7610 J-テイツー 2020-10-19 16:00:00
2021年2月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2020年10月19日
株式会社テイツー2021年2月期第2四半期決算説明会資料
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目次
内容 ページ数
1.2021年2月期第2四半期の振り返り・主な取り組み P.3
2.2021年2月期第2四半期決算の概要 P.9
3.中期経営計画の進捗状況 P.15
4.2021年2月期の業績予想 P.28
5.参考資料 P.30
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1.2021年2月期第2四半期の振り返り・主な取り組み
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2021年2月期第2四半期の振り返り 主な注力事項
2 新しいチャレンジ
(改革)
1 黒字体質の確保
(基盤)
②新しいチャレンジ
①黒字体質の確保 ・商材多様化に本格着手
・中古商材への注力、買取の強化 ・EC販路拡張への取り組み
・事業基盤としての基幹システム刷新プロジェク ・山徳社のグループ化
トの遂行 ・トレーディングカード読取査定機「Tays(テイ
・人件費を除く販売管理費の見直し継続 ズ)」の直営店での運用改善、外販へ向けた
準備
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2021年2月期第2四半期 主要商材別全社販売状況
(単位:百万円)
売上高 構成比 前年比
2020年2月期上期 2021年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
古本 1,657 1,844 ↑ 16.8% 14.8% ↓ 104.8% 111.3% ↑
中古ゲーム 2,318 2,645 ↑ 23.5% 21.3% ↓ 97.3% 114.1% ↓
中古トレカ 685 593 ↓ 6.9% 4.8% ↓ 103.6% 86.6% ↑
中古計 5,328 5,655 ↑ 54.0% 45.5% ↓ 103.0% 106.1% ↑
新品ゲーム 2,265 4,393 ↑ 22.9% 35.3% ↑ 81.8% 194.0% ↑
新品トレカ 1,138 1,233 ↑ 11.5% 9.9% ↓ 113.2% 108.3% ↑
新品計 4,296 6,628 ↑ 43.5% 53.3% ↑ 90.5% 154.3% ↑
合計 9,873 12,432 ↑ ー ー 95.3% 125.9% ↑
※当期と前期それぞれ単体での比較です
✓ 巣ごもり需要の影響により、新品ゲーム、中古ゲーム、古本の各分類の売上が伸長しました。
✓ トレカ商材は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴うデュエルスペースの閉鎖の影響を受けた
ものの、6月以降は回復基調にあり、中古と新品を併せてほぼ前年並みで着地しました
✓ 中古商材と新品商材を含めた合計売上高は新品ゲームが大幅に伸びたことにより125.9%と
増加し、同合計の売上総利益は前年比で126.0%を確保することができました
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2021年2月期第2四半期 既存店月次売上高前年比推移
✓ 上期は3月から5月にかけて巣ごもり需要で売上の伸長が顕著であり、6月以降はその需要も一服してきた
ものの全体としては堅調な推移を見せております。
220%
既存店月次売上高前年比推移
200%
中古 新品 合計
180%
160%
140%
120%
100%
80%
60%
2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月
中古 108.70% 127.30% 111.40% 91.60% 97.80% 97.00%
新品 149.00% 198.30% 167.70% 132.80% 140.90% 153.50%
合計 128.50% 158.40% 131.40% 109.40% 118.40% 121.70%
※本グラフは月次速報値の数値を基にグラフ化したもので決算修正を反映したものではありません
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ECでの売上推移の状況
✓ ピッキングシステムの再構築を行い、出荷オペレーションを簡素化しました
