7177 J-GMOFHD 2021-02-02 15:31:00
2020年12月期決算説明資料 [pdf]
2020年12月期
決算説明会STOCK CODE:7177
代表執行役社長 CEO 鬼頭 弘泰
常 務 執 行 役 CFO 山 本 樹
2021年2月2日
目次
決算概要
事業概況
Appendix
2
通期決算(1-12月) |サマリー(前期比)
証券・FX事業、暗号資産事業ともに成長し、増収増益
営業収益・営業利益は過去最高を更新
前期比
2019年12月期 2020年12月期
増減額 増減率
営業収益 325.0 億円 359.8 億円 +34.8 億円 +10.7 %
純営業収益 303.1 億円 339.6 億円 +36.5 億円 +12.1 %
営業利益 97.6 億円 122.6 億円 +25.0 億円 +25.7 %
経常利益 96.8 億円 118.0 億円 +21.1 億円 +21.9 %
最終利益 60.7 億円 72.9 億円 +12.2 億円 +20.2 %
3
通期決算(1-12月) |セグメント別の状況(前期比)
( )内は前年同期比
2019年1-12月 2020年1-12月
営業収益 279.7 億円 302.6 億円 ( +8.2 % )
証券・FX事業
営業利益 87.2 億円 104.9 億円 ( +20.3 % )
営業収益 39.4 億円 51.6 億円 ( +31.0 % )
暗号資産事業
営業利益 8.8 億円 16.3 億円 ( +84.0 % )
4
通期決算(1-12月) |営業利益増減(前期比)
証券・FX事業のCFDの大幅な伸長と暗号資産事業の成長が牽引し、
過去最高益での着地
+12.2 △0.4 △5.5
(億円) △11.3
+41.7 その他・ +6.2 △0.8
調整額 取引
暗号資産 関係費 その他
人件費 事務費
コスト
+3.5 △20.5
122.6
株式等・
先物OP
97.6 FX・
外為OP
CFD・
株BO
’19年1-12月 ’20年1-12月
営業利益 営業利益
5
第4四半期(10-12月) ハイライト|マーケット環境
• 株式・店頭FXの取引金額は、引き続き高水準で推移
– 2市場個人株式等委託売買代金は88兆円(前年同期比39.5%増)
– 国内店頭FX取引高は1,611兆円(同95.8%増)
• 暗号資産の取引金額は、ビットコインを中心とする暗号資産価格の上昇等による
ボラティリティの高まりを受けて大きく増加
2市場個人株式等委託売買代金 国内店頭FX取引高 国内暗号資産売買代金
(兆円) (兆円) (兆円)
1,800 1,611 35
百万
100
84 88
百万
十億
90 1,600 1,521 30
80 10月・11月の売買代金合計
1,400
25 (12月の業界全体の数値は未公表)
70
1,200
60
1,000
20
17 17
50
800 15
40
600
30 10
400
20
5
10 200
0 0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
19/12期 20/12期 19/12期 20/12期 19/12期 20/12期
6 日本取引所グループ、金融先物取引業協会、日本暗号資産取引業協会の公表資料より当社作成
第4四半期(10-12月) ハイライト |トピックス
• グループ取引高は前年同期比126.5%と好調に推移し、
FX
2020年の年間取引高は世界第1位*を奪還
• 利便性・操作性向上を目指し、12月に新アプリをリリース
CFD • 株価指数・市況に連動して収益は前四半期比で減少するも、
前年同期比で103.0%増の9.9億円と大幅成長
• 投資信託のラインナップ強化を図るため、12月にESG・SDGs
証券 ファンドやレバレッジ型バランスファンド銘柄の取り扱いを開始
• 11月より法人口座の開設受付を開始、好調な滑り出し
暗号資産
• サービス拡充の一環として「つみたて暗号資産」の提供を開始
*Finance Magnates調べ
7
第4四半期決算(10-12月) |サマリー(前四半期比)
2020年12月期Q3 2020年12月期Q4 前四半期比
(2020年7-9月) (2020年10-12月) 増減額 増減率
営業収益 78.7 億円 80.4 億円 +1.7 億円 +2.2 %
純営業収益 73.7 億円 75.5 億円 +1.7 億円 +2.4 %
営業利益 23.3 億円 20.6 億円 △2.7 億円 △11.7 %
経常利益 22.7 億円 18.6 億円 △4.0 億円 △17.9 %
最終利益 14.2 億円 10.9 億円 △3.2 億円 △23.0 %
8
第4四半期決算(10-12月) |セグメント別の状況(前四半期比)
( )内は前四半期比
2020年7-9月 2020年10-12月
営業収益 64.3 億円 59.3 億円 ( △7.8 % )
証券・FX事業
営業利益 17.7 億円 15.2 億円 ( △14.4 % )
