7375 M-リファインバスG 2021-11-30 16:40:00
事業計画及び成長可能性に関する説明資料 [pdf]

事業計画及び成長可能性に関する説明資料




   株式会社リファインバースグループ
     (東証マザーズ:7375)




       2021年11月30日
INDEX



    1      会社概要




    2      廃プラ関連市場の動向




    3      高い成長性を備えるリファインバースグループの事業




    4      リスクと対策



株式会社リファインバースグループ                 Copyright© REFINVERSE Group, Inc. All rights reserved.   1
    1      会社概要




    2      廃プラ関連市場の動向




    3      高い成長性を備えるリファインバースグループの事業




    4      リスクと対策



株式会社リファインバースグループ                 Copyright© REFINVERSE Group, Inc. All rights reserved.   2
会社概要

廃棄物を原料として様々な素材を作り出す次世代型素材メーカー

                            “日本を、資源大国にしよう。”
                                会 社 名 :      株式会社リファインバースグループ
                                代 表 者 :      代表取締役社長              越智 晶


                                資 本 金 :      149百万円(2021年 7月)
                                設   立 :      2021年7月
                                本社所在地:       東京都中央区日本橋人形町
                                事 業 拠 点:     千葉工場 千葉県八千代市
                                             一宮工場 愛知県一宮市
                                             リファインバースイノベーションセンター 千葉県富津市




                                従 業 員 :      153名(グループ全体)
                                関 連 会 社:     リファインバース株式会社
                                             株式会社ジーエムエス
                                             リファインマテリアル株式会社


株式会社リファインバースグループ                          Copyright© REFINVERSE Group, Inc. All rights reserved.   3
沿革

2003年に前身であるリファインバース株式会社を設立。以降カーペットタイルやナイロン樹脂のリサイクルを中心に事業を拡大

                                                                                                                2021年
                                                                                         2019年
                                                                                                                 ⚫   株式会社リファイ
                                                                                                リサイクルナイロン            ンバースグループ
                                                                      2017年                 ⚫

                                                                                                製造拠点の一宮              設立。持株会社
                                                                                                工場竣工                 体制へ移行
                                                  2016年                 ⚫   開発拠点である
                                                                            リファインバースイ       ⚫   再生ナイロンコン
                                                      ⚫   日東化工(株)           ノベーションセンタ           パウンド「リアミド」
                                                          よりリサイクルナイ         ー(RIVIC)竣工          を販売開始
                                   2011年                  ロン樹脂事業を
                                                          承継            ⚫   建設系廃棄物を         ⚫   ソリューション事業
                                     ⚫   住友商事・住江                            原料とした製鋼             を開始
                   2006年                 織物と共同開発し     ⚫   東証マザーズ上           副資材の製造販
                                         たリサイクルカーペッ       場                 売を開始            ⚫   再生スーパープラ
                                         トの販売開始                                                 スチック事業を開
                   ⚫   千葉県八千代市                            再生樹脂製造子                               始
   2003年               でカーペットタイル
                                                      ⚫

                                                          会社リファインマテ
                       リサイクル工場操                           リアル(株)設立
                       業開始
        リファインバース
                       (千葉工場)
    ⚫

        株式会社を
        設立




株式会社リファインバースグループ                                                               Copyright© REFINVERSE Group, Inc. All rights reserved.   4
当社が目指す姿

廃プラに対する価値観を転換し素材化の資源として開発する事で、サーキュラーエコノミーへの変革をリードする。




 Mission                                  当社ビジネスモデルイメージ
                                従来の流通

   焼却・埋立をゴールとする従来の廃棄物処理に
                                 天然資源       素材           加工           消費者         焼却・埋立

   おける価値観・社会通念を変革することにより、                  メーカー         メーカー



   サーキュラーエコノミーへの変革をリードする。

                                                       ソリューション



 Vision
   “資源開発”、“素材化”、“ソリューション”の機能               素材化                       資源開発
                                                                                当社が担う役割

   連携により「新たな富を創出」させるビジネスを拡大
                                   販売     マーケティング          製造          開発          調達
   させる。




