7299 フジオーゼ 2021-06-23 15:00:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 6 月 23 日
各 位
会 社 名 フジオーゼックス株式会社
代表者名 代表取締役社長執行役員 辻本 敏
(コード番号 7299 東証第 2 部)
問合せ先 取締役執行役員 藤川 伸二
(TEL.0537 - 35 - 5973 )
中期経営計画の策定に関するお知らせ
当社は、2021 年度から 2023 年度までの 3 年間を計画期間とする新たな中期経営計画を策定しました
ので、下記の通りお知らせいたします。
1. 中期経営計画策定の背景
当社グループの事業の中心である自動車産業の世界需要は、新型コロナウイルス感染症の蔓延による世界
規模の景気後退、自動車業界自体における、いわゆる CO2 排出問題(カーボンニュートラル)等の環境問題や
バイオ燃料等の新エネルギー問題への対応、さらには電動化・情報化・自動化といった新時代に向けた多種
多様な変革の局面にありますが、エンジン搭載車を含む自動車業界全体は新興国をはじめとする底堅い成長
が続くことが期待されております。
このような状況のなか、当社グループといたしましては、前中期経営計画(2018 年度~2020 年度)で掲げた
自動車部品事業の拡大路線に対し、収益性・キャッシュフロー重視へと軌道修正を図ってまいりました。
2. 中期経営計画の概要
(1) 中期経営計画の基本方針
当社グループの更なる成長を目指し、新たに3つの大きな課題に取り組んでまいります。
1点目は、自動車部品事業の安定収益確保であり、コスト構造のあるべき姿と現状のギャップ解決手段
の検討を行い、比例費低減と固定費の削減を実行してまいります。
2点目は、新規事業のスタートおよび基軸への成長であり、拡大市場のマーケティングや新規事業の立
案を検討・実行してまいります。
3点目は、効率経営推進による社会貢献であり、働き方改革・DX推進・財務改善・BCPなど経営基盤
強化を図っていくとともに、CO2 削減・SDGsの取り組みを開始し、ESG経営を実践してまいります。
【2023 年中期経営計画基本方針】
① 自動車部品事業の安定収益確保
② 新規事業のスタートおよび基軸への成長
③ 効率経営推進による社会貢献
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(2)定量目標
●エンジンバルブ事業の合理化推進による利益率向上
●新規事業、ESG関連中心の積極的な投資
●株主への利益還元目標は連結配当性向30%以上
(内 21 年 4 月~
2021 年度(※) 2022 年度 2023 年度
22 年 3 月分)
売上高 23,000 百万円 21,500 百万円 22,000 百万円 23,000 百万円
営業利益 2,200 百万円 1,800 百万円 2,400 百万円 2,700 百万円
当期純利益 1,350 百万円 1,050 百万円 1,700 百万円 1,900 百万円
売上高営業利益率 10% 8% 11% 12%
設備投資額 1,500 百万円 - 2,000 百万円 2,000 百万円
連結配当性向 20% 25% 30% 30%以上
※2021 年度は決算期統一のため、海外子会社は 15 ヶ月決算となります
(3)重要施策
拡販活動 ・欧米顧客への新規参入
既存事業の ・多能工化、生産性向上
原価低減
競争力向上 ・生産設備のスマートライン化
・高排温化対応バルブの開発
新技術の開発
・カーボンニュートラル燃料普及対応
・バルブ生産技術の応用開発と事業化検討
既存技術とのシナジー
鍛造技術、中空加工技術の活用
新規事業の ・成長分野の探索と戦略投資
有望事業への投資
スタート 研究開発投資、M&A 含めた早期事業化の実現
地域貢献 ・事業を通じての地域経済の活性化
・People(人間)、Prosperity(繁栄)、Planet(地球)
SDGs
を重要課題とした取り組み
・再生可能エネルギーの導入・拡大、省エネ拡大
ESG経営の実践 カーボンニュートラル
・産業廃棄物の 3R(Reduce,Reuse,Recycle)推進
・多様な働き方の推進
働き方改革
・DX 推進
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3. SDGsの取り組み
当社重要課題:People、Prosperity、Planet
重要課題 テーマ 主な活動内容 2023 年目標 2030 年目標
●多様な働き方 ●Co-working スペース提供
スペースの提供
People ●男性社員育休 4%以上 7%以上
(人間) 取得率向上
●ヘルスケア ●健康的、多様な 多様な食事
食事の提供 スポーツ施設充実
●新製品開発 ●環境対応バルブ 製造技術確立 製品化
開発
Prosperity
●新分野製品開発 製造技術確立 製品化
(繁栄)
●IoT,AI 化 ●スマート生産 モデルライン構築 スマート生産工場
ライン構築
●CO2 削減 ●再生可能 CO2 排出量 CO2 排出量
エネルギーの導入 20%削減 50%削減
Planet
●廃棄物削減 ●産業廃棄物 50%削減
(地球)
3R 推進
●食品ロス削減 30%削減 廃棄ゼロ化
本中期経営計画の詳細につきましては、本日、当社ホームページに開示いたしますのでご参照くださ
い。
以 上
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