2021年3月期
連結決算説明会
2021年5月21日
証券コード
7743
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 1
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 2
通期連結決算:実績・概要
新型コロナウイルス感染拡大の影響により減収となるも子会社の事業譲渡に関連する特別利益計上により増益
連結
［百万円］
2019/3期 2020/3期
2021.2.5付 2021.5.7付
2021/3期 前期比較
百万円未満切捨て 公表数値※1 公表数値修正※2 増減額 増減率
売上高 29,489 31,792 28,500 28,600 28,617 △2,303 △10.0％
粗利益 13,369 14,182 － － 12,411 △1,771 △12.5％
（粗利率） 45.3% 44.6% － － 43.4% △1.2％
販管費 11,494 12,449 － － 11,215 △1,234 △9.9%
営業利益 1,874 1,733 1,000 1,190 1,195 △538 △31.0％
（営業利益率） 6.4% 5.5% － － 4.2% △1.3％
経常利益 1,840 1,691 950 1,200 1,211 △480 △28.4％
親会社株主に帰属する
当期純利益 963 252 900 1,100 1,129 ＋877 ＋346.6％
※1: 2月5日時点の実績値
売上高 コンタクトレンズ・ケア用品（国内） ※2: 5月7日時点の実績値
・メイク機会減少に連動し、サークル・カラーレンズの落ち込み
・遠近両用レンズの需要増により、前年同期比4.2%増
・オルソケラトロジーレンズ市場は着実な進展を示し、前年同期比26.3%増
・コンタクトレンズ使用機会減少により、ケア用品は前年同期比大幅減
コンタクトレンズ・ケア用品（海外）
・中国市場はいち早い回復を示し、伸長
・東南アジア諸国・台湾・インド・欧州諸国の市場は厳しい状況で推移
親会社株主に帰属する ・連結子会社である㈱アイスペースのコンタクトレンズ販売事業を譲渡し700百万円の事業譲渡益を計上
当期純利益 ・スイス・ドイツ子会社・アイスペースの貸倒引当金等を計上し、特別損失を計上
株主還元 ・期末配当１株当たり12円を維持
・2021年3月31日に自己株式2,302,578株を消却
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 3
新型コロナウイルス感染拡大の影響
在宅勤務の定着、スポーツ・イベント及び学校の部活動等の中止による外出機会の抑制がコンタクトレンズの需要全般を減少
コンタクトレンズ市場 16.0%
百万円 コンタクトレンズ市場販売チャネル
250,000 14.0%
2016年 2020年（見込）
12.0%
200,000
8.6% 8.6%
10.0%
ネット
150,000 23.5% CL専門店
8.0%
19.6% 31.0%
23.8% 眼鏡店
100,000 1day以外
6.0% 眼科
1day 6.9% その他
4.0% 8.5% 35.6% 33.9%
50,000 当社シェア（全体）
2.0%
当社シェア（1day）
0 （年） 0.0% ※当社推計:富士経済調査ベース
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
※メーカー出荷額ベース（当社推計:日本コンタクトレンズ協会出荷額調査ベース）
対前年同四半期
連結売上増減率
第1四半期 △20.6% デパート等営業自粛。眼科等への直接の営業活動が大幅に制限。在
(2020年4～6月) 宅勤務の拡大、学校の休校等により、コンタクトレンズ使用機会が減少。
第2四半期 △19.1% 緊急事態宣言解除後、経済活動が徐々に拡大。前年は9月に消費
(2020年7～9月) 増税の駆け込み需要があったため、対前年比はマイナス。
第3四半期 +6.6% 補正予算等の経済対策の効果等により回復。前年は10月に消費増
(2020年10～12月) 税駆け込み需要の反動があったため、対前年比はプラス。
第4四半期 △ 4.4% 国内の感染者が再び急激な増加に転じ、再び不透明な状況に。卒
(2021年1～3月) 業・入学シーズンにはやや回復。
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 4
売上高の状況：事業別
連結
［百万円］ コンタクトレンズ ケア用品 眼鏡 その他 ※コンタクトレンズ：光学器械含む その他：眼内レンズなど
百万円未満切捨て
31,792
310 コロナによる買い控えの傾向
594
612△55.8% コンタクトレンズと連動し、ケア用品使用機会減少
30,000
29,489 △34.2%
