7325 M-アイリック 2019-08-14 16:30:00
2019年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年8月14日
上場会社名 株式会社アイリックコーポレーション 上場取引所 東
コード番号 7325 URL https://www.irrc.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)勝本 竜二
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名)戸谷 元彦 TEL (03)5840-9551
定時株主総会開催予定日 2019年9月27日 配当支払開始予定日 2019年9月30日
有価証券報告書提出予定日 2019年9月30日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年6月期の連結業績(2018年7月1日~2019年6月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年6月期 3,870 25.1 563 111.0 546 117.6 327 87.4
2018年6月期 3,093 8.6 266 15.1 251 17.8 174 △6.2
(注)包括利益 2019年6月期 327百万円 (87.4%) 2018年6月期 174百万円 (△6.2%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年6月期 41.01 39.75 12.9 17.7 14.6
2018年6月期 29.41 - 12.5 12.0 8.6
(参考)持分法投資損益 2019年6月期 -百万円 2018年6月期 -百万円
(注)1.2018年6月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、新株予約権の残高はありますが、当社
株式は2018年6月期においては非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.当社は、2018年9月25日に東京証券取引所マザーズに上場したため、2019年6月期の潜在株式調整後1株当た
り当期純利益金額は、新規上場日から2019年6月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しており
ます。
3.当社は、2018年7月10日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を、また2019年4月1日付で普通株
式1株につき2株の株式分割を行っておりますが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し
て、「1株当たり当期純利益」を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年6月期 4,032 3,348 83.0 392.06
2018年6月期 2,132 1,740 81.5 253.71
(参考)自己資本 2019年6月期 3,347百万円 2018年6月期 1,738百万円
(注)当社は、2018年7月10日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を、また2019年4月1日付で普通株式1
株につき2株の株式分割を行っておりますが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1
株当たり純資産」を算定しております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年6月期 712 △251 1,276 2,675
2018年6月期 197 △181 △4 937
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
(合計) (連結) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2019年6月期 - 0.00 - 20.00 20.00 170 48.8 6.2
2020年6月期(予想) - 0.00 - 10.00 10.00 21.3
(注)2019年6月期期末配当金の内訳 普通配当 10円00銭 記念配当 10円00銭
3.2020年6月期の連結業績予想(2019年7月1日~2020年6月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 2,002 13.8 258 15.3 260 29.1 163 33.9 19.10
通期 4,191 8.3 631 12.1 635 16.3 400 22.3 46.85
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2019年6月期決算短信
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年6月期 8,538,000株 2018年6月期 6,892,000株
② 期末自己株式数 2019年6月期 156株 2018年6月期 40,000株
③ 期中平均株式数 2019年6月期 7,978,982株 2018年6月期 5,936,932株
(注)当社は、2018年7月10日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を、また2019年4月1日付で普通
株式1株につき2株の株式分割を行っておりますが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮
定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均株式数」を算定しております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注意
事項等については、添付資料P.3「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(決算補足説明資料の入手方法)
決算補足説明資料はTDnetで同日開示しております。
(日付の表示方法の変更)
第3四半期連結会計期間より、日付の表示を和暦から西暦に変更しております。
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2019年6月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 7
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 7
