7743 シード 2021-11-19 15:30:00
2022年3月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2022年3月期第2四半期
連結決算説明会
2021年11月19日
証券コード
7743
目次
1. 2022年3月期第2四半期 決算概要
2. 新中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
3. プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
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目次
1. 2022年3月期第2四半期 決算概要
2. 新中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
3. プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
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国内・海外の市場状況
・夏の行楽シーズンに新型コロナウイルス感染症の拡大がピークを迎え、厳しい状況が継続
国内 ・ワクチン接種の促進等、感染拡大の抑制に向けた政策の効果により、消費者の購入活動
については着実に回復の兆しを見せる
・欧州諸国・東南アジア諸国・インド・オーストラリア等では依然新型コロナウイルスの影響に
海外 より、経済活動の制約が継続
・中国においてはいち早く回復と成長を示しており、今後安定的な伸長を期待
環境変化に適応した対応の強化
他県を跨る移動等が制限される中、WEB等を併用した営業活動を展開
SNSや雑誌タイアップを通じた広告宣伝を行う等、消費者への直接の需要喚起を実施
遠近両用コンタクトレンズやオルソケラトロジーレンズ等の成長性のある高付加価値商品の拡販に注力
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2022年3月期第2四半期連結決算ハイライト
連結 [百万円] 前期比較 2022/3期
2020/3期 2Q 2021/3期 2Q 2022/3期 2Q 進捗率
百万円未満切捨て
増減額 増減率 通期見通し
14,024 +580 +4.3% 29,500 48%
売上高 16,761 13,444 ※ ※
14,393 +949 +7.1% 30,210 48%
営業利益 1,285 534 752 +217 +40.6% 1,250 60%
(営業利益率) 7.7% 4.0% 5.3% - +1.4% 4.2% -
経常利益 1,230 490 713 +222 +45.3% 1,150 62%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 568 194 271 +77 +40.0% 600 45%
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前とした場合
売上高 ・ワンデーピュアの近視・遠視用、遠近両用レンズをドライバーとし、国内外ともに増収
・依然新型コロナウイルスの影響が残り、2020/3期の水準には届かず
営業利益 ・売上高の増加に加え、販売費及び一般管理費が抑制されたことにより増益
通期見通し ・通期見通しに対し、売上高等の進捗率は50%を割ったが、下期に挽回予定
・10月14日にHOYA社との間で、当社の子会社が運営する小売3店舗についての事業譲渡
契約を締結。特別利益として計上予定
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事業別売上高
連結 コンタクトレンズ ケア用品 眼鏡 その他
※コンタクトレンズ:光学器械含む その他:眼内レンズなど 新型コロナウイルス感染症の影響により市場の低迷
[百万円] 18,000
百万円未満切捨て 16,761
100 使い捨てタイプへのシフトによるケア用品市場縮小
391
16,000 338
△43.6% 14,024
13,444 △60.7% 44 コンタクトレンズ需要は順調に回復基調
14,000 78 89
229 △0.4%
261 売上高カテゴリー比率 売上高1dayカテゴリー比率
263
2% 1%
5%
12,000
23%
10%
+5.9%
10,000
14% 59%
8,000 15,930
82%
13,628 5%
12,873
6,000 1day 2week 近視・遠視用 遠近
コンベンショナルレンズ オルソ
乱視 サークル・カラー
その他
4,000
カテゴリー別対前期増減比率(単体卸売ベース)
ワンデーピュア 13.9%増 2ウィークピュア 7.1%増
2,000 ワンデーファイン 5.5%減 サークル・カラー 3.5%増
オルソケラトロジー 62.1%増 遠近両用 13.4%増
※ワンデーファイン以外はシリーズ合計
※遠近両用は使い捨てとコンベンショナル合計(東レ製品は除く)
0
2020/3期 2Q 2021/3期 2Q 2022/3期 2Q ※2021年3月期以前については、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前の数値
