7277 TBK 2019-07-30 09:30:00
取締役会の実効性に関する自己評価アンケートの結果について [pdf]

                                              2019 年7月 30 日
各 位


                    会 社 名    株   式   会    社    T    B    K
                    代表者名     取 締 役 社 長         岸       高 明
                                 (コード番号      7277 東証第 1 部)
                              問合せ先       総務部長 榊原 通伸
                                         (TEL 042‐739‐1471)


       取締役会の実効性に関する自己評価アンケートの結果について

 当社は、下記のとおり取締役会の実効性評価のためのアンケート調査を実施し、2019 年
7月 29 日の取締役会で報告を行いましたので、その結果の概要をお知らせいたします。


                       記


1)アンケートの実施要領


対象者      取締役及び監査役の全員(取締役6名、監査役3名)
方式       記名式アンケート
         各設問に対し、
               「1(悪い)」~「5(良い)」の5段階評価と自由記述
実施期間     2019 年6月


2)評価結果の概要


(1)経営全般に関する実効性評価           ←良い   5   4   3     2   1    悪い→


Q1. 株主の権利・平等性の確保について
 株主の権利と平等性を確保するため、情報の迅速かつ適切な開示、ホームページ上の株
主向け情報や外国人投資家を配慮した情報開示、英文情報の拡充などが適切に行われてい
るか。




                       1
 (5 点)      (4 点)                 (3 点)           (2 点)
 11%        22%                   45%             22%
 (平均値:3.22 前回:3.33)


【自由記述欄】
 ・適切な情報開示は出来ているが、任意の情報開示及び英文情報が不十分である。
 ・決算短信等の早期開示や株主総会集中日 1 週間前開催の努力は認められるが、IR 情
   報は魅力に欠ける。
 ・機関投資家が議決権行使しやすい環境を整備していく必要がある。


Q2. 株主以外のステークホルダーとの適切な協働
持続的な安定成長と中長期的な企業価値向上のため、適切な数値目標の設定を含む中期経
営計画の策定、進捗確認・分析、見直しが適切に行われているか。また、株主への利益還
元は、その基本方針に基づき適切に行われているか。

         (5 点)        (4 点)               (3 点)     (2 点)
         33%           11%                45%       11%
  (平均値:3.67 前回:3.89)


【自由記述欄】
 ・適宜見直しが行われているが、まだ不十分である。
 ・商用車の基幹部品製造企業として、業界の最新情勢を見極め、誠実な取組み行い、株
   主還元も適切と思われる。社内の数値目標の設定を含む中期経営計画の策定、進捗確
   認・分析、見直しについては、再検討・再構築が必要と判断する。
 ・株主以外のステークホルダーとして、当社の事業を勘案すれば、ESG を含めた非財務
   情報の開示を広げていく議論があるとより良い。


Q3. 適切な情報開示と透明性の確保
財務情報のみならず、経営戦略・経営課題、リスクやガバナンスなどの非財務情報など有
用性が高い情報提供に取り組んでいるか。

    (5 点)           (4 点)                 (3 点)       (2 点)
    22%             22%                    44%       11%
 (平均値:3.56 前回:3.44)




                              2
【自由記述欄】
 ・2年前と比較すると Web サイト上に、
                     「コーポレートガバナンス」等の項目があり、改
   善が見られる。また、
            「有価証券報告書」等の掲載も簡易に閲覧できるよう、利便性が
   図られている。しかし、海外比重が増す中、関係会社情報が国内のみであり、貧弱と
   言わざるをえない。
 ・全てのステークホルダーから正しく理解、評価、信頼される企業になるために、コー
   ポレートガバナンス報告書で開示が要請されている「情報開示の充実」の開示内容に
   ついて、
      “カタチ”だけでなく“ナカミ”を充実させる議論に時間をかける必要がある。


