7743 シード 2019-06-26 16:00:00
中期経営計画(2021年3月期)の進捗状況と今後の重点課題更新のお知らせ [pdf]
2019 年6月 26 日
各 位
会社名 株式会社シード
代表者 代表取締役社長 浦壁 昌広
(コード番号 7743・東証一部)
問い合わせ先 取締役管理本部長 杉山 哲也
TEL 03-3813-1111(大代表)
中期経営計画(2021年3月期)の進捗状況と今後の重点課題更新のお知らせ
当社は、2018年6月1日付で開示いたしました3ヶ年中期計画につきまして、進捗状況と今後の重点課題
を更新いたしましたので、その概要をお知らせいたします。詳細につきましては別紙をご参照ください。
記
進捗状況と今後の重点課題更新の概要
当社は2018年6月に、中期経営計画『~61年目からの新たな挑戦~日本のシードから世界のSEEDへ』を発
表し、「より多くのお客様の『見える』をサポートする」ことを目標とし、 『Made in Nippon』と『Japan
Quality』のプライドを通じて安全で高品質な製品とサービスを提供することを追求することで、企業価値
の向上に努めてまいりました。
このような企業としての方針や取り組みに変更はございませんが、経営環境の変化や直近での販売の進
捗状況に応じて、売上計画、営業利益計画、重点課題などの見直しや更新を行いましたので、中期経営計
画の進捗状況とあわせてご報告いたします。
※本資料に記載されている、将来の業績に関する予想、計画、見通し等は、現在入手可能な情報及び当社
の計画・戦略等に基づいて作成したものです。
実際の業績は、市場の経済状況及び製品需要の変化、為替相場の変動、国内外の各種規制ならびに会計
基準・慣行等の変更により、記載の予想、計画、見通しとは大きく異なることがあることをご承知おき
下さい。
以 上
(別紙)
中期3ヶ年(2018年4月~2021年3月)
経営計画書
~61年目からの新たな挑戦~
進捗状況と今後の重点課題
2019年6月26日
証券コード
7743
Update
2
中期経営計画の進捗状況と今後の重点課題の更新について
当社は2018年6月に、中期経営計画『~61年目からの新たな挑戦~日本の
シードから世界のSEEDへ』を発表し、「より多くのお客様の『見える』をサポートする」
ことを目標とし、 『Made in Nippon』と『Japan Quality』のプライドを通じて安全
で高品質な製品とサービスを提供することを追求することで、企業価値の向上に努
めてまいりました。
このような企業としての方針や取り組みに変更はございませんが、経営環境の変化
や直近での販売の進捗状況に応じて、売上計画、営業利益計画、重点課題など
の見直しや更新を行いましたので、中期経営計画の進捗状況とあわせてご報告い
たします。
変更なし
3
中期経営ビジョン・目標 (2021年3月期)
~61年目からの新たな挑戦~
日本のシードから世界のSEEDへ
“より多くのお客様の『見える』をサポートする”
(中期計画の位置付け)
製造メーカーとしての生産規模の拡大と製品の多様化を実現し、
連結売上高400億円を目指す3年間と位置付ける
(シードの方向性)
“『Made in Nippon』と『Japan Quality』のプライドを通じて
安全で高品質な製品とサービスを提供することを追求”
日本国内での安定した成長と同時に積極果敢な世界展開を実現
積極的に研究開発費用を投下し、計画的かつ確実な研究成果(商品開発)を実現
省人化・自動化などの技術力の向上により規模の拡大多品種少量生産を実現
検査用・治療用・医療用等の新たな付加価値をコンタクトレンズに実現
ダイバシティーと多様な働き方を実現、CSR(企業の社会的責任)の充実
Update
4
コンタクトレンズ売上高と当社シェア(金額ベース)
シード 市場 シェア
2,500 国内市場規模
2,346
2,206 6.3%増加
2,135 2,152 20%
2,000
15%
1,500
当社シェア
10.4%
9.9% 0.1%Down 10.3%
8.6% 10%
1,000
5%
500 当社売上高
5.7%増加
184 213 229 242
0 0%
2015年 2016年 2017年 2018年
