7726 黒田精工 2021-06-07 15:00:00
IR説明会資料 〔2021年3月期決算及び中期経営計画Vision2025〕 [pdf]
IR説明会資料
2021年3月期決算
中期経営計画 Vision2025 説明
(証券コード:7726)
2021年6月7日
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 1
目次
1. 会社概要、事業内容
2. 2020年度(2021年3月期)業績
3. 新中期経営計画 Vision2025
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 2
1. 会社概要 事業内容
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 3
会社概要 2021年3月末現在
社 名 黒田精工株式会社
代 表 者 代表取締役社長 黒田 浩史
本 社 神奈川県川崎市幸区
創 業 1925年
上場市場 東京証券取引所第2部
資 本 金 1,902百万円
従業員数 連結 617名
駆動システム事業、 金型システム事業
主要事業 機工・計測システム事業
経営理念 行動理念
精密技術を通じて世界の
産業高度化をサポートする
常に新しいものに挑戦し
新しい価値を創造する
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 4
沿革
90年以上に渡る精密の歴史と信頼
1925 日本最初の専業ゲージメーカとして創業
創業期
1935 ブロックゲージの製造販売を開始
1946 精密プレス金型 製造販売開始
技術基盤 1953 平面研削盤 製造販売開始
の確立 1961 東京証券取引所に上場
1962 ボールねじ 製造販売開始
1978 型内積層金型「FASTEC」製造販売開始
技術開発 1987 超精密鏡面加工機スーパーポリシャー製造販売開始
と新事業
1991 超精密表面形状測定装置ナノメトロ製造販売開始
2005 車載 HEV 用モータコア量産開始
2008 金型内自動接着積層システム「Glue FASTEC」開発
事業再編と 2012 JENA TECグループを買収
グローバル化 2014 伊 Euro Group と業務提携 米国テネシー州に合弁会社
2016 Glue FASTECコア 量産車車載用モータへの採用
2019 かずさアカデミア工場新棟竣工 自動化ライン整備
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 5
グローバルネットワーク
Jenaer Gewindetechnik Eurotranciatura USA
GmbH (独) 韓国⿊⽥精工
LLC (米) 合弁会社
株式会社 (韓)
平湖⿊⽥精工 KURODA JENA TEC
有限公司 (中) Inc. (米)
EUROGROUP SPA Euro MISI
(伊) 提携先 Laminations (中)
提携先 日本国内 Headquarters Eurotranciatura Mexico
SA de CV (メキシコ)
提携先
KURODA Precision Industries かずさアカデミア工場 旭工場
(M) SDN BHD (マレーシア)
【国内販売ネットワーク】
本社営業部、名古屋支店、
【国内関連会社】 大阪支店、京都営業所、
クロダインターナショナル(株) 太⽥営業所、⻄東京営業所、
(株)ゲージング、日本金型産業(株) ⻑野工場 富津工場 ⻑野営業所
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 6
多岐に亘る要素技術‐精密のDNA‐
駆動システム事業 金型システム事業 機工計測システム事業
精密ゲージ製造のノウハウ「必要なものは自ら作る」
⇒ 自社製研削盤、計測器、治具
例)自社製ボールねじ 例)自社製ねじ研削盤
⇒KURODA製研削盤 自社製リード測長機
⇒KURODA製精密金型 ラップ・ポリシング技術 ⇒KURODA製ボールねじ
高精度測定・計測技術 (製造、精度測定、検査)
高精度研削技術
高精度把持技術
精密 組付け技術 精密
解析技術
加工 測定
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 7
駆動システム事業
【ボールねじとは】 ナット部 ねじ軸
・モーター等の回転運動を直線運動に
ねじゲージで培った技術を 変換する機械要素
・機械の正確な動作、位置決めに
用いて高精度ボールねじ、 不可欠な要素部品
・ねじ軸とナット部の間で多数の鋼球
直動関連機器を製造 が転がりながら無限循環することで、
高い動作効率を実現できる。
研削ボールねじ 転造ボールねじ BSアクチュエータ サポートユニット
用途例
半導体製造装置 工作機械 遠隔手術ロボット 検査・分析装置
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 8
金型システム事業
精密治具などの研磨技術を原点として、
精密積層プレス金型、モーターコア等の積層コアを製造
精密積層プレス金型 モーターコア
FASTEC
Laser FASTEC
Glue FASTEC 車載用など大型コア 家電用など小型コア
モーターコア採用例
・EV等車載用モーター
・トラクションモーター
・家電用小型モーター
・サーボモーター
