7676 M-グッドスピード 2021-11-12 15:15:00
2021年9月期 決算説明資料 [pdf]
2021年 9月期 決算説明資料
(事業計画及び成長可能性に関する事項)
株式会社グッドスピード (7676)
2021 年 11月 12日
会社概要
会社名 株式会社グッドスピード
設立 2003年2月 (創業 2002年)
本社所在地 愛知県名古屋市東区泉2-28-23 高岳KANAMEビル8F
連結:584名 (2021年9月30日時点)
従業員数
単体:559名 (2021年9月30日時点)
本社1拠点、MEGA専門店7店舗、国産車専門店8店舗、輸入車専門店
拠点数 38拠点 5店舗、バイク販売店6店舗、買取専門店2店舗、車検専門店3店舗、BP
センター4店舗、ガソリンスタンド1店舗、レンタカー1店舗(※)
(2021年11月12日時点、子会社含む)
出店エリア 東海エリア(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)、関西エリア(兵庫県)、沖縄県
クルマ・バイクにおける「安心・快適・楽しいカーライフ」の提供
事業内容
新車・中古車販売、買取、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカー
加藤 久統 代表取締役社長
横地 真吾 常務取締役
平松 健太 取締役
役員陣
三津川 康之 取締役 監査等委員 社外 独立役員
保坂 憲彦 取締役 監査等委員 社外 独立役員
松井 隆 取締役 監査等委員 社外
子会社 株式会社チャンピオン76(議決権保有割合 100%) 2021年3月1日 子会社化
※複数のサービスを提供する併設店は、重複しないよう主たるサービスを行っている店舗でカウントしております。
2
2021年9月期 連結業績ハイライト
MEGA専門店の新規出店、各事業の伸長により増収増益、四輪小売販売台数増で着地しました。
売上高 営業利益 四輪小売販売台数
44,778百万円 608百万円 12,854台
前期比 132.9% 前期比 489.9% 前期比 117.1%
前期4月に出店したMEGA SUV 増収によって売上総利益は 当社は、四輪小売販売台数を
東海名和店ならびに当期に出店 +41.8%の増益となりました。 最重要KPIとして位置付けており
したMEGA SUV 神戸大蔵谷店、 ます。
また、主に自動車販売関連の
MEGA SUV 清水鳥坂店が寄与し
売上総利益率が向上したことと、 当期の四輪小売販売台数は、
たことなどにより四輪小売販売
売上総利益率の高い整備・鈑金、 主に前期4月に出店したMEGA
高は+22.9%の増収となりました。
保険代理店などの附帯サービス SUV 東海名和店ならびに当期に
また前期2Q以降に出店した買 関連の売上構成比が高まったこ 出店したMEGA SUV 神戸大蔵谷
取専門店7店舗、バイク販売店5 とから、売上総利益率は+1.0% 店、MEGA SUV 清水鳥坂店が寄
店舗、当期3月にグループ入り 改善し、15.8%となりました。 与したことなどにより、増加い
した株式会社チャンピオン76が たしました。
その結果、営業利益も増益と
寄与したことと、整備・鈑金な
なり、営業利益率は+1.0%改善
どの附帯サービス関連が増収し、
し、1.4%となりました。
全ての事業が増収となりました。
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため前期比は、2020年9月期単体実績と対比した数値を参考表示しております。
3
2021年9月期 連結業績(前期対比)
MEGA専門店の新規出店、各事業の伸長により増収増益、四輪小売販売台数増で着地しました。
単位:百万円
2020年9月期 2021年9月期
前期比 増減
実績 実績
前期4月以降に出店したMEGA 専
門店3店舗が寄与したことなどに
売上高 33,704 44,778 132.9% 11,073 より、四輪小売販売高は増収
(+22.9%)。また、前期2Q以降に
出店した買取専門店、バイク販売
売上原価 28,726 37,716 131.3% 8,990 店、当期グループ入りした㈱チャ
ンピオン76が寄与したこと、整
備・鈑金などの附帯サービス関連
売上総利益 4,978 7,061 141.8% 2,083 が増収し、全事業において増収
販売費及び一般管理費 4,854 6,453 132.9% 1,598 人件費および店舗の固定費が増加
営業利益 124 608 489.9% 484
経常利益 3 445 13,442.1% 442
親会社株主に帰属する 2021年3月 株式会社チャンピオン
当期純利益 △24 381 - 405 76の子会社化に伴い、
負ののれん発生益111百万円 計上
四輪小売販売台数 10,973台 12,854台 117.1% 1,881台
二輪小売販売台数 41台 904台 2,204.9% 863台
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期実績は、単体業績を参考表示しております。
4
2021年9月期 連結業績(業績予想対比)
売上高、各利益は2021年5月13日公表の業績予想を達成しました。四輪小売販売台数の計画割
れは、一部店舗で在庫車両を変更(四輪→二輪)したことによるものです。
単位:百万円
2021年9月期
2021年9月期
業績予想 予算比 差
実績
(2021.5.13公表)
売上高 44,000 44,778 101.8% 778
売上原価 37,000 37,716 101.9% 716
売上総利益 7,000 7,061 100.9% 61
販売費及び一般管理費 6,400 6,453 100.8% 53
営業利益 600 608 101.4% 8
当期予定していた金融借入の一部
経常利益 400 445 111.4% 45 が翌期に期ずれしたことにより、
支払利息が想定を下回ったため
親会社株主に帰属する
当期純利益 330 381 115.6% 51
四輪小売販売台数 13,015台 12,854台 98.8% △161台 一部店舗において、在庫車両の展
示を四輪から二輪に変更したため
二輪小売販売台数 647台 904台 139.7% 257台
5
2021年9月期 連結業績(四半期推移)
第2四半期、第4四半期は自動車販売の需要期になることから、第4四半期の四輪小売販売台数
は過去最多の3,610台となり、営業利益は310百万円を計上しております。
単位:百万円
2020年9月期 2021年9月期
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q 4Q 通期
実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績
2Q、4Qは季節
売上高 7,533 8,547 7,025 10,598 33,704 9,627 11,025 11,354 12,770 44,778 性により売上
高が大きくな
売上原価 る。前期3Qは
6,443 7,292 6,094 8,896 28,726 8,159 9,373 9,558 10,625 37,716 新型コロナウ
イルス感染症
売上総利益 1,090 1,254 930 1,702 4,978 1,467 1,652 1,796 2,144 7,061 の影響大きい
販売費及び一般管理費 1,084 1,165 1,312 1,291 4,854 1,400 1,521 1,695 1,834 6,453 販売管理費は、
季節性の影響
力少ない。概
営業利益 5 89 △381 410 124 66 130 100 310 608 ね規模拡大に
合わせて段階
的に増加する
経常利益 △17 52 △407 376 3 45 54 65 280 445
親会社株主に帰属する
四半期(当期)純利益 0 33 △284 227 △24 21 129 32 198 381
四輪小売販売台数 2,451台 2,891台 2,291台 3,340台 10,973台 2,765台 3,321台 3,158台 3,610台 12,854台
二輪小売販売台数 - - 13台 28台 41台 97台 78台 310台 419台 904台
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2021年9月期第1四半期以前の実績は、単体業績を参考表示しております。
6
連結営業利益 増減分析
増収に伴い売上総利益が前期差+2,083百万円増益したことにより、販売管理費の増加分を吸
収し、営業利益も前期差+484百万円増益で着地しております。
(単位:百万円)
前期2Q以降に出店お MEGA専門店、買 前期2Q以降に出店およびグ
よびグループ入りし 取専門店、バイ ループ入りしたしたMEGA専
たMEGA専門店、買 ク販売店、車検 門店、買取専門店、バイク
取専門店、バイク販 専門店、ガソリ 販売店などの固定費が増加
売店の寄与による利 ンスタンドなど
益拡大 の店舗拡大によ 広告宣伝費/販売促進費
る人員の増加 +206百万円
利益率の高い整備・
鈑金、保険代理店な 賃借料 +197百万円
どの附帯サービス関
連の増収増益 減価償却費 +133百万円
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期実績は、単体業績を参考表示しております。
7
事業構成
「①新車・中古車販売」の売上構成比は86.4%になりました(2020年9月期は88.8%)。
