7685 M-BUYSELL 2019-12-18 08:00:00
成長可能性に関する説明資料 [pdf]
成 長 可 能 性に関する説 明 資 料
株式会社BuySell Technologies
会社紹介
Company Introduction
Company Introduction
会社概要
会社名 株式会社BuySell Technologies
設立 2001年1月
本店所在地 東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル8F
資本金 40,000千円(18年12月末時点)
事業内容 ネット型リユース事業
役員構成 代表取締役社長兼CEO 岩田 匡平 取締役会長 吉村 英毅
取締役CFO 小野 晃嗣 取締役CMO 谷口 雅紀
取締役 畑野 洋平 取締役 岩田 裕太
取締役 栗岡 周平 社外取締役 柏木 茂雄
社外取締役 原 敏弘 常勤監査役 大津 英雄
社外監査役 杉山 真一 社外監査役 川崎 晴一郎
従業員数 550名(外、臨時従業員数 110名) 19年10月末時点)
(
BUYSELL TECHNOLOGIES 3
Company Introduction
沿革
2001 1月 東京都中央区日本橋において、人材紹介事業を目的としてアイ マネジメント ジャパン有限会社を設立。
・ ・
5月 アイ マネジメント ジャパン有限会社を組織変更し、 ・
・ ・ アイ マネジメント ジャパン株式会社を設立。
・
2015 2月 商号を「株式会社エース」へ変更。
4月 事業譲受により、ネット型リユース事業サービスを開始。
4月 本社を東京都新宿区四谷に移設し、倉庫を東京都江戸川区に新設。
2016 11月 商号を「株式会社BuySell Technologies」へ変更。
2017 3月 事業拡大に伴い、倉庫を千葉県習志野市に移設。
9月 吉村英毅(現取締役会長)が実質的に出資するミダス投資事業有限責任組合1号、同2号が当社株式を取得し、
当社の筆頭株主になる。併せて、岩田匡平(現代表取締役社長兼CEO)が代表取締役に就任。
2018 7月 ネット型リユース事業のサービス名を「バイセル」に名称変更。
7月 自社インターネット通販(EC)サイト「バイセルオンライン」をオープン。
11月 車査定・買取アプリ
「CAPPY」をリリース。
2019 3月 吉村英毅が取締役会長に就任。
BUYSELL TECHNOLOGIES 4
Company Introduction
経 営 陣プ ロフィール 1
岩田 匡平 / 代表取締役社長兼CEO
東京大学工学部システム創成学科卒。2008年に新卒で株式会社博報堂に入社。クライアントとして国内大手自動車
メーカー、外資系IT企業、国内大手化粧品メーカーを担当。車から消費財、ITプロダクトと幅広い商材のマーケティン
グ全般を経験。一方で資本力の弱い企業に対する広告代理店及び媒体社の向き合い方に疑問を持ち、中小・ベンチャ
ー・スタートアップ企業に特化したマーケティングコンサルティング会社を2014年に創業。2016年6月より当社のマ
ーケティングコンサルティングを開始し、2016年10月に取締役CSMO
(Chief Sales & Marketing Officer)
と
して、当社に参画。マーケティング戦略本部、
リユース事業本部を管掌。2017年9月に当社代表取締役社長に就任。
吉村 英毅 / 取締役会長
東京大学経済学部経営学科卒。2003年にValcom(現エボラブル アジアに吸収合併)を創業し、代表取締役社長に
就任。2007年にエボラブル アジアを共同創業し、代表取締役社長に就任。2016年東証マザーズ、2017年東証1部
上場。2017年9月、ファンド期限に制約されず中長期的な目線での投資活動を推進する観点から、外部投資家を募ら
ず企業価値向上に向けたコミットメンバーのみがLP出資可能なスキームを採用した投資事業有限責任組合を運営す
る株式会社ミダスキャピタルを設立。2017年9月に吉村英毅が実質的に出資するミダス投資事業有限責任組合1号
、同2号にて当社株式を取得し筆頭株主となる。2019年3月より中長期的な企業価値向上に向けた経営参画のため、
当社取締役会長に就任。
BUYSELL TECHNOLOGIES 5
Company Introduction
経 営 陣プ ロフィール 2
多様なバックグラウンドをもつ取締役を配置し、コーポレート ガバナンスを強化のうえ事業推進。
・
小野 晃嗣 / 取締役CFO 谷口 雅紀 / 取締役CMO
早 稲 田 大 学 商 学 部 卒 。 査 法 人トーマツに入 所 後 、 査 、