営業収益 13.0 億円 19.7 億円 ( +52.1 % )
暗号資産事業
営業利益 5.2 億円 5.0 億円 ( △3.6 % )
9
第4四半期決算(10-12月) |営業利益増減(前四半期比)
証券・FX事業は店頭FX、CFD等の収益が減少するも、
暗号資産事業の好調が下支えし減益幅を抑える
(億円) +0.6 △3.4
+6.7
△1.8
その他・
△3.9 調整額 △1.5 +0.9
FX・ 取引 △0.4
23.3 外為OP 関係費 人件費 事務費
その他
コスト
CFD・ 暗号資産
株BO 暗号資産事業で積極的な
20.6
マーケティングを展開し、
広告宣伝費を中心に増加
’20年7-9月 ’20年10-12月
営業利益 営業利益
10
四半期業績推移|営業収益(セグメント別/商品別)
(億円)
FX・外為OP CFD・株BO 株式等
金融収益 暗号資産 その他
78.7 80.4 Q/Q
75.8 2 2
2.2%増収
3
7 13 19
10 10
4 4 10
5 5
14 10
Y/Y
44
33 31 6.2%増収
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
11
四半期業績推移|営業利益
(億円)
Q/Q
21.3
23.3
20.6
11.7%減益
Y/Y
3.1%減益
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
12
四半期業績推移|販売費及び一般管理費
(億円)
取引関係費 人件費 不動産関係費
事務費 減価償却費 その他 Q/Q
54.8
48.8
3
50.3 2
3
2
2
6
8.9%増
2
6 7
7
7 Y/Y
8 12
9
11
12.3%増
16 20 23 今後の見通し 55億円程度
証券・FX事業 :48億円程度
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 暗号資産事業 :7億円程度
18/12期 19/12期 20/12期
13
目次
決算概要
事業概況
Appendix
14
事業概況ハイライト|2020年12月期第4四半期(10-12月)
FX CFD 株 暗号資産
取引高 売買代金 売買代金 売買代金
393 兆円 9.8 兆円 3.0 兆円 4.6 兆円
前年同期 173 兆円 前年同期 4.3 兆円 前年同期 2.7 兆円 前年同期 1.4 兆円
取引高シェア 口座数 売買代金シェア 口座数
24.3 % 14.7万口座 3.5 % 34.1 万口座
前年同期 20.9 % 前年同月末 11.8 万口座 前年同期 4.3 % 前年同月末 29.9 万口座
預り証拠金残高 預り証拠金残高 信用取引残高 預り資産残高
2,255 億円 453 億円 937 億円 639 億円
前年同月末 1,920 億円 前年同月末 332 億円 前年同月末 984 億円 前年同月末 261 億円
・FX取引高シェア、株式売買代金シェアは金融先物取引業協会、日本取引所グループ公表資料より当社作成 ・FX(店頭FX)のデータは、GMOクリック証券及びFXプライムbyGMOの合計値
・株式売買代金シェアは、2市場の個人株式等委託売買代金(ETF・REIT含む)に占めるシェア ・株、CFDのデータはGMOクリック証券の数値
15
店頭FX|グループ取引高シェアの推移
スプレッド縮小が奏功し、国内グループシェアは上昇傾向で推移
2020年の年間FX取引高はGMOクリック証券が世界1位*を達成
(兆円)
グループ取引高**
250 30%
グループ・シェア***
USDJPYボラティリティ
23.7%
25%
200
20%
150
19.8% 15%
100
10%
50
5%
0 0%
11月
11月
11月
11月
11月
11月
11月
11月
7月
5月
1月
3月
9月
7月
3月
1月
7月
9月
1月
3月
5月
9月
1月
3月
7月
9月
5月
7月
9月
1月
3月
5月
7月
1月
3月
5月
9月
1月
5月
7月
9月
3月
5月
7月
9月
1月
3月
5月
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
*Finance Magnates調べ
金融先物取引業協会「店頭FX月次速報」より当社作成
** 2015年2月以前の店頭FX取引高はGMOクリック証券単体数値。2015年3月以降は、GMOクリック証券とFXプライムbyGMOの合計値
*** グループ・シェアは、金融先物取引業協会「店頭FX月次速報」を市場全体として算出
16
店頭FX |口座数・預り証拠金残高の推移
(千口座) (億円)
800 FX預り証拠金残高(右軸) 700.4 2,500
FX取引口座数 (左軸) 693.1
700
649.1
600 2,072
2,000
預り証拠金残高は
500
1,746
2,048
1,500 順調に増加
400
2020年9月末時点の
1,000
300 預り証拠金残高のシェアは12.9%*
200
500
100
