7727 オーバル 2020-02-07 15:30:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月7日
上 場 会 社 名 株式会社オーバル 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7727 URL https://www.oval.co.jp
代 表 者
(役職名) 代表取締役社長 (氏名) 谷 本 淳
取締役兼専務執行役員
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 奥 野 保 (TEL) (03)3360-5061
管理部門部長
四半期報告書提出予定日 2020年2月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 8,579 2.9 321 2.5 376 2.0 230 6.5
2019年3月期第3四半期 8,338 11.8 313 398.7 369 438.0 216 -
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 103百万円( 14.5%) 2019年3月期第3四半期 89百万円( △26.4%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 10.31 -
2019年3月期第3四半期 9.68 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 21,001 13,118 60.9
2019年3月期 20,744 13,185 61.8
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 12,789百万円 2019年3月期 12,815百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 3.00 - 3.00 6.00
2020年3月期 - 4.00 -
2020年3月期(予想) 3.00 7.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
2020年3月期 第2四半期末配当金の内訳 普通配当 3円00銭 記念配当 1円00銭
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 12,500 6.7 400 △4.6 420 △15.7 210 △55.6 9.37
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 26,180,000株 2019年3月期 26,180,000株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 3,775,991株 2019年3月期 3,775,891株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 22,404,028株 2019年3月期3Q 22,404,109株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述についてのご注意)
本資料に記載されている業績等の将来に関する記述は、 当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一
定の前提に基づいており、 実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
なお、 第3四半期の業績を鑑み、 現在、 第4四半期以降の施策等について検討中であり、 業績予測につきましては、
修正すべきと判断した場合は、 速やかに開示いたします。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………8
1
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新興国は持ち直しているものの、主要国は、米中貿易摩擦問題
などを受けて不透明な状況で推移しております。
わが国経済も、依然として製造業は米中貿易摩擦や日韓関係悪化の影響を大きく受けており、また、消費増税後
の反動減もあり悪化が継続しております。当企業グループの事業に影響をおよぼす設備投資については、自動化・
省人化投資が下支えするも、景況感や収益の低迷を受けて鈍化傾向にあります。
このような経営環境のもと、当企業グループは、中期経営計画「ADVANCE 2.0‐2021」の2年目として「新製品」
「グローバル」「新規事業」の拡大戦略を掲げ、業績の向上による継続的成長を目指し、一方で「収益性向上」を
経営基盤強化の基本方針とし、現在の厳しい経済環境に左右されにくい強固な経営基盤を構築するため、効率的な
組織の改編および最適化にも取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間では、上記中期経営計画の拡大戦略に基づき、新規顧客の獲得や既存顧客への提案型
の深耕営業に取り組んでまいりました。2019年10月には、2019年3月に販売開始した渦式フローモニター「Eggs
DELTA Ⅱ」が2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞し、その追い風となり
ました。
しかしながら、受注高は、前年同四半期のような大口案件の受注が無かったことにより8,447百万円(前年同四半
期比7.6%減)となりましたが、売上高はセンサ部門・システム部門が前年同四半期を上回ったことにより8,579百万
円(同2.9%増)となりました。利益面では、売上高増に因り売上総利益は増加したものの、材料費率の高い大口シ
ステム案件が売上計上されたことにより、売上原価率が0.3ポイント増加、販売費及び一般管理費率は経費圧縮によ
り0.3ポイント低減しました。その結果、営業利益は321百万円(同2.5%増)、経常利益は376百万円(同2.0%
増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は230百万円(同6.5%増)となりました。
事業部門別の業績は、以下のとおりであります。
(センサ部門)
受注高は、海外貿易摩擦の影響で輸出案件が落ち込みましたが、ガス関連業界向けに天然ガスや都市ガス計
測案件などの大口案件を受注したこと、また、国内化学市場向けが容積流量計・コリオリ流量計を中心に増加
したことにより、5,518百万円(前年同四半期比2.5%増)となりました。
売上高も、海外貿易摩擦の影響で輸出が落ち込みましたが、電力・ガス向けの大口案件を出荷したこと、ま
た受注好調な国内化学市場向けの案件を出荷したことにより、受注高同様に容積流量計・コリオリ流量計を中
心に増加し、5,492百万円(同4.0%増)となりました。
(システム部門)
海外システム案件をシンガポール子会社OVAL ASIA PACIFIC PTE. LTD.に集約し、効率的な営業活動に注力し
ておりますが、受注高は、当第3四半期連結累計期間では、前年同四半期のような大口案件の受注が無かった
ことにより1,194百万円(同38.0%減)となりました。売上高は前述の前年同四半期受注の大口案件の売上計上
があり、1,351百万円(同4.3%増)となりました。
(サービス部門)
苫小牧サテライト事務所を開設しサービス網を強化し、また保全計画サポートサービスなど地道できめの細
かいメンテナンス活動に注力しておりますが、石油関連業界向けは、業界再編など事業分野を取り巻く市場環
境は厳しい状況が継続しており、結果、受注高は1,734百万円(同5.2%減)、売上高は1,735百万円(同1.4%
減)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ257百万円増加し、21,001百万円と
なりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ415百万円減少し、10,068百万円となりました。これは主に、た
な卸資産が345百万円増加しましたが、現金及び預金が663百万円ならびに受取手形及び売掛金が183百万円それぞ
れ減少したことによるものであります。固定資産は前会計年度末に比べ672百万円増加し、10,933百万円となりま
