7317 M-松屋R&D 2021-11-12 15:00:00
2021年度第2四半期決算説明会資料 [pdf]
株式会社松屋アールアンドディ(証券コード︓7317)
2022年3月期第2四半期
決算説明会資料
(2021年11月)
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1.2022年3⽉期第2四半期実績
2. 今後の事業計画
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2022年3月期第2四半期実績︓サマリー
・ベトナムにおける新型コロナ対策規制の影響により、稼働率が減少したことが影響。
・10⽉中旬より規制が緩和され、新型コロナワクチン接種者は移動可能となった。
なお、当社ベトナム子会社の従業員は全員接種済み。
・受注状況としては顧客の需要は大幅に増加しており、今後の挽回生産に向けて
ベトナム、ミャンマーはすでにフル生産で稼働。
2021.3 2022.3
2Q実績 2Q実績 前期比
(百万円) (百万円)
売上高 2,860 2,446 85.5% ※収益認識会計基準を遡及適用
売上総利益 650 523 80.6%
売上総利益率 22.7% 21.4% △1.3
営業利益 313 89 28.4%
経常利益 280 95 34.1%
税⾦等調整前
280 21 7.7%
当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益 244 19 7.8%
1株当たり四半期純利益(円) 47.37 3.64 7.7% ※株式分割後
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2022年3月期第2四半期実績︓セグメント別売上⾼&利益
・縫製⾃動機事業については前年同期とほぼ同じ⽔準であるものの、ルーマニアなど欧州向けの出荷が増加。
・縫製品事業においては、前年度第2四半期におけるアイソレーションガウンの売上(577百万円)を除くと既存事業(血圧
計腕帯、カーシート、エアバッグ)では増収。しかし、ベトナムの新型コロナ対策規制により稼働率低下の影響及び規制下での
納期対応のための残業代、エア便による運賃などが重しとなり、減益となる。
2021.3 2022.3
2Q実績 2Q実績 前期比
(百万円) (百万円)
売上⾼ 2,860 2,446 85.5%
縫製⾃動機事業 237 220 92.9%
縫製品事業 2,641 2,295 86.9%
調整額 △18 △70 ー
セグメント利益 313 89 28.4%
縫製⾃動機事業 16 △50 ー
縫製品事業 412 347 84.3%
本社費&調整額 △115 △207 ー
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2021年実績︓連結貸借対照表
2021.3 2021.9
実績 実績
(百万円) (百万円)
現⾦及び預⾦ 1,322 1,062
売上債権等 2,003 966
・流動⽐率(流動資産÷流動負債
棚卸資産 1,840 2,651 ×100)は181.9%→204.6%に改善。
・今後の生産に向けて棚卸資産(主に原材
有形無形固定資産 784 794 料)が増加している。
その他 253 266
資産合計 6,204 5,742
仕入債務 1,055 504
借入⾦(⻑期含む) 841 908
リース債務(⻑期含む) 418 440
その他 1,088 973
負債合計 3,404 2,827
純資産 2,800 2,914
負債純資産合計 6,204 5,742
※収益認識会計基準を遡及適用
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連結キャッシュ・フロー計算書
2020.9 2021.9
実績 実績 営業活動によるキャッシュ・フロー
(百万円) (百万円) ベトナムにおける今後の生産に向けて
の在庫増加
営業活動によるキャッシュ・フロー 63 △287
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー △36 △44 当社本社改装工事及びベトナム子会
社における新規エアバッグ製造用の設
財務活動によるキャッシュ・フロー 320 70 備投資による増加
財務活動によるキャッシュ・フロー
現⾦及び現⾦同等物の換算差額 △4 2 前年度は上場による新規株式発⾏に
