7322 33FG 2021-05-01 11:00:00
第2次中期経営計画の策定について [pdf]

                                                   2021 年 5 月 1 日
各 位
                           会   社   名 株式会社三十三フィナンシャルグループ
                           代 表 者 名 代表取締役社長 渡辺 三憲
                           (コード 番 号 7322 東証第一部、名証第一部)
                           問 合 せ 先 執行役員経営企画部長 川瀬 和也
                                    Tel 059-357-3355(代表)


                  第2次中期経営計画の策定について


 株式会社三十三フィナンシャルグループ(代表取締役社長 渡辺 三憲)及び完全子会社である株
式会社三十三銀行(取締役頭取 渡辺 三憲)は、2021 年度から 2023 年度までの3年間を計画期間
とする第2次中期経営計画を策定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

                               記

1.計画名称
  第2次中期経営計画

2.計画期間
  2021 年4月~2024 年3月(3年間)

3.ビジョン
  質の高い地域ナンバー1金融グループ

4.位置づけ
  「質の高い地域ナンバー1金融グループ」を目指し、合併により両行の強みを完全融合させ、本
  格的な成果の実現を通じて更なる成長に向けた取組みを強化する期間

5.基本方針
  (1)リレーション&ソリューションの深化(金融仲介機能の強化)
  (2)経営の効率化・最適化
  (3)強固な経営基盤の確立
  合併シナジーの最大化を図りつつ、ビジネスモデルであるリレーション&ソリューションの深化
  を通じた金融仲介機能の強化、経営の効率化・最適化、強固な経営基盤の確立に取り組むことに
  より、持続可能な地域社会の実現に向けたグループ総合力の発揮を目指してまいります。

※本計画の詳細は、別紙「第 2 次中期経営計画」をご参照ください。

                                                             以上
第2次中期経営計画
~2021年5月 三十三銀行誕生~
【 2021年4月~2024年3月】
目   次


Ⅰ.三十三銀行について

    1 .三十三銀行の誕生                      … 2

    2 .三十三銀行の概要                      … 3

    3 .33FGのビジネスモデル                  … 4

Ⅱ.第2次中期経営計画について

    1 .第2次中期経営計画の概要                  … 6

    2 .中期経営計画の基本方針および基本戦略            … 7

    3 .合併シナジーの最大化                    … 15

    4 .持続可能な地域社会の実現に向けたグループの総合力の発揮   … 16

    5 .計数計画                          … 17
Ⅰ.三十三銀行について
1.三十三銀行の誕生

2018年4月に共同持株会社「三十三フィナンシャルグループ」を設立以降、                        2021年5月1日
合併・システム統合の準備を着実に進め、2021年5月1日に「三十三銀行」
として新たにスタートいたしました。

                                                                                           誕生
                   2019年6月~10月
                   店番・店名が重複する店舗の店番・店名変更を実施




                                                       2020年4月
 (合併発表時の記者会見)
                                                       システム統合に備えた事務研修を開始
2019年1月
関係当局の許認可の取得等を前提として子銀行2行の
合併を公表
合併推進委員会を設置

                                      2019年5月
                                      グループ共通のイメージキャラクターとして、
                                      ㈱サンリオの「ポムポムプリン」を採用

                                                     © 2021 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. L627022

                         2018年4月
                         三重銀行と第三銀行が経営統合し、
                         三十三フィナンシャルグループを設立