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 12
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 16
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株式会社アイリックコーポレーション(7325)
2019年6月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善が続くなか緩やかな回復が続くことが期待されて
います。一方輸出を中心に海外経済の動向と政策に関する不確実性に留意する必要があります。
このような外部環境の下、当社は「人と保険の未来をつなぐ~Fintech Innovation~」というテーマを掲げ、保
険分析・販売支援におけるプラットフォーマーとしての事業展開を推進しております。また、独自開発した『保険
IQシステム』、『ASシステム』及び『AS-BOX』を活用し、店舗及びシステムユーザーの更なる拡大を目
指しております。
この結果、当連結会計年度における業績は、売上高3,870,165千円、営業利益563,202千円、経常利益546,358千
円、親会社株主に帰属する当期純利益327,201千円となりました。
各セグメントの業績は、次のとおりであります。
・保険販売事業
直営店は新たに6店舗出店し、6月末で38店舗となりました。当連結会計年度の施策として、①Webの活用に
よる効率的な広告宣伝活動の展開、②直営店における各種イベント、③積極的な人材採用、④OJTによる研修を
実施しました。以上の施策が奏功したため、集客数及び成約単価が向上し、売上を大きく伸ばしました。
法人向け保険販売売上については、他営業部門との連携強化に伴う協業案件の増加により、順調に推移しまし
た。
この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は2,646,848千円(前連結会計年度比32.1%増)、セグメント利益は
726,012千円(同100.7%増)となりました。
・ソリューション事業
FC部門は、6月末のFC店舗数が159店となりました。同部門では、今までの専業代理店に加え、保険業界への
参入を目指す他業界の企業をターゲットとした新規リクルート活動を強化しております。その他の施策としては、
①既存代理店への追加出店の提案、②各FC店に対する継続した店舗運営の指導、③全国の代理店経営者を集めた
会議における研修や意見交換を実施しました。
AS部門は、大手保険会社の大型導入や地方銀行の導入により、システム販売を中心に順調に推移しており、今
後も全国規模の金融機関や大手保険会社との連携強化、地方銀行・企業系代理店による新規導入の増加が見込ま
れ、引き続き当社の成長ドライバーとして期待される分野となっております。
この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は989,664千円(前連結会計年度比9.8%増)、セグメント利益は
324,377千円(同9.2%増)となりました。
・システム事業
子会社である株式会社インフォディオは、当社グループにより開発された「スマートOCR」や、受託開発案件
への引き合いが多く、この事業も当社の成長ドライバーとして期待される分野となっております。
「スマートOCR」とは、AI(人工知能)を搭載し、ディープラーニング技術(深層学習、人間が自然に行う
タスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法の一つ)を活用した、非定型帳票対応の次世代型光学的文字認
識システムです。
ただ、Fintech関連のシステム開発に伴う先行投資・費用が発生したため、一時的に利益率が低下しました。
この結果、同事業の当連結会計年度の売上高は233,652千円(前連結会計年度比24.5%増)、セグメント利益は
16,840千円(同10.9%減)となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は3,099,763千円となり、前連結会計年度末に比べ1,761,328千円増加いた
しました。これは主に上場時における資金調達や営業活動により現金及び預金が1,737,244千円増加したことに
よるものであります。固定資産は932,494千円となり、前連結会計年度末に比べ138,655千円増加いたしました。
これは主にソフトウエアが38,808千円、保証金が41,662千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、4,032,258千円となり、前連結会計年度末に比べ1,899,984千円増加いたしました。
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2019年6月期決算短信
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は673,820千円となり、前連結会計年度末に比べ307,311千円増加いたしま
した。これは主に未払法人税等が193,000千円、その他の流動負債が56,528千円増加したことによるものであり
ます。固定負債は10,375千円となり、前連結会計年度末に比べ15,296千円減少いたしました。これは主に長期未
払金が8,095千円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は、684,195千円となり、前連結会計年度末に比べ292,014千円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は3,348,062千円となり、前連結会計年度末に比べ1,607,969千円増加い
たしました。これは主に上場時における資金調達により資本金が624,654千円、資本剰余金が644,022千円増加し
たことによるものであります。
この結果、自己資本比率は83.0%(前連結会計年度末は81.5%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,737,244
千円増加し、当連結会計年度末には2,675,133千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は712,214千円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益533,088千円、
減価償却費133,108千円、役員賞与引当金の増加額21,439千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は△251,015千円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出