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オルソケラトロジーレンズ
[百万円]
百万円未満切捨て
当社ブレスオーコレクト売上
500
400
・5月20日付で(株)ユニバーサルビュー(以下UV社)の株式を既存株主から購入。 414 +62.1%
持ち株比率100%となり連結子会社になり、将来的には合併も展望。 300
・UV社がレンズデザインを所有する「ブレスオーコレクト」の製造・素材提供を東レ社が 200 321
行い、シードが販売を行う。 2Q 308
190
100 202
・オルソケラトロジーレンズを中心に、当社グループの横浜近視予防研究所が展開する
「近視進行チェック」や「近視遺伝子チェック」と合わせてトータルで近視のサポートを行う。 0
19/3期 20/3期 21/3期 22/3期2Q
オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジーレンズの国内外での販売
オルソケラトロジーとは、近視及び近視性乱視の方が寝る時にレンズを装用すること
日本国内、東南アジアにてUV社製品を販売中
で、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視力を改善させる治療法。
中国:中国の合弁会社の製品を2023年中に別途販売予定
欧州:Wöhlk社製品を欧州にて別途販売中
変化した角膜形状は一定時間維持され、その間の裸眼視力は改善される。
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コンタクトレンズ事業売上高 四半期推移
連結 ※卸売りベース
1Q 2Q 3Q 4Q 消費税増税前の
[百万円]
駆け込み需要
百万円未満切捨て
8,674
8,000
7,007 6,995 7,456
6,569
5,908
4,000
0
※
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2Q
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前とした場合
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販管費の状況
3500
連結 [百万円]
百万円未満切捨て その他 物流関連費 研究開発費 広告宣伝費 人件費
3000 746
757 790
708 680
2500 669 600 604 668
611
536
2000 526 560 529 514
576 531 538 497
450 491
1500 441 507 364 355 354
425 344 340 444
646
446 367 490 433 502 477
1000 373 421 414
500 901 956 907
861 867 832 858 870 841 845
0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q※ 2Q※
2020/3期 2021/3期 2022/3期
●人件費 :社員数増加に伴い、前年同期比では増加 ●広告宣伝費:売上高向上のための各種施策実施により前年同期比で増加
●研究開発費:新商品開発を計画通りに実施。委託研究費等繰り上げ ●物流関連費:海外出荷数の減少に伴い、前年同期比では減少
●その他 :旅費交通費、新商品のトライアルレンズ費用、減価償却費など
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前とした場合
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財務状況推移
連結 2021/3期 2022/3期 2Q
前期比較
金額 構成比 金額 構成比
[百万円]
百万円未満切捨て 資産の部計 41,261 100.0 41,500 100.0 +239
流動資産 17,106 41.5 17,219 41.5 +113
安定供給のため、
内 現預金 3,955 9.6 4,523 10.9 +568 製品在庫の増加
商品及び製品 5,772 14.0 6,259 15.1 +487
貸倒引当金 △103 - △138 - △35
固定資産 24,155 58.5 24,281 58.5 +126
ユニバーサルビューの子会
内 有形固定資産 20,588 49.9 20,266 48.8 △322 社化により、のれん増加
無形固定資産 1,045 2.5 1,823 4.4 +778
負債の部計 29,606 71.7 29,769 71.7 +163
流動負債 16,904 41.0 17,480 42.1 +576
内 短期借入金 12,048 29.2 12,293 29.6 +245 ・短期借入金増加
・製造エリア拡大工事に
短期リース債務 1,271 3.1 1,219 2.9 △52
伴い支払債務増加
固定負債 12,702 30.8 12,289 29.6 △413
内 長期借入金 7,159 17.4 6,717 16.2 △442
長期リース債務 2,378 5.8 2,297 5.5 △81
純資産の部計 11,654 28.2 11,730 28.3 +76
負債・純資産計 41,261 100.0 41,500 100.0 +239