                                                                                                    2
2.三十三銀行の概要

              概 要                                                     グループ体制


本店所在地      三重県四日市市西新地7番8号                                    株式会社三十三フィナンシャルグループ



                                                                      株式会社三十三銀行
           取締役会長 岩間 弘
           (33FG代表取締役会長)
                                                                      融資本部           営業本部
  代表者
                                                                                                             コ
           取締役頭取 渡辺 三憲                                                           コ                           ン
                                監                                                ン       ソ                   プ
           (33FG代表取締役社長)        査        東               事    市                          リ                   ラ   リ   経
                                                     シ                           サ                               ス
                                等    監   京   秘       ス   務    場   企          融   ル       ュ   営   営   総   人   イ       営
                                                                                         ー                   ア   ク
                                委    査   事   書       テ   統    金   業    審     資   テ           業   業   務   事       統   企
                                                     ム        融                  ィ       シ                   ン
                                員    部   務   室           括        支    査     企           ョ   推   企   部   部       括   画
                                会        所       部       部    部   援    部     画   ン           進   画           ス       部
                                                                                 グ       ン                   統   部
  資本金      374億円                室                                 部          部       営       部   部           括
                                                                                 営   業
                                                                                 業                           部
                                                                                     部
                                                                                 部

           2021年5月1日
  設立日
           (※合併効力発生日)



預金等(※)     3兆7,513億円                ・株式会社三十三総研                             ・三十三信用保証株式会社
                                    ・三十三リース株式会社                            ・三重総合信用株式会社
                                    ・三重リース株式会社                             ・三十三コンピューターサービス株式会社
                                    ・株式会社三十三カード                            ・三重銀コンピュータサービス株式会社
貸出金(※)     2兆7,943億円                ・第三カードサービス株式会社                         ・三十三ビジネスサービス株式会社

(※)預金等、貸出金は2020年9月末の三重銀行、第三銀行
   の単純合算です。                                                                                                              3
3.33FGのビジネスモデル

               地域のお客さまから愛され信頼される金融グループとして、地域とともに成長し、活力あふれる未
 経営理念
               来の創造に貢献します。


               経営理念「地域のお客さまから愛され信頼される金融グループとして、地域とともに成長し、活力
SDGs宣言         あふれる未来の創造に貢献します。」のもと、企業活動を通じて国連が提唱するSDGs(持続可能
               な開発目標)の達成に貢献することで、持続可能な社会の実現に努めてまいります。


ビジネスモデル            圧倒的なリレーションの構築                多様なソリューションの提供



               地域とともに持続的に成長する好循環の実現
  持続的発展に向けたビジネスモデルの実現                     共 通 価 値 の 創 造

        地域活性化に向けた取組みによる
        地元のお客さま、地域経済の成長        ビジネスモデルの実践を通じた
                                   地域の課題解決


  共                           すべてのステークホルダーの皆さまの
  通   お客さまへの         お取引の           満足度を向上
  価     貢献            発展

  値

          安定した収益の確保による
        三十三フィナンシャルグループの成長

                            地 域 の 成 長
                                                                4
Ⅱ.第2次中期経営計画について
1.第2次中期経営計画の概要

         外 部 環 境
          □少子高齢化等、社会の構造的な変化           □新型コロナウイルス感染症の流行に伴う社会・経済環境の変化
          □低金利環境の長期化                  □気候変動への対応
          □FinTech・デジタル技術の進展          □規制緩和



 ビ
 ジ                                          リレーション&ソリューションの深化         向   持
            質の高い地域ナンバー1金融グループ                                         け   続
 ョ                                          (金融仲介機能の強化)
                                                                合     た   可
 ン                                                              併     グ   能
                                        基                       シ     ル   な
                                        本                       ナ     ー   地
                                        方                       ジ     プ   域
                                            経営の効率化・最適化          ー     総   社
                                        針                       の     合   会
     位       完全融合        本格的な成果実現                               最     力   の
     置                                                          大     の   実
     づ                                                          化     発   現
          質の高い地域ナンバー1金融グループを目指し、合併に                                   揮   に
     け                                      強固な経営基盤の確立
          より両行の強みを完全融合させ、本格的な成果の実現を
          通じて更なる成長に向けた取組みを強化する期間



         合併シナジーを最大限発揮し、ビジネスモデルの深化、店舗ネットワークの最適化やDXの推進による経営の効率化・最適化に取
         り組むとともに、三十三銀行の土台となる人材の育成、組織の融和等を推進し、強固な経営基盤の確立を図っていきます。
         グループのSDGs宣言に基づく諸施策の実施やニューノーマルを見据えた地域経済活性化に資する取組みなどを推進することにより、
         地域の持続可能性(Sustainability)の向上に積極的な役割を果たしていきます。

