【 東証1部・名証1部：7213 】
▌ 2019年3月期
決算説明資料
2019年 6月
目 次
►１．2019年3月期 通期業績の概要・主な項目の進捗状況
：P3～P14
▌ ２．2020年3月期 通期業績予想：P16～P18
▌ ３．中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況：P20～P27
▌ 【ご参考資料】：P29～P39
● 会社概要・事業内容
● 主な経営指標の推移
● 年間業績の推移
● 上期・下期別の業績推移
● 四半期別の業績推移
2
2019年3月期：通期業績の要約
▌ 全般概況
■ 前年比
売上高： 大幅増収 過去最高売上高更新
損益面： 大幅改善 黒字化
▌ セグメント別業績の概況
プラス要因
輸送機器事業 ● 首都圏バス用ICカードシステムの更新需要を背景に、
運賃箱やICカードリーダライタなどの売上が大きく拡大。
産業機器事業 ● 自動車の電子化が加速するなか、
自動車向けプリント基板実装の受託が拡大。
3
2019年3月期：通期業績の要約
2018年3月期 2019年3月期
【連 結】
前期比
通期業績 ① 通期実績 構成比 ② 通期実績 構成比
前期比
増減額
（単位：百万円） 増減率
②－①
売 上 高 15,749 100.0% 21,538 100.0% ＋5,789 ＋36.8%
売 上 総 利 益 3,466 22.0% 4,847 22.5% ＋1,381 ＋39.8%
営 業 利 益 ▲235 ▲1.5% 1,021 4.7% ＋1,256 —
経 常 利 益 ▲248 ▲1.6% 1,030 4.8% ＋1,278 —
当 期 純 利 益 ▲454 ▲2.9% 438 2.0% ＋893 —
25,000
売上高
売上高 1,500 営業利益
営業利益
（百万円） （百万円）
20,000 1,000
（百万円） （百万円）
15,000 500 1,021
483
10,000
21,538
0
16,203 16,985 15,749 ▲ 235
▲ 571
5,000 -500
0 -1,000
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期
4
2019年3月期：通期 営業利益の増減要因
単位：
百万円 18/3期
18/3期 19/3期
19/3期
営業利益 売上要因 原価要因 販管費要因 営業利益
1,500
増収効果
1,250
＋107
＋1,274
1,000
▲124
原価低減等
750
販管費増加
500 1,021
250
0
▲ 235
-250
● 売上要因 ： 主力の輸送機器事業の売上が大きく拡大。
● 原価要因 ： 受注損失引当金等の計上があったものの、
商品構成の変化や原価低減等でカバー。
● 販管費要因 ： 賞与引当金繰入額、事務委託費、運賃（運送費）等の増加。
5
2019年3月期：通期セグメント別業績
2018年3月期 2019年3月期
▌売上高
（単位：百万円） 通期実績 構成比 通期実績 構成比 増減額 増減率
輸送機器事業 10,785 68.5% 15,977 74.2% ＋5,191 ＋48.1%
産業機器事業 4,919 31.2% 5,517 25.6% ＋597 ＋12.1%
その他事業 43 0.3% 43 0.2% ＋0.1 ＋0.3%
連結売上高 15,749 100.0% 21,538 100.0% ＋5,789 ＋36.8%
2018年3月期 2019年3月期
▌営業利益
（単位：百万円） 通期実績 構成比 通期実績 構成比 増減額 増減率
輸送機器事業 ▲267 144.8% 986 92.4% ＋1,253 —
産業機器事業 75 ▲41.0% 75 7.1% ＋0.2 ＋0.3%
その他事業 6 ▲3.8% 5 0.5% ▲1 ▲25.8%
計 ▲184 100.0% 1,067 100.0% ＋1,251 —
消去・全社 ▲50 — ▲46 — ＋4 —
連結営業利益 ▲235 — 1,021 — ＋1,256 —
6
輸送機器事業：通期業績
► 輸送機器事業：通期売上高・営業利益の推移
売上高 営業利益
百万円 バス 鉄道 自動車 営業利益 百万円 ■ 売上高 ：前期比 ＋ 51億91百万円 ＋48.1%
18,000 1,800
15,977 ■ 営業利益：前期比 ＋ 12億53百万円 — %
16,000 輸送機器事業 1,600
売上高 1,130
▌バス市場
14,000 1,649 1,400
11,674 前期比：+52億89百万円（+66.9％）
自動車市場
12,000
11,424 1,200
10,785 ►首都圏バス用ＩＣカードシステムの更新需要
売上高 874 940
1,080 986 1,000 を背景に、運賃箱やＩＣカードリーダライタ、
10,000
鉄道市場 1,585 1,454
売上高
ソフトウェア等の売上が大きく拡大。
1,797
8,000 800
13,197
6,000
バス市場 600
売上高
▌鉄道市場
8,964 9,279
