7181 かんぽ生命保険 2020-08-07 15:00:00
2021年3月期 第1四半期決算の概要 [pdf]
2021年3月期 第1四半期決算の概要
2020年 8月 7日
第1四半期 決算サマリ―
21年3月期 1Q 前年同期(末)比
+ 129億円 【連結業績の状況】
(+ 38.3 %) 四半期純利益は、前年同期比38.3%の増加となる467億円
四半期純利益 467億円 通期業績予想 新契約の減少に伴う事業費等の減少、20年3月期に計上した
1,240億円
保険金等支払引当金について、契約調査の進展等を見積り
進捗率37.7 %
に反映したことによる戻入等により、通期業績予想1,240億円
に対して進捗率37.7%
(個人保険)
△ 875億円
新契約 60億円 (△ 93.5 %)
年換算保険料 (第三分野) 【契約の状況】
△ 163億円
2億円 2019年7月中旬以降、今期においても積極的な営業活動を
(△ 98.3 %)
自粛していることから、個人保険の新契約年換算保険料は、
(個人保険) 前年同期比93.5%減の60億円、第三分野の新契約年換算
△ 1,147億円 保険料は、前年同期比98.3%減の2億円
保有契約 4兆2,038億円 (△ 2.7 %)
年換算保険料 (第三分野)
△ 128億円
7,026億円 (△ 1.8 %) 【資産運用の状況】
外国証券等の収益追求資産への投資残高は、時価の上昇
の影響により10兆4,482億円、総資産に占める割合は14.8%
+ 5,096億円
収益追求資産 10兆4,482億円 (+ 5.1 %)
【EVの状況】
+ 2,842億円 EVは前期末から金利および株価の上昇等により、8.6%増加
EV 3兆6,085億円 ( + 8.6 % ) し、3兆6,085億円
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21年3月期 第1四半期の業績(前年同期比)
連結損益計算書(要約) 単体 経常利益の明細(要約)
(億円) (億円)
(参考) (参考)
20.3期 1Q 21.3期 1Q 増減額 20.3期 1Q 21.3期 1Q 増減額
20.3期 20.3期
経常収益 18,189 16,963 △ 1,225 72,114 基礎利益 908 1,104 195 4,006
保険料等収入 9,358 7,128 △ 2,230 32,455
保険関係損益 783 1,038 254 3,201
資産運用収益 2,769 2,607 △ 161 11,377
順ざや 125 66 △ 58 804
責任準備金戻入額 5,687 7,012 1,324 27,673
キャピタル損益 △ 316 △ 382 △ 65 △ 1,024
経常費用 17,629 16,264 △ 1,365 69,248
臨時損益 △ 33 △ 26 7 △ 113
保険金等支払金 15,766 14,619 △ 1,147 61,913
経常利益 558 695 137 2,868
資産運用費用 311 383 71 1,240
事業費等1 1,551 1,261 △ 290 6,094
経常利益 560 699 139 2,866
特別損益 156 223 67 392
価格変動準備金戻入額 156 223 67 391
契約者配当準備金繰入額 207 204 △3 1,092
法人税等合計 171 252 80 659
親会社株主に帰属する
337 467 129 1,506
四半期純利益
注:主な勘定科目を掲載
1. 事業費とその他経常費用の合計
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21年3月期 第1四半期の業績(前年同期からの変動要因:単体ベース)
順ざやが減少したものの、新契約の減少に伴う事業費等の減少、20年3月期に計上した保険金等支払引当金について、契約調査の進展等を
見積りに反映したことによる戻入等により保険関係損益が前年同期を大きく上回った結果、基礎利益は前年同期を上回る1,104億円となっ
た。
キャピタル損益は価格変動準備金で中立化する会計処理を継続して実施。基礎利益の増加に伴い、四半期純利益は前年同期を上回る
464億円となった。
(億円)
経常利益 695 (+ 137)
基礎利益 1,104 ( + 195)
+ 254 △ 58
△ 79 464
+7 △ 65 + 67 +3
(+ 128)
[連結:467]
336
[連結:337]
(+)事業費等の減少1 287億円
(△)保有契約の減少等 111億円
(+)引当金の戻入2 79億円
1. 事業費等の減少については、損益計算書における事業費とその他経常費用の合計につき、前期との数値の差分を計算したものである
2. 契約調査の進展等を見積りに反映したことにより、保険関係損益に影響する保険金等支払引当金の戻入額
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契約の状況〔新契約年換算保険料〕
新契約年換算保険料(個人保険)の推移 新契約年換算保険料(第三分野)の推移
4-6月 7-3月 4-6月 7-3月
(億円) (億円)
4,000 700
3,513 616
3,500 600
2,567 446
3,000
500
2,500
400
2,000
1,469 300
