7462 J-CAPITA 2020-12-30 14:30:00
当社臨時株主総会に係る株主提案に対する当社取締役会の反対意見に関するお知らせ [pdf]

                                         2020 年 12 月 30 日

各    位
                         会社名    ダイヤ通商株式会社
                         代表者名   代表取締役      北野 稔
                                 (JASDAQ・コード:7462)
                         問合せ先   管理部マネージャー新島 裕一
                         電 話    03-5977-1561


          当社臨時株主総会に係る株主提案に対する

          当社取締役会の反対意見に関するお知らせ

 当社は、2020 年 12 月 22 日付「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」にお
いて当社株主(以下「提案株主」といいます。      )より、臨時株主総会の招集請求に関する書面(以
下「本招集請求書」といいます。      )を受領し、その対応について検討を重ねてまいりましたが、本
日開催の取締役会において、本株主提案に反対することを決議いたしましたので、反対理由と合
わせてお知らせいたします。



                         記

1. 提案株主

    田賀 健太郎氏   田中 理氏   尹 妙子氏   尹 友梨佳氏

2. 株主提案内容

    (1) 取締役北野稔、同甲斐祥哲、同菊池新治、同小林茂和及び同辻角智之の解任
    (2) 取締役 3 名(小沢常浩氏、泉田健作氏、井沢宅蔵氏)の選任
    (3) 監査役 1 名(川島正暉氏)の選任

3. 本株主提案に対する当取締役会の反対意見

     令和 2 年 12 月 30 日に開催された当社取締役会において、以下の理由により、本株主提案
    に反対の意見表明を行うことを決議しました。

    ① 現経営体制による業績の向上と財務体質の改善
     当社は、経営資源の有効活用をテーマに組織体制並びに管理体制の見直しや環境に応じた
    運営方針による収益力の改善、  財務体質の改善を推進し、   当社事業の具体的な改善施策から、
    企業価値を高めてまいりました。そして 2014 年 3 月期まで続いた赤字体質を脱却し、2015
    年 3 月期より株主配当を復活、継続させるなど、真摯に株主価値の向上を含めたすべてのス
    テークホルダーの皆様から信頼を得るための施策を積極的に進めて参りました。またコロナ
    禍でありながら事業部ごとの強化・効率化を的確に行い、今期につきましても 7 期連続の業
    績黒字に向けて順調に業績が推移している状況です。
     当社の赤字体質からの脱却や 6 期連続の黒字化は、まさに現取締役会の構成員である取締
    役らの経営判断や当社従業員らの尽力の賜物であると考えており、当社取締役会は引き続き
    従業員と一致団結して企業価値向上に努め、責任を持って利益を創出できる企業へと革新し
    ていく所存でございます。
② 適正な監査状況
 当社監査役は 3 名体制で会計・法律・税務に精通した人物が当社監査役としての職務を全
うしており、当社の監査機能、コーポレート・カバナンス体制の充実、強化を充分に果たし
ております。従いましてここで新たに社外監査役 1 名を選任する必要性はないと確信してお
ります。

③ 本株主提案が承認された場合、一般株主の皆様を含む多くのステークホルダーの不利益
  となる懸念。
 当社の主たる事業であるサービスステーション事業(ガソリンスタンド)及び専門店事業
(サイクルショップ)は、高度の専門性及び取引先等のステークホルダーとの間における強
固な信頼関係が要求される分野であり、現取締役らは、これらに必要とされる能力や人的関
係を兼ね備えた余人を以て代えがたい存在です。
 現取締役 5 名の解任と新たな取締役 3 名(小沢常浩氏、泉田健作氏、井沢宅蔵氏)選任を
内容とする本株主提案が承認可決された場合には、当社のサービスステーション事業や専門
店事業の運営業務に通じた 5 名の取締役が全員解任され小沢氏ら 3 名の候補者で経営が行わ
れることとなりますが、解任に伴い業績の大幅な減退や仕入先や提携先などとの間の信頼関
係の維持等が困難となり、現取締役らによって築かれた企業価値の大きな毀損につながるも
のと判断しております。
 従いまして当取締役会は本株主提案に対して断固として反対し、当社は株主様によって本
株主提案が否決されることが当社の企業価値向上にとって最良であると確信しております。



                                        以 上