4,000 7,908 400 前期比：▲1億47百万円（▲8.2％）
226 ►北米で、鉄道車両用灯具の納入進むも、
2,000 200
国内では、前年の鉄道用液晶表示器等
0 0 大口案件の反動により、減収。
(2,000)
▲267 -200 ▌自動車市場
(4,000) -400 前期比：+50百万円（+4.7％）
営業利益 ►トラック用ＬＥＤ灯具の販売が堅調に推移。
(6,000) -600
▲638
(8,000) -800
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期
7
輸送機器事業
▌首都圏バス用ＩＣカードシステムの更新
● 2007年3月にサービスインした首都圏バス用ＩＣカードシステムの更新が、
前期から始まる。
● 当社は、ＩＣカードユニット（※）の交換と併せ、このタイミングで運賃箱を代替される
事業者様への納入を進める。 （※ ICカードユニット：ICリーダライタ及び制御ユニットのセット）
● 対象台数：首都圏のバス事業者様 約16,000台のうち、
当社は、約12,000台分を担当。
ICカードユニットの交換 運賃箱の代替
（運賃箱の改造）
8
輸送機器事業
▌ 国内バス用運賃箱、ＩＣカードユニット
バス用運賃箱、ICカードユニットの売上推移
7,000
百万円
通期：5,768
6,000
前期比 約3.2倍。
今期も更なる拡大
5,000
続く見込み。
4,000
3,000
通期：1,826 通期：1,811
2,000 通期：1,749
1,000
0
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期
● 2019年3月期の売上高：57億68百万円。前期比 約3.2倍へと大幅拡大。
● 今期2020年3月期も、更なる拡大続く見通し。
9
輸送機器事業
► （ご参考）：バス用運賃箱の販売台数と業績推移
売上高 ※【 】は中期計画のタイトル 国内運賃箱
（営業利益） 販売台数
百万円 【GP2006】 【PG2009】 【CE2012】 【+1=2015】 現中期計画【CA2020】 台
30,000 9,000
・ 首都圏IC ・ 首都圏IC導入 ・ 国内シェアアップ ・ TMSの展開 ・ 首都圏のIC更新需要
（3,000）
導入期 ピークアウト ・ 新製品探索 ・ 海外展開加速 ・ 東京五輪に向けた新規開発 8,000
・ 地方への ・ O&M強化
25,000 IC導入拡大 ・ 海外ビジネスの収支均衡
（2,500） 7,000
20,000 6,000
（2,000）
5,000
15,000
（1,500） 4,000
10,000 3,000
（1,000）
2,000
5,000
（500） 1,000
0 0
04.3 '05.3 '06.3 '07.3 '08.3 '09.3 '10.3 '11.3 '12.3 '13.3 '14.3 '15.3 16.3 17.3 18.3 19.3 20.3 21.3
（0）
-1,000
連結売上
-5,000
（-500） 営業利益 -2,000
国内運賃箱の販売台数
-10,000 -3,000
（-1,000）
10
産業機器事業：通期業績
► 産業機器事業：通期売上高・営業利益の推移
売上高 営業利益
百万円 電源ｿﾘｭｰｼｮﾝ ｴｺ＆高電圧 百万円
EMS 営業利益 ■ 売上高 ：前期比 ＋ 5億97百万円 ＋12.1%
6,000 600
■ 営業利益：前期比 ＋0百万円 ＋0.3%
産業機器事業 5,517
売上高 5,267
▌電源ソリューション市場
4,919
5,000 4,734 500
前期比：▲1億33百万円（▲5.9%）
►フォークリフト用充電器の販売は
EMS
1,737 好調に推移するも、前年にあった
売上高
2,611
4,000 400
通信基地局向け無停電電源装置
1,606 1,954
の大口案件の反動等により減収。
ｴｺ照明・
高電圧 655
売上高 ▌エコ照明・高電圧ソリューション市場
3,000 315 300
前期比：+73百万円（+10.2%）
834
電源 716 ►ガソリンスタンドやコンビニ等の
789
ｿﾘｭｰｼｮﾝ
売上高
店舗看板の掛け替えが進むなか、
2,000
2,874 200 ＬＥＤ電源の販売が好調に推移。
2,293
2,249 ▌ＥＭＳ市場
営業利益 2,116
127
1,000 100 前期比：+6億57百万円（+33.6%）
75 75 ►自動車の電子化が加速するなか、
自動車向けプリント基板実装の受託が
大きく拡大。
0 0
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期
11
連結損益計算書
2018年3月期 2019年3月期
【連結Ｐ/Ｌ】 金 額 構成比 金 額 構成比 増減額
主な増減要因
（百万円） （%） （百万円） （%） （百万円）
▌売上高 15,749 100.0 21,538 100.0 ＋5,789
売上原価 12,282 78.0 16,690 77.5 ＋4,408
▌売上総利益 3,466 22.0 4,847 22.5 ＋1,381
