7371 M-全研本社 2021-08-10 15:00:00
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月10日
上 場 会 社 名 全研本社株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7371 URL https://www.zenken.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 林 順之亮
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名) 鷲谷 将樹 (TEL) 03-3349-0451
定時株主総会開催予定日 2021年9月28日 配当支払開始予定日 2021年9月29日
有価証券報告書提出予定日 2021年9月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け、個人投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年6月期の連結業績(2020年7月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期 6,216 6.7 1,273 68.8 1,320 74.9 956 153.6
2020年6月期 5,827 △9.1 754 △1.6 754 17.9 377 △62.7
(注) 包括利益 2021年6月期 972百万円( 161.9%) 2020年6月期 371百万円( △63.5%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年6月期 85.14 77.75 9.7 10.5 20.5
2020年6月期 33.65 - 4.3 6.6 13.0
(参考) 持分法投資損益 2021年6月期 -百万円 2020年6月期 -百万円
(注)1.当社は、2020年5月23日付けで普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っております。
前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
2.「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式は存在するものの、2020年6月期に
おける当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年6月期 13,506 10,679 79.1 901.02
2020年6月期 11,570 8,982 77.6 801.29
(参考) 自己資本 2021年6月期 10,679百万円 2020年6月期 8,982百万円
(注)当社は、2020年5月23日付けで普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っております。
前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額を算定しております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年6月期 1,510 △50 496 4,189
2020年6月期 702 △450 △147 2,233
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年6月期 - 0.00 - 2.00 2.00 22 5.9 0.3
2021年6月期 - 0.00 - 10.00 10.00 118 11.7 1.2
2022年6月期(予想)
- - - - - -
(注) 2021年6月期期末配当金の内訳 普通配当 8円00銭 記念配当 2円00銭
2021年6月期の期末配当につきましては現時点では配当予想であり、2021年8月23日開催予定の取締役会におい
て決議する予定であります。
なお、2022年6月期の配当予想は未定であります。
3.2022年6月期の連結業績予想(2021年7月1日~2022年6月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 3,344 - 638 - 642 - 423 - 35.70
通 期 6,964 - 1,393 - 1,400 - 943 - 79.64
(注)2022年6月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連
結業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 -社 (社名)- 、 除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年6月期 11,852,400株 2020年6月期 11,210,000株
② 期末自己株式数 2021年6月期 -株 2020年6月期 -株
③ 期中平均株式数 2021年6月期 11,237,463株 2020年6月期 11,210,000株
(注)当社は、2020年5月23日付けで普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っております。
上記では前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して株式数を算定しております。
(参考) 個別業績の概要
1.2021年6月期の個別業績(2020年7月1日~2021年6月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年6月期 5,352 △1.0 981 16.4 1,389 104.2 1,049 234.7
2020年6月期 5,405 △0.9 843 17.0 680 17.2 313 △68.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年6月期 93.41 85.29
2020年6月期 27.98 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年6月期 13,190 10,620 80.5 896.08
2020年6月期 11,419 8,830 77.3 787.78
(参考) 自己資本
