7676 M-グッドスピード 2020-11-13 15:00:00
2020年9月期 決算説明資料 [pdf]

2020年 9月期
決算説明資料




株式会社グッドスピード (7676)
2020 年 11月 13日
                     グッドスピード⾞検 中川・港店 (2020年10月オープン)
会社概要
会社名          株式会社グッドスピード
設⽴           2003年2月 (創業 2002年)
本社所在地        愛知県名古屋市東区泉2-28-23 高岳KANAMEビル8F
従業員数         433名(2020年9月30日時点)
                    本社1拠点、MEGA専門店5店舗、国産⾞専門店10店舗、輸⼊⾞専門店
拠点数          32拠点   4店舗、バイク販売店1店舗、買取専門店2店舗、⾞検専門店3店舗、BP
                    センター4店舗、ガソリンスタンド1店舗、レンタカー1店舗(※)
                    (2020年11月13日時点)

出店エリア        東海エリア(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)、沖縄県

             クルマ・バイクにおける「安心・快適・楽しいカーライフ」の提供
事業内容
             新⾞・中古⾞販売、買取、整備・鈑⾦・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカー


             加藤 久統        代表取締役社⻑
             横地 真吾        常務取締役
             平松 健太        取締役
役員陣
             三津川 康之       取締役         監査等委員     社外     独⽴役員
             保坂 憲彦        取締役         監査等委員     社外     独⽴役員
             平田 伸男        取締役         監査等委員     社外
※複数のサービスを提供する併設店は、重複しないよう主たるサービスを⾏っている店舗でカウントしております。
                                                              2
2020年9月期 ハイライト



    売上高               営業利益           四輪⼩売販売台数


33,704百万円           124百万円            10,973台
   前年⽐ 104.0%         前年⽐ 30.6%         前年⽐ 108.1%
 当期新規出店したMEGA専門    利益率の高い⼩売販売、附帯      当社は、四輪⼩売販売台数を
店ならびに前期2月および8月に   サービス関連の売上構成⽐が高     最重要KPIとして位置付けてお
出店したMEGA専門店の寄与な   まったことから、売上総利益は     ります。
どにより、四輪⼩売販売高は     +17.8%の増益になり、売上総
                                      当期の四輪⼩売販売台数は、
+5.5%の増収となりました。   利益率も+1.7%改善しました。
                                     新型コロナウイルス感染症の影
 また、整備・鈑⾦、保険代理     しかしながら、新型コロナウ     響により既存店は前年を下回っ
店などの附帯サービス関連は、    イルス感染症の影響により当初     たものの、当期新規出店した
新型コロナウイルス感染症の影    想定よりは売上高ならびに売上     MEGA専門店ならびに前期2月
響が拡大するなかでも堅調に推    総利益が伸び悩み、販売管理費     および8月に出店したMEGA専
移し増収となりました。       の増加分を吸収しきれず、営業     門店2店舗が寄与したことによ
                  利益は減益となりました。       り、増加いたしました。
 しかしながら、新型コロナウ
イルス感染症の影響拡大により、
全体では微増に留まりました。
                                                     3
2020年9月期 業績(前期対⽐)
                                    単位︓百万円

             2019年9月期   2020年9月期
                 実績         実績     前期⽐      増減
                (通期)       (通期)

                                                   四輪⼩売販売高は増収 (+5.5%)。
売上高           32,393     33,704    104.0% 1,310    ただし消費税増税ならびに新型コ
                                                   ロナウイルス感染症の影響により、
                                                   前期までのトレンドに⽐べて弱含
                                                   み。整備・鈑⾦、保険代理店など
売上原価          28,167     28,726    102.0%   558    の附帯サービス関連は堅調に増収



売上総利益                                              利益率の高い⼩売販売、附帯サー
              4,226      4,978     117.8%   752    ビス関連の構成⽐が高まったこと
                                                   から売上高に⽐べて成⻑率が高い

販売費及び⼀般管理費    3,820      4,854     127.0% 1,033    人件費および店舗の固定費が増加


営業利益           405        124      30.6% △281


経常利益           318         3       1.0%     △314


当期純利益          193        △24        -      △217   ⼀部の不採算店舗の減損損失計上


                                                                   4
営業利益 増減分析

                                                 (単位︓百万円)




       当期新規出店した     MEGA専門店、買取   当期新規出店したMEGA
       MEGA専門店ならび   専門店、BPセンター   専門店ならびに前期2月・
       に前期2月・8月に出   などの店舗拡大によ    8月に出店したMEGA専門
       店したMEGA専門店   る人員の増加       店の固定費が増加
       の寄与による⼩売販
       売の利益拡大       店舗開発、マーケ     賃借料   +192百万円
                    ティング、管理部門
       利益率の高い整備・    などのバックオフィ    広告宣伝費/販売促進費
       鈑⾦、保険代理店な    ス強化                +134百万円
       どの附帯サービス関
       連の増収増益                    減価償却費 +101百万円
                                                        5
2020年9月期 業績(四半期推移)
                                                         単位︓百万円

             2020年9月期   2020年9月期   2020年9月期   2020年9月期
                                                         2020年9月期
             第1四半期実績    第2四半期実績    第3四半期実績    第4四半期実績
                                                           通期実績
              (会計期間)     (会計期間)     (会計期間)     (会計期間)


売上高           7,533      8,547      7,025      10,598     33,704

売上原価          6,443      7,292      6,094      8,896      28,726

売上総利益         1,090      1,254       930       1,702      4,978

販売費及び⼀般管理費    1,084      1,165      1,312      1,291      4,854

営業利益            5          89       △381        410        124

経常利益           △17         52       △407        376         3

当期(四半期)純利益      0          33       △284        227       △24

                                                                    6
    新型コロナウイルス感染症・消費税増税の影響①⼩売販売
    MEGA 専門店の新規出店により四輪⼩売販売台数を伸ばしてきましたが、2020年9
    月期は消費税増税と新型コロナウイルス感染症による影響を受けて伸び率が鈍化し
    ました。第3四半期で底打ちし、第4四半期からは若⼲の回復基調に戻っております。
0                                                                                                        2
                                                MEGA SUV 知⽴店     MEGA 浜松店           MEGA SUV東海名和店
              四輪⼩売販売台数    前年同期⽐                                 (リニューアルオープン)
0