1,500 221
533 200
1,000 54
946 935 170 166
500 60 100
2
△ 93.5 % △ 98.3 %
0 0
19.3期 20.3期 21.3期 19.3期 20.3期 21.3期
注1:年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)
第三分野は医療保障・生前給付保障等に該当する部分。年換算保険料(個人保険)には、個人保険に係る第三分野を含む
注2:20.3期および21.3期の実績は2019年7月中旬以降の積極的な営業活動の自粛および2020年1月~3月の業務停止による影響を含む
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契約の状況〔保有契約年換算保険料〕
保有契約年換算保険料(個人保険)の推移 保有契約年換算保険料(第三分野)の推移
新区分 旧区分 新区分 旧区分
(億円) (億円)
50,000 46,771 9,000
43,186 42,038
45,000
13,132 8,000 7,531
△ 2.7 % 7,155 7,026
40,000 11,740 11,449 △ 1.8 %
7,000 3,421
3,216 3,172
35,000
6,000
30,000 33,639
31,446 30,589 5,000
25,000
4,000
20,000 4,109 3,938 3,853
3,000
15,000
2,000
10,000
5,000 1,000
0 0
19.3末 20.3末 20.6末 19.3末 20.3末 20.6末
注: 「新区分」は、当社が引き受けた個人保険を示し、「旧区分」は、当社が独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構から受再している簡易生命保険契約(個人保険は
簡易生命保険契約の保険に限る)を示す
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資産運用の状況〔資産構成〕
資産構成 順ざや・利回り
(億円) (億円)
20.3末 20.6末 (参考)
増減額 20.3期 1Q 21.3期 1Q
金額 占率 金額 占率 20.3期
公社債 488,306 68.1 % 486,105 68.7 % △ 2,200 順ざや 125 66 804
国債 367,307 51.3 % 369,066 52.1 % 1,759
平均予定利率1 1.69 % 1.69 % 1.69 %
地方債 67,287 9.4 % 64,640 9.1 % △ 2,647
利子利回り2 1.77 % 1.74 % 1.82 %
社債 53,711 7.5 % 52,398 7.4 % △ 1,312
収益追求資産1 99,386 13.9 % 104,482 14.8 % 5,096
キャピタル損益 △ 316 △ 382 △ 1,024
2
国内株式 17,651 2.5 % 20,186 2.9 % 2,534
外国株式2 3,235 0.5 % 3,722 0.5 % 487
1. 平均予定利率は、予定利息の一般勘定経過責任準備金に対する利回り
外国債券 2
64,451 9.0 % 65,930 9.3 % 1,479 2. 利子利回りは、基礎利益上の運用収支等の一般勘定経過責任準備金に対する利回り
その他3 14,048 2.0 % 14,642 2.1 % 594
貸付金 56,627 7.9 % 57,087 8.1 % 459
その他 72,327 10.1 % 60,342 8.5 % △ 11,984
うち現預金・コールローン 17,902 2.5 % 11,920 1.7 % △ 5,982
うち債券貸借取引
31,917 4.5 % 27,665 3.9 % △ 4,251
支払保証金
総資産 716,647 100.0 % 708,018 100.0 % △ 8,629
1. 収益追求資産は、貸借対照表上「金銭の信託」および「有価証券」に計上している資産のうち、資産運用目的で保有する国内外の株式、外貨建債券、投資信託等を対象としている
2. 「国内株式」、「外国株式」および「外国債券」には、個別銘柄の株式・債券のほか、それぞれの資産のみを投資対象とする投資信託を含む
3. バンクローン、マルチアセット、不動産ファンド等
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資産運用の状況〔有価証券の時価情報〕
有価証券の時価情報
(億円)
20.3末 20.6末 増減額
帳簿価額 時価 差損益 帳簿価額 時価 差損益 帳簿価額 時価 差損益
合計 590,841 666,758 75,916 588,416 664,313 75,896 △ 2,425 △ 2,445 △ 20
満期保有目的の債券 357,357 419,533 62,176 355,986 413,557 57,570 △ 1,371 △ 5,976 △ 4,605
責任準備金対応債券 95,746 105,785 10,038 95,178 104,247 9,068 △ 568 △ 1,538 △ 969
その他有価証券 137,737 141,439 3,701 137,252 146,509 9,256 △ 485 5,069 5,555
