7725 インターアクション 2021-01-29 17:00:00
2021年5月期第2四半期決算説明会 質疑応答(要旨) [pdf]

                                                                2021 年 1 月 29 日
各 位
                                         会 社 名    株式会社インターアクション
                                         代表者名     代表取締役社長            木 地    伸 雄
                                               (コード番号         7725    東証第一部)
                                         問合せ先     経 営 企 画 室 I R 担 当
                                                         電話番号        045-263-9220




      2021 年5月期第2四半期決算説明会 質疑応答(要旨)


  当社は 2021 年 1 月 20 日に 2021 年 5 月期 第 2 四半期決算説明会(アナリスト・機関投
資家向け)をオンライン形式により実施いたしました。本資料は、同説明会での質疑応答に
ついて主な内容をまとめ、公表するものです。なお、理解促進のために一部内容の加筆修正
を行っております。


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質問1:IoT 関連事業セグメントについて、第 2 四半期の 3 か月間だけを取り出すと増益
となっており、利益率も高水準となっている。海外顧客向け光源装置と国内顧客向け瞳モ
ジュールの構成比が高まったと話があったが、第 3 四半期以降も持続性があると考えて良
いか。
  また、当該セグメントの中で製品別に収益性の順番をつけると、スライド資料「3.事
業の現状と今後:製品ポートフォリオ(Iot 関連事業)
                          」にあるように、右上の製品ほど収
益性が高いといった認識で良いか。


回答1:第3四半期以降も今回のような傾向は変わらず続くと思う。ここへいかに国内顧
客向けの光源装置が入ってくるかにもよるが、海外顧客向けの光源装置については引き続
き堅調な引き合いをもらっているので、業績に貢献してくれると考えている。
  スライド資料上のリターンについては、収益性もそうだが、絶対額としてのボリューム
も考慮している。そのため、収益性が高いが単価の低い瞳モジュールは既存製品の中でも
左下の方に位置付けている。イメージはこのような順番であっている。
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質問 2:量産化が間近に迫っている海外向け瞳モジュールは、顧客のイメージセンサの製
品群において、ハイエンド製品、ローエンド製品、3D センシング用製品、どの製品向け
か。


回答 2:ハイエンド製品向けとなる。現在、海外顧客からは 2 つ要望をもらっている。1
つは海外向け瞳モジュール、もう 1 つは拡散板(Diffuser Filter)で、両方とも当社が
供給している。拡散板については海外顧客からスペックを上げて欲しいと言われており、
しっかりと対応していく予定でいる。海外向け瞳モジュールの量産化に向けた販売も少し
ずつ始まっている。
  なぜ顧客からこのような要望があるかというと、イメージセンサ上のマイクロレンズの
検査がより重要になってきているためと認識している。今後、拡散板は海外顧客のローエ
ンド製品向けに使われ、ハイエンド製品向けには緻密に光学特性を合わせることができる
瞳モジュールが使用されるのではと想定している。いずれにしても、イメージセンサのス
ペックが上がるほど生産の歩留まりが悪くなっており、その問題解決のために当社の瞳モ
ジュール等が必要になっているのではと想像している。


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質問 3:IoT 関連事業セグメントについて 2 つ教えて欲しい。まずは光源装置の競合環境
についてだが、競合相手とのシェア状況に変化があったかと、その状況が今後どうなって
いくのかについて確認させて欲しい。
  もう1点は中国顧客の動きについて、受注のボリュームはまだ大きくないとの事だった
が、今後どれくらい増えそうと考えているか教えて欲しい。


回答 3:競合環境は以前から変化していない。この競合環境は、あくまでも国内顧客が購
買戦略上とっている施策であると理解している。そのため、今後も国内のリピートオーダ
ーの光源装置については、競合はなくならないと想定している。我々としては、競合あり
きでどのように収益を上げていくか、競合と戦いながら、いかに競合と違うソリューショ
ンで争いを回避していくかが重要になると思っている。
  中国の顧客については、受注と立上げが完了している。価格帯は海外顧客向け光源装置
と同様。まだ量産には入っていないので、それほど多くの受注はもらっていない。
ただ、イメージセンサ市場において今後想定されるシナリオに沿って、当社は備えて行か
なければならないと考えている。ひとつは我々の既存顧客が今後もイメージセンサの市場
で勝ち続けるというシナリオ。もうひとつは新規参入のメーカーがイメージセンサの市場
で台頭してくるシナリオ。
  既存顧客が勝ち続けるのであれば、我々は現状の製品をさらに改良しながら対応してい
けば大丈夫だと考えている。新規参入のメーカーが台頭してくるというシナリオについて
は、そういったメーカー、今は特に中国の新規顧客に対してしっかりとソリューションの
展開やネットワークの構築を行っていかなければ対応できないと考えている。光源装置の
提供はもちろん、瞳モジュールの提供も重要だと考えており、引き合いも強いため、しっ
かりと対応していきたい。
  個人的な見解としては、2~3 年で中国の新規顧客が量産を始めるかというと、あまりポ
ジティブには考えていない。ただ、優秀な人材も多く、時間があれば製造ラインが立ち上
がる可能性は十分あると思うので、今後の有望市場としてしっかりと注視していきたい。


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質問4:IoT 関連事業セグメントについて、新規の海外向け瞳モジュールの話もあった
が、立ち上がりについて時間軸をどのように考えれば良いかを教えて欲しい。また、国内
顧客の需要の回復に関しては、既存の工場向けなのか、長崎の新棟向けなのかを教えて欲
しい。


回答4:瞳モジュールについては、リードタイムが比較的短いため、期中受注・期中売上
も可能な製品となっている。現在は光源装置についても先行手配が進んでいるため、通常
であれば難しい期中受注・期中売上にも対応可能な状況になっている。この短納期を実現
できるのは今のところ我々だけだと思うので、しっかり対応していきたいと考えている。
  国内顧客の需要に関しては、既存の工場向けだと認識している。長崎新棟向けの納品は
まだ先だと思っているので、今は現状空いているスペースを活用して対応しているものと
理解している。


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                                                                            以上