7505 扶桑電通 2021-11-05 15:00:00
2021年9月期決算補足説明資料 [pdf]
決算補足説明資料
~2021年9月期決算概要と
中期経営計画ならびにSDGsへの取り組み~
2021年11月5日
目次
1 2021年9月期 決算概要
2 中期経営計画
3 SDGsへの取り組み
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1.2021年9月期決算概要
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(1)2021年9月期決算ハイライト
売上高は前期比7.5%増加の増収
営業利益・経常利益・当期純利益は前期比50%超増加の増益
2020年9月期 2021年9月期 前期比
売上高 40,358百万円 43,386百万円 7.5%増
営業利益 943百万円 1,521百万円 61.2%増
営業利益率 2.3% 3.5% 1.2%増
経常利益 1,089百万円 1,657百万円 52.1%増
当期純利益 706百万円 1,108百万円 56.9%増
配当 86円 134円 55.8%増
※
ROE 8.5% 11.8% 3.3%増
※ 2020年4月1日の株式分割を反映した配当額。
3
(2)部門別売上高の前期比増減
ネットワーク ソリューション
官庁・自治体の防災・減災に関す 自動車販売店向けシステムの更
るデジタル化ニーズに対する取り組 新案件、ヘルスケアビジネス、地方
みが好調 自治体における部局システム、
GIGAスクール対応が好調
単位:百万円 単位:百万円
15,506
13,993
13,298 13,497
16.6%増 3.7%増
2020年9月期 2021年9月期 2020年9月期 2021年9月期
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(2)部門別売上高の前期比増減
オフィス サービス
地方自治体や官庁におけるネット ソフトウェアサポートサービス、サ
ワーク機器の販売は好調 ポートデスクサービスが好調
各種サーバー機器の販売低調
単位:百万円 単位:百万円
7,792 8,121
4.2%増
5,770 5,764
0.1%減
2020年9月期 2021年9月期 2020年9月期 2021年9月期
5
(3)営業利益の前期比変動要因
2021年9月の営業利益は、前期比61.2%増の1,521百万円
増加額578百万円の主な要因は、売上高増加による528百万円
単位:百万円
原価率上昇 販管費減少
増加額 ▲28 78 1,521
578 売上高増加
528
943
2020年9月期 2021年9月期
6
(4)キャッシュ・フロー(2020年10月~2021年9月)
キャッシュ・フローは100百万円のマイナス
増加要因は、利益の増加や売上債権の減少
減少要因は、仕入債務の減少や投資有価証券等購入、配当支払い
売上債権 単位:百万円
の減少 仕入債務
+1,534 の減少 その他
▲293 ▲425
税引前
利益
+1,662 減少額
▲100
投資活動 財務活動
8,167 によるキャッ によるキャッ 8,067
営業活動によるキャッシュ・フロー
シュ・フロー シュ・フロー
+2,478
▲2,235※1 ▲343※2
現金及び現金同等物の ※1 投資有価証券取得により▲1,001 現金及び現金同等物の
期首残高 定期預金預入れにより▲520 期末残高
(2020年10月初) 有価証券取得により▲500 (2021年9月末)
※2 配当支払いにより▲262
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(5)配当政策
今期の配当は、増益を反映し、前期比55.8%増の134円
配当の基本方針(2017年9月期より適用※)※2021年10月1日の株式分割に伴い、2021年11月5日に
変更した基本方針(変更後の内容)
業績に応じた利益還元として配当性向35%程度を目安に配当を実施
安定的な配当である普通配当を1株当たり20円(中間配当10円、期末配当10円)
配当性向を目処に計算した配当が20円を上回る場合は、その差を業績連動配当として
期末に特別配当を実施
予期せぬ急激な業績の悪化や自然災害等により、通常の業務運営が困難となった場合を
除き、1株当たりの配当は年20円を下回らない
1株当たり配当額と配当性向の推移
150 200%
134.0円
175.7% 55.8%
増
150%
(注1) 1株当たり配当額は、
100 86.0円 株式分割・併合を反
映した配当額
67.5円 100% ただし、2021年10
60.0円
50.0円 月1日の株式分割を
45.0円 45.0円 41.0円 除く
50 40.0円
(注2) 2018年9月期は、
39.2% 35.1% 35.2% 35.2% 35.1% 50%
30.5% 当期純利益が僅少
18.9% 14.3% ながら安定配当なら
びに記念配当を実施
0 0% したため、配当性向
2013/9 2014/9 2015/9 2016/9 2017/9 2018/9 2019/9 2020/9 2021/9 が大幅に上昇
1株当たり配当額 配当性向
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(6)株主還元