賞与引当金繰入額：＋44百万円、
販売管理費 3,701 23.5 3,826 17.8 ＋124 事務委託費 ：＋21百万円、
運賃（運送費）：＋12百万円
▌営業利益 ▲235 ▲1.5 1,021 4.7 ＋1,256
営業外収益 27 0.2 50 0.2 ＋23 受取補償金：＋16百万円
営業外費用 40 0.3 42 0.2 ＋1
▌経常利益 ▲248 ▲1.6 1,030 4.8 ＋1,278
受取保険金（台風被害）：＋58百万円、
特別利益 9 0.1 73 0.3 ＋63 受取和解金：＋14百万円
災害（台風被害）による損失：＋38百万円、
特別損失 15 0.1 75 0.4 ＋60 投資有価証券評価損：＋15百万円
▌税金等調整前純利益 ▲253 ▲1.6 1,027 4.8 ＋1,281
法人税等合計 200 1.3 588 2.7 ＋388
▌当期純利益 ▲454 ▲2.9 438 2.0 ＋893
12
連結貸借対照表
2018年3月期末 2019年3月期末
【連結Ｂ/Ｓ】 金 額 構成比 金 額 構成比 増減額
主な増減要因
（百万円） （%） （百万円） （%） （百万円）
受取手形及び売掛金：＋2,395百万円
現金及び預金 ：＋685百万円、
流動資産 9,515 76.3 13,111 79.7 +3,596 商品及び製品 ：＋365百万円、
仕掛品 ：＋191百万円
有形固定資産 ：＋220百万円、
固定資産 2,950 23.7 3,334 20.3 +384 無形固定資産 ：＋ 0百万円、
投資その他の資産：＋163百万円
▌資産合計 12,465 100.0 16,445 100.0 +3,980
短期借入金：＋1,236百万円、
未払金 ：＋530百万円、
支払手形及び買掛金：＋500百万円、
流動負債 8,326 66.8 11,785 71.7 +3,459 未払法人税等：＋383百万円、
電子記録債務：＋285百万円、
受注損失引当金 ：＋224百万円
長期借入金：▲159百万円、
リース債務（固定）：＋192百万円、
固定負債 1,153 9.3 1,232 7.5 +79 役員BIP信託引当金：＋27百万円、
従業員株式付与引当金：＋24百万円
▌負債合計 9,479 76.0 13,018 79.2 +3,538
▌純資産合計 2,985 24.0 3,427 20.8 +441 利益剰余金：＋345百万円
▌負債・純資産合計 12,465 100.0 16,445 100.0 +3,980
13
研究開発費及び設備投資
1,000 1,000
研究開発費 （百万円） 設備投資額
（百万円） （計画）
800 770
800 761 800
（計画）
691
645
600 600
528 488 492
445
400 400
306
200 200
0 0
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
● 研究開発費 ：キャッシュレス決済に向けた対応進める。
・2019/3月期：前期比増加。
⇒ ＩＣカード中継機、バス運行支援ユニット「ＬＩＶＵ」 、海外向けキャッシュレス決済対応運賃収受機器 等
・2020/3月期：引き続き、増加見込む。
⇒ バス運行支援ユニット「ＬＩＶＵ」 の機能拡充、ＱＲコード乗車券システム、海外向けキャッシュレス決済対応運賃収受機器 等
● 設備投資額 ：
・2019/3月期：前期比増加。
⇒ 自動車向けプリント基板実装ラインの拡充、社内ＩＴインフラ（生産・販売管理システム等）の更新 等
・2020/3月期：前年にあったプリント基板実装ラインの拡充が一段落したことにより、減少見込み。
⇒ 社内ＩＴインフラ、建物付属設備（空調機等）の更新 等
14
目 次
▌ １．2019年3月期 通期業績の概要・主な項目の進捗状況
：P 3～P14
▶ ２．2020年3月期 通期業績予想：P16～P18
▌ ３．中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況：P20～P27
▌ 【ご参考資料】：P29～P39
● 会社概要・事業内容
● 主な経営指標の推移
● 年間業績の推移
● 上期・下期別の業績推移
● 四半期別の業績推移
15
2020年3月期：通期業績予想
通期業績予想のポイント
► 増収増益予想。 2期連続で、過去最高売上高更新見通し。
セグメント ▌前期比 増収増益予想：内容
○ 引き続き、首都圏バス用ＩＣカードシステム更新に係る
売上が拡大する見通し。
○ バス運行支援ユニット「ＬＩＶＵ（LECIP Intelligent Vehicle Unit）」
輸送 の拡販進める。
機器
○ 米国において、鉄道車両用灯具の納入を予定。
○ 欧州において、様々なキャッシュレス決済に対応可能な
公共交通機関向け運賃収受機器の拡販進める。
○ 引き続き、自動車向けプリント基板実装の受託が好調に
推移する見通し。
産業
機器
○ CATV用無停電電源装置やバッテリー式フォークリフト用
充電器などの増加見込む。
16
2020年3月期：通期業績予想