54,833千円、無形固定資産の取得による支出152,532千円、差入保証金の差入による支出49,507千円等によるも
のであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,276,158千円となりました。これは株式の発行による収入1,152,907千円、新
株予約権の行使による株式の発行による収入95,450千円等によるものであります。
(4)今後の見通し
次期につきましても、当社グループは、企業テーマである「人と保険の未来をつなぐ~Fintech Innovation~」
を掲げ、独自開発したサービスの活用や店舗網・システムユーザーの拡大により、保険分析・販売支援におけるプ
ラットフォーマーとしての事業展開を引き続き推進してまいります。
また、世界的に進展するフィンテック革命を受けて、お客様及びシステムユーザーに対し、①可視化(“わかり
にくい”をわかりやすくする)、②透明性(お客様のご要望から最適な選択を行う)、③標準化(どの店舗でも・
どのコンサルタントでも)、④利便性(いつでも・どこでも)を更に向上させるサービスの開発に取り組んでまい
ります。
更に、保険業界という枠組みを超えて、「スマートOCR」を積極活用し、様々な企業・組織における業務効率
化の支援をしていきたいと考えております。
具体的には、下記サービスの開発や機能強化を進めております。
①AIを活用した「保険証券の自動分析サービス」
同サービスは、「スマートOCR」を使用し、保険証券を自動分析するサービスです。2019年1月には、東京
海上日動火災保険株式会社及び東京海上日動あんしん生命保険株式会社が、「保険証券OCRサービス」として
導入しました。
また、2018年6月より、『ASシステム』のオプション「証券分析AIアシスト機能」をリリースし、2019年
2月には大垣共立銀行が銀行として初めて『ASシステム』との同時導入を行いました。
②請求書処理に特化した「スマートOCR請求書」のリリース
2019年8月にリリースした「スマートOCR請求書」は、様々なフォーマットの請求書に記載された数値を、
位置指定することなくデータ化することが可能なサービスです。また様々なRPA(Robotics Process
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Automation、定型的作業をソフトウエアのロボットにより自動化すること)と容易に連携させることができ、月
末月初の短時間での請求書処理を可能にします。
今後RPAのみならず、セールスフォース(世界的な顧客管理・営業支援システム)や会計ソフト等、外部の
様々なサービスとの連携を目指して開発を進め、同サービスの拡販を推進します。
③他業界との業務提携によるFC店舗出店
店舗網拡大の施策として、全国に多店舗展開している企業との業務提携により、FC店舗の出店を加速させる
予定です。第1弾として、株式会社TSUTAYAとの業務提携により、埼玉県日高市に『保険クリニック』高
麗川店が同年7月にオープン致しました。
④「IQリモ・コン~どこでもリモート保険相談~」によるリモートコンサルティング・サービス
「IQリモ・コン」は、店舗もしくはお客様のご自宅にて店舗スタッフ(サポーター)が同席し、保険クリニ
ック本部の専門スタッフ(リモートコンサルタント)がWeb面談し、店舗と本部における2人の保険募集人によ
ってお客様のご相談に対応するサービスです。また、コンサルタント育成に欠かせないOJTの教育ツールとし
ても効果的なものとなります。同サービスは上記『保険クリニック』高麗川店に本格導入する予定です。
上記の状況を踏まえ、次期の連結業績見通しにつきましては、売上高4,191百万円(前連結会計年度比8.3%
増)、営業利益631百万円(同12.1%増)、経常利益635百万円(同16.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利
益400百万円(同22.3%増)を見込んでおります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、国内の同業他社との比較可能性を確保するため、会計基準につきましては日本基準を適用してお
ります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年6月30日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 937,888 2,675,133
売掛金 316,169 332,956
その他 84,700 92,087
貸倒引当金 △322 △413
流動資産合計 1,338,435 3,099,763
固定資産
有形固定資産
建物附属設備 222,519 273,398
減価償却累計額 △88,820 △110,589
減損損失累計額 △310 △11,601
建物附属設備(純額) 133,388 151,207
車両運搬具 7,911 7,911
減価償却累計額 △3,115 △4,776
車両運搬具(純額) 4,795 3,135
工具、器具及び備品 98,796 106,127
減価償却累計額 △80,010 △83,046
減損損失累計額 △0 △904
工具、器具及び備品(純額) 18,786 22,176
リース資産 21,300 21,300
減価償却累計額 △5,987 △10,272
リース資産(純額) 15,312 11,028
建設仮勘定 - 392
有形固定資産合計 172,282 187,939
無形固定資産
のれん 10,325 7,838
ソフトウエア 274,422 313,231
ソフトウエア仮勘定 4,837 19,937
その他 1,149 889
無形固定資産合計 290,735 341,897
投資その他の資産
保証金 217,434 259,097
繰延税金資産 47,915 57,626
その他 65,470 85,933
投資その他の資産合計 330,820 402,656
固定資産合計 793,838 932,494
資産合計 2,132,273 4,032,258
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年6月30日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 18,240 22,683
未払金 142,305 143,089
未払費用 71,506 75,776
未払法人税等 30,900 223,900
役員賞与引当金 15,198 36,638
解約調整引当金 7,837 13,524
株主優待引当金 - 13,844
その他の引当金 - 7,313
その他 80,522 137,050
流動負債合計 366,509 673,820