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
*金融先物取引業協会「四半期統計データ」とGMOクリック証券の預り証拠金残高より当社算出
18/12期 19/12期 20/12期
17
店頭FX|スプレッド収益率*の推移
全通貨
80% 2020年10月中旬~12月下旬
2017年8月
スプレッド縮小の影響で
18通貨ペアのスプレッド縮小
11通貨ペアの (期間・時間帯限定)
70% スプレッド縮小
2017年3月
60% ビッグデータ解析運用開始
収益性は低下
キャンペーン終了後の
50%
2019年10月
米ドル/円
40%
足元は回復傾向
スプレッド縮小
0.3銭→0.2銭
30% 2019年1月
外国為替相場急落
20% 2020年3月
新型コロナウイルス感染症
拡大による外国為替市場の
2020年8月下旬~10月初旬
2020年11月は米国大統領選の
10% ボラティリティ急上昇
18通貨ペアのスプレッド縮小
(期間・時間帯限定)
影響で米ドル/円の取引が増加し
0%
収益性が大きく低下も12月は改善
3月
9月
6月
6月
3月
9月
3月
9月
6月
3月
9月
3月
9月
6月
6月
12月
12月
12月
12月
12月
2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 *スプレッドに対して何%の収益が出ているかの比率
18
CFD|売買代金・収益の推移
(億円) (兆円)
25 CFD売買代金(右軸) 16
CFD収益(左軸)
14
20
12.7
12
株価指数、原油・金などの
15
9.8 10 商品市況のボラティリティが
13.8
8 低下したことにより、
10
4.3 9.7
6
売買代金・収益ともに
5
4
Q/Qで減少
4.7 2
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
19
CFD|口座数・預り証拠金残高の推移
(千口座) 147.9 (億円)
144.7
150 CFD預り証拠金残高(右軸) 488 500
CFD取引口座数 (左軸) 453
120
118.6
400
預り証拠金残高は
332 Q/Q7.1%減
90 300
Y/Y36.5%増
60 200
認知度向上に向けたプロモーションや
30 100 取引ツールの改善、クロスセル施策を
推進するとともに、新たな施策も模索
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
20
国内株式|株式売買代金
株式については長期的な視点に立ち、売買手数料無料化の動向を注視しつつ
投資すべきタイミングの到来まで静観の姿勢を維持
主要ネット証券株式等売買代金推移 2市場に占める個人株式等委託売買代金シェア
(兆円) (2020年10-12月)
GMOクリック証券 SBI証券 楽天証券
40 松井証券 auカブコム証券 マネックス証券
35
3.5%
30
25
3.0兆円
(前四半期: 2.9兆円)
(前四半期: 3.5%)
20
15
10
5
0
4-6月
7-9月
1-3月
4-6月
7-9月
7-9月
1-3月
4-6月
7-9月
1-3月
4-6月
7-9月
1-3月
4-6月
7-9月
1-3月
4-6月
10-12月
10-12月
10-12月
10-12月
10-12月
10-12月
・日本取引所グループ、各社公表資料より当社作成
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
・株式売買代金シェアは、2市場の個人株式等委託売買代金(ETF・REIT含む)に占めるシェア
21
国内株式|株式委託手数料・委託手数料率の推移
(億円) (bp)
7 1.600
株式委託手数料(左軸) 1.355
株式委託手数料率(右軸) 1.374
1.272
Q/Q
6 1.400
1.200
3.5%増収
5
4.0 4.1 1.000
4
3.4
0.800
3
0.600
Y/Y
2
20.9%増収
0.400
1 0.200
0 0.000
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
22
国内株式|金融収支の推移
(億円)
9
8
7
Q/Q
6
5 4.6
1.0%増収
4.2 4.2
4
3 Y/Y
8.6%減収
2
1
0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
23
海外株式(タイ王国)|信用取引残高の推移
(百万TBH)
8,000
7,000
Q/Q
36.0%増
6,000
20/12期 Q1
5,000 コロナ禍の影響でタイ王国全体の信
用残高が2019年12月末比で32%
減となるも、従前と同水準を維持
4,000 信用残高は過去最高を更新
3,000
営業開始から3年目で通期黒字化達成
2,000
【シェアの状況* 】
1,000 2020年6月末:10.2%
0