有価証券等 111,025 113,996 2,970 110,742 115,834 5,091 △ 283 1,838 2,121
公社債 37,004 37,421 417 36,367 36,813 446 △ 636 △ 607 28
国内株式 3,220 2,812 △ 408 3,189 3,203 14 △ 31 390 422
外国証券 42,216 45,893 3,676 42,958 47,338 4,380 741 1,445 703
その他の証券 20,068 19,332 △ 735 19,115 19,347 232 △ 953 15 968
預金等 8,515 8,535 20 9,112 9,130 18 596 595 △1
金銭の信託 26,712 27,443 730 26,509 30,674 4,164 △ 202 3,231 3,433
国内株式 1 13,879 14,839 959 13,753 16,983 3,229 △ 125 2,144 2,270
外国株式 1 2,972 3,235 262 2,992 3,722 730 19 487 467
外国債券 1 7,360 6,984 △ 375 7,377 7,610 233 17 625 608
その他 2 2,500 2,383 △ 116 2,386 2,357 △ 29 △ 113 △ 26 87
注: 本表には、時価のある有価証券のみを記載。また、金融商品取引法上の有価証券として取り扱うことが適当と認められるもの等を含む
1. 「国内株式」、「外国株式」および「外国債券」には、個別銘柄の株式・債券のほか、それぞれの資産のみを投資対象とする投資信託を含む
2. 現預金、バンクローン等
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経費の状況
事業費(委託手数料1等)
(億円)
20.3期 1Q 21.3期 1Q 増減額 (参考)20.3期
事業費 1,280 1,003 △ 276 4,738
委託手数料 742 499 △ 242 2,487
新契約手数料 336 144 △ 191 1,009
維持・集金手数料 406 355 △ 51 1,478
拠出金2 144 140 △3 575
その他 393 363 △ 30 1,674
減価償却費 139 152 12 574
1. 日本郵便株式会社に対する委託手数料
2. 独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構法に基づき、郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構に支払う拠出金
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健全性の状況
内部留保等の積立状況 連結ソルベンシー・マージン比率
(億円) (億円)
当期
20.3末 20.6末 20.3末 20.6末
繰入額
危険準備金 17,973 17,999 26 連結ソルベンシー・
1,070.9 % 1,121.5 %
マージン比率
旧区分 13,206 13,221 14
ソルベンシー・
51,616 56,594
新区分 4,766 4,778 11 マージン総額
価格変動準備金 8,583 8,359 △ 223 リスクの合計額 9,638 10,091
旧区分 6,319 6,129 △ 190
新区分 2,263 2,230 △ 33
追加責任準備金 58,303 57,768 △ 534
旧区分 58,202 57,675 △ 526
新区分 100 92 △7
注: 「旧区分」は簡易生命保険契約区分を源泉とする金額、「新区分」はかんぽ生命全体から「旧区分」を差し引いた金額
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EVの状況
EV EVの推移
(億円) (億円)
修正純資産 保有契約価値
増減額 45,000
20.3末 20.6末1
(前期末比)
39,257
40,000
2,842
EV 33,242 36,085 22,371 36,085
(+ 8.6 %) 35,000 33,242
22,472
348 22,124
修正純資産 22,124 22,472 30,000
(+ 1.6 %)
2,493 25,000
保有契約価値 11,118 13,612
(+ 22.4 %)
20,000
新契約価値 15,000 16,886
13,612
21.3期第1四半期の新契約価値1,2 △ 11億円 10,000
11,118
新契約マージン1,3 △ 2.3 %
5,000
当社は当該期間において積極的な保険商品のご提案を控えさせていただい
1
ている一方、新契約獲得にはその多寡によらない一定の事業費等が必要と
0
なるため、新契約価値はマイナスになっている 1
19.3末 20.3末 20.6末
1. 第三者の検証を受けていない試算値
2. 2020年4月から2020年6月までの新契約をベースに2020年3月末の経済前提を使用。特約の切替加入および条件付解約による価値の増減分を含む
3. 新契約価値を将来の保険料収入の現在価値で除したもの