                                                                                                         2
                               MEGA 大垣店
0




                                                                                                         1
0
    MEGA SUV 春日井店

0
                                                       160.2%                                            1
0




                                                                                                         1
0                                                145.0%
                                                                   122.7%
0
                                                                       116.5%                            1

0
                              119.4% 119.7%                                                   103.3%
                                                                                                         1
0



                                                                                     93.9%
0                                                                                                        0
      1Q      2Q    3Q   4Q     1Q        2Q      3Q       4Q      1Q          2Q        3Q     4Q
      2018年9月期                       2019年9月期                             2020年9月期


                                                                                                     7
    新型コロナウイルス感染症・消費税増税の影響②附帯サービス
    ⼩売販売において新型コロナウイルス感染症の影響を受ける⼀方、附帯サービス関
    連(整備・鈑⾦・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカー)は、堅調に成⻑を
    続けております。
                                                                               (単位︓百万円)
0
                                                                                    567       2

            附帯サービス関連売上            前年同期⽐
0                                                                             480             2

                                                                    441
                                                            393                               1
0

                                                    361
                                     331      326                                             1
                             304
                       280
0
                                                                                   156.7%
                                                                                          1
          210    204                                                          147.1%
0
    172                                                            133.3%
                                                          129.4%                              1

0
                                                                                              1


0                                                                                             0
    1Q      2Q   3Q    4Q    1Q         2Q    3Q    4Q      1Q        2Q       3Q    4Q
    2018年9月期                       2019年9月期                        2020年9月期


                                                                                          8
2020年9月期 貸借対照表
                                                                        単位︓百万円
                        2019年9月期      2020年9月期
                                                        増減               %
                           期末            期末
流動資産                      8,377          10,723         2,346          128.0%
固定資産                      4,295          5,717          1,421          133.1%
流動負債                      8,857          11,930         3,073          134.7%
固定負債                      2,418          3,218          799            133.1%
純資産                       1,396          1,292         △104            92.5%
総資産                      12,672          16,441        △3,768          129.7%

現⾦及び預⾦                    1,654          1,105         △548            66.8%
有利⼦負債                     8,612          11,905         3,292          138.2%
自己資本⽐率                    11.0%          7.8%          △3.2%           71.1%
ネットD/Eレシオ                  5.0            8.4            3.4           168.3%
・ネットD/Eレシオは、「(有利⼦負債-現⾦及び預⾦)/自己資本」で計算しております。
・以下の固定資産の取得に係る費用は、いずれも⾦融機関からの借⼊を予定しております。
2021年   6月予定   兵庫県神⼾市   MEGA専門店   715百万円(2020年7月1日 適時開示)+ 在庫台数300台程度
               場所未定               ⾦額未定
2021年7~9月予定             MEGA専門店
                                                                                9
2020年9月期 キャッシュ・フロー計算書
                                               単位︓百万円

                         2019年9月期   2020年9月期    増減


営業活動によるキャッシュ・フロー           △502      △1,745    △1,242
                                                        店舗拡大による
                                                        たな卸資産の増加
投資活動によるキャッシュ・フロー          △1,611     △1,910    △299     △1,551百万円



財務活動によるキャッシュ・フロー           2,277      3,103     825

現⾦及び現⾦同等物の期末残高             1,654      1,105    △548


                         2019年9月期   2020年9月期    増減

投資額(有形・無形固定資産)             1,602      1,816     214
減価償却費    (のれん償却額を含む)        302        386      84
営業利益                        405        124     △281
EBITDA                      707        510     △196
・EBITDAは、「営業利益+減価償却費(のれん償却額を含む)」で計算しております。
                                                              10
売上高推移
                                                                   (単位︓百万円)

                                                                              40,000


                                                                   33,704     35,000
                                                        32,393
                                                                              30,000
                                                                                   YoY
                                                                                  +4.0%
                                                                              25,000
                                             22,751
                                  20,253
                                                                              20,000
                       15,993
                                                                              15,000
            12,980
 10,247
                                                                              10,000


                                                                              5,000


                                                                              0
 2014年9月期   2015年9月期   2016年9月期   2017年9月期   2018年9月期   2019年9月期   2020年9月期
  (第12期)     (第13期)     (第14期)     (第15期)     (第16期)     (第17期)     (第18期)
                                                                                       11
営業利益推移
                                                                   (単位︓百万円)

                                                                              450
                                                          405
                                                                              400


                                                                              350

             298                                                              300


                                                                              250

   207                                         200
                                                                              200

                         139                                                  150
                                                                     124
                                    91                                        100
                                                                                    YoY
                                                                              ▲69.4%
                                                                              50


                                                                              0
 2014年9月期   2015年9月期   2016年9月期   2017年9月期   2018年9月期   2019年9月期   2020年9月期
  (第12期)     (第13期)     (第14期)     (第15期)     (第16期)     (第17期)      (第18期)
                                                                                      12
事業構成
     事業    売上構成⽐          売上総利益率                    内容
          (2020年9月期 実績)   (2020年9月期 実績)        (2020年11月13日時点)

                                          主⼒事業。東海4県※においてMEGA専門
新⾞・中古⾞                                    店5店舗、国産⾞専門店10店舗、輸⼊⾞
販売          88.8%            13.0%        専門店4店舗、バイク販売店1店舗を展
                                          開。※愛知・岐阜・三重・静岡

                                          店舗への持ち込みによる店頭買取と、⼀
                                          括買取査定サイト経由の出張買取がある。
                                          オートオークションに依存しない仕⼊
買取           5.6%            10.5%        ルートの開拓強化ならびに当社の取扱ラ
                                          インアップでない⾞種は、オートオーク
                                          ションでの販売で売上へ寄与する。買取
                                          専門店2店舗、販売店併設1店舗を展開。

                                          販売した⾞両の整備・⾞検。殆どの販売
整備・鈑⾦・ガ                                   店に整備⼯場を併設し、その他に⾞検専
             4.5%            40.3%        門店3店舗、BPセンター4店舗、ガソリン
ソリンスタンド                                   スタンド1店舗を展開。認証⼯場18店舗、
                                          うち9店舗が指定⼯場。