当社は、株主還元の一環として、以下の株主優待制度を実施
2021年10月1日の株式分割後も贈呈の基準となる保有株式数に変更
は無く、実質的に制度を拡充
株主優待制度
毎年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された100株(1単元)
以上保有の株主様を対象に、株主優待制度を実施
(1)株主優待の内容
保有株式数 贈呈内容
100株以上1,000株未満 クオカード1,000円分
1,000株以上 クオカード3,000円分
(2)贈呈の時期
毎年1回、12月下旬に株主様宛の発送を予定
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(7)ROE
2021年9月期のROEは、前期比3.3%増の11.8%
利益率上昇(売上高当期純利益率0.9%増)と資産効率改善(総資
産回転率0.09増)による(財務レバレッジは減少)
11.8%
3.3%増
8.5%
売上高当期純利益率 1.7% 売上高当期純利益率 2.6%
総資産回転率 1.63 総資産回転率 1.72
財務レバレッジ 2.97 財務レバレッジ 2.68
2020年9月期 2021年9月期
(注)総資産回転率および財務レバレッジの算定においては、総資産・純資産の期中平均値を使用しています
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(8)2022年9月期業績予想
2022年9月期の売上高予想は、40,000百万円
公共セクターやシステム更新案件の減少を見込む
2022年9月期 予想
売上高 40,000百万円
営業利益 640百万円
経常利益 750百万円
当期純利益 500百万円
(注)当社は、2022年9月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準
第29号)等を適用するため、業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額と
なっており、対前期増減率は記載しておりません。
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2.中期経営計画
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(1)第1期中期経営計画(2019~2021)総括
全ての指標において、数値目標を達成
目標 2021年9月期 達成率
売上高 37,000百万円 43,386百万円 117%
営業利益 500百万円 1,521百万円 304%
営業利益率 1.4% 3.5% 250%
自治体・防災ビジネスにおける全国拠点網の連携推
進と販売促進
EncycloWMS(倉庫管理システム)の販売開始、
主な活動実績 EncycloBistron(飲食店向けオーダーエントリー
POSソリューション)におけるクラウド開発
階層別研修の充実、ワークライフバランスや勤務形態
の多様化といった働き方改革や健康経営の推進
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(2)第2期中期経営計画 基本方針
第2期中期経営計画 FuSodentsu Vision 2024
80周年さらには100周年に向けた innovation challenge
サービスビジネスの強化 新分野・新領域への挑戦
主力ビジネスの拡大
経営基盤の強化 ~人を活かす経営の推進~
ダイバーシティの推進と
人財育成の強化 健康経営の推進 ガバンナンスの充実
働き方改革
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(2)第2期中期経営計画 基本方針
1.主力ビジネスの拡大
業務ノウハウを活かしたビジネスの拡大
自治体、ヘルスケア、防災など当社の業務ノウハウを活かしたビジネス拡大
新たなネットワークビジネスの推進
最新技術などを活用し新たなワークスタイルに適したネットワークビジネスを推進
自社技術力を活かしたパッケージビジネスの強化
自社パッケージのエンハンスと各プロダクト特性に応じた拡販戦略の推進
セキュリティビジネスの推進
多様なセキュリテサービスを踏まえた、適切かつ迅速な販売体制の拡充
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(2)第2期中期経営計画 基本方針
2.サービスビジネスの強化
売上の平準化と安定的な収益の確保
ソフトウエアサポートサービスやサポートデスクサービスの更なる強化
当社サービスビジネスの推移 81億円
73億円
新たなサービスモデルの創出
新たな収益安定基盤となるサービス、サブスクリプションビジネスの創出
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(2)第2期中期経営計画 基本方針
3.新分野・新領域への挑戦
クラウドやIoTを活用したDXビジネスの事業化
お客様の課題解決を目指すビジネススタイル変革の提案強化
クラウドやIoTに関する技術力の強化
当社業務のDX推進によるノウハウ蓄積
ビジネスアライアンスやM&Aを活用した事業領域の拡大
最新技術の迅速な取得、業容拡大や人材確保などを目指す
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(2)第2期中期経営計画 基本方針