2020年9月末:10.9%
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
*タイ証券取引所公表資料より当社作成
18/12期 19/12期 20/12期
24
暗号資産|売買代金・セグメント収益の推移
暗号資産価格の上昇により売買代金が大きく増加
収益性の高いアルトコイン銘柄の取引が好調に推移したことで増益の着地
(10億円)
暗号資産売買代金の推移 (百万円)
暗号資産セグメント収益の推移
2,000
1,977
5,000 4,687
百万
4,500 BTC価格*
(四半期末終値)
4,000 $29,001
1,500
3,500 1,300
3,000
2,500 1,000
$6,974 2,003 798
2,000
1,500
1,449
500
1,000
500
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期 18/12期 19/12期 20/12期
*CoinMarketCap
25
暗号資産|口座数と預り資産の推移
(千口座) (億円)
400 顧客預かり資産(右軸) 700
暗号資産口座数(左軸) 341.1 639
350
299.3 600
300
500
34万口座を突破
327.9
250
378 400 暗号資産価格の
上昇に伴い
200
300
261
預り資産も大きく増加
150
200
100
50 100
0 0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
26
暗号資産|売買代金シェア
(10億円)
1,600 業界全体の売買代金 25%
GMOコインのシェア
1,400
20%
国内シェアは回復傾向
1,200
1,000 13.5 15%
800
法人口座の獲得、取扱銘柄の
10%
600
追加等のサービス拡充により
400
5%
更なるシェア拡大を図る
200
0 0%
1月 3月 5月 7月 9月 11月 1月 3月 5月 7月 9月 11月
日本暗号資産取引業協会「会員の暗号資産取引状況表(月次)」、GMOコイン売買代金より当社作成
2019年 2020年
27
株主還元|配当および配当性向
連結配当性向
目標
60% (年4回配当)
1株当たり配当金(円)
Q1 Q2 Q3 期末 年間 配当利回り*
2020年
12月期 11.94 12.40 7.25 5.83 37.42 5.2%
2019年
12月期 2.59 8.03 9.02 6.14 25.78 4.4%
*2020年12月30日の終値より算出
28
株主還元|株主還元総額の推移
自己株式の取得により総還元利回り*が大きく上昇
(億円)
80 現金配当 自己株式取得 総還元利回り 8.4% 9%
8%
6.7%
7%
60
5.7% 26.8
6%
9か月決算** 5%
40
3.3% 16.5
3.0% 3.0% 4%
3%
20 38.6 43.8
2%
25.8 30.8 25.7 30.3
1%
0 0%
2016年3月期 2017年3月期 2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
* 総還元利回り=(配当総額+自己株式取得額)/年度末株式時価総額
** 2017年12月期より決算日を毎年3月31日から12月31日に変更。決算期変更の経過期間となる2017年12月期は、2017年4月1日から2017年12月31日までの9か月決算
29
今後の展望|目標達成に向けた課題
店頭FXの外部環境が想定以上に変化し、目標実現のハードルは高くなるも
各施策を加速させることで早期達成を目指す
200
(2019年2月公表)
2021年12月期
営業利益目標 億円
(参考)18/12期 118億円、19/12期 97.6億円、20/12期122億円
2020年12月期の各商品・事業の概況
FX CFD 暗号資産 海外
(タイ王国)
環境:逆風 環境:追い風 環境:追い風 環境:追い風
ドル円0.2銭以下の競争へ 好調な市況も後押しし、 暗号資産価格上昇で マーケティング成功し
積極的スプレッド縮小で 売買代金、収益が拡大 市場が活況 通期黒字化達成
収益性低下もシェアは拡大 (21年成長速度は鈍化) (21年5月にレバ規制)
30
今後の展望|各施策の振り返り
外部環境が想定以上に変化するも、下記施策により各商品・事業は順調に成長
各施策(2018年12月以降)と目標 振り返り・評価
• ドル円0.3銭→0.2銭が業界標準スプレッドとなり
• AI・ビッグデータ解析、BtoB取引を活用した
競争環境激化なるも、データ解析によるポジション
ポジション管理の高度化、カバー取引最適
FX 化による収益性改善
管理の高度化、BtoB取引の本格稼働を実現し、
カバーコストの削減により収益性が改善
• 利便性向上による取引高シェアの拡大
• FXスマホアプリをリニューアル。シェアも上昇
• 積極的なプロモーション活動を展開し、商品認知