                                          損害保険会社の代理店業務。販売した⾞
保険代理店        0.7%           100.0%        両の自動⾞保険の契約仲介。

                                          ⼀般顧客及び代理店契約先の損害保険会
                                          社への⾞両貸出事業。直接的な売上寄与
レンタカー        0.4%            37.6%        の他、仕⼊ルート開拓の役割も担う。沖
                                          縄県でレンタカー店を運営。
                                                                 13
 四輪⼩売販売 推移

                四輪⼩売 販売高          四輪⼩売販売台数        (⾦額単位︓百万円)



                                                                             30,000
                                                                             四輪⼩売販売高
18,000 台




                                                                                  YoY
16,000 台




                                                                  24,976
                                                       23,683                    +5.5%
                                                                             25,000
14,000 台




12,000 台



                                                                  10,973 台   20,000

10,000 台
                                 15,776     16,711     10,151 台
                                                                             四輪⼩売販売台数
                                                                                  YoY
                      13,078      7,120 台
                                            7,444 台
                                                                             15,000
 8,000 台




           10,735                                       6,919台                   +8.1%
                       5,921 台
 6,000 台


                                                                             10,000

 4,000 台
           5,242 台
                                                                             5,000
 2,000 台




    0台


                                                                             0
           2015年9月期   2016年9月期   2017年9月期   2018年9月期   2019年9月期   2020年9月期
            (第13期)     (第14期)     (第15期)     (第16期)     (第17期)     (第18期)

・四輪⼩売販売高は管理会計の数値を表示しており、売上高には計上しない自動⾞税、自動⾞重量税などが含まれております。具体的には、
 2020年9月期(第18期) の四輪⼩売販売高24,976百万円うち、1,053百万円を控除して売上高を計上しています。
・四輪⼩売販売高は割賦販売に係る収益を含んでおりません。
                                                                                      14
external environment
external environment


           外部環境



                       15
 市場動向(1)
 自動⾞普及が進み保有台数は高止まりとなる⼀方、回転率は徐々に悪化しています

                                                   自動⾞保有台数                                                                                                                                                                乗用⾞の平均使用年数
    2007年以降、3年間微減したが、2009年以降は9年連続増加                                                                                                                                             ⾞両側の性能向上等により平均⾞齢、平均使用年数は⻑期化
    今後も急激な減少はなく、当⾯は高止まりで推移する⾒込み                                                                                                                                                 低⾛⾏距離・無事故などの質の良い中古⾞は減少

  (万台)
                                                                                                                                                                         (平均使用年数/年)
9,000
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  2019年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   13.26
8,000


7,000

                                                                                                                                                                         1981年
6,000                                                                                                                                                                     8.70

5,000


4,000


3,000


2,000


1,000


     0
                                                                                                                                                                          1981年
                                                                                                                                                                                  1983年
                                                                                                                                                                                          1985年
                                                                                                                                                                                                  1987年
                                                                                                                                                                                                          1989年
                                                                                                                                                                                                                  1991年
                                                                                                                                                                                                                          1993年
                                                                                                                                                                                                                                  1995年
                                                                                                                                                                                                                                          1997年
                                                                                                                                                                                                                                                  1999年
                                                                                                                                                                                                                                                          2001年
                                                                                                                                                                                                                                                                  2003年
                                                                                                                                                                                                                                                                          2005年
                                                                                                                                                                                                                                                                                  2007年
                                                                                                                                                                                                                                                                                          2009年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                  2011年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                          2013年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  2015年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          2017年
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  2019年
         1999年
                 2000年
                         2001年
                                 2002年
                                         2003年
                                                 2004年
                                                         2005年
                                                                 2006年
                                                                         2007年
                                                                                 2008年
                                                                                         2009年
                                                                                                 2010年
                                                                                                         2011年
                                                                                                                 2012年
                                                                                                                         2013年
                                                                                                                                 2014年
                                                                                                                                         2015年
                                                                                                                                                 2016年
                                                                                                                                                         2017年
                                                                                                                                                                 2018年




     出所︓国⼟交通省                                                                                                                                                            出所︓(財)自動⾞検査登録情報協会『自動⾞保有動向』

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          16
市場動向(2)
新⾞販売は大きく減少、中古⾞登録は微減。SUV新⾞販売は拡大基調が続いています

                    新⾞販売台数 (10月〜9月累計)                                           中古⾞登録台数 (10月〜9月累計)
   2020年9月期(2019年10月〜2020年9月)は、消費税の増税と                               2020年9月期(2019年10月〜2020年9月)の中古⾞登録台数に
    新型コロナウイルス感染症の影響により急減                                               ついても、消費税の増税と新型コロナウイルス感染症による
   ジャンル別では、ミニバンは急落したが、SUVは堅調に増加                                       影響を受けたものの、新⾞販売台数と⽐べれば減少幅は⼩さ
                                                                       い
    →当社予想︓少なくとも3年以上は、SUVは成⻑性を維持
(千台)
                                                                      (千台)



                    1,835                   1,979
                              1,889
       1,731         978                     997
                               934
                                                       1,657                    3,034                3,168
                                                                        3,004             3,092              3,035
        783
                                                        740
                                                        561
                                             510
                     448       452
        376


                                                                        3,766   3,846     3,803      3,897   3,765

       3,184        3,420                   3,419
                              3,308                    2,789


       2016年        2017年     2018年         2019年     2020年            2016年    2017年     2018年      2019年   2020年

       9月期          9月期       9月期           9月期        9月期              9月期     9月期       9月期        9月期     9月期

              登録⾞      軽自動⾞          SUV( 登録⾞)      ミニバン( 登録⾞)                          登録⾞   軽自動⾞


    出所︓(社)日本自動⾞販売協会連合会、(社)全国軽自動⾞協会連合会                            出所︓(社)日本自動⾞販売協会連合会、(社)全国軽自動⾞協会連合会

                                                                                                                     17
 中古⾞販売店の状況
 中古⾞販売業界は、多数乱戦の状態です


                             当社の市場シェア        0.5%未満
                             (2020年9月期実績 10,973台 )




