7601 ポプラ 2021-07-08 14:00:00
中期事業計画の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                               2021 年 7 月 8 日
各位
                                         会 社 名     株 式 会 社 ポ プ ラ
                                         代表者名      代表取締役社長 目黒 俊治
                                                   ( コード番号 7601 東証第 1 部)
                                         問い合せ先     取締役執行役員管理本部長 岡田礼信
                                                        ( TEL 082-837-3500 )

                       中期事業計画の策定に関するお知らせ



 当社は、本日開催の取締役会において、2022 年2月期から 2024 年2月期までの3年間を計画期間とする新
たな中期事業計画を策定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

                                  記

1.対象期間: 2022 年2月期(第 47 期)から 2024 年2月期(第 49 期)までの3年間

2.目   標: 流通小売業の専門商社

3.当社が目指す姿:

(1)今後の方向性
  ・
  「小規模・機動力・省コスト」の強みを活かし、大手CVSができない場所へ出店
  ・加盟店・事業者・本部がいずれも「持続可能なサービス」の提供
  ・
  「製造小売業」としてプロダクトOUTを推進
  ・ローソン・ポプラ事業の推進
(2)主力事業
  ・SS事業(スマートストア事業)   小規模・施設内店舗(マイクロマーケット)
  ・FLC事業(製造・卸事業)     弁当・惣菜卸事業、ボランタリーチェーンへの商品供給
  ・LP事業(ローソン・ポプラ事業)  CVS運営事業
    ※FLC:ファクトリーロジスティックセンターの略

(3)強化エリア
     施設数の多い首都圏、関西圏及び自社工場から供給可能な中国地域、北部九州について新規開拓を推進

(4)目標値(2024 年2月期)
  ・店舗数               421 店舗 (SS 事業:310 店舗 LP 事業:111 店舗)
  ・全店売上高            385.8 億円 (SS 事業:170.0 億円 LP 事業:215.8 億円)
  ・製造・卸事業売上高        51.0 億円
  ・営業利益              9.7 億円
  ・経常利益              7.9 億円


詳細につきましては、別添資料をご参照ください。
                                                                        以上
        中期事業計画

2022年2月期(第47期) ▶ 2024年2月期(第49期)



           2021年7月8日




              confidential
はじめに
 新型コロナウイルスの蔓延は社会に未曽有の衝撃を与え、
人々の生活スタイル、働き方など、これまでの常識が大きく変化
いたしました。

 また、ワクチンの開発接種が始まっているものの、リモートワーク
の浸透、安全性や健康意識の高まりなど、新たな価値観へと変
革した人々の考え方がコロナ前に戻ることはないと思われます。

 このような中、我々は「Withコロナ」「Afterコロナ」、新しい生活
様式を見据え、大きく戦略の転換を図ってまいります。


                                       2
               confidential
目 次

 CVSを取り巻く環境
 当社の強み
 目指す姿
   出店推進、販路拡大
   →小規模コンビニのパイオニアへ
   目標値



                         3
          confidential
               CVSを取り巻く環境
  長時間労働・人手不足・環境破壊が社会問題化!
   労働力の不足                SDG’sへの流れ           FC契約の是非

・ 働き方改革             ・   食品廃棄ロスの抑制          ・ 長期契約のしばり
(有給・ワークライフバランス定着)   ・   レジ袋有料化             ・ 年中無休、24期間営業
・ 外国人労働者への依存        ・   プラ容器使用の削減            の強制
・ 最低賃金上昇            ・   Co2排出削減            ・ 本部による強制発注
・ 24時間営業            ・   食品リサイクル率引上         ・ 見切り販売の制限
    →時短の流れ          ・   脱炭素社会への流れ          ・ ドミナント出店の影響
・ 物流費の高騰                                   ・ 中小小売振興法の改正



        従来型のCVSビジネスモデルの崩壊

 長期に及ぶ「コロナ禍」に於いて、立地・マーケット・お客様
 の行動様式の変化を踏まえた「店舗戦略」の転換が急務
                                                           4
                            confidential
      CVSを取り巻く環境
 業界の方向性と当社のポジショニング

非24時間事業の承認、見切り販売の容認などで
効率追求型の新たなビジネスモデル構築が必要なステージ


施設内の少日販店舗の閉鎖続出、既存店投資を重要視した
出店の厳格化による出店スピードの鈍化という負のスパイ
ラル

一方で、売店の高度化のニーズは多く存在しており、上位
チェーンが出店できない場所や閉鎖する施設内店舗を含め
て当社が事業者ニーズの受け皿としての展開を推進、加速
するチャンスはある

                             5
            confidential
         当社強みの再確認
 当社の特徴
 売上ロイヤリティ制度による低い加盟店負担
   ⇒低いランニングコストで事業経営

 短期間FC契約、中途解約違約金なし
   ⇒事業計画の容易な修正、迅速な判断が可能
 自社運営の弁当惣菜工場を保有
   ⇒充実した中食の提供が可能
 店舗に合わせた低投資を実現
   ⇒フレキシブルなIT対応と簡易型・カスタマイズ
    システムの構築
 立地ニーズに合わせて、品揃え、外装、内装まで
  カスタマイズが可能
                             6
            confidential
        当社強みの再確認

 自社運営の弁当惣菜工場を保有
 全方位的なキャリア決済への対応とキャッシュレス化の実現
  社員証決済も可能




                                7
             confidential
          当社強みの再確認
 独自商品の個店大量登録が可能
 例:100均店舗とコラボ店、ミニスーパーとコラボ店など、
   いずれも当社レジのみで、すべての決済が可能
       ⇒他業種とのマッチング店舗の実現