431 28,617 外出機会の抑制がコンタクトレンズの需要全般を減少
△12.6%
840
391 売上高カテゴリー比率 売上高1dayカテゴリー比率
638 535 5% 2%
△9.0%
10% 24%
25,000 30,276 13% 59%
83%
27,580 27,553 4%
1day 2week 近視・遠視用 遠近
コンベンショナルレンズ オルソ 乱視 サークル・カラー
カテゴリー別対前期増減比率（単体卸売ベース）
ワンデーピュア 5.7％減 2ウィークピュア 3.4％減
ワンデーファイン 15.0％減 サークル・カラー 16.7％減
20,000 オルソケラトロジー 26.3%増 遠近両用 4.2%増
※ワンデーファイン以外はシリーズ合計
2019/3期 2020/3期 2021/3期 ※遠近両用は使い捨てとコンベンショナル合計（東レ製品は除く）
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 5
売上高の状況：コンタクトレンズ事業 四半期推移
単体 ※卸売りベース
［百万円］
百万円未満切捨て
１Q ２Q ３Q ４Q 四半期平均 消費税増税前の
8,000 駆け込み需要
6,618 6,133
6,245 +6.0% ‐7.6%
5,873 +6.3%
5,365 +9.5%
4,000
0
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 6
当期純利益：増減分析
連結
特別損失
［百万円］
の減少
百万円未満切捨て
＋841
経常利益 △538
税金等
非支配株主
の増加 に帰属する
特別利益 △79 当期
の増加 純損益
営業利益 △480 営業外 +687 の減少
費用の
営業外 減少 △92
収益の
販管費 増加 ＋25
親会社株主
の減少 +33 親会社株主
に帰属する
に帰属する +1,234
当期 粗利益の減少 当期
純利益
純利益 △1,772
1,129
252
■コンタクトレンズ
■ケア用品
■眼鏡
■その他
△1,676 △25
△55 △16
2020/3期 2021/3期
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 7
販管費の状況
連結
［百万円］ 0 4,000 8,000 12,000
百万円未満切捨て
人件費 広告宣伝費 研究開発費 物流関連費 その他
2020/3期
3,587 1,951 1,672 1,966 3,273 12,449
実績
△184 △221 △291 △286 △252 △1,234
(△5.1％) (△11.3％) (△17.4%) (△14.5％) (△7.7％) (△9.9％)
2021/3期
実績
3,403 1,730 1,381 1,680 3,021 11,215
●人件費 ：在宅勤務の推奨による残業の減少や賞与・役員報酬額等の減額
●広告宣伝費：CM・プロモーション費用抑制、国内・海外の展示会、イベント等の中止
●研究開発費：新型コロナウイルス感染症の影響による共同研究費・委託研究費の減額
●物流関連費：出荷数減少により、物流関連費が減少
●その他 ：旅費交通費、新商品のトライアルレンズ費用、減価償却費など
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 8
財務状況推移
連結 2020/3期 2021/3期
前期比較
金額 構成比 金額 構成比 ・ジルスチュアート1dayUV
［百万円］
の評価損を反映
百万円未満切捨て 資産の部計 41,591 100.0 41,261 100.0 △330
・欧州品在庫の破棄
流動資産 17,482 42.0 17,106 41.5 △376 ・仕入・生産数調整
-商品は、販売権譲受に
内 現預金 3,644 8.8 3,955 9.6 +311 伴い東レ製レンズが増え
たが、他仕入品を圧縮
商品及び製品 6,206 14.9 5,772 14.0 △305 （△58％）
-製品はBCPの観点から
貸倒引当金 △108 - △103 - +5 積上げ（+122%）
固定資産 24,109 58.0 24,155 58.5 +46
倉庫棟竣工・設備導入等
内 有形固定資産 19,954 48.0 20,588 49.9 +634
無形固定資産 1,680 4.0 1,045 2.5 △635
・Wöhlkの無形固定資産
負債の部計 30,828 74.1 29,606 71.7 △1,222
を全額減損処理
流動負債 20,295 48.8 16,904 41.0 △3,391 ・アイスペースのれん償却
内 短期借入金 14,352 34.5 12,048 29.2 △2,304
コロナ対策のための借入を
短期リース債務 1,113 2.7 1,271 3.1 +158
在庫適正化等で生じた