監 監 早稲田大学政治経済学部政治学科卒。株式会社博報堂入社
IPO支援業務、M&A業務等に従事。2011年に野村證券の 後、メディアバイイング、クリエイティブ制作、
ブランド開発等
投資銀行部門に出向し、M&Aや資本政策等のアドバイザリ に従事。2016年10月に執行役員マーケティング戦略本部長
ー業務に従事。2016年10月に取締役就任。公認会計士。 として当社に参画。2017年1月に取締役就任。
畑野 洋平 / 取締役 岩田 裕太 / 取締役
信州大学大学院農学研究科卒。みずほインベスターズ証券入 東京大学教養学部広域科学科卒。株式会社商工組合中央金
社後、債券部、債券ディーラーとして主に一般債を担当。 庫、株式会社リクルートキャリア、オリックス株式会社にてクラ
2015年4月に商品部長として当社に参画し、2016年10月 イアント企業への投融資業務等に従事。2017年10月に取締
に取締役就任。 役として当社に参画。
栗岡 周平 / 取締役 柏木 茂雄 / 社外取締役
東京大学法学部卒。 ・
長島 大野 常松法律事務所に入所後、
・ 慶應義塾大学経済学部卒。1973年大蔵省(現財務省)入省。米
弁護士として国内外のM&A等を支援。2015年ゴールドマン 国プリンストン大学修士。国際通貨基金(IMF)及びアジア開発銀
・サックス アセット マネジメント株式会社入社。
・ ・ 2018年9月 行に合計12年間出向。2007年に財務省退官後、慶應義塾大学
に当社に取締役として参画。 大学院商学研究科教授に就任。2017年8月より当社社外取締
役に就任。
原 敏弘 / 社外取締役
横浜国立大学経済学部経済学科卒。1981年公正取引委員会
事務局入局。公正取引委員会事務総局にて官房審議官、審査局
犯則審査部長、経済取引局取引部長などの要職を歴任。2009
年から2年間は消費者庁に審議官として出向。2019年6月に社
外取締役として当社に参画。
BUYSELL TECHNOLOGIES 6
Company Introduction
ミッション
人を超え、 を超え、
時
たい せつなものをつなぐ架 け 橋となる。
人を超える。時を超える。
心を捉えつづける。必要とされつづける。
わたしたちが扱うものは、モノを超えた力がある。
そこには、つづく使命のような命がある。
わたしたちは、世界中から掘り起こしていく。
生みだしていく。
テクノロジーでつなぎ、人・企業・国さえもつなぎ、
社会全体に次々と還流させていく。
地球が回るように循環させ、
永遠に未来へたいせつなものをつないでいく。
いいもの、つづくもの。
BuySell Technologies
BUYSELL TECHNOLOGIES 7
事業概要
Business Summary
Business Summary
サ ービスコンセプト
「 誰かの不 要なモノを誰かの必 要なモノへ」をコンセプトに「買取・販 売の循 環を実 現する総 合リユースサービス」の実 現に向けた
リユース事業を推進することにより、循環型社会の発展に貢献。
アプリ開発
出張買取 新商材
誰かの 誰かの
「不要なもの」 「必要なもの」
E C販 売 新 規事業
催事
BUYSELL TECHNOLOGIES 9
Business Summary
事 業・サ ービス 概 要
当社はネット型リユース事 業を展 開しており、出張 訪 問買取サービス「バイセル」を中心に、主にラグジュアリーリユース商 材の買
取及び販売を実施。リユースに隣接する新規事業の創設にも注力。
買取事業 販売事業 新規事業
自社 E C 事 業
「 バ イセ ル オンラ イン 」
出 張 買 取サービス
「 バ イセ ル 」
車 査 定 アプリ事 業
催事事業
「CAPPY」
「自社催事/共同催事」
BUYSELL TECHNOLOGIES 10
Business Summary
事業系統図
店 舗を保 有せず、 物・切 手・貴 金 属・
着 ブランド品・時 計 等のラグジュアリー 商 材を、主に出張 訪 問 査 定によって買取を実 施するネ
ット型リユース事業を推進。販売は市場・オークション等のtoB販売、EC販売・催事等のtoC販売の多角的販路に対して販売。
買取希望者 株式会社 BuySell Technologies
買取 販売
・自社 EC(バイセルオンライン)
・EC モール(ヤフオク!・楽天 等)
出張訪問 EC 販売 着物・ブランド品・時計・お酒 等
・越境 EC(ebay 等)
ブランド品
一般
顧客
宅配
・百貨店
催事販売
着物
持込 ・自社市場(バイセルオークション)
卸販売