✓ 古本自社出荷比率を引き上げ、支払手数料の削減を行いました
✓ 売買価格コントロールにより、粗利率が改善しました
✓ 結果として、上期で前期の営業利益を超過しました
45,000
千円 EC売上高前年比較 2020年2月期
2021年2月期
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
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モバイル商材の導入展開状況
✓ スマホ・タブレットを中心とするモバイル商材は2020年6月には全店への展開を完了しました
✓ 中期経営計画期間中に、売上高を大幅に伸長させるために、社内推進体制の強化とM&Aを含
めた外部連携を模索していきます
✓ iPhone修理についてもトライアルを開始しております
10,000 90
モバイル端末導入推移
9,000 80
売上高
8,000 千円 店舗数
70
仕入金額
7,000
60
導入店舗数
6,000
50
5,000
40
4,000
30
3,000
20
2,000
1,000 10
0 0
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2.2021年2月期第2四半期決算の概要
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2021年2月期上期損益とその推移①
(単位:百万円)
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
売上高 13,067 13,214 10,357 9,873 12,432
売上総利益 3,747 3,497 3,092 3,069 3,868
販管費 3,897 3,602 3,022 2,952 3,079
営業利益 △150 △105 70 117 789
経常利益 △146 △107 72 112 815
上期純利益 △168 △454 35 94 665
※当期は連結、当期以前は単体です
(単位:百万円) 売上高
14,000 13,067 13,214
12,432 ✓ 2021年2月期上期の売上高は、巣ごもり需
12,000
10,357
要により古本、ゲームを中心に売り上げが大きく
伸長しました。売上伸長の結果、中古商材、
9,873
10,000
8,000 新品商材とも大きく粗利を伸ばしました
6,000 ✓ 営業利益、経常利益、上期純利益において
4,000
過去最高益を記録しました
✓ 2021年2月期上期の連結決算数値に子会
社とした山徳の売上・粗利等は含まれておりま
2,000
せん(売上等は第3四半期から連結します)
0
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
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2021年2月期上期損益とその推移②
(単位:百万円)
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
売上高 13,067 13,214 10,357 9,873 12,432
売上総利益 3,747 3,497 3,092 3,069 3,868
販管費 3,897 3,602 3,022 2,952 3,079
営業利益 △150 △105 70 117 789
経常利益 △146 △107 72 112 815
上期純利益 △168 △454 35 94 665
※当期は連結、当期以前は単体です
売上総利益と販管費推移 (単位:百万円)
4,100
✓ 販管費は前年に対して社員の賞与を満額支 3,900
3,897
売上総利益 販管費 3,868
給したこと、PAに対する30周年賞与を支給し 3,747
たこと、コロナ特別感謝金の支給をしたこと等の
3,700 3,602
3,497
増加要因があったものの前年微増にとどまりまし 3,500
た 3,300
✓ 販管費には山徳の株式取得に係る費用の一 3,092 3,069 3,079
部が連結決算として計上されております
3,100 3,022
2,952
2,900
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
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2021年2月期上期損益とその推移③
(単位:百万円)
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
