7317 M-松屋R&D 2020-11-19 16:00:00
2021年3月期第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2021年3月期第2四半期
決算説明会資料
目次
1.2021年3⽉期第2四半期実績・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
2.2020年度(2021年3⽉期)業績予想・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
3.今後の成⻑戦略・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
4.(参考)会社概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
2021年3月期第2四半期実績
2021年3月期第2四半期実績︓サマリー
・売上総利益率は1.3ポイント上昇。
・販管費も旅費交通費を中心に削減。
・親会社株主に帰属する当期純利益が⾒通し⽐で約2倍に大幅増益。
(参考)
2021.3 2021.3 2020.3
2Q⾒通し 2Q実績 ⾒通し⽐ 通期実績
(百万円) (百万円) (百万円)
売上高 4,000 4,105 102.6% 8,631
売上総利益 580 650 112.1% 1,207
売上総利益率 14.5% 15.8% ー 14.0%
営業利益 180 313 174.2% 407
経常利益 180 280 156.0% 380
税⾦等調整前
180 280 156.0% 380
当期純利益
親会社株主に帰属する
120 244 203.5% 223
当期純利益
1株当たり当期
46.54 94.69 203.5% 99.13
純利益(円)
※⾒通しは2020年7月8日提出時の数値を用いております。 4
2021年3月期第2四半期実績︓セグメント別売上⾼&利益
・縫製⾃動機事業はコロナ禍の影響があったものの、利益率の⾼いものに注⼒して、コスト
コントロールを図った結果利益は⾒通しより増加しました。
・縫製品事業において、特に⾎圧計腕帯が主⼒品⽬を中心に⽣産量が増加したことから、利
益率が上昇しました。カーシートカバー及びエアバッグも7月より北⽶向けの⾞種を中心に
受注が⼤幅に回復しました。また、事業会社及び厚労省よりアイソレーションガウンを受注
し、売上⾼及び売上総利益の増加に貢献しました。
2021.3 2021.3 2020.3
2Q⾒通し 2Q実績 実績 ⾒通し⽐
(百万円) (百万円) (百万円)
売上⾼ 4,000 4,105 8,631 102.6%
縫製自動機事業 237 184 875 77.9%
縫製品事業 3,829 3,939 7,762 102.9%
調整額 △66 △18 △7 ー
セグメント利益 180 313 407 174.2%
縫製自動機事業 5 16 △115 335.3%
縫製品事業 311 412 736 132.6%
本社費&調整額 △136 △115 △213 ー
5
2021年3月期第2四半期実績︓連結キャッシュ・フロー計算書
2019.3 2020.3 2020.9
実績 実績 実績 営業活動によるキャッシュ・フロー
(百万円) (百万円) (百万円) 利益は好調なものの、受注の増加によ
り売上債権、棚卸資産、仕入債務が
営業活動によるキャッシュ・フロー 8 219 63 増加し、キャッシュ・フローとしては63百
万円の増加となっております。第3四半
投資活動によるキャッシュ・フロー △119 △41 △36 期以降で回収が進み、さらに良化する
⾒込み。
財務活動によるキャッシュ・フロー 330 35 320
投資活動によるキャッシュ・フロー
主に松屋ベトナムにて16百万円(機
現⾦及び現⾦同等物の換算差額 △15 △3 △4 械装置)、タカハターにて11百万円
(機械装置)の設備投資の実施。
現⾦及び現⾦同等物の増減額
203 210 343
(△は減少)
財務活動によるキャッシュ・フロー
主にIPOによる資⾦調達による増
2019.3 2020.3 2020.9 加。
実績 実績 実績
(百万円) (百万円) (百万円) 以上の結果、現⾦及び現⾦同等物
が343百万円の大幅な増加となりま
減価償却費 89 205 106 した。
設備投資 △178 △41 △33