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21年3月期 連結業績予想
連結業績予想1 1株当たり当期純利益の推移
(億円)
(円)
21.3期
21.3期 1Q 進捗率
(予想) 267.40
経常収益 68,500 16,963 24.8 % 220.48
200.86
155円
経常利益 2,000 699 35.0 %
21.3期
(中計最終年度)
の目標
174.21
2
当期純利益 1,240 467 37.7 % 141.50 147.71
1株当たり当期純利益 220.48 円 83.09 円 37.7 %
16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期(予想)
Z前中計期間 現中計期間
1. 新型コロナウイルスの感染拡大による影響につきましては、当社ホームページにてお知らせしております2020年3月19日付けの「新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う特別取扱い」(普通貸付
利率の減免等)および2020年4月15日付けの「新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴う保険金の倍額支払のお取り扱い」に加え、世界的に景気が悪化していることを踏まえた資産運用収益の減
少および資産運用費用の増加を考慮しております。今後、新たに開示が必要となった場合には速やかにお知らせいたします
2. 親会社株主に帰属する当期純利益
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株主還元
株主還元方針 株主還元の推移
(総還元性向)
39.6 % 40.6 % 39.0 % 118.9 %2 28.4 % 34.5 % (円)
(予想)
株主に対する利益の還元を経営上重要な施策の一つ
自己株式
として位置づけ 取得1
約1,000億円
今後の利益見通し、財務の健全性を考慮しつつ、安
定的な1株当たり配当を目指す 76円
普通配当 普通配当
+ 11.8 %
21.3期
76.00 76.00
特別配当 (中計最終年度)
+ 6.3 % 4.00 の目標
特別配当
4.00 普通配当
68.00
21年3月期の株主還元等 期末
+ 6.7 % 普通配当
38.00
64.00
+ 7.1 % 普通配当
60.00 中間
38.00
普通配当を1株につき76円(予想)とする 普通配当
56.00
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を慎重に見極
める必要があるため、中間配当は行わず、期末配当
のみとする予定
(今後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響等により、新た
に開示が必要となった場合には速やかにお知らせいたします) 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期(予想)
Z前中計期間 現中計期間
1. 2019年4月に自己株式の取得を実施
2. 1に記載の自己株式の取得を含めた総還元性向
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連結財務諸表(要約)
連結損益計算書 連結貸借対照表
(億円) (億円)
(参考)
20.3期 1Q 21.3期 1Q 増減額 20.3末 20.6末 増減額
20.3期
経常収益 18,189 16,963 △ 1,225 72,114 資産 716,647 708,018 △ 8,629
保険料等収入 9,358 7,128 △ 2,230 32,455 現金及び預貯金 14,102 10,020 △ 4,082
資産運用収益 2,769 2,607 △ 161 11,377 金銭の信託 30,560 34,081 3,521
責任準備金戻入額 5,687 7,012 1,324 27,673 有価証券 558,705 558,014 △ 691
経常費用 17,629 16,264 △ 1,365 69,248 貸付金 56,627 57,087 459
保険金等支払金 15,766 14,619 △ 1,147 61,913 固定資産 2 2,452 2,346 △ 106
資産運用費用 311 383 71 1,240 繰延税金資産 11,737 10,133 △ 1,604
事業費等 1 1,551 1,261 △ 290 6,094 負債 3 697,364 684,479 △ 12,884
経常利益 560 699 139 2,866 責任準備金 622,931 615,919 △ 7,012
特別損益 156 223 67 392 価格変動準備金 8,583 8,359 △ 223
価格変動準備金戻入額 156 223 67 391 純資産 19,283 23,538 4,254
契約者配当準備金繰入額 207 204 △3 1,092 株主資本合計 16,612 16,866 253
法人税等合計 171 252 80 659 その他の包括利益
2,670 6,671 4,000
累計額合計
親会社株主に帰属する
337 467 129 1,506 注: 主な勘定科目を掲載
四半期純利益
1. 事業費とその他経常費用の合計