※メーカー出荷額ベース(日本コンタクトレンズ協会+シード調べ)
Update
5
安定した売上の確保による、確実な成長を目指す
売上計画(連結)
《売上高》
(億円)
400 2018.6.1発表数値
385
アップデート
実績
345
350
350
成長率
310 331
5.7%
300 成長率
278
12.5%
294
成長率
5.7%
250
2018/3期実績 2019/3期 2020/3期計画 2021/3期計画
中計初年度(2019年3月期)は、国内外において売上は伸長したものの、
新商品の売上不振が大きく影響し、計画未達となった。
流通チャネル多様化による分散の影響等を鑑み、2021年3月期の連結売上高を
350億円へ 修正(単体売上高は305億円へ修正)。
Update
6
売上高の修正に伴い、営業利益も修正
営業利益計画(連結)
《営業利益》
(億円)
40
2018.6.1発表数値
35.0
35 アップデート
実績
30 26.5
25 22.0
21.1
20 23.0
21.1 成長率
21.0 成長率
15 18.7 成長率 9.5%
▲11.3% 12.3%
10
5
0
2018/3期実績 2019/3期 2020/3期計画 2021/3期計画
中計初年度(2019年3月期)は、売上伸長率を販管費伸長率が上回ったため、
営業利益は計画未達となった。
売上計画の修正に伴い、2021年3月期の連結営業利益を23億円に修正
(単体営業利益は22億円に修正)。
Update
海外売上41億円→50億円 29
7
当初の中期計画3年目(2021年3月期)の目標である41億円を
2年目で達成の見込み ⇒ 更なる売上の成長を目指す
売上計画(海外)
《売上高》
(億円) 成長率
2018.6.1発表数値 50.0
百
50.0 14.9%
アップデート 43.5
実績
40.0 成長率
41.0
80.4%
30.0
成長率 24.1
50.6% 29.0
20.0
21.0
16.0
10.0
0.0
2018/3期実績 2019/3期 2020/3期計画 2021/3期計画
中国に最大の力点を置き、アジア地域におけるコンタクトレンズ市場の成長を補足する。
成熟したヨーロッパ市場におけるニーズを的確に把握し、多様な商品展開を行う。
CLPLを起点としたイギリス・アイルランドへの拡販を実施。
新規国・地域への出荷拡大(オーストラリア・東欧諸国・インド全土へ)。
管理体制 8
製造メーカーとしての規模の拡大(売上400億円)を目指し、
新たなステップへの挑戦!
コンプライアンス ガバナンス 組織 教育 財務 システム
① 日本国内での安定した成長と同時に積極果敢な世界展開を実現
② コンプライアンス、ガバナンス、CGコード体制の確実な履践
③ 各ステークホルダーへの責任を遂行(投資家、ユーザー、取引先、関係者)
④ 教育訓練、社員研修を充実させ組織力の向上と、社員の成長を実現
Update
⑤ 健全な財務体質の維持 円滑な資金調達の実施
→ 在庫の削減によりキャッシュを捻出
⑥ 適正なコストコントロールの実現(間接経費・物流コスト)
→ 経費管理の徹底と適正化
⑦ 業務効率を増進するシステムインフラの整備
⑧ ダイバーシティと多様な働き方を実現、CSR(企業の社会的責任)の充実
品質管理体制 9
ユーザー目線で最高の品質を追求し、安全をお届けすることを目指す
ユーザー 品質 法規 管理 教育
① 安全で高品質な製品とサービスをお届けする
② 健康被害防止のための品質管理と情報管理の徹底
③ 生産数量、製品、品種増加に対応した品質管理
④ 海外各地への出荷に対応した、品質管理仕組みづくりと社員教育
⑤ 第三者への製造委託品の品質確保と生産現場の管理
Update
⑥ *薬機法、ISO13485、MDRに対応した品質マネジメントシステムの構築
→国際的な薬事体制の高度化に対応する
*薬機法:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
ISO13485:医療機器の品質保証のための国際標準規格
MDR:Medical Device Regulation 欧州医療機器規則
商品・研究開発 10
成長戦略の糧として継続的に研究開発費を投下
計画的かつ確実な研究成果(商品開発)を実現!