                               ・業界最大⼿の年間販売台数は10万台規模で、販売
                               シェアは約5%(※2)。

                               ・中古⾞販売店は、全国で約27,000店(※3)。

              年間⼩売台数           中古⾞販売業界は、多数乱戦の状態。今後も、大⼿
                               販売店を中心にシェアの拡大は進んでいくと想定さ
              約262万台(※1)       れるが、当社が⼊り込む余地は大きい。




※1     2019年の中古⾞⼩売市場規模。株式会社⽮野経済研究所推定
※2、3   各社の発表資料等より当社調べ
                                                           18
earnings forecast
earnings forecast

     2021年9月期 業績予想



                     19
2021年9月期 業績予想
                                                            単位︓百万円

                     2020年9月期     2021年9月期
                                               前期⽐         増減額
                        実績          業績予想

売上高                    33,704       42,000     124.6%      8,295
売上原価                   28,726       35,160     122.4%      6,433
売上総利益                  4,978         6,840     137.4%      1,861
販売費及び⼀般管理費             4,854         6,240     128.5%      1,385
営業利益                    124          600       483.1%       475
経常利益                     3           440      13271.2%      436
当期純利益                   △24          260         -          284
1株当たり当期純利益 ※          △7.92円        86.79円       -           -
1株当たり配当⾦               0.00円        0.00円        -           -
四輪⼩売販売台数
(当社の最重要KPI)           10,973台      14,083台     128.3%      3,110台
※ 当社は、2020年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を⾏っております。2020年9月期 実績の「1株当たり当期純利益」
 は、当該株式分割後が前事業年度の期⾸に⾏われたと仮定して算定しております。

                                                                    20
2021年9月期 業績予想の前提条件
愛知県・岐阜県・三重県の県独自の緊急事態宣言や非常事態宣言等の解除後、来店
客数は回復基調にあります。新型コロナウイルス感染症の与える影響は先⾏き不透
明な状態が続くものの、現在の回復傾向が継続することを前提としております。
                                                                                              210.0
      四輪⼩売販売台数         前年同期⽐
                                                                                              190.0

                           160.2%                                                             170.0
                                                                                              150.0
                  145.0%                     116.5%                                           130.0
119.4%   119.7%                     122.7%                                                    110.0
                                                              103.3%                          90.0%
                                                      93.9%
                                                                                              70.0%
 1Q      2Q       3Q        4Q       1Q        2Q      3Q      4Q      1Q     2Q   3Q   4Q
  2019年9月期                          2020年9月期                           2021年9月期

2020年9月期の状況
・緊急事態宣言後に来店客数が大幅に減少したが、5月同宣言解除後に増加し、6月には前年並みまで回復
・8月上旬に、感染者数拡大と愛知県、岐阜県、三重県の県独自の緊急事態宣言・非常事態宣言により来店客
 数は再び減少するが、8月下旬より順に解除されて以降は再度回復し、9月の来店客数は大きく増加
2021年9月期の⾒通し(業績予想の前提条件)
・9月に増加した来店客数は、10月以降に少し落ち着いたものの、前年10月は消費税増税による影響があった
 ため、前年の⽔準は上回る
・2021年9月期の業績⾒通しは、再び外出自粛の高まりや消費意欲の減退は限定的となることを想定し、
 四輪⼩売販売台数は、2020年10月の⽔準を基点として通常の季節性にしたがって推移することを想定                                            21
strategy 2019.9-2021.9

                 成⻑戦略
       第17期 (2019年9月期) 〜 第19期 (2021年9月期)




                                           22
成⻑戦略   第17期 (2019年9月期) 〜 第19期 (2021年9月期)


1)   店舗数の拡大

2)   顧客との接点強化

3)   来客数の強化    (販売促進・広告宣伝の強化)

4)   顧客当たり単価の維持・拡大

5)   組織体制の強化     (人材の育成)




                                           23
成⻑戦略     1)店舗数の拡大

新規出店の積極推進
 引き続き店舗展開を積極的に進めていきます。2021年9月期は、過去2期
と同様にMEGA専門店を2店舗出店することを計画しています。
                     2018年9月期末   2019年9月期末   2020年9月期末   2021年9月期末
     出店計画⼀覧             (実績)        (実績)        (実績)        (目標)

MEGA専門店                1店舗         3店舗         5店舗        7店舗
国産⾞専門店    (MEGA以外)    11店舗        11店舗         9店舗        10店舗
輸⼊⾞専門店                 4店舗         4店舗         4店舗        4店舗
バイク販売店                 0店舗         0店舗         1店舗         1店舗
買取専門店                  0店舗         1店舗         3店舗         2店舗
⾞検専門店                  1店舗         1店舗         2店舗        3店舗
BPセンター                 2店舗         3店舗         4店舗        4店舗
ガソリンスタンド               0店舗         0店舗         1店舗        1店舗
レンタカー                  0店舗         0店舗         1店舗        1店舗
※複数のサービスを提供する併設店は、重複しないよう主たるサービスを⾏っている店舗でカウントしております。
◇新規出店情報

成⻑戦略の基本=「MEGA専門店」の毎期2店舗出店
「MEGA専門店」の定義…敷地⾯積2,000坪以上、展示台数常時200台以上

2021年9月期 予定
 (1)兵庫県神⼾市           2021年6月 固定資産取得    関⻄エリア初進出
 (2)未定




    MEGA SUV 東海名和店            兵庫県神⼾市 MEGA専門店 外観イメージ
    (2020年4月オープン)
                                (2021年6月固定資産取得予定)
                                                      25
◇新規出店情報

整備⼯場・鈑⾦⼯場 拠点拡大
整備拠点を拡張し、整備・鈑⾦の収益拡大につなげてまいります。

2021年9月期
 (1)グッドスピード⾞検 中川・港店      10月オープン
 (2)グッドスピード⾞検 大府SS店      11月リニューアルオープン




    グッドスピード⾞検 中川・港店         グッドスピード⾞検 大府SS店
                        ガソリンスタンド、整備⼯場、BPセンターの複合店
       (2020年10月オープン)
                           (2020年11月リニューアルオープン)    26
成⻑戦略      2)顧客との接点強化

買取事業の強化
 買取の強化により、売上高・売上総利益の拡大と同時に、高年式・低⾛⾏
の良質な⾞両を仕⼊できる機会の増加につなげてまいります。
 2020年9月期は買取専門店の出店を⾏いましたが、2021年9月期以降は、
既存販売店との併設型としての出店も進めてまいります。