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キャッシュ・フロー|主要項目
連結
2021/3期 上期 2022/3期 上期 前期比較
[百万円]
百万円未満切捨て 営業活動によるC・F 307 2,432 +2,125
内 税金等調整前四半期純利益 414 658 +244
減価償却費 1,279 1,342 +63 在庫の適正化
棚卸資産の増減額(△は増加) △1,234 △427 +807
仕入債務の増減額(△は減少) 198 445 +247
投資活動によるC・F △1,638 △703 +935 ユニバーサルビューの株式取得
内 連結の範囲の変更を伴う
ー △410 △410
子会社株式の取得による支出
有形固定資産取得 △1,611 △692 +919
無形固定資産の取得 △4 △8 △4
製造エリア拡大工事等により
財務活動によるC・F 1,929 △1,125 △3,054 有形固定資産の取得
内 短期借入金の純増減額 △1,693 100 +1,793
長期借入金の借入 5,650 542 △5,108
長期借入金の返済 △1,186 △1,001 +185
リース債務の返済による支出 △479 △487 △8
現金及び現金同等物 四半期末残高 4,251 4,513 +262
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キャッシュ・フロー|関連指標推移
連結 [百万円]百万円未満切捨て
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2021/3期 2Q 2022/3期 2Q
EBITDA 3,406 4,422 4,415 4,621 4,218 1,913 2,216
EBITDAマージン 13.9% 15.9% 15.0% 14.5% 14.7% 14.2% 15.8%
EBITDA÷売上高
※2021年3月期以前については、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前の数値
[百万円]
24,000
EBITDA NET債務総額
20,000
16,000
12,000
8,000
4,000
0
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期2Q
※EBITDA=経常利益+減価償却費+のれん償却+支払利息
※NET債務総額=有利子負債+リース債務-現預金
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財務・株価指標|推移
連結
◆借入金の推移
[百万円]
借入金残高 借入依存度
25,000 47.1% 50.0%
45.6% 46.6% 45.8%
20,000 45.0%
40.5%
15,000 40.0%
36.5%
10,000 35.0%
5,000 30.0%
0 25.0%
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2Q
※借入依存度=借入金残高/総資産
◆自己資本比率 ◆自己資本当期純利益率(ROE)
50.0% 20.0%
40.0% 12.6%
27.9% 27.8% 15.0%
29.0% 26.8% 25.5% 10.3% 10.2%
30.0% 9.3%
10.0%
20.0%
2.4%
10.0% 5.0%
0.0% 0.0%
18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期2Q 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
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国際展開
Made in Nippon/Japan Qualityを世界へ
アジア地域、ヨーロッパ地域を中心に 40以上の国と地域 に展開中
既存取引国では、地域の特徴に即した展開を図りながら、未進出国へ積極的にアプローチを進めていきます
(億円)
海外売上高推移
50
海外売上高構成比(2022/3期 2Q)
43.7 中国 シンガポール 台湾 英国 欧州 その他現地法人 現地法人以外
40 38.1 0.6%
36.4
5.8%
30
24.1 32.6%
20
16.0
11.6 2Q 43.2%
19.0
10 8.5
2Q
3.9 16.3
4.0%
0 10.9% 2.9%
15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期
※現地法人売上+当社から現地代理店への卸売合計
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トピックス|新商品
2021年7月7日 新発売
“ふんわりニュアンス” 2色を追加
2012年7月より展開している「シード Eye coffret 1day UV M」。“バレずに・とにかく自然に瞳を大きく見せたい”という
近年のサークルレンズへのニーズの変化に対応し、グレーカラーの「Sheer make」・ブラウンカラーの「Sweetie make」を追加。