6
サンプルデータ 2020年9月末実績︓連結貸借対照表
2019.3 2020.3 2020.9
実績 実績 実績
(百万円) (百万円) (百万円)
現⾦及び預⾦ 565 768 1,108
・IPOによる資⾦調達及び
売上債権 824 1,105 1,590 上期における業績良好なこと
棚卸資産 1,874 1,945 2,121 から、当座⽐率(79%
→93%)に良化しました。
有形無形固定資産 557 966 888
その他 269 267 300 ・当座貸越の極度額を増額し、
今後の資⾦需要に機動的に
資産合計 4,091 5,054 6,009 対応できるよう体制の整備が
仕入債務 1,009 1,042 1,286 完了しました。
借入⾦(⻑期含
む) 907 1,045 1,135 ・売上債権及び仕入債務の
リース債務(⻑期 増加は第2四半期以降急激
含む) 64 562 490 に受注が増加したことによるも
その他 333 402 585 のとなります。
負債合計 2,313 3,051 3,498
純資産 1,777 2,002 2,511
負債純資産合計 4,091 5,054 6,009
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2020年度(2021年3月期)業績予想
サンプルデータ 2020年度(2021年3月期)業績予想
・2020年度の業績予想はひとまず下記の通りとなります。
・新型コロナウイルス感染症の収束時期が依然として不透明なことから、通期の業
績予想は据え置きさせていただいておりますが、第2四半期の進捗率は⾮常に良好
であり、現状の状況が続けば、このまま好調が維持できるものと思われます。
・開示すべき事項が⽣じた場合は、速やかにご報告させていただきます。
2020.3 2021.3 2021.3
通期実績 通期⾒通し 2Q実績 進捗率
(百万円) (百万円) (百万円)
売上高 8,631 9,000 4,105 45.6%
営業利益 407 410 313 76.5%
経常利益 380 390 280 73.9%
親会社株主に帰属する
223 270 244 90.4%
当期純利益
1株当たり当期
99.13 104.31 94.69 ―
純利益(円)
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今後の成⻑戦略
今までにない領域を開拓し、ナンバーワンを⽬指します
事業内容
弊社はミシンメーカーではありません。また、単なる縫製⼯場でも、自動⾞部品メーカーでもありません。
縫製⼯程の自動化を提供する縫製自動機事業および
縫製のノウハウ、⼯程自動化など独自技術を活⽤した製造受託を⾏う縫製品事業、
この2つの事業を活かして持続的な成⻑を目指す企業です。
縫製品事業 縫製自動機事業
各種縫製品の製造 自動⾞安全装置縫合システムの開発・製造・販売
レーザー裁断機の開発・製造・販売
▼ 血圧計腕帯 ▼ カーシート
医療用自動化ラインの開発・製造・販売
▼ エアバッグ
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
自動機事業(ソーイングオートメーション)
1) あらゆる分野で産業⽤ロボット需要が増大
⼈⼿不⾜や自国内⽣産対応のための自動化⽣産対応の需要がコロナ禍でさらに加速が⾒込まれます。
AIソーイングロボットや画像検査装置など次世代自動機の開発・製造・販売及び関連メーカーと業務提携
2) ロボットSI(ロボット・システムインテグレーター)需要の増加
⽣産現場へのロボット導入を設計する専⾨職の需要が急増すると⾒込まれます。
ベトナムMICの技術者育成(現在12名、来年末を⽬標に30名規模にまでに拡大)
3) メディカルヘルスケア分野の拡大
新型コロナウイルスだけでなく、今後の感染症対策も含め⽇本製の医療用製品の自動化需要も拡大していく⾒込み。
メディカル部⾨及び防護服等の製造自動機の開発・製造・販売及び素材メーカーとの業務提携
4) アメリカ大統領選挙の影響
メキシコとアメリカ間の貿易も回復が⾒込まれ、メキシコにおける自動⾞部品⼯場の⽣産拡大が⾒込まれます。
販売促進の強化、⼈材の多様化(外国⼈採用も実施)
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