着物 外部
・他社市場等
着物・切手・貴金属・
貴金属・ジュエリー・切手 等
業者
ブランド品・時計 等
無店舗ネット型リユース事業
BUYSELL TECHNOLOGIES 11
当社の強み
Our Strengths
Our Strengths
当 社 の 強 み サマリー
1 タッチポイント 出張訪問買取 無店舗型)
(
付加価値の高い出張訪問査定を全国対応できるワンストップ体制を自社内で構築
店舗型では困難な顧客ニーズ(持ち運び困難等)や商材(着物、高額品等)に対応可能
2 顧 客ター ゲット シニア層
資産性の高い商材を最も保有するシニア層の顧客基盤を確立
3 マー ケティング 戦 略 クロスメディアマー ケティング
シニア層向けのクロスメディアマーケティング戦略のノウハウを確立
4 ポジショニング ラグジュアリー 商 材 出 張 訪 問 買 取
高単価のラグジュアリー商材 出張訪問買取でリユース市場でのポジショニングを差別化
5 販売戦略 多 角 化 による在 庫 回 転と収 益 性 の 両 立
toB販売による在庫回転期間の短縮化
toC販売による収益性向上
BUYSELL TECHNOLOGIES 13
Our Strengths
強 み ① 無 店 舗 型 の 出 張 訪 問 買 取 ワンストップ 体 制
約100名のコールセンター、約250名の出張査定員に加えて、当社独自のコンプライアンス専門部署を組織化し、一朝一夕で模倣
困 難なホスピタリティに富んだ付 加 価 値の高い出張 訪 問 査 定を全 国 対 応できる体 制を自社 構 築 。出張 訪 問買取により、 舗 型で
店
は困難な顧客ニーズ(持ち運び困難等)や商材(着物、高額品等)に対応可能。
自社内製コールセンター 全国出張訪問可能な査定組織 徹底したコンプライアンス体制
お客様ニーズの的確な把握 ニーズに沿った安心査定 お客様へのフォローアップ
決済コール 事前承諾 フォローコール
商品のみ査定
お客様相談室 クーリング・オフ
自社コールセンター 約 1 0 0 名配 置 関東圏、 西圏、 古屋、
関 名 福岡を中心に 決 済コール、フォローコール等の当社 独自
安 心 丁 寧なご案内サポート 全 国 10 拠 点を展 開 2 01 9年 10月現 在 )
( のシステムによりお客様が安心・安全に
お客 様ニーズの的 確な把 握 約 2 50 名の充 実した出張 査 定員を配 置 ご利用いただく体制を構築
最 適 訪 問ルート・計 画 策 定 お客 様 満 足を高める専 門 教 育 部 門を配 置 クレームやご意見等はすべて各部に情報
共有のうえで、サービス改善を徹底
出張 訪 問買取により多 様なお客 様ニーズを解 決し、
リユース市 場における店 舗 型 事 業との明 確な差 別 化
お客様ニーズ 買取商材
売 却が手 間・面 倒 査 定 数 量が多 量 大 量の着物や切手、古銭等
持ち運び困 難 遠 方にお住まい等 骨董品 高額品等
BUYSELL TECHNOLOGIES 14
Our Strengths
強 み ② シニア 層 がメイン 顧 客 ター ゲット
当社の強みである出張 訪 問買取モデルの親 和 性も相まって、当社 利用のお客 様ニーズは遺 品 整 理・生 前 整 理・自宅 整 理 等による
サービス利用が多く、50代以上のシニア層からのサービスニーズを的確に充足。
当社サービス利用 理 由 当社顧客層
100%
70代以上
遺品整理 80%
15%
60代
不用品売 却 意 向 等 生前整理
8% 60%
3 1%
50代
40%
引っ越し
自宅 整 理 40代
6%
4 0%
20%
30代
20代
顧客年齢
0%
遺品整理・生前整理・自宅整理での利用が約60%以上を占める 50代以上のシニア富裕層が顧客の75%を占める
出 典:2 0 1 9 年 1 月 ∼ 5 月当 社 サ ー ビ ス 利 用 理 由 のヒアリング 結 果 をもとに当 社 作 成 出 典:2 0 1 8 年 1 2 月 期 顧 客 デ ー タをもとに当 社 作 成
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Our Strengths
強 み ③ クロスメディアマー ケティングを 活 かした 集 客 力
無 店 舗 型でありながら、
「インターネット」および T V C M中心のマスメディア」
「 を駆 使したクロスメディアマーケティングにより、
シニア層に最適化された集客が年々拡大中。
Online Media Offline Media お問い合わせ件数推移
247,788
