7602 カーチスHD 2019-05-15 16:50:00
平成31年3月期 決算短信説明資料 [pdf]
株式会社カーチスホールディングス (東証2部 7602)
2019年3月期 決算短信説明資料
2019年5月15日
ご注意:当資料に記載されている内容は、資料作成時点の当社の判断に基づくものであり、
記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、保証するものではありません。
目 次
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
①国内中古車市場ならびに中古車輸出市場の背景
②業績ハイライト
③業績ハイライト(各指標ハイライト)
④損益計算書
⑤貸借対照表
⑥キャッシュ・フロー計算書
⑦後発事象
⑧トピックス-1~2
【2】 2020年3月期業績見通し
①業績計画について
②トピックス-1~3
1
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
2
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
①国内中古車市場ならびに中古車輸出市場の背景
中古車登録台数(2018年4月~2019年3月)
5,818,008台
※ 前年同期5,775,227台 (前年同期比:0.7%増)
中古車登録台数の出典は日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会より
■国内の新車/中古車市場動向 ■海外への中古車輸出市場動向
万台 中古車登録台数 新車販売台数 万台 輸出台数
800
120
564万台 581万台
600 577万台 100
429万台 437万台 436万台 80
400 60
40 97万台 107万台 111万台
200
20
0 0
2017年 2018年 2019年 2017年 2018年 2019年
補足説明
2018年4月~2019年3月の期間において国内の自動車販売業界では、新車の
販売台数(乗用のみ、貨物・バス除く)は、436万台(前年同期比 0.3%
減)。中古車市場での、中古車登録台数(乗用のみ、貨物・バス除く)は
581万台(前年同期比0.7%増)また、海外への中古車輸出市場においては、
111万台(前年同期比3.7%増)となりました。
3
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
②業績ハイライト
■半期業績比較 (単位:百万円) ■顧客販売台数推移
上期 前年同期比 下期 前年同期比 5,650
通期
(4月~9月) (10月~3月) 5,602台
5,600
売上高 20,525 10,486 △1,770 10,039 △2,146 5,550
営業利益 △159 △199 △83 40 +8 5,500
5,461台
経常利益 △137 △182 △76 45 +7 5,450
当期純利益 △370 △238 △103 △132 △117
5,400
売上総利益率 20.4% 20.0% △0.1% 20.8% +1.2% 5,350
前期 当期
補足説明
通期においては、海外におけるグローバルインターネットプラットフォームでの輸出販売の売上
台数が想定の70%程度となり、新規プロモーションやシステム改良の経費を上回る利益を確保する
ことができず、営業利益は△159百万円と減益となりました。また、2018年9月に発生した台風に
よる被害等、収益性の低下が見込まれる一部の店舗及びシステム等の固定資産を、当期末において
特別損失として計上し、当期純利益においては△370百万円となりました。
しかしながら、期初より利益率の高い中古車販売に特化した営業施策へ転換を図り、生産性の
向上及び効率性の追求をした結果、第2四半期より徐々にその効果があらわれ、顧客販売においては
昨年を上回る販売台数となり、前年同期比2.5%増加し、売上総利益率は通期では0.5%。下期では
1.2%の改善を果たしました。
4
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
③業績ハイライト(各指標ハイライト)
売上高総利益率 20.4%
※ 前年同期 19.9%(前年同期比:0.5%改善)
1人当たり売上高 67百万円
※ 前年同期 64百万円(前年同期比:3百万円増加)
自己資本比率 72.5%
※ 前年同期 71.8%(前年同期比:0.7%改善)
補足説明
・当期は当初から利益率の高い顧客販売へ「買取直販」営業施策の転換により、小型買取
店舗での展示販売体制構築、大型販売店舗の展示在庫車両の構成と価格設計の見直しを
おこない、売上総利益では前年同期比0.5%改善(下期は前年同期比1.2%改善)。
