7694 M-いつも 2020-12-21 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]

                                                                            2020 年 12 月 21 日
各 位
                                                     会社名  株式会社いつも
                                                     代表者名 代表取締役社長 坂本 守
                                                      (コード番号:7694 東証マザーズ)
                                                     問合せ先 取締役 CFO 管理本部長 杉浦 通之
                                                                   (TEL.03-4580-1365)


           東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ

 当社は、本日、2020 年 12 月 21 日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお一
 層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 2021 年3月期(2020 年4月1日から 2021 年3月 31 日)における当社の業績予想は、次のとおりであり、ま
 た最新の決算情報等につきましては別添のとおりであります。



【個別】                                                                  (単位:百万円、%)
                                                      2021 年3月期
                   決算期       2021 年3月期                                    2020 年3月期
                                                     第2四半期累計期間
                               (予想)                                          (実績)
                                                         (実績)
  項目
                                  対売上        対前期               対売上                対売上
                                  高比率        増減率               高比率                高比率
  売        上        高    8,090      100.0     53.8     4,557      100.0   5,261    100.0
  営    業       利    益     438         5.4    158.0       332        7.3     170        3.2
  経    常       利    益     434         5.4    119.3       358        7.9     198        3.8
  当期(四半期)純利益              350         4.3    143.7       251        5.5     143        2.7
  1 株 当 た り 当 期
                                 72 円 68 銭              54 円 59 銭          31 円 28 銭
  (四半期)純利益

  1株当たり配当金                       0円 00 銭                0円 00 銭            0円 00 銭

(注)1.当社は、連結財務諸表及び四半期連結財務諸表を作成しておりません。
   2.2020 年9月4日付で、普通株式1株につき 20 株の株式分割を行っておりますが、2020 年3月期
     の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期(四半期)純利益を算出しておりま
     す。
   3.2020 年3月期(実績)及び 2021 年3月期第2四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四半期)
     純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
   4.2021 年3月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募予定株式数(800,000 株)を含めた予定期
     中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関する第三者割当増資
     分(最大 210,000 株)を考慮しておりません。
【2021 年3月期業績予想の前提条件】
1.当社の見通し
  当社は、  「日本の未来を EC でつくる」をミッションとして掲げ、ブランドメーカーや小売事業者等の
 EC 事業を総合支援するサービスを提供しております。
  EC 市場は、ネット上での販売商品の多様化、市場参加者の増加、物流事業者による配達時間の大幅な短
 縮化、スマートフォンの普及、SNS による情報流通量の増加等を背景に引き続き順調な市場拡大が見込ま
 れております。経済産業省が 2020 年7月 22 日に発表した「令和元年度電子商取引に関する市場調査」に
 よると、国内 B2C-EC 市場規模は、2018 年時点で約 18.0 兆円であり、2019 年は 19.4 兆円と堅調に推移し
 ております。EC 市場の拡大の中で、顧客の趣味嗜好の多様化により EC サイト及びその運営者は多種多様
 となっており、EC サイトを開設する運営事業者も増加しております。
  当社が属する EC 市場においては、新型コロナウイルスの感染リスク防止の観点から、外出自粛や在宅勤
 務により自宅からオンラインでのショッピングを行う消費者が増加しており、いわゆる「巣ごもり消費」
 が発生し、EC 化率が上昇する形となっております。
  このような状況の下、当社においては、引き続き広告費投下による新規顧客の獲得施策等の実施や、顧
 客企業の個別課題・ニーズにあわせた EC 戦略の実行支援に取り組む等により、2021 年3月期は、売上高
 8,090 百万円(前年同期比 53.8%増)、営業利益 438 百万円(前年同期比 158.0%増)   、経常利益 434 百万
 円(前年同期比 119.3%増) 、当期純利益 350 百万円(前年同期比 143.7%増)となる見込みであります。

2.業績予想の前提条件
  当社は、2020 年2月 25 日の取締役会で 2021 年3月期予算を決議し、第1四半期累計期間及び7月実績
 を踏まえ、8月以降の数値についてもそれまでの実績を勘案して計画値を見直し、2020 年8月 14 日の取
 締役会において、2021 年3月期予算の修正を行っております。当該修正については、主として EC マーケ
 ットプレイスサービスにおける EC ビジネスパートナーの第1四半期累計期間及び7月実績数値が、当初
 の想定を大きく上回ったことが背景となっております。


