7317 M-松屋R&D 2020-04-06 08:00:00
成長可能性に関する説明資料 [pdf]
株式会社松屋アールアンドディ
成⻑可能性に関する説明資料
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会社概要
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会社概要
会 社 名 株式会社 松屋アールアンドディ
福井県大野市本社
設 ⽴ 1982年8月7日
石川
上 場 市 場 東証マザーズ 証券コード 7317
本 社 福井県大野市鍬掛20-1-2 富山
資 本 ⾦ 242百万円
福井
代 表 者 代表取締役社⻑ 後藤 秀隆
岐阜
京都 滋賀
⾃動⾞安全装置縫合システムの開発・製造・販売、 兵庫
事 業 内 容 レーザー裁断機の開発・製造・販売、
血圧計腕帯の製造、カーシートカバーの生産 等
従 業 員 数 1,373名(2020年1月末)
海外拠点︓3拠点(中国︓上海市・ベトナム︓ドンナイ省・ミャンマー︓ヤンゴン州)
拠 点
国内⼦会社︓1拠点(宮城県︓栗原市)
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縫製自動機の開発とAIラインの構築によって、
縫製業界の無人化を推進するオンリーワン企業
経営理念
Safety & Medical Healthcareを通して
科学技術の向上を図り人類に貢献する
事業目標
AI Sewing Robotの開発を通して、
日本版Industry4.0を⾏うリーディングカンパニーとして
縫製業界の日本回帰を促し、
日本の製造業の活性化に貢献する。
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事業内容
弊社はミシンメーカーではなく、
縫製の自動化を⾏う「縫製自動機事業」と
新しいビジネスモデルによる「縫製品事業」が主⼒事業から成る。
縫製品事業 縫製自動機事業
各種縫製品の製造 ⾃動⾞安全装置縫合システム
の開発・製造・販売
▼ 血圧計腕帯 ▼ カーシート レーザー裁断機の開発・製造・
販売
▼ エアバッグ
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沿革
⻑年にわたって培った縫製業界のロボット化のノウハウを活かして事業領域を拡大しながら成⻑
1982
創業 創業〜1990年代 2000年以降 売上高の推移
Safety分野に注⼒し自動化ハウハウを蓄積 縫製品事業の急成⻑が成⻑を牽引
Healthcare分野に進出し (百万円)
事業領域拡⼤ 8,000
カーシート・エアバッグ縫製品事業に
進出し売上成⻑を加速 CAGR
17.9%
1982 縫製関連機器の 2012 ベトナムでカーシート生産開始 6,000
2009.3-2019.3
開発・製造・販売を開始
2014 血圧計腕帯の製造・
1987 シートベルト用⾃動機の 販売を目的として
製造・販売を開始 ミャンマーに⼦会社設⽴
1992 エアバッグ用⾃動機の 2016 初の3D縫製用 4,000
双腕縫製ロボットを開発
製造・販売を開始
2017 エアバッグ2ヘッド⾃動
1997 レーザー裁断機を開発し、 縫製ステーションを開発
製造・販売を開始
カーシートカバーの製造・
2001 血圧計腕帯の生産を開始 販売を目的として 2,000
タカハター㈱を⼦会社化
ベトナム⼦会社にて
2007 縫製⾃動機の販売を目的として
エアバッグの製造を開始
中国に⼦会社設⽴
2018 ドローン用エアバッグを開発し、
2008 血圧計腕帯の製造・販売を 展示会に出展 0
目的としてベトナムに⼦会社設⽴ '09.3 '10.3 '11.3 '12.3 '13.3 '14.3 '15.3 '16.3 '17.3 '18.3 '19.3
2019 エアバッグ用
新型リニア式レーザーを開発
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セグメント別利益と縫製品事業のキャッシュ創出⼒
当社開発の縫製⾃動機を駆使することで、安定的に高い利益率を確保
セグメント利益(利益率)の推移 繊維製品業界 営業利益率⽐較
2019年3月期の縫製品事業は、新ラインの⽴上げ費用の 国内の繊維製品業界と⽐較して高い利益率を確保
増加により減益
縫製品事業の利益率は、規模の拡大に伴って向上しており、 中央値 平均値
(%) 5.0% 4.3%
経常的に10%以上の確保が可能 16
当社の縫製品事業
セグメント利益(縫製⾃動機) 2020年3月期3Q
12 9.6%
セグメント利益(縫製品) セグメント利益率(縫製品)
(百万円)
1,000 12% 8
10.3%
9.6% 4
800 10%
624
570 0
600 8%
6.7%
422
-4
400 6%
-8
200 4%
32
8 -12
0 2%
-106 -16
(200) 0%
2018.3 2019.3 2020.3
3Q ※上場する繊維製品業種分類企業の直近の決算期の数値
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当社の強み
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縫製自動機事業の内容
コンサルティングを起点に、⾃社開発のハード・ソフトを組み合わせ
人手に頼っている作業をAI搭載ロボットに置き換え、縫製ラインの自動化を実現する
縫製ラインで働く 裁断 縫製 検 査
現状の人数
約 13 ※
名 裁断機の操作 部品の運搬 各縫製工程における
縫製機の操作
部品の運搬 ポカヨケ、目飛び・
糸抜けなどの検査
機械に置き換えて AIロボットによる自動化
人員の削減を図る 作業員のロボットによる置換と、各工程間の搬送⾃動化、生産データ集中管理を実現
裁断 縫製 検 査
目標の人数
約 4※
名 裁断機の操作 各縫製工程における縫製機の操作 ポカヨケ、目飛び・
糸抜けなどの検査
部品の運搬
※人数は参考値であり、保証されるものではりません。
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独自の縫製品事業ビジネスモデル
顧客負担で縫製⾃動機を購入するため、当社の投資が少なく、急速な事業拡大が可能
お客様 ① 提案された⾃動化 松屋アールアンドディベトナム
ラインを購入いただく
② 縫製ラインを松屋ベトナムに設置
⾃動⾞業界 健康器具業界
③ 縫製品を注文
アパレル業界 スポーツ業界 ④ 縫製品を納品
縫製品製造に関するノウハウを蓄積し、
安定的に⾼い利益率を確保することが可能
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事業成功例