独⽴型の買取専門店(レッドゲート)                       販売店との併設型(ブルーゲート)




 グッドスピード東海名和 買取専門店   グッドスピード豊田元町買取専門店   グッドスピード四日市買取専門店
    (2020年1月オープン)       (2020年5月オープン)      (2020年9月オープン)



                                                           27
成⻑戦略          2)顧客との接点強化

バイク事業の強化
 2020年9月期に新規参⼊したバイク事業は、当初期待以上の成果を上げて
おり、2021年9月期以降も積極的に強化していきます。

中古バイク販売・レンタルバイク専門店/           BMW Motorrad 正規ディーラー
MUTT motorcycles正規ディーラー       2020月10月オープン初月は、BMW Motorrad 全ディーラーの
                              オープン初月登録台数において、過去最多の登録台数を達成




    グッドスピードモーターサイクル東海名和店                 Motorrad Gifu
              (2020年5月オープン)            (2020年10月オープン)


                                                               28
成⻑戦略   2)顧客との接点強化

レンタカー事業の強化
 SUV、ミニバンの新⾞を中心とするレンタカー事業を展開することにより、
サービスの拡充と、認知度の向上を図っていきます。




            グッドスピードレンタカー那覇空港前店
            (2020年6月リニューアルオープン)


                                  29
成⻑戦略    2)顧客との接点強化

新サービス導入
 当社を中古⾞の販売だけに留まらず、自動⾞保険、⾞検・整備やガソリン
スタンド、レンタカーなど、お客様のカーライフをトータルでサポートでき
る様々なサービス展開を⾏っておりますが、さらに接点を強化するため、新
しいサービスの拡充を図っていきます。



  オリジナル キャンピングカー販売         SUV サブスクリプションサービス




    『GOODSPEED VANLIFE 』         『NORIHO』
       (2020年9月開始)              (2020年10月開始)
                                               30
成⻑戦略   3)来客数の強化 (販売促進・広告宣伝の強化)

既納顧客への営業強化
 CRMシステム(顧客管理システム)の活用ならびにコールセンターの体制
強化、SNSの活用を通じて、過去に販売した顧客の再来店(リピート率)向上、な
らびに顧客からの紹介促進に取り組んでいきます。




                                    31
成⻑戦略    3)来客数の強化 (販売促進・広告宣伝の強化)

販売促進の強化
 自社在庫検索ページの強化、他社専門サイトの活用などを通じて、ブラン
ドの認知度向上を図っていきます。

  自社 在庫検索ページ                   Webサイト コンバージョン件数 (※)
                                                                2020年9月(実績)
                                                                 12,150件
                                                               (前年同月⽐ 162.8%)

                                                   コロナ禍による増加⼀旦落ち着く
                                                   ※緊急事態宣言発令中は、消費者の⾏動
                                                   変化(Webの閲覧時間が増える⼀方、外
                                                   出は控える)により⼀時的に増加




 YouTube公式チャンネル




                  2015年10月   2016年10月   2017年10月   2018年10月   2019年10月
                  ※コンバージョン・・・ 当社および他社サイトにおける⾒積り問合せ、コール、来店予約の合計
                                                                         32
成⻑戦略        4)顧客当たり単価の維持・拡大

オプション商品の付帯率・単価UP
 GS WARRANTY(保証)、メンテナンスパック、ガラスコーティング(ス
クラッチバリア)の付帯率UPに取り組むとともに、新しいオプション商品の
投⼊により、台当たり価格向上を図っていきます。




コーティング専用ブース         ボディのガラスコーティング   ボディ以外の各種コーティングセット
2019年12月 移転(規模拡張)     (スクラッチバリア)                        33
成⻑戦略   5)組織体制の強化 (人材の育成)

人材の確保    (採用強化・離職率抑制)
 福利厚⽣の充実、リファラル採用の活用、積極的な外国人登用や退職者の
再雇用、M&Aなどを通じて採用の強化と離職率の抑制を図っていきます。
 2019年9月期 新卒⼊社 41名(実績)、中途⼊社108名 (実績)
 2020年9月期 新卒⼊社 56名(実績)、中途⼊社130名 (実績)
 2021年9月期 新卒⼊社 70名(計画)、中途⼊社160名 (計画)

  新卒採用の強化      職種別採用強化(整備士採用サイト)    産学連携(整備士採用)




                                   中日本自動⾞短期大学との産学連携
                                   2020年9月 開始


                                                  34
成⻑戦略   5)組織体制の強化 (人材の育成)

教育・育成
 主に、店⻑・管理職の育成のためのマネジメント研修、店舗マニュアルの
整備・浸透による店舗運営の標準化、ハイパフォーマー(営業成績優秀者)
をロールモデルとした営業⼒強化研修による新人の早期戦⼒化などに取り組
んでいきます。

 マネジメント研修     店舗マニュアルの整備    新人早期戦⼒化/
(店⻑・管理職の育成)   (店舗運営の標準化)   ハイパフォーマー育成




                                        35
mid-term plan
mid-term plan

      中期計画



                36
中⻑期の成⻑イメージ

重点課題︓「ブランドの構築」
                           ④新サービス      グッドスピードブランドを
                                       活かした新たなカーライフ
                                       の提案
新規出店攻勢により、主⼒事業となる四輪中古
⾞販売のシェア拡大と顧客の囲い込みを推し進   ③チャンネルの拡大    ノウハウを活用し、新たな
めながら、グッドスピードのブランド価値を高
                        バイク、新⾞ディーラー、 領域へチャレンジ
め、チャンネル拡大・新サービス投⼊などに積
極的にチャレンジし、大きな成⻑を目指す     レンタカー、サブスクなど



                         ②附帯サービス       顧客の囲い込み
                         整備・⾞検・鈑⾦・塗装
                         ・ガソリンスタンド




                         ①四輪 中古⾞販売 新規出店、⼩売販売台
                          =現在の主⼒事業     数拡大



 現在                              将来              37
中期3ヶ年       KPI目標
               2020年9月期       2021年9月期    2022年9月期〜2023年9月期
                  実績             計画               計画


売上高            33,704 百万円 42,000 百万円      毎期 成⻑率   20%以上
営業利益                124 百万円     600 百万円   毎期 営業利益率改善