(1)売上高
   売上高は、EC マーケットプレイスサービス、EC マーケティングサービスの売上高で構成されておりま
  す。
   ① EC マーケットプレイスサービス
    当サービスでは、ブランドメーカーの D2C(※)を総合支援する「EC ビジネスパートナー」、及び
   EC 専用のカスタマーサービス、倉庫保管・物流サービスを提供する「EC フルフィルメント」を提供
   しております。

    EC ビジネスパートナーの主な売上高は、当社がブランドメーカーから仕入れた商品を EC プラット
   フォーム上のサイトでユーザーに販売することによる売上高になります。売上高予算は、既存取扱ブ
   ランドと新規取扱予定のブランドに区分して策定し、ブランドごとの積み上げで策定しております。
    既存取扱ブランド売上予想については、さらに新規ユーザーからの売上高と既存ユーザーからの売
   上高に区分し、算出しております。
    新規ユーザーからの売上高は、ブランドメーカーにて投下予定の広告予算と前期実績を基に設定し
   た1件当たりの獲得単価(CPA)から新規客数を算出し、前期の平均単価実績を基に、料金改定など
   の施策を考慮の上設定した新規客平均単価を乗じることで算出しております。
    一方、既存ユーザーからの売上高は、前期実績に基づき既存客数を予測し、これに 2019 年3月期か
   ら 2020 年3月期の既存客単価の実績伸長率を加味した既存客単価を乗じることで算出しておりま
   す。
 新規取扱予定のブランド売上予想については、既存ブランドのうち、保守的に最も売上規模の小さ
い案件をロールモデルとして、2021 年3月期においては既に商談が進んでおり、新たに受注確度が
高いと見込まれる2ブランドの取扱いを開始する前提で売上高予算を策定しております。
 また、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、政府より緊急事態宣言が発令され外出自粛や在宅勤務
が実施されたことにより、消費者が購買チャネルを EC へとシフトさせた影響を受け、第1四半期累
計期間及び7月における EC ビジネスパートナーサービスの売上高は販売顧客数が昨年度比 120%増
と大幅に増加いたしました。当該実績を踏まえ、既存取扱ブランドに係る8月以降の販売顧客数を見
直した結果、通期販売顧客数は昨年度比 75%増で見積もっております。
 EC フルフィルメントの売上高は、既存契約と新規契約見込による売上高で構成されております。既
存契約においては、前期実績に基づき当社が予測する取扱い流通量を基に、新規契約見込について
は、商談が進んでおり、受注確度が高いと見込まれる8月以降の受注見込に応じてそれぞれ案件ごと
に積み上げて策定しております。

 以上より、EC マーケットプレイスサービスの売上高は、6,454 百万円(前年同期比 66.2%増)を見
込んでおります。

② EC マーケティングサービス
  顧客企業の個別課題・ニーズに合わせて、国内の複数のプラットフォームにおける、マーケティン
 グ・コンサルティング、デザイン、サイト運営等の EC 業務をサポートし、顧客企業の EC 戦略の実行
 を支援しているサービスです。
  売上高は、契約に基づき継続的にサービス提供する取引先に対する収益である「ストック売上高」
 と、サイト制作をはじめとしたクリエイティブ支援等において発生する一時的な収益である「ショッ
 ト契約」による売上高で構成されており、売上高予算は、これらをサービス別に区分した上で合算
 し、策定しております。ストック売上高は、ストック型のビジネスモデルであることから前期実績に
 基づきサービス別の平均単価を予測し、これに既存件数から新規見込件数と解約見込件数を加味した
 稼働件数を乗じることで算出しております。一方、ショット売上高は、前期過去実績に基づき算出し
 た平均単価及び案件数により保守的に算出しております。
  なお、新サービスである EC ビックデータについては、契約済及び契約見込による売上見込額により
 策定しております。

 以上より、EC マーケティングサービスの売上高は、1,636 百万円(前年同期比 18.3%増)を見込ん
でおります。
     上記の結果、各サービス別の 2020 年3月期通期売上高、2021 年3月期第2四半期実績及び 2021 年
    3月期通期売上高(計画値)は下表のとおりとなっております。

                                                   (単位:百万円)
                                     2021 年3月期
                     2021 年3月期                     2020 年3月期
                                    第2四半期累計期間
                       (予想)                          (実績)
                                       (実績)
EC マーケットプレイスサービス            6,454          3,762          3,883
EC マーケティングサービス              1,636            794          1,378
合                計          8,090          4,557          5,261