2. 有形固定資産と無形固定資産の合計
基礎利益(単体) 908 1,104 195 4,006 3. 保険金等支払引当金(20.3末 297億円、20.6末 162億円、増減額 △134億円)を含む
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契約の状況〔新契約件数〕
新契約件数(個人保険)の推移 新契約の内訳
(万件)
(万件) 4-6月 7-3月
20.3期 1Q 21.3期 1Q
180 171 件数 占率 件数 占率
126 個人保険 42 100.0 % 2 100.0 %
160
養老 21 49.2 % 1 75.0 %
140 普通養老 10 24.5 % 1 56.6 %
普通養老
(引受基準 2 5.7 % 0 0.9 %
120
緩和型)
特別養老 8 19.0 % 0 17.5 %
100
終身 19 44.9 % 0 9.3 %
普通終身
80 4 10.8 % 0 1.9 %
(定額型)
64
普通終身
60 (引受基準 5 12.0 % 0 0.4 %
21
緩和型)
40
普通終身
45 7 17.9 % 0 5.5 %
42 (倍型)
特別終身 1 4.2 % 0 1.5 %
20 2
学資 2 5.7 % 0 15.5 %
△ 94.4 %
0 その他 0 0.1 % 0 0.2 %
19.3期 20.3期 21.3期 注: 主な商品を掲載
注:20.3期および21.3期の実績は2019年7月中旬以降の積極的な営業活動の自粛および
2020年1月~3月の業務停止による影響を含む
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契約の状況〔保有契約件数〕
保有契約件数(個人保険)の推移 保有契約の内訳
(万件)
新区分 旧区分
(万件) 20.3末 20.6末
3,500
件数 占率 件数 占率
個人保険 2,707 100.0 % 2,647 100.0 %
2,914
3,000 2,647 養老 1,041 38.5 % 1,004 37.9 %
2,707
1,104 △ 2.2 % 普通養老 668 24.7 % 644 24.4 %
2,500 990 966 普通養老
(引受基準 3 0.1 % 3 0.1 %
緩和型)
2,000 特別養老 363 13.4 % 351 13.3 %
終身 1,259 46.5 % 1,245 47.0 %
1,809 普通終身
1,500 1,716 1,680 393 14.5 % 387 14.7 %
(定額型)
普通終身
(引受基準 5 0.2 % 5 0.2 %
1,000
緩和型)
普通終身
273 10.1 % 270 10.2 %
(倍型)
500
特別終身 585 21.6 % 580 21.9 %
学資 393 14.5 % 385 14.5 %
0
その他 13 0.5 % 13 0.5 %
19.3末 20.3末 20.6末
注: 「新区分」は、当社が引き受けた個人保険を示し、「旧区分」は、当社が独立行政法人郵便 注: 主な商品を掲載
貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構から受再している簡易生命保険契約
(保険)を示す
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新契約年換算保険料の四半期推移
新契約年換算保険料(個人保険)の推移 新契約年換算保険料(第三分野)の推移
(億円) 1Q 2Q 3Q 4Q (億円) 1Q 2Q 3Q 4Q
4,000 700
3,762
3,513 616
816 592
3,500 600
776 129
155
3,000
500
856
891 156
2,500
157
400
2,000 1,043
898 1,469 300 160
30 221
1,500 146
122 1
8
380 200
44
1,000
1,045
946 935 170 166
100 132
500
△ 93.5 % 60 △ 98.3 %
2
0 0
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
注1: 年換算保険料とは、1回当たりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年当たりの保険料に換算した金額(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)
第三分野は医療保障・生前給付保障等に該当する部分。年換算保険料(個人保険)には、個人保険に係る第三分野を含む
注2: 20.3期および21.3期の実績は2019年7月中旬以降の積極的な営業活動の自粛および2020年1月~3月の業務停止による影響を含む
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営業実績が低迷することによる損益への影響
お客さまからいただく保険料のうち、かんぽ生命が事業を営むためにいただいている付加保険料は、毎月一定額をいただいている。こ
の付加保険料を原資として、毎月、日本郵便に募集手数料を支払っているが、その支払方法は、12回目までの水準が高いL型方式であ
るため、新規契約が増加するほど、かんぽ生命の損益は悪化する。