                                                                              6
2.中期経営計画の基本方針および基本戦略

ビジョンである「質の高い地域ナンバー1金融グループ」の実現に向け、合併シナジーを最大限発揮し、
以下の基本戦略に基づく具体的施策を実践します。


   基本方針                       基本戦略

               □顧客基盤の拡充と顧客起点のコンサルティング機能の発揮
   リレーション&      ・リレーション強化によるゆるぎない顧客基盤の構築
  ソリューションの深化    ・ライフステージに対応した質の高いソリューションの提供
 (金融仲介機能の強化)   □ニューノーマルを見据えた地域経済活性化への持続的貢献
                (地域事業者のValue Up)

               □店舗ネットワークの最適化
 経営の効率化・最適化    □デジタル化の推進による業務効率化
               □人材の最適配置
               □コストマネジメントの強化


               □実効的なガバナンスの実践
 強固な経営基盤の確立    □高度なビジネススキルを有する人材の育成と働きがいのある組織の構築
               □リスクマネジメントの高度化



                                                   7
2.基本方針~リレーション&ソリューションの深化①

これまで両行が培ってきた強みを完全に融合し、一層の基盤拡大を図り、地元(三重県、愛知県)を中心
にグループのプレゼンスをこれまで以上に発揮していきます。

リレーション強化によるゆるぎない顧客基盤の構築
三重・愛知を中心とする広域な店舗網                                               法人戦略
                                                                 リレーション強化による強固な顧客基盤の構築

                                                                □リレーションシート(事業性評価シート)
 東京
                                                                 の活用スキル向上によるお客さまとの相互
                                                                 理解の深化
                 岐阜                                             □事業性評価に基づく経営改善・本業支援を
                                                                 通じた中小企業向け融資の拡大
                 愛知                                             □フルバンキング化の定着による地元中小企業
大阪                                                               との取引基盤強化
           三重
      奈良
                                       三十三銀行の地元
和歌山
                                                                個人戦略
                                                                マス戦略の効果的な展開による取引基盤の構築
                                                 ※2021年5月1日現在
           三重                               愛知                  □インターネットバンキングを活用した資産
                                                  名古屋    名古屋
                  北勢   中勢   南勢   伊賀   東紀州
                                                   市内     市外     形成・運用メニューの拡充による取引間口拡大
 店舗数
           121    65   27   14   9     6    34      24    10    □コールセンター機能の有効活用による顧客
計171店舗     大阪    和歌山   奈良   岐阜   東京                              対応力の強化
            6     5    2    1    2                              □ポイント制の拡充による若年層取引の強化

                                                                                        8
2.基本方針~リレーション&ソリューションの深化②

(法人向けソリューション)       本部の支援体制の整備・強化により、ライフステージに対応した
                    質の高い多様なソリューションを提供いたします。

ライフステージに対応したソリューションの提供

      創業期               成長・安定期                        再生・転換期
          □ビジネスマッチング                □販路拡大支援・人材紹介業務
          □補助金、助成金、利子補給活用支援         □ M&Aアドバイザリー業務

                                             □経営改善計画策定支援
                    □独自ファンドを活用したLBOローン
□33FGビジネスプランコンテスト                            □REVIC、再生ファンド等の活用による
                    □ストラクチャードファイナンス
□創業計画策定支援                                     経営改善、事業再生、事業転換支援
                    □ABL、コベナンツ、シンジケートローン
□創業ファイナンス                                    □本部専担者による事業承継支援
                    □クロスボーダーローン
                                             □資本性ローン

 ノウハウの完全融合                                 ソリューション手数料
両行のソリューションノウハウを完全に融合し、最適なソリューションを
提供してまいります。
                                                           57億円