2019年3月期 2020年3月期 前期比 前期比
構成比 構成比
連結業績予想 実績
（%）
業績予想
（%）
増減額 増減率
（百万円） （百万円） （百万円） （%）
売 上 高 21,538 100.0% 22,500 100.0% ＋961 ＋4.5%
営 業 利 益 1,021 4.7% 1,100 4.9% ＋78 ＋7.7%
経 常 利 益 1,030 4.8% 1,100 4.9% ＋69 ＋6.8%
当 期 純 利 益 438 2.0% 450 2.0% ＋11 ＋2.7%
E P S （円） 38円75銭 — 39円64銭 — ＋0円89銭 ＋2.3%
25,000 1,500
売上高
売上高 予 想 営業利益 営業利益
（百万円） （百万円）
予 想
20,000
1,000
15,000
500 1,021 1,100
21,538 22,500
10,000
16,985 483
15,749
0
5,000 -235
0 -500
17/3期 18/3期 19/3期 20/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
予 想 予 想
予 想
17
配当の状況
12.5 配当金の推移
配当金
（円） 配当金
増益の結果を受け、
10.0 1円増配
予 想
8.5 8.5
7.5
7.5 7.5
5.0
2.5
0.0
17/3期 18/3期 19/3期予想 20/3期予想
● 2019年3月期の配当は、1円の増配となる8円50銭
● 2020年3月期の配当予想も、引き続き、8円50銭を維持
● 継続的かつ安定的な利益還元に努める
18
目 次
▌ １．2019年3月期 通期業績の概要・主な項目の進捗状況
：P 3～P14
▌ ２．2020年3月期 通期業績予想：P16～P18
▶ ３．中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況：P20～P27
▌ 【ご参考資料】：P29～P39
● 会社概要・事業内容
● 主な経営指標の推移
● 年間業績の推移
● 上期・下期別の業績推移
● 四半期別の業績推移
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中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌ 【中期経営計画：CＡ2020】
期 間
2016年4月～2021年3月までの5年間
タイトル
「Challenge Again 2020 （CA2020）」
～安定的な売上200億円に向けて、チャレンジ・アゲイン～
重点課題
1. 「MaaSの実現に向けた新しい価値の創造」
2. 「育成分野への経営資源のスムーズな移行」
3. 「海外ビジネスの黒字化」
4. 「業務プロセス改善による生産性の向上」
20
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌「ＭａａＳ」の実現に向けて
21
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌運行支援ユニット「ＬＩＶＵ」の拡販 ～ バス運行業務の軽減化 ～
● 路線バスの運行を支援するプラットフォーム型のユニット
「ＬＩＶＵ：（LECIP Intelligent Vehicle Unit）」の拡販推進。
● バスの運行業務を支援する様々な機能の提供が可能。
【 主な機能 】
・GPS活用による、車内の自動案内放送機能
・運賃表示器・運賃データの自動更新機能 など
● 将来的には、バス車載機器の自動化における中心的な役割
を果たす製品として、路線バスへの標準搭載を目指す。
22
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌ 海外ビジネス展開
● 米国市場 ～ バス用新型運賃箱の開発、鉄道車両用灯具の大口案件の納入準備進める ～
米国向けAFC 米国向け鉄道車両用灯具
（自動運賃収受システム）
● バス用ＡＦＣ（自動運賃収受）システム
► ポテンシャルは日本の2倍以上 （日本の58,000台に対して米国140,000台）
► 2016年7月：ワシントン州クラーク郡交通局様、2018年3月：オレゴン州ローグバレイ交通局様に納入。
► バス事業者様の幅広いニーズに対応可能な、新型運賃箱を開発。更なる受注拡大に繋げていく。
● 鉄道車両用灯具の受注活動を推進
► 日系車両メーカー及び現地の交通事業者との連携を強化。
► NYの通勤車両向け照明灯具を受注。2017年8月より現地生産を開始。現在納入中。
► 2018年度に、NYの地下鉄車両向け照明灯具の大口案件を受注。2019年度より納入予定。
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中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌ 海外ビジネス展開
● シンガポール市場 ～ 従来の運賃収受機器ビジネスに加え、乗客情報表示器ビジネスを育成 ～