新規契約が大幅に減少した場合、事業費等の減少が、かんぽ生命の損益の増加の一因となる。ただし、これは短期的な影響であり、中
長期的に見れば、新規契約の減少はかんぽ生命の損益にマイナスの影響を及ぼす。
<保険料の収納と募集手数料の支払のイメージ(契約1件のモデル)>
保険料収入は毎月一定
純保険料
保険料収入
保険金等の支払いのために
・・・ ・・・ いただいている保険料
付加保険料
事業を営むために
いただいている保険料
募集手数料は12回目までの水準が高いL型方式
募集手数料 ※契約初年度は、付加保険料を
※原資は付加保険料収入 上回る募集手数料を支払ってい
・・・ るが、2年目以降は付加保険料
を下回る水準となっている
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
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委託手数料の状況
新契約手数料 維持・集金手数料
日本郵便に委託する業務について、郵便局で適切に実施された場
主に新契約(募集実績)に連動する、生命保険業界で一般的な算式
合の処理時間等をベースに単価設定
に基づく
保有契約件数や郵便局数等に比例する手数料(基本手数料)と、保
複数年分割払のため、過年度に獲得した契約が継続している場合
有契約維持の指標の達成、アフターフォロー活動の促進のため、そ
に支払う手数料を含む
の実績に基づく手数料(インセンティブ手数料)から構成
19.3期と20.3期の比較 19.3期と20.3期の比較
当年度の新契約分 (455億円 ⇒ 150億円) 基本手数料 (1,714億円 ⇒ 1,161億円)
20.3期は、2019年7月中旬以降の営業活動の自粛および停止の影 20.3期は、拠出金制度(575億円)が開始されたことに伴う見直しによ
響により、当年度の新契約分が大幅に減少 り減少
手数料は最初の1年間に支払う比率1が高いため、20.3期の新契約
の減少は、21.3期の手数料にも影響する見込み インセンティブ手数料2 (404億円 ⇒ 317億円)
過年度の新契約分 (1,006億円 ⇒ 858億円) 20.3期は、保有契約維持を重視するとともに、アフターフォロー活動
の徹底を目的としたインセンティブ手数料を設定していたが、営業活
原則7年間分割で支払うが、18.3期以降の新契約は減少しているた
動の自粛および停止の影響により減少
め、手数料は減少傾向
1. 21.3期より、契約の継続をより重視するため、最初の1年間の支払額を減額し、次年度以降の 2. 21.3期より、インセンティブ手数料のあり方・効果を再検討し、一部を廃止するとともに、
支払額を増額(総額は同水準) 保有契約の維持にインセンティブ手数料を集約
注: 21.3期の手数料の見込みは、1,972億円(前期比△515億円)。減少額の内訳(見込み)は、①契約量の減少による影響△491億円、②新契約手数料の見直しによる影響△7億円、③維持・集金手数料に
おける業務量増加とインセンティブ手数料の見直しによる影響△17億円
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利配収入およびキャピタル損益の状況
資産運用収益の内訳 キャピタル損益の内訳
(億円) (億円)
(参考) (参考)
20.3期 1Q 21.3期 1Q 20.3期 1Q 21.3期 1Q
20.3期 20.3期
資産運用収入 2,769 2,607 11,377 キャピタル収益 90 57 872
金銭の信託運用益 0 - 515
利息及び配当金等収入 2,676 2,546 10,498
有価証券売却益 89 57 356
預貯金利息 0 0 0
金融派生商品収益 - - -
有価証券利息・配当金 2,351 2,268 9,240
為替差益 0 - -
公社債利息 1,929 1,840 7,620 その他キャピタル収益 - - -
株式配当金 4 2 76 キャピタル費用 △ 407 △ 440 △ 1,896
外国証券利息配当金 342 295 1,297 金銭の信託運用損 - △ 150 -
その他
有価証券売却損 △ 99 △ 89 △ 320
75 130 246
有価証券評価損 - - △ 26
貸付金利息 36 33 146
金融派生商品費用 △ 186 △ 100 △ 747
機構貸付利息 275 227 1,058
為替差損 - △2 △ 20
不動産賃貸料 - - -
その他キャピタル費用1 △ 122 △ 96 △ 780
その他利息配当金 12 16 51 キャピタル損益 △ 316 △ 382 △ 1,024
1. 「その他キャピタル費用」には、金銭の信託に係るインカム・ゲインに相当する額を計上
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金利(EVの前提条件)1の変動
フォワード・レート(19.3-20.6) フォワード・レートの推移
1.5%
① ②
20.6末 19.3末 20.3末 20.6末
20.3末
10年 0.471 % 0.657 % 0.495 %
1.0% 19.3末
20年 1.017 % 0.466 % 0.930 %
0.5%
30年 0.683 % 0.422 % 0.743 %
注: EVおよび新契約価値の計算に用いた経済前提は以下のとおり
