7670 オーウエル 2021-11-30 15:00:00
2022年3月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]

 2022年3月期第2四半期
   決算説明資料
    2021年11月29日(月)


オーウエル株式会社      (証券コード:7670)
目 次

  1.はじめに                  3

  2.2022年3月期第2四半期 決算概要    8

  3.2022年3月期の見通し         14

  4.中期経営計画               17

  5.新市場区分における当社の対応       26
1.はじめに
当社の概要

   工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料関連事業を主として、
センサーを中心とする電気・電子部品事業をグローバルに展開する生産財商社


            オーウエル株式会社
   商    号
            O-WELL CORPORATION
   設    立   1943年11月
            ●本社:大阪市西淀川区御幣島5-13-9
   所 在 地
            ●東京:東京都品川区北品川3-6-17
   資 本 金    8億5,786万円
   代 表 者    代表取締役社長 飛戸 克治
   事業内容     ●塗料関連事業                 ●電気・電子部品事業

   従業員数     ●連結:653名      (2021年3月末現在)
                 [115名]   ※   [ ]は平均臨時雇用人員で外数

   売 上 高    ●連結:546億円          (2021年3月期)

   関係会社     ●連結子会社:17社 ●持分法適用関連会社:4社


                                4
事業内容と売上構成

     電気・電子部品事業                          塗料関連事業
・ ホールIC(磁気センサー)
・ LED照明製品
・ 各種センサー
               24.6%                    75.4%
その他 7.5%
                                          塗料・表面処理剤 46.0%
                             連結売上高
完成工事 4.0%                                 【工業用塗料】

塗装ライン関連、内外装リフォーム関連工事
                             546.2億円       生産ラインで連続的に量産される
                                           工業製品に使用され、
                             2021年3月期      固有の条件に配慮して設計、開発した塗料
                                          (例:自動車用塗料)

塗装・計測機器 3.2%                              【汎用塗料】
                                           幅広く使用されている塗料
塗装に関連する機器の販売
                                          (例:建築用塗料)

化成品・物資 14.7%
生産現場の課題解決に寄与する商品を提供
(防音材、フィルム、接着剤、耐熱セラミック製品ほか)

                               5
業種別売上構成


船舶・構造物 2.7%

金属製品 4.8%               その他
                        9.5%



              建設・建築      連結売上高
               11.1%     546.2億円     自動車
                          2021年3月期
                                     47.8%
                 機械
                11.3%
                         鉄鋼
                        12.9%



                               6
拠点

国内拠点                                                 海外拠点

全国各地に広がるネットワーク(46拠点※)                                ■ 中国
                              ※ 営業所、子会社、子会社の支店
                                                       奥唯(大連)貿易有限公司
                                及び工場等の拠点を含む            奥唯(上海)貿易有限公司
                                                       奥唯(深圳)科技貿易有限公司(2021年8月営業開始)

                                                     ■ 韓国
  本社(大阪市西淀川区)   東京店(東京都品川区)
                                                       韓国オーウエル株式会社

                                                     ■ インドネシア
グループ会社                                                 PT. O WELL INDONESIA

■ サンマルコ株式会社                                          ■ タイ
 塗装工事、防水工事、ガラス工事、                                      O-WELL (THAILAND) COMPANY LIMITED
 内装仕上工事等の請負及び設計・監理
                                                     ■ ベトナム
■ オーウエルスーパービルド株式会社                                     O-WELL VIETNAM COMPANY LIMITED
 塗装工事、土木工事、とび・土工工事等の請負及び設計・監理
                                                     ■ ドイツ
■ オー・エー・シー株式会社                                         O-WELL GERMANY GmbH
 外装建材、建設機械、産業用ロボット等の塗装請負
                                                     ■ メキシコ
■ 株式会社オーウエルカラーセンター
                                                       O-WELL Mexico Coatings & Electronics S.A. de C.V.
 塗料の調色請負・塗板見本の製作受託

■ 大洋ケミカル株式会社                                         ■ シンガポール
                                                       UNI-ELECTRONICS PTE LTD.
 塗料の調色請負

■ ユニ電子株式会社                                           ■ 香港
 半導体・集積回路・電子部品の販売・輸出入                                  UNI-ELECTRONICS (HONG KONG) LTD.