・株式会社カーベルとの「カーチス&カーベル倶楽部」、仮想通貨システム導入など販売基盤
構築などの効果もあり、1人当たりの売上高が前年同期比3百万円増加し、生産性と効率性
も改善傾向。
5
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
④損益計算書
(単位:百万円)
2019年3月期 2018年3月期 前期比
売上高 20,525 24,440 84.0%
売上原価 16,341 19,578 83.5%
売上総利益 4,184 4,862 86.1%
販売管理費 4,343 4,946 87.8%
営業利益 △159 △84 ー
経常利益 △137 △68 ー
当期純利益 △370 △150 ー
補足説明
販売管理費:広告費、事務費など経費見直しを推し進めた結果、前年同期比
603百万円削減。
当期純利益: 「固定資産の減損に係る会計基準」 に基づき、収益性の低下が
見込まれる一部の店舗及びシステム等の固定資産を減損処理。
268百万円の特別損失を計上。
6
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑤貸借対照表
(単位:百万円)
2019年3月期末 2018年3月期末 前期末比
流動資産 5,647 6,134 92.1%
固定資産 1,478 1,688 87.6%
総資産 7,126 7,823 91.1%
流動負債 1,408 1,489 94.6%
固定負債 393 499 78.8%
純資産 5,324 5,834 91.3%
負債・純資産合計 7,126 7,823 91.1%
補足説明
自己資本比率は 72.5%と前年同期比0.7%改善
2018年6月より顧客向け新サービスの向上の一環として新商品「車検パック」
の導入により、車両付帯商品等の前受金が 前年同期比90百万円増加。結果、
流動比率が400.8%と高水準を維持。
7
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑥キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
2019年3月期 2018年3月期
営業活動によるキャッシュ・フロー △4 1,007
投資活動によるキャッシュ・フロー △38 △435
財務活動によるキャッシュ・フロー △190 △473
現金及び現金同等物の期末残高 2,146 2,368
補足説明
現金及び現金同等物の期末残高は前年同期比222百万円減少。
営業活動によるキャシュ・フローの主な減少要因は、仕入債務の減少87百万円、
未払金の減少80百万円。
投資活動によるキャッシュ・フローの主な減少要因は、無形固定資産の取得による支出
22百万円など。
財務活動によるキャッシュ・フローの主な減少要因は、長期借入金の返済による支出
100百万円、配当金の支払額78百万円など。
8
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑦後発事象 資本業務提携及び第三者割当による自己株式の処分
当社は、2019年4月25日開催の取締役会において、山東新華錦国際株式有限公司(代表者 張建華)
との資本業務提携及び同社の100%子会社(間接保有を含む)であるEMMINENCE,LLC(代表者 張建華)
に対する第三者割当による自己株式の処分を行うことについて決議し(割当日:2019年5月15日)、同日
付けで山東新華錦国際株式有限公司との間で資本業務提携契約を締結いたしました。
資本提携の内容
山東新華錦の100%子会社(間接保有を含む)であるEMMINENCE,LLCに対して、第三者
割当により、当社自己株式869,565株を割り当てるものです。
調達する資金の具体的な使途
本自己株式処分によって得られた資金につきましては、中古車を日本国内からアジアやヨー
ロッパなど全世界へ供給するための物流システムの構築や輸出サイト・システムの増強のた
めの費用に充てる予定です。
9
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑧トピックス-1 カーチスの展開サービス
平成30年4月よりスタート 平成30年8月よりスタート
アガスタ×ロッテレンタル アガスタ×エスビーティー 良質な車輌・選ぶ楽しさ・乗る楽しさ
平成30年4月よりスタート 平成30年8月よりスタート
カーチス×カーベル カーチス×オートバックスセブン
続々と新しいサービス始動
手軽に気軽に。
「カーチス&カーベル倶楽部」発足 幅広いニーズに対応 「カーチス カーリースまるのり」開始
BtoB取引の拡大
平成30年6月よりスタート 平成30年7月よりスタート
国内初のグローバル テレビショッピング形式
中古車フリーマーケットサイトオープン 「ピッカピ・カーショッピング」放送中!