した。これは主に、有形固定資産が29百万円減少しましたが、のれんが556百万円、投資その他の資産が172百万円
それぞれ増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ325百万円増加し、7,883百万円とな
りました。流動負債は前連結会計年度末に比べ255百万円減少し、3,667百万円となりました。これは主に、短期借
入金が278百万円増加しましたが、賞与引当金が198百万円、未払法人税等が186百万円、支払手形及び買掛金が169
百万円それぞれ減少したことによるものであります。固定負債は前会計年度末に比べ580百万円増加し、4,215百万
円となりました。これは主に長期借入金が608百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産の合計は、前連結会計年度末に比べ67百万円減少し、13,118百万円
となりました。これは主に、利益剰余金が74百万円増加しましたが、為替換算調整勘定が109百万円、非支配株主
持分が40百万円それぞれ減少したことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期通期の連結業績予想につきましては、2019年5月13日に公表いたしました連結業績予想に変更はご
ざいません。
ただし、今後の業績の推移に応じて見直す必要が生じた場合には、速やかに公表する予定です。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,771,749 2,107,809
受取手形及び売掛金 3,891,951 3,708,589
電子記録債権 1,019,285 855,429
商品及び製品 643,827 872,093
仕掛品 525,254 583,929
原材料及び貯蔵品 1,453,466 1,512,002
その他 186,881 444,393
貸倒引当金 △8,427 △15,381
流動資産合計 10,483,990 10,068,867
固定資産
有形固定資産
土地 5,753,545 5,753,097
その他(純額) 2,647,279 2,617,995
有形固定資産合計 8,400,825 8,371,092
無形固定資産
のれん - 556,257
その他 397,228 371,390
無形固定資産 397,228 927,648
投資その他の資産
その他 1,475,778 1,647,940
貸倒引当金 △13,650 △13,650
投資その他の資産合計 1,462,128 1,634,290
固定資産合計 10,260,182 10,933,031
資産合計 20,744,173 21,001,898
4
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 949,527 779,682
短期借入金 1,097,330 1,375,337
未払法人税等 206,979 20,298
賞与引当金 458,781 260,663
製品回収関連損失引当金 2,882 -
その他 1,207,796 1,231,926
流動負債合計 3,923,297 3,667,908
固定負債
長期借入金 377,912 986,540
再評価に係る繰延税金負債 1,513,700 1,513,700
役員退職慰労引当金 12,421 12,687
環境対策引当金 5,465 5,465
製品回収関連損失引当金 - 2,882
退職給付に係る負債 1,384,432 1,430,272
資産除去債務 22,956 23,379
その他 318,327 240,739
固定負債合計 3,635,217 4,215,667
負債合計 7,558,515 7,883,575
純資産の部
株主資本
資本金 2,200,000 2,200,000
資本剰余金 2,122,305 2,122,305
利益剰余金 5,293,021 5,367,110
自己株式 △402,962 △402,987
株主資本合計 9,212,364 9,286,429
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 142,907 132,078
土地再評価差額金 3,386,928 3,386,928
為替換算調整勘定 233,336 123,640
退職給付に係る調整累計額 △159,914 △139,895
その他の包括利益累計額合計 3,603,257 3,502,752
非支配株主持分 370,035 329,141
純資産合計 13,185,657 13,118,322
負債純資産合計 20,744,173 21,001,898
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 8,338,488 8,579,297
売上原価 5,213,743 5,392,982
売上総利益 3,124,744 3,186,314
販売費及び一般管理費 2,811,401 2,865,160
営業利益 313,342 321,154
営業外収益
受取利息 8,776 9,483
受取配当金 10,724 12,305
持分法による投資利益 5,117 16,952
受取賃貸料 57,979 57,801
為替差益 14,499 -
その他 26,128 32,055
営業外収益合計 123,226 128,598
営業外費用
支払利息 21,723 26,998
賃貸収入原価 38,471 36,935
為替差損 - 8,401
その他 7,095 782
営業外費用合計 67,291 73,117
経常利益 369,277 376,635
特別利益
固定資産売却益 2,806 80
投資有価証券売却益 - 1,495
災害による保険金収入 - 11,796
補助金収入 23,220 -
特別利益合計 26,026 13,372
特別損失
固定資産売却損 3,420 55
有形固定資産除却損 976 2,251
災害による損失 - 32,731
子会社移転費用 4,000 -
確定拠出年金制度への移行に伴う損失 7,208 -
特別損失合計 15,605 35,037
税金等調整前四半期純利益 379,698 354,970
法人税、住民税及び事業税 131,949 50,192
法人税等調整額 19,532 75,266
法人税等合計 151,482 125,459
四半期純利益 228,216 229,511
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
11,446 △1,406
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 216,769 230,917
6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 228,216 229,511
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △69,120 △10,828
為替換算調整勘定 △98,627 △132,299
退職給付に係る調整額 29,560 20,019
持分法適用会社に対する持分相当額 △54 △3,380
その他の包括利益合計 △138,241 △126,488
四半期包括利益 89,975 103,022
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 90,772 130,411
非支配株主に係る四半期包括利益 △797 △27,389
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当企業グループの一部の在外連結子会社は、第1四半期連結会計期間の期首からIFRS第16号「リース」を適用
しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている当該会計基準の適用による累積
的影響を適用開始日に認識する方法を採用しています。
この結果、当第3四半期連結会計期間末の有形固定資産の「その他」が7,055千円増加し、流動負債の「その
他」が6,423千円および固定負債の「その他」が715千円それぞれ増加しております。当第3四半期連結累計期間
の損益に与える影響は軽微であります。
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