7554 幸楽苑HD 2020-06-22 16:30:00
2020年3月期 決算説明用資料 [pdf]

  2020年3月期 決算説明用資料
    (2019年4月~2020年3月)




   2020年6月22日(月)
株式会社 幸楽苑ホールディングス
   (東証第一部 コード:7554)
決算説明用資料:目次
1.連結決算概要
2.今後の経営戦略
3.総括
4.参考資料
1.連結決算概要
1.連結決算概要
(1)連結決算ハイライト
(2)売上高・経費増減要因
(3)連結財政状態
(4)キャッシュ・フロー(CF)要因分析
(5)台風19号による被害
(6)BCAOアワード受賞
(7)連結業績予想

                       3
(1)連結決算ハイライト
                                                         (単位:百万円、百万円未満切捨)

                          2020年3月期               2019年3月期
                                                                    前期比
                      金    額      売上高比       金    額      売上高比       (%)

売        上       高    38,237      100.0%     41,268       100.0%     △7.3%

売    上       原   価    10,845         28.5%   11,711         28.4%    △7.4%

売   上    総   利   益    27,391         71.5%   29,556         71.6%    △7.3%

販 売 費 一 般 管 理 費       26,731         69.9%   27,919         67.7%    △4.3%

営    業       利   益         660        1.7%       1,636       4.0%   △59.6%

経    常       利   益         823        2.2%       1,587       3.8%   △48.1%
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当   期    純   利    益       △677       △1.8%       1,009       2.4%         -

E   P    S(円)         △45.03            -        67.83          -         -

設   備    投   資   額        1,579       4.1%       1,328       3.2%    18.9%

減   価    償   却   費        1,289       3.4%       1,355       3.3%    △4.9%

                                                                      4
(2)売上高・経費増減要因
●売上高減少要因
 ・台風19号の水害による工場操業停止
  (郡山工場管轄240店舗超が一時営業休止)
 ・新型コロナウイルスの感染拡大による
  お客様数の減少
●利益増加要因
 ・就労コントロールによる人件費の圧縮
 ・店舗数削減による運搬費と賃借料の圧縮
 ・コスト管理徹底による旅費交通費、
  水道光熱費、備品消耗品費の削減

                      5
(3)連結財政状態
                                                  (単位:百万円、百万円未満切捨)

           資産の部                             負債・純資産の部
            2020年    2019年                      2020年    2019年
                             増減額                                  増減額
             3月末      3月末                        3月末      3月末

流 動 資 産      2,810   4,564 △1,754 流 動 負 債        5,878    6,870   △992
固 定 資 産     12,546 13,692 △1,145 固 定 負 債         5,544    6,422   △878
有形固定資産       8,182   8,890   △707 負 債 合 計       11,422   13,293 △1,870
無形固定資産        178      178      0 純 資 産          3,933    4,962 △1,029
投資その他の資産     4,185   4,623   △438
                                    負 債・純 資 産
資 産 合 計     15,356 18,256 △2,900    合       計   15,356   18,256 △2,900

主な増減項目
・流動資産      現金及び預金 △1,509百万円
・固定資産      建物及び構築物 △216百万円、リース資産△503百万円
・流動負債      未払費用   △1,023百万円
・固定負債      長期借入金   △748百万円、リース債務△189百万円
                                                                   6
(4)キャッシュ・フロー(CF)要因分析
                                                    (単位:百万円、百万円未満切捨)


                                    2020年3月期    2019年3月期     増減額

営   業   活   動   に   よ   る   C   F         918       3,019   △2,101
投   資   活   動   に   よ   る   C   F       △778        △233      △544
財   務   活   動   に   よ   る   C   F     △1,605      △1,401      △204
現金及び現金同等物の当期末残高                         1,642       3,108   △1,466
                        税金等調整前当期純利益                  △1,911百万円
営業CF        増減要因        仕入債務減少                        △805百万円
                        未払費用減少                       △1,030百万円

                        有形固定資産の取得による支出増加               △195百万円
投資CF        増減要因        有形固定資産の売却による収入減少               △417百万円