10
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑧トピックス-2 リリース一覧
国内最大級のFCチェーン店舗を展開する
株式会社カーベルとの業務提携!!
『カーチス&カーベル倶楽部』発足! 2018年4月9日
USED CAR輸出国内最大手の
株式会社エスビーティーと販売力強化に向けた業務提携!!
2018年4月20日
ロッテレンタル株式会社との間での日韓合同 オープンセレモニー開催
並びに 中古車輸出サイト「PicknBuy24.com」の正式スタート
2018年4月23日
カーチスグループのグローバル戦略の一環として
国内&海外マーケットを狙った日本初のグローバル中古車フリマサイト
「クルマフリマ」スタート! 2018年6月4日
カーチス提供、テレビ新番組 テレビショッピング形式の
「ピッカピ・カー ショッピング」放送スタート
2018年7月3日
11
【1】 2019年3月期 当期連結決算の状況
⑧トピックス-2 リリース一覧
カー用品販売チェーン国内最大手
株式会社オートバックスセブンと業務提携 (初のカーリース事業開始)
2018年8月6日
中古車×レンタカー カーチス新事業
「カーチス・レンタカー」スタート!
2018年8月31日
名実共に世界NO.1中古車プラットフォーム PicknBuy24.com誕生!!
~日中第三国市場協力フォーラムにて締結~
2018年10月26日
株式会社ビットポイントジャパンと業務提携
~3種類の仮想通貨決済開始~
2018年11月1日
中国・新華錦集団のグループ会社との
合弁会社設立に関する基本合意書を締結!!
2019年3月26日
12
【2】 2020年3月期の業績見通し
13
【2】 2020年3月期 計画
①業績計画について
売上高 18,000百万円
※ 前年同期 20,525百万円(前年同期比:12.3%減)
営業利益 120百万円
※ 前年同期 △159百万円(前年同期比:279百万円増加)
経常利益 130百万円
※ 前年同期 △137百万円(前年同期比:267百万円増加)
補足説明
当社グループは、オートオークション依存のビジネスモデルから脱却し、利益率の高い小売
販売にシフトしている状況であり、大型販売センターへ良質な商品を供給すべく、買取店との
連携強化を図り、「買取直販」の営業施策を進めております。さらに、AIなどを含めた最新
技術を取り入れ、査定業務等の効率化をすすめ、生産性の向上を図ってまいります。
また、輸出事業戦略として、海外企業との資本業務提携などにより関係を強め、中国での
合弁会社設立などに向けて具体的に取り組み、世界的規模で中古車を取り扱うインターネット
プラットフォーム「PicknBuy24.com」のさらなる強化により、アジアからヨーロッパなど全
世界へ向けた事業展開を目指してまいります。
14
【2】 2020年3月期 計画
②トピックス-1 新華錦集団との資本業務提携
十数社を合併した企業グループであり、国際貿易のほか多方面に渡り中国国内外
で事業を展開している新華錦集団との提携により
中央アジア、EUをはじめ全世界に中古車を供給
×
中国中古車輸出・輸入 青島に特区開設
合弁会社設立
から世界に供給
15
【2】 2020年3月期 計画
②トピックス-2 仮想通貨取扱拡大
仮想通貨による顧客増、高収益化を図ります
ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアム
+
が利用可能であるBITPoint
現在2店舗のみ取扱い可能であるBITPointの利用店舗を拡大。
さらに、世界の富裕層がターゲットであるcryptmallで高収益化を図ります。
16
【2】 2020年3月期 計画
③トピックス-3 AIの活用
買取小売までの
「回転率向上」、「販売ロス削減」
による業績アップ
カーチスの在庫、販売状況とAI査定を
連動し強化買取車両の抽出が可能となる。
店舗スタッフの査定とAI査定を併用し、
「査定品質担保」 「査定時間短縮」
査定業務時間の削減による生産性の向上と効率性の追求。
これによって、業績アップの加速を図ります。
17