売上高 13,067 13,214 10,357 9,873 12,432
売上総利益 3,747 3,497 3,092 3,069 3,868
販管費 3,897 3,602 3,022 2,952 3,079
営業利益 △150 △105 70 117 789
経常利益 △146 △107 72 112 815
上期純利益 △168 △454 35 94 665
※当期は連結、当期以前は単体です
800
(単位:百万円) 当期純利益 665
600
✓ 売上伸長による粗利増の結果上期純利益は 400 当期純利益
前年比7倍強と大幅に伸びました 200
✓ 分配可能額のマイナス解消が完了し、復配に
94
35
向けた準備は整いつつあります。自己株式取
0
2017年2月期上期 2018年2月期上期 2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
得も含めて検討してまいります -200
-168
-400
-454
-600
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2021年2月期第2四半期貸借対照表
貸借対照表 2020年2月末(単体) 2020年8月末(連結)
(単位:百万円) 金額 構成比 金額 構成比 前期末増減 主な増減要因
資産合計 6,855 100.0% 8,141 100.0% 1,286
流動資産 4,921 71.8% 5,832 71.6% 911
(流動資産)
現預金 1,489 21.7% 2,459 30.2% 970 ・現金の増加
売掛金 271 4.0% 393 4.8% 122 ・商品の減少
商品 2,854 41.6% 2,628 32.3% △226
その他 306 4.5% 350 4.3% 44
固定資産 1,933 28.2% 2,308 28.4% 375 (固定資産)
有形固定資産 541 7.9% 558 6.9% 17 ・子会社株式取得によるのれんの増加
無形固定資産 129 1.9% 335 4.1% 206
投資その他の資産 1,262 18.4% 1,414 17.4% 152
負債合計 4,526 66.0% 4,560 56.0% 34
流動負債 2,407 35.1% 2,177 26.4% △230
(流動負債)
買掛金 419 6.1% 482 5.9% 63 ・1年内返済予定の長期借入金の減少
短期借入金 15 0.2% 0 0% △15
1年内長期借入金 1,211 17.7% 733 9.0% △478
その他 762 11.1% 962 11.8% 200
固定負債 2,118 30.9% 2,382 29.3% 264 (固定負債)
長期借入金 1,106 16.1% 1,493 18.3% 387 ・長期借入金の増加
その他 1,012 14.8% 889 10.9% △123
純資産合計 2,328 34.0% 3,580 44.0% 1,252 (株主資本)
株主資本 2,330 34.0% 3,490 42.9% 1,160 ・四半期純利益計上による増加
新株予約権 5 0.1% 0 0% △5
その他 △6 △0.1% 90 1.1% 96
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2021年2月期上期キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
2019年2月期上期 2020年2月期上期 2021年2月期上期
営業キャッシュ・フロー △69 411 1,001
投資キャッシュ・フロー 8 △104 △292
財務キャッシュ・フロー △413 △398 260
現金及び現金同等物の増減額 △474 △90 969
現金及び現金同等物 839 1,122 2,375
■営業キャッシュ・フロー
✓ 税引き前四半期純利益、たな卸資産の減少の結果資金が大幅に増加
■投資キャッシュ・フロー
✓ 子会社株式の取得、有形・無形固定資産の取得等の結果資金が減少
■財務キャッシュ・フロー
✓ 株式の発行による収入、長期借入による収入、長期借入金の返済による支出等の結果資
金が増加
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3.中期経営計画の目標と進捗状況
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中期経営計画の見直し
現行中期経営計画公表後、株式会社山徳の取得により事業ポートフォリオが大きく変