※ D2C(Direct To Consumer)
  メーカーが自社で企画、製造した商品を、中間流通を介さずに、自社の販売プラットフォーム(主に EC
  サイト)で直接消費者へ販売するモデルのことであります。

(2)売上原価、売上総利益
   売上原価は、主として商品原価、楽天等へ支払うプラットフォームの手数料、物流業務委託先へ支払
  う物流費用、派遣・アルバイト費用などの外注費及び労務費であります。
   商品原価は、売上高にブランド毎に契約で定められた仕入原価率を乗じて算出しております。外注費
  のうち、プラットフォームの手数料、物流費用は、販売計画に前期実績に基づいて算出した経費率を乗
  じて算出し、派遣・アルバイト費用は売上高から見込まれる社内工数を考慮し、サービス毎に社内工数
  以外に必要と見込まれる稼働工数に単価を乗じて算出しております。労務費は、直接部門の人件費に、
  労務費に配賦されている直近月(2020 年 7 月)の実績率を乗じて、原価に配分される労務費を算出して
  おります。
   上記の結果、売上原価は 6,153 百万円(前年同期比 62.0%増)、売上総利益は 1,936 百万円(前年同
  期比 32.4%増)を見込んでおります。

(3)販売費及び一般管理費、営業利益
    販売費及び一般管理費は、主として人件費、支払手数料、広告宣伝費、業務委託費で構成されており
  ます。
    人件費は役員報酬に、間接部門と原価に配賦しなかった直接部門の給与、賞与及び法定福利費を加算
  したものであります。給与については既存人員に係る給与は前期実績を基に昇給率を考慮して作成して
  おり、新規採用人員に係る給与は、採用計画による増加人員数に想定人件費を乗じて算出しておりま
  す。2021 年3月期の人件費は事業拡大に対応する人員採用を進めたほか、上場対応に必要となる間接人
  員の拡大を織り込んだ結果、昨年度比 170 百万円増加する見込みであります。
    支払手数料は主としてプラットフォームに対する課金決済手数料及びシステム使用料であります。
  2021 年3月期の支払手数料は EC ビジネスパートナーサービスの拡大に伴い、課金決済手数料が大幅に
  増加した結果、昨年度比 198 百万円増加する見込みであります。
    また、広告宣伝費は主として当社の顧客獲得のために支出される費用であり、当社の売上高予算を達
  成するために必要な見込客を獲得できるように策定しています。前期は当社ブランディングのための一
  時的な費用が発生していたことから、今期は前期比で2割程度減少する見込みです。業務委託費は主と
  して会計や法務などの外部専門家に対する費用でありますが、社内人員拡充に伴い費用発生が減少して
  いることや、前期は IPO 準備のための一時的な費用が発生していることから、前期比で2割程度減少す
  る見込みであります。
   上記の結果、販売費及び一般管理費は 1,498 百万円(前年同期比 15.9%増)、営業利益は 438 百万円
  (前年同期比 158.0%増)を見込んでおります。

(4)営業外損益、経常利益
   営業外収益は採択済みである JETRO 補助金等の補助見込額、テレワーク助成金、雇用助成金等を補助
  金収入として見込んでおります。営業外費用は上場関連費用、及び銀行借入金に係る支払利息を見込ん
  でおります。
   上記の結果、営業外収益として 45 百万円、営業外費用として 49 百万円、経常利益は 434 百万円(前
  年同期比 119.3%増)を見込んでおります。

(5)特別損益、当期純利益
   特別利益は契約している役員の生命保険について、解約予定であり、当該解約による一時的な利益見
  込額 26 百万円を計上しております。税金費用は実効税率を基に算定し 110 百万円を予想しております。
   以上の結果、当期純利益は 350 百万円(前年同期比 143.7%増)を見込んでおります。



【業績予想に関するご留意事項】
 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。

                                                       以 上
           2021年3月期         第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                                         2020年 12月 21日
上 場 会 社 名   株式会社いつも                                  上場取引所                    東
コ ー ド 番 号   7694                                 URL https://itsumo365.co.jp/
代   表   者 (役職名)代表取締役社長                      (氏名)坂本 守
問合せ先責任者   (役職名)取締役CFO管理本部長                  (氏名)杉浦 通之                  (TEL) 03 (4580)1365
四半期報告書提出予定日      -                           配当支払開始予定日                -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無       : 無
                                                                         