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トピックス|サステナビリティ・ESG
保育・児童施設 「ふくろうの森」 が第 12 回 彩の国みどりの優秀プラン賞受賞
シード鴻巣研究所隣接地に設置している認可保育園・企業
主導型保育園・放課後児童クラブを併せ持った複合型の保
育・児童施設「ふくろうの森」に係る緑化計画の、緑地設計や
維持管理状況等が優良であると認められ、第 12 回彩の国
みどりの優秀プラン賞を受賞
木で作られた表彰状
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トピックス|廃プラスチック問題への対応
プラスチックを主要材料とするコンタクトレンズを製造している責任として、製造過程において排出されるプラスチックや
お客様の手に渡った後のプラスチックケースのリサイクルに取り組んでいます。
産業廃棄物を有価物として再資源化 BLUE SEED PROJECT ~海に愛(Eye)を~
プラスチック混合物の再資源化フロー構築 プラスチックケースのリサイクル
シード鴻巣研究所のコンタクトレンズ製造工程で産業廃棄物として プラスチック製品を製造している企業としての責任から、
処理していたプラスチック混合物有価物として再資源化するフローをリ 持続可能な社会を目指し発足したプロジェクトです。
サイクル業者と共同で2021 年 4 月に構築いたしました。
2019年7月~2021年11月までに
2,194kgのブリスターを回収し、リサイクル事業者へ提供
プラスチック高度リサイクル・システム 「ドックス」 眼科・販売店179店舗(子会社含む)、8企業※に回収箱設置のご協力をい
ただいており、順次拡大しております。 ※2021年11月現在
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1. 2022年3月期第2四半期 決算概要
2. 新中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
3. プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書
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5. 参考資料
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新中期経営計画 (2021年4月~2024年月3月)
~「見える」に新たな価値を~
最先端の技術を活用し、高機能・高付加価値の
コンタクトレンズを開発し、市場に新しい価値を提供していく
(中期計画の位置付け)
効率的な生産の実現と更なる品質の向上
非価格競争力のある商品の開発
連結売上高400億円への足場を固める
(シードの主要施策)
“『Made in Nippon』と『Japan Quality』のプライドを通じて
安全で高品質な製品とサービスを提供することを追求”
日本国内での安定した成長と同時に、積極果敢な世界展開を実現
積極的に研究開発費用を投下し、計画的かつ確実な研究成果(商品開発)を実現
省人化・自動化などの技術力の向上により、規模の拡大と多品種少量生産を実現
検査用・治療用・医療用等の新たな付加価値をコンタクトレンズで実現
ダイバシティーとインクルージョンの推進及びカーボンニュートラルへの取り組みを実施
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新中期経営計画|国内コンタクトレンズ売上高と当社シェア(金額ベース)
(億円)
3000
シード 市場 シェア
2,500
2500 2,362
2,328 20%
2,239
2,181 2,167
2000
15%
1500 10.8% 11.0%
10.0% 9.9% 10.4%
9.8%
10%
1000
5%
500
242 255 235 260 287 309
0 0%
2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
※メーカー出荷額ベース(日本コンタクトレンズ協会+シード調べ)
●キャッシュフローの源泉は依然国内コンタクトレンズ市場における営業活動が中心であり、新商品の投入・既存商品の
ブラッシュアップを通じて、シードブランドの向上と新しいシードユーザーの獲得を全社で遂行する。
●主力である1dayPureシリーズの乱視・遠近等特殊機能レンズ売上を40%まで引き上げる。
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新中期経営計画 |財務目標
(億円) 売上高 (億円) 営業利益
単体 連結 単体 連結
360 21.7 21.2
317 326 330
277 286 295 300 17.4 17.3 17.7
255 266 15.7 16.0
11.9 12.6 13.1
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
EBITDA ROE
(億円) (億円) (%)
EBITDA EBITDAマージン 親会社に帰属する当期純利益 ROE
60 53 15 10.2 12
46 9.3
42 43 44
16%
40 10 8
5.3 5.6