縫製品事業(ソーイングプロダクト)
1) 国によるサプライチェーンの⾒直し
ローコスト⽣産品については賃⾦高騰が激しい中国やタイでの⽣産を、安価かつ安全なベトナムでの⽣産委託需要が
増えると予想されます。
受託先の拡大(すでに複数の商談あり)
2) 大きな業界再編
コロナ禍で当社を取り巻く業界においても大きな事業変化が起きております。
積極的なM&A,業務提携の活⽤
3) 大手企業のファブレス化
変化の激しい環境にある中、需要の大きな変化に対応するため、ファブレス化が進んでおります。
弊社製レーザー裁断機を使用し、裁断に特化した事業を展開
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当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
新規事業
1) ドローンの市場拡大
配達用など市場の拡大に伴い、安全装置としてドローン用エアバッグの需要が⾒込まれます。
ドローン⽤エアバッグの開発・製造・販売に注⼒
(通常時) (エアバッグ展開時)
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世界初 当社を取り巻く業界の変化予想及び今後の取組
新規事業 次世代空モビリティ⽤エアバッグの開発(初公開)
異常飛行を検知して、エアバッグが展開し、衝突ダメージ、水没リスク軽減します。
空⾶ぶ⾞
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今後の成⻑戦略
安定収入を⽣み出す縫製品事業を基盤に次世代縫製⾃動機の開発及び新規事業を中心に経営
資源を投入し、持続的な成⻑を⽬指します。
(新規事業)
(売上⾼成⻑イメージ)
AIソーイング ・ドローン用エアバッグの開発・実用化
ロボット開発 ・ロボットSIの教育・派遣、EC事業・・・etc
・製造・販売
ドローン⽤エ (縫製自動機事業)
当社製
アバッグ
自動機によ ・AIソーイングロボット、画像AI検査装置
る⼯程自動 を活用した自動化ラインの開発
ベトナム・ 化
ミャンマーを ・業務提携により次世代縫製自動機の開発
中心とする豊富 促進を⾏う。
な人材環境
持続的
(縫製品事業)
成⻑可能な
市場環境 ・ベトナム、ミャンマーにおける⽣産基盤を活かし、
新規顧客獲得(複数の商談あり)
・メディカル部⾨(血圧計腕帯、防護服、ウェアラ
ブル等)の強化
・業務提携、M&Aを視野にした事業拡大→ベ
トナム、ミャンマーとの連携により⽣産能⼒拡大が
可能。
現在 将来
縫製品事業 縫製⾃動機 新規事業
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次世代縫製自動機の開発
・ベトナムのイノベーションセンターと⽇本本社と連携し、ロボット主体の自動⽣産ライン開発を更に強化
・イノベーションセンターにて優秀なロボットSIを多数育成
・ロボットメーカーとの業務提携も視野に入れながら、次世代縫製自動機の開発を促進
・日本とベトナムが連携してAIを開発し、 MICにおける主な開発テーマ
優秀な人材を育成し、派遣も視野に入
れていく
AIソーイングロボット
福井本社
•双腕ロボットと画像処理システムを導入した縫製装置の開発
•関連特許を日本で取得済み、アメリカにおいては査定取得、欧
州、中国にて申請中
連
携
画像AI検査システム
Matsuya
Innovation
Center •エアバッグやカーシートの品質検査に使用することを⽬的とし
て開発中
ミシン下糸検知器 …etc
Matsuya Innovation Centerの技術者12名まで増加(11⽉19⽇時点)。
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(参考)会社概要
会社概要
会 社 名 株式会社 松屋アールアンドディ
設 ⽴ 1982年8⽉7⽇
石川
上 場 市 場 東証マザーズ 証券コード 7317
本 社 福井県大野市鍬掛20-1-2
富山
資 本 ⾦ 270百万円(現時点)
福井
代 表 者 代表取締役社⻑CEO 後藤 秀隆 岐阜
自動⾞安全装置縫合システムの開発・製造・販売、 兵庫
京都 滋賀
事 業 内 容 レーザー裁断機の開発・製造・販売、
血圧計腕帯の製造、カーシートカバーの⽣産 等
従 業 員 数 1,370名(2020年3⽉末時点)