固定負債 10,532 25.3 12,702 30.8 +2,170 資金で返済
内 長期借入金 5,220 12.6 7,159 17.4 +1,939
長期リース債務 2,250 5.4 2,378 5.8 +128
純資産の部計 10,763 25.9 11,654 28.2 ＋891
負債・純資産計 41,591 100.0 41,261 100.0 △330
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 9
キャッシュ・フロー：主要項目
連結 2020/3期 2021/3期 前期比較
［百万円］ 営業活動によるC・F 3,897 3,690 △207
百万円未満切捨て
内 税金等調整前純利益 490 1,539 +1,049
減価償却費 2,652 2,721 +69
売上債権の増減 △272 614 +886
たな卸資産の増減・
594 319 △275
前渡金の増減
事業譲渡損益（△は益） － △700 △700 HOYA社へアイスペースの
事業を譲渡
投資活動によるC・F △2,649 △1,663 +986
内 有形固定資産取得 △2,269 △2,145 +124
無形固定資産の取得 △334 △29 +305
財務活動によるC・F △273 △1,726 △1,453
コロナ対策のための借入を
内 短期借入金の純増減額 1,384 △2,670 △4,054 在庫適正化等で生じた
長期借入金の借入 2,550 5,653 +3,103 資金で返済
長期借入金の返済 △2,595 △3,386 △794
リース債務の返済による支出 △959 △984 △25
現金及び現金同等物 期末残高 3,644 3,955 +311
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 10
キャッシュ・フロー：関連指標推移
連結
［百万円］百万円未満切捨て
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021年3月期
営業活動によるC・F 2,158 3,012 △170 3,897 3,690
投資活動によるC・F △4,643 △5,312 △1,895 △2,649 △1,663
財務活動によるC・F 2,322 2,177 2,957 △273 △1,726
EBITDA 3,406 4,422 4,415 4,621 4,218
EBITDAマージン 13.9％ 15.9％ 15.0% 14.5% 14.7％
EBITDA÷売上高
百万円
20,000 倍
EBITDA NET債務総額 EBITDA倍率
7.00
16,000
6.00
4.34 4.48
3.80 4.17 5.00
12,000
3.65
4.00
8,000 3.00
2.00
4,000
1.00
0 0.00
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
※EBITDA=経常利益＋減価償却費＋のれん償却＋支払利息
※NET債務総額=有利子負債+リース債務-現預金
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 11
財務・株価指標：推移①
連結
◆借入金の推移
百万円 借入金残高 借入依存度
25,000 47.1% 50.0%
45.6% 46.6%
20,000 45.0%
40.5%
15,000 40.0%
36.5%
10,000 35.0%
5,000 30.0%
0 25.0%
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
※借入依存度＝借入金残高／総資産
◆自己資本比率 ◆自己資本当期純利益率（ROE）
50.0% 20.0%
40.0% 12.6%
15.0%
30.8% 29.0% 26.8% 25.5% 27.9% 10.3% 10.2%
30.0%
10.0%
9.3%
20.0%
5.0%
10.0% 2.4%
0.0% 0.0%
17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 12
財務・株価指標：推移②
連結
◆株主資本配当率（DOE）
百万円 12,000 3.5%
自己資本 DOE
10,000 3.0%
2.8% 2.9%
8,000 2.7% 2.5%
2.6%
6,000 2.3% 2.0%
4,000 1.5%
2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
◆1株当たり純利益 ◆１株当たり純資産額
円 60.0
47.9 円 500
430 424 459
45.1 403
35.0 38.5
40.0 400 360
20.0 10.1 300