ハイブリッドバスに導入した表示システム
● 公共交通の先進国シンガポール市場での販売を強化。
► 当社は、長年、バス用機器の納入を行っており、バス用運賃箱と発券機は、現地で100%のシェアを獲得。
● シンガポール政府主導のバス利用客へのインフォメーションサービスを拡充する施策に参画。
► 2018年11月、ハイブリッドバス向けに、LED式行先表示器や液晶表示器などの乗客情報表示システムを納入。
► 今回の納入は50台だが、今後更なる受注拡大に繋げる（ポテンシャルとしては、シンガポールのバス5,500台が対象）。
► タイなどの周辺国への営業活動にも注力し、より大きなビジネスへ。
24
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌ 海外ビジネス展開
● 海外市場向け新型バリデータ（運賃収受機器）を開発 ～ 様々なキャッシュレス決済に対応可能 ～
● スウェーデンの連結子会社 LECIP ARCONTIAにて、様々なキャッシュレス決済に対応する、
海外市場向け新型バリデータ（運賃収受機器）を開発。
► 今後トレンドとなるキャッシュレス決済の対応機能を一体化。
（バーコード、QRコード、非接触ICカード、EMVコンタクトレス、NFC等）
● 2019年6月より販売開始。2022年までに10,000台の販売を目指す。
► まずは、キャッシュレス決済が浸透している欧州市場をターゲットとし、その後、アジアにも展開予定。
25
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌車上での決済手段の潮流
● キャッシュレス社会・自動運転（無人運転）化に向けた、新たな決済手段の登場。
▶ 海外では、非接触クレジットカード対応や、QRコードを使ったモバイルペイメントによる決済が増加。
▶ 日本国内においても、経済産業省が、キャッシュレス決済の比率を2025年までに4割へ高める目標を掲げる。
▶ 当社も、今後の方向性を見極めるべく、産官学連携の「キャッシュレス推進協議会」に加入。
～1960年代 1970～202X年 202X年～
車掌による現金収受 ワンマン機器の導入 デジタル化（自動計算） 自動収受
ツーマン運転の時代 ワンマン運転の時代 自動運転（無人運転）の時代
25,000 現 金
連結売上高
（百万円） 磁気カード
20,000
ＩＣカード
15,000 モバイル
ウェアラブル
クレジット・デビットカード
※ 当社の連結売上高
10,000 ID認証端末
生体認証？
5,000
1970年 1988年 1999年 2019年
バス用運賃箱 磁気ｶｰﾄﾞ ICｶｰﾄﾞ ｷｬｯｼｭﾚｽ
開発 ｼｽﾃﾑ開発 ｼｽﾃﾑ開発 決済端末開発
0
1953 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020 2030 2040 53
26
中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況
▌当社の目指す事業構成
当面の課題：TMSを事業の柱として育てること
自動運賃収受システム
AFC Automated Fare Collection System
AFC
自動運賃収受システム
① キャッシュレスビジネスの拡大
② 後方系システムの機能拡張
運⾏管理システム
TMS Transit Management System
① リアルタイム通信技術を活用した新サービス
② 自社取得データとオープンデータとの連携による分析
③ IoTの促進、PTPS（公共⾞両優先システム）との連携
TMS SLP SLP 表示・照明・電源
運⾏管理システム 表示・照明・電源 Sign, Lighting & Power Supply
① エクステリアライトの新商材投入
② スマートシティ、エネルギー分野での新製品の創造
③ 電源機器と通信機器との連動による遠隔管理
AFC・TMS・SLP３つの事業要素を融合することで、
プラスワンの新しい戦略商品・システムを開発する。
27
目 次
▌ １．2019年3月期 通期業績の概要・主な項目の進捗状況
：P 3～P14
▌ ２．2020年3月期 通期業績予想：P16～P18
▌ ３．中期経営計画：ＣＡ2020の取り組み状況：P20～P27
▌ 【ご参考資料】：P29～P39
● 会社概要・事業内容
● 主な経営指標の推移
● 年間業績の推移
● 上期・下期別の業績推移
● 四半期別の業績推移
28
【ご参考】：会社概要
グループ体制
レシップホールディングス株式会社
会 社 名
（LECIP HOLDINGS CORPORATION）
設 立 1953年3月
代 表 者 代表取締役社長 杉本 眞
本社所在地 岐阜県本巣市上保1260番地の2
資 本 金 7億3,564万円
発行済株式総数 12,798,200株
上場証券取引所 東証一部、名証一部 （証券コード：7213）
連結対象会社 9社 （国内5社、海外4社）
連結従業員数 578名 （国内：541名、海外37名）