   三重銀行                     第三銀行

・事業承継                    ・三重県中南部地域
                                            46億円
・M&A                      活性化推進PT
                         ・医療・介護事業者
・LBOローン
                          向け支援
・人材紹介
                         ・エクイティファイナンス
・資本性ローン 等                                  2021/3見込        2024/3計画
                         ・ABL      等
                                                                      9
2.基本方針~リレーション&ソリューションの深化③

(個人向けソリューション)           人生100年時代を見据え、お客さまの人生をトータルでサポート
                        いたします。

ライフステージ・ライフイベントに対応したソリューションの提供
          若年層                 資産形成層                 資産活用・承継層
デ       □インターネットバンキングを活用した資産形成・資産運用ソリューションメニューの拡充
ジ       □ WEB完結取引の拡充
タ       □セルフ窓口端末、WEB予約サービス・面談サービスの導入
ル       □諸届・帳票の電子化、印鑑レス、ペーパーレスの推進

資       □ iDeCo、つみたてNISA、投資信託等の資産形成商品・サービスの充実
産       □ほけんの窓口等による平準払い保険の提供
形       □ポイント制の拡充
成       □ SBIマネープラザとの共同店舗、大和証券との金融商品仲介
ロ
  ー     □ローンプラザの有効活用等によるライフプランに対応したローン商品の提供
    ン   (マイカーローン、住宅ローン、教育ローン、リバースモーゲージ等)


                       (タブレット端末による受付)      運用ビジネス手数料
                                                          53億円
                                             51億円

          ×
                            ※画像はイメージです。
                                            2021/3見込      2024/3計画   10
2.基本方針~リレーション&ソリューションの深化④

グループの総力を結集し、地域の課題解決支援に取り組みます。事業者の皆さまに寄り添い、経営課題や
ニーズに対して最適なソリューションを提供することで、お客さまの企業価値の向上に貢献いたします。

            地域の持続的発展+事業者のValue             Up



       地域社会、お客さまの“Sustainability”向上に向けた取組み

ニューノーマルを見据えた事業者支援       地方創生への取組み        規制緩和に対応した新規事業の創出


□事業継続のための迅速な金融支援    □外部機関との連携によるICT・DX   □新規事業への取組みの推進
□資本性ローン、再生支援ファンド     を活用した地域社会の課題解決へ     □店舗統合後の遊休不動産・本部関
 の活用による資本増強支援        の取組み                連施設の有効活用
□本部専門部署による経営改善、事業   □地方公共団体等と連携した三重県     □金融仲介機能を活用した新たなコ
 承継、事業再生・事業転換等の本     観光業活性化支援             ンサルティング業務の拡充
 業支援                □三重県中南部地域活性化推進プロジ    □人材紹介事業による人材ニーズへ
                     ェクトによる伴走型支援等の強化      の対応力強化
                    □「リージョネット三重」のECモー
                     ル化による地場商品の販路拡大支
                     援の強化


                                                            11
2.基本方針~経営の効率化・最適化①

お客さまの利便性を確保したうえで、店舗の効率化・最適化に向けたプロジェクトチーム及びデジタ
ル化等の推進による業務合理化・効率化に向けた組織横断的なプロジェクトチームを設置し、経営の
効率化と最適化を実現します。
①店舗の効率化・最適化に向けた
 プロジェクトチーム                       店舗統合           創出人員(第2次中計期間中):約190名
                                  〈拠点数〉                      (営業担当人員は削減せず)
□店舗統合の早期実施
(ブランチ・イン・ブランチ方式による機能集約)
お客さまの利便性を維持できる本方式により拠点の統合を実施                                  削減率17%
                                       第三
                                        98
                                                    166
                                                               137      更なる効率化を
                                       三重
                                        74                              検討

□更なる店舗の効率化
                                       2018/4       2021/5     2022/7
更なる店舗統合の計画・実施することで、一層の効率化を推進          (統合時)        (合併時)