四輪 ⼩売販売台数      10,973 台       14,083 台    毎期 成⻑率    20%以上

MEGA専門店新規出店           2 店舗        2 店舗       毎期   3店舗以上

資⾦・財務の考え方
・新規出店に伴う商品在庫の増加ならびに設備投資により、営業活動によるキャッシュ・フ
 ロー、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスが続く⾒通し

・資⾦調達については、経営の安定性(自己資本⽐率)ならびに効率性(ROE)を総合的に
 勘案し、適宜、⾦融借⼊・市場調達を選択する


                                                              38
株式の状況           2020年9月30日時点

発⾏可能株式総数                   7,200,000株
発⾏済株式総数                    3,065,000株
株主数                         1,082名


大株主の状況              2020年9月30日時点
                                                               持株数
                                 株主名                            (株)
                                                                         持株⽐率(%)

加藤   久統                                                        903,800       30.1%

株式会社Anela                                                      900,000       30.0%

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社                                             150,000        5.0%

NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN   常任代理人   野村證券株式会社   102,900        3.4%

モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社                                           78,300         2.6%

MSIP CLIENT SECURITIES   常任代理人   モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社          73,500         2.4%

GOLDMAN SACHS INTERNASIONAL 常任代理人       ゴールドマン・サックス証券株式会社      33,000         1.1%

田村   大祐                                                        28,300         0.9%

株式会社SBI証券                                                      25,747         0.8%

大岩   学                                                         25,700         0.8%

※ 当社は自己株式69,200株を保有しておりますが、上記大株主の状況から除いております。
※ 持株⽐率は、発⾏済株式総数(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合を表示しております。                            39
株主還元方針
 2020年9月期は、業績動向や今後の財務基盤の安定化などを総合的に勘
案した結果、無配とさせていただきました。

 2021年9月期につきましても、将来の事業展開のためには、まずは経営
体質の強化のために必要な内部留保を確保することを優先するため、無配
とさせていただきます。

 将来的には、安定的かつ持続的な収益体質の構築と財務体質の改善が⾒
込まれたのちに、利益還元を充実させていきたいと考えております。

 ■1株当たり配当⾦の状況
 2019年9月期(実績) 期末   10円00銭
 2020年9月期(実績) 期末   0円00銭
 2021年9月期(予想) 期末   0円00銭




                                  40
新型コロナウイルス感染症対策

店舗営業の状況
 営業時間中の当社スタッフの⼿洗い、うがい、マスクの着用の徹底、店
舗・事務所内の換気および消毒の定期実施を⾏うとともに、当社スタッフは
毎日出社前に体温測定を徹底管理し、発熱等の症状がみられる場合は自宅待
機とし、店舗内も商談テーブルを間隔を空けて使用するなど、3密を避けて
営業を⾏っております。




来店不要なオンライン商談
 来店が不安な方でも安心してクルマの購⼊ができるよう、
業界内でもいち早くオンラインで商談できるサービス「イ
ンスタントLive」を導⼊し、来店しないで商談を⾏える環
境を整えております。



新規出店・人員採用の状況
 2020年9月期(実績)におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響拡大後も、当初計画通りに新規
出店・人材採用を継続いたしました。その結果、2021年9月期には当初予定どおりMEGA専門店2店舗の
出店と、人員確保が実現できる⾒通しです。今後につきましても、成⻑戦略にしたがって出店計画・採用
活動を継続していく予定です。
                                                 41
FAQ よくある質問

売上高の季節性
毎期、2Q(1月〜3月)ならびに4Q(7月〜9月)は売上高が大きくなる傾向があります。
2Qは、市場全体が新⾞・中古⾞の購⼊が多い需要期になること、4Qは当社の決算
月としてセールを⾏うことが慣例になっていることと、主⼒ジャンルであるSUV、
ミニバンは夏に購⼊需要が高まることが主な要因です。

四輪中古⾞販売における商品⾞両の仕⼊ルート
2020年9月期(実績)では、⼩売販売した⾞両の75%はオートオークション会場から
仕⼊した⾞両です。オートオークション会場の依存度が高いため、買取事業の強化
に努めて、オートオークション会場からの仕⼊の構成⽐低減に取り組んでいきます。

四輪中古⾞販売におけるジャンル別構成
2020年9月期(実績)では、国産SUV41%、国産ミニバン32%、輸⼊⾞24%、その他
3%となっております。「SUVといえばグッドスピード」として認知度を高め、専
門性に特化することをブランディングの基本とする⼀方で、SUV以外の専門店の
チャンネルも積極的に拡大していく方針です。

                                               42
FAQ よくある質問

MEGA専門店の新規出店コスト
MEGA専門店の出店は、それぞれのケースによって異なりますが、居抜き物件かつ
⼟地・建物が賃貸借契約の場合、1店舗につき10億円程度の投資が必要になります。
主に、建物の改装、整備設備などの固定資産投資、商品在庫仕⼊などがあります。

資⾦調達の方針について
2021年9月期におけるMEGA専門店の出店資⾦は、⾦融機関からの借⼊を想定して
います。その⼀方で、2020年9月期末時点での有利⼦負債は 11,905百万円、自己資
本⽐率は7.8%となっており、財務体質は決して盤石とはいえない状態にあります。
今後の事業展開においては、⾦融機関の借⼊だけに限らず、資本市場からの調達も
視野に⼊れて、適宜、経営の安定性(自己資本⽐率)ならびに効率性(ROE)を総
合的に勘案しながら判断してまいります。

東証マザーズ市場からの市場変更について
当社は2019年4月に東証マザーズ市場に新規上場しました。2022年4月より新市場
区分になりますが、将来的にはプライム市場への市場変更を目指しています。実現
するには時価総額が基準に達しておりませんので、まずは時価総額の向上を
目指し、事業成⻑を図ってまいります。                        43
Appendix




           44
mission / vision / value
mission / vision / value


      ミッション / ビジョン / バリュー




                            45
ミッション


中古⾞販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供を通じて、
すべての人に感謝・感動・感激を与え続ける伝道師でありたい