0.0 200
17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
※当社は、2018年７月１日付で普通株式１株につき３株の割合で株式分割を行っております。2015年３月期の期首に当該株式分割が行われたものと仮定して、
１株当たり当期純利益及び１株当たり純資産額を算出しております。
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 13
設備投資・減価償却
生産力拡大の対応・多品種少量生産のための設備投資を実施
百万円
設備投資 減価償却費
鴻巣研究所3号棟
建屋・設備導入
6,000 研究棟の竣工 保育園
2号棟設備増強
他事業譲受 5,103
3号棟設備増設 倉庫棟の建設
4,254 倉庫棟の建設 設備導入
4,000
3号棟設備増設 3,317 3,249
1号棟設備刷新
2,652 2,785
2,273
1,906 1,973 2,052
2,000
0
17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期
※設備投資額は、有形固定資産ベース（リース資産含む）
※減価償却費は、有形・無形（のれん除く）・長期前払費用
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 14
株主還元策
円
株主の皆様に安定的かつ適切な配当継続を実施
15
配当金 配当性向
12.0 12.0 12.0 12.0 150.0%
118.8%
10 9.1
100.0%
5 50.1%
31.2% 26.9% 50.0%
19.2%
0 0.0%
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期
（予想）
※当社は、2018年７月１日付で普通株式１株につき３株の割合で株式分割を行っております。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により減収となったが、 １株あたり年間配当金額
親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な増益を達成
１株につき 12円
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 15
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 16
ユニバーサルビューの子会社化
ブレスオーコレクト売上高
売上高 シェア
（単位：百万円）
・5月20日付で(株)ユニバーサルビュー（以下UV社）の株式を 59%
既存株主から購入。持ち株比率100％となり連結子会社に。 58%
・UV社がレンズデザインを所有する「ブレスオーコレクト」の製造、
素材提供を東レ社が行い、シードが販売を行う。
398
・市場の伸びが大きい国内オルソ市場においてトップシェアである 346
「ブレスオーコレクト」の拡販を進め、新しい収益の柱として育て +52
る。
2022年3月期目標：国内シェア60%
2020年3月期 2021年3月期
オルソケラトロジーとは？
オルソケラトロジーとは、近視及び近視性乱視の方が寝る時にレ
ンズを装用することで、角膜形状を変化させ、脱着後の裸眼視
力を改善させる治療法。
変化した角膜形状は一定時間維持され、その間の裸眼視力は
改善される。
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 17
2020年3月期下半期 新商品
2020年12月 海外にて発売
当社初のシリコーンハイドロゲル素材の
１日使い捨てソフトコンタクトレンズ
スイス・デンマークを皮切りに、海外において発売。ドイツ
Wöhlk社（当社子会社）の開発素材と当社設計デザ
インのコラボレーションで誕生した国産製品。当社ならでは
の1箱32枚入り等が特長。
2021年4月14日 新発売
「現代人のスマホ眼(め)」に
近くを見つづける瞳をサポートするレンズ
スマートフォンやパソコンは、現代人にとって必要不可欠な
ツールである一方、目にストレスを与える要因にもなってい
る。当製品は、デジタルデバイス使用時をはじめとする「近
くを見つづける瞳のサポート」による、ピント調節の負担軽
減を目指して開発。
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 18
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 19
中期経営計画：経営ビジョン
2018年6月1日開示 3ヶ年中期経営計画
～ ６１年目からの新たな挑戦～
日本のシードから世界のSEEDへ
“より多くのお客様の『見える』をサポートする”
