7602 カーチスHD 2020-05-13 15:30:00
2020年3月期決算短信説明資料 [pdf]

株式会社カーチスホールディングス (東証2部 7602)
  2020年3月期 決算短信説明資料
             2020年5月13日




  ご注意:当資料に記載されている内容は、資料作成時点の当社の判断に基づくものであり、
  記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、保証するものではありません。
              目   次

【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
  ①   国内の新車/中古車市場の背景
  ②   前年同期業績比較(連結)
  ③   業績ハイライト(各指標ハイライト)
  ④   損益計算書
  ⑤   貸借対照表
  ⑥   キャッシュ・フロー計算書
【2】 2020年3月期 トピックス
      トピックス①~➂
【3】 2021年3月期の業績見通し
  ①   業績計画について
  ②   業績計画の達成に向けて

                          1
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況




                         2
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
①国内の新車/中古車市場の背景
中古車登録台数(2019年4月~2020年3月)
5,817,672台
※ 前年同期5,818,008台 (前年同期比:.▲0.01%)
中古車登録台数の出典は日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会より
■国内の新車/中古車市場動向
      単位:万台
                                          中古車登録台数        新車販売台数
      800

      600     577万台              582万台              582万台
                       437万台             436万台              417万台
      400

      200

        0
               2018年           2019年             2020年


   補足説明
2019年4月~2020年3月の期間において国内の自動車販売業界では、 新車
の販売台数(軽自動車含む)は、417万台(前年同期比4.4%減)。中古車
市場での、中古車登録台数(軽自動車含む)は582万台(前年同期比0.01%
減)となりました。


                                                                    3
  【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
  ②前年同期業績比較(連結)
■連結累計期間営業利益推移                                      ■連結累計期間営業利益推移
                                 単位:百万円
                                                    売上高             営業利益                                  単位:百万円
                                                                                                              営業利益
           2020年3月期   2019年3月期    増減      売上高
                                                   33,769
                                                                  31,587
                                                                                                           21.1% 500
                                          30,000
売上高         15,974      20,525 ▲4,551                                         24,440
                                                                                             20,525
                                                                                    19.9%
                                                            479
営業利益             56      ▲159     +215    20,000                                               20.4%
                                                                                                        15,974
                                                                                                                      300


経常利益             69      ▲137     +206    10,000            18.7%
親会社株主に帰属
する当期純利益        156       ▲370     +526                                     17.9%
                                                                                                                 56
                                              0                                                                       0
                                                                                       ▲84       ▲159
売上総利益率        21.1%     20.4%    +0.7%                                ▲141


                                                    2016年           2017年          2018年       2019年      2020年
                                                     3月期             3月期            3月期         3月期        3月期
       補足説明
 当期においては、期初より『顧客ファースト』を掲げ、良質車両の買取、販売に特化
 し、売上高総利益率は21.1%と前年比0.7%改善しました。
 消費税増税、新型コロナウイルスの影響などにより販売台数が想定より減少したも
 のの、広告費などの見直しによる費用対効果を重視した経費削減等により、営業利
 益が前年同期比215百万円増加し、営業利益が4期振りのプラスとなりました。


                                                                                                                      4
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
③業績ハイライト(各指標ハイライト)

売上高総利益率          21.1%
※ 前年同期 20.4% (前年同期比:0.7%改善)

自己資本比率          78.3%
※ 前年同期 72.5%(前年同期比:5.8%改善)

期末キャッシュ保有残高 2,841百万円
※ 前年同期 2,146百万円(前年同期比:695百万円増加)
   補足説明
 売上構造改革等によって売上高総利益率が向上し、営業利益が改善。第三者割
当てによる自己株式の処分などによる自己資本の増加。保有する遊休地などの固
定資産売却。結果、期末キャッシュ保有残高は前年同期比695百万円の増加とな
りました。


                                        5
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
④損益計算書
                                       (単位:百万円)

           2020年3月期      2019年3月期      前期比
売上高             15,974        20,525       77.8%
売上原価            12,610        16,341       77.2%
売上総利益            3,363         4,184       80.4%
販売管理費            3,307         4,343        76.2%
営業利益                56         ▲159    ー
経常利益                69         ▲137    ー
親会社株主に帰属
                  156         ▲370     ー
する当期純利益
    補足説明
 販売管理費:広告費、事務費など経費見直しを推し進めた結果、 前年同期比
        1,036百万円削減となりました。
 親会社株主 :災害による受取保険金、店舗閉鎖損失引当金戻入、不動産売却