固定負債
長期未払金 11,290 3,195
その他 14,381 7,179
固定負債合計 25,671 10,375
負債合計 392,181 684,195
純資産の部
株主資本
資本金 694,500 1,319,154
資本剰余金 618,208 1,262,230
利益剰余金 438,930 766,132
自己株式 △13,200 △157
株主資本合計 1,738,438 3,347,359
新株予約権 1,654 702
純資産合計 1,740,092 3,348,062
負債純資産合計 2,132,273 4,032,258
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
売上高 3,093,502 3,870,165
売上原価 397,065 482,274
売上総利益 2,696,437 3,387,890
解約調整引当金繰入額 248 5,687
差引売上総利益 2,696,189 3,382,203
販売費及び一般管理費 2,429,208 2,819,001
営業利益 266,981 563,202
営業外収益
受取利息 24 26
受取賃貸料 6,138 7,220
助成金収入 2,282 -
受取保険金 - 1,228
雑収入 - 3,150
その他 286 895
営業外収益合計 8,732 12,520
営業外費用
支払利息 19,607 141
賃貸収入原価 3,000 3,000
株式公開費用 - 25,400
その他 1,982 824
営業外費用合計 24,590 29,365
経常利益 251,122 546,358
特別利益
固定資産売却益 933 -
特別利益合計 933 -
特別損失
固定資産除却損 1,552 0
減損損失 310 13,269
特別損失合計 1,862 13,269
税金等調整前当期純利益 250,194 533,088
法人税、住民税及び事業税 41,363 215,597
法人税等調整額 34,250 △9,711
法人税等合計 75,613 205,886
当期純利益 174,580 327,201
親会社株主に帰属する当期純利益 174,580 327,201
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2019年6月期決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
当期純利益 174,580 327,201
その他の包括利益
その他の包括利益合計 - -
包括利益 174,580 327,201
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 174,580 327,201
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株式会社アイリックコーポレーション(7325)
2019年6月期決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 444,500 368,208 264,350 △13,200 1,063,858 1,654 1,065,512
当期変動額
新株の発行 - -
新株の発行(新株予約権の行
使)
- -
転換社債型新株予約権付社債の
転換
250,000 250,000 500,000 500,000
親会社株主に帰属する当期純利
益
174,580 174,580 174,580
自己株式の取得 - -
自己株式の処分 - -
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
- -
当期変動額合計 250,000 250,000 174,580 - 674,580 - 674,580
当期末残高 694,500 618,208 438,930 △13,200 1,738,438 1,654 1,740,092
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
新株予約権 純資産合計
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 694,500 618,208 438,930 △13,200 1,738,438 1,654 1,740,092
当期変動額
新株の発行 576,453 576,453 1,152,907 1,152,907
新株の発行(新株予約権の行
使)
48,200 48,200 96,401 96,401
転換社債型新株予約権付社債の
転換
- -
親会社株主に帰属する当期純利
益
327,201 327,201 327,201
自己株式の取得 △157 △157 △157
自己株式の処分 19,368 13,200 32,568 32,568
株主資本以外の項目の当期変動
額(純額)
- △951 △951
当期変動額合計 624,654 644,022 327,201 13,042 1,608,920 △951 1,607,969
当期末残高 1,319,154 1,262,230 766,132 △157 3,347,359 702 3,348,062
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2019年6月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 250,194 533,088
減価償却費 122,153 133,108
減損損失 310 13,269
のれん償却額 2,487 2,487
貸倒引当金の増減額(△は減少) 119 90
支払利息 19,607 141
固定資産売却損益(△は益) △933 -
固定資産除却損 1,552 0
売上債権の増減額(△は増加) △32,308 1,358
たな卸資産の増減額(△は増加) △10,613 7,626
仕入債務の増減額(△は減少) 4,986 4,443
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △9,918 21,439
株主優待引当金の増減額(△は減少) - 13,844
解約調整引当金の増減額(△は減少) 248 5,687
未払金の増減額(△は減少) △82,725 △18,392
未払費用の増減額(△は減少) 30,708 4,270
その他 △21,237 42,463
小計 274,629 764,927
利息及び配当金の受取額 71 25
利息の支払額 △23,002 -
訴訟関連損失の支払額 △18,040 △18,040
法人税等の支払額 △35,960 △34,698
営業活動によるキャッシュ・フロー 197,698 712,214
