7202 いすゞ自 2019-12-18 15:00:00
AB VOLVOと商用車分野での戦略的提携に関する覚書を締結 [pdf]
各位
2019 年 12 月 18 日
会 社 名 いすゞ自動車株式会社
代表者名 取締役社長 片山 正則
(コード 7202 東証第1部)
問合せ先
コーポレートコミュニケーション部
部長 萩原 竜之
(TEL.03-5471-1138)
AB VOLVO と商用車分野での戦略的提携に関する覚書を締結
当社は本日、Aktiebolaget Volvo(以下「AB VOLVO」
、本社:スウェーデン・イエテボリ、
プレジデント兼 CEO:マーティン・ルンドステット)と、商用車分野における戦略的提携に
向け、覚書を締結することを決定いたしました。
自動車業界は、100 年に一度といわれる大変革期に直面しており、特に商用車の分野にお
いては、物流業界におけるさまざまな課題や、世界各地のお客様の幅広いニーズに応える
ために、先進技術への対応を含めた新たなソリューションの創出が求められております。
このような課題を共有した両社は、対等かつ良好な関係を構築し、それぞれが得意とす
る商品や展開地域を相互に補完しながら、商用車業界に新たな価値を生み出していくため
の最適なパートナーであるという認識が一致し、長期的な協業機会について検討していく
ことといたしました。
今後両社は、トップマネジメントにより組織するアライアンスボードのもと、主に以下
の内容について、協業の形態や対象範囲を検討してまいります。
先進技術/CASE 対応に向けた技術的な協力体制の構築
日本およびアジアを中心とした海外市場での大型トラック事業の強化
来るべき物流革命に向けた中・小型トラックの幅広い協業可能性を追求
また両社は、上記の戦略的提携の第一弾として、特に日本・アジア地域での事業を強固
にしていくことを目的に、AB VOLVO 社が保有する UD トラックス株式会社(以下「UD 社」)
の株式の全て、および UD ブランドで展開している海外事業について、当社に譲渡するため
の手続きを開始することを合意いたしました。
今後は、対象事業の決定、当社によるデューデリジェンス、および関連当局の認可を経
た上で、最終的な UD 社株式等の譲渡価格を合意し、2020 年末までの手続き完了を目指して
まいります。
当社と AB VOLVO は、この戦略的提携を通じて、物流の将来課題に挑み、社会とお客様に
提供する価値の最大化と、商業車業界の新たな価値の提供を目指してまいります。
■会社概要
(1)名称 Aktiebolaget Volvo
(2)所在地 SE-405 08 Gothenburg, Sweden
(3)代表者の役職・氏名 プレジデント兼CEO マーティン・ルンドステット
トラック/バスの開発・生産・輸出・販売
(4)事業内容 建設機械事業
船舶用エンジン事業
(5)資本金 2,554 百万 SEK (スウェーデン・クローナ)
(6)設立 1927 年
Industrivärden 25.23%
(7)大株主及び持株比率※ Geely Holding 15.68%
Alecta 5.0 %
資本関係・人的関係 特にありません。
(8)当社と当該会社との関係
取引関係 特にありません。
※19 年 9 月末の議決権ベースで記載しております。
(1)名称 UDトラックス株式会社
(2)所在地 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
(3)代表者の役職・氏名 会長 ヨアキム・ローゼンバーグ
トラックの開発・生産・輸出・販売
自動車用部品の製造・販売
(4)事業内容
トラック/バスの整備・補修部品などの販売
AB VOLVO 社製品の輸入・販売
(5)資本金 775 億円
(6)設立※ 1935 年
(7)大株主及び持株比率 AB VOLVO社が100%保有しております。
資本関係・人的関係 特にありません。
(8)当社と当該会社との関係 当社より中型トラックを OEM 供
取引関係
給しております。
※前身である日産ディーゼル工業株式会社の創立年を記載しております。
なお、UD 社の株式をはじめとする UD ブランドの一連の事業の価値は、金額にしておよそ
2,500 億円と見積もっておりますが、譲渡価格につきましては、前述のとおり対象事業の決
定、当社によるデューデリジェンスを経た上で決定いたしますので、現状では不明であり
ます。当該譲渡価格および本件の業績に与える影響などにつきましては、今後明らかにな
った時点で速やかに開示いたします。
以上