TV-CM
SEO
Listing
Radio
214,741
Posting
News
PR paper
Display 169,640
SNS
2016年 2017年 2018年
12月期 12月期 12月期
クロスメディアマーケティングによるシニア富裕層に最適化されたリーチ
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Our Strengths
強 み ④ ラグジュアリー 商 材 出 張 訪 問 買 取 での 差 別 化
「ラグジュアリー商材」 「出張訪問買取」 モデルで独自性の高いポジションを築くことで、リユース市場における明確な差別化を
図る。
ポ ジ ション イメ ー ジ 分 布 図 当社主要取扱商材
モデル 無店舗型(出張訪問買取 宅配)
・
宅配事業型
当社事業
(出張買取) 着物 切手 古銭
CtoC事業
低 高
ブランドバック ダイヤモンド 時計
商材 ジュエリー等
単価
店舗 事業型
毛皮 地金 骨董品
店舗型(店頭買取) 販売時に高単価を確保できる商材がメイン
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Our Strengths
強 み ⑤ 商 材ごとの 多 角 的 販 路 へ の 販 売 戦 略
商 材の需 要 動 向 等に応じて、 品 1 点ごとに最 適な販 売 戦 略を立 案し、 場 等へのt o B 販 売による在 庫回転 期 間の短 縮 化による
商 市
在庫リスクを低減しながら、個人顧客向けのtoC販売の拡大により収益の最大化を図る。
toC 収益性向上
在庫管理
10%
・自社 EC(バイセルオンライン)
・EC モール(ヤフオク!・楽天 等)
EC 販売 着物・ブランド品・時計・お酒 等
・越境 EC(ebay 等)
ブランド品
4,000 ㎡の倉庫において
商材ごとの適切な管理
・百貨店
催事販売
着物
商品1点ごとに toB 回転期間短縮(在庫リスク低減)
最適な販売戦略を立案
90%
・自社市場(バイセルオークション)
着物
卸販売
・他社市場等
在庫管理、販売戦略を支える
貴金属・ジュエリー・切手 等
自社開発ITシステム
「AXIS」
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リユ ース 市 場 動 向
Reuse Market Trend
Reuse Market Trend
リユ ース 市 場 規 模 推 移
リユース市場は順調に成長基調にあり、2017年で約2兆円。2025年に約3.2兆円規模まで成長。
ネット販売・店舗販売のBtoC市場規模も約1.2兆円を占め、当社ターゲット市場余力も大きく存在。
リユ ース 市 場 推 移 リユース市場
(単位: 億円)
35,000
2.0 兆円
ネット販売他
32,500 (CtoC他)
BtoC市場
6,905億円
30,000
1.2 兆円
26,000
25,000
店舗販売
(BtoC)
19,932
20,000 9,244億円
17,743
16,517
15,966
14,916
15,000
13,594
12,590
11,274 11,443
10,000
ネット販売
(BtoC)
5,000 3,317億円
0
当社
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2020 2025
出 典: デ ー タで みるリユ ース 市 場 最 新 版 」
「 リサイクル 通 信 2 0 1 9 年5月 1 1 日 付 調 査 結 果
BUYSELL TECHNOLOGIES 20
Reuse Market Trend
リユ ース 市 場 の 可 能 性 ①
潜 在 的なリユース市 場 規 模を示す、
「かくれ資 産 」の日本における総 額は2 0 1 8 年 時 点で約 3 7 兆円、 後 追 加されることになる過
今
去一年間に不要となった品物の規模も約7兆6,000億円と推計。当社の強みである出張訪問買取により、顕在商材に加えて「かく
れ資産」となる潜在商材を掘り起こし、成長ポテンシャルの大きい潜在的なリユース市場へのリーチを実現
7.6
年間不用品の推定価値
+ 兆円/年
37.1
かくれ資産(※)
総額 兆円
リユース市場
2.0 兆円
※ かくれ 資 産:自 宅 内 の 一 年 以 上 利 用 されてい な い 不 用 品 の 推 定 価 値
出 典: 中 古 ビ ジ ネスデ ー タブック2 0 1 8 」