                                       2018/4     2021/5       2022/7
□統合後の店舗等の有効活用
統合後の遊休不動産・本部関連施設の地域活性化に向けた活用    支店数     173店      171店         171店
                                拠点数   172拠点       166拠点        137拠点
□フルバンキング化に向けた取組み
フルバンキング化に向けた取組みを推進し、お客さまのニーズに    本部統合
すばやく的確に対応                                       創出人員(第2次中計期間中) :約300名
                                 本部統合によるスリム化

                                                                             12
2.基本方針~経営の効率化・最適化②

②デジタル化等による業務合理化・効率化に向けた
プロジェクトチーム
                                    経営の効率化及び最適化に資する人員配置の概要
□デジタル化の推進による銀行業務全体の効率化
DX戦略(デジタル化・FinTechを活用したお客さまサービス・     (創出)              (再配置)
業務効率化)における具体策の企画、推進                                         自然減
                                    【営業店】
(例示)デジタル化・FinTech活用メニュー
                                     約190人              約410人
 お客さまサービス
            インターネットバンキング/スマホ決済・送金
            通帳レス・スマホ通帳/保険証券分析ツール
            ロボ・アドバイザー/AIチャットボット
                                    【本部】                                 デジタル部門、
 業務の合理化・効率化                                           【再配置】              営業支援部門
                                     約300人
   営業業務
            タブレット電子受付(投信・保険販売)                              約80人         等へ再配置
            リモート面談/店頭取引の印鑑レス化
   行内業務
            テレワーク環境整備/電子融資稟議        コアOHR
            電子決裁・報告/電子契約



コストマネジメントの強化
□合併効果の実現による経費圧縮
□システム全体の最適化
□システム拠点の集約と最適配置                                                            79%以下
                                       82%程度
□事務の共同化等によるコスト削減
□店舗立地と集中拠点に応じた物流等の最適化による              2021/3見込   2022/3計画     2023/3計画    2024/3計画
 コスト削減
                                                                                     13
2.基本方針~強固な経営基盤の構築

地域における高度な金融仲介機能を持続的に発揮すべく、適切なリスクテイクを可能にする健全かつ
強固なグループ経営基盤を確立します。

実効的なガバナンスの実践                      ガバナンス体制
□持株会社、子銀行とも監査等委員会設置会社とし、取締役                                 取締役会
                                 指名委員会
 会の高い監査・監督機能の発揮                                             報酬委員会
                                                                             監査等委員会

□コーポレートガバナンス・コードへの適切な対応          監査部
□政策保有株式の縮減に向けた取組みの推進
                                       コンプライアンス       グループ経営会議        リスク管理
                                        経営会議              経営会議           経営会議
□連結経営の強化

高度なビジネススキルを有する人材の育成と                                        執行部門
働きがいのある組織の構築
□事業承継、M&A、IT等高度な専門性を持った人材の計画的な                                        33FG       33BK
 育成と採用                           取締役                                  14人      17人
□組織の融和の促進                         うち社外取締役(監査等委員)                       5人         4人

□「働き方改革」による生産性の向上                 うち女性社外取締役(監査等委員)                     1人         2人
                                                                       ※2021年5月1日現在
□ダイバーシティの推進
                                  働き方改革・ダイバーシティ(KPI)
リスクマネジメントの高度化                    □健康経営   :「ホワイト500認定取得」
                                 □ダイバーシティ:指導的立場にある女性職員の割合
□リスク管理と収益管理が一体化した業務運営体制の構築
□市場リスク、信用リスク等各種リスク管理の高度化                   2020年度21%(三重・第三合算)

□実効的なコンプライアンス・リスク管理
                                                   2023年度     25%以上                 14
3.合併シナジーの最大化~合併シナジーの全体像

合併シナジーの最大化を図り、ネットシナジーは合併2年目の2023年3月期で単年度黒字化、2024年3月
期には20億円以上を目指します。また、2027年3月期には単年度で65億円以上を目指します。