                        リース債務の返済による支出減少                +103百万円
財務CF        増減要因        自己株式の取得による支出増加                 △249百万円
                        配当金の支払額増加                      △301百万円
                                                                7
(5)台風19号による被害     2019年10月
台風19号による浸水のため、郡山工場は操業停止し
東北・北関東・甲信越地方の店舗は一時休業となった
             ※災害特別損失:3億2千万円
●社長自らリカバリープランを立案
●直ちに緊急対策本部を設置し、
 小田原工場をフル稼働
●全店営業再開を早期に実現し、
 復旧にとどまることなく「収益重視型経営」
 (プロフィット・ドリブン)へ舵を切った
BCAOアワード2019 防災部門
令和元年東日本台風「災害対応特別賞」奨励賞受賞
 復旧にとどまることなく構造改革に着手
                          8
(6)BCAOアワード受賞
特定非営利活動法人 事業継続推進機構(BCAO)
➢日本の事業継続(BC)に資するためその普及・実践
 等に貢献した個人・団体を表彰
BCAO アワード 2019防災部門
令和元年東日本台風「災害対応特別賞」奨励賞受賞
➢表彰事由
 ①台風被害からのリカバリー
 ②被災経験を活かした環境変化への対応
   ・働き方改革     ・不採算店舗の閉店
   ・抜本的構造改革

  受賞を誇りとし、更なる進化を追求
                        9
(7)連結業績予想
●新型コロナウイルスの収束を見通すことが
 困難であるため、業績予想は未定とする
●今後はAfterコロナ、Withコロナを想定した
 経営が求められる
●コロナ禍が当面継続することを想定した
 経営戦略に基づき事業を展開する




ニューノーマルに適応した経営戦略が必要
                            10
2.今後の経営戦略
2.今後の経営戦略
(1)外部環境
(2)ビジョン(目標)
(3)売上増強策 6つの武器
(4)固定費管理
(5)採算性の見直し
(6)SDGsへの取組み


                 12
(1)外部環境
●新型コロナウイルスの発生拡大
 2020年 3月11日(水)  WHOパンデミック宣言
 2020年 4月 7日(火)  7都府県に緊急事態宣言
 2020年 4月16日(木)  全国に緊急事態宣言
 2020年 5月14日(木)~ 順次緊急事態宣言解除
●今後の見通し
 新型コロナウイルスの感染拡大は一時的に収束した
 しかし、第二波の発生も懸念されており
 予断を許さない状況が今後も続く見込みである

   コロナ禍が継続することを想定
                          13
(2)ビジョン(目標)
●当社はイートイン型の外食業態から、
 デジタルTechを活用した「総合食品企業」への
 変革 を目指す

 ビジネストランスフォーメーション
 ①未来の競争優位性を高めるための戦略を策定
 ②経営層だけではなく、当社全体の従業員をも
  巻き込んだ「オペレーションモデル改革」と
  「意識改革」を実行

ドラスティックな変革によりニューノーマルに適応
                           14
(3)売上増強策   6つの武器
●6つの武器により、従来のイートイン型
 ビジネスモデルからの脱却を図る
 ①「幸弁」
 ②「全商品テイクアウト」
 ③「朝食導入」
 ④「からあげ家」
 ⑤「デリバリーと通販事業」
 ⑥「Tech化 SBR」

  6つの武器により環境の変化へ対応
                      15
(3)売上増強策   ①「幸弁」
●導入背景
 コロナ禍による外食自粛傾向

 テイクアウトメニューのライン
 ナップ充実によって自家食ニー
 ズに積極的に対応していく
●特徴
 店舗内で調理された出来立て
 の餃子やチャーハンを自宅・
 職場で味わうことができる
販売方法の多様化によりお客様ニーズに対応
                   16
(3)売上増強策     ②「全商品テイクアウト」
●創業初の試み
 幸楽苑全店において、全商品の
 テイクアウト・ドライブスルーを実現
●テイクアウト
 ①お一人様からファミリーまで
  多様なセットメニュー
 ②電話予約可能
●ドライブスルー
2020年5月27日(水)より
郡山市内4店舗にて導入