4.経営基盤の強化
新人財育成制度による技術力の向上とDX人財の育成
社内スキル認定制度による技術力向上と階層別研修など各種研修の充実
ダイバーシティの推進と働き方改革の強化
多様な人財の活躍推進、テレワークやワークライフバランスの推進
健康経営の推進
メンタルヘルスケアを含む社員健康増進への取り組み
ガバナンスの充実
リスクマネジメントやDX、SDGsを目的としたESGの推進
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(3)第2期中期経営計画 数値目標
第2期中期経営計画の最終年度(2024年9月期)における数値目標
2024年9月期 目標
売上高 42,000百万円
営業利益 840百万円
営業利益率 2.0%
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3.SDGsへの取り組み
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(1)SDGs取組方針の策定について
気候変動による自然災害の頻発と
2050年カーボンニュートラル宣言、
人権や所得格差問題の拡がり、
生産年齢人口の減少、コロナ禍に
おける社会変化等を背景に、
企業の「持続可能性」やSDGs
への取り組みが必要なことから、
扶桑電通の企業理念のもと、ステークホルダーに対してSDGsに関連する
様々な取組・施策の方向性を示す「SDGsに関する取組方針」を策定しま
した。
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(2)当社のSDGsに関する取組方針
基本方針
お客様、社員、パートナー(取引先)、株主、地域社会を重要なステーク
ホルダーとして、課題解決に取り組み、SDGsが目指す社会の実現に貢献し
ます。
活動方針
全国の拠点を通じて、持続可能な社会(未来)実現のために、地球環境
の保全や防災・減災、地域社会の活性化に貢献します。
時代の変化をいち早く捉えて、新たなビジネス価値の創出に向けた環境整
備とソリューションの企画・開発に取り組みます。
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(2)当社のSDGsに関する取組方針
価値創造モデル 4つの視点
① 人財育成・活用とガバナンス(Human Resource & Governance)
性別、年齢、職歴、人種、国籍など多様な人々の働き方やライフスタイルなどを尊重し、柔
軟で創造力豊かな人財を育成します。
リスク管理のための情報開示や法令遵守などガバナンスの強化を推進します。
② SDGsからのビジネス機会創出(Business Creation)
地球温暖化や多様化する自然災害のリスク、少子高齢化などの社会課題から新たなビジネ
ス機会を創出し、地域社会の安心・安全、活性化に貢献します。
③ 自社ソリューション開発(Unique Solution )
最新の情報技術を取り入れ新たな価値を創造すると共にパートナーと連携し、お客様の課
題解決に最適なソリューションを企画・開発します。
④ ビジネスパートナーとしての支援システム(Partner System)
全国の拠点網を活かし、お客様のICTデザインパートナーとして、コンサルティングから、システ
ム設計、開発・施工、運用、保守まで、ワンストップでソリューションを提供し、お客様の企業
価値向上とサステナビリティ推進に貢献します。
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(2)当社のSDGsに関する取組方針 概念図
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ご参考 プレスリリースおよび主なニュース一覧
2021年9月27日 ビジネスカジュアルおよびオフィスカジュアルの導入について
2021年7月28日 飲食業様向け 店舗運用をサポートする「Bistron/Cloud」を提供開始
独立行政法人 国際協力機構(JICA)が発行する「ソーシャルボンド」への投
2021年6月29日
資について
「つながる」「かんたん」「標準化」の3つのコンセプトで倉庫管理システム
2021年6月2日
「EncycloWMS」を提供開始
2021年3月15日 ネッツトヨタ富山株式会社様 モータースポーツ活動への協賛について
2021年3月5日 「健康経営優良法人2021(大規模法人部門)」認定について
2021年1月12日 サービス付き高齢者向け住宅用「PBX-ナースコール連携サービス」
IPA「情報セキュリティサービス基準適合リスト」は『SasaL AIペネトレーションテス
2021年1月5日
トサービス』を登録
2021年1月4日 「2020年度情報通信エンジニア優良団体」受彰について
2020年12月15日 CITソリューション「FusoCallKeeper」Ver.11をリリース
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実際の業績は、今後の様々な要因によって予測数値と異なる可能性があります。
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かじめご了承ください。