7277 TBK 2019-05-15 15:00:00
中期経営計画策定に関するお知らせ [pdf]

第14次中期経営計画
2020年3月期~2022年3月期

株式会社TBK




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はじめに   中長期経営ビジョン

 TBKグループは、社会にとって必要とされる企業であり続け、
 顧客満足と価値創造でアジアのリーディングカンパニーを目指します。

   ヒトづくり   夢を抱き、柔軟な発想とチャレンジ精神に富んだ、
   ビジョン    熱気あふれるヒトをつくるグローバル企業となる。

   モノづくり   顧客目線での生産活動、技術開発と提案型営業
   ビジョン    ができるグローバル企業となる。

    将来     社会に必要とされ、存続を期待される
   ビジョン    グローバル企業となる。

 中長期ビジョン(5年後のありたい姿) 業績目標

          連結売上高                     連結営業利益率
       700億円~800億円                   7%~8%

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前中期経営計画の振り返り(経営方針再確認)
 グローバル企業への更なる進化を求め ~TBK Step up Plan~

 1.売上高の拡大
     国内外の積極的な拡販による売上高の拡大
          (1)国内新商品・新分野における拡販の推進
          (2)アジアの成長に合わせた海外売上高の拡大
 2.グローバル競争力の強化
     顧客期待品質の確保と提案型企業への深化
          (1)グローバル品質管理体制の刷新
          (2)新興国と戦える総原価の実現
          (3)スピード重視の開発・技術態勢と提案型営業の強化
 3.グローバル人材の育成
     世界で戦える人材の育成
          (1)現場力アップに向けた教育の推進
          (2)国内外におけるグローバル人材の育成
 4.企業の信頼性の確立
     リーディングカンパニーにふさわしい企業基盤の構築
           (1)ガバナンス・内部監査体制の強化
           (2)安全と環境を重視した企業運営

                       Confidential     3
前中期経営計画の振り返り(業績)
                                                  +2,284      単位:百万円
連結セグメント売上高
                     +4,713                                53,637
                                         51,353
                                                           3,077
    47,086       46,640                  2,217
    1,935        1,476
                                         17,054            18,304
    12,783       14,011

     538          343
    31,828       30,809                  32,081            32,256


    15年度          16年度                    17年度              18年度

             日本(自動車部品)      日本(不動産)          アジア     北米



 売上高は堅調に推移。不動産事業については売却を実行。
 それ以外の全てのセグメントで売上高増加。
 前期中期経営計画の方針である売上高の拡大については達成。

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前中期経営計画の振り返り(業績)
                                                                 単位:百万円
連結セグメント営業利益                                        ▲390
                            +79
                    1,818                  1,897           1,507
    1,345
                     552                    587
      44                                                       973
     221              83


     1,098          1,346                  1,459
                                                               1,110

     135             41                     15
                                                               ▲450

    15年度            16年度                   17年度            18年度

             北米   日本(自動車部品)        日本(不動産)         アジア    調整



 一方、営業利益は減少。北米事業の損益悪化、日本(自動車部品事業)
 の損益悪化。売上高の拡大となりながらも利益貢献ならず。
 次期中計では収益力を意識した対策が必要。

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前中期経営計画の振り返り(業績)

連結財務状況推移
 300                                                                                    60.0%



                                                                                55.2%
 250
                                                                   53.8%                55.0%
                                                    51.1%
        51.6%

                        50.2%                                                   245
 200                                                                                    50.0%
                                  46.1%                            240

                                                      229
 150                    182           181                                               45.0%
            167

                                143
 100                                          130                                       40.0%

                                                             105

                  102                                                      85
  50                                                                                    35.0%


       57

   0                                                                                    30.0%

       14年3月      15年3月         16年3月          17年3月          18年3月        19年3月

                        有利子負債           利益剰余金               自己資本比率


                                       Confidential                                             6
14次中期経営計画に向けた事業環境分析

   環境分析        当社に与える影響             経営課題


 1. ガバナンス環境    1. 株主重視の経営        1. 将来ビジョンの明示

  資本市場からの圧力    将来ビジョンの明示要求       企業価値の明示



 2. 商用車業界環境    2. 経営基盤動揺         2. 経営戦略明確化
  CASE化等の
               同業サプライヤとの競争       売上→収益重視の
  構造的変化
               激化                経営シフト
  国内市場の縮小
               参入障壁の崩壊           海外シフトの加速