2000年に当社の縫製ノウハウと特殊技術により、血圧計腕帯の縫製ラインを⾃動化
当社が腕帯の製造を自動化し、
世界ナンバー1の血圧計メーカーに納入
1,500万台
以上
88万台
⾃動化以前 現在
(2000年)
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製造コストダウンと安定した品質を提供できる
継続的に発注するほどコストメリットがでる仕組み → 安定した取引を⻑期継続可能
他社に委託した場合の費用 当社に委託した場合の費用
初期投資が少ないものの、製造コストが高く、人件費が上昇傾向 初期投資が大きいものの、製造コストが安く、品質も高い
品質は技術者によってバラつきあり 品質が高く安定している
絶えず人件費が安い地域を探す必要あり 先進国での工場設置が可能
24時間・365日稼働できず 24時間・365日稼働が可能
人件費増加の影響を受けやすい 縫製ロボット
システム化
⼤きな開き
6年目以降は
差がさらに拡⼤
人件費 人件費
ミシン
・・・
裁断機
その他費用
その他費用 減価償却費 ・・・
減価償却費(5年償却)
機械購入 縫製品の製造 機械購入 縫製品の製造
(1年目)
(2年目)
(3年目)
(4年目)
(5年目)
(6年目)
(7年目) (1年目)
(2年目)
(3年目)
(4年目)
(5年目)
(6年目)
(7年目)
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グローバル生産&営業・開発体制
アジアを中心に生産拠点を設け、低コスト生産体制を構築
日本本社(福井)
• 縫製システム機器開発・製造・販売
• 海外工場の生産設備設計
• 品質管理
ミャンマー工場(Yangon)
• さらなるローコスト需要を目指す縫製部 日本
品工場 上海営業所 宮城工場(国内子会社)
• ⾃⽴した完全部品生産を目指している
中国 カーシート生産
主な縫製部品 ベトナム
ベトナム工場向け腕帯の協⼒生産
ミャンマー ベトナム第1〜5工場(Bien Hoa)
日本、アジア向け中心の縫製部品工場
Matsuya Innovation Center(Bien Hoa) 営業または開発拠点
• 次世代縫製機器・縫製技術の開発 主な縫製部品 生産拠点
血圧計腕帯/カーシート/エアバッグクッション
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市場環境
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市場環境(1)
成⻑する血圧計市場
世界血圧計人口は2025年には15億人にまで増え、
血圧計市場はさらに高い伸びが期待できる
⾼血圧人口 血圧計市場規模
15億人※1
11億人※2 1,100億円
10億人※1
600億円
2008 2015 2025 2008 2015 2025
(予測) (予測)
※1 出典︓WHO
※2 出典︓Lancet
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市場環境(2)
自動⾞部品の世界市場
(億円) エンジン系部品 駆動/足回り系部品 内装系部品 外装系部品
500,000
445,658
392,769
400,000
156,203
136,661
300,000
150,899
200,000
136,634
100,000 73,764
64,111
55,364 64,882
0
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2025
(⾒込み) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測)
注目分野
パッシブセーフティ市場(内装系部品)
2016年⾒込 2025年予測 2015年⽐
エアバッグ/インフレーター 1兆3,347億円 1兆4,579億円 110.0%
ステアリングホイール 2,551億円 3,162億円 125.8%
シートベルトプリテンショナー 2,034億円 4,193億円 2.2倍
出典︓富⼠キメラ 報告書「2016 ワールドワイド⾃動⾞部品マーケティング便覧」
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市場環境(3)
カーシート世界市場規模予測
世界の⾃動⾞用シート市場は、2025年には8兆円にまで成⻑する⾒通し
世界の自動⾞用シート市場規模予測
CAGR 8兆円
8
2.51%
フルサイズSUV/MPVや高級⾞の
7 6兆7,600億円 販売台数増加
6 アジア・オセアニア諸国や中東・アフリカ
地域での急速な成⻑が期待
5
4
2007 2025
(予) (予)
出典︓Expert interviews and marketsandmarkets analysis
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市場環境(4)
アジアのワーカー(一般工職)月給の推移
アジア諸国の賃⾦高騰で⾃動化ニーズが拡大
北京 大連 バンコク バンガロール ジャカルタ ホーチミン
(ドル)
800
各都市の増加率
(2002-2017)
北京
6.2倍
600
⼤連
4.1倍
バンコク
400 2.3倍
ジャカルタ
3.0倍
バンガロール※
200 1.6倍
ホーチミン
2.0倍
0
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017
出典︓JETRO調査資料
※バンガロールは2004-2017の増加率
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成⻑戦略
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縫製自動機事業および縫製品事業の拡⼤
AI縫製ロボットを駆使した⾃動化ラインの構築を機に
縫製⾃動機事業、縫製品事業それぞれの受注を拡大
新たな分野への拡⼤
医療用縫合装置の開発
Medical Healthcare
最先端ウエアラブル機器
AI Sewing Robot
Safety System 省⼒化ラインの推進
ドローン用エアバッグ
次世代縫製自動機およびシステムの開発
AIロボットを使った縫製技術の開発に着手し、
次世代縫製⾃動機及びシステムを開発してまいります。
双腕ロボット3D2本針縫 縫製システム 6軸ロボット3D2本針縫 縫製システム
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ドローン用エアバッグの開発
ドローン用エアバッグの開発に着手
異常動作、操縦不能時の安全対策装置として使用
飛行異常検知!