Q4. 取締役会等の責務について
 株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、会社の持続的成長と中長期的な企業価値
の向上を促し、収益力・資本効率等の改善を図るべく、(1) 企業戦略等の大きな方向性を
示すこと(2) 業績連動報酬など経営陣幹部による適切なリスクテイクを支える環境整備を
行うこと(3) 独立した社外役員により、客観的な立場から、経営陣(執行役員を含む)
                                        ・取
締役に対する実効性の高い監督を行うこと(4)取締役・監査役のトレーニング、次世代幹部
候補の育成計画を策定することをはじめとする役割・責務が適切に果たされているか。

        (5 点)                 (4 点)      (3 点)   (2 点)
        33%                   44%        11% 11%
 (平均値:4.00 前回:3.56)


【自由記述欄】
  ・企業戦略の方向性、次世代幹部の育成計画に課題がある。
  ・新中計の策定については、「企業戦略等の大きな方向性を示すこと」に該当する事項
   であるが、実態としては経営戦略に関する議論が十分にできていない。


Q5. 株主との対話について
 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、株主総会の場以外においても、
経営戦略や経営資源の配分、株主への利益還元方針などについて株主との間で建設的な対
話が行われているか。

                  (4 点)               (3 点)      (2 点)
                  67%                 22%        11%
 (平均値:3.56 前回 3.56)




                          3
【自由記述欄】
  ・機関投資家への IR 活動を四半期ごとに実施しているが、一般株主に対する対話機会
    を増やすように努めていく必要がある。
  ・決算説明会等での対話を取締役会でフィードバックしていただくことを要望する。


(2)取締役会の実効性に関する実質面の評価について

                             ←良い   5   4   3   2     1     悪い→

Q6. 取締役会の規模(人員)と構成メンバーは妥当か
 取締役会は、その役割と責務の実効性を果たすため、取締役会全体としての知識・経験・
能力のバランス、多様性と適正規模が確保できているか。

  (5 点)               (4 点)                        (3 点)
   12%                56%                          11%
 (平均値:4.22 前回:3.67)


【自由記述欄】
 ・兼務が多い為、構成メンバーの見直しが必要だと考える。
 ・多様性が課題である。将来的に法務の専門家や完成車メーカー出身者など社外役員の
   さらなる多様化が図れると良い。


Q7. 取締役会の意思決定プロセスの品質をどのように評価していますか
 取締役会における、リスクの検証、個々の議案に対する議論の質(審議の時間や内容)、意
思決定プロセスや権限の明確さをどのように評価していますか。

          (5 点)       (4 点)            (3 点)       (2 点)
          33%         33%              22%         11%
 (平均値:3.89 前回:3.56)


【自由記述欄】
  ・議案の絞り込みや関連資料が不十分であり、併せて審議の時間が不足している。
 ・中長期的な経営戦略・経営課題は、十分に時間をかけてじっくりと議論する必要があ
   る。




                       4
Q8. 取締役会に提供される情報の品質について
 審議に必要な十分な情報が、会日に先立って要点を把握しやすいように整理・分析され
た形で提供さているか。また専門用語などについてはわかりやすい説明が行われているか。

        (4 点)          (3 点)       (2 点)
        44%            33%       45%
 (平均値:3.22 前回:2.67)


【自由記述欄】
  ・議案の絞込み、内容の明確化、事前説明の充実が必要である。海外を含む現地・現場
   訪問、部門トップや地域トップと面談する機会等を、取締役会とは別に設け、十分な
   情報提供や意見交換の機会を設けることが必要と思う。


Q9. その他 ご意見・ご要望がありましたらご記入ください。
  ・議案提出部門の、十分な事前検討、他部門との連携確認の上、取締役会で本案件の議
   論してもらうポイントを整理して、提示することが必要である。
  ・重要なテーマは時間を割いて議論するべきである。


 上記の評価結果となりました。今後も取締役会の運営等の継続的な改善に努めてまいり
ます。


                                           以上




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