海外拠点︓3拠点(中国︓上海市・ベトナム︓ドンナイ省・ミャンマー︓ヤンゴン州)
拠 点
国内⼦会社︓1拠点(宮城県︓栗原市)
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縫製自動機事業の内容
弊社はミシンメーカーではなく、コンサルティングを起点に、自社開発のハード・ソフトを組み合わせ
⼈⼿に頼っている作業をAI搭載ロボットに置き換え、縫製ラインの自動化を実現し、作業者を3K作
業(きつい・汚い・危険)から解放する企業である。
縫製ラインで働く 裁断 縫製 検 査
現状の人数
約 14 名 裁断機の操作 部品の運搬 各縫製⼯程における
縫製機の操作
部品の運搬 ポカヨケ、⽬飛び・
糸抜けなどの検査
機械に置き換えて AIロボットによる自動化
人員の削減を図る 作業員のロボットによる置換と、各⼯程間の搬送自動化、⽣産データ集中管理を実現
裁断 縫製 検 査
目標の人数
約 4 名 裁断機の操作 各縫製⼯程における縫製機の操作 ポカヨケ、⽬飛び・
糸抜けなどの検査
部品の運搬
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独自の縫製品事業ビジネスモデル
従来の縫製⼯場と違って
顧客負担で縫製自動機を購入するため、弊社の投資が少なく、急速な事業拡大が可能
お客様 ① 提案された自動化 松屋アールアンドディベトナム
ラインを購入いただく
② 縫製ラインを松屋ベトナムに設置
自動⾞業界 健康器具業界
③ 縫製品を注文
アパレル業界 スポーツ業界 ④ 縫製品を納品
縫製品製造に関するノウハウを蓄積し、
安定的に⾼い利益率を確保することが可能
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グローバル生産&営業・開発体制
アジアを中心に⽣産拠点を設け、低コスト⽣産体制を構築
日本本社(福井)
• 縫製システム機器開発・製造・販売
• 海外⼯場の⽣産設備設計
• 品質管理
ミャンマー⼯場(Yangon)
• さらなるローコスト需要を⽬指す縫製部 日本
品⼯場 上海営業所 宮城⼯場(国内子会社)
• 自⽴した完全部品⽣産を⽬指している
中国 カーシート⽣産
主な縫製部品 ベトナム
ベトナム⼯場向け腕帯の協⼒⽣産
ミャンマー ベトナム第1〜5⼯場(Bien Hoa)
⽇本、アジア向け中心の縫製部品⼯場
Matsuya Innovation Center(Bien Hoa) 営業または開発拠点
• 次世代縫製機器・縫製技術の開発(AI縫製自動機) 主な縫製部品 ⽣産拠点
• ドローン用セーフティシステムの開発 血圧計腕帯/カーシート/エアバッグクッション
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縫製自動機事業および縫製品事業の拡大
AI縫製ロボットを駆使した自動化ラインの構築を機に
縫製自動機事業、縫製品事業それぞれの受注を拡大
新たな業界への拡大
医療用縫合装置の開発
Anti Virus分野(防護服、ガウ
Medical Healthcare
ン)の縫製自動機及び縫製品
最先端ウエアラブル機器
AI Sewing Robot
Safety System 省⼒化ラインの推進
ドローン用エアバッグ
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本資料の取扱について
(注意事項)
本資料には、将来の⾒通しに関する⾒通しや、事業戦略が含まれておりますが、本資
料作成時点において入⼿可能な情報に基づいて作成されたものであり、リスクや不確実
性が含まれており、実際の業績等が、これらの⾒通しや予測とは異なる結果となる可能
性があります。
それらのリスクや不確実性には、⼀般的な業界、ならびに市場状況、⾦利、為替変動
等の国内外の経済状況が含まれます。
今後、新しい情報や将来の出来事があった場合でも、当社は、これらの⾒通し情報の
更新や修正を⾏う義務を負うものではありません。
(本資料に関するお問い合わせ)
株式会社松屋アールアンドディ IR担当
http://www.matsuyard.com/
Email︓matsuya@matsuyard.com
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