外部連携 高機能 新素材 非コモディティ 医療用 検査用
① オープンイノベーションの推進(大学・研究機関との共同研究など)
② 臨床治験や臨床研究業務の国際化と学会との紐帯関係強化
③ 技術力の強化と次世代を担うスタッフの育成(海外・外部機関での研修など)
④ 価格競争に陥らない非コモディティ製品の開発(高機能・新素材レンズの開発)
⑤ 医療用、検査用、治療用コンタクトレンズの商業化
Update
⑥ シリコーンレンズを、2020年度中に国内承認予定
⑦ 新光学設計の遠近両用CL(EDOF)の発売と、サークルレンズの新色追加
販売戦略(国内) 11
中核ビジネスと位置づけているワンデーシリーズを主体とする営業
ワンデー 眼科 個別販促 学術 オルソ
① ブランドチェンジのために必須である市場の川上と言える眼科チャネルに最も注力、
新規・眼科・併設店を重視
② お取引様それぞれのニーズに沿った個別の販促施策ご提案
③ 新規のカラーレンズを眼科市場に投入し、処方に基づくカラーレンズ販売を実現
④ 学術営業体制の強化
Update (学会、医会、有力医師、研究者などとの協力関係を強化)
⑤ 東レ、ユニバーサル・ビューとの連携強化により、ブレスオーコレクトの販売強化
(2019年4月 共同事業化契約締結)
⑥ 消費の二極化(低価格帯・高価格帯)への対応
⑦ 多様化する流通チャネルへの対応強化
Update
国内3社間コラボレーション 12
東レ、UV、シードの3社でオルソケラトロジーレンズ分野での3社協
力体制を構築 オルソケラトロジーの ① 営業促進体制を強化
国内外における普及、
② 効果効能の改良に関する
拡販を進める 協力体制構築
③ 物流における効率化への協力
④ 販売体制、製品供給体制について
再構築
・改良・開発 ・開発補助
・QMS管理 ・販売 ・QMS管理
・情報収集
・開発補助
販売戦略(海外) 13
世界市場を見据えながら、グローバル意識の醸成と対応する人材育成と投入。
地域のローカルニーズに合わせた商品展開、スペック拡充を実現する。
ローカルニーズ スペック拡充 新規販売国 人材育成
① 既存取引国の取引拡大により、売上増加
・ 外部調達品を活用し海外向け新製品及び、商品アイテムの展開をスピーディーに
・ ドイツ物流センターの稼働により、欧州各国に機動的に対応
・ 積極的な薬事申請実施により販売可能アイテムの追加
② 新規の販売国を増やし、売上拡大
・ 認知度の高い学会、展示会などに積極的に参加し、新規顧客の獲得に繋げる
Update
③ 中国向け越境ECサイトを利用した販売
④ オルソケラトロジーの海外展開
その他の経営戦略(国内外) 14
環境変化に先駆けた経営戦略を策定、展開
ビジネスモデル M&A ギャップ&リスク 国内子会社
Update
① 国内外を問わず製造分野や販売分野のM&Aなどの可能性を検討
(特に医療用・検査用コンタクト分野、シリコーンなどの素材確保が重要、加えて
国内の同業他社の事業継承のタイミングを的確につかむ)
→海外子会社であるCLPL・ Wöhlkとのシナジー効果
② 既存全体戦略の見直しや、それぞれの戦略ギャップやリスクの検証も行う。
③ 国内子会社部門(小売)での経営改善と、連結業績への寄与を実現
→ケア・眼鏡は事業を適正化し、事業の集中を図る
④ 企業ブランド認知と地域との調和を意識したCSR(企業の社会的責任)
活動のさらなる展開
→サスティナブル社会に適合するため、環境リスクを最小化
Update
海外グループ会社のシナジー極大化 15
3社間で商品の相互供給や共同開発、クロスライセンス等を行い、
「効率的な製造・販売体制の構築」を推進
①技術コラボレーション・交換
3社のシナジー効果 新規レンズの共同開発
世界のSEEDへ 製品製造に関する技術交流
②CEマーク代表機能
シード製品の欧州代理人業務
③物流
欧州におけるシード製品の物流業務
④セールス&マーケティング
OEM製品をシードブランドで
アジア市場へ拡大
ドイツ
日本
・素材開発から ・特殊・カスタマイズ
量産化までの技術 レンズのデザイン力
・EU圏の ・イギリス圏の
営業・物流拠点 ・大量生産技術
・アジア圏での 営業拠点
営業拠点
成長戦略 16
Update
将来の成長戦略として直近3年間で30億円超をM&A(買収)・出資等
高機能 英 独 新素材
シナジー効果
全株式 株式の40%
を取得 特殊・カスタマイズ 素材開発から を取得
レンズデザインが 量産化までの
強み 技術
豪
日本のシードから世界のSEEDへ
拡張焦点深度型
(EDOF)を 株式の33.3%
共同開発 を保有
スイス 中国オルソ事業に
おける
東レ社とともに 同国企業と合弁
資本
参加 センサー内蔵医療用 オルソケラトロジー
スマートコンタクト レンズの
レンズの開発 普及・拡販
非コモディティ 医療用・検査用
今後も成長戦略上、必要なM&A(買収)・出資を随時検討・実施していく
サスティナビリティ 17
Update 循環型の事業経営を実現し、環境リスクをミニマイズし、
持続的な成長を可能とする
永続的な成長の実現 継続的な社会貢献 市場からの信頼の獲得