                                                 7
2.2022年3月期第2四半期 決算概要
決算のポイント


 1. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響は減少し、
    売上高、利益ともに前期比増


 2. 世界的な半導体不足や、東南アジアにおける
    新型コロナウイルス感染症再拡大の影響による
    自動車生産台数の減少により、予想値を下回る


 3. 中間配当は5円とし、期末配当予想は12円とする


              9
決算実績サマリー
                                                                                (単位:百万円)
             2021年       2022年       2022年
                                                  前期比        予想比        前期比       予想比
              3月期         3月期         3月期
                                                  (差額)       (差額)       (増減率)    (増減率)
             2Q実績        2Q予想        2Q実績

  売上高          24,685     30,000      27,110       2,425     ▲2,890       9.8%     ▲9.7%

 営業利益          ▲437         150              4      441       ▲146          -     ▲97.3%

 経常利益          ▲331         200            145      476        ▲55          -     ▲27.5%
親会社株主に帰属する
 当期純利益         ▲222         130             86      308        ▲44          -     ▲33.8%
  一株当たりの
当期純利益(円)      ▲21.50       12.57           8.31    29.81     ▲4.26          -     ▲33.8%

 配当(円)               0           5           5           5          0       -         0%


 ■前期と比べ新型コロナウイルス感染症の影響は減少し、売上高、利益ともに
  前期比増
 ■2021年8月6日公表の業績予想に対し、自動車メーカーの生産調整の影響を
  受けた結果、経費の削減を行うも、売上高、利益ともに予想比減

                                      10
セグメント別動向 塗料関連事業
          19,997                                                 (単位:百万円)
 19,043
                                            2021年    2022年
                                                              前期比     前期比
                                             3月期      3月期
                                                              (差額)    (増減率)
                                            2Q実績     2Q実績

                                    売上高     19,043   19,997     954     5.0%
    ↑5.0%                661        セグメント
                                     利益
                                               444     661      217    48.8%
                   444


                    ↑48.8%


     売上高           セグメント利益

 ■世界的な半導体不足や東南アジアにおける新型コロナウイルス感染症の
  再拡大による部品調達難の影響で、自動車の生産台数が減少し予想比減
 ■自動車以外の鉄鋼、機械、建設・建築などの産業については
  概ね生産回復傾向となる

                               11
セグメント別動向 電気・電子部品事業

         7,112                                                  (単位:百万円)
                                          2021年    2022年
                                                            前期比     前期比
 5,642                                     3月期      3月期
                                                            (差額)    (増減率)
                                          2Q実績     2Q実績

                                  売上高      5,642    7,112   1,470     26.1%
   ↑26.1%                         セグメント
                                              4      124     120    2,567.8%
                       124         利益


                 ↑2,567.8%

                 4

    売上高          セグメント利益


 ■主力であるホールICビジネスは、自動車の生産調整の影響を受けるも
  グローバル生産や一部自動車メーカーの生産の落ち込み幅が小さく、
  売上高、利益ともに概ね計画通りとなる


                             12
配当

     中間配当については5円とし、期末配当予想は12円とする

                             1株当たり配当金・配当性向
     (円)                                                                   (%)
     25                                                                    50

                    中間配当
     20             期末配当
                                                                           40
                    配当性向

     15                                          12                        30


     10                                                            (12)    20

                                         20      10        12
      5                                                                    10
             8       10        12                                   5
      0                                                                    0
           2016/3   2017/3    2018/3   2019/3   2020/3   2021/3   2022/3
                                                                  予想


                                        13
3.2022年3月期の見通し
予想のポイント


 1. 第3四半期における自動車メーカーの生産調整は
   あるものの、12月以降は生産回復を見込む


 2. 売上高は当初予想値を下回る見込みも、
   業務効率化等による経費削減を進め、利益は確保


 3. 期末配当予想は12円とする
   (中間配当:5円、年間配当予想:17円)


              15
2022年3月期 連結業績予想
                                                     (単位:百万円)


              2021年3月期     2022年3月期       前期比         前期比
                 実績           予想          (差額)       (増減率)

   売上高            54,621         60,000    5,379        9.8%

  営業利益             ▲74             500      574            -

  経常利益              119            600      481       404.2%
 親会社株主に帰属する
  当期純利益             398            400           2      0.4%
   一株当たりの
当期純利益(円)           38.51          38.67     0.16        0.4%

  配当(円)              12             17           5     41.7%
              (中間0/期末12)   (中間5/期末12)



                            16
4.中期経営計画
中期経営計画 ビジョン


     ものづくり現場のパートナーとなり、
       人々の未来を豊かにする
         - We are !-
「ものづくり現場」のデジタル化とグローバル化

SDGsへの貢献
 (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)


我々がお取引先様とともにつくる製品やサービスが、
世界中の人々の生活を豊かにしていき、それが将来にわたって永続することを目指す


                              18
中期経営計画 目標値

   現状                        目標

         売上高         685億円
         営業利益        12億円
         経常利益        14億円
         当期純利益        9億円
  2021年3月期                   2024年3月期

                19
中期経営計画 中期重点方針

            中期重点方針
            マーケティング活動を強化する
  共通事項      我々のマーケティング活動とは、需要創造活動である。
            我々の提供価値は、取引先の課題解決にある。
            取引先のものづくり現場の課題を抽出し、その課題を解決することで、新たな需要を創造していく。



            提供価値を変革する
 塗料関連事業     塗装工程の課題解決=塗膜形成力の発揮により、課題解決手段としての塗装請負や、
            周辺工程を含めたより広範囲・高度な課題解決にチャレンジし、新しいビジネスを創造していく。