  に帰属する など152百万円を特別利益として計上し、前年同期比526百万円
  当期純利益 増加となり ました。


                                                    6
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
⑤貸借対照表
                                                      (単位:百万円)

                 2020年3月期末        2019年3月期末        前期末比
流動資産                      5,175           5,647         91.6%
固定資産                      1,774           1,478        120.0%
総資産                       6,950           7,126         97.5%
流動負債                      1,086           1,408         77.1%
固定負債                        264             393         67.2%
純資産                       5,598           5,324        105.2%
負債・純資産合計                  6,950           7,126         97.5%
     補足説明
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は、6,950百万円となり、前連結会計年度末に比べ176百万円減少いたしました。主な要因は、商品の
減少763百万円、前渡金の減少201百万円などによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末の負債合計は、1,351百万円となり、前連結会計年度末に比べ451百万円減少いたしました。主な要因は、支払手
形及び買掛金の減少100百万円、長期借入金の減少100百万円などによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は、5,598百万円となり、前連結会計年度に比べ274百万円増加いたしました。主な要因は第三者
割当てによる自己株式の処分を行ったことによるものであります。
この結果、自己資本比率は、78.3%(前連結会計年度末は72.5%)となりました。




                                                                 7
【1】 2020年3月期 当期連結決算の状況
⑥キャッシュ・フロー計算書
                                                  (単位:百万円)

                             2020年3月期        2019年3月期
営業活動によるキャッシュ・フロー                       762             ▲4
投資活動によるキャッシュ・フロー                      ▲88             ▲38
財務活動によるキャッシュ・フロー                        19           ▲190
現金及び現金同等物の期末残高                       2,841           2,146

   補足説明
 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ695百万円増加し、残高は2,841百万円とな
りました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 税金等調整前当期純利益は213百万円となり、たな卸資産の減少762百万円、前渡金の減少201百万円、売上債権の減
少183百万円等の増加要因と、未払金の減少218百万円、仕入債務の減少100百万円等の減少要因により、762百万円の
収入となりました(前期は4百万円の支出)。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 有形固定資産の売却による収入174百万円、敷金及び保証金の回収による収入31百万円の増加要因と、無形固定資産
の取得による支出236百万円等の減少要因により、88百万円の支出となりました(前期は38百万円の支出)。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 自己株式の処分による収入199百万円の増加要因と、長期借入金の返済による支出100百万円、配当金の支払額78百
万円等の減少要因により、19百万円の収入となりました(前期は190百万円の支出)。



                                                             8
【2】 2020年3月期 トピックス




                     9
       【2】 2020年3月期 トピックス
       ①買取直販の推進
          買取直販を推進し、売上構造改革を実現。売上総利益率0.7%改善

100%                                    構造改革のポイント
90%       22.1%     23.0%     その他(車検、
                              保険、付帯
80%                           サービス等)     ①顧客ニーズへの対応
70%       13.3%     18.1%
60%
                              業販売上
                                          付帯サービス促進
50%
          37.8%     29.7%
40%                           オークション
                              売上         ②提携先との関係強化
30%
20%
                    29.3%
10%       26.8%               顧客売上       ③買取直販による良質車両の提供
 0%
        2019年3月期   2020年3月期
       補足説明

  収益率の高い、顧客売上に注力し、買取直販の推進ならびに付帯サービス
 の促進により、高収益化。消費増税などの影響で顧客販売台数は減少したも
 のの、提携先との関係を更に強化し、業販売上高が前年比5.7%の増加。



                                                           10
  【2】 2020年3月期 トピックス
  ②新たな提携事業
       今期新たに始めたサービス
                                                     良質な車輌・選ぶ楽しさ・乗る楽しさ
 2020年2月開始
カーチス×DMM


                         今期も新たなサービス始動
                          幅広いニーズに対応
 2020年2月開始                                             カーチス×オートバックスセブン
カーチス×カーベル                                                      手軽に気軽に。
「カーベル」 のFC コレCARラとの                                   「カーチス カーリースまるのり」開始
在庫連携