2021年6月期 10,620百万円 2020年6月期 8,830百万円
<個別業績の前期実績値との差異理由>
当社は当事業年度において、子会社である(株)サイシード等に対する貸倒引当金戻入額352百万円が生じたこと、
前事業年度において、本社移転費用等が生じていたことの影響により、前事業年度の実績値と当事業年度の実績値と
の間に差異が生じております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用に
あたっての注意事項等については、添付資料P.2「1.経営成績等の概況」をご覧ください。
全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 7
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………13
(追加情報) …………………………………………………………………………………………13
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………16
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………16
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う二度の緊急事
態宣言の発令等の影響により、国内経済活動は大きな影響を受けており、国内景気や企業収益に与える影響につい
ては依然として先行きの見通しが不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループにおきましても、ITセグメント(コンテンツマーケティング事業、メディ
ア事業、AI事業)と語学セグメント(法人向け語学研修事業、英会話スクール事業、留学斡旋事業、日本語教育事
業)を中心に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を一定程度受けておりますが、当社グループが持
つ「IT」「語学」の各事業の強みを活かし、グローバル・インバウンド(日本国内における国際化)に向けた事業
展開を推進してまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は6,216,577千円(前期比6.7%増)、営業利益は1,273,823千円(前期比68.8
%増)、経常利益は1,320,014千円(前期比74.9%増)、当期純利益は956,803千円(前期比153.6%増)となりまし
た。
〈ITセグメント〉
当社グループのITセグメントが属するインターネット広告の市場規模は2020年におきましては、約2兆2,290億円
(前年比5.9%増)となり、日本の総広告費が6兆1,594億円(前年比11.2%減)と東日本大震災の2011年以来、9
年ぶりのマイナス成長となるなか、社会のデジタル化加速が追い風となり、高い成長を示しております(出所:株
式会社電通「2020年日本の広告費」)。当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影
響による事業者の営業自粛等により、インターネット広告業においても、売上高が落ち込んでおりましたが、第2
四半期以降回復基調となりました(出所:経済産業省特定サービス産業動態統計調査)。しかし、緊急事態宣言の
再発令や、変異ウイルスの拡大、ワクチン普及の遅れ等の懸念材料を抱えており、依然として先行きは不透明な状
況にあります。なお、引き続き当該市場では、動画広告市場の拡大や、スマートフォンを中心としたデバイスの多
様化、SNSの普及等、広告主のターゲットとするユーザーに対し、適正にアプローチできる広告サービスが期待され
ております。
このような状況のもと、主力事業であるコンテンツマーケティング事業では、450を超えるメディアを公開すると
ともに、1,300を超えるメディアを運用し、業績は堅調に推移しました。これは、新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)の感染拡大の影響を受けつつも、住宅業界に対する売上高が堅調に推移するとともに、首都圏を中心
とした営業活動からオンラインを活用した地方への営業エリアの拡大により、新たな顧客の獲得につながったこと
によります。また、AI事業において、子会社である(株)サイシードが開発した新型コロナウイルスワクチン接種
専用予約管理システムを2021年3月から提供を開始し、当連結会計年度において2億2千万円の売上を計上してお
ります。2021年6月末時点でのシステム提供自治体は150以上にのぼり、度重なるアクセス集中に対して一度もシス
テム停止を起こすことなく、接種の円滑な運営に貢献しております。
その結果、売上高は4,645,828千円(前期比11.6%増)、セグメント利益は1,642,806千円(前期比12.4%増)と
なりました。
〈語学セグメント〉
当社グループの語学セグメントが属する語学教育業界においては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影
響を大きく受けて対面型の研修等は難しい状況が継続しておりました。また、各国政府による外出制限や渡航制限
などの措置が継続されており、留学生の出入国に関しても厳しい状況が続いておりました。そのため、対面型の法
人向け語学研修事業、英会話スクール事業を中心に「新しい生活様式」に対応すべく事業活動を継続しました。具
体的には、当社グループにおけるITの知見を活用し、従来の対面型の法人向け語学研修事業からオンラインでの研
修形態への切り替えや、今後の大学入試制度改革を見据えて開発・展開している「中学・高校向けオンライン英会
話授業」の推進を図ってまいりました。その結果、2021年6月期のオンラインでのレッスン時間は、2020年6月期
より26.0%増加しました。なお、当市場では、2020年度からの新大学入試制度での英語民間試験活用の見送りがさ
れたものの、次期学習指導要領施行を控え、英語4技能(聞く、話す、読む、書く)の重視や小学校における英語
学習の早期化等に対する保護者の関心が高まっているものと考えております。
その結果、売上高は842,676千円(前期比27.1%減)、セグメント損失は38,584千円(前期はセグメント損失
84,503千円)となりました。
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