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事業ごとの製品・サービス
リファインバースグループは産廃処理事業と再生樹脂製造販売事業の2つの事業で成り立つ。新規取り組みは単体事業として
成立するまでは再生樹脂製造販売事業として計上。



                           株式会社リファインバースグループ




   再生樹脂製造販売事業                                         産業廃棄物処理事業


    カーペットタイルリサイクル                                     収集・運搬

    再生ナイロン                                            中間処理
       漁網リサイクル
       エアバッグリサイクル
                                                          ⚫ 小規模解体工事→収集運搬→中間処理の
                                                            一貫体制による高い利便性・対応力

    製鋼副資材                                                 ⚫ 住宅系リノベーション市場拡大による建築系廃
                                                            棄物全般処理も受託


    ソリューション

    ケミカルリサイクル用原料供給(今後実施)



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業績推移
コロナ禍の影響を受けながらも8期連続増収・過去最高売上高を達成。再生樹脂事業の再生ナイロンやソリューションなどの伸長に
よる売上増が貢献。再生樹脂事業への先行投資による赤字が継続したが順調に成長し利益を生み出す事業へと転換。


                《連結売上高推移》                                      《連結営業利益・EBITDA》
                                               単位:百万円                                                   営業利益
  単位:百万円
                                       2,722           327
                              2,695                                                                     EBITDA
                                                 280


                                                                                                             181
                     2,526
                                                                     136


            2,411
                                                                                                30
                                                                12

   2,295

                                                                                                       ▲ 50
                                                                                 ▲ 90


                                                                                         ▲ 179

                                                                           ▲ 255
 17年6月期    18年6月期   19年6月期   20年6月期   21年6月期   17年6月期        18年6月期        19年6月期       20年6月期        21年6月期



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    1      会社概要




    2      廃プラ関連市場の動向




    3      高い成長性を備えるリファインバースグループの事業




    4      利益計画



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廃プラ処理市場の大きな変化

廃プラの処理市場はケミカルリサイクルやマテリアルリサイクルが加速し現在の中心であるサーマルリサイクルから置き換わる見込
み。また、生み出された再生素材を製品化し販売する市場は未だ大きなプレーヤーがおらずブルーオーシャン。

 (億円)
 10000
                                  日本国内の廃プラの処理市場と再資源化製品市場の規模推移

  9000


  8000


  7000


  6000                                              リサイクルの取り組みの進
                                                    展とともに再生製品の販売                                                                    再資源化製品
  5000   製品販売                                       市場が成長                                                                           再利用される廃プラ
          市場                                                                                                                        廃棄される廃プラ
  4000


  3000

         廃プラの                                       サーマルリサイクルからケミ
  2000
         処理市場                                       カル/マテリアルリサイクルへ
                                                    の置き換わりは入口の廃棄
  1000
                                                    処理ビジネスのプレイヤー
                                                    も変わる。
     0


                                   現在                                                         将来
         •   「2019年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 マテリアルフロー図」に記載の廃プラスチック排出量と当社独自の計算式により市場規模推定。




                                                                        出所:一般社団法人プラスチック循環利用協会HP 「2019年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 マテリアルフロー図」




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廃プラ処理に関する市場変化の背景

ESGやSDGsが広まりや廃プラに関する各規制が強化されることにより、多くの企業が脱炭素・サーキュラーエコノミーの実現を
目指して事業化を加速。これまでにない再生資源・製品の市場が今後急速に拡大していく見込み。

 社会の潮流                      廃プラの資源循環に向けた動き

 ESG、SDGsの広まり               企業が廃プラの循環利用に注目
  ⚫ 対応遅れによる企業評価の低下、それに伴う投   ⚫ 廃棄までの製品責任の発生に伴い、従来のCSRと
    資機会逸失                     してのリサイクル活動ではなく廃プラの循環利用を前
                              提とした事業構造への変革を推進
  ⚫ 対応遅れ、対応不十分による顧客離れ
                            ⚫ 廃プラのライフサイクルでのCO2削減に向け、
  ⚫ 規制強化時の事業喪失リスク
                              LCA(ライフサイクルアセスメント)などの新たな指標を
                              導入
                            ⚫ 廃プラの再生資源を利用したビジネスを促進