                               2019年10月開始               カーチス×カーベル
  2019年9月開始            カーチス×クリーンデバイステクノロジー               「カーチス&カーベル倶楽部」発足
カーチス×REVISE                 新車並みの洗浄「Dr.BAZOOKA!洗浄」               BtoB取引の拡大
 保証サービスを刷新!           エンド向け車選びサイト「みんなのクルマ選び」




                                                                           11
【2】 2020年3月期 トピックス
➂海外事業展開

輸出国内大手No1企業と業務提携

中古車輸出国内大手No.1のリーディングカンパニーであるビィ・フォアード社と提携。アフリカにおける
自動車分野トップの知名度を有する同社の拠点ビィ・フォアードタンザニア内にPicknBuy24サポートデス
 ・
クを開設。知名度向上と共に安心して日本の中古車を購入できるアフターサポート体制を構築。諸外
国や中国の中古車市場においても現地サービスを展開する上での基盤として期待。

新華錦集団グループとの合弁会社 「青島新馳汽車有限公司」設立

前期末より進めておりました、合弁会社の会社運営に至る一連の手続きは完了いたしました。
2019年12月 合弁契約書締結
2020年 1月 設立手続き完了
2020年 3月 出資手続き完了

  補足説明
海外輸出台数の減少、期末においては新型コロナウイルスの影響を受け、想定売
上には及ばなかったものの、今後の海外事業展開の基盤を構築しました。



                                                       12
【3】 2021年3月期の業績見通し




                     13
【3】 2021年3月期の業績見通し
①業績計画について

売上高            17,500百万円
※ 前年同期         15,974百万円 (109.5%)
営業利益 180百万円
※ 前年同期         56百万円 (前年同期比:124百万円増加)
経常利益 165百万円
※ 前年同期 69百万円 (前年同期比:96百万円増加)
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による業績への影響は現時点では見通すことが困難なため、今後、修正の必要が生じた場合は、
速やかに開示いたします。

    補足説明
 国内においては、引き続き買取直販推進、高付加価値サービスの提供、提携先との関係強
化に加え、新規出店、M&Aを実施。
 海外においては、大手輸出企業との関係強化などを通じた各諸国への輸出台数拡大ならび
に中国合弁会社との事業推進などの営業活動により、売上高17,500百万円、営業利益180
百万円を目指します。


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【3】 2021年3月期の業績見通し
②業績計画の達成に向けて

  計画達成の為の施策
今期は以下に注力してまいります。

Ⅰ. 国内事業
   ①顧客管理の徹底:メンテナンス、車検、保険、買い替えを促進。
   ②商品開発:顧客ニーズへ対応しうる新サービスの開発ならびに開拓。
   ③業務提携:NET販売強化、代理店開拓

Ⅱ. 新期出店/M&Aによる店舗拡大
Ⅲ. 海外事業拡大
   ①合弁会社(青島新馳汽車有限公司)の発展
   ②大手海外輸出業者との業務提携




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 【3】 2021年3月期の業績見通し
 ➂業績計画の達成に向けて
  中国合弁会社 青島新馳汽車有限公司の取組み                          今期注力
1.中古車輸出事業 : 中国国内の中古車を、合弁企業を経由して、中央アジア・東南アジア・西アフリカエリ
               アへ輸出販売拡大
2.物流事業       : 中国の国策である「一帯一路」を活用し、物流運送事業を行う。
               *「中継ぎ貿易」 合弁企業は、日本(窓口:アガスタ)から中国を経由する 諸外国
               への新たな物流ルートとして「一帯一路」を活用し、第三国へ輸出輸送手配を行う。
             次のステップとして下記計画の準備を行う
3.ロジステック事業      : 合弁企業は、日本からの中古車輸入車両を保管・管理する保税倉庫を活用。
                 輸出先である諸外国の顧客へ素早く車両を届ける。
4.中古車整備・検査事業    : ①輸出に伴う一次整備事業。輸出販売先の追加整備などにも対応する。
                  [部品取付け販売]
                  ②中国国内の車両の輸出に伴う、「検査証印」事業。




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将来の見通しについて




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