2021年9月期 (累計期間) (単位:百万円)
事業 売上高 売上構成比 売上総利益 売上総利益率 内容
(2021年11月12日時点、子会社含む)
①新車・中古車 MEGA専門店7店舗、国産車専門店
販売 38,667 86.4% 5,106 13.2% 9店舗、輸入車専門店5店舗、バイ
ク販売店9店舗を展開(併設店を含む)。
買取した車両のうち、小売用在庫
としないでオートオークション会
②買取 3,127 7.0% 370 11.9% 場・自動車業者へ販売した売上。
買取専門店2店舗、販売店併設4店
舗を展開。
自動車販売関連(①②) 41,794 93.3% 5,477 13.1%
殆どの販売店に整備工場を併設、
③整備・鈑金・ 車検専門店3店舗、BPセンター4店
ガソリンスタンド 2,408 5.4% 1,135 47.1% 舗、ガソリンスタンド1店舗を展開。
認証工場25店舗、うち14店舗が指
定工場。
損害保険会社の代理店業務。販売
④保険代理店 304 0.7% 304 100.0% した車両の自動車保険の契約仲介。
一般顧客及び代理店契約先の損害
保険会社への車両貸出事業。沖縄
⑤レンタカー 270 0.6% 144 53.3% 県でレンタカー店を運営。サブス
クリプションサービス「NORIHO」。
附帯サービス関連(③④⑤) 2,983 6.7% 1,584 53.1%
総合計(①②③④⑤) 44,778 100.0% 7,061 15.8%
事業別 売上高・売上総利益 四半期推移 単位:百万円
売上高 推移 2020年9月期 2021年9月期
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q 4Q 通期
事業別
実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績
①新車・中古車販売 6,773 7,795 6,076 9,274 29,919 8,422 9,634 9,778 10,830 38,667
②買取 366 310 468 757 1,902 571 704 795 1,055 3,127
自動車販売関連(①②) 7,140 8,105 6,544 10,031 31,821 8,994 10,339 10,574 11,885 41,794
③整備・鈑金・
ガソリンスタンド 305 350 392 459 1,507 507 552 632 715 2,408
④保険代理店 55 57 65 67 245 71 71 82 79 304
⑤レンタカー 33 33 23 40 130 53 62 64 89 270
附帯サービス関連(③④⑤) 393 441 480 567 1,883 633 686 779 884 2,983
総合計(①②③④⑤) 7,533 8,547 7,025 10,598 33,704 9,627 11,025 11,354 12,770 44,778
売上総利益 推移 2020年9月期 2021年9月期
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q 4Q 通期
事業別
実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績
①新車・中古車販売 936 1,026 646 1,266 3,876 1,078 1,194 1,282 1,550 5,106
②買取 15 17 56 110 200 61 90 99 119 370
自動車販売関連(①②) 951 1,043 703 1,376 4,076 1,140 1,285 1,381 1,669 5,477
③整備・鈑金・
ガソリンスタンド 66 135 162 243 607 228 265 300 341 1,135
④保険代理店 55 57 65 67 245 71 71 82 79 304
⑤レンタカー 16 18 0 14 49 27 30 31 54 144
附帯サービス関連(③④⑤) 138 210 227 325 901 327 367 414 475 1,584
総合計(①②③④⑤) 1,090 1,254 930 1,702 4,978 1,467 1,652 1,796 2,144 7,061 9
収益構造ツリー 四輪 四輪小売販売台数
小売販売 →P.11、P.12
売上構成比 →P.22 ×
2021年9月期
①新車・中古車
実績 販売 + + 四輪小売販売単価
二輪 →P.22
86.4% オートオークション会
自動車販売 場・自動車業者 二輪小売販売台数
関連(①②) + ※売れ残った小売用在庫の処分および輸出 →P.15 ×
93.3% 買取台数 (小売対象外車両のみ) 二輪小売販売単価
②買取
→P.14 (小売対象車両も含めた買取台数全体として)
※小売用在庫の車両は①新車・中古車販売の仕入として売上総利益の改善に寄与
×
7.0%
売上単価
※オートオークション会場・自動車業者への販売単価
+
③整備・鈑金・ 入庫台数
ガソリンスタンド 整備・車検
+ ×
鈑金・塗装 売上単価
5.4%
附帯サービス +
関連(③④⑤) +
ガソリンスタンド 入庫台数
④保険代理店 ×
契約件数
6.7%
×
売上単価
0.7%
→P.13 + 売上単価
⑤レンタカー 貸出可能台数
貸出のべ日数 ×
× 稼働率
※主なKPIのみ抜粋して表記しております。
0.6%
貸出単価 10
四輪小売販売台数の推移(1)
MEGA専門店の新規出店により、四輪小売販売台数は拡大傾向を続けております。
MEGA SUV清水鳥坂店
0
MEGA SUV神戸大蔵谷店 2
MEGA 浜松店 MEGA SUV東海名和店
四輪小売販売台数 MEGA SUV 知立店
(リニューアルオープン)
0
前年同期比
2
MEGA 大垣店
0
1
0
MEGA SUV 春日井店
0 160.2%
1
0
137.8% 1
0 145.0%
122.7%
0
116.5% 112.8% 1
0
119.4%119.7% 103.3% 114.9%
108.1% 1
0
93.9%
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
11
四輪小売販売台数の推移(2)
既存店は、前年同期比100%前後で安定推移しております (新型コロナウィルス感染症の影響を除く) 。
既存店のみ 前年同期比
全体 前年同期比
%
% 137.8%
%
122.7%
%
116.5% 112.8% 114.9% 126.0% 108.1%
%
103.3%
%
93.9% 104.6%
%
102.3% 101.5% 99.8% 98.0%
%
90.3%
% 78.5% 前期3Qは新型コロナウイルス
感染症の影響が大きかったため
%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期
※前期の期初時点に出店している店舗を「既存店」として計算しております。
12
附帯サービス関連売上 推移 (整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカー)
整備ピット増設により顧客の囲い込みを進め、前年同期比150%超で増収しています。
(単位:百万円)
0 2
0 附帯サービス関連売上 前年同期比
884
2
0
779
2
686
633
0
0 567 1
160.9% 162.2%
480
0
441 1
393 156.7% 155.5% 155.9%
361
304 331 326
0
147.1% 1
280
0
129.4%133.3%
210 204 1
0 172
0
1
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
13
買取台数の推移
大垣買取専門店
(販売店との併設型)
神戸大蔵谷買取専門店
(販売店との併設型)
買取専門店出店と増員により、台数増加を加速しております。
浜松買取専門店
買取台数 前年同期比 (販売店との併設型)
沖縄豊見城買取専門店
(レンタカーとの併設型)
大府有松インター買取専門店 豊田元町買取専門店 四日市買取専門店
(独立型の買取専門店) (独立型の買取専門店) (販売店との併設型)
3
00
1,191 3
00
1,097
2
00
905
2
00
656 676 211.4%
181.6%
499 535 519 1
448
00
388 436 150.5%
00
361 169.2% 1
138.2%119.4% 133.8% 135.5%
00 0
0 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
※買取台数は、四輪・二輪の合算値を表示しております。
14
二輪小売販売台数の推移
CHAMPION76 四日市店 CHAMPION76 清水鳥坂店
新規出店とM&Aにより垂直立ち上げを実現しております。
CHAMPION76 神戸大蔵谷店
二輪小売販売台数 前年同期比
Motorrad Gifu
(BMW Motorrad正規ディーラー)
450
419 60
400 ハーレーダビッドソン名古屋、ハーレーダ
ビッドソンMEGA東海、ハーレーダビッドソ 50
ン浜松、ベスパ名古屋 (M&Aにより取得)
310
350
300 40
250
CHAMPION76 東海名和店
30
200
2,384.6%
150 20
97
100 78
1,496.4% 10
50
13 28
0 0
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期