                                                                         サーキュラーエコノミーの実現
                                                                         再生製品の市場が拡大
 廃プラ処理に対する規制の拡大             各企業で廃プラの処分方法を再検討
 ⚫ 改正バーゼル法による廃プラの輸出規制       ⚫ 国内での廃プラ処理を完了する必要が出たため、
                              自社内など再利用を検討
 ⚫ 東南アジア途上国各国の廃プラ輸入規制
                            ⚫ 廃プラを国外に持ち出せなくなった結果、高騰する
                              廃プラ処理費削減に向けた排出量抑制に取り組み




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    1      会社概要




    2      廃プラ関連市場の動向




    3      高い成長性を備えるリファインバースグループの事業




    4      リスクと対策



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廃棄物の資源活用に必要な機能

廃棄物を資源として活用するには原料調達から資源・素材として循環利用に至るバリューチェーンを繋ぐ機能が不可欠。
当社は“資源開発” ”素材化” ”ソリューション”の3つの機能で構成。
                         従来の流通


                           天然資源     素材        加工    消費者   焼却・埋立
                                   メーカー      メーカー



   再生樹脂製造販売事業
                                                                                     産業廃棄物処理事業
                                  ソリューション
                                          廃棄物を資源・素材化
                                          するための仕組みを
                                          提供・構築




        素材化                                                   資源開発
                              各機能が相互影響を与えながら強い                           資源・素材として活用可
              独自技術で           シナジーによって成長するビジネスモデル                        能な廃棄物の調達機能
              廃棄物を素材へ再生
                                                                         の最適化

         ⚫ 独自分離技術を核とした付加          素材化により廃棄物がマイナス価値              ⚫ 素材・資源として活用する事
           価値の高い素材の製造             からプラス価値へ転換                      で得られるコスト競争力により
                                                                  調達能力を強化


         ⚫ 調達量の増加による規模の拡      調達量の増加により両事業の規模が拡大                ⚫ コスト競争力を源泉に調達量
           大とブランディングによる付加価
                       従来の流
                       通
                                                                  を増加させることでビジネスが
           値の伸長                                                   拡大


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資源開発:資源・素材として活用可能な廃棄物の調達
資源開発は廃棄物を資源として捉え、素材や資源として活用可能な廃棄物を調達するための機能。
従来の最終処理場(埋立地)をゴールとした既存の静脈産業に依存しない新しいバリューチェーンの構築で最適化を図る。

資源開発の機能フローと事業優位性
                                                  当社と従来の産廃処理業者の違い
 当社
                                                                                              資源・素材
                               費用
                                                                                              販売の利益
                                                                                              (売上-素材化コスト)
                                                                   利益大
                利益                               利益                                           最終処理
                                                                                              費用発生無し
              処理委託費収入
              原料の獲得
                             廃棄物を資源として活用 資源供給
                                                原料販売
     廃プラ排出者                  することを前提とした新たな      素材販売
                        資源開発 バリューチェーンを構築。                                    処理委託費

                                                                          当社の利益構造


                                                当社では最終処理場をゴールとしない
                                                バリューチェーンの構築で高い収益性を確保


 従来の産廃処理業者


                               費用                費用                                           最終処理
                   利益
                                                                                              費用発生
              処理委託費収入                 最終処理費用
     廃プラ排出者                  競合他社               最終処理場              利益小
                                                                             処理委託費

                                                                          他社の利益構造




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素材化:再生樹脂等を製造するマテリアルリサイクル
素材化機能は独自技術により、技術的ハードルが高く未だ利活用することのできていない廃プラから高い付加価値の素材を
開発。素材の提供のみに留まらず製品化のための加工技術やマーケティングなどバリューチェーン全体をフォロー。

素材化機能のフローと事業優位性
                                                                     当社と競合他社の違い
 当社
                              ⚫ 従来マテリアルリサイクルができてい
               顧客の要望            なかった廃プラを素材化するための    消費者に提供したい価値                         ニーズ
                                分離技術の開発
                                                                       加工メーカー
    資源開発                                                                                             消費者
                                                                      最終製品メーカー
                        素材化   ⚫ 再生素材の加工特性を加味した
               最適な資源            加工技術まで検討を行い、最終      最適な素材を開発・提供                        製品提供
                                用途まで見据えた製品を開発