                                                                              (百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第2四半期の業績(2020年4月1日~2020年9月30日)
(1)経営成績(累計)                                                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                   売上高                   営業利益               経常利益                  四半期純利益
                   百万円          %        百万円           %    百万円          %         百万円      %
2021年3月期第2四半期      4,557        -            332       -      358       -             251   -
2020年3月期第2四半期         -         -             -        -       -        -              -    -
                                                                         
                                        潜在株式調整後
                  1株当たり
                                          1株当たり
                 四半期純利益
                                         四半期純利益
                            円   銭                  円   銭
 2021年3月期第2四半期           54.59         -
 2020年3月期第2四半期              -          -
  (注) 1.当社は、2020年3月期第2四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、2020年3月期第2四
         半期の数値及び対前年同四半期増減率並びに2021年3月期第2四半期の対前年同四半期増減率は記載してお
         りません。
       2.当社は、2019年8月9日付で普通株式1株につき1,000株、2020年9月4日付で普通株式1株につき20株の
         割合で株式分割を行っております。期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり四半期純利益を算
         定しております。
      3.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ
         り、期中平均株価を把握できないため、記載しておりません。
                                                    
(2)財政状態
                   総資産                      純資産            自己資本比率
                            百万円                    百万円                   %
2021年3月期第2四半期         2,726                         427                15.7
2020年3月期              2,260                         176                 7.8
 (参考) 自己資本 2021年3月期第2四半期    427 百万円                2020年3月期       176 百万円
 
2.配当の状況
                                             年間配当金

                第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                       期末            合計
                    円   銭           円   銭          円   銭      円   銭           円   銭
  2020年3月期         -    0.00                           -        0.00          0.00
  2021年3月期         -    0.00
  2021年3月期(予想)                                         -        0.00          0.00
 (注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2021年3月期の業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                            (%表示は、対前期増減率)
                                                                  1株当たり
                   売上高       営業利益        経常利益             当期純利益
                                                                  当期純利益
                   百万円   %   百万円    %     百万円      %           百万円    %        円   銭
    通期        8,090 53.8 438 158.0 434 119.3 350 143.7 72.68
 (注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :無
    2.当社は、2020年9月4日付で普通株式1株につき20株の割合で株式分割を行っておりますが、期首に当該株
      式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算出しております。

 
※    注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                         : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ①   会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                      : 無

     ②   ①以外の会計方針の変更                             : 無

     ③   会計上の見積りの変更                              : 無

     ④   修正再表示                                   : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
     ①   期末発行済株式数(自己株式を含む)          2021年3月期2Q    4,600,000株   2020年3月期     4,600,000株

     ②   期末自己株式数                    2021年3月期2Q          -株     2020年3月期            -株

     ③   期中平均株式数(四半期累計)             2021年3月期2Q    4,600,000株   2020年3月期2Q          -株

(注) 1.当社は、2019年8月9日付で普通株式1株につき1,000株、2020年9月4日付で普通株式1株につき20株の割
      合で株式分割を行っております。期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期
      末自己株式数」及び「期中平均株式数」を算定しております。
    2.2020年3月期第2四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、期中平均株式数(四半期累
      計)は記載しておりません。

※   四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※   業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料P.2「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧ください。
 