※株式会社チャンピオンは2021年3月に子会社化しておりますが、みなし取得日が2021年9月期第2四半期末であることから、2021年9月期第2四半期は、
同社の損益計算書を連結しておりません。そのため、同社の二輪小売販売台数は、2021年9月期 第3四半期よりカウントしております。 15
主要KPI 四半期推移サマリー
2021年9月期は、主要KPIのいずれも増加・拡大を継続できております。
2020年9月期 2021年9月期
1Q 2Q 3Q 4Q 通期 1Q 2Q 3Q 4Q 通期
実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績
四輪小売販売台数 2,451台 2,891台 2,291台 3,340台 10,973台 2,765台 3,321台 3,158台 3,610台 12,854台
四輪小売販売台数
前年同期比(全体) 122.7% 116.5% 93.9% 103.3% 108.1% 112.8% 114.9% 137.8% 108.1% 117.1%
四輪小売販売台数
前年同期比(既存店のみ) 102.3% 101.5% 78.5% 90.3% 92.9% 99.8% 104.6% 126.0% 98.0% 106.0%
二輪小売販売台数 - - 13台 28台 41台 97台 78台 310台 419台 904台
買取台数 499台 535台 519台 656台 2,209台 676台 905台 1,097台 1,191台 3,869台
附帯サービス関連売上 393百万円 441百万円 480百万円 567百万円 1,883百万円 633百万円 686百万円 779百万円 884百万円 2,983百万円
16
2021年9月期 連結貸借対照表
当期の投資資金は借入により調達し、期末時点の自己資本比率は8.2%となりました。
単位:百万円
2020年9月期 2021年9月期
増減 %
期末 期末
流動資産 10,723 12,956 2,232 120.8%
固定資産 5,717 9,039 3,321 158.1%
流動負債 11,930 15,315 3,384 128.4%
固定負債 3,218 4,873 1,655 151.4%
純資産 1,292 1,806 514 139.8%
総資産 16,441 21,995 5,554 133.8%
現金及び預金 1,105 1,476 370 133.5%
有利子負債 11,905 15,719 3,814 132.0%
自己資本比率 7.8% 8.2% 0.3% 104.3%
ネットD/Eレシオ 8.4 7.9 △0.5 94.5%
・ネットD/Eレシオは、「(有利子負債-現金及び預金)/自己資本」で計算しております。
・以下の固定資産の取得に係る費用は、いずれも金融機関からの借入を予定しております。
2022年3月予定 愛知県豊川市 MEGA専門店 600百万円(2021年 3月15日 適時開示)
2022年9月予定 愛知県名古屋市 MEGA専門店 690百万円(2021年 8月31日 適時開示)
2022年9月予定 岐阜県土岐市 MEGA専門店 728百万円(2021年10月22日 適時開示)
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期 期末実績は、単体の数値を参考表示しております。
17
2021年9月期 連結キャッシュ・フロー計算書
EBITDAは増加しましたが、たな卸資産の増加を営業C/Fに計上するため、新規出店による拡大
が続く局面では営業C/Fはマイナスが続きます。
単位:百万円
2020年9月期 2021年9月期 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,745 △65 1,679 店舗拡大による
たな卸資産の増加
△1,035百万円
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,910 △3,445 △1,535
新規出店による有
形固定資産の取得
財務活動によるキャッシュ・フロー 3,103 3,882 779 △2,245百万円
㈱チャンピオン76
現金及び現金同等物の期末残高 1,105 1,476 370 株式の取得による
支出△581百万円
2020年9月期 2021年9月期 増減
投資額(有形・無形固定資産) 1,816 3,336 1,519
減価償却費 (のれん償却額を含む) 386 532 145
営業利益 124 608 484
EBITDA 510 1,140 629
・EBITDAは、「営業利益+減価償却費(のれん償却額を含む)」で計算しております。
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期 実績は、単体の数値を参考表示しております。
18
売上高・営業利益 推移
2021年9月期は売上高、営業利益いずれも過去最高となり、営業利益率は1.4%で着地しました。
2022年9月期以降も、増収増益と営業利益率向上に取り組んでまいります。
【連結売上高】 (単位:百万円) 【連結営業利益】 (単位:百万円)
50,000 700
44,778
45,000 608
600
YoY
YoY
40,000
132.9% 489.9%
32,393 33,704 35,000 500
30,000 405
400
営業利益率
22,751 25,000
20,253 300
20,000
15,000 200 1.6%
1.3% 200
1.4%1.4%
10,000 124 1.2%
1.0%
91 0.9% 0.8%
100
0.6%
5,000 0.4% 0.4%
0.5% 0.2%
0.0%
0 0
2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
(通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期)
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期 以前の実績は、単体の数値を参考表示しております。
19
売上総利益 推移
増収に伴い、売上総利益は増益しております。構成比の大きい➀新車・中古車販売は、 季節
性により2Q、4Qに売上高ならびに売上総利益が大きくなる傾向があります。
(単位:百万円)
54
①新車・中古車販売
②買取 79
③整備・鈑金・ガソリンスタンド
31 341
④保険代理店 14 30 82
67
⑤レンタカー 71 119
243 27 300
売上総利益率
71 265
110 99
18 228
57 90
16 135 61
55 17 16.8%
66 0 16.1%
15 15.8%
65 15.2% 15.0%
14.5% 14.7%
162 1,550
56 1,282
1,266 1,194
1,026 13.3% 1,078
936
646
新型コロナウイルス感染症
の影響による減少
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2021年9月期第1四半期 以前の実績は、単体の数値を参考表示しております。
20
販売管理費 推移
広告宣伝費/販売促進費は小売販売の需要期に合わせて2Q、4Qに大きくなりますが、販売管
理費全体では季節性の影響は小さく、規模拡大に合わせて増加しております。
【年別推移】 (単位:百万円) 【四半期推移】 (単位:百万円)
人件費
人件費
広告宣伝費/販売促進費 広告宣伝費/販売促進費
1,483 403
賃借料/減価償却費 賃借料/減価償却費
385
その他 その他
370
1,109 324 390
1,371
320 258
364
294 316
921 235
1,040 761 300 231
287
280 195
606 228 244 180
746 555 154
117 169
545 577 421 124 143 2Q、4Qは小売販売の需要期になるため、
474 広告宣伝費/販売促進費が大きくなる傾向がある
440 396 809
2,836 750
376 653
258 2,148 593 575 622
250 496 482
1,732
1,347
860 1,017
2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2020年9月期 2021年9月期
21
(通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期)
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2021年9月期第1四半期 以前の実績は、単体の数値を参考表示しております。
四輪小売販売 推移
単価は2,200~2,300千円台で安定しており、台数増によって販売高を伸長しております。
(単位:百万円)
2,389千円 2,500
35,000
20,000台
2,333千円 2,276千円 2,400
四輪小売販売高
2,300
18,000台
30,703 2,200 YoY
2,209千円 2,216千円 2,245千円 30,000
2,100
16,000台
2,048千円
24,976
122.9
2,000
1,900 %
14,000台
四輪小売 販売単価 23,683 12,854台
1,800
25,000
四輪小売 販売高 四輪小売販売台数
10,973台
YoY
12,000台
20,000
四輪小売販売台数 10,151台
16,711