 日本は、世界に類例を⾒ない高度経済成⻑を遂げた1960年代以降に劇的なモータリゼーションが
進み、豊かさの象徴であった自動⾞は、誰もが⼿に⼊れることができる快適な道具として変化しま
した。それから50年以上の月日が経ち、現代における自動⾞は、私たちの⽣活に⽋かせない必需品
として定着しています。

 中古⾞は、経済負担の軽い自動⾞の購⼊方法として、モータリゼーションの進展と同時に少しず
つ日本に広がり、今では年間260万台超の中古⾞が⼩売販売されています。中古⾞市場の黎明期、
消費者にとって不安の大きい購⼊方法であった中古⾞購⼊は、政府・官公庁はもとより、数多の業
界団体や⺠間企業の弛まぬ努⼒と働き掛けによって、メーター改ざん⾞の撲滅、おとり広告などの
不当広告の根絶、品質評価基準の確⽴、整備・鈑⾦技術の向上など、着実に透明で健全な購⼊がで
きる環境を整えてきました。
 私たちグッドスピードは、そうした業界の取り組みに高く共感しています。消費者が心から安心
して中古⾞を購⼊して欲しい。より快適に、より楽しく中古⾞に乗って欲しい。そうした豊かな
カーライフを提供できる会社でありたいと考えています。

                                           46
ビジョン(中期経営目標)




              SUV販売台数 日本⼀
 日本には、約2.7万もの中古⾞販売店があると言われています。中古⾞販売業界は、多数乱戦の状態にあり、業界最大⼿の販売店
であっても、中古⾞⼩売販売業界における販売シェアは5%程度であると推測されています。

 1990年代以降、自動⾞の製品性能の進化と、⻑く続く緩やかな景気後退、そして消費者のライフスタイルの多様化などによって、
日本の自動⾞保有期間は⻑期化しており、自動⾞の販売台数は新⾞・中古⾞ともに減少しています。さらにこの先、日本は少⼦高
齢化による人口減少が進み、また同時に、さらなるライフスタイルが多様化・細分化されていくこと、そしてサブスクリプション
サービス、カーシェアリング、カーリースなどに代表される、自動⾞を保有しない乗り方の普及によって、ますます自動⾞の販売
台数は減少が続いていくと予想されています。

 こうした業界環境のなかにあって、約2.7万の中古⾞販売店は、⽣き残りを掛けて、ますます競争が激化していくものと考えられ
ます。特に、資本⼒と販売・アフターサービスのインフラを有する大⼿販売店によるシェア拡大によって、中⼩販売店の淘汰が進
んでいくことは、ほぼ間違いないと想定されます。

 私たちグッドスピードは、創業当初より、SUVに専門特化することで成⻑を遂げてきました。今では、SUVだけではなく、ミニバ
ンやメルセデスベンツ、BMW MINIなど、取り扱い⾞種を拡大していますが、今後も「SUVといえばグッドスピード」というブラン
ドメッセージは変わることなく掲げてまいります。私たちは、より競争が激化する中古⾞販売業界のなかで、SUVの販売規模によっ
てその存在感を示し、シェアを伸ばしていくことを中期的な経営目標として掲げています。具体的には、日本で最も多くのSUVを販
売する会社になることを目指しています。


※SUV・・・スポーツ・ユーティリティ・ビークル/Sports Utility Vehicleの頭⽂字を取った自動⾞の形態のひとつ。スポーツ多目的⾞。
                                                                              47
バリュー(経営理念)




      気持ちに勝るものはない
 テクノロジーが進化し続け、人⼯知能やロボットに代表される情報産業の革命が加速する現代において、消費
⾏動は⾶躍的に便利かつ合理的に進んでいくと言われています。それでもなお、その根底には人間特有の感性や
知性があって、消費者は人間同士のリアルなコミュニケーションや、楽しい・満足・感動といった感情や体験を
求めています。

 私たちグッドスピードも、中古⾞販売並びに安心・快適・楽しいカーライフの提供によって、すべての人に感
謝・感動・感激を与え続けることをミッションとして事業を⾏っていますが、それを実現するには、働く私たち
の「気持ち」が何よりも大切であると考えています。

 企業間競争を勝ち抜くためには、資⾦⼒、独自のノウハウやテクノロジー、そして優れた商品・サービスが必
要になりますが、それらの基盤となるのはやはり人であり、そしてその人の価値を決めるのは、他ならないその
気持ちです。お客様、社会や業界、取引先に満足いただきたい、良い商品・サービスを提供したい、そして、働
く仲間たち全員が成功・成⻑を勝ち取りたい。こうした思い=気持ちの強さは、何にも代え難い競争⼒の源泉で
あると考えています。




                                               48
business

           事業概況



                  49
ブランド(販売チャンネル)


  MEGA 専門店
  国産⾞専門店                      15     店舗
                              (2020年11月13日時点)

 主にSUV専門店とミニバン専門店を展開しています。SUV専門
店は取扱⾞種を絞り、高年式・低⾛⾏の良質な中古⾞を中心に取
り揃えております。ミニバン専門店は、ファミリー層に特に人気
の高いミニバンを中心に取扱い、高年式・低⾛⾏の良質な中古⾞
を中心に取り揃えております。
「MEGA」の定義 ︓敷地⾯積2,000坪以上、展示台数常時200台以上の店舗




                     輸⼊⾞専門店                     4   店舗
                                                (2020年11月13日時点)


                   輸⼊⾞専門店は、アメリカ⾞、MINI、メルセデスベンツおよび
                  BMWを中心に⽶国・欧州の輸⼊⾞を取り扱っており、各店舗に
                  おける取扱⾞種を限定することにより、専門店としての特⾊を出
                  しております。


                                                         50
グッドスピードの強み(1)︓専門性の特化

 販売店は、SUV、ミニバン、輸⼊⾞のように、店舗ごとの取扱⾞種を絞り、各店
舗に大型駐⾞場を用意し、常時 2,700台以上の在庫⾞両を抱えてクルマ選びをサ
ポートしております。