                         株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………1

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………1

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………1

    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………2

    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………3

    (1)四半期貸借対照表 ……………………………………………………………………………………3

    (2)四半期損益計算書 ……………………………………………………………………………………4

    (3)四半期キャッシュフロー計算書 ……………………………………………………………………5

    (4)四半期財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………6

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………6

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………6

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………6
                                  株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 当第2四半期累計期間(自    2020年4月1日   至   2020年9月30日)における我が国経済は、新型コロナウイルス感
染症の世界的な感染拡大の影響により、厳しい状況が続きました。景気の先行きについては、経済活動の再開により一
部で持ち直しの動きがみられるものの、拡大傾向にある国外の新型コロナウイルス感染症が世界経済に与える影響や、
米中間の通商問題への懸念、米国大統領選挙の動向など、依然として不透明な状況にあります。
 当社の事業を取り巻く環境は、ネット上での販売商品の多様化、市場参加者の増加、物流事業者による配達時間の大
幅な短縮化、スマートフォンの普及、SNSによる情報流通量の増加等を背景に引き続き順調な市場拡大が見込まれており
ます。富士経済が公表した「ECプラットフォームとの共存を模索するメーカーの通販チャネル戦略」によると、2014年
ECプラットフォーム市場3.1兆円、自社EC市場3.0兆円とほぼ同等の市場規模でしたが、2015年を境に、その後の物販系
EC市場規模の成長は、ECプラットフォーム市場が牽引しています。ECプラットフォーム市場は、2015年3.6兆円から2019
年6.7兆円と、5年間で185.1%の成長に対して、自社EC市場は、102.7%とほぼ横ばいとなっております。このことから、
今後もECプラットフォーム市場がEC市場の拡大を牽引していくと考えられます。
 また、当社が属するEC市場においては、新型コロナウイルスの感染リスク防止の観点から、外出自粛や在宅勤務によ
り自宅からオンラインでのショッピングを行う消費者が増加しており、いわゆる「巣ごもり消費」が発生し、EC化率が
上昇する形となっております。
 このような状況のもと、当社は、ブランドメーカーとのパートナーシップに基づき、当社がEC上で消費者に直接販売
するECマーケットプレイスサービスにおいては、実店舗の休業等に伴い、広告費投下により新規顧客の獲得施策や、大
量出荷に備えて、在庫不足を防ぐために先行仕入の実施、また、6月末で終了したキャッシュレス還元の終了に伴う駆
け込み需要等により、当初計画を大きく上回り、売上高は大幅に増加しました。
 また、EC業務全般を支援しているECマーケティングサービスにおいては、新型コロナウイルスの影響もあり、顧客企
業におけるEC戦略も変動していくことが予想されます。取引先の個別課題・ニーズにあわせたECコンサルティングの支
援により、契約継続による売上高は順調に推移しております。ECマーケティングサービスにおけるストック売上高は
696,530千円(ストック売上高の割合は87.6%)となり、前事業年度末と比較しても、堅調に推移しており、安定的な収
益を計上しております。
 これらの結果、ECマーケットプレイスサービスの売上高は3,762,376千円、ECマーケティングサービスの売上高は
794,853千円となり、当第2四半期の売上高4,557,230千円、営業利益332,480千円、経常利益358,989千円、四半期純利
益251,092千円となりました。なお、当社は、第13期第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないた
め、前年比較情報については記載しておりません。


(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
(資産)
 当第2四半期会計期間末における流動資産は2,375,595千円(前事業年度末比457,949千円増加)となりました。これ
は主に、現金及び預金が190,414千円及びECマーケットプレイスサービスの10月のセールに向けて、先行で仕入をしたこ
とによる商品156,501千円の増加、ECマーケットプレイスサービスの売上増加による売掛金が99,154千円増加したことに
よるものであります。固定資産は351,349千円(前事業年度末比8,625千円増加)となりました。
 この結果、総資産は2,726,945千円(前事業年度末比466,574千円増加)となりました。
(負債)
 当第2四半期会計期間末における流動負債は1,482,894千円(前事業年度末比348,849千円増加)となりました。これ
は主に、仕入増に伴い買掛金が318,068千円増加したことによるものであります。固定負債は816,605千円(前事業年度
末比133,366千円減少)となりました。これは主に、長期借入金が133,188千円減少したことによるものであります。
 この結果、負債合計は2,299,500千円(前事業年度末比215,482千円増加)となりました。
(純資産)
 当第2四半期会計期間末における純資産合計は427,444千円(前事業年度末比251,092千円増加)となりました。これ
は主に、四半期純利益の計上により、利益剰余金が251,092千円増加したことによるものであります。




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                             株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


②キャッシュ・フローの状況
 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物の期末残高は、営業活動の結果獲得した資金が344,940千円、投
資活動の結果支出した資金が14,173千円、財務活動の結果支出した資金が143,352千円となり、前事業年度末から
187,414千円増加して、1,199,117千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそ
れらの要因は次の通りであります。なお、当社は、第13期第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成してい
ないため、前年比較情報については記載しておりません。


(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果獲得した資金は344,940千円となりました。主な要因は、たな卸資産の増加160,297千円、売上債権の
増加99,154千円、未払金の減少98,554千円があったものの、税引前当期純利益383,342千円の計上、仕入債務の増加
318,068千円があったことによります。


(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果支出した資金は、14,173千円となりました。主な要因は、有形固定資産の取得8,749千円及び無形固定
資産の取得が2,800千円あったことによります。


