7602 カーチスHD 2021-05-12 18:00:00
2021年3月期決算短信説明資料 [pdf]

株式会社カーチスホールディングス (東証2部 7602)
  2021年3月期 決算短信説明資料
             2021年5月12日




  ご注意:当資料に記載されている内容は、資料作成時点の当社の判断に基づくものであり、
  記載された将来の計画数値、施策の実現を確約したり、保証するものではありません。
              目   次

【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
  ①   国内の新車/中古車市場の背景
  ②   業績予想比較(連結)
  ③   業績ハイライト(各指標ハイライト)
  ④   損益計算書
  ⑤   貸借対照表
  ⑥   キャッシュ・フロー計算書
【2】 2021年3月期 トピックス
      トピックス①~④
【3】 2022年3月期の業績見通し
  ①   業績計画について
  ②   業績計画の達成に向けて

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【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況




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【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
①国内の中古車市場の背景
中古車登録台数(2020年4月~2021年3月)
 5,773,140台
※ 前期5,817,672台 (前期比:.▲0.8%)
中古車登録台数の出典は日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会より
■国内の中古車市場動向




   補足説明
2020年4月~2021年3月の期間の国内自動車販売業界においては、中古車登
録台数(軽自動車含む)は577万台(前期比0.8%減)となりました。
上期においては新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、下期にお
いては、回復傾向となりました。


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  【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
  ②業績予想績比較(連結)
■連結累計期間業績予想比較                                           ■連結累計期間営業利益推移     単位:百万円
                                              単位:百万円
                                                             売上高   営業利益   売上総利益率
                                     (参考)
                  2021年
        期初予想               差異       2020年      前期比
                   3月期
                                     3月期
売上高      17,500    16,031 ▲ 1,469    15,974       +57
営業利益       180       236      +56       56       +180
経常利益       165       243      +78       69       +174
当期純利益      120       157      +37      156         +1


        補足説明
 売上高はコロナ禍の影響により、業績予想を下回ったものの、前期より掲げている
 『顧客ファースト』の方針のもとに、良質車両の買取、販売に注力し、オークション相
 場の好調な推移や商用車のBtoB取引の開始等により、売上総利益が向上し、売
 上高総利益率は21.9%と前年比0.8%改善しました。
 また、地代家賃等の経費削減により、営業利益が前期比180百万円増加しました。


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【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
③業績ハイライト(各指標ハイライト)
売上高総利益率            21.9%
※ 前期 21.1% (+0.8%)
自己資本比率         73.3%
※ 前期 78.3%(▲4.9%)
総資産利益率(ROA)            2.1%
※ 前期 2.2%(▲0.1%)
期末キャッシュ保有残高            2,227百万円
※ 前期 2,841百万円(▲614百万円)

   補足説明
オークション相場の好調、商用車のBtoB取引開始により、売上高総利益率が向上
しました。
総資産利益率(ROA)は当期は不動産売却等の特別利益はなかったものの2.1%
と前期同水準となっています。


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【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
④損益計算書
                                        (単位:百万円)


           2021年3月期      2020年3月期      前期比
売上高             16,031        15,974      +57
売上総利益            3,504         3,363     +141
販売管理費            3,267         3,307      ▲40
営業利益               236            56     +180
経常利益               243            69     +174
当期純利益              157           156       +1


  補足説明
売上高は上期にコロナ禍の影響等がありましたが、下期に持ち直し微増となりました。
売上総利益はオークション相場の好調な推移、商用車のBtoB取引開始等の結果、前期
比141百万円の増加となりました。
販売管理費においては、良質車両仕入強化のため広告宣伝費が増加したものの、地代
家賃などの見直しなどにより、前期比40百万円の削減となりました。



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【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
⑤貸借対照表
                                               (単位:百万円)

              2021年3月期末       2020年3月期末      前期末比
流動資産                  5,745          5,175       +570
固定資産                  1,903          1,774       +129
総資産                   7,648          6,950       +698
流動負債                  1,696          1,086       +610
固定負債                    180            264        ▲84
純資産                   5,771          5,598       +173
負債・純資産合計              7,648          6,950       +698
    補足説明
(資産)
資産合計は、7,642百万円となり前期比692百万円の増加となりました。主な要因は、商用車取引による売掛金
の増加890百万円、商品の増加303百万円、建設仮勘定の増加85百万円、ソフトウェア仮勘定の増加54百万円
等によるものであります。
(負債)
負債合計は、1,871百万円となり、前期比520百万円の増加となりました。主な要因は、買掛金の増加754百万
円等によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、5,771百万円となり、前期比172百万円の増加となりました。主な要因は連結剰余金合計の増加
157百万円等によるものであります。



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 【1】 2021年3月期 当期連結決算の状況
 ⑥キャッシュ・フロー計算書
                                                  (単位:百万円)

                              2021年3月期        2020年3月期
営業活動によるキャッシュ・フロー                      ▲319             762
投資活動によるキャッシュ・フロー                      ▲181            ▲88
財務活動によるキャッシュ・フロー                      ▲112              19
現金及び現金同等物の期末残高                        2,227          2,841

   補足説明
現金及び現金同等物の期末残高は2,227百万円(前期比▲614百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当期純利益は238百万円となり、主な増加要因は、仕入債務の増加754百万円、主な減少要因は、売上債権の増加890百万
円、たな卸資産の増加348百万円、前受金の減少56百万円、未払消費税の減少50百万円等により、結果として、319百万円
の支出となりました(前期は762万円の収入)。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
主な減少要因は、PCリプレイス等に伴なう有形固定資産の取得による支出97百万円、システムの資産化に伴う無形固定資産
の取得による支出65百万円等により、結果として、181百万円の支出となりました(前期は88百万円の支出)。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
主な減少要因は、借入金の返済による支出110百万円等により、結果として、112百万円の支出となりました(前期は19百万
円の収入)。