製造メーカーとしての生産規模の拡大と製品の多様化を実現し、
連結売上高400億円を目指す土台作りの３年間と位置付ける
“『Made in Nippon』と『Japan Quality』のプライドを通じて
安全で高品質な製品とサービスを提供することを追求”
日本国内での安定した成長と同時に積極果敢な世界展開を実現
積極的に研究開発費用を投下し、計画的かつ確実な研究成果（商品開発）を実現
省人化・自動化などの技術力の向上により規模の拡大・多品種少量生産を実現
検査用・治療用・医療用等の新たな付加価値をコンタクトレンズに実現
ダイバーシティと多様な働き方を実現、CSR（企業の社会的責任）の充実
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 20
中期経営計画：売上計画・実績（連結）
《売上高》 《営業利益》
（億円） （億円）
400 2018.6.1発表数値
385 40
2018.6.1発表数値
2019.6.26アップデート 35.0
35 2019.6.26アップデート
実績
345 実績
350 30
350 26.5
331 25 23.0
310 22.0
21.1 21.0
317
300 20
278
294 18.7
286 15 17.3
250 10 11.9
5
200 0
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上高・営業利益は目標未達となったが、
定性的な目標については概ね達成
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 21
中期経営計画：振り返り
計画
国際展開 日本国内での安定した成長と同時に積極果 3ヶ年実績 ・アジア地域、ヨーロッパ地域を中心に40以上の国と地域
敢な世界展開を実現 に展開。英国、ドイツの製造・販売会社を買収。豪州、ベ
トナムに販売会社を設立
今後の課題 ・現地法人の収益力の強化
生産体制強化 省人化・自動化などの技術力の向上により規 3ヶ年実績 ・鴻巣研究所3号棟の本格稼働、倉庫棟の活用により、
模の拡大・多品種少量生産を実現 効率的な生産体制を実現
今後の課題 ・DXによる生産の効率化・省人化を推進
商品開発/ ・積極的に研究開発費用を投下し、計画的 3ヶ年実績 ・EDOFをはじめとしたオリジナリティ高い光学デザイン創出
新たな付加価値 かつ確実な研究成果（商品開発）を実現 ・シリコーンハイドロゲル素材を採用したSilfaを日本に先駆
・検査用・治療用・医療用等の新たな付加価 けて欧州で製品化
値をコンタクトレンズに付与 ・スマートコンタクトレンズの先駆けとして世界で唯一実用
化されているTriggerFishを市場に展開。同製品を開発
したSensimed（スイス）を買収
今後の課題 ・医薬品との融合を目指した多様な製品の実用化
・実用性の高いスマートコンタクトレンズの製品化
・近視進行抑制などの新たなニーズへの対応
・他分野への事業展開の推進
サステナビリティ ダイバーシティと多様な働き方を実現、CSR 3ヶ年実績 ・複合型保育園の設立、在宅勤務の導入。廃プラに対応
（企業の社会的責任）の充実 した「BLUE SEED PROJECT」や子どもを対象としたイベ
ント等を新たな取組を多数展開
今後の課題 ・カーボンニュートラルを目指し循環型事業システムの構築
※新たな中期経営計画は、今後の状況を見極めながら、定量的に算定が可能となった段階で速やかに公表いたします
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 22
国際展開
Made in Nippon/Japan Qualityを世界へ
アジア地域、ヨーロッパ地域を中心に 40以上の国と地域 に展開中
既存取引国では、地域の特徴に即した展開を図りながら、未進出国へ積極的にアプローチを進めていきます
（億円）
50
海外売上高推移 海外売上高構成比（2020年）
中国 欧州 英国
43.7 シンガポール 台湾 その他現地法人
現地法人以外
40 38.1
36.4
1.0% 15.9%
30
2.6% 28.6%
24.1
3.2%
20
16.0 9.5%
11.6
10 8.5
39.2%
3.9
0
15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期
（予）
※現地法人売上＋当社から現地代理店への卸売合計
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 23
生産体制強化
埼玉県にある鴻巣研究所の3つの生産棟（研究棟を除く）は、コンタクトレンズ製造能力では国内最大※を誇る工場です。
※当社調べ
＜鴻巣研究所全体の鳥瞰図＞
1号棟 ＜月間製造能力推移（1day・2week）＞
（百万枚）