「 リサイクル 通 信 、 済 産 業 省 平 成 2 9 年 度 我 が 国 にお けるデ ー タ 駆 動 型 社 会 に 係 る 基 盤 整 備 ( 電 子 商 取 引 に 関 する 市 場 調 査 ) ニッセイ 基 礎 研 究
経 「 、
所 監 修 平 成 3 0 年 1 1 月 7 日 付 調 査 結 果 より当 社 作 成
BUYSELL TECHNOLOGIES 21
Reuse Market Trend
リユ ース 市 場 の 可 能 性 ②
かくれ資産額は年齢とともに増加する傾向。当社の主要顧客ターゲットとも一致。
年 代 別 一 人 当 たり かくれ 資 産 額
(単位 万円)
:
49.8
50
41.6
40
35.1
30.6
29.7
30 28.7
23.8
19.8
20 18.9 18.2
12.9
12.2
10
0
10代 20代 30代 40代 50代 60代
男性 女性
出 典:経 済 産 業 省 平 成 2 9 年 度 我 が 国 にお けるデ ー タ 駆 動 型 社 会 に 係 る 基 盤 整 備 ( 電 子 商 取 引 に 関 する 市 場 調 査 ) ニッセイ 基 礎 研 究 所 監 修 平 成 3 0 年 1 1 月 7 日 付 調 査 結 果 より当 社 作 成
「 、
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財 務 ハ イ ラ イト
Financial Highlights
Financial Highlights
業績推移
2015年のリユース事業開始から継続して増収増益を達成。 「マーケティング投資」 査定組織強化」 販路開拓」
「 「 が奏功し、経常
利益率は年々改善。2019年12月期は売上高約128億、経常利益8億で着地見込み。
売上高 経常利益
(単位 百万円)
: (単位 百万円)
: (単位 %)
:
804
14,000 800 12
CAGR 65.9%
CAGR 30.6% 12,891
(FY15 FY19)
(FY15 FY19)
700
12,000
10,118 600 9
10,000
8,917
500
472
8,000
7,559 6.2%
400 6
6,000
319
4.7%
300
4,425
225 3.6%
4,000
200 3
3.0%
2.4%
2,000 106
100
0 0 0
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
12月期 12月期 12月期 12月期 12月期(計画) 12月期 12月期 12月期 12月期 12月期(計画)
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Financial Highlights
主 要 K P I ハイライト
リユース事業の主要KPIとして「出張訪問数」「出張訪問あたり変動利益」を設定。
過去から出張訪問数の拡大とともに、出張訪問あたりの変動利益(=売上総利益ー広告宣伝費)の増加を達成。
KPI:
「出張訪問数」「出張訪問あたり変動利益* *売上総利益ー広告宣伝費)
( 」
「出張訪問あたり変動利益」の最大化
「出張訪問数」の拡大
「出張訪問あたり 「出張訪問あたり
売上総利益」の拡大 広告宣伝費」の効率化
出張訪問数 出 張 訪 問 数 当 たり 変 動 利 益
(単位: 件) (単位: 円)
183,593 32,068
158,197 28,615
138,763 26,716
2017年 2018年 2019年 2017年 2018年 2019年
12 月期 12 月期 12 月期(見込) 12 月期 12 月期 12 月期(見込)
BUYSELL TECHNOLOGIES 25
Financial Highlights
貸 借 対 照 表 サマリー
在庫回転期間は約42日。在庫リスクを低減しつつ、安定した資金繰りによりネットキャッシュポジションを継続。
2017年12月期より配当を実施し、今後も継続して配当性向20%水準を目安として株主還元を実施する方針。
単位:百万円 2017年12月期 2018年12月期 前年増減額
現金及び預金 1,515 1,959 443 事業規模の堅調な成長に
より仕入が増加
棚卸資産 364 494 130
流動資産 (回転期間) (33.2日) (42.2日) (+9.0日)
ToC販売への注力により
資産 在庫回転日数が長期化するも、
その他 145 248 102
短サイクルを維持
固定資産 346 448 101
資産合計 2,371 3,150 778