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 9
機工計測システム事業
ゲージ製造で培った技術を基に、超精密・高精度の測定/加工を
可能にする、工作機械、各種計測機器、要素機器を製造
工作機械 精密測定システム 要素機器
ゲージ ハイドロリックツール
加工 測定 加工・計測・検査
電子部品・金型部品 シリコンウェーハ 油井管・黒鉛電極・ 自動車部品/
医療機器部品・レンズ金型 液晶ディスプレイ回路基板 機械部品等の精度基準 ロボット減速機
MM ラボ
ソリューション提案
商品/操作説明
加工テスト など
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 10
2. 2020年度(2021年3月期)業績
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 11
2020年度 連結決算概要
2019年度 業績予想 2020年度 増減 増減
(単位:百万円) (20年3月期) 20年11月12日付 (21年3月期) (前期比) (予想比)
受注高 13,339 - 13,645 +306 -
売上高 15,083 13,200 13,289 △1,793 +89
営業利益 338 170 362 +23 +192
経常利益 275 80 357 +82 +277
親会社株主に帰属
する当期純利益 132 △50 126 △5 +176
営業利益 1,277 前年比で受注高は約2%増加、売上高は約
( 1,500
百 522 338 362
万
90 113
500
12%減少、営業利益は約7%の増加。
円
) 売上高 17,754 世界的な新型コロナ蔓延の影響で、受注は
-500
16,117 第2Q、売上は第3Qが底となった。
-1,500
15,083
13,424 13,260 13,289 -2,500
一方、中国市場の早期回復や半導体市況の
-3,500
-4,500 好転により、売上面で第4Qに挽回を果たし
-5,500
また経費抑制にも努めた結果、通期では営
-6,500
業/経常/当期利益とも黒字を維持。
新型コロナ対策費用、事務所フロア統合費
-7,500
-8,500 用等により、当期純利益は前期比で微減。
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 12
利益増減要因
前年度比連結当期純利益の変動要因
(単位:百万円)
営業外損益 特別損益 法人税等 少数株主利益
〇 59 × 65 ✕ 54 〇 31
販売管理費
2019年度
〇 540 2020度
連結
連結
当期純利益
当期純利益
132 売上高 126
の減少
× 1,794
売上原価
の減少
〇 1,277 売上高の減少△1,794百万円、売上総利益△517百万円
(売上総利益率25.2%、前期比横ばい)
人件費、出張旅費、光熱費等の減少により販売管理費
△540百万円
前期比△5
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 13
セグメント別概要(1)
機工・計測システム事業 駆動システム事業
25.3%
2021年3月期 41.5%
連結売上高
13,289百万円
33.2%
金型システム事業
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 14
セグメント別概要(2)
(単位:百万円) 受注高 売上高 営業損益
駆動システム事業 5,796 5,527 99
(前期比増減) (+895) (△1,409) (△259)
◆上半期は中国市場が牽引、年度後半からの半導体需要拡大で受注が急増、業績改善には目途
◆但し製造リードタイムの関係で、2020年度売上への反映は僅少に留まる
◆ユーロ圏での新型コロナ蔓延の影響等でドイツ子会社の業績が低迷
金型システム事業 4,561 4,414 226
(前期比増減) (+265) (+862) (+468)
◆上期、新型コロナによるマレーシア子会社の生産停止(~5月まで)から下期は一転しフル操業へ
◆世界的なEVシフト加速で案件活発化、EVコア量産に向けた金型受注等で業績回復
◆中国EV市場攻略に向けた事業戦略(提携プロジェクト)を検討中
機工・計測システム事業 3,300 3,360 64
(前期比増減) (△860) (△1,252) (△191)
◆上期は新型コロナ影響で主要顧客のロボット/自動車業界の設備投資減退、国内工作機械市場は低迷
◆部分的には、中国電炉メーカー向け炭素電極ゲージの特需で要素機器は減収ながら増益を達成
◆電装部品を手掛ける100%子会社であった永昇電子(株)を吸収合併し、当事業部門に統合
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 15
連結貸借対照表
2019年度 2020年度 増減
総資産 (百万円) 18,838 19,659 +820
純資産 (百万円) 8,818 9,306 +488
自己資本比率 (%) 45.8 46.4 +0.6P
1株あたり純資産(円) 1,529 1,610 +81
25,000 45.8 45.8 46.4 50.0
44.1 44.6
45.0 総資産:流動資産+369百万円(売上
19,375 19,909 19,659
1650.00
20,000 18,838 40.0 債権の増加等)、固定資産+451百万