〈不動産セグメント〉
当社グループの不動産セグメントにおきましては、「全研プラザ」、「Zenken Plaza Ⅱ」の賃貸を中心に行って
おります。「全研プラザ」については、2020年6月から賃貸を開始しており、当連結会計年度の不動産セグメント
における売上高の伸長に寄与しております。
その結果、売上高は447,703千円(前期比125.5%増)、セグメント利益は303,406千円(前期比433.0%増)とな
りました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
流動資産の残高は4,934,002千円(前連結会計年度末比2,030,269千円の増加)となりました。これは主に、新規
上場に伴う新株式の発行による745,200千円増加や、営業活動の結果により現金及び預金が1,956,238千円増加した
ことによるものです。
固定資産の残高は8,572,417千円(前連結会計年度末比93,941千円の減少)となりました。これは主に、語学事業
におけるスクールの池袋校、渋谷校の閉鎖、横浜校の縮小等の影響により投資その他の資産に含まれる敷金が
69,421千円減少したことによるものです。
以上の結果、当連結会計年度末の資産合計は、13,506,420千円(前連結会計年度末比1,936,328千円の増加)とな
りました。
(負債)
流動負債の残高は1,666,640千円(前連結会計年度末比405,007千円の増加)となりました。これは主に、ITセグ
メントにおいて、新型コロナウイルスワクチン接種専用予約管理システム提供に伴う取引の開始等の影響もあり、
前受金が291,604千円増加したことや、未払法人税等が190,356千円増加したことによるものです。
固定負債の残高は1,160,452千円(前連結会計年度末比165,528千円の減少)となりました。これは主に、約定弁
済により長期借入金が148,488千円減少したことによるものです。
以上の結果、当連結会計年度末の負債合計は、2,827,093千円(前連結会計年度末比239,479千円の増加)となり
ました。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は、10,679,327千円(前連結会計年度末比1,696,848千円の増加)となりました。
これは主として、新規上場に伴う新株式の発行等により資本金373,490千円、資本剰余金が373,490千円、親会社株
主に帰属する当期純利益を956,803千円計上したことにより、利益剰余金が934,383千円増加したことによるもので
す。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,956,238千
円増加し、4,189,529千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次
のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,510,472千円の資金の獲得(前年同期は702,639千円の獲得)となりま
した。これは主な増加要因として、税金等調整前当期純利益1,287,337千円(前年同期は638,316千円)、前受金の
増加額291,604千円(前年同期は前受金の減少額31,716千円)等があった一方で、減少要因として、法人税等の支払
額187,584千円(前年同期は2,548千円)等があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、50,362千円の資金の支出(前年同期は450,129千円の支出)となりまし
た。これは主に、語学事業の事務所等移動に伴う敷金の回収による収入28,859千円(前年同期は22,344千円)、有
形固定資産の取得による支出56,940千円(前年同期は177,738千円)等があったことによるものです。なお、前年同
期は、本社移転に伴う敷金の差入による支出258,296千円、有形固定資産の取得による支出177,738千円等による支
出が大きかったことによるものです。
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、496,128千円の資金の獲得(前年同期は147,438千円の支出)となりまし
た。これは主に、株式の発行による収入738,083千円(前年同期は株式の発行による収入は発生しておりません)、
長期借入金の返済による支出148,488千円(前年同期は420,000千円)等があったことによるものです。
(4)今後の見通し
今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響により、実体
経済への深刻な影響は避けられず、先行きの見通しは不透明な状況であると考えております。
当社においては、コロナ禍においても堅調に成長しているインターネット広告市場において地方等へ顧客基盤を
拡大するとともに、新型コロナウイルスワクチン接種専用予約管理システムの提供等を通じて引き続き収益基盤の
維持拡大を推進してまいります。また、語学事業においても、従来の対面型の法人向け語学研修事業からオンライ
ンでの研修形態への切り替えを推進してまいります。
その結果、2022年6月期の連結業績は、売上高6,964,138千円、営業利益1,393,315千円、経常利益1,400,095千
円、親会社株主に帰属する当期純利益943,940千円と見込んでおります。なお、2022年6月期の期首より「収益認識
に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した
後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影
響は、2022年6月期も継続すると仮定しております。
上記の業績予想は本資料の公表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後、新型コロナ
ウイルス感染症(COVID-19)の長期化・拡大等に伴い開示すべき事象が発生した場合は、速やかに公表いたしま
す。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結
財務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,233,291 4,189,529