                                   複合素材の                             素材の加工方法も
                                  リサイクル技術                              併せて提案


                                      従来困難であった                                当社は顧客と一体となって
                                      廃プラのリサイクルを実現                            製品化・マーケティングまでフォロー
 一般リサイクル製品メーカー
                                   単一素材の                             素材の使いこなしは
                                  リサイクル技術                              顧客任せ


                       資源購入                          素材の販売
    再生資源メーカー                      リサイクル製品メーカー                           加工メーカー




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素材化事業の事例
市場には未だ多くの処理困難な廃プラが存在しており、その処理技術を開発することにより新たな素材化ビジネスの構築を志向。
素材提供にとどまらず顧客と一体となって最終製品の企画・生産などをフォローしサプライヤーとして強固なポジションを確立。

素材化の事業の進め方

市場の課題              当社                これまでの開発例                   素材の製品化の例




 未利活用廃プラが多く存在      複合素材を分離する技術を活かし
                      処理技術を開発
 顧客ごとに                                 廃棄カーペットタイルの              カーペットtoカーペット
                                       繊維と塩ビ層の分離                 「ECOS」 スミノエ
 様々な課題が存在                                                                                技術的ハードルクリアで

                                                                                         ニッチな市場の
                                                                                         トップサプライヤー
                                                                                         として存在感を発揮



                                                            リアミドを活用した生地のバッグ
                                                               写真提供:豊岡鞄



                                     使用済みエアバッグや廃棄漁網を
                                        ナイロン樹脂に加工
                                           「リアミド」



                                                         リアミドを使用したフレームのサングラス
                                                              写真提供:JINS


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“資源開発“と”資源・素材化”のシナジー
カーペットのマテリアルリサイクル事業の成長により、廃カーペット回収をフックとして新たに内装系廃棄物全般の処理へと資源開
発事業の領域が拡大。今後も資源・素材化の出口の事業化が進むことでシナジーを生み資源開発事業が成長。

事業の深耕

 PHASE.1                     PHASE.2                    PHASE.3
 資源開発の当初ビジネス(CTR事業開始当初)      現場ごとの廃棄物の包括受注開始             資源開発関連事業の拡大




   カーペット            カーペット     カーペット            カーペット        カーペット                            カーペット
           資源開発
    タイル            タイルメーカー     タイル            タイルメーカー        タイル                            タイルメーカー

                                       資源開発
                               内装系                           内装系                              消費財
                                              素材メーカー
                               廃材                            廃材                               メーカー

                                                                             資源開発

                                                             繊維系
                                                             廃プラ                            素材メーカー



                                                            包装材                               ケミカル
                                                            廃プラ等                             リサイクラー

                                                                ・                                ・
                                                                ・                                ・
                                                                ・                                ・



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ソリューション:各機能を活用し新たなビジネスを創出
“資源開発”、“素材化”の各機能や既存事業で構築した商流などの活用により顧客のニーズを満たす仕組みづくりを実施。
ビジネス全体をデザインすることを通じて多様な収益源を生み出し、ノンアセット型の収益モデルを確立。

顧客へのソリューション提案実施フロー


       顧客ニーズ収集                  顧客との事業検討                                ソリューション事業の収益

    ニーズ例                                                              例
                                ⚫ 既存事業の枠に収まらない
       サーキュラーエコノミーに               顧客の困りごとを解決する                        事例①※詳細はP.18にて説明
       取り組みたい!                    新規事業の創出
                      ソリューション
                                                                      ⚫ 廃棄物有効活用に関する
                                ⚫ ノンアセット型のビジネス創出                        コンサルティング
                                  など収益源の多様化実現                         ⚫ 機械設備設計・販売
                                                                      ⚫ 取引の仲介手数料