10,000台
15,776 117.1%
8,000台
13,078 15,000
10,735
7,120台 7,444台
10,000
6,000台
5,921台
4,000台
5,242台
5,000
2,000台
0台
0
2015年9月期 2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
(通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期) (通期)
22
・四輪小売販売高は管理会計の数値を表示しており、売上高には計上しない自動車税、自動車重量税などが含まれております。具体的には、
2021年9月期(通期) の四輪小売販売高30,703百万円うち、1,284百万円を控除して売上高を計上しています。
・四輪小売販売高は割賦販売に係る収益を含んでおりません。
業績・KPI推移 単位:百万円
2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
(実績) (実績) (実績) (実績) (実績)
自動車販売関連 19,530 21,883 31,069 31,821 41,794
附帯サービス関連 722 867 1,324 1,883 2,983
売上高 20,253 22,751 32,393 33,704 44,778
売上原価 17,899 19,623 28,167 28,726 37,716
自動車販売関連 - - 3,785 4,076 5,477
附帯サービス関連 - - 441 901 1,584
売上総利益 2,353 3,128 4,226 4,978 7,061
人件費 1,017 1,347 1,732 2,148 2,836
広告宣伝費/販売促進費 258 396 421 555 761
賃借料/減価償却費 440 577 746 1,040 1,371
その他 545 606 921 11,09 1,483
販売費及び一般管理費 2,262 2,927 3,820 4,854 6,453
営業利益 91 200 405 124 608
四輪小売販売台数 7,120台 7,444台 10,151台 10,973台 12,854台
四輪小売販売販売高 15,576百万円 16,711百万円 23,683百万円 24,976百万円 30,703百万円
四輪小売販売販売単価 2,216千円/台 2,245千円/台 2,333千円/台 2,276千円/台 2,389千円/台
二輪小売販売台数 - - - 647台 904台
MEGA専門店 店舗数 (期末) - 1店舗 3店舗 5店舗 7店舗
従業員数(期末) 218名 256名 340名 433名 584名
※当社は2021年9月期第2四半期より連結決算に移行しております。そのため2020年9月期以前の実績は、単体業績を参考表示しております。
23
external environment
外部環境
24
市場動向(1)
保有台数は高止まりで推移する一方、平均使用年数は長期化が続いております。
自動車保有台数 乗用車の平均使用年数
・2007年以降、3年間微減したが、2009年以降は9年連続増加 ・車両側の性能向上等により平均車齢、平均使用年数は長期化
・今後も急激な減少はなく、当面は高止まりで推移する見込み ・低走行距離・無事故などの質の良い中古車は減少
(万台)
(平均使用年数/年)
2020年
7,817
2020年
13.51
1981年
8.70
1997年
1981年
1983年
1985年
1987年
1989年
1991年
1993年
1995年
1999年
2001年
2003年
2005年
2007年
2009年
2011年
2013年
2015年
2017年
2019年
2006年
2018年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2019年
2020年
出所:国土交通省 出所:(財)自動車検査登録情報協会『自動車保有動向』
25
市場動向(2)
新車販売が低迷するなかでSUVは上昇が続いております。中古車登録は底堅く推移しています。
新車販売台数 (10月~9月累計) 中古車登録台数 (10月~9月累計)
・2021年9月期(2020年10月~2021年9月)は、前年 新型コロナウイ 2021年9月期(2020年10月~2021年9月)の中古車登録台数について
ルス感染症の影響減からの反動で微増、ただし半導体不足によ は微増。前年に消費税の増税と新型コロナウイルス感染症による
る新車減産のため2021年10月に前年同月比大幅減。 影響を受けたものの、新車販売台数と比べれば前年の減少/当年
・ジャンル別では、ミニバンは微増に留まったがSUVは増加。 の反動のいずれも振れ幅は小さい。
→当社予想:少なくとも3年以上は、SUVは成長性を維持 (千台)
(千台)
978 997
934
1,835 1,747
1,889 1,979 740 3,034 3,092 3,168 3,059
748 3,047
1,657
684
510
448 452 561
3,846 3,803 3,897 3,765 3,806
3,420
3,308 3,419 2,931
2,789
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期 9月期
登録車 軽自動車 SUV( 登録車) ミニバン( 登録車) 登録車 軽自動車
26
出所:(社)日本自動車販売協会連合会、(社)全国軽自動車協会連合会 出所:(社)日本自動車販売協会連合会、(社)全国軽自動車協会連合会
中古車販売店の状況
中古車販売店は、小規模店が乱立する多数乱戦状態です。大手企業のシェア拡大が本格的に
始まったのは直近5年程度、シェアも約5%。当社が入り込む余地は大きいと考えております。
当社の市場シェア 0.5%未満
(2021年9月期実績 12,854台 )
・中古車販売店は、全国で約27,000店(※2)。
・最大手の年間販売台数は10万台規模、シェア約5%(※3)。
トップ企業のシェア推移 (※4)
年間 中古車小売台数
約262万台(※1) 5.0%
上場企業A
4.0%
3.0%
2.0% 上場企業B
1.0%
0.0%
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
年度
※1 2019年の中古車小売市場規模。株式会社矢野経済研究所推定
株式会社矢野経済研究所『中古車流通総覧 2020年版』より当社推定
27
※2
※3 各社の発表資料等より当社調べ
※4 各社の発表資料等より当社調べ。各社決算月が異なるため、期初の日付を基準に「年度」に当てはめて表記
四輪中古車販売における当社のTAM (※1) / 売上総利益の構成
小売はエリア、ジャンルの拡大を進めます。売上総利益は附帯サービスの拡大余地があります。
四輪 中古車小売販売における当社のTAM 売上総利益の構成(イメージ)
ジ 東海地方 関西地方 全国 売上総利益
ャ 約4,400億 約4,000億
ン 約3兆円
ル <構成比>
拡
大 約50%
附帯サービス関連
輸入車
ミニバン
<構成比> 自動車販売関連 約50%
拡大 22.4%
SUV 77.6%
(2021年9月実績)
地域 現在 将来
<現在>
【地域】 <現在>
東海地方ドミナント展開 →2021年神戸進出 自動車販売関連の構成比 77.6% (2021年9月期実績) 。
【ジャンル】 新規出店による小売販売の新規顧客の獲得が先行しており、
SUVで創業 → ミニバン、輸入車まで拡大 顧客を囲い込み附帯サービスを提供するには時間差が生じている
<将来> <将来>
新規エリアへの展開、ジャンルの横展開を進める 自動車販売関連、附帯サービス関連の構成比は同等になると推定
※市場規模は株式会社矢野経済研究所『中古車流通総覧 2020年版』および一般財団法人 自動
28
車検査登録情報協会『都道府県別・車種別保有台数表』をもとに計算した当社推定値 ※株式会社矢野経済研究所『中古車流通総覧 2020年版』をもとに推定
※1 TAM・・・Total Addressable Market。獲得可能な最大市場規模
earnings forecast
2022年9月期 業績予想
29
2022年9月期 連結業績予想
MEGA専門店の新規出店を主軸として、小売販売台数の増加、事業規模の拡大に取り組み、
売上高600億円(前期比+34.0%)、営業利益10億円(前期比+64.4%) 、営業利益率1.7%を目指します。
単位:百万円
2021年9月期 2022年9月期
前期比 増減額
実績 業績予想
売上高 44,778 60,000 134.0% 15,221
売上原価 37,716 50,000 132.6% 12,283
売上総利益 7,061 10,000 141.6% 2,938
販売費及び一般管理費 6,453 9,000 139.5% 2,546
営業利益 608 1,000 164.4% 391
経常利益 445 770 172.8% 324
親会社株主に帰属する当期
純利益 381 460 120.5% 78
1株当たり当期純利益 ※ 124.17円 135.87円 - -
1株当たり配当金 0.00円 0.00円 - -
四輪小売販売台数 12,854台 17,243台 134.1% 4,389台
二輪小売販売台数 904台 2,462台 272.3% 1,558台
30
2022年9月期 業績予想の前提条件
2022年9月期の業績予想は、2021年11月時点の業界環境が継続することを前提としております。
0
210.