売掛金 351,292 403,774
たな卸資産 77,153 72,974
その他 241,995 267,724
流動資産合計 2,903,733 4,934,002
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 2,741,583 2,796,568
減価償却累計額 △1,322,969 △1,395,076
建物及び構築物(純額) 1,418,614 1,401,491
工具、器具及び備品 80,848 58,801
減価償却累計額 △51,061 △40,463
工具、器具及び備品(純額) 29,787 18,338
土地 6,019,746 6,019,746
リース資産 111,002 67,445
減価償却累計額 △77,805 △49,751
リース資産(純額) 33,197 17,693
その他 20,666 20,666
減価償却累計額 △20,666 △20,666
その他(純額) 0 0
有形固定資産合計 7,501,344 7,457,270
無形固定資産
借地権 602,194 602,194
その他 81,738 55,400
無形固定資産合計 683,932 657,594
投資その他の資産
投資有価証券 73,739 84,766
繰延税金資産 86,744 92,085
敷金 286,931 217,510
その他 126,850 133,279
貸倒引当金 △93,185 △70,089
投資その他の資産合計 481,081 457,553
固定資産合計 8,666,359 8,572,417
資産合計 11,570,092 13,506,420
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年6月30日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
未払金 267,568 328,686
短期借入金 41,279 -
1年内返済予定の長期借入金 148,488 148,488
未払費用 106,761 90,137
前受金 359,976 651,581
未払法人税等 123,075 313,431
賞与引当金 45,561 49,816
その他 168,920 84,498
流動負債合計 1,261,632 1,666,640
固定負債
長期借入金 999,512 851,024
長期預り敷金 279,423 289,584
その他 47,045 19,844
固定負債合計 1,325,980 1,160,452
負債合計 2,587,613 2,827,093
純資産の部
株主資本
資本金 56,050 429,540
資本剰余金 240,019 613,510
利益剰余金 8,683,297 9,617,680
株主資本合計 8,979,367 10,660,731
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 3,111 18,595
その他の包括利益累計額合計 3,111 18,595
純資産合計 8,982,478 10,679,327
負債純資産合計 11,570,092 13,506,420
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 5,827,437 6,216,577
売上原価 2,249,764 2,463,914
売上総利益 3,577,673 3,752,663
販売費及び一般管理費 2,822,903 2,478,839
営業利益 754,769 1,273,823
営業外収益
受取手数料 4,827 5,547
受取利息及び配当金 1,367 1,940
助成金収入 4,541 25,708
契約精算益 - 6,441
貸倒引当金戻入額 984 24,944
その他 1,920 1,805
営業外収益合計 13,641 66,388
営業外費用
支払利息 12,777 5,496
株式交付費 - 8,920
為替差損 1,034 3,933
その他 - 1,848
営業外費用合計 13,812 20,198
経常利益 754,598 1,320,014
特別損失
固定資産除売却損 - 4,578
関係会社出資金評価損 - 11,018
事業構造改善費用 35,608 17,079
本社移転費用 58,629 -
新型感染症対応による損失 22,043 -
特別損失合計 116,281 32,676
税金等調整前当期純利益 638,316 1,287,337
法人税、住民税及び事業税 123,304 342,436
法人税等調整額 137,788 △11,901
法人税等合計 261,093 330,534
当期純利益 377,223 956,803
親会社株主に帰属する当期純利益 377,223 956,803
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
当期純利益 377,223 956,803
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △5,973 15,484
その他の包括利益合計 △5,973 15,484
包括利益 371,249 972,287
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 371,249 972,287
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 56,050 240,019 8,328,493 8,624,563
当期変動額
新株の発行 -
新株の発行(新株
-
予約権の行使)
剰余金の配当 △22,420 △22,420
親会社株主に帰属
377,223 377,223
する当期純利益
株主資本以外の項
目の当期変動額 -
(純額)
当期変動額合計 - - 354,803 354,803
当期末残高 56,050 240,019 8,683,297 8,979,367
その他の包括利益累計額
その他 その他の 純資産合計
有価証券 包括利益
評価差額金 累計額合計
当期首残高 9,085 9,085 8,633,649
当期変動額
新株の発行 -
新株の発行(新株
-
予約権の行使)
剰余金の配当 △22,420
親会社株主に帰属
377,223
する当期純利益
株主資本以外の項