2020年3月末EV : ①
2021年3月期1Qの新契約価値 : ①
0.0% 2020年6月末EV : ②
△0.5%
0 10 20 30 (年)
1. 金利(EVの前提条件)は、財務省公表の国債の流通利回りを基に作成したフォワード・レートを使用
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EVの変動要因
中長期のRoEV1目標
6~8%
+ 2,714 36,085
(億円) RoEV1 : 4.2% (年換算後)
+ 125
+ 167
33,242
+ 217 △ 156
33,028
△ 213 △ 11
円金利変動の影響 + 1,418
株価等の上昇の影響 + 1,743
2020.3末 調整 調整後 期待収益 期待収益 非経済前提と 非経済前提 経済前提と 2020.6末
新契約価値 (リスクフリー
EV (株主配当) EV レート分)
(超過収益分) 実績の差異 の変更 実績の差異 EV
注: 将来の死亡率、失効解約率、事業費前提等について、 2020年3月末のEVと同じ前提を使用
1. EVの変動要因から「経済前提と実績の差異」を除いた値
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新旧区分別 損益計算書(単体)
新旧区分別 損益計算書(単体)
(億円)
17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 20.3期 1Q 21.3期 1Q
新区分 旧区分 新区分 旧区分 新区分 旧区分 新区分 旧区分 新区分 旧区分 新区分 旧区分
経常収益 1 44,642 68,892 39,388 54,892 38,147 43,744 35,826 36,586 9,205 9,595 9,043 7,995
保険料等収入 40,390 10,028 34,812 7,552 33,695 5,903 27,863 4,591 8,118 1,240 6,153 974
資産運用収益 1 4,228 9,450 4,546 8,303 4,401 7,643 4,412 6,965 1,081 1,706 1,094 1,512
その他経常収益 1 23 49,413 30 39,037 49 30,198 3,549 25,030 5 6,648 1,795 5,508
経常費用 1 43,701 67,040 37,671 53,522 36,635 42,604 33,882 35,661 8,802 9,439 8,411 7,932
保険金等支払金 11,365 64,137 17,656 51,243 28,379 40,309 28,420 33,493 6,841 8,925 7,245 7,374
責任準備金等繰入額 1 26,940 - 14,747 - 2,725 - 299 - 592 - 75 -
資産運用費用 1 1,038 565 785 279 991 468 857 382 241 88 219 163
事業費 3,665 1,936 3,728 1,599 3,762 1,421 3,363 1,358 932 345 693 308
その他経常費用 690 400 752 398 777 404 942 427 194 80 177 85
経常利益 940 1,852 1,717 1,370 1,511 1,139 1,943 924 402 155 632 63
特別損益 2 57 △ 126 △ 272 △ 170 138 36 93 298 76 80 32 190
契約者配当準備金繰入額 156 1,370 216 961 196 921 154 937 37 169 47 156
税引前当期純利益 842 355 1,229 238 1,453 255 1,882 285 441 66 618 97
法人税等合計 217 95 354 69 411 87 549 107 131 39 178 72
当期純利益(又は当期純損失) 624 260 874 168 1,041 167 1,333 178 310 26 439 24
注:「旧区分」は簡易生命保険契約区分を源泉とする数値、「新区分」はかんぽ生命全体から「旧区分」を差し引いた数値
1. かんぽ生命全体から「旧区分」を差し引いた際に、「新区分」の実績がマイナスとなる場合、調整を実施していることから、「旧区分」と「新区分」の合計がかんぽ生命全体の数値と一致しない
(例: 21.3期1Q は、「その他経常収益」内の「支払備金戻入額」および「経常費用」内の「責任準備金等繰入額」に、それぞれ75億円を加算)
2. 特別損益には「価格変動準備金繰入額」、「価格変動準備金戻入額」を含む
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新旧区分別実績(単体)
17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 20.3期 1Q 21.3期 1Q
総資産 百万円 80,336,414 76,832,508 73,904,576 71,667,398 73,454,169 70,802,041
旧区分 51,447,550 46,684,937 41,354,076 39,225,493 40,640,854 38,747,781