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △58,378 △54,833
有形固定資産の売却による収入 1,569 -
無形固定資産の取得による支出 △106,167 △152,532
差入保証金の差入による支出 △33,946 △49,507
差入保証金の回収による収入 24,067 11,797
その他 △9,060 △5,940
投資活動によるキャッシュ・フロー △181,916 △251,015
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 300,000 -
短期借入金の返済による支出 △300,000 -
株式の発行による収入 - 1,152,907
リース債務の返済による支出 △4,621 △4,609
自己株式の処分による収入 - 32,568
新株予約権の行使による株式の発行による収入 - 95,450
その他 - △157
財務活動によるキャッシュ・フロー △4,621 1,276,158
現金及び現金同等物に係る換算差額 △59 △112
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 11,101 1,737,244
現金及び現金同等物の期首残高 926,787 937,888
現金及び現金同等物の期末残高 937,888 2,675,133
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社は事業部門を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「保険販売事業」、
「ソリューション事業」及び「システム事業」の3事業を報告セグメントとしております。
「保険販売事業」は、当社直営の来店型保険ショップ『保険クリニック』を運営しております。
「ソリューション事業」は、『保険クリニック』のFC店舗に対する運営サポートや保険販売に関する
ノウハウ等を提供しております。また、当社で独自開発した『AS-BOX』等の保険販売に係るシステ
ムも販売しております。
「システム事業」はソフトウエアの開発・保守及び販売等をしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事
項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースでの数値であります。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
当連結会計年度より報告セグメントごとの業績をより適正に評価管理するため、主に全社費用及び資産
の配分方法を見直し、事業セグメントの利益及び資産の算定方法の変更を行っております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報は、変更後の事業セグメントの利益及び資産の算定方法により
作成しております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
ソリューシ (注)1 計上額
保険販売事業 システム事業 計
ョン事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 2,004,323 901,525 187,653 3,093,502 - 3,093,502
セグメント間の内部売上高
- - 108,240 108,240 △108,240 -
又は振替高
計 2,004,323 901,525 295,893 3,201,742 △108,240 3,093,502
セグメント利益 361,692 297,124 18,894 677,710 △410,729 266,981
セグメント資産 543,893 488,018 151,132 1,183,043 949,230 2,132,273
その他の項目
減価償却費 68,594 39,349 5,839 113,783 8,370 122,153
減損損失 310 - - 310 - 310
のれんの償却額 2,364 123 - 2,487 - 2,487
有形固定資産及び無形固定
108,441 53,170 20,098 181,710 △12,937 168,772
資産の増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント売上高の調整額は、セグメント間の内部売上高消去額であります。
(2) セグメント利益の調整額△410,729千円には、セグメント間未実現利益の消去△213千円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△410,515千円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しな
い管理部門等の販売費及び一般管理費であります。
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2019年6月期決算短信
(3) セグメント資産の調整額949,230千円には、セグメント間債権債務消去△16,780千円、セグメント間未実
現利益消去△50,536千円、各報告セグメントに配分していない全社資産1,016,548千円が含まれておりま
す。全社資産は、余剰運用資金(現金等)及び管理部門等に係る資産であります。
(4) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益の消去△14,515千円、各報告セグメントに配分していな
い全社費用22,886千円であります。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△12,937千円は、各報告セグメントに配分していない全
社資産の設備投資額2,380千円、セグメント間未実現利益の消去△15,318千円であります。
2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
ソリューシ (注)1 計上額
保険販売事業 システム事業 計
ョン事業 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 2,646,848 989,664 233,652 3,870,165 - 3,870,165
セグメント間の内部売上高
- - 128,400 128,400 △128,400 -
又は振替高
計 2,646,848 989,664 362,052 3,998,565 △128,400 3,870,165
セグメント利益 726,012 324,377 16,840 1,067,230 △504,028 563,202
セグメント資産 688,584 611,717 283,936 1,584,238 2,448,019 4,032,258