（2019年3月末現在）
29
【ご参考】：事業内容
▌ 輸送機器事業
▌ 産業機器事業
【ご参考】 2019年3月期 通期の事業セグメント別売上高
19/3期 連結売上高：21,538百万円 輸送機器
43百万円
0.2% 産業機器
【産業機器事業】
5,517百万円 その他
充電器、無停電電源装置、
ＬＥＤ電源、 25.6%
プリント基板実装
【輸送機器事業】
バス・鉄道用運賃箱、
15,977百万円 ＩＣカードシステム、
74.2% ＯＢＣ（液晶表示器）、
ＬＥＤ式行先表示機器、
車載用照明機器
30
【ご参考】：事業内容
▌ 輸送機器事業
● バス市場向け製品 ● 鉄道市場向け製品
ワンマン鉄道用 車内設置型ICカードシステム 車両用照明灯具
運賃箱
● ワンマン鉄道用機器と、車両用照明灯具を展開
● 鉄道用ワンマン機器は、国内90%以上のシェアを獲得
● 自動車市場向け製品
バス用機器搭載イメージ図
● 国内唯一の、「バス用電装機器トータルサプライヤー」
ワンストップソリューションを実現
自動車用照明灯具（車内・荷室内照明用） ＬＥＤ灯具
● バス用ICカードシステムのパイオニア
● 自動車用蛍光灯具のパイオニア、国内トップシェアを獲得
● 多くの製品で国内トップシェアを獲得
● ＬＥＤ灯具の拡販推進
31
【ご参考】：事業内容
▌ 産業機器事業
フォークリフト用充電器 無停電電源装置・屋外用電源装置 ＬＥＤ電源と蛍光灯型ＬＥＤ灯具
プリント基板実装ライン
● フォークリフト用充電器で国内トップシェアを獲得
● ＣＡＴＶ基地局・通信基地局向け無停電電源装置などの、各種電源装置を展開
● ＬＥＤ電源、蛍光灯型ＬＥＤ灯具の拡販推進
● 連結子会社 レシップ電子において、プリント基板実装事業を展開。自動車向けの受託が拡大
32
【ご参考】：主な経営指標の推移
（単位：百万円）
▌主な経営成績
2004/3期 2005/3期 2006/3期 2007/3期 2008/3期 2009/3期 2010/3期 2011/3期 2012/3期 2013/3期
指標の推移
売上高 15,717 16,346 17,233 17,572 18,511 16,933 13,585 12,551 13,059 13,480
営業利益 400 1,122 1,089 1,189 1,232 1,070 29 121 493 477
営業利益率 （％） （2.5） （6.9） （6.3） （6.8） （6.7） （6.3） （0.2） （1.0） （3.8） （3.5）
経常利益 390 1,124 1,086 1,191 1,208 1,104 64 154 514 526
経常利益率 （％） （2.5） （6.9） （6.3） （6.8） （6.5） （6.5） （0.5） （1.2） （3.9） （3.9）
当期純利益 ▲100 654 622 668 686 521 41 46 132 292
当期純利益率（％） （▲0.6） （4.0） （3.6） （3.8） （3.7） （3.1） （0.3） （0.4） （1.0） （2.2）
総資産 10,267 10,529 10,512 11,533 11,470 10,417 10,521 9,698 10,347 9,791
純資産 1,888 2,519 3,895 4,408 4,995 5,339 5,289 5,275 5,308 4,755
自己資本比率（％） （18.4） （23.9） （37.1） （38.2） （43.5） （51.2） （50.3） （54.4） （51.3） （48.6）
EPS（円） ▲9.02 53.85 48.14 52.34 53.69 40.80 3.27 3.67 10.40 23.43
ROE （％） ― 29.7 19.4 16.1 14.6 10.1 0.8 0.9 2.5 5.8
BPS（円） 169.18 220.83 299.82 344.91 390.83 417.74 413.82 412.80 415.38 438.69
※2014年4月を効力発生日として、普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。 2014/3期以降の
株式分割前のEPS、BPSにつきましても、株式分割後の株数の基準でもって、算定し直し、現在と同じ基準で表示を行っております。 続きは、次ページへ
33
【ご参考】：主な経営指標の推移
（単位：百万円）
▌主な経営成績 2020/3期
2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期
指標の推移 予 想
売上高 14,157 20,215 16,203 16,985 15,749 21,538 22,500
営業利益 151 603 ▲571 483 ▲235 1,021 1,100
営業利益率 （％） （1.1） （3.0） （▲3.5） （2.8） （▲1.5） （4.7） （4.9）
経常利益 164 779 ▲649 354 ▲248 1,030 1,100