わったことから、その変化を踏まえた計画のブラッシュアップが必要と判断し、2021年3月
の来期初を目途に、その内容を一部更新することとしました。
現行中期経営計画における次の3つの基本方針は維持しますが、その内容を説明する
書き表し方は実態に合わせて更新します。
■成長分野への参入
2017年に赤字が続いていたEC事業はいったん撤退しましたが、2020年2月期よりEC事業へ本
格的に再参入を行いました。今後も伸びる市場と捉えており、当社のリアル店舗にEC販路という武
器を搭載するために中計期間中、経営資源を投入してまいります。
また、もう一つの有望な販路拡張先である海外については、2020年2月期中に東南アジア複数
国の調査を終え、その中から有望な国に中計期間中に進出を果たしていきます。
■継続的な構造改革
新品商材で集客するという成長期の事業構造を適切に転換し、時代の流れに沿って事業構造
を変革してまいります。また、前々期より取り組みを行っている経費適正化プロジェクトを継続して販
管費の削減を行い、安定した収益基盤を構築してまいります。
■CSVの取組み
マンガを核に据えた「関金モデル」 による地方創生等(ふるいち関金温泉まんが王国店オープン
の2019年4月から2020年1月までの施設客数は150%以上)独自性のあるビジネスモデルの
開発を進めます。関金モデルの展開としてはまず山陰地方を開拓し、ここにインバウンド客を送客す
るというオプションも付加していきます。
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中期経営計画の目標の見直し
現行中期経営計画の最終年度の目標(あるべき姿)として、次の点を掲げておりますが、
これらについては見直しが必要な目標は更新を行う予定です。
【リユース注力】 リユース商材に注力しその売上高構成比を60%以上にします
【商材多様化】 スマホ等を含めた新たな商材の構成比を15%以上にします
【EC販路拡張】 中古商材のECでの販売比率を10%以上にします
【海外販路構築】 海外出店等で海外への販路を新たに構築します
【BtoBビジネス構築】 トレーディングカード読取査定機「Tays(テイズ)」の外
部販売を新規事業として確立します
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中期経営計画の進捗状況 ~基幹システムの刷新他システム関連~
基幹システムの刷新の後半計画として、2021年2月期までに計画完了の予定で進行さ
せておりましたが、納品された一部システムの不具合の影響で計画の遅れが発生したため、
拙速での計画遂行を避け、2022年2月期の半ばまで計画を延長することとしました。こ
の遅延による事業継続上の大きな問題はなく、システム基盤をクラウド化することによって、
他の各種システムとの結合を容易にして事業の展開可能性を高めるという事業方針にお
いても、その影響は軽微です。
✓ 顧客管理システムの刷新 ⇒基幹システムの刷新に合わせる形で、長年の懸案で
あった顧客管理システムの更新日程が定まり、事業上これまでと比べてより安価に、よ
りきめ細かく、よりタイムリーに顧客にアプローチすることが可能となります。
✓ LINEミニアプリのサービス提供開始 ⇒顧客管理システムの刷新と同期する形で、プ
ラスチックカードを会員の基盤として維持しつつ、より顧客の利便性を高めるアプリ会員
の仕組みを11月16日より展開予定です。
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中期経営計画に沿ったM&A ~山徳のグループ化~
2021年2月期の前半戦において、山徳(石川県金沢市)の株式を取得してグループ
化したことは、当社にとって最も大きなトピックスです。
同社の強みであるデジタルマーケティングを駆使したECでのリユース商材の買取・販売は、
リアル店舗を主体とする当社との間で相互補完性があります。両社間でのプロジェクトを
通じて、グループとしての相乗効果を早期に発揮していきます。
■相乗効果を発揮すべく両社間で次のようなプロジェクトを進行させているか、これから
進行させます。
✓ 商材共有化プロジェクト
✓ 古本市場店舗情報サイトリニューアルプロジェクト
✓ 宅配買取プロジェクト
✓ コーポレートサイトリニューアルプロジェクト
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中期経営計画の進捗状況 ~EC販路の再構築~
リユース商材のECでの買取及び販売を事業の中心としている山徳をグループに迎えたこと
によって、中期経営計画の目標の一つである「中古商材によるEC販路拡張」の基盤を