その他の項目
減価償却費 76,190 41,932 7,396 125,518 7,590 133,108
減損損失 12,195 2,506 - 14,702 △1,432 13,269
のれんの償却額 2,364 123 - 2,487 - 2,487
有形固定資産及び無形固定
140,044 59,306 10,636 209,988 △9,403 200,584
資産の増加額
(注)1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント売上高の調整額は、セグメント間の内部売上高消去額であります。
(2) セグメント利益の調整額△504,028千円には、セグメント間未実現利益の消去5,654千円、各報告セグメン
トに配分していない全社費用△509,682千円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しな
い管理部門等の販売費及び一般管理費であります。
(3) セグメント資産の調整額2,448,019千円には、セグメント間債権債務消去△21,694千円、セグメント間未
実現利益消去△43,535千円、各報告セグメントに配分していない全社資産2,513,250千円が含まれておりま
す。全社資産は、余剰運用資金(現金等)及び管理部門等に係る資産であります。
(4) 減価償却費の調整額は、セグメント間未実現利益の消去△17,262千円、各報告セグメントに配分していな
い全社費用24,853千円であります。
(5) 減損損失の調整額は、セグメント間未実現利益の消去であります。
(6) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△9,403千円は、各報告セグメントに配分していない全
社資産の設備投資額857千円、セグメント間未実現利益の消去△10,261千円であります。
2.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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2019年6月期決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
マニュライフ生命保険株式会社 514,390 保険販売事業・ソリューション事業
ネオファースト生命保険株式会社 429,816 保険販売事業・ソリューション事業
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
セグメント情報に同様の記載をしているため、記載を省略しております。
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2019年6月期決算短信
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年7月1日 至 2018年6月30日)
(単位:千円)
ソリューション
保険販売事業 システム事業 調整額 合計
事業
当期償却額 2,364 123 - - 2,487
当期末残高 10,120 205 - - 10,325
当連結会計年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:千円)
ソリューション
保険販売事業 システム事業 調整額 合計
事業
当期償却額 2,364 123 - - 2,487
当期末残高 7,756 82 - - 7,838
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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2019年6月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
1株当たり純資産額 253円71銭 392円06銭
1株当たり当期純利益 29円41銭 41円01銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 - 39円75銭
(注)1.当社は、2018年7月10日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を、また2019年4月1日付で普通
株式1株につき2株の株式分割を行っておりますが、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定
し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しておりま
す。
2.2018年6月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、新株予約権の残高はありますが、当社株
式は2018年6月期においては非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
3.当社は、2018年9月25日に東京証券取引所マザーズに上場したため、2019年6月期の潜在株式調整後1株当
たり当期純利益は、新規上場日から2019年6月期末までの平均株価を期中平均株価とみなして算定しており
ます。
4.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年7月1日 (自 2018年7月1日
至 2018年6月30日) 至 2019年6月30日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益
174,580 327,201
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
174,580 327,201
利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 5,936,932 7,978,982
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) - 251,709
(うち新株予約権(株)) (-) (251,709)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1 新株予約権1種類
株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在 (新株予約権の数2,000個) -
株式の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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