    サーキュラーエコノミー関連
         担当者

                                                                      事例②※詳細はP.19にて説明
       経営を圧迫する廃プラの                                                    ⚫ OEMによる
       処理費用を何とかしたい                                                      素材生産能力の拡大
                                資源開発・素材化
                                                                      ⚫ 設備のエンジニアリング費
                                                                      ⚫ 機械設備販売
                         ⚫ 顧客ニーズに沿った                                  ⚫ 事業ライセンス費
                           サービス実務を担当                                  ⚫ 輸送費ダウン

     各メーカーの工場
       担当者
           ・
           ・
           ・

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ソリューションの取り組み事例①

顧客に廃プラの資源化装置を提供し自社内で廃棄物を資源化できる体制を構築することで当社経由の新たな商流を構築、
従来産廃処理業者に支払っていた廃棄処理費の大幅な削減を実現。

顧客の処理費低減プロジェクト

 Before
                         処理コスト負担が大きく、何とか軽減できないかと当社に相談
            中間処理費


                             中間処理費+最終処理費                        最終処理費
                    顧客                     中間処理業者                                       最終処理業者

   最終処理費

 顧客の以前の
 廃棄物処理コスト

                         顧客がダイレクトに素材メーカーに資源として供給するサプライチェーンに変革
 After
            中間処理費


                                            処理費
                    顧客                                                                  素材メーカー

    処理費
                                           ソリューション
 顧客の現在の                        取引仲介                          素材メーカーとの取引の仲介
 廃棄物処理コスト
                          最終処理業者に納入するための
                          加工機械設備を設計・販売

                                                                    サプライチェーンのによりコスト
                                                                    ダウン達成


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ソリューションの取り組み事例②
収益モデルを確立した事業の拡大に向け他社との協業による最適地生産。ライセンス供与、機械設備の設計・販売で
現地での素材生産体制を構築。パートナー企業で生産される素材を自社ブランドで販売するノンアセット型の規模拡大モデル。

ナイロンの地産地消モデルによる事業拡大

 事業立ち上げ                            新規事業の収益モデルを確立


                                                                                 最終製品
                          漁網回収                     素材販売                           販売
                                      素材化                          各メーカー                        消費者




 漁港

 事業拡大                 パートナー企業へのライセンス発行でOEMによる生産量拡大

                   漁網回収     素材化
                                              販売                   各メーカー                        消費者
                            (自社)
                                                       素材                       最終製品
                                                      販売量拡大                     販売量拡大




                   漁網回収      素材化
                          (パートナー企業)
                                                                      収益性改善、販売量拡大と併せ
                                            ソリューション
                           ⚫ 現地資源化機械設備を                               ライセンスの提供による
                             設計・販売                                    ノンアセット型ビジネスを確立
                           ⚫ 事業ライセンスの発行

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拡大する市場をカバーする機能を充足させ成長を目指す
今後拡大が見込まれるケミカル・マテリアルリサイクル市場に対して“資源開発”“素材化”“ソリューション”機能を強化し事業化。
他社にはないユニークな3機能の連携により高いシナジーを得る事で成長する市場におけるシェアの早期確保を狙う。

   日本国内の廃プラの処理市場と再資源化製品市場の規模推移

                                                         (億円)

                                                                                     当社独自の分離技術により生み出された
                                                                                     資源・素材を顧客ニーズに合わせて販売
                                                                            素材化      することによる収入獲得
                                             5100
                                                         製品販売
                                                          市場

            1887                                                                     既存事業の枠に収まらないノンアセット型
                                                                                     のビジネスを創出することによる収益源の
                                                                           ソリューション 多様化を実現
            1000
                                                         廃プラの
                                             3100        処理市場

            3100                                                                     廃棄物を資源として活用することを前提と
                                                                                     した新たなバリューチェーンを構築し、処理
                                             1000                          資源開発      事業のゲートフィ―を拡大
             現在                              将来
            廃棄される廃プラ       再利用される廃プラ       再資源化製品

    出所:一般社団法人プラスチック循環利用協会HP 「2019年プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 マテリアルフロー図」




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中期成長イメージ
成長が加速する廃プラリサイクル市場において今後数年間の売上高は年平均30%の高い成長率を目標とする。




            《売上高成長イメージ(中期)》

                                     ✓ ケミカルリサイクル
                                                                         新規取組分野
                                       原料供給

