7554 幸楽苑HD 2019-05-24 11:30:00
中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]
2019 年5月 24 日
各 位
会 社 名 株式会社 幸楽苑ホールディングス
代表者の役職名 代表取締役社長 新 井 田 昇
(東証第一部 コード番号 7 5 5 4 )
問 い 合 わせ 先 経営戦略部担当部長 星 野 剛
T E L 024-943-3351
https://hd.kourakuen.co.jp/
中期経営計画策定に関するお知らせ
当社は、この度、2026 年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定いたしましたので、下記のとおり
お知らせ申し上げます。
記
1.中期経営計画策定の背景
当社は、2016 年3月 31 日に中期経営計画「チャレンジ555」を公表いたしましたが、その後
に発生した異物混入事故や 2018 年3月期の特別損失計上による赤字決算を受け、当該計画の運用
を停止し、食の安全・安心を提供できる供給体制と経営管理システムの再構築を最重要課題と位置
付け、お客様からの信頼回復に努めてまいりました。その結果、2019 年3月期において、新しい体
制の下、9期ぶりの既存店お客様数前年比 100%超を達成し、創業 65 年目で初の売上高 400 億円の
突破と7期ぶりの経常利益 10 億円超となる 15 億 87 百万円を達成し、前期の赤字決算から大幅な
業績回復をさせることができました。
2020 年3月期は、前期までの「味の改革」 「マーケティングの手法の抜本的転換」 「保有資産の活
用と店舗ポートフォリオの最適化」 「筋肉質な経営」の 4 本柱の基本戦略に「増税時代に対応した
リーズナブルなメニュー」と「ワンランク上のプレミアムラインの追加」を加えた「幸楽苑 令和
戦略」を推し進め、増収増益を達成するとともに、8期ぶりの経常利益 20 億円台の達成を目指し
てまいります。
そして、2020 年3月期から始まる中期経営計画においては、社会構造の変化やお客様の嗜好の多
様性に対応できる体制づくりと企業マインドの醸成に迅速かつ大胆に取り組み、長期的かつ安定的
な企業価値の向上に努めてまいります。
2.新経営理念
当社は、本年9月に創業 65 年の節目を迎えるとともに、今般策定した中期経営計画を社内により
浸透させるために、以下のとおり経営理念を刷新いたしました。
「 我々は我々が提供するラーメンと食を通じて世界中のお客様を幸せにする 」
~ Japanese Ramen to the world ~
経営理念の刷新にあわせ、ミッションやビジョン、バリューも新たに掲げ、当社の全従業員が同
じ価値観で一枚岩となり、中期経営計画の実現に向け活動してまいります。
3.重点施策
中期経営計画をより推進させるために組織体制の強化を図ってまいります。具体的には、外部専
門家のPwCビジネスアシュアランス合同会社(東京都千代田区、代表執行役社長:丸山 琢永)
との更なる関係強化を図り、継続的な支援を得て、ガバナンス機能の強化及び業務効率化を推進し
てまいります。また、社内の実行部隊を牽引する管理職を積極的にヘッドハンティングするととも
に、取締役・監査役の役員体制を刷新し、新たなチャレンジへの加速を図ってまいります。
なお、主な施策は、次のとおりであります。
(1) 既存事業の利益改善と新幸楽苑モデルの開発
・価格改定や新メニュー導入によるお客様単価の改善
・工場の作業改善による原価率の改善
・IT化(券売機・帳票電子化・マニュアル動画化 等)の推進
・店舗従業員の標準化・最適化による人件費の低減
・新研修センターの建設と徹底した社員教育の実施
・省人化モデル、新レイアウト等の開発
・セルフ式業態、駅前業態、プレミアム業態等の開発
(2) 新幸楽苑の海外展開と新業態のグループ化
・アジアを中心とした新幸楽苑モデルの積極的な海外展開
・M&Aを中心とした新たな飲食チェーンのグループ化
(3) 新工場の建設に伴う外販事業の拡大
・新工場の建設による生産効率・生産キャパシティの増大
・製造の優位性を活かし他飲食チェーン向けOEM展開
4.数値目標
中期経営計画の数値目標は以下のとおりです。
(単位:百万円)
2020 年3月期 2024 年3月期 2026 年3月期
(見 込 み) (計 画) (計 画)
売 上 高 42,000 65,000 100,000
経 常 利 益 2,000 5,000 10,000
経常利益率 4.8% 7.7% 10.0%
120 14
売上高 (十億円、左軸)
100 12
経常利益(十億円、右軸)
10
80
8
60
6
40
4
20 2
0 0
2019/3 2020/3 2021/3 2022/3 2023/3 2024/3 2025/3 2026/3
以 上