0
四輪小売販売台数 前年同期比 MEGA専門店店舗数
0 160.2%
160.
0 137.8%
145.0% 116.5%
110.
0
119.4% 119.7% 122.7% 114.9%
112.8% 108.1%
0 103.3%
8 93.9% 10店舗
0
6
7店舗 8店舗 8店舗 60.0
6店舗 7店舗
6店舗
4
0 5店舗 5店舗 5店舗
4店舗
2
0
1店舗 2店舗 2店舗 3店舗 3店舗
0 10.0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
新型コロナウイルス感染症
2020年9月期(実績):第1波、第2派において来客数が減少し、収益の減少が発生
2021年9月期(実績):緊急事態宣言の発令があったが来店客数に大きな影響はなし
2022年9月期(予想):引き続き、業績への影響は限定的に留まることを想定
その他の業界動向
半導体不足による新車販売の減少が中古車販売需要へ与える影響は、限定的に留まることを想定
中古車のタマ不足およびオートオークション相場の高止まりは、継続することを想定
中古車販売の消費行動、クルマの利用意向には大きな変化が無いことを想定
31
会計方針の変更:収益認識に関する会計基準等の適用
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を2022年9月期第1四半期
連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる
金額で収益を認識することといたしました。これにより、車両販売時の割賦販売に係る手数料収入のうち、代位弁済が見込まれる額を控除した
純額で収益を認識する方法に変更いたします。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従い、2022年9月期第1四半期連結
会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、2022年9月期第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加
減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用する予定です。
■連結 損益計算書への影響額想定 単位:百万円
2021年9月期 2022年9月期
実績 業績予想 前期比 増減額
従来基準 新収益認識基準
売上高 44,778 60,000 134.0% 15,221
売上高控除 想定額▲150百万円を加味
売上総利益 7,061 10,000 141.6% 2,938 しております
営業利益 608 1,000 164.4% 391
■連結 貸借対照表への影響額想定 単位:百万円
2021年9月期 2022年9月期
期末残高 期首残高 ※
従来基準 新収益認識基準
期首残高 手数料契約債務 +185百万円
流動負債 15,315 15,501
純資産 1,806 1,621 期首残高 利益剰余金 ▲185百万円
総資産 21,995 21,995 ※ 期首残高は未監査の参考値であり、会計監査の結果
により変更となる可能性があります。 32
mid-term plan
中期計画
33
中長期の成長イメージ
既存事業を積み上げるとともに、グッドスピードブランドを活かした大きな成長を目指します。
重点課題:ブランドの構築 ④新サービス グッドスピードブランドを
活かした新たなカーライフ
の提案
新規出店攻勢により、主力事業となる四輪中古
③チャンネルの拡大 ノウハウを活用し、新たな
車販売のシェア拡大と顧客の囲い込みを推し進
めながら、グッドスピードのブランド価値を高 バイク、新車ディーラー、 領域へチャレンジ
め、チャンネル拡大・新サービス投入などに積 レンタカー、サブスクなど
極的にチャレンジし、大きな成長を目指す
②附帯サービス 顧客の囲い込み
整備・車検・鈑金・塗装
・ガソリンスタンド
①四輪 中古車販売 新規出店、小売販売台
=現在の主力事業 数拡大
現在 将来 34
中期3ヶ年 KPI目標
売上高、小売販売台数の毎期20%以上の成長、営業利益率の毎期改善を目指してまいります。
2021年9月期 2022年9月期 2023年9月期~2024年9月期
実績 業績予想 計画
連結 売上高 44,778 百万円 60,000 百万円 毎期 成長率 20%以上
連結 営業利益 608 百万円 1,000 百万円 毎期 営業利益率改善
四輪 小売販売台数 12,854 台 17,243 台 毎期 成長率 20%以上
MEGA専門店新規出店 2 店舗 3 店舗 毎期 3店舗以上
資金・財務の考え方
・最も重要な成長ドライバーは「MEGA専門店の新規出店」による小売販売台数の拡大。
・MEGA専門店新規出店は、商品在庫/固定資産により1店舗 10億円以上の投資が必要。
営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フローは
MEGA専門店出店によりマイナスが続き、財務活動によるキャッシュフローで賄う見通し。
・資金調達は、経営の安定性(自己資本比率)ならびに効率性(ROE)を総合的に勘案し、
適宜、金融借入・市場調達を選択しながら調達を行う予定。
35
strategy
成長戦略
2022年9月期 ~ 2024年9月期
36
成長戦略 2022年9月期 ~ 2024年9月期
1) 店舗数の拡大
2) 買取事業の強化
3) バイク事業の強化
4) 人材の確保
5) サービスの拡充
37
成長戦略 1)店舗数の拡大
各専門店の新規出店を積極推進し、店舗数の拡大を図ってまいります。
出店計画一覧 2019年9月期
期末(実績)
2020年9月期
期末(実績)
2021年9月期
期末(実績)
2022年9月期
期末(目標)
(子会社含む)
併設店を含 併設店を含
めた店舗数 めた店舗数
MEGA専門店 3店舗 5店舗 7店舗 (7) 10店舗 (10)
国産車専門店(MEGA以外) 11店舗 9店舗 9店舗 (10) 8店舗 (9)
輸入車専門店(MEGA以外) 4店舗 4店舗 5店舗 (5) 5店舗 (5)
バイク販売店 0店舗 1店舗 5店舗 (9) 7店舗 (11)
買取専門店 1店舗 3店舗 2店舗 (6) 2店舗 (8)
車検専門店 1店舗 2店舗 3店舗 (24) 4店舗 (27)
BPセンター 3店舗 4店舗 4店舗 (5) 4店舗 (5)
ガソリンスタンド 0店舗 1店舗 1店舗 (1) 1店舗 (1)
レンタカー 0店舗 1店舗 1店舗 (6) 1店舗 (6)
※複数のサービスを提供する併設店は、重複しないよう主たるサービスを行っている店舗でカウントしております。
◇新規出店情報
成長戦略の基本=「MEGA専門店」の新規出店。2022年9月期は3店舗出店を予定しています。
※「MEGA専門店」の定義…敷地面積2,000坪以上、展示台数常時200台以上
2022年9月期 計画 固定資産取得 固定資産投資額 四輪在庫台数 ショールーム 土地
① 愛知県 豊川市 2022年3月 600百万円 200台程度 居抜き 賃貸
② 愛知県 名古屋市 2022年9月 690百万円 200台程度 居抜き 賃貸
③ 岐阜県 土岐市 2022年9月 728百万円 220台程度 新築 賃貸
※四輪の在庫車両仕入に係る投資額は 約2,000千円/台 程度
※MEGA専門店出店は1店舗10億円以上の初期投資が発生します。主に建物 改装/建設や整備設備の固定資産投資、商品在庫仕入等があります。
愛知県豊川市 MEGA専門店 外観イメージ 岐阜県土岐市 MEGA専門店 外観イメージ
(2022年3月 固定資産取得予定) (2022年9月 固定資産取得予定) 39
◇新規整備ピット情報
整備拠点を拡張し、顧客の囲い込み・整備の収益拡大につなげてまいります。
2022年9月期 計画 設備完成予定 内容
① 岐阜県 岐阜市 2021年12月 車検専門店(岐阜SUV専門店隣接)
② 愛知県 豊川市 2022年3月 新規MEGA専門店 併設
③ 愛知県 名古屋市 2022年9月 新規MEGA専門店 併設