17,164
1600.00 35.0 円(投資有価証券の増加等)により+
1529.08 1610.98
1550.00
15,000 1521.06
1580.46 30.0 820百万円
1500.00 25.0
1450.00
10,000 7,978 8,697 9,043 8,818 9,306 20.0 純資産:その他包括利益累計合計額+
1400.00 15.0 439百万円(その他有価証券評価差額
1350.00
5,000
1400.70 10.0 金、為替換算調整勘定等)を主要因と
1300.00 5.0
して+488百万円
1250.00
0 0.0
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 自己資本比率:46.4% 前年度比+
総資産 純資産 自己資本比率 (%)
0.6ポイント
BPS (円)
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 16
2021年度通期業績予想
2020年度 2021年度
前期比増減率
(単位記載の無い項目は百万円単位) (実績) (業績予想)
売上高 13,289 16,800 26.4%
営業利益 362 700 93.1%
経常利益 357 550 53.7%
親会社株主に帰属する当期純利益 126 340 168.4%
1株あたり年間配当金(円) 10円00銭 20円00銭 -
配当性向(%) 44.7% 33.3% -
新型コロナウィルス感染症による国内経済活動への影響は当面の間継続
一方で、2021年度に於いては以下の市場環境予想のもと、売上高16,800百万円、
営業利益700百万円、経常利益550万円と、前年度比で増収増益を見込む。
・2020年度後半から続く半導体関連の需要回復~拡大
・中長期的な電動車関連市場の伸張
・工作機械等の設備投資需要も年度内に回復基調
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 17
3. 中期経営計画 Vision2025
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 18
前中計の振り返り
Vision2020設計図 数値計画(連結)/ 実績
売上高(億円) 営業利益(百万円)
計画
各事業においてグローバルニッチトップ 207 1,500 1,350 15%
実績
190 1,277
利益を伴う成長(Profitable Growth) 177 1,300 1,190 13%
営業利益率
1,100 11%
収益力強化 開発力強化 顧客関係強化 176 840
161 150 900 9%
ロードマップ
値決め経営 PFKC 132
700
522 7%
提案制度 7.2%
生産技術・IT
500 338 362 5%
VIPカスタマー戦略 VIPカスタマー戦略
300 3%
100 3.2% 2.7% 1%
人財育成・働き方改革 2.2%
-100 -1%
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
コンプライアンス・安全・健康・環境・品質 計画/実績 計画/実績 計画/実績 計画/実績 計画/実績 計画/実績
成果
・期間を通じて黒字を維持(連結/単体)
駆動:中小径ボールねじ生産の自動化ライン構築、稼働開始
・設備投資継続、成長に向けた体制整備
金型:国内外でのEV用モータコア量産PJの獲得
・ESG経営の進展:環境方針策定、CO2排出量削減
機工計測:医療・光学分野等、成長市場の開拓
目標設定、BCP強化、働き方改革の推進
課題
・市場サイクルに大きく影響される収益構造 駆動:半導体以外の市場分野の開拓、顧客内シェア向上
⇒ 不況期にも安定的に収益を稼げる体質構築 金型:コア量産PJの立上げに向けた、金型供給能力の増強、
・各ニッチ分野での競争力向上 国内外のアライアンス戦略
⇒ DXへの取組み本格化 機工計測:カスタマイズ対応力強化による新商品開発、
・ESG経営の更なる進展 海外市場の開拓、商品毎のマーケティング戦略
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 19
参考資料:収益構造
1,800
半導体製造装置生産額は経済産業省生産動態統計年報(機械統計編)に拠る
1,604 1,619
4,400 1,516 1,600
1,504
1,425
1,310 1,400
3,400 1,275 半導体製造装置生産額
(暦年、右目盛、10億円)
1,151 1,172
1,200
2,400 988 1,002
1,113 970 985
934 1,000
856
820
1,353 1,307 790
1,277 800
1,400 729 714
629 1,064 1,126 558
1,002 600
848
400 730
543 53 90 522
438 -257 338 362
113 400
-600 -682 -394
-488 200
-978
当社営業利益
(年度、左目盛、100万円)
-1,600 -1,530 0
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 20
新中計 Vision2025 の位置付け
全社 売上高 Vision2020 Vision2025
全社 営業利益
成長分野への再投資・利益還元 230