            DXのトレンドを掴む
電気・電子部品事業   自動車のCASEの波・トレンドが今後も続くことは確実。同時に、DXの波に乗り、車載以外の
            マーケットへのモジュール、ソフトウエアビジネスの展開を図る。
            ライティングビジネスは、ニッチ市場に絞った展開を図る。




            収益体質を強化する
  経営基盤      本業の儲けを表す営業利益、営業利益率の向上は、取り組むべき喫緊の課題である。
            事業構造~経営資源の配分を抜本的に見直し、収益体質の強化を図る。




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塗料関連事業

▶ 当社独自のIoT塗装現場管理システム「OLDAS」の提案
 2021年春   実証件数を増やし、販売及び検証を実施
 2021年10月 様々なニーズを反映した改良版
          「OLDASⅡ」の販売を開始
 今後~      改良を重ね「要因管理」ができるシステムへ


   今後も実証を継続し
   より高度な機能を備えた
   後続品の開発を進め、
   お客様それぞれの塗装現場の課題解決を
   サポートできるシステムを目指す
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塗料関連事業

▶ グローバルネットワークを構築し協働ビジネスを創出
 メキシコ子会社にて塗装治具のメンテナンス事業を開始、
 順調に稼働 (今年度 黒字化見込み)
  → メキシコにおけるビジネス拡大を狙う


  グローバル戦略プロジェクト(専任部署)主導のもと
  各海外拠点の情報共有体制の強化、
  外部環境の変化に対する事業戦略の見直しを実施


   グループ内連携を加速し、新しいビジネスを創造する



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電気・電子部品事業

▶ 自動車マーケットにおける新たなセンサービジネスの創出
  CASEの中でも、特にA:自動運転、E:電動化の領域で
  求められるセンサーや、マイコン、ソフトウエアを提供


▶ 新たなマーケットにおけるビジネスの創出
  中国(深圳)事務所を現地法人化
   ・・・世界でも有数のIT都市である深圳を中心拠点とし
      センサー需要のマーケティングを活性化

   引き続きグループ全体で開発、提案を進めていく


               23
経営基盤

▶ 当社らしい働き方の創出
  働き方の多様化の実現のために制度を整備
    ・ 在宅勤務制度、育児休業制度、介護休業制度
    ・ 時間外労働の削減、有給休暇取得推進

▶ 収益体質の強化
  全社販売管理システムを更新、
  業務効率化により生産性向上を図る
                       2021年10月20日 ニュースリリース
                       健康経営に対する取り組みを紹介




   生産性の向上、ワークライフマネジメントを推進する
   ための投資を行い、やりがいと誇りを持てる企業へ

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株主還元方針

 当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と
 認識し、持続的な成長と企業価値向上の為、財務体質の強化と
 事業拡大のための内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的な配当を
 実施していく。
 また、株主の皆様への利益還元の機会を充実させ、株式を継続して保有
 していただくことを目的として、中間配当と期末配当の年2回を実施する。
 尚、配当額については、配当性向や業績の見通し等を総合的に考慮し、
 実行する。
      (円)                     1株当たり配当金・配当性向                                (%)
      25                                                                   50

                     中間配当
      20             期末配当                                                  40
                     配当性向
                                                  12
      15                                                                   30

                                                                   (12)
      10                                 20                                20

                                12                         12
       5               10                         10                       10
              8
                                                                    5
       0                                                                   0
            2016/3   2017/3   2018/3   2019/3   2020/3   2021/3   2022/3
                                                                   予想

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5.新市場区分における当社の対応
新市場区分における当社の対応

 当社は、2021年7月9日付けで東京証券取引所より
 「新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する
  一次判定結果について」の通知を受領し、
 「スタンダード市場」の上場維持基準に適合していることを
 確認いたしました。

 この結果に基づき、当社は2021年11月10日開催の取締役会に
 おいて、「スタンダード市場」を選択することを決議いたしました。

 中期経営計画を達成し、企業価値向上に取り組むことで、
 我々がお取引先様とともにつくる製品やサービスが、
 世界中の人々の生活を豊かにしていき、
 それが将来にわたって永続することを目指してまいります。

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免責事項および将来見通しに関する注意事項
免責事項
  この資料は投資家の皆様の参考に資するため、オーウエル株式会社(以下、当社という)の現状をご理解いただくことを
 目的として、当社が作成したものです。
  当資料に記載された内容は、現時点において一般的に認識されている経済、社会等の情勢および当社が合理的と
 判断した一定の前提に基づいて作成されておりますが、経営環境の変化等の事由により、予告なしに変更される
 可能性があります。


将来見通しに関する注意事項
  本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statement)を含みます。
   これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる
   結果を招き得る不確実性を含んでおります。
  それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および
   国際的な経済状況が含まれます。
  今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新、
  修正を行う義務を負うものではありません。


お問い合わせ先
  執行役員 総務部・人事部・経理部担当      大野 善崇
   TEL: 06-6473-0138




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