④ 岐阜県 土岐市 2022年9月 新規MEGA専門店 併設
MEGA SUV 清水鳥坂店
(2021年9月 整備ピットオープン)
40
成長戦略 2)買取事業の強化
買取店の出店強化により、オートオークション会場依存からの脱却を進めてまいります。
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
期末(実績) 期末(実績) 期末(実績) 期末(目標)
独立型 買取専門店 1店舗 3店舗 2店舗 2店舗
併設型 買取専門店 0店舗 0店舗 4店舗 6店舗
併設型出店による早期拡大
独立型の買取専門店(レッドゲート) 販売店との併設型(ブルーゲート)
買取専門店を新規出店する形態。候補用 既存のMEGA専門店等に買取機能を併設し、買取担当者を配置する形態。
地の発掘・出店準備に時間を要する。 人材が確保できれば、すぐに出店が可能。
グッドスピード豊田元町買取専門店 グッドスピード大垣買取専門店 グッドスピード浜松買取専門店
販売用車両の仕入ルート内訳 2020年9月期実績 2021年9月期実績
(台数ベース)
買取・下取・ 買取・下取・
その他 その他
オートオークション 32% オートオークション
25%
75% 68%
41
成長戦略 3)バイク事業の強化
中古バイク販売店の新規出店により、本格的にバイク事業の拡大を図ってまいります。
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
期末(実績) 期末(実績) 期末(実績) 期末(目標)
新車ディーラー 0店舗 1店舗 5店舗 5店舗
中古バイク販売店 0店舗 1店舗 4店舗 6店舗
MEGA専門店併設型として早期出店
※併設店を含めて表示しております
新車ディーラー 中古バイク販売店
BMW Motorrad、ハーレーダビッドソンの正規ディーラー 既存のMEGA専門店等にバイク販売店を併設。2021年9月期以降
を展開。引き続き、店舗およびブランドの拡大機会を模索 のMEGA専門店の整備ピットは、バイク用リフトも設置。
Motorrad Gifu ハーレーダビッドソン CHAMPION76神戸大蔵谷店 CHAMPION76清水鳥坂店
(2020年10月オープン) 名古屋/MEGA東海/浜松 (2021年4月オープン) (2021年9月オープン)
(2021年3月グループ化)
42
成長戦略 4) 人材の確保
採用チームの体制強化、採用活動費の積極投資、福利厚生の充実、リファラル採用の活用、
退職者の再雇用、M&Aなどを通じて、採用人数の拡大と離職率の抑制を図ってまいります。
2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期 2022年9月期
(実績) (実績) (実績) (目標)
営業職(販売、保険等) 105名 121名 173名 -
営業職(買取) 9名 18名 27名 -
整備/鈑金・塗装 105名 155名 200名 -
事務職・その他 121名 139名 184名 -
従業員合計 340名 433名 584名 781名
新卒入社 41名 56名 78名 100名 以上
中途入社 (M&Aによる増加含む) 108名 130名 185名 -
退社 65名 93名 112名 -
差引純増数 +84名 +93名 +151名 +197名
※在籍人数は期末時点、入退社は期中累計を表示しております。
※2021年9月期は連結、2020年9月期以前は単体の人数を表示しております。
43
成長戦略 5)サービスの拡充
「グッドスピードらしい」新サービスの創出に積極的にチャレンジし、新たな収益の獲得な
らびにグッドスピードのブランド価値の向上に取り組んでまいります。
サブスクリプションサービス アパレル用品ショップ オリジナルキャンピングカー販売
『NORIHO』2020年10月開始 GS SELECTION 2020年11月オープン VANLIFE 春日井店 2021年1月オープン
MEGA SUV知立店 併設 春日井ミニバン専門店 併設
ランチ ドライブスルー洗車機 バイク専用洗車場
2019年9月開始 MEGA大垣店/ 2019年4月稼働 2021年10月稼働
MEGA SUV 知立店/MEGA SUV東海名和店 MEGA大垣店/車検大府SS店 Motorrad Gifu
44
appendix
参考資料
45
取締役
加藤 久統
代表取締役社長
愛知工業大学名電高等学校卒業後、㈱シーアイシー(現 ㈱
ファブリカコミュニケーションズ)入社。同社で中古車販売
の実務を経験したのち、2002年にグッドスピードを創業
横地 真吾 三津川 康之
常務取締役 営業本部長 社外取締役 (監査等委員)
名城大学卒業後、㈱セントラル 慶応義塾大学卒業、2011年に㈱ノリタ
ファイナンス(現 ㈱セディナ)へ入 ケカンパニーリミテド 監査役に就任
社。2005年にグッドスピードへ
入社。現在は常務取締役として
当社事業全般を統括し、営業本 保坂 憲彦
部長を兼務 社外取締役 (監査等委員)
玉川大学卒業後、2008年に現 EY新日本
有限責任監査法人入所。公認会計士
平松 健太
取締役 流通本部長
愛知県立旭陵高等学校卒業後、 松井 隆
接客業を経て、2006年にグッド 社外取締役 (監査等委員)
スピードへ入社。現在は最年少
取締役として流通本部長を担当 千葉大学法科大学院卒業後、2016年に
現 御園総合法律事務所入所。弁護士
沿革 (1/3)
2002年8月 当社創業店であるグッドスピード春日井SUV専門店(現 グッドスピード春日井ミニバン専門店)を愛知県春日井市にオープン
中古車販売を目的に、資本金300万円で有限会社グッドスピード設立、名古屋市守山区に本社所在地を置く
2003年2月
グッドスピード名東・守山SUV専門店(現 グッドスピード名東MINI輸入車専門店)を名古屋市守山区にオープン
2005年9月 グッドスピード中川・港SUV専門店を名古屋市中川区にオープン
2006年7月 有限会社グッドスピードを株式会社グッドスピードへ商号変更
2008年4月 グッドスピード小牧SUV専門店(現 グッドスピード小牧ミニバン専門店)を愛知県小牧市にオープン
2009年8月 グッドスピード安城SUV専門店(現 グッドスピード安城ミニバン専門店)を愛知県安城市にオープン
2010年12月 輸入車販売を目的に、インターナショナル店(現 SPORT名古屋輸入車専門店)を愛知県尾張旭市にオープン
2011年7月 車両品質管理・コーティング事業を目的に、子会社として株式会社グッドサービスを設立
2011年11月 グッドスピード岐阜SUV専門店を岐阜県岐阜市にオープン
2012年4月 本社を名古屋市東区に移転
2012年10月 グッドスピード豊橋SUV専門店(現 グッドスピード豊橋ミニバン専門店)を愛知県豊橋市にオープン
2013年2月 インターナショナル岡崎ベンツBMW専門店(現 SPORT岡崎輸入車専門店)を愛知県岡崎市にオープン
2013年5月 鈑金・塗装修理部門としてグッドスピード中川BPセンターを名古屋市中川区にオープン
2014年2月 グッドスピード春日井BPセンターを愛知県春日井市にオープン
2014年12月 MINI販売を目的に、UNITED MINI CARSを名古屋市名東区にオープン
2015年3月 レンタカー事業を開始
グッドスピード四日市SUV専門店を三重県四日市市にオープン
2015年7月
グッドスピード浜松SUV専門店(現 グッドスピードMEGA浜松店)を浜松市西区にオープン
2015年9月 マッハ車検名古屋守山店を車検専門店として初のフランチャイズ契約で名古屋市守山区にオープン
47
沿革 (2/3)
2015年12月 マッハ車検四日市小木曽店をグッドスピード四日市SUV専門店に併設
2016年4月 SPORT三重MINI専門店(現 グッドスピード津ミニバン専門店)を三重県津市にオープン
2017年1月 グッドスピード緑SUV専門店(現 SPORT緑輸入車専門店)を名古屋市緑区にオープン
2017年7月 子会社である株式会社グッドサービスを吸収合併
2017年10月 グッドスピードMEGA SUV春日井店を愛知県春日井市にオープン