環境に配慮した
材料の調達 ・CO2排出量削減
当社での ・製品製造時の水道
材料調達 及び電力使用量削減
活動 ・製品包装資材の検討
・産業廃棄物の削減
・リサイクル材料の使用
BLUE SEED
PROJECT
消費者の使用
使用済みブリスター
回収によるリサイクル
CSR活動① 18
BLUE SEED PROJECT ~海に愛(Eye)を~
ブリスター回収によるリサイクル活動を始めます
◆プラスチック廃材のリサイクル
世界中で問題となっているプラスチック
ごみ問題。
なかでも海洋プラスチックごみは、生態
系に甚大な影響を与えており、今後ま
すます悪化していくとみられています
外食産業ではストロー廃止など動き始め
ている中、
プラスチック製品を使用している企業とし
ての責任から、持続可能な社会を目指
し発足したプロジェクトです。
シードは、国連の掲げる持続可能な開発目標
(SDGs)の17の目標のうち5つに貢献します
19
CSR活動② CSR活動③
複合型保育・児童施設 「ふくろうの森」 盲導犬育成・視覚障がい者支援事業
第12回キッズデザイン賞の 2018年7月 贈呈式の様子
子どもたちを産み育てやすいデザイン部門で
キッズデザイン賞を受賞しました 寄付金額:12,000,000円
鴻巣研究所隣接地に、認可保育園、企業主導 “あなたの見えるが、誰かの「見える」に”
型保育園、放課後児童クラブを併せ持った保育
児童施設を2018年4月に開園 視覚障がい者の自立に繋がる支援を行う
「Pureな愛(eye)をありがとうプロジェクト」を展開
保育園設置による社会貢献 コンタクトレンズ“ピュアシリーズ”の売上の一部を公益財
●地域との関係強化 団法人アイメイト協会をはじめ、視覚障がい者の“見え
●待機児童解消や少子化対策 る”をサポートしている団体へ寄付を行うことで、視覚障
●男女共同参画社会への対応 がい者の社会的自立に関する関心や理解を高めること
を目指す
*「社会福祉法人おひさま会」に運営を依頼 公式ブログはこちら http://www.seed.co.jp/blog/eyemate/
株主還元策について 20
株主の皆様に安定的かつ適切な配当継続を実施
(百万円) Update
3,000 40.00%
純利益 配当性向
35.00%
31.20%
30.00%
2,000
25.00%
19.15%
20.00%
15.00%
1,000 1,198
963 10.00%
配当金 配当金 配当金 安定的な 5.00%
9.1円 12円 12円 配当を実現
0 0.00%
2018/3実績 2019/3 2020/3計画 2021/3計画
2020年3月期は12.0円の配当金を予定
※当社は、2018年7月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。
2017年3月期の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して、1株当たりの配当金を算出しております。
シードグループ 21
Update
国内連結子会社
株式会社シードアイサービス 株式会社アイスペース
株式会社タワービジョン * 株式会社ユニバーサルビュー
*持分法適用関連会社
海外子会社
*実瞳商易有限公司(中華人民共和国) * Wöhlk Contactlinsen GmbH
(ドイツ)
*SEED CONTACTLENS ASIA PTE.LTD. * SEED Contact Lens Europe GmbH
(シンガポール共和国) (ドイツ)
*台灣實瞳股份有限公司(台湾) SEED CONTACT LENS(M)SDN.BHD
(マレーシア)
*Contact Lens Precision Laboratories Ltd SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD
(イギリス) (オーストラリア)
* Ultravision international Ltd. SEED Contact Lens Europe S.A.
(イギリス) (ベルギー)
* SEED INTERNATIONAL LTD. SEED CONTACT LENS VIET NAM CO, LTD.
*:連結子会社 (イギリス) (ベトナム)
*:連結子会社
本資料に記載されている、将来の業績に関する予想、計画、見通し等は、現在入手可能な情報
及び当社の計画・戦略等に基づいて作成したものです。
実際の業績は、市場の経済状況及び製品需要の変化、為替相場の変動、国内外の各種規制
ならびに会計基準・慣行等の変更により、記載の予想、計画、見通しとは大きく異なることがあることを
ご承知おき下さい。
また、本資料の予想や目標数値等に全面的に依存しての投資判断により生じ得るいかなる損失に
関しましても、当社は責任を負いません。
本資料に関するお問い合わせ
株式会社シード 経営企画部
TEL 03-3813-1650
又はホームページお問い合わせフォーム
http://www.seed.co.jp/contact/