よる収入で291百万円の増収となった
現⾦及び現⾦同等物の増減額 (△は減少) 343 △258 反動で減少
2020.9 2021.9
実績 実績
(百万円) (百万円)
減価償却費 106 111
設備投資 △33 △38
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2021年度(2022年3月期)業績予想
・2021年度の業績予想は下記の通りとなります。
ベトナムにおける新型コロナ対策規制の影響を受けましたが、現在、ベトナム子会社においては従業員全員が
ワクチン接種を終えており、10月15日より従業員の移動制限も解除されたことから、全員が工場に出勤できて
いる状況であり、最悪の状況は既に脱しております。受注状況としては継続して顧客からの需要が大幅に増加
しており、挽回生産に向けてミャンマーも含め、すでにフル操業体制を敷いております。
現時点におきましては、2021年5月14日に公表いたしました2022年3月期の連結業績予想の変更はせず、今
後の挽回生産の影響も鑑みながら精査しており、開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたし
ます。
2022.3 2021.9
公表ベース予想 実績
(百万円) (百万円)
売上高 7,186 2,446
売上総利益 1,620 523
売上総利益率 22.5% 21.4%
営業利益 724 89
経常利益 707 95
親会社株主に帰属する当期純利益 536 19
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1. 2022年3月期第2四半期実績
2.今後の事業計画
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成⻑戦略
縫製自動機事業および縫製品事業の拡大
AI縫製ロボットを駆使した⾃動化ラインの構築を機に
縫製⾃動機事業、縫製品事業それぞれの受注を拡大
新たな業界への拡大
医療用装置の開発
リハビリ用ロボット事業
Medical Healthcare
最先端ウエアラブル機器
Anti Virus分野(防護服、ガウ
ン)の縫製⾃動機及び縫製品
3D画像処理付き
Sewing Robot
Safety System 省⼒化ラインの推進
ドローン用エアバッグ
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新規事業及び成⻑戦略
1.人工心臓弁の縫合装置に引き続き、人口血管の製造装置等の開発
2.EGZOTechのリハビリロボットの販売を今期後半より開始予定。
3.リハビリ用ロボットの開発も今後取り組んでまいります。
4.最先端ウェアラブル機器については福井県内企業と提携しながら、心拍数、
体温測定等のセンサー及びDXシステムの開発に着手し始めました。
5.3D縫製システムについてもすでに着手しています。来季早々にプロトタイプ
を制作する予定です。
6.MICにてエアバッグ用ラインの生産管理システムの開発を⾏い、来期発売
を目指し、一部社内に導入して、検証しております。
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
自動機事業(ソーイングオートメーション)
1) あらゆる分野で産業用ロボット需要が増大
(変化予想)
人手不⾜や⾃国内生産対応のための⾃動化生産対応の需要がコロナ禍でさらに加速が⾒込まれます。
(今後の取組)
AIソーイングロボットや画像検査装置など次世代⾃動機の開発・製造・販売及び関連メーカーと業務提携
⾷品業界など異業種からも依頼が増加(2021年2月〜)
2) ロボットSI(ロボット・システムインテグレーター)需要の増加
(変化予想)
生産現場へのロボット導入を設計する専⾨職の需要が急増すると⾒込まれます。
(今後の取組)
ベトナムMICの技術者育成
ドライバー席用エアバッグの自動機(初号機)を開発。(2021年7月より発売開始)
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
自動機事業(ソーイングオートメーション)
3) メディカルヘルスケア分野の拡大
(変化予想)
新型コロナウイルスだけでなく、今後の感染症対策も含め⽇本製の医療用製品の⾃動化需要も拡大していく⾒込み。
(今後の取組)
メディカル部⾨及び防護服等の製造、⾃動機の開発・製造・販売