有利子負債 1,199 1,563 365 ネットキャッシュ
負債 (実質無借金)
その他 719 859 140
資本金 40 40 -
純資産 利益剰余金 407 692 284
その他 5 △4 △10
負債・純資産合計 2,371 3,150 778
1株あたり配当額 7.5円 11.0円 +3.5円 配当性向20%を継続
BUYSELL TECHNOLOGIES 26
成長戦略
Growth Strategy
Growth Strategy
成 長 戦 略 サマリー
1 リユース事業 「出張訪問数」「出張訪問あたり変動利益」の最大化により成長を図る
KPI:
「出張訪問数」「出張訪問あたり変動利益* *売上総利益ー広告宣伝費)
( 」
成 長 戦 略 サ マリ ー
「出張訪問数」の拡大 1 大規模マスマーケティング投資によるブランド認知獲得
2 人材戦略(採用 教育)
「出張訪問あたり 3 データ・テクノロジー活用によるスケール
「出張訪問 売上総利益」の拡大 4 toC向け・海外販路の拡大
あたり
変動利益」の
最大化 「出張訪問あたり
5 顧客データ活用によるCRM実現(リピート率向上)
広告宣伝費」の効率化
2 新規事業
リユース隣接事業やデータ基盤を活用した 6 当社の強みであるシニア顧客データ基盤を活用した
新規事業(第2の事業の柱)を確立 新規事業 創出
BUYSELL TECHNOLOGIES 28
Growth Strategy
成 長 戦 略 ① マスマーケティング投資によるブランド認知獲得
リユース市場の中でサービス認知度向上の伸びしろが大きい「出張買取」サービス利用の想起率を高め、 出張買取」
「 を安心・安全
に利用したいお客様の当社指名率及び中長期的なオーガニック流入率を向上し、 「出張訪問数」の拡大及び「出張訪問あたり広
告宣伝費」を効率化。
リユース市場における「出張買取」サービス認知度 大規模マスマーケティング投資による認知獲得
当 社 を 代 表とする 出 張 買 取 」 認 知 、 用 実 績 はまだ 少 なく、
「 の 利 リ 継 続して バイセル」
「 ブランドの強 化を図るとともに、リユース市 場におい
ユース市場での「出張買取」の認知率の向上が課題 て伸びしろが 大きい「出張買取 」サービスの認 知 率を高めるマーケティン
グ戦略を両立
現在
自宅にある不要品の「買取サービス」利用に関するアンケート調査 今後
フリマアプリサービス大手A 12.8 34.7 44.5 8.1
宅配買取サービス大手B 5.0 19.8 44.1 31.2
店舗買取サービス大手C 6.2 19.7 41.6 32.5
1.2
バイセル
(BUYSELL) 15.5 79.1
4.2
0% 20% 40% 60% 80% 100%
不用品を売却したことがある バイセルサービス利 用 想 起 率を直 「 出 張 買 取 」 ー ビ スの 認 知と 安
サ
どんなサービスか知っているが、売却したことがない 接高めるダイレクトマーケティング 心・安 全 に利 用したいお 客 様 の当
名前を知っているだけ
社 指 名 率を高めるブランドマー ケ
このサービスを知らない
ティング
出 所:アン ケ ート調 査 結 果 を 踏 まえて当 社 作 成 n = 1 0 , 0 0 0 人 対 象 )
(
BUYSELL TECHNOLOGIES 29
Growth Strategy
成長戦略② 人材戦略 採用 教育)
(
採用力の強みを更に伸ばすとともに、教育研修専門部門である「イネーブルメント部」によるホスピタリティの高い優れた査定員へ
の教育を強化することで、 出張訪問数」 「出張訪問あたり売上総利益」
「 及び を拡大。
採用 教育
2017年より新卒採用の強化方針に転換 教 育 研 修 専 門 部 門である「イネーブルメント部 」を設 置し、リユース査
人 材 採用競 争が激 化する環 境 下 、当社 強みである採用力を活か 定員の体 系的教育研修システムを導入
し、優秀な新卒の採用人数を充足 査 定 員 別 に営 業スキル 、 定ノウハウ、 品 知 識 、 辞 率 等 様々な 項
査 商 賛
今後も事業拡大を担保する人材採用強化を推進 目をスコア化のうえ、管理教育を実施
上 記が奏 功し、 人 採用においても約 6か月程 度の期 間で訪 問 査 定が
新
可能となる水 準に引き上げ
新卒採用
150
119
(予定)
120
93
90
内、査定員約79名
69
62
60
30
0
2017年 2018年 2019年 2020年
BUYSELL TECHNOLOGIES 30