         第1次中期経営計画                         第2次中期経営計画               第3次中期経営計画
  19/3       20/3        21/3   三十三 22/3      23/3      24/3                 27/3   (億円)
  実績         実績          見込     銀行 計画         計画        計画                   計画
                                誕生
                                                       20億円
                                                       以上
                                                                                65億円
                                                               15億円程度               以上



                                                               30億円程度
   0.5

                                                               ▲25億円程度
           ▲ 8.5
                                                                 26/3期には累積で
                                                                 合併費用を回収予定
                     ▲ 30.0                    単年度
                                               黒字化
                    合併費用ピーク                            収益シナジー            コストシナジー

                                                       経営統合・合併費用         ネットシナジー
                                                                                         15
4.持続可能な地域社会の実現に向けたグループ総合力の発揮

地域の課題解決・持続的発展に資する取組みをグループ全体で実践し、SDGsの達成に貢献することで、
持続可能な社会の実現に努めてまいります。
   重点課題・取組方針         対応するSDGs            33FGの主な取り組み
(1)地域経済の持続的成長への貢献
                                ・33FGビジネスプランコンテストの開催
                                ・ONSEN・ガストロノミー・ウォーキングの開催支援
 事業性評価に基づく融資や創業支援、              ・インターネットショッピングモール「リージョネット三重」の
 事業承継、販路拡大、地方創生等、お               運営
 客さまの課題やニーズに応じた最適な              ・地域商社「株式会社ネーブル・ジャパン」への参画
 ソリューションの提供に努めます。               ・投資事業有限責任組合の活用
                                ・ビジネスマッチングサービスBiz-Createとの連携

(2)持続可能な地域社会の実現                 ・スポーツ振興支援
                                ・金融リテラシー教育の実施
 地域の文化活動、福祉活動およびス               ・NPO応援基金の実施、NPO交流会の開催
 ポーツ振興の支援や金融リテラシー教              ・三十三ふるさと文化財団の運営
 育等の提供に努めます。                    ・地公体との協働による取組み
(3)地域の環境保全
                                ・森林保全活動の実施
 地域における環境活動や環境に配慮し              ・EV車用急速充電器の設置
 た金融商品・サービスの提供に努めま              ・熊野古道定期による寄付実施
 す。                             ・再生エネルギー活用支援

(4)働きがいのある職場づくり
                                ・子育て、介護支援施策の実施
 女性の活躍支援をはじめ、性別や年齢              ・女性活躍の推進
 を問わず全ての職員が働きがいを持っ              ・多様な人材の活躍推進
 て活躍するための人材育成や労働環境              ・働き方改革の推進
 整備等に取り組みます。                    ・銀行敷地内全面禁煙の実施

(5)健全経営の実践
 コンプライアンスの遵守やリスク管理              ・コンプライアンスの徹底
 体制の強化を図り、健全経営の実践に              ・マネー・ロ-ンダリング及びテロ資金供与対策の取組み
 努めます。                                                       16
5.計数計画

           ビジネスモデルに関するKPI             2021年3月期実績       2021年4月~2024年3月
                                     (単年度、2行合算)            (3年累計)

リレーション    地元(三重県+愛知県)事業性貸出残高              12,937億円    13,150億円(3年増+213億円)

                         支援先数                  93先                   350先
          創業支援
                         ファイナンス先数              630先               1,275先
                         対応件数               2,103件                5,100件
ソリューション   ビジネスマッチング
                         成約先数                  809先               2,400先
          事業承継支援件数                             573件               1,575件
          M&Aアドバイザリー件数                         29件                   75件


                  財務計数                2021年3月期見込
                                                          2024年3月期
                                        (2行合算)

                                           ※                    65億円以上
                         単体                    88億円
          当期純利益                            ※
  収益性                    FG連結                  30億円             50億円以上

          ネットシナジー                           ▲30億円               20億円以上

 効率性      コアOHR                             82%程度                 79%以下
                                    ※2020年度第2四半期決算発表時の公表計数
                                                                         17