7231 トピー工 2019-05-24 13:30:00
トピー工業グループ新中期経営計画“Growth & Change 2021”(G&C2021)について [pdf]
2019 年5月 24 日
トピー工業株式会社
トピー工業グループ新中期経営計画“Growth & Change 2021”(G&C 2021)について
~G&C の完遂と次なる成長に向けて~
トピー工業グループは、
2019 年度から 2021 年度を実行期間とする中期経営計画“Growth &
Change 2021”(G&C 2021)を策定し、スタートしました。
1.前中期経営計画“Growth & Change 2018”(G&C 2018)の振り返り
2016 年度から実行してきた G&C 2018 では、自動車・産業機械部品事業を成長ドライ
バーと位置づけ、グローバルでの事業展開を加速することにより、持続的な成長を目指
しました。期間中に回復基調で推移した建設機械および鉱山機械需要を着実に捕捉し、
乗用車用スチールホイールのグローバル供給体制が完成したことに加えて、スチールホ
イールメーカーのリンテックス㈱およびアルミホイールメーカーの旭テック㈱の子会社
化等によって、売上高は計画値を上回りました。また、合成マイカやクローラーロボッ
トといった新事業の基盤づくりも着実に進捗いたしました。一方で、製鋼用の黒鉛電極
や合金鉄等の副資材価格の高騰によるコストアップや一過性のトラブルによる影響が大
きく、利益目標値は達成に至りませんでした。
2.新中期経営計画“Growth & Change 2021”(G&C 2021)の位置づけ
当社グループは、2012 年度から“Growth & Change”をスローガンに掲げた一連の中期
経営計画で、
「グローバルでの“成長”
」と「高収益体質への“変革”
」に取り組んできま
した。海外需要の拡大と国内需要の縮小という長期トレンドに変化はなく、G&C 2021 は、
G&C の最終ステージと位置づけています。
3.G&C 2021 の基本方針
「G&C の完遂と次なる成長に向けて」を基本方針として、G&C 2018 で拡充した事業の
収益力向上に軸足を置き、次なる成長に向けたキャッシュフロー創出能力の拡大を図り
ます。並行して、お客様や社会のニーズを捉えた新事業・新製品の開発に引き続き取り
組み、2021 年の当社創立 100 周年を越えて持続的な成長を目指します。
4.G&C 2021 の重点テーマ
(1)収益力向上
当社グループの主要事業である自動車・産業機械部品事業および鉄鋼事業は、営
業利益を重視し、収益力向上を図ります。G&C 2018 において実施した成長施策の成
果を確実に刈り取るとともに、お客様のニーズと当社グループの強み弱みを踏まえ
た施策、企業規模の拡大に対応したバリューチェーン全体のさらなるコスト改善を
推進します。
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(2)グループシナジーの発現
2018 年度から当社グループに加えたリンテックス㈱および旭テック㈱と、シナジ
ー効果を最大限発揮すべく、以下の取り組みを推進します。
(リンテックス㈱とのシナジー効果)
乗用車用スチールホイールの国内需要減少に対応した国内外生産体制の最適化や
設計・技術・購買の共通化によるコスト改善および生産性向上
(旭テック㈱とのシナジー効果)
米国・欧州等のグローバルでの乗用車用スチールホイールとアルミホイールの販
売連携による相互拡販と設計・技術・購買の共通化によるコスト改善および生産性
向上
(3)戦略製品の拡充
化粧品の基礎原料である合成マイカは、G&C 2018 で増強した生産能力を活用し、
国内外において成長が見込まれる需要を捕捉します。クローラーロボットは、従来
のタイヤ方式と差別化した AGV(無人搬送台車)として、労働力不足を背景に需要
の拡大が見込まれる市場に本格参入します。
また、自動車・産業機械部品事業では、自動車メーカーの車体軽量化ニーズに対
応した軽量化ホイールの開発を加速するとともに、高意匠性を追求したホイールの
開発を推進します。鉄鋼事業では、当社グループの強みである異形形鋼の製造技術
と加工技術のさらなる深化を図るとともに、新製品 TACoil®(ティーエーコイル)の
大型化等により差別化を図ってまいります。
(4)イノベーションへの挑戦
独自技術を磨き、未来へ挑戦するための研究開発費を増額し、製品・技術開発力
の強化を図ります。また、モノづくり強化に向けた生産現場の IoT 活用によって、
スマートファクトリー化を推進します。加えて、G&C 2018 で成果を挙げた働きがい
向上活動やダイバーシティ推進に継続して取り組み、創造的な職場づくりに注力し、
次の 100 年を担う人材確保・育成を図ります。
(5)さらなる経営基盤の強化
[E]環境にやさしい、配慮した生産工場・拠点でのモノづくりを目指します。
[S]社会に貢献する製品の提供と地域貢献活動を推進します。
[G]リスクの未然防止と最小化を目指したガバナンス体制強化に取り組みます。
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5. G&C 2021 の数値目標と計数計画
(1)数値目標
2018 年度実績 2021 年度目標 増 減
売上高営業利益率 2.6% 5.0% +2.4 ポイント
自己資本利益率(ROE) 6.5% 8.5% +2.0 ポイント
総資産事業利益率(ROA) 3.2% 5.7% +2.5 ポイント
D/E レシオ 0.72 0.52 △0.20 ポイント
(2)計数計画
2018 年度実績 2021 年度計画 増 減
売上高 2,862 億円 3,200 億円 +338 億円
(海外売上高比率) (29%) (33%) (+4 ポイント)
営業利益 75 億円 160 億円 +85 億円
親会社株主に帰属する当期純利益 71 億円 110 億円 +39 億円
・維持投資は、3年間で約 370 億円を計画しております。その他成長戦略投資とし
て約 150 億円を予定しております。
6.G&C 2021 の主な施策
(1)自動車用ホイール事業の生販構造改革
スチールホイールの国内需要の減少に対応したリンテックス㈱との生産体制最適
化、アルミホイールの国内外需要の拡大に対応した旭テック㈱との生産・販売連携
等によるシナジー効果の最大化を目指します。加えて、重点投資と継続的改善によ
り生産拠点の競争力を強化し、グローバルで拡大する需要の捕捉と収益力向上を図
ってまいります。さらに、自動車メーカーの車体軽量化ニーズや EV の普及等に対応
し、魅力ある製品開発を推進します。
(2)鉄鋼事業の戦略製品拡販
新鋭化製鋼工場の能力を最大限発揮するとともに、フォークリフト用マストレー
ルやトンネル用セグメント部材をはじめとした当社独自の異形形鋼や日本初となる
異形鉄筋の新製品 TACoil®(ティーエーコイル)等の豊富な製品群を持つ強みを生か
して販売量の拡大を図ります。
(3)新分野の本格的事業化
化粧品基礎原料である合成マイカは、高い透明感や安全性が評価されています。
肌ざわりの良い着色マイカを多彩な製品バリエーションに加えて、国内外に販売を
拡大します。
クローラーロボットは、高い段差乗り越え性能や悪路の走破性、前後左右の自在
走行および自動走行等の当社独自の機能を備えており、従来のタイヤ方式に代わる
AGV(自動搬送台車)として、労働力不足を背景に需要拡大が見込まれる市場に本
格参入します。
以上
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