(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果支出した資金は、143,352千円となりました。これは、長期借入金の返済による支出143,352千円によ
り資金が減少したことによるものであります。


(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
 2021年3月期の業績予想につきましては、本日開示しました「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報
等のお知らせ」をご参照ください。なお、当該業績予想は、現時点で入手可能な情報及び合理的であると判断する一定
の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により異なる可能性があります。




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                    株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
                           (単位:千円)
                    当第2四半期会計期間
                     (2020年9月30日)

資産の部
 流動資産
    現金及び預金                   1,267,619
    売掛金                        523,385
    商品                         484,962
    仕掛品                          9,492
    貯蔵品                          4,930
    その他                         88,704
    貸倒引当金                      △3,500
    流動資産合計                   2,375,595
 固定資産
    有形固定資産                      62,712
    無形固定資産                      81,634
    投資その他の資産
     その他                       207,488
     貸倒引当金                       △485
     投資その他資産合計                 207,002
    固定資産合計                     351,349
 資産合計                        2,726,945
負債の部
 流動負債
    買掛金                        713,605
    1年内返済予定の長期借入金              269,712
    未払法人税等                     185,840
    賞与引当金                       49,653
    その他                        264,083
    流動負債合計                   1,482,894
 固定負債
    長期借入金                      816,278
    その他                            327
    固定負債合計                     816,605
 負債合計                        2,299,500
純資産の部
 株主資本
    資本金                         11,500
    利益剰余金                      415,944
    株主資本合計                     427,444
 純資産合計                         427,444
負債純資産合計                      2,726,945




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                株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


(2)四半期損益計算書
  第2四半期累計期間
                       (単位:千円)
                当第2四半期累計期間
                (自2020年4月1日
                 至2020年9月30日)
 売上高                     4,557,230
 売上原価                    3,509,750
 売上総利益                   1,047,479
 販売費及び一般管理費                714,999
 営業利益                      332,480
 営業外収益
  受取利息                          10
  助成金収入                      3,168
  補助金収入                     24,904
  その他                        1,579
  営業外収益合計                   29,662
 営業外費用
  支払利息                       3,153
  営業外費用合計                    3,153
 経常利益                      358,989
 特別利益
  保険返戻金                     24,353
  特別利益合計                    24,353
 税引前四半期純利益                 383,342
 法人税、住民税及び事業税              185,841
 法人税等調整額                  △53,590
 法人税等合計                    132,250
 四半期純利益                    251,092




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                      株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
                             (単位:千円)
                      当第2四半期累計期間
                      (自2020年4月1日
                       至2020年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
 税引前四半期純利益                      383,342
 減価償却費                           22,294
 賞与引当金の増減額(△は減少)                  2,903
 貸倒引当金の増減額(△は減少)                  1,800
 支払利息                             3,153
 受取利息及び受取配当金                       △10
 保険返戻金                         △24,353
 助成金収入                          △3,168
 補助金収入                         △24,904
 売上債権の増減額(△は増加)                △99,154
 たな卸資産の増減額(△は増加)              △160,297
 仕入債務の増減額(△は減少)                 318,068
 未払金の増減額(△は減少)                 △98,554
 その他                              9,210
 小計                             330,331
 利息及び配当金の受取額                         10
 利息の支払額                         △3,403
 保険返戻金の受取額                       56,533
 助成金の受取額                          1,440
 補助金の受取額                         17,804
 法人税等の支払額                      △57,776
 営業活動によるキャッシュ・フロー               344,940
投資活動によるキャッシュ・フロー
 定期預金の預入による支出                  △56,000
 定期預金の払戻による収入                    53,000
 有形固定資産の取得による支出                 △8,749
 無形固定資産の取得による支出                 △2,800
 その他                                376
 投資活動によるキャッシュ・フロー              △14,173
財務活動によるキャッシュ・フロー
 長期借入金の返済による支出                △143,352
 財務活動によるキャッシュ・フロー             △143,352
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)             187,414
現金及び現金同等物の期首残高                1,011,703
現金及び現金同等物の四半期末残高              1,199,117




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                           株式会社いつも(7694) 2021年3月期 第2四半期決算短信


(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
 該当事項はありません。


(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
 該当事項はありません。


(セグメント情報等)
 当社の事業セグメントはECワンプラットフォーム事業の単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント別の
記載は省略しております。




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