搭載することができました。今後はグループ全体での目標を再設定するとともに、基幹シス
テムの刷新を前提としてリアル店舗との一体的なEC販路拡張にも注力していきます。
✓ 新倉庫の立ち上げ ⇒店舗古本在庫の有効活用及びコミックセット化によるECでの
拡販を意図して、新たな自社倉庫を稼働させ、販売伸長を目指します
✓ 宅配買取の実現 ⇒過年度より検討を続けてきた宅配買取については、山徳の資
産を活用することも念頭に具体化を図っていきます
✓ 自社サイトの構築 ⇒現在はECモールを通じた販売が主体ですが、自社サイトの構
築に向けて山徳と共同で取り組みを開始しました
✓ 山徳との商品融通 ⇒テイツーと山徳間で商品を融通しあうことで、売上を拡大して
いきます。併せて、買取競争力も強化していきます
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中期経営計画の進捗状況 ~取扱商材の多様化~
商材の多様化へ一段と注力するために、2021年2月期の下期からは専任の担当者を
おいて、その推進体制の強化を図っております。
✓ ボードゲームの全店展開完了 ⇒ 巣ごもり需要の影響
もあり取扱高が伸長しているボードゲームについて4月に
全店への展開が完了しました
✓ モバイル商材の全店展開完了 ⇒スマホをはじめとする
モバイル商材の買取と販売について6月に全店への展
開が完了しました
✓ 古着商材の展開 ⇒モ・ジールでのみ展開していた古
着商材を古本市場店舗数店舗に展開を開始しました
✓ 取扱商材の拡大 ⇒工具、時計、ブランド品、キャンプ
用品等これまで取り扱っていなかった商材の取り扱いを
一部の店舗で取り扱いを開始しました
✓ オペレーションの構築 ⇒これまで取り扱いの無かった商
材を取り扱うことの難度は高く、社内にノウハウの蓄積が
ないこともあり、立ち上げのスピードを上げるため、機会が
あればそういった取扱商材のノウハウを持った他社との連
携を積極的に活用しながら道筋をつけてまいります
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中期経営計画の進捗状況 ~出店の展開~
2021年2月期の上期は2020年3月にオープンさせた「ふるいちトキワ荘通り店」を皮切
りに、5月に古着やバッグのブランド中古品取り扱いの「ベクトル潮芦屋店」の営業譲渡を
受け、6月には秋葉原のトレカパーク店舗を「ふるいちトレカパークAKIBAラジ館店」として
リニューアルオープンさせ、同月小型パッケージ店舗のトライアルとして「ふるいちイオンモー
ル川口前川店」を出店しました。
下期も計画していた「ふるいち川越クレアモール2号店」を9月に、トレカパークの5店舗目
となる「トレカパーク朝霞店」を10月に出店し、いったん今期の出店計画は完了しました。
✓ ベクトル潮芦屋店の建屋内に「ふるいち潮芦屋店」をオープン ⇒川口前川店は出店
戦略の試金石と位置づけておりましたが、初月から業績が好調に推移したことから、こ
の小型パッケージの展開2店舗目として11月27日のオープンを予定して準備中
です
✓ ふるいちイオンモール春日部店 ⇒この小型パッケージのイオンモールでの2店舗目とし
て12月オープンを予定して出店準備を進めております
✓ ふるいちイオンモール川口前川店増床 ⇒好調な川口前川店を増床して更なる売上
の拡大を図ります。この増床オープンも12月を予定して準備を進めております
✓ 複数の「ふるいち」が順調に立ち上がれば、来期以降の中期経営計画の更新に反映
させ、出店計画を一つの柱として目標設定します
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中期経営計画の進捗状況 ~インバウンド需要取り込みと海外進出~
新型コロナウイルス感染症が原因となって、これらの計画はほとんど進行させられておりま
せんが、いずれこの感染症の流行が収まった時に備えて、国内でできる調査・準備を滞り
なく進めております。
また、子会社山徳の海外販路であるeBayサイトは現在活用できておりませんが、海外へ
の物流網が復活した折には、当社商材を山徳を通じ同サイトを活用して海外へ販売す
ることも海外戦略の一環として検討を進めていきます。
■新型コロナウイルス感染症の流行が終息してから再開する取り組みとして、引き続き次
の準備を進めていきます。
✓ パッケージツアー開発 ⇒東南アジアのインバウンド客を古本市場等店舗へ送客する
パッケージツアーを外部連携先と開発を進めます
✓ 「ふるいちトキワ荘通り店」は、インバウンド客の展開拠点(ここから古本市場等へ送
客)として活用します
✓ ASEANへの進出 ⇒国内店舗での中古取扱商材多様化と同期する形で、店舗の