 これにより、営業⼀人ひとりが豊富な専門知識を持つことができ、お客様が安心
して購⼊できる豊富な提案を実現しております。




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グッドスピードの強み(2)︓ドミナント出店戦略

 店舗展開はドミナント出店戦略を基本としております。

専門性に特化した店舗づくりとの相乗効果により、特定のジャンルにおいて圧倒
的な在庫台数と豊富な品揃えを実現しております。




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グッドスピードの強み(3)︓快適・清潔な店舗作り

 従来の中古⾞販売店のイメージを覆すような、洗練された清潔で明るいショー
ルームをコンセプトに、取扱⾞種に合わせたデザイン性の高い店舗作りを⾏ってお
ります。
 また、ショールームにはキッズスペースを設置するなど、ファミリー層にも心地
よくご来店頂ける店舗作りを進めております。




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グッドスピードの強み(4)︓カーライフのトータルサポート

 中古⾞の販売だけではなく、自動⾞保険の加⼊、⾞検・整備のアフターサービス、
マイカーリース、下取、買取、レンタカーなど、お客様のカーライフをトータルで
サポートできるサービス展開を⾏っております。
     商品名                 内容
                       (2020年11月13日時点)

               各店舗にピットを設置し、国家資格保有整備士・検
⾞検・整備
               査員を配置。認証⼯場18店舗、うち9店舗が指定⼯場。
鈑⾦・塗装          BPセンターによる、クルマの傷・凹みの鈑⾦・塗装。
               整備・鈑⾦⼯場に併設され、ドライブスルー洗⾞機
ガソリンスタンド
               も利用可能なガソリンスタンド1店舗運営。
               店頭申込可能なオートローンにより、⾯倒もなく簡
オートローン
               単な⼿続きで申請可能。
               愛知県・沖縄県で展開。新⾞もしくは2年以内の好条
レンタカー          件の中古⾞を中心に、カーナビ・バックカメラ・
               ETC標準装備。気に⼊ったお⾞はそのまま購⼊可能。
               事故受付からお⾞の引取・修理・保険⾦請求⼿続き
自動⾞保険
               まで⼀貫対応。代⾞常時350台、⼟・日対応可能。
               買取専門店2店舗。特に、⼩売再販が可能なSUVは
買取(店頭・出張)、下取                           54
               高価買取を実現。
グッドスピードの強み(5)︓独自基準の仕⼊体制

 全国のオートオークション会場や自動⾞販売業者から、当社の基準を満たす品質
の確かな⾞両を仕⼊れております。具体的には、毎日のように開催されるオート
オークションにおいて、当社は修復歴のない専門店として、高品質な⾞両を逃さず
仕⼊れるために専門部署を設け、安定した供給を⾏うだけでなくお客様のニーズに
マッチした優良⾞両をご提供できるよう努めております。
 更に、当社独自基準のもと、⾞両の買取、下取も強化し、直接販売により高品質
⾞両をより安くご提供できる環境作りを進めております。




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グッドスピードの強み(6)︓豊富なオプション

 ⾞両販売においては、お客様の多様なニーズに応じられるよう、豊富なオプショ
ン商品を取り揃えております。このオプション商品によって、1台当たりの売上
高・利益を確保し、同時に⾞両本体の低価格提供を目指すことで、お客様にとって
買いやすい⾦額で販売できるように努めております。

      商品名                 内容
                     (2020年11月13日時点)


GS WARRANTY   最⻑3年間の中古⾞保証プログラム。

              購⼊後、オイル交換、オイルエレメント交換など
メンテナンスパック
              の定期点検のパック商品。

コーティング
              耐久性に優れたガラスコーティングの塗布。
スクラッチバリア

              2年間、タイヤのトラブル発⽣時に、新品タイヤ購
タイヤ新品保証
              ⼊費用を最大10万円まで保証。

              ⾞載型映像記録装置。事故・盗難などのトラブル
ドライブレコーダー
              時に備えて⾞内外の状況を記録する。
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グッドスピードの強み(7)︓サービスファクトリーの併設

 買う時も買った後もお客様に安心してカーライフを送って頂けるよう、ほとんど
の店舗に充実した設備の整備ピットを併設しております。
 多くの国家資格保有整備士が常駐し、納⾞前の点検をはじめ、⾞検や定期点検、
カーナビ取り付けやボディコーティング、カークリーンなど常時対応しております。
また、高機能・高品質な設備・機材を多数取り揃え、幅広い整備メニューも提供。
中部運輸局指定整備⼯場も保有し、充実した設備と国家資格保有整備士の高い技術
⼒で安心&リーズナブルな⾞検対応を⾏うことが可能です。




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グッドスピードの強み(8)︓ファン(お客様)との繋がり

  グッドスピードでは、当社の商品・サービスをご利用頂いたお客様との結びつき
を大切にし、当社の「ファン」になって頂くことに強い価値観を持っています。
  具体的には、お客様のご購⼊後のサポートのひとつとして、イベントを通じて触
れ合う機会を数多く設けております。⾞は移動のための単なるツールではなく、ラ
イフスタイルを彩る要素の1つでもあります。SUVであればその側⾯はさらに顕著
です。 キャンプやスノーボード、登⼭にサバイバルゲーム、アウトドア料理教室
など様々なアウトドアイベントと
SUV、ミニバン、バイクは繋がりやす
く、⾞を販売して終わりではなく、
遊びを通してお客様との接点を増や
し、⻑くお付き合い頂ける関係を築
けるように取り組んでいます。




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グッドスピードの強み(9)︓人材育成・採用

 ⻑年培った独自の採用基準により、当社にマッチングし活躍が期待できる人材の
採用を⾏っております。

 また⼊社後は、⾞両販売、整備、鈑⾦それぞれに設定した目標を達成することで、
チーフや店⻑、部⻑へ確実に昇格できる制度を確⽴しており、モチベーション高く
毎日の業務に取り組む社員が多く、計画的な育成を実現しております。




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免責事項

将来予測について
本資料で提供されている情報には、将来の⾒通しに関する情報が含まれています。
これら歴史的事実以外の情報は、当社が属する業界の競争、市場、諸制度に係る
リスクや不確実性による影響を受ける可能性があります。その結果、当社が現時
点で把握可能な情報から判断した仮定および推測に基づく⾒込みは、将来におけ
る実際の成果および業績とは異なる場合があり得ることをご承知おきください。




本資料および当社IRに関するお問い合わせ先
株式会社グッドスピード 管理本部 松井、髙橋
Tel ︓052-933-4092
Mail : ir@goodspeed-group.co.jp

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