2018年12月 グッドスピード大府有松インター買取専門店を愛知県大府市にオープン
2019年2月 グッドスピードMEGA大垣店を岐阜県大垣市にオープン
2019年4月 東証マザーズ上場
グッドスピード小牧BPセンターを愛知県小牧市にオープン
2019年8月
グッドスピードMEGA SUV知立店(ちりゅう)店を愛知県知立市にオープン
グッドスピード緑BPセンターを名古屋市緑区にオープン
2019年10月
株式会社ホクトーモータースを100%子会社化
2019年12月 コーティング専用ブース 愛知県尾張旭市に移転
グッドスピードMEGA浜松店をリニューアルオープン
2020年1月 グッドスピード東海名和買取専門店/カーコンビニ倶楽部名和店(現 CHAMPION76 東海名和店)を愛知県東海市にオープン
株式会社ホクトーモータース(名古屋市天白区)を吸収合併し、グッドスピード車検 名古屋天白店としてリニューアルオープン
株式会社エンジョイレンタカーより事業譲り受け 沖縄県でもレンタカー事業開始
2020年4月
グッドスピードMEGA SUV東海名和店を愛知県東海市にオープン
グッドスピード豊田買取専門店(現 豊田元町買取専門店)を愛知県豊田市にOPEN
2020年5月
グッドスピードモーターサイクル東海名和店(現 CHAMPION76東海名和店)を愛知県東海市にOPEN
2020年6月 株式会社エンジョイレンタカーより譲り受けた沖縄レンタカーをグッドスピードレンタカー那覇空港前店としてリニューアルオープン
48
沿革 (3/3)
2020年9月 カーステーション株式会社より同社大府店を譲り受け、グッドスピード車検大府SS店としてリニューアルオープン
2020年9月 グッドスピード車検中川・港店を名古屋市港区にOPEN
当社初の正規ディーラーとなるMotorrad Gifuを岐阜県岐阜市にオープン
2020年10月
SUV サブスクリプションサービス『NORIHO』提供開始
2020年11月 グッドスピードMEGA SUV知立店 敷地内に、セレクトショップ『GS SELECTION(ジーエス セレクション)』をオープン
2021年1月 グッドスピード春日井ミニバン専門店リニューアルオープン、併設店 グッドスピード春日井ハイエース・キャンピング専門店オープン
2021年3月 株式会社チャンピオン(現 株式会社チャンピオン76)を100%子会社化
2021年4月 兵庫県神戸市に、グッドスピードMEGA SUV 神戸大蔵谷店・CHAMPION76神戸大蔵谷店をオープン
2021年5月 グッドスピードMEGA SUV 神戸大蔵谷店の併設店として、グッドスピード神戸大蔵谷買取専門店をオープン
2021年6月 グッドスピードレンタカー那覇空港前店の併設店として、グッドスピード沖縄豊見城買取専門店をオープン
2021年7月 グッドスピードMEGA 大垣店の併設店として、グッドスピード大垣買取専門店をオープン
グッドスピードMEGA 浜松店の併設店として、グッドスピード浜松買取専門店をオープン
2021年8月
グッドスピード四日市SUV専門店の併設店として、CHAMPION76四日市店をオープン
2021年9月 静岡県静岡市に、グッドスピードMEGA SUV清水鳥坂店・CHAMPION76清水鳥坂店をオープン
2021年10月 株式会社チャンピオンを株式会社チャンピオン76に商号変更し、当社のバイク事業を同社へ事業譲渡(バイク事業を集約)
2022年3月 愛知県豊川市に、MEGA専門店の固定資産を取得予定 ※2021年3月15日適時開示
2022年9月 愛知県名古屋市に、MEGA専門店の固定資産を取得予定 ※2021年8月31日適時開示
2022年9月 岐阜県土岐市に、MEGA専門店の固定資産を取得予定 ※2021年10月22日適時開示
49
創業の経緯
代表取締役社長 加藤久統は、愛知工業大学名電高等学校卒業後、
㈱シーアイシー (現 ㈱ファブリカコミュニケーションズ)に入社、中古車販売実務を経験。
当時の愛知県はSUVを取り扱う店が少なく、お客様が欲しいSUVを探すことに苦労してい
る場面を数多く目の当たりにし、ビジネスチャンスに気付く。
「今後、必ずSUVの人気が拡大する。今は、SUVを扱う店が少なすぎる。」
グッドスピード創業者 2002年8月、愛知県春日井市にグッドスピード春日井SUV専門店(現 グッドスピード春日井ミニ
代表取締役社長 バン専門店)をオープンし、創業に至る。
加藤 久統
4,500,000
創業時から現在までのSUVの増加 新車販売台数(登録車) SUVの占める割合
30.0%
4,000,000
21.7%
25.0%
3,500,000
3,000,000 20.0%
2,500,000
15.0%
2,000,000
1,500,000 10.0%
5.0%
1,000,000
現在
5.0%
創業時
500,000
0 0.0%
2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
出所:(社)日本自動車販売協会連合会、(社)全国軽自動車協会連合会
50
「GOOD SPEED(グッドスピード)」とは
創業者の代表取締役社長 加藤久統の座右の銘は「有言速攻(ゆうげんそっこう)」です。ビジネス、仕事にお
いてスピード感は一番大切であると考え、従業員には「有言実行は当たり前、どうせやるなら、少しでも速く」
と説いています。
また「GOOD SPEED」は、「良い」と「スピード」を合わせた造語のように見えますが、アメリカで実際に使
われている述語です。
ー 幸運、成功。
これが「GOOD SPEED」の意味です。一説によれば、以前は「GOD SPEED」として使われていた言葉が訛って、
「GOOD SPEED」になったのではないか、と言われています。
かつてアメリカでは、これから旅立って行く人を見送るとき、「良い旅路を!」「幸運な旅を!」というニュ
アンスで、「God speed you!」と言葉を投げ掛けたそうです。それから時間が経ち、今では、旅の幸運を祈るだ
けではなく、様々なシーンにおいて人の幸運や成功を祈るとき、この言葉が使われるようになったそうです。
創業者の加藤は、当社を立ち上げる前に、アメリカの映画『ザ・ロック』(1996年公開、英語版表題は「The Rock」)
でこの言葉を紹介するシーンを鑑賞しました。そのシーンに感銘を受け、店名に掲げることにしました。-クル
マを買ってくれる人たちのカーライフが、ひいては人生そのものが、幸運と成功に恵まれることを心から祈る、
そんなお店になるように。そして、これから創業する自分自身に向けたエールとして。
加藤が社名に込めた思いは、創業から17年が経過した今も、すべての従業員に伝えられ、共有しています。
私たちは、当社を利用いただくすべての人たちの人生の幸運と成功を願っています。
51
グッドスピードの『ブルーゲート』
グッドスピードは、店舗シンボルとして、ブランドカラーである
鮮やかな青色で彩った『ブルーゲート』を設置しています。
『ブルーゲート』は、特殊な焼き付け加工を施しており、雨や風
に当たっても色落ちすることなく、何年も鮮やかな青色を維持する
ことができます。
私たちの取り扱う「中古車」は、一般的には、時間とともに古く
なり、その品質は少しずつ下がっていきます。
私たちはそうした中古車のイメージを少しでも違うものにしたい。
販売するクルマは、高年式で状態の良い、事故やキズのないクルマ
をラインナップし、納車前にはガラスコーティングを施し、ピカピ
カの状態で乗り出していただくことをお勧めしています。
いつまでも色褪せない、高品質で綺麗なクルマ。そんなカーライ
フの始まりとして、ショールームの入口は、ピカピカの『ブルー
ゲート』で皆さまをお出迎えいたします。 52
お客様(=ファン)を大切にする
すべての人に感謝・感動・感激を与えること。創業来、当社はこの思いを最も大切に経営をし
ています。
創業当初、最初に注力したのはアメ車のSUVでした。熱烈なファンが多いジャンルで、たくさん
のユーザーにお買い求めいただいたのですが、当時のアメ車は故障が多く、お客様から本当に多く
のクレームやお叱りを受けました。
グッドスピードで車を買ったお客様には、全員に満足してほしい、安心でき、快適で楽しいカー