20 14% 5 2.4 4
0 12% 0 0
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期
2024年3月期は連結売上高 360億円とし、連結売上高 400億円への足場を固める
利益構造の改善を継続し、営業利益ベースでの増益を継続する
キャッシュ創出力を強化し、EBITDA 50億円を達成する
利益効率を高め、ROE 10%を目指す ※2022年3月期より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用
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新中期経営計画 |財務目標達成にむけた成長戦略
【企業価値を高め、継続的な成長を実現】
●財務健全性を堅持しつつ資産効率を高める
●プライム市場へ移行し、上場維持基準への適合を達成する
●創業65周年の節目を迎え、当社の存在意義を発信する
【企業価値を高め、継続的な成長を実現】するための4本の柱
Ⅰ市場競争力の強化・ 収益力の強化 Ⅱ 信頼されるモノづくり
・国産のシリコーン素材のコンタクトレンズ ・鴻巣研究所の生産力・品質の強化
「1daySilfa」の国内販売開始 ・「品質優先(Japan Quality)」
・オルソケラトロジー・遠近両用CLの販売拡大 お客様が安心して使える商品を提供
・海外事業の収益力向上 ・適切なサプライチェーン構築と生産体制の複合化
・原価低減による利益率向上
企業価値
向上
Ⅲ SDGsの推進 Ⅳ 安定した株主還元
・環境保全への取組~循環型事業経営の実現~ ・適切な配当施策
・ダイバーシティ&インクルージョン推進 ・時代の要請に合った株主優待制
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新中期経営計画|国際展開
前提
●日本市場において、若年層のユーザー増加や、遠近両用レンズやオルソケラトロジーレンズ等の高付加価値
商品の成長性は期待されるものの、少子高齢化によるユーザー減少は脅威
●人口の多い中国では、市場規模のさらなる拡大が期待される
●欧州・東南アジア諸国のコンタクトレンズ市場は、使い捨てコンタクトレンズ成長の余地あり
前・中期経営計画(2018年4月1日~2021年3月31日)
●「日本のシードから世界のSEEDへ」を掲げ、面の拡大のため、40以上の国と地域に展開
●欧州・英国での競争力強化のため、2018年以降M&Aを実施(イギリス CLPL社、ドイツ Wöhlk社)
●アジアでのブランド浸透・シェア拡大のため、現地法人の設立や代理店との契約を推進
新・中期経営計画(2021年4月1日~2024年3月31日)
●海外子会社の収益力向上(売上規模拡大とオペレーションの合理化による現法黒字化)
●東南アジアの一部、インド、旧東欧地域に合わせたエントリーモデルを投入し、シェアを拡大
●シード、CLPL社、Wöhlk社との間で1か月交換レンズを中心としたクロスセルの推進
●中国の旗艦店、越境ECを有効活用し、コロナ禍での消費需要をキャッチ
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プライム市場上場維持基準の適合結果および計画期間
上場維持基準の適合状況
上場維持基準 東証からの
判定
(プライム市場) 一次判定結果
株主数 800人以上 17,146人 ○
流通株式数 20,000単位以上 104,318単位 ○
流通株式
100億円以上 81.4億円 ✖
時価総額
1日平均
0.2億円以上 0.45億円 ○
売買代金
流通株式比率 35%以上 41.6% ○
当社の移行基準日(2021年6月30日)におけるプライム市場の上場維持基準への
適合状況は、「流通株式時価総額」については基準を満たしておりません。
計画期間
『中期3ヶ年(2021年4月~2024年3月)経営計画書~「見える」に新たな価値を~』の最終年
度となる「2024年3月期末」までに、「プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書」に記載す
る各種取組を進めてまいります。
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上場維持基準の適合に向けた基本方針
「中期3ヶ年(2021年4月~2024年3月)経営計画書~「見える」に新たな
価値を~」に基づき、市場競争力の強化・収益力の強化を進めるとともに、信頼
されるモノづくり、SDGsの推進、株主還元施策に取り組むことで「流通株式時価
総額の向上」を図ります。
また、株主への適切な情報発信と透明性の確保に努め、当社の持続的成長と
利益水準の改善による中長期的な企業価値の向上を図ることで、プライム市場
の上場維持基準への適合を目指してまいります。
【今後のプライム市場上場維持対策】
株価上昇による流通株式時価総額の向上
シードが目指す株価水準:1,100円
※東証1次判定結果に基づく、流通株式時価総額100億円に必要な株価水準:958円
★株式のボラティリティーを考慮し、東証一次判定結果に基づく目標株価よりも、15%程度高い
水準をシードが目指すべき目標株価として設定いたします。
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目次
