7235 東ラヂエタ 2020-04-28 16:00:00
特別損失(除却・減損損失、設備除去費用)の計上及び連結業績予想数値の修正に関するお知らせ [pdf]
2020 年4月 28 日
各 位
会社名 東京ラヂエーター製造株式会社
代表者名 代表取締役社長 落合 久男
(コード番号 7235 東証第2部)
問合せ先 企画管理本部 本部長 矢野 和彦
(TEL. 0466-87-1231)
特別損失(除却・減損損失、設備除去費用)の計上及び
連結業績予想数値の修正に関するお知らせ
東京ラヂエーター製造株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長 落合 久男)は、本日の
取締役会において、藤沢工場設備の中・長期での生産効率化を目的として、現存設備の廃棄・減損
を行うことを決め、2020 年 3 月期にその関連費用を計上することを決定いたしました。つきまし
ては 2019 年 11 月 8 日に公表した 2020 年 3 月期(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)の業
績予想を修正することといたしましたので下記の通りお知らせいたします。
1. 当期の連結業績予想数値の修正(日本会計基準、2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
親会社株主に帰属 1 株 当 た り
売上高 営業利益 経 常 利 益
する当期純利益 当 期 純 利 益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 29,000 800 850 600 41 70
今回発表予想(B) 29,000 700 850 100 6 95
増 減 額 ( B - A ) 0 △100 0 △500 -
増 減 率 ( % ) 0.0% △12.5% 0.0% △83.3% -
参考)前期通期実績 30,194 1,440 1,596 1,113 77 40
(2019 年 3 月期)
2. 当期の連結業績予想数値の修正理由
藤沢工場においては、昨年度に銅ラジエーターの生産移管を決定するなど、老朽化した施設
の整理を進めてまいりました。今回、今後の技術及びコスト競争激化を見据え、量産フェーズ
を経過した設備の減損及び新規製品立ち上げ時における効率的なライン設計の自由度確保や安
全衛生の向上を目的に、設備の除却及び撤去に係る費用を引当金として特別損失を計上するこ
とといたしました。
本年度 4 月で生産を終了した銅ラジエーター関連設備につきましては、前年度に減損した設
備に加え、関連設備を本年度にすべて除却をするものです。樹脂製 SCR タンク生産設備につき
ましては内製を終了し、今後は外注化を行うことに伴い当該設備を除却するものです。また藤
沢工場塗装ラインや銅ラジエーター用公害処理装置等については既に除却しておりますが、当
該設備が相当程度大きく、また現在長期計画で進めている耐震工事との関係から、完全撤去に
は今後おおむね 3 年程度の工事期間を必要としており、それらに係る費用を見積もり、引当金
として計上するものです。
減損につきましては、量産フェーズを終了した EGR クーラー、空冷オイルクーラー等の一部
製品に関連するもの及びコスト競争力の観点から生産効率性の低い設備について、今後の新規
設備導入を見据えて判断したものです。
また繰延税金資産の回収可能性につきましても慎重に検討した結果、繰延税金資産の一部を
取り崩し、法人税等調整額 178 百万円を計上いたします。
上記の減損及び撤去に係る金額は以下の通りです。
対象 内容 金額(百万円) 処理
工場設備 銅製ラジエーター等関連設備 4 除却・撤去
工場設備 樹脂製 SCR タンク生産設備 3 除却
工場設備 EGR クーラー・空冷オイルクーラー等関連設備 34 減損
除却済設備 第一工場塗装ライン/銅ラジエーター用公害処理装置等 133 撤去(引当)
上記の決定による親会社株式に帰属する当期純利益の業績予想修正に加え、日本セグメントにお
ける産業・建設機械市場について、昨年からの業界需要の落ち込みやそれに伴う販売製品構成の変
動、台風影響の長期化により 2020 年 3 月期においては回復が見込まれないことから、併せて営業
利益の修正を行うことといたします。
なお 、2020 年 3 月期の期末配当金につきましては、当初予定と変更ありません。
3. 新型コロナウィルスの影響について
新型コロナウィルスによる影響については、2020 年 3 月期の業績への直接的な影響は日本
セグメントにおいては限定的でした。中国セグメント及びアジアセグメントの一部グループ会
社は 12 月を決算期としており、新型コロナウィルス影響が本格化する前に決算期が終了して
いるため、同様に 2020 年 3 月期の業績への直接的な影響は限定的と考えております。
その一方で 2021 年 3 月期における影響につきましては、12 月決算会社の 2020 年1月~3
月の操業が大幅に悪化したこと、4 月、5 月についても全てのセグメントで売上が大きく減少
する見込みになっていることなど、相当程度の影響は避けられないと認識しております。
加えて、影響拡大の程度及び収束時期について予断を許さない状況であり、本日時点で今後
の影響を予測することが困難でありますが、2021 年 3 月期の連結業績に与える影響につきま
しては判明次第開示いたします。
※本資料における業績予想については、発表日時点で入手可能な情報に基づき作成したもので
あり、実際の業績は、今後様々な要因によって業績予想と異なる場合があります。