(New)メディカル部門で前田工繊㈱との資本業務提携を実施(2021年5月〜)
4) コロナ後を⾒据えた設備投資回復の兆候
(変化予想)
メキシコとアメリカ間の貿易摩擦により一時的に減退していたメキシコ市場が、貿易摩擦の緩和により、
メキシコでの生産設備商談が急増しており、需要拡大が⾒込まれる。
また、コロナ禍において設備投資需要が減退していた、コロナ後を⾒据えたヨーロッパ企業においても
設備投資回復の兆しが⾒込まれる。
(今後の取組)
(New)販売促進の強化、⼈材の多様化(外国⼈採用を拡大中)により営業⼒強化(2021年4月〜)
(New)ポーランドなど東ヨーロッパへの進出(2021年8月〜)
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
縫製品事業(ソーイングプロダクト)
1) 国によるサプライチェーンの⾒直し
(変化予想)
ローコスト生産品については賃⾦高騰が激しい中国やタイでの生産からベトナム生産への移管が増加。
(今後の取組)
ベトナムでの受託先の拡大、(New)すでにカーシート、エアバッグで新規事業開始
2) 大きな業界再編、大手企業のファブレス化
(変化予想)
コロナ禍で当社を取り巻く業界においても大きな事業変化が起きております。
変化の激しい環境にある中、需要の大きな変化に対応するため、ファブレス化が進んでおります。
(今後の取組)
カーシート及びエアバッグ領域にて積極的なM&A,業務提携の活用
弊社製レーザー裁断機を使用し、裁断に特化した事業を展開
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成⻑戦略 成⻑イメージ
安定収入を生み出す縫製品事業を基盤に次世代縫製自動機の開発及び新規事業を
中⼼に経営資源を投入し、持続的な成⻑を⽬指します。
(新規事業)
・リハビリ関連事業への進出、ウェアラブル機器
(売上⾼成⻑イメージ) の開発
AIソーイングロボット開発 ・ロボットSIの教育・派遣、EC事業・・・etc
ドローン用エアバッグ ・ドローン用エアバッグの開発・実用化
メディカルヘルスケア
機器の開発 (縫製自動機事業)
当社製 SDGsへの取組
自動機に ・AIソーイングロボット、画像AI検査装置を活
用した⾃動化ラインの開発
よる工程
・業務提携により次世代縫製⾃動機の開発促進を
ベトナムを 自動化 ⾏う。
中心とする豊 ・欧州市場での販促強化
富な⼈材環境
持続的
(縫製品事業)
成⻑可能な
市場環境 ・ベトナムにおける生産基盤を活かし、新規顧客獲
得(複数の商談あり)
・メディカル部⾨(血圧計腕帯、防護服、ウェアラブ
ル等)の強化
・業務提携、M&Aを視野にした事業拡大→ベト
ナム、ミャンマーとの連携により生産能⼒拡大が可能。
現在 縫製品事業 縫製自動機 新規事業 将来
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成⻑戦略
イノベションセンターを活用した研究開発の強化
・ベトナムのイノベーションセンターと⽇本本社と連携し、ロボット主体の⾃動生産ライン開発を更に強化
・イノベーションセンターにて優秀なロボットSIを多数育成
・ロボットメーカーとの業務提携も視野に入れながら、次世代縫製⾃動機の開発を促進
MICにおける主な開発テーマ
・日本とベトナムが連携してAIを開発し、 AIソーイングロボット
優秀な⼈材を育成し、派遣も視野に入
•双腕ロボットと画像処理システムを導入した3D縫製装置の開発
れていく
•関連特許を日本で取得済み、アメリカにおいては査定取得、欧州、中国にて申請中
福井本社
画像AI検査システム
•エアバッグやカーシートの品質検査に使用することを⽬的として開発中
連
自社工場の生産ライン自動化
携
•ベトナム工場の生産ラインの自動化を進め、モデル生産ラインを構築中。将来的に新規事業
Matsuya
として展開。
Innovation
Center
生産管理システムの開発
•これまでの生産ノウハウをもとに、誰が、いつ、どこで作業したかを詳細にトレース可能な独自の生産
管理システムを開発し、早期事業化を⽬指す。
ドライバー席用エアバッグ縫製自動機 …etc
•独自開発した画像認識カメラを搭載したAIロボットを7月より販売開始
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本資料の取扱について
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