1. 2022年3月期第2四半期 決算概要
2. 新中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
3. プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
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2022年3月期|見通し
連結
[百万円]百万円未満切捨て
2021年3月期 2022年3月期見通し <参考>前期比較※
増減額 増減率
29,500 +883 +3.1%
売上高 28,617
30,210※ +1,593 +5.6%
営業利益 1,195 1,250 +55 +4.5%
(営業利益率) 4.2% 4.1% △0.1%
経常利益 1,211 1,150 △61 △5.1%
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,129 600 △529 △46.9%
※「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等適用前とした場合
●売上高 :EDOF、View Support、オルソ等高付加価値レンズの販売強化等により、
売上高の回復とマーケットシェアを維持
●営業利益:破棄・工程内のムダ削減による粗利率の向上。競争力維持のための投資は実施
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2022年3月期|重点方針
・Pureシリーズを中心とした、新規患者の創造
国内営業 ・積極的な営業活動を行い、遠近(EDOF)、View Support、オルソを伸ばす
・新色を発売し、カラコンのシェア拡大
・DXを活用し、物流も含めたサービスの向上
・企業ブランディング
・販売国・販売商品など「面」を増やす販売戦略を継続
海外営業 ・戦略商品(EDOF、Silfa、オルソ)の拡大
・中国現法は変化の激しい市場環境に適応し、海外事業の中心となって全体をけん引
財務の ・連結収支改善、連結子会社の黒字化
健全性強化 ・廃棄ロスの削減、粗利率の向上
・借入金の圧縮
・さらなる生産の効率化、省人化
生産体制 ・生産計画に基づく生産数の実現と、適正在庫の維持
・シリコーンハイドロゲル素材を用いた製品の増産体制確立
・医薬品を配合したコンタクトレンズの実用化の推進
研究開発 ・近視進行抑制分野への展開を目指した製品の開発の推進
・センシング技術に関する研究開発の推進
・プライム市場への移行を目指し、企業価値のさらなる向上
その他 ・本社老朽化に対応し、2024年新社屋設立に向け、準備を開始
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トピックス
2021年10月 国内承認取得 当社初のシリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
2021年2月よりスイス・デンマークを皮切りに海外において発売したSEED 1daySilfa。
ドイツ Wöhlk社(当社子会社)の開発素材と当社設計デザインのコラボレーションで
誕生した国産製品で、当社ならではの1箱32枚入り。また、含水率が高く、Pureのよう
なハイドロゲルレンズに近い柔らかさが特長です。来期の国内販売開始に向けた準備及
び販売戦略を策定しております。
2021年11月 コレクトクリーン発売 酸素透過性ハードコンタクトレンズ用タンパク洗浄液
「コレクトクリーン」は、コンタクトレンズ装用時に付着するタンパク汚れに対する課題を解
決することを目的に開発され、強力な洗浄力を特徴としています。オルソケラトロジーレン
ズ「ブレスオーコレクト」他、多くのハードコンタクトレンズにご使用いただけます。
2022年3月末日 眼鏡事業廃止 2022年3月末日をもって眼鏡事業から撤退
国内眼鏡市場の縮小やユーザーのニーズの変化等により、眼鏡事業を取り巻く環境は
年々悪化。将来的にも収益の確保、業績の改善が困難であると判断し、眼鏡事業から
撤退することといたしました。
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目次
1. 2022年3月期第2四半期 決算概要
2. 新中期経営計画(2021年4月~2024年3月)
3. プライム市場の上場維持基準適合に向けた計画書
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
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会社概要
■本社:東京都文京区本郷二丁目40番2号 ■設立:1957年10月9日(昭和32年)
■上場:1989年12月(平成元年12月) 店頭公開(現 JASDAQ市場) 証券コード:7743
■資本金:1,841百万円
■従業員:1,014名(連結) ※2021年9月30日現在
■営業所:8 (札幌・東京・名古屋・大阪・福岡 他)、その他駐在12 (盛岡・静岡 他) ※2021年9月30日現在
■工場・研究所:シード鴻巣研究所(埼玉県鴻巣市)
■沿革 1957年10月 会社設立 商号「㈱東京コンタクトレンズ研究所」
1985年11月 ブランド名をマイコンから「シード(SEED)」に変更