                                8
                 confidential
          当社強みの再確認
 ローソン・ポプラ事業、商品供給事業と合わせて
  大規模店から小規模売店まで対応可能

  フルスペックコンビニ   → ローソン・ポプラ
   施設内コンビニ     → ポプラ・生活彩家+セルフコンビニ
                大規模工場の場合、有人店舗を母店に最大
                8箇所のセルフコーナーを設置可能

  コンビニ未満の売店    → 商品供給事業(問屋業)




                                      9
                 confidential
      これから当社が目指す姿
 当社の今後の方向性

 自社の特徴である「小規模・機動力・省コスト」の強みを活
  かし、大手CVSが出来ない場所への出店の実現

 独自の商品政策、フレキシブルな対応により、加盟店・事
  業者・本部がいずれも『持続可能なサービスの提供』

 自社弁当工場を持つ『製造小売業』としてプロダクトOUT
  を推進

 ローソン・ポプラ事業の推進


                                10
             confidential
    当社が目指す姿(主力事業)
        ス マ ー ト ス ト ア 事 業
                                            小規模(マイクロマーケット)
                                            売店・工場・病院・大学・職域

        製   造   ・   卸        事         業
                                            弁当・惣菜卸事業
 グループ                                       ボランタリーチェーンへの商品供給

        ローソン・ポプラ事業(ポプラリテール)

                                            CVS運営事業



流通小売業の専門商社を目指す
                           小 商 圏

                ボランタリーチェーン

                               C V S                            11
                        confidential
                               グループ




(ファクトリーロジスティック事業)

                                      12
                confidential
    当社が目指す姿(強化エリア)
◆現状の店舗分布および今後の展開地域
  施設数の多い首都圏、関西圏および自社工場から
  供給可能な中国地域、北部九州について
  新規開拓を推進

  特に中国地域は最重点地域とする




        広島工場                  岡山工場




                                     13
               confidential
                当社が目指す姿(定量目標)
ポプラ連結3カ年計画
                                                          500.0
                                                                            LP売上高      SS売上高
チェーン売上高                                  (単位:億円)

       第46期         第47期       第48期       第49期                                         214.0   215.8
                                                          250.0               186.6
        2021年2月期   2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期
                                                                    345.1
SS売上高      345.1      141.4      152.2          170.0                         141.4    152.2   170.0
LP売上高                 186.6      214.0          215.8       0.0
   合計      345.1      328.0      366.2          385.8              第46期      第47期     第48期     第49期

                                                          100.0
製造・卸事業                                                                       卸事業      製造事業
製造事業        14.1        7.2        8.6            10.0
                                                            50.0
 卸事業        68.6       29.6       34.6            40.9
  合計        82.7       36.8       43.2            51.0       0.0
                                                                    第46期     第47期     第48期     第49期
店舗数
         第46期       第47期       第48期       第49期            500
        2021年2月期   2022年2月期   2023年2月期   2024年2月期                        LP店舗数        SS店舗数
                                                          400
SS店舗数        368        252        279              310                                110
                                                                                                111
                                                          300                 109
LP店舗数                   109        110              111
   合計        368        361        389              421   200      368
                                                                                                310
                                                                              252      279
                                                          100
                                                            0
                                                                   第46期      第47期     第48期     第49期
                                                                                                       14
                                          confidential
                         当社が目指す姿
46期から47期前半にかけて行う大規模構造改革から
早期黒字化を達成する
                                                               (単位:億円)
                  第46期          第47期                  第48期      第49期
             2021年2月期        2022年2月期           2023年2月期       2024年2月期
営業利益                -11.3            -17.1               4.8          9.7
当期純利益               -13.2            -11.8               4.2          7.9

 20.0
                                                                9.7
 10.0                                            4.8

  0.0

-10.0
          -11.3
-20.0                       -17.1
          第46期           第47期                第48期              第49期


        LP化、物流再編等                   出店推進                 安定的な
        事業構造改革完了                    販路拡大                 収益体制へ

                                                                            15
                                       confidential
                      年次活動計画
           第47期                    第48期        第49期
        (2022年2月期)         (2023年2月期)        (2024年2月期)

      事業構造改革完了         簡易レジ、QRコード決済型    DX型無人コンビニ
      スマートロジスティクス構築     無人コンビニの展開推進      Eコマース展開
      新FCフォーマットの確立     食堂コラボ型簡易店舗の開発    システム部門の子会社化
SS    非接触販売、無人店の推進     医療雑貨、おむつ供給事業      ・ソフトウエアの構築、外販
事業    ぷちコンビニシステム化      新店舗開発スタイルの構築      ・業務支援受託
      多チャンネルデリバリー展開    法令対応              ・システムコンサルティング
      NB商品バイイング強化       (流通BMS、インボイス)
      SNSを活用した商品開発     業務効率化の追求

      ブランド転換完了、収益化     加盟店利益の追求(+10%)   加盟店利益・本部利益最大化
LP    運営コストの適正化        FC化推進            新規出店推進
事業    人材育成プログラム        SS事業との人事交流

      製造拠点、配送拠点再編完了    工場の製造効率引上げ       製造カテゴリの拡大
      スマートロジスティクスの構築   外販事業の収益化         商品供給先の拡大
製造・   商品供給事業の再構築       商品供給事業拡大(西日本)    給食事業の展開
卸事業   外販プロジェクト立ち上げ     長鮮度弁当の発売         宅配、仕出し事業取り組み
                        冷凍中食の開発
                        配送事業の協業

      人材育成、新評価システム     企業ブランディング        女性役員登用
      女性管理職の育成         女性管理職の育成         SDGs取り組み推進
全社    DX推進             SDGs取り組み推進       新事業検討
      SDGs取り組み推進       脱プラスチック推進
                                                           16
                           confidential