Growth Strategy
成 長 戦 略 ③ デ ー タ・テクノロジ ー 活 用 によるスケ ール 化
査定データやテクノロジーの活用により、査定や価格決定を機械学習技術などを用いて自動化オペレーションとし、査定の効率化
・生産性向上を図り、買取量を最大化することで「出張訪問あたり売上総利益」を拡大。
現状の真贋・査定フロー
現場査定 商品撮影 真贋・査定確認 買取価格決定
査定員 査定員 真贋・査定専門部署 真贋・査定専門部署→査定員
AIによる自動予測査定へのシフト化
将来の真贋・査定フロー AI自動査定代替
現場査定 商品撮影 真贋・査定確認 買取価格決定
査定員 査定員 査定員 査定員
(商材により真贋・査定専門部署)
→査定効率化による「出張訪問数あたり売上総利益」拡大、生産性向上
OCR技術を用いた「お酒」 古銭」 切手」
、
「 、
「 の自動査定アプリ
(実際の査定現場に導入済み)
商材別に段階的にAIによる自動予測査定の範囲を拡大予定
約40名のエンジニア体制を構築。今後もエンジニア人員の拡大により開発を強化
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Growth Strategy
成 長 戦 略 ④ To C 向 け 及 び 海 外 販 路 の 拡 大
ToC向けの直接販売比率の増加及び海外販路の開拓を推進することで、より売価が高く利益率の高い販売戦略を可能にし、「出
張訪問あたり売上総利益」を拡大を図る。
現在 +toC販売強化・海外販路開拓
toC:toB 販売比率→10%:90%、ほぼ国内販路のみ toC 販売比率向上+海外販路開拓による収益性向上を目指す
toC 収益性向上
10%
・自社 EC(バイセルオンライン) 中国向け Live コマース販売「淘宝直播
・EC モール(ヤフオク!・楽天 等)
EC 販売 着物・ブランド品・時計・お酒 等 (タオバオライブ)」の強化
・越境 EC(ebay 等) 拡
ブランド品 大
越境 EC ショッピングアプリ「豌豆公主
・百貨店 (ワンドゥ)」への出品強化
催事販売
着物
ブランド専門の自社 EC サイトのオープン
toB 回転期間短縮(在庫リスク低減) (バイセルブランシェ)
90%
・自社市場(バイセルオークション)
着物
卸販売
・他社市場等 大手百貨店との催事販売の強化
貴金属・ジュエリー・切手 等
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Growth Strategy
成 長 戦 略 ⑤ 顧 客 デ ー タ活 用 によるC R M の 実 現
顧客データや商材分析データを活用したCRMの実現に伴うリピート率等の向上により、 「出張訪問数」の拡大及び「出張訪問あ
たり広告宣伝費」を効率化。
有効な顧客分析等によるCRM実現を可能とする お客様とのコミュニケーションの効率性を高める
自社基幹システムの開発・ローンチ LINEを利用した当社会員サイトのローンチ
バイセル
LINE ID
会員サイト
ログイン
各種通知
顧 客 分 析・商 材 分 析デ ータを活 用したC R Mを実 現する自社システム リピート向けの簡易な訪問 宅配買取依頼や簡易査定の機能を実装予定
・
「GYRO」を2020年1月よりローンチ予定 当社サービスの安心性や利便性向上に向けて簡易に予約確認、査定員情
報や訪問情報確認、友達紹介時のサービスポイント等の機能を実装予定
2020年中にローンチ予定
リピート率等の向上による「出張訪問数」の拡大及び「出張訪問あたり広告宣伝費」を効率化
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Growth Strategy
成 長 戦 略 ⑥ 顧 客 デ ー タ基 盤 を 活 用した 新 規 事 業 創 出
リユース事 業のみならず、 接する事 業 等や当社 強みであるシニア層をターゲットとした新 規 事 業を創出し、 様 化するお客 様ニ
隣 多
ーズ充足を図り持続的成長を実現する企業体へ。
資産管理サービス
・資産登録(簡易査定) ・資産売却 訪問に親和性の高い新規サービス ・
商材のアップ/クロスセルを模索
CAPPY
(車) リユース商材全般
シニア顧客層の多様化するニーズを
解決する新規ビジネスを模索
買取/販売
レンタル/リメイク事業を模索
Ex)
・ブランドバックレンタル
・ジュエリーリメイク
・デジタルリメイク
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