幸楽苑の味と自由な食事のスタイルを両立
                       17
(3)売上増強策    ③「朝食導入」
●コロナ禍により深夜帯の売上増強は
 難しいうえに、深夜営業は高コスト
●24時間営業を廃止
 原則21時閉店、最長22時までの
 営業とする(一部23時閉店店舗あり)
●今後は朝食事業へ注力し、同時に
 健康志向のお客様の取り込みを
 図っていく
●「朝食=健康」のイメージを浸透させ
 朝食需要を積極的に喚起していく

  朝食導入により新たな顧客層を開拓
                      18
(3)売上増強策    ④「からあげ家」
●2019年6月、「からあげ家」
 事業の立ち上げ
●特徴
 ①コロナ禍において、店舗
  売上に占める割合は高ま
  っている
 ②低コストであり、投資効果
  が見込まれる
●2021年3月期以後も積極的
                     からあげ弁当
 に出店拡大していく予定       並盛 550円(税込)


   本格からあげ専門店の味を提供
                          19
(3)売上増強策             ⑤-ⅰ「デリバリー」
●首都圏
デリバリー業者との提携
2019年6月~出前館   (70店舗導入済)
2020年3月~Uber Eats(50店舗導入済)
                             出前館   Uber Eats
●地方(福島県)
タクシー業者と提携
西条タクシー    (郡山市/5店舗導入済)
フタセ交通     (郡山市/5店舗導入済)
いわきタクシー(いわき市/9店舗導入済)
会津交通    (会津若松市/5店舗導入済)

   今後も配達可能店舗を積極的に拡大
                                          20
(3)売上増強策   ⑤-ⅱ「通販」
●アクセス数UPに注力(目標:3万人/月)
 ➢ロイヤルカスタマーへと誘導
●公式サイトやSNSからのアクセス
 を強化する
●新規商品導入
 ➢「選ぶ楽しさ」からの
  「ついで買い」を見込む
●メールマガジンを有効活用する


アクセス数・リピート率UPによる売上増強
                        21
(3)売上増強策        ⑥Tech化 SBR
SBR(Store Business Reformation)
●少子高齢化・人口減少に伴い、人材の確保が
 困難な状況である
 ➢省人化施策の導入によりオペ
   レーションの効率化を進める
●タブレット+冷水器チラーを
 24店舗に設置し実験中
●追加オーダーによる増収も期待
 できる
    今期は積極的にSBR店舗を拡大
                                  22
(4)固定費管理     ①経費コントロール
●予実管理
 ➢採算性を重視した予算管理を実施する
●5~7月の3ヶ月間、役員報酬をカット
 ➢コロナ禍において役員報酬を20%~50%カット
  する等の人件費圧縮策を講じている
●本社・工場の人員配置の適正化
 ➢人員の適正配置、スリム化を実施する
●店舗標準化
 ➢優良店舗における就労時数・水光熱費・備品衛生費
  等の管理方法を全店舗へ共有する

減収に伴う減益分を固定費圧縮によりカバー
                            23
(4)固定費管理     ②工場製造原価のコントロール
●生販一体化
 従来の営業推進部(旧店舗運営部)と供給企画部
 を廃止
 ➢経営戦略部に一本化       生産管理
●目的
              企画       販売管理
 ①生産と販売の連動性を
  高め、売上最大化および
  製造原価の最小化を図る    経営戦略部
 ②生産と販売の連携強化に
  より、意思決定の迅速化および最適化を図る

生産・販売の一体管理による在庫・原価の低減
                         24
(5)採算性の見直し   営業時間の見直し

●コロナ禍により外食店舗の利用パターン
 は大きく変化した

●2021年3月期は人員不足対策と深夜帯の
 採算性の見直しを徹底していく

●少子高齢化社会を見据えた「働き方改革」
 を推進していく

 採算性確保と働き方改革の両立を追求
                        25
(6)SDGsへの取組み
SDGs推進PJチームを設置し活動中
【当社の取組例】
●海洋プラスチックゴミの削減
 ➢プラスチックストローを順次廃止する
 ➢バイオマスプラスチック製レジ袋を導入する
●健康と長寿の達成
 ➢ロカボ「おいしく、楽しく食べて、健康に」なる
  ことができる社会の実現へ向けた活動へ参加する
●持続可能な生産消費形態の確保
 ➢生産・販売の一体化政策により食料廃棄を極小化
  していく
  SDGsへの取組目標を経営戦略へ反映
                           26
3.総括
3.総括
1.2020年3月期は、台風19号および新型コロナ
  ウイルスによるマイナス影響が大きかった
2.新型コロナウイルスの収束見通しは不透明で
  あり、2021年3月期の業績予想は未定とする
3.中期経営計画も同様に、新型コロナウイルス
  の収束が見えた段階で修正等を検討する
4.新型コロナウイルスにより人々の生活様式は
  劇的に変化する
5.Afterコロナ、Withコロナを意識し、
  「総合食品企業」への「変革」を目指す
                       28
ご清聴ありがとうございました。

