換 デジタル数値
アナログの デジタルの
「Ａ」 「Ｄ」
Ａ＆Ｄ 開発・技術センター
26
会社の沿革
1977年 ㈱エー・アンド・デイ設立
重量指示計のインジケータを開発し計量機器事業に参入
電電公社(現 ＮＴＴ)電気通信研究所より電子ビーム露光装置のビーム偏向
用「Ｄ/Ａ(デジタル／アナログ)変換器」を受注
1978年 超ＬＳＩ研究組合向けＤ/Ａ変換器を受注
1982年 研精工業㈱を子会社化、電子天びん事業に参入
北米・中南米の販売拠点として、米国にA&D ENGINEERING, INC.を設立
1983年 音・振動の波形を解析するＦＦＴアナライザ「ＡＤ－３５２１」を開発(１５
ｂｉｔ,１００ｋＨｚは当時世界最高性能)
1987年 ㈱タケダメディカル（1989年に合併）と一手販売契約を締結、医療・健康機
器事業に参入
1993年 ㈱オリエンテック（現 連結子会社）と業務提携、試験機事業に参入
2000年 計測・制御・シミュレーションシステム「ＡＤ－５４００シリーズ」を開発
2005年 MTS Systems Corporation社のPowertrain Technology部門を譲り受ける
2006年 東京証券取引所第一部上場
2013年 ウェイトチェッカ・金属検出機等の検査機器事業に参入
2015年 日本アビオニクス㈱より工業計測事業を譲り受ける
2018年 半導体測定・検査装置メーカーの㈱ホロンを連結子会社化
27
価値創造プロセス
環境変化 強み 事業領域 創出価値 社会価値
新
産 し
売上成長 業 い
グローバル化
アナログ技術※ 計測・計量 の 価
グローバル展開 発 値
デジタル化 過去最高益 展 の
少子高齢化
幅広い応用領域 と 創
健 出
医療・健康 康 を
な 支
生 援
活 し
に 、
貢
献
※アナログ技術＝アナログとデジタルの変換技術
28
グローバルの概要
国内 海外
当社営業所および事業所 １４箇所 製造関係会社 ３社
関係会社 ８社 製造兼販売関係会社 １社
販売関係会社 １０社
Ａ＆Ｄは開発および販売を中心に活動
駐在員事務所 １社
生産主体は国内外関係会社
海外販売は関係会社経由と直販を併用
29
事業内容①
計測機器事業
音や振動、あるいは厚みや強度、変位など、様々な現象・物理
量を計測し、解析するための計測機器を開発している事業です。
30
事業内容②
計量機器事業
対象物の質量（重さ）を測定するための計量機器を中心に開発し
ている事業です。
研究開発向けから生産、検査、学校向けまでの幅広い用途にお応
えしており、１㎍から数千ｔまで、高精度かつ正確に量ることがで
きる製品を揃えております。
熱中症計
31
事業内容③
ＤＳＰ機器事業 シミュレーション
ＤＳＰ（Digital Signal による車両設計検証
Processing）は、計測・制御・ MILS(Model in the Loop simulation)
シミュレーションを一体化した、 HILS(Hardware in the Loop simulation)
当社独自のテクノロジーです。 エンジン・駆動系
計測したデータを基に実際の動 ユニット試験
作を制御する技術に加え、これ テストベンチ
（Test Bench）
まで設計段階でコンピュータモ
デルを使い、次いで試作機で
台上走行試験
データを収集・分析するといっ
ＲＲ-ＣＤ
た過程を踏んでいたシミュレー （Real road-Chassis dynamo）
ションの作業を一度に行うこと
ができるため、開発期間の短縮 実車走行試験
やコスト削減に貢献します。 ＶＭＳ
（Vehicle Measurement System）
32
事業内容④
半導体関連事業
微細な半導体の回路を描画するための手段とし
て、主にマスク製造（半導体のネガの様なもの）
に電子ビームが利用されておりますが、当社は電
子ビーム露光装置に組み込む基幹ユニットを半導
体露光装置メーカーに提供しています。
当社が提供するビーム偏向回路は電子ビームの
照射方向を制御するもので、精度・速度ともに世
界最高水準です。
また、電子銃は電子ビームを発生させる設備で、
世界でもトップクラスの出力と安定稼働率を備え
ており、ナノスケールの観察測定が可能な電子顕
微鏡や、ナノスケールの加工に利用する電子ビー
ム微細加工装置などへ応用されています。
33
事業内容⑤
医療・健康機器事業
医療・介護施設から家庭用に至るまでさまざまな計測・計量機
器を開発する事業で、血圧計やベッドサイドモニターなどの医療
機器、産業用計量器で培われた技術を活かし医療・介護施設向け
に開発した車椅子用体重計やストレッチャー型体重計などのメ
ディカル計量器、家庭用の血圧計や体重計などの健康機器があり
ます。
医療機器 メディカル計量器 健康機器
全自動血圧計 セントラル ストレッチャー バリアフリー 上腕式ホース 通信機能付
モニター スケール スケール レス血圧計 体重計
34
ご注意
本資料に含まれる予想に関する記載は、現時点における情報に基づき判断したものであり、今後、
日本及び世界の経済動向、新たな技術開発の進展により変動することがあります。従って、当社と
しては、その正確性を保証するものではありません。