(億円)
新区分 28,888,864 30,147,570 32,550,500 32,441,904 32,813,314 32,054,260
保有契約件数 千件 31,562 30,405 29,143 27,070 28,892 26,477
旧区分(保険) 14,411 12,484 11,048 9,907 10,747 9,668
新区分(個人保険) 17,150 17,921 18,095 17,163 18,144 16,808
保険料等収入 百万円 5,041,868 4,236,461 3,959,928 3,245,541 935,876 712,835
旧区分 1,002,816 755,221 590,340 459,151 124,020 97,476
新区分 4,039,051 3,481,240 3,369,588 2,786,389 811,855 615,359
経常利益 百万円 279,347 308,845 265,143 286,829 55,880 69,590
旧区分 185,250 137,074 113,981 92,490 15,585 6,342
新区分 94,097 171,771 151,162 194,338 40,295 63,247
当期純利益 百万円 88,520 104,309 120,958 151,132 33,672 46,473
旧区分 26,044 16,878 16,763 17,806 2,652 2,493
新区分 62,475 87,430 104,195 133,325 31,020 43,980
危険準備金繰入額 百万円 △ 120,819 △ 139,678 △ 151,592 △ 165,388 △ 41,346 2,619
旧区分 △ 172,881 △ 173,722 △ 173,590 △ 170,814 △ 43,130 1,457
新区分 52,061 34,043 21,997 5,425 1,784 1,161
価格変動準備金繰入額 百万円 6,444 128,031 △ 19,251 △ 39,152 △ 15,669 △ 22,397
旧区分 12,625 17,090 △ 3,686 △ 29,845 △ 8,008 △ 19,084
新区分 △ 6,181 110,940 △ 15,564 △ 9,306 △ 7,661 △ 3,313
追加責任準備金繰入額 百万円 △ 50,454 △ 30,648 △ 50,292 △ 49,750 △ 11,700 △ 53,477
旧区分 △ 50,454 △ 47,674 △ 46,698 △ 46,396 △ 10,828 △ 52,695
新区分 - 17,025 △ 3,594 △ 3,354 △ 871 △ 781
注: 「旧区分」は簡易生命保険契約区分を源泉とする数値、「新区分」はかんぽ生命全体から「旧区分」を差し引いた数値
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主要業績の推移(連結)
(億円)
17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 20.3期 1Q 21.3期 1Q
保険料等収入 50,418 42,364 39,599 32,455 9,358 7,128
経常利益 2,797 3,092 2,648 2,866 560 699
契約者配当準備金繰入額 1,526 1,177 1,118 1,092 207 204
当期純利益 885 1,044 1,204 1,506 337 467
純資産 18,532 20,031 21,351 19,283 20,876 23,538
総資産 803,367 768,312 739,050 716,647 734,557 708,018
自己資本利益率 4.7 % 5.4 % 5.8 % 7.4 % - -
株主資本利益率 5.9 % 6.7 % 7.4 % 9.0 % - -
株主配当 360 408 432 427 - -
総還元性向 1 40.6 % 39.0 % 118.9 % 28.4 % - -
EV 33,556 37,433 39,257 33,242 34,201 36,085
新契約価値 368 2,267 2,238 606 646 △ 11
基礎利益(単体) 3,900 3,861 3,771 4,006 908 1,104
保険関係損益 3,114 3,203 3,187 3,201 783 1,038
順ざや(利差益) 785 658 584 804 125 66
1. 19.3期の値については、2019年4月の自己株式の取得(約1,000億円)を含めた総還元性向
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<免責事項>
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点で合理的であると判断する
一定の前提に基づいており、将来の業績は、経営環境に関する前提条件の変化等に伴い、予想と異なる
可能性があることにご留意ください。
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