                  29
4.参考資料




         30
 直営店月次売上高推移(前期比)
(単位:%)
120                                                             全店売上高実績            92.6%



110




100




 90




 80

                                                                    台風19号水害


 70

                             既存店売上高実績             93.9%                                新型コロナ
                                                                                        ウイルス
 60
      17/4   17/7   17/10   18/1   18/4   18/7   18/10   19/1    19/4   19/7   19/10    20/1

                                                                                               31
 直営店月次お客様数推移(前期比)
 (単位:%)
120
                                                                全店お客様数実績            90.8%



110




100




 90




 80
                                                                    台風19号水害



 70

                            既存店お客様数実績             93.9%
                                                                                        新型コロナ
                                                                                         ウイルス
 60
      17/4   17/7   17/10   18/1   18/4   18/7   18/10   19/1     19/4   19/7   19/10    20/1

                                                                                            32
直営店月次お客様単価推移(前期比)
(単位:%)
110
                                                            全店お客様単価実績             102.0%




              新業態事業店舗数増加
105




100




                     創業祭「中華そばクラシック」販売

 95




                                                                既存店お客様単価実績          100.0%

 90
      17/4   17/7   17/10   18/1   18/4   18/7   18/10   19/1     19/4   19/7   19/10   20/1

                                                                                           33
  直営既存店月次推移(前期比・12ヶ月移動平均)
 (単位:%)
110




105




100




 95




 90




 85
      17/4   17/7    17/10   18/1   18/4    18/7   18/10   19/1   19/4   19/7   19/10   20/1

                    直営既存店売上高               直営既存店お客様数              直営既存店お客様単価

                                                                                          34
 四半期業績推移(直近2期間)                                                                    (単位:百万円、百万円未満四捨五入)
1,200


                      975
1,000                        925


 800

                                                                                   636
                                                                            601
                                   574    568
 600

                                                                      434
 400                                                           342

                                                                                                       221    213
 200
                                                71        88
        17        6
    -



△200



△400

                                                                                                △459
△600                                                                                     △504

             1Q         2Q           3Q              4Q          1Q           2Q              3Q         4Q

                              2019年3月期                                             2020年3月期
                                                営業利益           経常利益
                                                                                                             35
当社の直営店舗出店状況
≪国内都道府県別店舗数≫2020年3月末現在(2019年3月末比増減)

青 森 県   9店舗    △1   新 潟 県   19店舗   △1
岩 手 県   9店舗    △1   山 梨 県   9店舗    -
                                                    東    北
宮 城 県 47店舗     △4   長 野 県   9店舗    -
秋 田 県 15店舗     -    岐 阜 県   0店舗    △5
                                                 144店舗
山 形 県 14店舗     -    静 岡 県   14店舗   △4       北陸甲信越
福 島 県 50店舗     +1   愛 知 県   6店舗 △15
                                              37店舗
茨 城 県 42店舗     △2   三 重 県   0店舗    △4
栃 木 県 23店舗     △1   大 阪 府   3店舗    △1   関   西
群 馬 県 16店舗     △1   兵 庫 県   2店舗    △2   5店舗
埼 玉 県 46店舗     △5
千 葉 県 54店舗     △2
東 京 都 34店舗     ‐
神 奈 川 県 44店舗   △2
                                                             関   東
                                                             259店舗
                                                東    海
 国内:20都府県      465店舗                            20店舗

                                                                     36
弊社に関する問い合わせ先
 経営戦略部 大和田 Tel:024-943-5242 Fax:024-943-3726
           E-mail ir@kourakuen.co.jp
           https://hd.kourakuen.co.jp/
                                          37