(単位:億円)
20
177
161
168 安定的
150 な利益
132 132
創
12
業
3事業の相互補完 百
7.0 周
5.2
3.4 3.6
・収益力強化 年
1.1
・技術力強化
・顧客関係強化
FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021P FY2022P FY2023P FY2024P FY2025P
◆ 新たな成長軌道への飛躍と安定的に利益を生む収益構造への転換を目指す5年
◆ 収益力強化・技術力強化・顧客関係強化を柱とした施策の実行、3事業の相互補完
◆ 全社ベースで安定的に収益を生み、成長分野への再投資と利益還元に充当
・好況時の業績底上げと不況時にも安定的に利益を生む体質への改善
・共通基盤としてのDX化の推進 ⇒ 生産性/品質の向上、柔軟な製造/販売体制の確立
カスタマーサービス向上 など
◆ ESG経営:環境投資の実行、働き方改革の推進、情報セキュリティー強化 など
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 21
Vision2025 設計図
精密技術を通じて世界の産業の⾼度化をサポートする
各事業においてグローバルニッチトップ
安定的な利益
収益力強化 技術力強化 顧客関係強化
値決め経営 ロードマップ 市場多角化
自動化・生産性向上 形式知化 VIPカスタマー戦略
人材育成・DX
コンプライアンス・安全・健康・環境・品質
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 22
デジタル・トランスフォーメーション(DX)
金型システム 駆動システム 機工計測システム
生産性・品質向上 納期短縮「誰よりも早く 生産性・品質向上
提携先支援 お客様のニーズに応える」 多彩なソリューションの実現
スマートファクトリー/スマートワーク構想
生産性向上、品質向上、納期短縮
商品開発支援、知財管理支援、営業支援、海外業務支援
見える化 生産管理/予防保全 デジタルツイン化
シミュレーションによる試
センシング→ 設備の状況を監視→
作、性能評価→
複合データから 異常感知、予兆管理
設計リードタイム削減
状況を可視化 生産管理、品質管理
手戻り最小化
匠の技の継承 業務効率化 カスタマーサービス
熟練工の動きの ITやRPAの活用→ 出荷後の使⽤状況をモ
データ化→ 業務の効率化、 ニタリング→
加工ノウハウを機械 工程管理・品質管理 遠隔保守サービス等
が継承 の刷新 ユーザーメリットとなる
サービスの提供
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 23
事業戦略:駆動システム事業
誰よりも早くお客様のニーズに応えられる
小型直動システムメーカーになる!
世界市場での半導体製造装置への投資動向
Bn.$
<事業環境>
・半導体需要の拡大、用途の更なる拡大
・主要市場(半導体製造装置)での需要増加
・医療/検査等、新たな成長分野での需要拡大
<事業戦略>
・自動化生産ラインの有効活用、技能育成、
及び生産管理強化による納期短縮(DX)
・国内外営業/流通体制の強化
・半導体以外の分野開拓、顧客内シェア向上
・直動システム事業の強化
出典:SEMI World FAB Forecast report (2021.03.16)
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 24
事業戦略:金型システム事業
高効率モーターコアのスペシャリスト
駆動モーター用大型金型でNo.1
薄板コアでNo.1
地域別EV車市場規模予測
万台
1,969 <事業環境>
2,000
・グローバルな脱炭素化の流れ加速
1,800 日本 EV ・車載用/家電用とも高効率モータ需要の拡大
1,600 北米 EV
1,396
・中国EV市場の急拡大
欧州 EV
1,400
中国 EV
1,200 東アジア EV
1,000 その他 EV
775
800
600 <事業戦略>
400 275 ・コア量産プロジェクトの確実な推進
200 ・PJマネジメント力強化、採算管理の強化
0 ・金型/コア製造プロセスの形式知化(DX)
・国内外に於けるアライアンス戦略推進
・EV主戦場=中国で新たな提携の枠組み構築
出典:富士経済 HEV,EV関連市場徹底分析調査(2020年版)
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 25
金型システム事業
拡大するEV用モーターコア
需要に対応する
グローバルな供給体制 欧州
北米 パートナー
中国 日本
パートナー パートナー
前中計期間において国内外で獲得したEV
用モーターコアの量産プロジェクトが順次
本格的に始動。
金型供給能力の向上と、国内外の提携戦略
推進により、拡大するモーターコア需要に
対応。国内では大型プレス装置の増設。
特にEV年間販売台数において世界最大数
が見込まれる中国市場では、新たな提携の
枠組み構築を検討中。
本中計期間(21~25年度)において、
EV用金型の年間平均受注台数を、前中計
期間と比較して約3倍とする計画。
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 26
事業戦略:機工計測システム事業
確かな計測と加工技術で
Smart Solution プロバイダーを目指す!