出店、卸売、委託販売等進出先の実情に応じた形態での進出を検討します
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中期経営計画の進捗状況 ~Tays(テイズ)の事業化~
AI機能を搭載した自社開発のトレーディングカード読取査定機「Tays(テイズ)」を直営
店舗で運用しており、春先と比較すると飛躍的に読取精度が高まり、現在は外部販売
できる段階までシステムとしての完成度を高めるべく運用面及びシステム面の改善活動を
行っております。これまでの当社にないBtoBという新たな収益の柱を構築すべく引き続き
事業化に傾注していきます。
✓ 人事異動 ⇒社内でTays(テイズ)の事業化のため期初に専任の担当者をおいて
事業化を推進しております
✓ 直営店舗での精度向上 ⇒直営店舗への導入当初と比較して大幅に読取精度が
高まってきており、継続して運用面も含めた改善活動を行っております
✓ システムへの追加投資 ⇒システムの読取精度を上げるための追加投資を実行して、
外販へ向けて課題を一つ一つつぶしています
✓ 外販に向けた体制整備 ⇒外販の目途としては来期を想定し、当社内ではBtoB
事業を円滑に立ち上げるため、外部との連携も含めてもう一段体制面の整備を進め
ていきます
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中期経営計画の進捗状況 ~M&Aへの取り組み~
山徳をグループとして迎えて以降も、当社の属するリユース事業あるいはエンタメ事業の周
辺領域で、ECを中心に事業展開している会社やリアル店舗でも当社の展開地域外で
事業展開している会社で、当社と組むことにより相乗効果を発揮できる会社に対して積
極的に連携対話を行っていきます。また、連携の手段としてM&Aが有効と判断すれば、
友好的にM&Aを実施していきます。
✓ M&Aポリシー① ⇒ M&Aの対象会社は、当社取扱商材と親和性の高い領域で
ECを主戦場に事業展開している会社
✓ M&Aポリシー② ⇒ M&Aの対象会社は、当社取扱商材と親和性の高い領域でリ
アル店舗を当社展開地域外で事業展開している会社
✓ M&Aポリシー③ ⇒ M&A金額は10億円程度までの規模
✓ M&Aポリシー④ ⇒ 100%株式取得
✓ M&Aポリシー補足 ⇒案件により、100%株式取得にこだわらず、資本提携、業務
提携など多様な手段で外部連携を検討します
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中期経営計画の進捗状況 ~CSVへの取り組み~
当社が在庫提供で関与したふるいち関金温泉まんが王国店は新型コロナウイルス感染
症の影響で残念ながら店休となってしまいましたが、同店の在庫の主要な部分を当社で
保管して確保しており、次の展開への準備も着々と進行中です。
また、当社の主力取扱商材であるゲームと親和性のある「eスポーツ」についても、岡山県
eスポーツ連合に協賛し、古本市場店舗でのイベント開催での支援等教育支援の一環
として模索をしております。
✓ 関金モデルの展開 ⇒山陰地方を足掛かり
に関金温泉まんが王国店類似の店舗展開
を模索します
↑まんが在庫の保管状況
※CSV:Creating Shared Value「共通価値の創造」、社会の課題に取り組みながら経済的な価値を創造すること
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中期経営計画の進捗状況 ~機能戦略~
項目 機能戦略
・報酬委員会の設置については、2021年2月期中に設置する予定で検討を開始しており
ます
機関設計 ・東京証券取引所の市場再編において、「スタンダード市場(仮称)」を選択する準備と
して、コーポレートガバナンス・コードの全78原則への対応準備を2021年2月期中に開始
する予定で準備を進めております
・2020年7月2日をもって分配可能額のマイナスを解消し、配当可能な状態としました
配当政策
・配当政策の一手法として復配の他、自己株式の取得についても検討していきます
株主政策 ・株主優待等の施策については、2021年2月期末までに更新内容を公表する予定です
・第2四半期までの営業活動によるキャッシュインにより手元資金が潤沢なことから、長期借
財務政策
入金の調達計画を見直して借入金の圧縮を進めております
・2020年4月から退職金制度を移行した確定拠出年金制度を導入して、社員の老後に
備えた資産形成を支援しております
人事制度、給与制度
・現在取締役に導入している譲渡制限付株式報酬について、社員を対象にした制度創
設を証券会社と設計準備を進めております