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【2】 2021年3月期 トピックス




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【2】 2021年3月期 トピックス
①売上構成比の推移
     売上構成比
                        売上構成比推移のポイント
              オークション
              売上
                         ①提携先との関係強化
              業販売上        商用車のBtoB取引の開始
                         ②顧客ニーズへの対応
              その他(車検、
              保険、付帯
              サービス等)      付帯サービス促進
              顧客売上       ③買取直販による良質車両の提供


 補足説明

提携先との関係を強化するとともに、有力企業との業務提携による商用車の
BtoB取引を開始し、業販売上の売上構成比が向上しました。




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【2】 2021年3月期 トピックス
②粗利単価推移




  補足説明
顧客販売の粗利単価はコロナ禍の影響により上期においては低迷したものの
下期においては回復しました。
業者販売の粗利単価は提携先との関係強化により前期より向上しました。
オークション販売の粗利単価は好調に推移しました。


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 【2】 2021年3月期 トピックス
 ③国内における営業展開の状況
1.顧客ニーズへの対応強化
 「顧客ファースト」の方針の下、多様化するお客様のニーズに応えるよう、サービスの見直し、新たな
  サービスの導入を実施しました。
 レンタカー事業の継続的な運用。

2.良質車両供給強化
 良質車両については、仕入れから販売、更にアフターメンテナンスに至る商流を一貫したプロセス管理
  手法に改善し、仕入強化を徹底しました。
 市場ニーズに合わせた無駄の無い仕入を行い、在庫強化を図ることにより販売促進を図りました。

3.他社との業務提携及び業販拡大施策
 タカネットサービス社との業務提携により、まずは枚方販売センターでの商用車の展示販売を開始しました。
 商用車のBtoB取引を開始しました。
 営業手法・業販価格ルールの見直しを実施しました。
 カーチス倶楽部会員向けに金利と支払の優遇策を実施しました。




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 【2】 2021年3月期 トピックス
 ④海外事業展開の状況
1.新華錦集団との事業推進

       チンタオシンチキシャ ユウゲンコウシ
   企業名:青島新馳汽車有限公司
       Qingdao SinTi Automobile Co., Ltd
 資本金:1億円 (カーチスHD33.4%出資)
①設立後より中国の中古車輸出を開始。
②2020年11月よりアガスタが運営するグローバル・インターネットプラットホームであ
る『PicknBuy24.com』に、中国の中古車を掲載連携開始。


2.国内有力輸出企業との業務提携
『PicknBuy24.com』の商品力向上のために、国内有力輸出企業と提携して在庫連
携強化を図り、輸出向き買取車両を拡販しました。




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【3】 2022年3月期の業績見通し




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【3】 2022年3月期の業績見通し
①業績計画について
売上高       18,500百万円
※ 前期 16,031百万円 (+2,469百万円・115.4%)


営業利益          400百万円
※ 前期     236百万円 ( +164百万円・169.5%)


経常利益          395百万円
※ 前期     243百万円 ( +152百万円・162.6%)
なお、新型コロナウイルス感染症による業績への影響は現時点では見通すことが困難なため、今後、修正の必要が生じた場合は、速や
かに開示いたします。

    補足説明
国内においては、引き続き買取直販推進、高付加価値サービスの提供、提携先との関係強化
に加え、商用車等のBtoB取引拡大、及び新規出店、M&Aなどによる店舗拡大を推進します。
海外においては、大手輸出企業との関係強化などによる各諸国への輸出台数拡大ならびに中
国合弁会社との事業を推進します。



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 【3】 2022年3月期の業績見通し
 ②業績計画の達成に向けて
(国内事業)
 1.国内事業
   ①生産性の向上:営業一人あたりにおける取引数、売上、粗利の向上
   ②顧客管理の徹底:メンテナンス、車検、保険、買い替えの促進、
             良質車両の仕入強化。
   ③商品開発:顧客ニーズに対応する付帯サービスの開発ならびに開拓。
   ④業務提携:カーチス倶楽部会員との関係強化、他社との業務提携強化
   ⑤業販:商用車のBtoB取引拡大、NET販売強化
   ⑥店舗戦略:新規出店(千葉中央販売センター6月他)、 ターゲットを絞った展示車両
          ラインアップ、女性社員の働きやすい環境づくり、 M&Aによる店舗拡大。
 2.海外事業
(海外事業)
   ①合弁会社(青島新馳汽車有限公司)の事業継続
     1.中古車輸出事業拡大 2.第三国向け中継ぎ貿易輸送事業の開始
    3.ロジスティック事業(保税倉庫) 4.中国国内買取・販売・整備事業
   ②大手海外輸出業者との業務提携の強化


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将来の見通しについて




本資料は、投資家判断の参考となる情報提供を目的とするものであり、
当社株式の購入や売却を勧誘するものではありません。
本資料には、当社グループの計画・戦略・業績等の将来予想に関する
情報が掲載されており、これらの記載は、現在入手可能な情報に
基づいて当社が判断したものであり、リスク及び不確実な要素が
含まれています。
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将来予想とは大きく異なる可能性があります。
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ついても、一切責任を負うものではありませんのでご了承下さい。



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