                                     ✓ 漁網リサイクル
                   CAGR30%目標         ✓ エアバッグリサイクル                        高成長
                                     ✓ ソリューション


            3,396百万円
 2,722百万円                            ✓ カーペットリサイクル
                                                                         安定成長
                                     ✓ 産業廃棄物処理



 2021年6月期   2022年6月期   ・ ・ ・   202x年6月期




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成長に向けた事業施策
各領域において様々な事業施策を検討中。
今後サーキュラーエコノミーへの急激な変革によって生まれるビジネスチャンスを具現化することで成長を目指す。


 《成長に向けた検討中施策例(売上計上見込み時期)》


              ✓ 漁網リサイクルのライセンス提供による北海道での事業化(実施中)
              ✓ エアバッグリサイクルの某商社との協業による海外事業化(2022年以降)
     素材化
              ✓処理困難廃棄物の新規マテリアルリサイクル事業(2022年以降)



              ✓ オンサイト処理によるサプライチェーン改革(実施中)
              ✓自社開発の廃棄物処理業務システムのSaaS化によるDX推進(2022年以降)
   ソリューション
              ✓ 廃棄物資源のトレーシングシステムによるプラットフォーム化(2023年以降)



              ✓ 廃プラ排出事業者のサーキュラーエコノミー実現のアライアンス構築(実施中)
              ✓ ケミカルリサイクル向け廃プラ資源の開発・調達システムの構築(実施中)
    資源開発
              ✓産廃業界の統合・再編による静脈産業の効率化(2023年以降)


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経営指標と事業計画
今後大きく伸長する市場においていかにシェアを確保できるかが重要と考えているため対前年売上高成長率を重要指標として
設定。また先行投資の影響が大きい現状で正しく企業価値を評価するための指標としてEBITDAについても管理。


                     2022年6月期
       経営指標
                        目標
                                    (百万円)
                                                       売上高/売上高伸長率
                                    4000                                        125%    140%
                                            105%     105%      107%     101%            120%

                     対前年25%伸長
                                    3000
        対前年
                                                                                        100%
                                                                                        80%
                                    2000
      売上高成長率       (売上高 3,396百万円)   1000    2411     2526      2695     2722
                                                                                 3396   60%
                                                                                        40%
                                                                                        20%
                                       0                                                0%
                                            2018     2019      2020     2021     2022
                                                                                 (目標)
                                                      売上高             対前年売上伸長率



                                    (百万円)
                                                            EBITDA
                                     500                                         441
                                     400
                                     300
                                                                         181
        EBITDA        441百万円
                                     200    136
                                     100                        30
                                       0
                                    -100
                                                     ▲ 90
                                    -200
                                            2018     2019      2020     2021     2022
                                                                                 (目標)
                                                             EBITDA




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セグメント別売上高・利益

産廃処理事業はコロナ影響のマイナスから回復し安定的な売上・利益を維持。再生樹脂事業は再生ナイロンの収益が大きく改
善。
    (百万円)
     1600


     1400


            660                                                                    596
     1200


     1000
                                   382                 403

     800


     600

            900                                                                    962
     400
                                   767                 791

     200

                       174                     112                  97                            186
        0
                       -62                                                                         -5
                                              -136                 -162
     -200
            売上高        利益          売上高        利益       売上高          利益            売上高              利益

                  上期                     下期                   上期                           下期

                            2020年6月期                                     2021年6月期

                                          産廃処理事業     再生樹脂事業




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産廃処理事業 重要経営指標「受注件数」
産廃処理事業の受注件数は売上高に直接携わる指標であるため注視。
2021年はコロナ影響による大幅な落ち込みからは回復。その結果、通期での売上・利益は過去最高を更新。


                                                          《産廃事業受注件数・セグメント利益推移》



                                                                                                                                           7,090 7,590 7,308
                                                                                                                                                                           140,000
 受注件数(件)                                                                               7,039
                                                                   6,702 6,747                   6,781 6,798
                                6,385
  6,206 6,140 6,212 6,318 6,425                                                                                                  6,161                                     120,000




セグメント利益(千円)                                                                                                            4,941                                               100,000