目の当期変動額 △5,973 △5,973 △5,973
(純額)
当期変動額合計 △5,973 △5,973 348,829
当期末残高 3,111 3,111 8,982,478
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 56,050 240,019 8,683,297 8,979,367
当期変動額
新株の発行 372,600 372,600 745,200
新株の発行(新株
890 890 1,780
予約権の行使)
剰余金の配当 △22,420 △22,420
親会社株主に帰属
956,803 956,803
する当期純利益
株主資本以外の項
目の当期変動額 -
(純額)
当期変動額合計 373,490 373,490 934,383 1,681,364
当期末残高 429,540 613,510 9,617,680 10,660,731
その他の包括利益累計額
その他 その他の 純資産合計
有価証券 包括利益
評価差額金 累計額合計
当期首残高 3,111 3,111 8,982,478
当期変動額
新株の発行 745,200
新株の発行(新株
1,780
予約権の行使)
剰余金の配当 △22,420
親会社株主に帰属
956,803
する当期純利益
株主資本以外の項
目の当期変動額 15,484 15,484 15,484
(純額)
当期変動額合計 15,484 15,484 1,696,848
当期末残高 18,595 18,595 10,679,327
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 638,316 1,287,337
減価償却費 139,248 131,594
本社移転費用 32,558 -
事業構造改善費用 3,514 1,264
貸倒引当金の増減額(△は減少) △1,253 △23,096
賞与引当金の増減額(△は減少) △92,139 4,254
受取利息及び受取配当金 △1,367 △1,940
支払利息 12,777 5,496
売上債権の増減額(△は増加) 72,529 △52,481
たな卸資産の増減額(△は増加) 3,024 4,178
未払金の増減額(△は減少) △43,212 61,577
未払費用の増減額(△は減少) △56,671 △16,624
前受金の増減額(△は減少) △31,716 291,604
その他の資産・負債の増減額 40,411 8,385
小計 716,021 1,701,551
利息及び配当金の受取額 1,367 1,940
利息の支払額 △12,200 △5,434
法人税等の支払額 △2,548 △187,584
営業活動によるキャッシュ・フロー 702,639 1,510,472
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △177,738 △56,940
有形固定資産の売却による収入 - 30
無形固定資産の取得による支出 △4,473 △10,573
資産除去債務の履行による支出 - △12,199
関係会社出資金の払込による支出 △32,836 -
貸付金の回収による収入 870 660
敷金及び保証金の差入による支出 △258,296 △199
敷金及び保証金の回収による収入 22,344 28,859
投資活動によるキャッシュ・フロー △450,129 △50,362
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 41,279 △41,279
長期借入れによる収入 300,000 -
長期借入金の返済による支出 △420,000 △148,488
株式の発行による収入 - 738,083
新株予約権の行使による株式の発行による収入 - 1,780
配当金の支払額 △22,420 △22,420
リース債務の返済による支出 △46,297 △31,548
財務活動によるキャッシュ・フロー △147,438 496,128
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 105,071 1,956,238
現金及び現金同等物の期首残高 2,128,220 2,233,291
現金及び現金同等物の期末残高 2,233,291 4,189,529
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
当社グループにおいては、繰延税金資産の回収可能性や固定資産の減損処理等の会計上の見積りにおいて、現時
点で入手可能な情報に基づき、最善の見積りを行っております。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による当社グループ事業等への影響は、事業によってその影響や程
度が異なるものの、現時点においては限定的であります。現状、今後の感染拡大や収束時期等を正確に予測するこ
とが未だ困難な状況ではありますが、当社グループの業績動向を踏まえると会計上の見積りを大幅に見直す状況に
は至っておりません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当企業グループの報告セグメントは、当企業グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会等が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
当社グループは事業種類別のセグメントから構成されており、「ITセグメント」、「語学セグメント」及び
「不動産セグメント」の3つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「ITセグメント」は、企画・提案からSEOに準拠した制作・運用までのトータルプロモーションをしておりま
す。
「語学セグメント」は、企業及び公的機関への講師派遣、英会話リンゲージスクールの運営、留学支援や教材
開発、中学校・高等学校向けのオンライン英会話の販売、日本語学校の運営をしております。
「不動産セグメント」は、自社不動産の賃貸・管理等をしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と
概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又
は振替高は主に市場実勢価格に基づいております。
