7694 M-いつも 2021-08-13 15:30:00
当社子会社による「株式会社ビーラン」の株式取得に関するお知らせ [pdf]
2021 年8月 13 日
各 位
会 社 名 株式会社いつも
代表者名 代表取締役社長 坂本 守
(コード番号:7694 東証マザーズ)
問合せ先 取締役 CFO コーポレート本部長 杉浦 通之
(TEL 03-4580-1365)
当社子会社による「株式会社ビーラン」の株式取得に関するお知らせ
当社は本日開催の取締役会において、当社の子会社であるいつもコマース株式会社(以下「いつもコマース」
といいます。
)が、以下のとおり、株式会社ビーラン(以下「ビーラン」といいます。
)の株式を取得し子会社
化(当社の孫会社化)することについて決議いたしましたので、お知らせいたします。
1.株式の取得の理由
当社は、
「日本の未来を EC でつくる」をミッションに、中小企業から大手企業に至るまで幅広いメーカーへ
の EC 事業の総合支援を行っております。成長を続ける EC 市場において、D2C・EC ブランドの中には、まだ成
長余地があるにも関わらず、人的リソースや広告費資金が足りない等の理由により成長が停滞している企業が
多々あると考えております。そうした D2C・EC ブランド企業に対する経営支援を行うべく、M&A により自社の
ブランドとして保有し、経営資金、マーケティングノウハウ、EC 専門人材、フルフィルメントを投入すること
で成長を加速させるブランドバリューアップ事業の運営を行っております。当該事業のスピーディーな運営を
行うことを目的に「いつもコマース」を 2021 年 6 月に設立いたしました。
現在、当社及び子会社では中長期的な企業価値の向上のために、M&A による自社ブランドの増加を目指して
おります。M&A については、成長余地のある商材で年商目安として5千万から3億円程度の EC 事業を営む事業
や法人を対象としており、M&A により自社ブランドにした上で、当社の過去の実績やノウハウを注入し、当該
事業を伸ばしていきたいと考えております。これまでの当社の D2C・EC 支援実績に基づき蓄積された各種デー
タを基に、D2C・EC 事業経営のためのノウハウや経験等の事業基盤を活かせるもとの考えております。
今回、株式を取得するビーランは、2006 年に創業され、主にスノーボードを中心としたスポーツ用品の企画・
製造・販売を行っております。ビーランの年商は、前期実績 18 億円と、当社のブランドバリューアップ事業に
おける M&A の対象目安よりも売上規模は大きいものとなっております。これは、①ビーランが年商5億円規模
であった時から当社のお取引先として EC 事業を支援していたことから、相互の信頼関係もあり、取り扱い商材
や事業についての当社の理解があったこと、②事業承継先として当社を選定いただいたこと、③当社マーケッ
トプレイスサービスにおいて、一部のブランドが夏季に売上が偏重しており、ビーランが取り扱う商材の性質
から主に冬季の売上に寄与するものと想定され、年間を通じてより安定した売上を見込めること等を総合的に
判断し、株式取得することを決定いたしました。また、子会社化することで、当社がこれまで培ってきた D2C・
EC 事業経営のためのノウハウや経験等を活かし、広告宣伝費等の効果的な投下や、販売チャネルの拡大、経営
管理等により、ビーランのさらなる事業規模の拡大、収益性の向上が見込めると判断しており、より一層の当
社グループの企業価値の向上に取り組んでまいります。
2.株式を取得する子会社(いつもコマース株式会社)の概要
(1) 名 称 いつもコマース株式会社
(2) 所 在 地 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号新有楽町ビル
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 坂本 守
D2C・EC ブランドの M&A
(4) 事 業 内 容 D2C・EC ブランドの企画・開発・製造
D2C・EC ブランドのマーケティング・運営・販売
(5) 資 本 金 10 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2021 年6月 15 日
3.異動する孫会社(株式会社ビーラン)の概要
(1) 名 称 株式会社ビーラン
(2) 所 在 地 大阪府吹田市広芝町 4-32 大和ビル 3F
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役 黒川博晴
スノーボードを中心としたスポーツ用品の企画・製造・卸販売、EC サイト
(4) 事 業 内 容
の運営
(5) 資 本 金 5 百万円
(6) 設 立 年 月 日 2006 年9月1日
(7) 大株主及び持株比率 個人 1 名 100%
資 本 関 係 該当事項はありません。
上場会社と当該会社
(8) 人 的 関 係 該当事項はありません。
と の 間 の 関 係
取 引 関 係 該当事項はありません。
(9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 2018 年8月期 2019 年 8 月期 2020 年8月期
純 資 産 324 百万円 370 百万円 431 百万円
総 資 産 413 百万円 407 百万円 544 百万円
1 株 当 た り 純 資 産 648,652.10 円 740,477.08 円 863,179.31 円
売 上 高 1,689 百万円 1,755 百万円 1,855 百万円
営 業 利 益 79 百万円 62 百万円 91 百万円
経 常 利 益 81 百万円 68 百万円 92 百万円
当 期 純 利 益 60 百万円 45 百万円 61 百万円
1株当たり当期純利益 120,349.76 円 91,824.98円 122,702.23円
1 株 当 た り 配 当 金 -円 -円 -円
4.株式取得の相手先の概要
株式取得の相手先は個人株主 1 名となりますが、相手先の意向により、氏名等は非公開とさせていただきま
す。なお、当社と株式取得の相手先との間に記載すべき資本関係、人的関係及び取引関係はありません。
5.取得株式数,取得価額及び取得前後の所有株式の状況
0株
(1) 異動前の所有株式数 (議決権の数:0個)
(議決権所有割合:0%)
500 株
(2) 取 得 株 式 数
(議決権の数:500 個)
相手先の意向及び当事者間の守秘義務契約により非公開としておりま
(3) 取 得 価 額
す。
500 株
(4) 異動後の所有株式数 (議決権の数:500 個)
(議決権所有割合:100%)
6.日 程
(1) 取 締 役 会 決 議 日 2021 年8月 13 日
(2) 契 約 締 結 日 2021 年8月 17 日(予定)
(3) 株 式 譲 渡 実 行 日 2021 年 10 月1日(予定)
7.今後の見通し
当社は、当該株式の取得に伴い、2022 年3月期第3四半期より、連結決算への移行を予定しております。2022
年3月期の当社連結業績に与える影響につきましては、軽微なものと見込んでおりますが、今後開示すべき事
項が生じた場合には速やかに開示いたします。
なお、本件株式譲渡に伴う業績及び財政状況に与える影響は、同日に公表しております「SK-II 公式ショッ
プ楽天市場店の事業移管について」の影響がある一方で、既存の2つのサービスが好調に推移していること、
新規事業であるブランドバリューアップについても堅調に推移していること等を鑑みても、2021 年 5 月に発
表している業績予想から現時点での修正の予定はありません。
以 上
(参考)当期業績予想(2021 年5月 13 日公表分)及び前期実績
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期業績予想
11,448 百万円 569 百万円 557 百万円 386 百万円
(2022 年3月期)
前期実績
8,797 百万円 526 百万円 547 百万円 419 百万円
(2021 年3月期)