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イノベションセンターを活用した研究開発の強化
日本とベトナムが連携してAIを開発し、優秀な人材を育成
Matsuya Innovation Center(MIC)組織図 開発したAIで技術者を育成
AI技術者
松屋アールアンドディ
センター⻑ ソフト設計者 福井本社
精密機械設計者
テクニカルアドバイザー 連携
(福井本社)
Matsuya
Innovation Center
研究開発の目的
人工知能によって「匠の技」を⾒える
技能伝承
化し、若い職員のスキル習得を⽀援
職人の技能や創造性をデータ化し、
利益の拡⼤ それを生産設備につなぐことで、多品 AIを開発
種・単品・短納期加工を実現
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成⻑イメージ
付加価値の高い製品・サービスの提供と事業規模の拡大によって企業価値の最大化を図る
(売上高)
上場の目的
AI縫製ロボット
①取引先からの信頼感の向上 開発・製造・販売、
②優秀な人材の確保 ドローンセーフティ
③安定的な資⾦調達 システム
自社の自動機
ノウハウによる
製造委託事業の
ベトナム・ 拡⼤
ミャンマーを
持続的 中心とする豊富な
成⻑可能な 人材環境
市場環境
Safety & Medical Healthcare
(時間軸)
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本資料の取扱について
本資料には、将来の⾒通しに関する⾒通しや、事業戦略が含まれておりますが、本資
料作成時点において入手可能な情報に基づいて作成されたものであり、リスクや不確実
性が含まれており、実際の業績等が、これらの⾒通しや予測とは異なる結果となる可能
性があります。
それらのリスクや不確実性には、⼀般的な業界、ならびに市場状況、⾦利、為替変動
等の国内外の経済状況が含まれます。
今後、新しい情報や将来の出来事があった場合でも、当社は、これらの⾒通し情報の
更新や修正を⾏う義務を負うものではありません。
Appendix
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株主還元
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付けて
おりますが、財務体質の強化に加えて事業拡⼤のための内部留保の充実等を図り、
事業の効率化と事業拡⼤のための投資に充当していくことが
株主に対する最⼤の利益還元につながると考えております。
このことから今後においても当⾯の間は内部留保の充実を図る⽅針であります。
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連結財務ハイライト
連結損益計算書 連結貸借対照表
2018.3 2019.3 2020.3 3Q 2018.3 2019.3 2020.3 3Q
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
売上高 6,767 7,517 6,451 流動資産 2,913 3,428 3,800
固定資産 490 662 909
売上原価 5,523 6,558 5,550
資産合計 3,404 4,091 4,709
売上総利益 1,243 959 901 流動負債 1,410 1,979 2,143
売上総利益率 18.4% 12.8% 14.0% 固定負債 235 333 559
負債合計 1,646 2,313 2,703
販売費及び
798 778 590
⼀般管理費 純資産 1757 1,777 2,006
営業利益 444 180 310 負債純資産合計 3,404 4,091 4,709
営業利益率 6.6% 2.4% 4.8%
経常利益 493 223 297
連結キャッシュ・フロー計算書
税⾦等調整前
335 222 297 2018.3 2019.3 2020.3 3Q
当期純利益
(百万円) (百万円) (百万円)
親会社株主に帰属
207 113 240 営業活動による
する当期純利益 △59 8 -
キャッシュ・フロー
当期純利益率 3.1% 1.5% 3.7% 投資活動による
キャッシュ・フロー △349 △119 -
1株当たり当期 財務活動による
92.12 50.53 - △125 330 -
純利益(円) キャッシュ・フロー
ROE 11.7% 6.4% ― 現⾦及び現⾦同等物の
期末残高 325 528 -
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