 3. 労働環境       3. 人材確保難          3. 人材改革
  少子高齢化社会による   採用難による工数不足        人材教育、省人化推進、
  人材獲得競争                         ダイバーシティ
                  Confidential                  7
14次中期経営計画に向けたアプローチ

弊社を取り巻く環境は大きな変化の中にあります。


    川上産業      自動車部品製造業          川下産業




                                       ←
←




高                                      高
い     作り方の    パワートレインの変化        使い方の   い
       変化      (クルマの進化)          変化
付
加                                      収
価                                      益
値            人と社会のインターフェイス             性
                 の変化
低                                      低
い                                      い




                                       →
→




      付加価値の高い・収益力の高い製品の創出を目指します。


                 Confidential          8
14次中期経営活動テーマ




                TBK Jump Up Plan
                グローバル企業への更なる進化を求め
                ~既存事業の収益性回復と次世代への取組み~




               Confidential             9
14次中期経営計画 目標設定


  連結売上高          連結営業利益率                  ROE
  600~650億円        5~7%                  7~9%



   既存事業の収益回復                      次世代への取組み
  目標を達成する為の4大方針

                                  ②先端技術への対応
      ①収益力の強化
                                  並びに開発力の強化


                                   ④経営インフラの整備
     ③収益ソースの拡大
                                  (ヒト・環境・ガバナンス)


                   Confidential                   10
方針①収益力の強化

品質活動こそ企業存続の基盤であることを再認識。
従来の考え方                 今中計の考え方

    品質不具合を                        品質不具合を
   「減らす取り組み」                    「ゼロにする取り組み」



      工程内保証度の向上

         市場補償費の削減活動

      グローバル品質体制の確立

 「安全で、信頼性の高い製品をつくり、お客様に提供する」

 当社の品質基本理念に立ち返り、企業活動を行って参ります。
                 Confidential                 11
方針①収益力の強化

コア事業の見直し

 商品企画からアフターセールスまでの業務の再構築          マーケティング機能の新設。
                                   得意先ニーズの発掘。
                  マーケティング



       アフターセールス                  設計・開発




            販売                   製造・購買


   採算管理の徹底。       品質・在庫             製造コスト・調達コスト
  不採算製品の採算化。                           の低減。

                  Confidential                12
方針①収益力の強化

海外事業の収益化              北米事業の立て直し




                           中国事業の拡大

                               タイ事業の積極的な拡大


インド事業の黒字化定着
   北米事業     早期の収益改善
   タイ事業     新規事業を含む積極的な拡大
   インド事業    売上増加により黒字化の定着
   中国事業     地場企業への積極的な拡販
                      Confidential           13
方針②先端技術への対応並びに開発力の強化

高付加価値の創出を目指して
                             実現させる為の体制          実現させる為の手法

 高付加価値
  の定義     最先端の技術                                TBK固有技術の
                                        日         棚卸・活用
                                        本
                                        の
                                        み
         モノを安く作る技術
                                                 不足技術は
                                                 外部との協業
                                                  による補完
                                    日       海
         現有技術の適合技術                  本       外



   付加価値の高い製品を開発する為に、一部の適合開発技術を
   海外拠点への移管を検討中。
   高付加価値製品開発に経営資源の集中投入。

                     Confidential                      14
方針③収益ソースの拡大
                                  (株)サンテック
新規事業参入:

工作機械製造業
ダクタイル鋳鉄製造業

新規連結子会社の活用による新規事業への参
入。当グループへのシナジー効果も見込まれ、本
業の発展への寄与を目指します。                   木村可鍛(株)

技術援助契約:

SANGSIN BRAKE
Hindustan Composites Limited

ADB技術供与、ライニング技術供与により
新商品・新市場での事業展開を目指します。




                         Confidential        15
方針④経営インフラの整備

■真のグローバル企業を目指します。

グローバルマネージメント

  海外を含む各子会社の情報を横串で把握し、
  どこで何が起こっているか、今後何か起こりそうなのかを認識し、
  変化に対応できる体制の検討。

人材育成

  現場・現物主義に基づいた教育の推進
  グローバル人材育成プログラムの推進

■コーポレートガバナンス強化

資本コストを意識した経営
コンプライアンス体制強化

                  Confidential     16
      本資料ご説明にあたっての注意事項



• 本資料に記載されている、将来の業績に関する計画、見通し、
  戦略などは現在入手可能な情報に基づき判断したものであり、
  リスクや不確実性を含んでおります。
• 実際の業績は、様々な重要な要素により、大きく異なる結果と
  なりうることをご承知おき下さい。




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