経常利益率 （％） （1.2） （3.9） （▲4.0） （2.1） （▲1.6） （4.8） （4.9）
当期純利益 ▲98 227 ▲1,378 50 ▲454 438 450
当期純利益率（％） （▲0.7） （1.1） （▲8.5） （0.3） （▲2.9） （2.0） （2.0）
総資産 12,677 14,431 13,173 13,048 12,465 16,445 ―
純資産 4,614 4,637 3,277 3,499 2,985 3,427 ―
自己資本比率（％） （36.4） （32.1） （24.9） （26.8） （24.0） （20.8） ―
EPS（円） ▲9.05 20.76 ▲125.25 4.59 ▲40.91 38.75 39.64
ROE （％） ▲2.1 4.9 ▲34.8 1.5 ▲14.0 13.7 ―
BPS（円） 422.21 422.30 297.03 315.51 267.56 301.92 ―
34
【ご参考】：年間業績の推移
輸送機器 産業機器 その他 営業利益(右軸）
25,000 2,500
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
売上高 営業利益
（百万円）
21,538 （百万円）
43
20,000 売上高 2,000
16,985 5,517
16,203 43 15,749
44
15,000 43 1,500
5,267
4,734
4,919
10,000 1,021 1,000
15,977
11,674
5,000
483 10,785
500
11,424
0 0
営業利益 ▲ 235
-5,000 ▲ 571 -500
■ 2016/3月期 通期実績 ■ 2017/3月期 通期実績 ■ 2018/3月期 通期実績 ■ 2019/3月期 通期実績
売 上 高 16,203百万円 売 上 高 16,985百万円 売 上 高 15,749百万円 売 上 高 21,538百万円
営業利益 ▲571百万円 営業利益 483百万円 営業利益 ▲235百万円 営業利益 1,021百万円
-10,000 -1,000
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
35
【ご参考】：上期・下期別の業績推移
輸送機器 産業機器 その他 営業利益(右軸）
25,000 2,500
売上高 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 営業利益
（百万円） （百万円）
■ 2016/3月期 通期実績 ■ 2017/3月期 通期実績 ■ 2018/3月期 通期実績 ■ 2019/3月期 通期実績
売 上 高 16,203百万円 売 上 高 16,985百万円 売 上 高 15,749百万円 売 上 高 21,538百万円
20,000 営業利益 ▲571百万円 営業利益 483百万円 営業利益 ▲235百万円 営業利益 1,021百万円 2,000
13,849 1,476
15,000 1,500
21
売上高
10,413 3,001
9,418 9,277
10,000 2,995 21 1,000
22 21 7,689
6,784 2,371
918
6,571 2,639
6,471 22
22 21
21 640 2,515
2,363 2,272 2,280 10,826
5,000 500
7,025 7,396
6,616
5,151
4,398 4,277 4,169
0
38 0
上期 下期 上期 下期 上期 下期 上期 下期
営業利益
▲ 435 ▲ 455
-5,000 -500
▲ 610
▲ 876
-10,000 -1,000
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
36
【ご参考】：上期・下期別の業績推移
（単位：百万円）
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
売上高
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
輸送機器 4,398 7,025 11,424 4,277 7,396 11,674 4,169 6,616 10,785 5,151 10,826 15,977
産業機器 2,363 2,371 4,734 2,272 2,995 5,267 2,280 2,639 4,919 2,515 3,001 5,517
その他 22 22 44 21 21 43 21 21 43 22 21 43
売上高
6,784 9,418 16,203 6,571 10,413 16,985 6,471 9,277 15,749 7,689 13,849 21,538
合 計
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
営業利益
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