1987年2月 商号変更 「㈱シード」
「東京コンタクトレンズ研究所」
2007年7月 鴻巣研究所を竣工
当時の社屋
2011年1月 鴻巣研究所 ISO13485取得、CEマーキング指令適合
2014年3月 東京証券取引所市場第二部に市場変更
2014年8月 鴻巣研究所2号棟竣工
鴻巣研究所
2016年6月 研究棟竣工
2017年3月 東京証券取引所市場第一部に指定
2017年 9月 鴻巣研究所3号棟竣工
2017年10月 おかげさまで創立60周年
2018年4月 保育・児童施設 ふくろうの森 開園
2020年11月 鴻巣研究所 製品・資材倉庫棟 新設 保育・児童施設 ふくろうの森
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取扱商品|コンタクトレンズ
1day・2weekからハードコンタクトレンズまで、幅広い商品展開で細分化するニーズにきめ細かく対応しています。
■純国産Pureシリーズ ■Fineシリーズ
NEW 遠近両用
22/3期2Q
連結売上高構成比
シード1dayPure シード1dayPure シード1dayPure シード2weekPure シード1dayFine UV plus
97.2%
うるおいプラス View Support EDOF うるおいプラス
乱視用 遠近両用 乱視用 遠近両用
■従来型コンタクトレンズ
シード2weekFine UV plus ハードコンタクトレンズ
シード1dayPure シード1dayPure シード2weekPure シード2weekPure 全7種8品
うるおいプラス乱視用 マルチステージ うるおいプラス乱視用 マルチステージ
ソフトコンタクトレンズ
■サークルレンズ 全4種
NEW NEW 乱視用 ■カラーレンズ
■オルソケラトロジーレンズ
ブレスオーコレクト
■特殊レンズ
シード 虹彩付ソフト
シード Bi-Expert
ユーソフト
シード シード
シード Eye coffret 1day UV M Eye coffret Eye coffret
1day UV M 1day UV M ジルスチュアート 1day UV
View Support TORIC
ヒロインメイク
1day UV M
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取扱商品|コンタクトレンズケア用品/眼鏡
コンタクトレンズケア用品事業 1.9%
コンタクトレンズを快適にお使いいただくためのケア用品を各種提供しています。
22/3期2Q
連結売上高構成比
フォレストリーフ ピュアティモイスト ジェルクリンW
ソフトコンタクトレンズ用 酸素透過性ハードコンタクトレンズ用 酸素透過性ハード・
洗浄・保存・すすぎ液 酵素洗浄保存液 ソフトコンタクトレンズ用洗浄液
眼鏡事業 0.6%
イメージキャラクターを採用したオリジナルブランドのメガネフレームなどを展開していましたが、
2022年3月末日をもちまして同事業から撤退し、業務を終了いたします。
22/3期2Q
連結売上高構成比
プラスミックス ビビッドムーン
松岡広大さんイメージキャラクター 北川景子さんイメージキャラクター
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シードグループ
※2021年11月現在
*:連結子会社
国内関係会社
*株式会社シードアイサービス *株式会社アイスペース
*株式会社ユニバーサルビュー 横浜近視予防研究所株式会社
海外子会社
*SEED INTERNATIONAL LTD.
*実瞳商貿有限公司(中華人民共和国) (イギリス)
*上海実瞳光学科技有限公司(中華人民共和国) *Wöhlk Contactlinsen GmbH
(ドイツ)
上海実瞳商務咨询有限公司(中華人民共和国) *SEED Contact Lens Europe GmbH
(ドイツ)
*台灣實瞳股份有限公司(台湾) *Sensimed SA
(スイス)
*SEED CONTACTLENS ASIA PTE.LTD. SEED CONTACT LENS(M)SDN.BHD
(シンガポール共和国) (マレーシア)
*Contact Lens Precision Laboratories Ltd. SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD.
(イギリス) (オーストラリア)
*Ultravision international Ltd. SEED CONTACT LENS VIET NAM CO, LTD.
(イギリス) (ベトナム)
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本資料に関するお問い合わせ
株式会社シード 経営企画部
TEL 03-3813-1650
またはホームページお問い合わせフォーム
https://www.seed.co.jp/contact/
当資料の見込みに関しては、現時点において入手可能な情報及び当社の計画・戦略に基づいて
作成したものであり、実際の業績は、今後の経済情勢・業界動向等、様々な要因により異なる
結果となる可能性があることをご承知おき下さい。
本資料の見通しや目標数値等に全面的に依存しての投資判断により生じ得るいかなる損失に関
しても、当社は責任を負いません。