2号棟
研究棟
3号棟 設備追加
倉庫棟 予定
製品倉庫棟
竣工
資材倉庫棟
53.0
50.0
9月
50 47.0
保育園 3号棟竣工 44.0
8月 33.0
建物名 延べ床面積 ライン 2号棟竣工
28.0
1号棟 約14,200㎡ 多品種対応ライン
25 21.8
2号棟 約9,700㎡ 超大量生産ライン
18.2
3号棟 約12,500㎡ 大量生産ライン コンタクトレンズ製造能力
研究棟 約3,640㎡ － 約5,000万枚/月 ※計画値
資材倉庫棟 約2,250㎡ －
製品倉庫棟 約5,000㎡ － 0
15/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 21/3期 22/3期
（予）
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 24
商品開発/新たな付加価値
非コモディティ製品である医療用・検査用・治療用コンタクトレンズ等の
研究と商業化を進めていく
新しい光学デザイン
トリガーフィッシュ センサー（角膜曲率変動測定計）
トリガーフィッシュ（テレメトリー式生体信号測定装置）
ブレスオーコレクト
シード1dayPure (オルソケラトロジー)
EDOF
(遠近両用コンタクトレンズ)
RETISSA® DisplayⅡ・RETISSA®メディカル
《株式会社QDレーザ》
近視チェック
わんタクト・にゃんタクト
《横浜近視予防研究所株式会社》
METORI-50V
(スマートフォン設 (動物用バンテージコンタクトレンズ)
置型撮影装置)
DDS（薬剤・薬液との融合） 医療分野 医療用
花粉症対策 新商材 内視鏡フード 次世代レンズ
etc…
デバイスとしての進化 医療分野への進出
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 25
サステナビリティ
シードの使命を全うするため、経営理念を実践し、社会に必要とされる企業であり続けます
気候変動への対応
水資源の有効活用
廃棄物削減
環境 BLUE SEED PROJECT
アイメイト（盲導犬）の募金活動を実施
社会 ガバナンス
鴻巣研究所屋上に太陽光発電を設置
保育・児童施設
「ふくろうの森」2018年4月開園
社会・地域との連携 取締役会と執行役員制度を採用
人材育成 各分野を専門とする人材を選定
働きやすい職場づくり リスク・セキュリティ管理委員会等の設置
労働安全衛生
品質管理体制
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 26
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 27
2022年3月期：見通し
連結
［百万円］百万円未満切捨て
2021年3月期 2022年3月期見通し ＜参考＞前期比較※
増減額 増減率
29,500 － －
売上高 28,617
30,210※ 1,593 +5.6％
営業利益 1,195 1,250 55 +4.6％
（営業利益率） 4.2% 4.1% △0.1％
経常利益 1,211 1,150 △61 △5.0％
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,129 600 △529 △46.9％
※「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号）等適用前とした場合
●売上高 ：EDOF、View Support、オルソ等高付加価値レンズの販売強化等により、
売上高の回復とマーケットシェアを維持
●営業利益：破棄・ムダの削減で利益を創出しながらも競争力維持のための投資は実施
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 28
2022年3月期：重点方針
・Pureシリーズを中心とした、新規患者の創造
国内営業 ・積極的な営業活動を行い、遠近（EDOF）、View Support、オルソを伸ばす
・新色を発売し、カラコンのシェア拡大
・ DXを活用し、物流も含めたサービスの向上
・企業ブランディング
・販売国・販売商品など「面」を増やす販売戦略を継続
海外営業 ・戦略商品（EDOF、Silfa、オルソ）の拡大
・中国現法は変化の激しい市場環境に適応し、海外事業の中心となって全体をけん引
財務の ・連結収支改善、連結子会社の黒字化
・廃棄の削減、粗利率の向上
健全性強化 ・借入金の圧縮
・さらなる生産の効率化、省人化
生産体制 ・生産計画に基づく生産数の実現と、適正在庫の維持
・シリコーンハイドロゲル素材を用いた製品の増産体制確立
・医薬品を配合したコンタクトレンズの実用化の推進
研究開発 ・近視進行抑制分野への展開を目指した製品の開発の推進
・センシング技術に関する研究開発の推進