輸送機器 ▲605 ▲33 ▲638 ▲446 672 226 ▲802 535 ▲267 ▲441 1,427 986
産業機器 46 80 127 40 274 315 ▲50 126 75 8 67 75
その他 2 3 6 1 1 3 2 4 6 3 1 5
全社・消去 ▲54 ▲12 ▲67 ▲31 ▲30 ▲61 ▲26 ▲24 ▲50 ▲25 ▲20 ▲46
営業利益
▲610 38 ▲571 ▲435 918 483 ▲876 640 ▲235 ▲455 1,476 1,021
合 計
37
【ご参考】：四半期別の業績推移
輸送機器 産業機器 その他 営業利益(右軸）
12,500 1,250
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
売上高 営業利益
（百万円） （百万円）
10,000 931 8,035 1,000
911
780
10
7,500 1,527 750
6,274 5,813
5,596 10
5,810
売上高 564
10 10 10
1,852
5,000 4,077 1,228 4,139 4,346 500
3,822 3,965 1,432 1,474
3,519 3,467 10
11 10 10 3,342
11 2,951 1,370
2,706 2,606 1,142 10 10
1,378 1,142 1,316 11 6,497
259 10 1,181
11 1,207 1,145
10
2,500 1,098 250
984 4,356 956 4,410 4,366 4,328
2,688 2,669 2,638 2,986 2,965
2,326 2,249 2,186
1,710 1,639 1,842
0 ▲ 12 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
▲ 75 ▲ 139 ▲ 40
▲ 114
-2,500 ▲ 221 -250
営業利益 ▲ 302
▲ 359
▲ 414
-5,000 ▲ 495 -500
▲ 573
-7,500 -750
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
38
【ご参考】：四半期別の業績推移
（単位：百万円）
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
売上高
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
輸送機器 1,710 2,688 2,669 4,356 1,639 2,638 2,986 4,410 1,842 2,326 2,249 4,366 2,186 2,965 4,328 6,497
産業機器 984 1,378 1,142 1,228 956 1,316 1,142 1,852 1,098 1,181 1,207 1,432 1,145 1,370 1,474 1,527
その他 11 11 11 10 10 10 10 10 10 10 10 10 11 10 10 10
売上高 2,706 4,077 3,822 5,596 2,606 3,965 4,139 6,274 2,951 3,519 3,467 5,810 3,342 4,346 5,813 8,035
合 計
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
営業利益
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
輸送機器 ▲488 ▲116 ▲254 221 ▲338 ▲107 ▲44 717 ▲515 ▲286 ▲168 703 ▲386 ▲54 529 897
産業機器 14 32 24 56 ▲4 45 44 229 ▲48 ▲1 39 86 ▲16 24 45 21
その他 1 1 1 2 0 1 1 0 1 1 1 2 1 1 0 0
全社・消去 ▲22 ▲31 7 ▲20 ▲17 ▲14 ▲14 ▲16 ▲11 ▲15 ▲12 ▲12 ▲13 ▲12 ▲11 ▲8
営業利益
▲495 ▲114 ▲221 259 ▲359 ▲75 ▲12 931 ▲573 ▲302 ▲139 780 ▲414 ▲40 564 911
合 計
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【資料お問合せ先】
管理本部 経営管理部
電話番号 ：（058）323-7647
【将来予測について】
本資料のうち業績見通し等に記載されている各数値は、現在入手可能な情報による判断及び仮定に基づき算
定しており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能性
に照らし、実際の業績等が見通しの数値と異なる結果となり得ることをご承知おきください。
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