ライフ送ってほしい。そして、グッドスピードで買ってよかったと心から思ってほしい。そうした
思いを込めて、グッドスピードはお客様のことを「ファン」と呼んでいます。
現在、私たちは「安心、快適、楽しい」カーライフ
を提供するために、高品質で走行距離の少ない高年式
車を揃えること、メテナンスパックや保証を付けるこ
と、販売店に整備ピットを併設していつでも修理・メ
ンテナンスに応じれるようにすることなど、サービス
の拡充に取り組んでいます。
これからも、感謝・感動・感激いただける環境づく
りを進めていきます。
53
mission / vision / value
ミッション / ビジョン / バリュー
54
ミッション
中古車販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供を通じて、
すべての人に感謝・感動・感激を与え続ける伝道師でありたい
日本は、世界に類例を見ない高度経済成長を遂げた1960年代以降に劇的なモータリゼーションが
進み、豊かさの象徴であった自動車は、誰もが手に入れることができる快適な道具として変化しま
した。それから50年以上の月日が経ち、現代における自動車は、私たちの生活に欠かせない必需品
として定着しています。
中古車は、経済負担の軽い自動車の購入方法として、モータリゼーションの進展と同時に少しず
つ日本に広がり、今では年間260万台超の中古車が小売販売されています。中古車市場の黎明期、
消費者にとって不安の大きい購入方法であった中古車購入は、政府・官公庁はもとより、数多の業
界団体や民間企業の弛まぬ努力と働き掛けによって、メーター改ざん車の撲滅、おとり広告などの
不当広告の根絶、品質評価基準の確立、整備・鈑金技術の向上など、着実に透明で健全な購入がで
きる環境を整えてきました。
私たちグッドスピードは、そうした業界の取り組みに高く共感しています。消費者が心から安心
して中古車を購入して欲しい。より快適に、より楽しく中古車に乗って欲しい。そうした豊かな
カーライフを提供できる会社でありたいと考えています。
55
ビジョン(中期経営目標)
SUV販売台数 日本一
日本には、約2.7万もの中古車販売店があると言われています。中古車販売業界は、多数乱戦の状態にあり、業界最大手の販売店
であっても、中古車小売販売業界における販売シェアは5%程度であると推測されています。
1990年代以降、自動車の製品性能の進化と、長く続く緩やかな景気後退、そして消費者のライフスタイルの多様化などによって、
日本の自動車保有期間は長期化しており、自動車の販売台数は新車・中古車ともに減少しています。さらにこの先、日本は少子高
齢化による人口減少が進み、また同時に、さらなるライフスタイルが多様化・細分化されていくこと、そしてサブスクリプション
サービス、カーシェアリング、カーリースなどに代表される、自動車を保有しない乗り方の普及によって、ますます自動車の販売
台数は減少が続いていくと予想されています。
こうした業界環境のなかにあって、約2.7万の中古車販売店は、生き残りを掛けて、ますます競争が激化していくものと考えられ
ます。特に、資本力と販売・アフターサービスのインフラを有する大手販売店によるシェア拡大によって、中小販売店の淘汰が進
んでいくことは、ほぼ間違いないと想定されます。
私たちグッドスピードは、創業当初より、SUVに専門特化することで成長を遂げてきました。今では、SUVだけではなく、ミニバ
ンやメルセデスベンツ、BMW MINIなど、取り扱い車種を拡大していますが、今後も「SUVといえばグッドスピード」というブラン
ドメッセージは変わることなく掲げてまいります。私たちは、より競争が激化する中古車販売業界のなかで、SUVの販売規模によっ
てその存在感を示し、シェアを伸ばしていくことを中期的な経営目標として掲げています。具体的には、日本で最も多くのSUVを販
売する会社になることを目指しています。
※SUV・・・スポーツ・ユーティリティ・ビークル/Sports Utility Vehicleの頭文字を取った自動車の形態のひとつ。スポーツ多目的車。
56
バリュー(経営理念)
気持ちに勝るものはない
テクノロジーが進化し続け、人工知能やロボットに代表される情報産業の革命が加速する現代において、消費
行動は飛躍的に便利かつ合理的に進んでいくと言われています。それでもなお、その根底には人間特有の感性や
知性があって、消費者は人間同士のリアルなコミュニケーションや、楽しい・満足・感動といった感情や体験を
求めています。
私たちグッドスピードも、中古車販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供によって、すべての人に感
謝・感動・感激を与え続けることをミッションとして事業を行っていますが、それを実現するには、働く私たち
の「気持ち」が何よりも大切であると考えています。
企業間競争を勝ち抜くためには、資金力、独自のノウハウやテクノロジー、そして優れた商品・サービスが必
要になりますが、それらの基盤となるのはやはり人であり、そしてその人の価値を決めるのは、他ならないその
気持ちです。お客様、社会や業界、取引先に満足いただきたい、良い商品・サービスを提供したい、そして、働
く仲間たち全員が成功・成長を勝ち取りたい。こうした思い=気持ちの強さは、何にも代え難い競争力の源泉で
あると考えています。
57
business
事業概況
58
顧客の課題
・ SUVなど、人気ジャンルを豊富に取り揃えたお店で選びたい
購入するときの
不安・・・ ・たくさんの候補から自分に合うものを探したい
・信頼できるお店、知識豊富な担当者から買いたい
<一般的なポータルサイトでのクルマの探し方>
サイトで検索 自分が欲しいクルマを探す
クルマを探す 例: 都道府県、車種、グレード、年式、走行距離、価格帯
お店へ問い合わせ
欲しいクルマが置いてある店に問い合わせる
(見積・商談予約)
お店へ訪問 見たいクルマを決めた状態で訪問
クルマ確認・商談→成約 実際にクルマを見て、購入を判断
59
当社の事業
クルマ・バイクにおける「安心・快適・楽しいカーライフ」の提供
当社グループ ユーザー
商品・サービス
を提供
60
「安心・快適・楽しいカーライフ」の提供
ユーザーのカーライフサイクル
附帯サービス関連を継続的に提供して顧客と接点を持ち、ストック型で収益を積み上げます。
買い替えサイクル 約 年(※1)7
車を買う 保険加入 整備・点検 事故・トラブル 買い替え
車両小売単価 保険 手数料単価 車検 売上単価 鈑金 売上単価 オークション売却単価
約230万円/台 約1.7万円/年 約4.5万円/回 約8.1万円/回 約130万円/台
1年に1回 2~3年に1回 事故した場合に発生
整備 売上単価 レンタカー料金 単価
約2.5万円/回 0.7万円/日
半年~1年に1回 事故入庫時の代車
附帯サービス関連売上 (※2)
62
※1 2019年度「乗用車市場動向調査」一般社団法人 自動車工業会、前保有車の保有期間平均 7.1年
※2 各単価および発生頻度は、当社における標準的な数値を表示しています。
※3 各単価は、法定費用、消費税、その他税金等を除いた金額を表示しております。
顧客層
当社の主要顧客・・・ 東海地方在住(78%)、40代以下(79%)、中古車ポータルサイト経由(79%)
居住地 来店・購入のきっかけ
創業来、ドミナント戦略によ
り集中的に出店してきた東海 自社
他
地方(愛知県、岐阜県、三重県、 11% 顧客・紹介
関西地方 13% 静岡県)が78%を占めている。
9% 10%
出店エリアが限定的であるた
め、東海地方以外の居住地が
東海地方 少ないことが弱み。新規出店 他社
78% ならびにM&Aによってエリア
79%
拡大に取り組んでいくことが
課題。
年齢 自社 ・・・当社Webサイト、店舗への直接訪問など
顧客・紹介 ・・・顧客の再販(リピート)、顧客からの紹介
他社 ・・・中古車ポータルサイト
60代~ インターネット経由での集客
50代 が多いことから、40代以下が
7% ~20代 他社が運営する中古車ポータルサイトからの流入が最も多い。