その他 ・プライム市場への移行を目指し、企業価値のさらなる向上
・本社老朽化に対応し、2024年新社屋設立に向け、準備を開始
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 29
プライム市場への移行を目指した取組
プライム市場への移行を目指し、企業価値のさらなる向上を目指してまいります
5,000,000 3,000
※分割後の株価に合わせ、価格調整
出来高：千株
※グラフは2021年4月30日時点
4,500,000
2,500
4,000,000
3,500,000
2,000
3,000,000
2,500,000 1,500
2,000,000
1,000
1,500,000
1,000,000
500
500,000
0 0
4
17/1
18/1
3
19/1
3
20/1
21/1
2
2
3
5
6
7
8
9
2
3
4
5
6
7
8
9
2
4
5
6
7
8
9
2
4
5
6
7
8
9
2
3
4
5
6
7
8
9
3
4
10
11
12
10
11
12
10
11
12
10
11
12
10
11
12
実施済 今後の取組
・自己株式消却 ・IR活動の推進・強化、情報発信の充実
・持ち合い株の解消 ・バランスシートの質の向上
（A社：473千株、B社：108千株） ・利益率の向上
・配当の維持（12円）
・株主優待拡充
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 30
目次
1. 2021年3月期 決算概要
2. 2021年3月期 トピックス
3. 3ヶ年中期経営計画振り返り
4. 2022年3月期 見通し
5. 参考資料
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 31
会社概要
■本社：東京都文京区本郷二丁目40番２号 ■設立：1957年10月９日（昭和32年）
■上場：1989年12月（平成元年12月） 店頭公開（現 JASDAQ市場） 証券コード：7743
■資本金：1,841百万円
■従業員：988名（連結） ※2021年3月31日現在
■営業所：8 （札幌・東京・名古屋・大阪・福岡 他）、その他駐在12 （盛岡・静岡 他） ※2021年4月1日現在
■工場・研究所：シード鴻巣研究所（埼玉県鴻巣市）
■沿革
1957年10月 会社設立 商号「㈱東京コンタクトレンズ研究所」
1985年11月 ブランド名をマイコンから「シード（SEED）」に変更
1987年２月 商号変更 「㈱シード」
2007年７月 鴻巣研究所を竣工
2011年１月 鴻巣研究所 ISO13485取得、CEマーキング指令適合
2014年３月 東京証券取引所市場第二部に市場変更 「東京コンタクトレンズ研究所」
2014年８月 鴻巣研究所２号棟竣工 当時の社屋
2016年６月 研究棟竣工 鴻巣研究所
2017年３月 東京証券取引所市場第一部に指定
2017年 9月 鴻巣研究所3号棟竣工
2017年10月 おかげさまで創立60周年
2018年４月 保育・児童施設 ふくろうの森 開園
2020年11月 鴻巣研究所 製品・資材倉庫棟 新設
保育・児童施設 ふくろうの森
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 32
取扱商品 ～コンタクトレンズ～
1day・2weekからハードコンタクトレンズまで、幅広い商品展開で細分化するニーズに
きめ細かく対応しています。
■純国産Pureシリーズ
NEW 遠近両用 21/3期 連結売上高
21/3期 連結売上高
構成比
96.3％
95.8％
構成比
シード1dayPure シード1dayPure シード1dayPure シード2weekPure ■Fineシリーズ
うるおいプラス View Support EDOF うるおいプラス
乱視用 遠近両用 乱視用 遠近両用
シード1dayFine UV plus
シード1dayPure シード1dayPure シード2weekPure シード2weekPure
うるおいプラス乱視用 マルチステージ うるおいプラス乱視用 マルチステージ
■サークルレンズ ■カラーレンズ
NEW 乱視用 NEW
シード2weekFine UV plus
■従来型コンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズ
全7種8品
ソフトコンタクトレンズ
全4種
シード シード
シード Eye coffret 1day UV M Eye coffret Eye coffret ジルスチュアート 1day UV ■特殊レンズ
1day UV M 1day UV M ブレスオーコレクト
View Support TORIC
シード 虹彩付ソフト
ヒロインメイク シード Bi-Expert