工作機器の需要部門別販売額予想
億円 <事業環境>
2,500
2,059
2,184 ・21年以降国内市場は回復基調、輸出も拡大
輸出 1,946 ・医療/検査、ロボット、EV等で新規需要
2,000 1,756
1,674
・中国、アジア圏の市場拡大
1,500 1,332
560 595
540
1,000 450 480
324
500
0
2020年実 2021年予 2022年予 2023年予 2024年予 2025年予
工作機械 金属加工機器 半導体製造装置 <事業戦略>
運搬機械 産業機械 その他一般機械 ・新商品/ソリューション開発
電子通信機器 その他電気機械 自動車 ・生産/品質管理の抜本的改善(DX)
その他輸送機械 精密機械 【輸出】 ・海外販売/サービス提供体制の強化
【その他】 合計
出典:日本工作機械工業会
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 27
投資計画
計画期間グループ全体で73億円程度の
設備投資、研究開発投資、および事業投資を実施
(事業環境・受注環境に応じ段階的に実施)
本社 約14億円
DX化投資、環境対応投資 等
駆動事業 約25億円
自動化ライン拡張、ねじ研削盤 等
金型事業 約26億円
大型プレス装置、マシニングセンタ、事業提携 等
機工計測事業 約5億円
加工センター、円筒研削盤 等
海外子会社 約3億円
設備更新 等
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 28
ESGへの取り組み
・環境方針の順守、環境マネジメントの継続的な改善
・CO2排出量削減目標(国内)の達成に向けたアクション
2018年対比 ⇒ 2030年△29%、2050年△80%
nvironment (新たな政府方針を受けた、目標値の見直しと計画の再設定)
【環境】 ・環境負荷の低減に貢献する分野での事業展開
例)電動アクチュエータ、新エネルギー車駆動用モーター
エコセーバ(微小切削油供給機)
・品質・健康・安全第一への継続的取り組み
・ワークライフバランスと多様性、高齢化社会に配慮した
Society 人事制度の拡充
【社会】 ・人財ロードマップに基づく人財育成
・働き方改革の更なる推進 ⇒ DXを活用した業務効率化
・ポストコロナ時代のスマートワーク構想の具体化
Governance ・グループ全社でのコンプライアンス、内部統制制度の徹底
【ガバナンス】 ・DX化に対応した情報セキュリティー管理の強化
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 29
配当政策
企業体質強化のための内部留保の充実を勘案しつつ、業績に裏づけされた
安定的な配当を継続して行うように努めます。
円/1株
80 実績 計画 70%
64%
70
50~70円
70 60%
60
50%
45%
50 配当性向
40%
40
33% 計画期間5年に於いて
配当額/1株 配当性向25%~35% 25~35% 30%
30 の安定的/継続的な配当
25
20
を 計画しております。
16% 20%
20
15
10 10%
10
0 0%
FY2018 FY2019 FY2020 FY2021 FY2022 FY2023 FY2024 FY2025
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 30
経営目標
前中計 新中計
【2020年度】
成長性 売上高 売上高 168億円~230億円
200億円
安定的に10億円
収益性 営業利益 営業利益率 4%超~8%
の営業利益
【2020年度】
効率性 ROE ROE 5%超~10%
7.3%
安定性 - - 自己資本比率 45%以上
配当政策 - - 配当性向 25%~35%
計画期間(5年)中
投資戦略 - - 総投資額
73億円程度の規模
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 31
ご清聴ありがとうございました
当資料は、投資家の皆さまに黒田精工株式会社への理解を深めて頂く
事を目的として、経営や財務に関する情報を提供するものです。
当資料に記載されている内容は、いくつかの前提に基づいたものであ
り、将来の計画や施策の実現を確約したり保証したりするものではあ
りません。
当資料は、投資勧誘を目的としたものではありません。実際に投資を
行う際は、本資料の情報に全面的に依拠することなく、ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。
【お問い合わせ先】
黒田精工株式会社 経営企画室 IR担当
TEL:044‐555‐3800
ホームページ:https://www.kuroda-precision.co.jp
2021© KURODA Precision Industries Ltd. 32