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント その他
合計
IT 語学 不動産 計 (注1)
売上高
外部顧客への売上高 4,164,257 1,155,439 198,520 5,518,216 309,220 5,827,437
セグメント間の内部
4,200 - 24,754 28,954 4,800 33,754
売上高又は振替高
計 4,168,457 1,155,439 223,274 5,547,171 314,020 5,861,192
セグメント利益又は
1,461,657 △84,053 56,926 1,434,531 45,124 1,479,656
損失(△)
その他の項目
減価償却費 79,709 10,599 41,093 131,402 332 131,734
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、採用事業を含んでおります。
2.セグメント資産については、事業セグメントに資産を配分していないため記載しておりません。
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント その他
合計
IT 語学 不動産 計 (注1)
売上高
外部顧客への売上高 4,645,828 842,676 447,703 5,936,208 280,369 6,216,577
セグメント間の内部
4,000 - 16,775 20,775 4,800 25,575
売上高又は振替高
計 4,649,828 842,676 464,478 5,956,983 285,169 6,242,153
セグメント利益又は
1,642,806 △38,584 303,406 1,907,628 65,141 1,972,769
損失(△)
その他の項目
減価償却費 61,067 5,531 56,360 122,959 270 123,229
(注)1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、採用事業であります。
2.セグメント資産については、事業セグメントに資産を配分していないため記載しておりません。
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 5,547,171 5,956,983
「その他」の区分の売上高 314,020 285,169
セグメント間取引消去 △33,754 △25,575
連結財務諸表の売上高 5,827,437 6,216,577
(単位:千円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 1,434,531 1,907,628
「その他」の区分の利益 45,124 65,141
全社費用(注) △724,886 △698,945
連結財務諸表の営業利益 754,769 1,273,823
(注)全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(単位:千円)
報告セグメント計 その他 調整額(注) 連結財務諸表計上額
その他の項目
前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 131,402 122,959 332 270 7,514 8,364 139,248 131,594
(注)減価償却費の調整額は、主に報告セグメントに帰属しない資産に係る減価償却費であります。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
調整額
語学 その他 合計
IT 不動産 計 (注2)
(注1)
減損損失 - 3,514 - 3,514 - 32,558 36,072
(注)1.語学セグメントの減損損失3,514千円は、連結損益計算書上、「事業構造改善費用」に含まれておりま
す。
2.調整額の減損損失32,558千円は、各報告セグメントに帰属しない全社資産に係る減損損失であり、連結損
益計算書上、「本社移転費用」に含まれております。
当連結会計年度(自 2020年7月1日 至 2021年6月30日)
該当事項はありません。
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全研本社株式会社(7371) 2021年6月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり純資産額 801.29円 901.02円
1株当たり当期純利益 33.65円 85.14円
潜在株式調整後一株当たり当期純利益 - 77.75円
(注) 1.当社は、2020年5月23日付けで普通株式1株につき普通株式100株の割合で株式分割を行っております。前
連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を
算定しております。
2.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、2020年6
月期における当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 377,223 956,803
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
377,223 956,803
(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 11,210,000 11,237,463
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
普通株式増加数(株) - 1,069,443
(うち新株予約権(株)) - (1,069,443)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当 新株予約権1種類
-
期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要 (新株予約権の数11,335個)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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