                                                                                                                                                                           80,000



                                                                                                                                                                           60,000
                                                                                                                                                   106,175
             91,117                      中国廃プラ                                         94,495
                                        輸入禁止影響                     82,951 87,146                 79,753 78,883
                                                                                                                         コロナ影響
                                                                                                                                                                 79,982
                         75,801                                                                                                            77,039                          40,000
  68,899
                                                       59,788
                                                                                                                                                                           20,000
                                   34,300                                                                              33,567 30,279
                                             13,468
                                                                                                                                                                           0
   17年7-9月   17年10-12月   18年1-3月   18年4-6月   18年7-9月   18年10-12月   19年1-3月   19年4-6月   19年7-9月   19年10-12月   20年1-3月   20年4-6月   20年7-9月   20年10-12月   21年1-3月   21年4-6月




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持続的成長に向けた事業基盤強化の具体例
三菱ケミカルとの資本業務提携によるケミカルリサイクル事業化や鈴木商会との業務提携による北海道での漁網リサイクル事業
化など来期以降も持続的な成長をするための基盤を強化。

         《鈴木商会との提携に関するリリース》       《三菱ケミカルとの提携に関するリリース》




     ※2023年6月期から収益貢献見込み        ※2024年6月期から収益貢献見込み


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    1      会社概要




    2      廃プラ関連市場の動向




    3      高い成長性を備えるリファインバースグループの事業




    4      リスクと対策



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想定されるリスクと対策

         想定されるリスク          発生の可能性   事業への影響度                        リスクへの対策


                                                   ⚫ 排出事業者から直接資源を回収する
 オフィス需給の減少によるリサイクルカーペット需
                             中        中              ルートを強化
      要の減少、供給量の減少
                                                   ⚫ ソリューション提案による新規パートナー獲得

                                                   ⚫ 生産力革新による歩留まりの向上と生産ライ
                                                     ンの稼働率向上
 バージン樹脂の価格下落に伴う再生樹脂の相
                             小        中            ⚫ 生産工程の効率化による人件費圧縮
      対的価格競争力喪失
                                                   ⚫ パートナー企業における処理による輸送コス
                                                     トなどの削減
                                                   ⚫ 廃プラの性状ごとの処理技術・ノウハウの蓄
                                                     積の継続
  他社の技術革新に伴う当社技術の相対的陳
                             小        大            ⚫ 市場へのいち早い参入によるデファクトスタン
          腐化
                                                     ダードの構築


 当社再生樹脂製造技術と同等技術に関する
                                                   ⚫ 特許出願状況の随時確認
 他社の特許出願による他社知財権の侵害とそ        小        大
       の損害賠償の発生


                                                   ⚫ 遵法の徹底
 法制度の変更などを原因とした許認可取り消し                             ⚫ 法改正情報の収集徹底
                             小        大
  による産廃事業の停止、資源回収の停止                               ⚫ パートナーとの連携など資源確保手段の多
                                                     様化




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想定されるリスクと対策

XXXX
           想定されるリスク                   発生の可能性          事業への影響度                            リスクへの対策

                                                                         ⚫ Web会議や社内チャットツールの活用による
                                                                           テレワークの拡大
        COVID-19感染症拡大                     大                小             ⚫ ワクチン接種希望者に向けた他社職域接種
                                                                           情報の共有

                                                                         ⚫ 従来の中途採用に加え、新卒採用の実施
                                                                           (23年より開始予定)
 少子化に伴う労働人口の減少による人手不足                     大                中             ⚫ 退職者の復職の推奨


                                                                         ⚫ 管理機能の複数拠点への分散
                                                                         ⚫ BCPの事前策定
       大規模災害による操業の停止                      小                中


 ⚫ 当記載は事業リスクです。その他、財務関係におけるリスクについては有価証券報告第2章 「事業の状況」 記載内容をご参照ください




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将来見通しに関する注意事項



 本発表において提供される資料ならびに情報は、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みます。
 これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き
 得る不確実性を含んでおります。


 それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的
 な経済状況が含まれます。



 次回の「事業計画及び成長可能性に関する事項」の開⽰は、2022年9月の株主総会後を予定しております。




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