1day UV M ユーソフト
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 33
取扱商品 ～コンタクトレンズケア用品/眼鏡～
コンタクトレンズケア用品事業 1.9％
21/3期連結売上高
コンタクトレンズを快適にお使いいただくためのケア用品を各種提供しています。 構成比
フォレストリーフ ピュアティモイスト ジェルクリンW
ソフトコンタクトレンズ用 酸素透過性ハードコンタクトレンズ用 酸素透過性ハード・
洗浄・保存・すすぎ液 酵素洗浄保存液 ソフトコンタクトレンズ用洗浄液
眼鏡事業
イメージキャラクターを採用したオリジナルブランドのメガネフレームなどを展開しています。 1.4％
21/3期連結売上高
構成比
プラスミックス ビビッドムーン
松岡広大さんイメージキャラクター 北川景子さんイメージキャラクター
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 34
サステナビリティ
産業廃棄物を有価物として再資源化 プラスチック混合物の再資源化フロー構築
シード鴻巣研究所のコンタクトレンズ製造工程で産業廃棄物として処理していたプラスチック混合物
有価物として再資源化するフローを 2021 年 4 月に構築いたしました。
プラスチック高度リサイクル・システム
「ドックス」
BLUE SEED PROJECT ～海に愛(Eye)を～ プラスチック廃材のリサイクル
プラスチック製品を使用している企業としての責任から、
持続可能な社会を目指し発足したプロジェクトです。
2019年7月～2021年4月末までに
1400kgのブリスターを回収し、リサイクル事業者へ提供
眼科・販売店145店舗（子会社含む）、8企業※に回収箱設置のご協力をい
ただいており、順次拡大しております。 ※2021年4月末現在
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 35
トピックス
2020年11月29日 SEED VIETNAMサッカー国際大会開催
ベトナムの日系スポーツスクール「Sakura Sports Academy」と協力し、“2020 SEED VIETNAMサッカー国際大会”を開催。
スポーツを通じて日本教育を世界に発信し、現地の子どもたちが夢を持ち、叶えることができるよう支援。
2020年8月7日 シード社員による子供向け理科実験教室配信開始
子どもたちに理科の楽しさや不思議を伝えるため、コンタクトレンズに関連した「見える」「光」「ゲル」をキーワードに、実験教室
のYouTube配信を実施。第 6 回は「巨大シャボン玉をつくってみよう」を 3 月 25 日（木）より配信。
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 36
シードグループ
※2021年5月20日現在
国内関係会社
*株式会社シードアイサービス *株式会社アイスペース
*株式会社ユニバーサルビュー 横浜近視予防研究所株式会社
海外子会社
*実瞳商貿有限公司（中華人民共和国） *Sensimed SA
（スイス）
*上海実瞳光学科技有限公司（中華人民共和国） *SEED INTERNATIONAL LTD.
（イギリス）
上海実瞳商務咨询有限公司（中華人民共和国） *Wöhlk Contactlinsen GmbH
（ドイツ）
*SEED CONTACTLENS ASIA PTE.LTD. *SEED Contact Lens Europe GmbH
（シンガポール共和国） （ドイツ）
*台灣實瞳股份有限公司（台湾） SEED CONTACT LENS（M)SDN.BHD
（マレーシア）
*Contact Lens Precision Laboratories Ltd. SEED CONTACT LENS (ANZ) PTY LTD.
（イギリス） （オーストラリア）
*Ultravision international Ltd. SEED CONTACT LENS VIET NAM CO, LTD.
（イギリス） （ベトナム）
＊：連結子会社
Copyright © SEED Co., Ltd. All Rights Reserved. 37
本資料に関するお問い合わせ
株式会社シード 経営企画部
TEL 03－3813－1650
またはホームページお問い合わせフォーム
https://www.seed.co.jp/contact/
当資料の見込みに関しては、現時点において入手可能な情報及び当社の計画・戦略に基づいて
作成したものであり、実際の業績は、今後の経済情勢・業界動向等、様々な要因により異なる
結果となる可能性があることをご承知おき下さい。
本資料の見通しや目標数値等に全面的に依存しての投資判断により生じ得るいかなる損失に関
しても、当社は責任を負いません。