・ホスピタリティ&グローイング・ジャパン社提供のグローイングアカデミーを導入して、コロナ禍
でも、オンデマンドで意欲的な従業員が自己研鑽できるように支援を開始しました
人材育成
・当期中に、ハラスメント防止や長時間労働を是正するための意識改革を意図した集合
研修をオンラインを通じて行っていく予定です
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4.2021年2月期の業績予想
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第3四半期の状況と2021年2月期の業績予想
第3四半期も半ばを折り返した時点ですが、月次の業績は堅調に推移しております。第3
四半期の決算と年末年始商戦の状況を勘案して、さらなる業績予想の上方修正は慎
重に見極めていきたいと考えております。
2019年2月期実績 2020年2月期実績 2021年2月期第2四半 2021年2月期業績予想
単位:百万円 (単体) (単体) 期累計期間(連結) (単体)
売上高 23,004 21,449 12,432 23,500
営業利益 202 260 789 750
経常利益 201 270 815 740
当期純利益 108 178 665 550
※過年度まで単体決算で、2021年2月期第2四半期会計期間より連結決算となりましたが、比較として掲示しました
※2021年2月期業績予想は単体のみ公表しており、連結の業績予想は未公表です
2020年9月 2020年10月
✓ 9月度の概況は、前年に消費税増税前の駆け込み需
要があったため、既存店売上高前年比の月次速報ベー 古本 96.7% 99.8%
スでは前年を割る商材が多く、主要商材ごとに右表の状 中古ゲーム 99.5% 112.2%
況です。
中古トレカ 113.9% 134.3%
✓ 10月度の概況は、9月とは一転して前年に消費税増税
による売り上げ落ち込みがあったことから、既存店売上高 中古計 98.6% 108.5%
前年比の日次速報ベースで、主要商材ごとに右表の状 新品ゲーム 58.7% 111.0%
況です。
新品計 75.6% 117.2%
✓ 新型コロナウイルス感染症の影響による巣ごもり特需は
無くなりましたが、業績は底堅く推移しております。 売上合計 85.5% 112.5%
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5.参考資料
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会社概要(2020年8月末現在)
社名 株式会社テイツー
経営理念 「満足を創る」
本社所在地 岡山県岡山市北区今村650番111
設立 1990年4月16日
代表者 代表取締役社長 藤原 克治
資本金 14億9,348万円
書籍・テレビゲーム・トレーディングカード・ホビー・スマホ・DVD・CD・衣類等の買
事業内容
取及び販売店舗運営、ECでの同商材の販売、DVD等レンタル店舗運営
古本市場(ふるほんいちば)、ふるいち、トレカパーク
店舗屋号
ブック・スクウェア、MO-ZEAL(モ・ジール)、TSUTAYA、ベクトル
子会社 株式会社山徳、株式会社着物インターナショナル
山陰合同銀行、商工中金、埼玉りそな銀行、三井住友銀行、
主要取引銀行
三菱UFJ銀行、高知銀行、みずほ銀行、トマト銀行、中国銀行
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店舗の状況(2020年8月末現在)
140
屋号別店舗数推移
120 8
4
10 7 古本市場直営店舗
100 6 3 6
3
6 2 2 3 2 4
2 4 2 4 2 4
古本市場業務提携店
80
60 トレカパーク
95 91 87 87 88
40 ブック・スクウェア
20 その他
0
2017年2月期末 2018年2月期末 2019年2月期末 2020年2月期末 2021年2月期第2四半期末
2020年2月期 2021年2月期第2四半期まで
増減数
期末 出店 退店 期末
古本市場 直営店 85(1) - - 85(1) -
古本市場 業務提携・FC店 2 - - 2 -
ふるいち 2 2 1 3 1
トレカパーク直営店 4 - - 4 -
ブック・スクウェア 2(1) - - 2(1) -
モ・ジール 1(1) - - 1(1) -
TSUTAYA(単独店) 2 - - 2 -
ベクトル - 1 - 1 1
合計 98(3) 3 1 100(3) 2
※カッコ内はTSUTAYA併設店です
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