• 積極的な広告投資による商品認知度向上 度が向上し、顧客基盤拡大
CFD とマーケットおよび顧客基盤と収益の拡大 • CFDスマホアプリをリニューアル
• 収益も前期比で大幅に増加
• レバレッジ規制により取引高が落ち込むも、取扱
• システムリスク管理態勢強化 銘柄の追加やAPI取引サービス、アプリ改善等に
暗号資産 • 利便性向上による取引高シェアの拡大 より顧客基盤が拡大
• 収益・利益ともに成長。シェアは徐々に上昇
海外 • 信用取引に注力、タイ王国における信用取 • 信用取引残高を積み上げ、同国内第3位 * の
(タイ王国) 引残高No.1シェアを目指す シェアまでに成長。通期黒字化を達成
*同国38社中第3位。2020年6月末時点。各社公表資料より当社調べ。
31
今後の展望|更なる成長に向けた施策
2021年12月期は各施策を推進し成長を加速
• ビッグデータを活用したポジション管理の高度化、BtoB取引の
FX 効率化・高度化を目指した各施策を着実に遂行し、効果を検
証しながら収益性改善を推し進め、収益拡大を図る
• 認知拡大に向けたプロモーション強化、取引ツール強化などによ
CFD る顧客基盤の拡大を図るとともにクロスセルを推進し、さらなる
成長を図る
• 取扱銘柄の拡充、取引ツールの利便性向上、法人口座や
暗号資産 API取引の拡大に注力し、国内取引高シェア拡大と収益の拡
大を図る
海外 • 大口顧客獲得とマスマーケティングにより信用取引残高シェアを
(タイ王国) さらに高め、さらなる成長を図る
32
目次
決算概要
事業概況
Appendix
33
国内株式|貸株残高の推移
(億円)
450
425
400
370
貸株残高は堅調
350
300
296
200~400億円で推移
250
200
150 足元(1/31)は446億円
100
50
0
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
34
国内株式|証券コネクト口座数・残高の推移
(千口座) (億円)
60 300
証券コネクト口座残高(右軸)
証券コネクト口座数(左軸)
50 250
銀行・証券の口座連携サービス
口座数・残高とも
40 200
堅調に推移
30 150
20 100
10 50
2018年7月に
サービス開始
0 0
Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
18/12期 19/12期 20/12期
35
PLの四半期推移
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
営業収益 6,905 8,965 9,048 7,581 10,365 9,699 7,873 8,049
受入手数料 1,063 982 1,047 834 1,329 1,036 1,035 1,154
トレーディング損益 4,751 6,839 6,821 5,488 7,934 7,630 5,681 5,696
金融収益 910 975 1,015 1,090 914 866 1,006 1,047
その他の営業収益 24 24 24 27 42 27 14 15
その他の売上高 156 143 138 140 143 139 134 135
金融費用 371 456 462 461 416 387 394 396
売上原価 117 108 102 105 111 107 102 102
純営業収益 6,416 8,400 8,483 7,014 9,836 9,205 7,376 7,550
販売費及び一般管理費 5,067 5,463 5,138 4,882 5,787 5,390 5,037 5,485
営業利益 1,348 2,936 3,345 2,132 4,048 3,815 2,339 2,065
営業外収益 2 4 1 160 4 29 25 △8
営業外費用 36 65 117 24 232 6 87 187
経常利益 1,314 2,875 3,229 2,267 3,820 3,838 2,277 1,869
特別利益 88 88 88 88 7 11 10 9
特別損失 398 ー 0 115 5 97 4 106
税金等調整前四半期純利益 1,004 2,964 3,318 2,240 3,823 3,751 2,283 1,773
法人税等 468 914 1,113 768 1,330 1,287 786 604
親会社株主に帰属する四半期純利益 617 1,888 2,122 1,444 2,344 2,435 1,423 1,095
36
営業収益(セグメント別/商品別)の四半期推移
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
証券・FX事業 6,239 7,285 7,803 6,641 9,021 8,869 6,436 5,933
株式・ETF等* 467 408 421 414 516 538 486 506
(内、株式・ETF等委託手数料) 419 366 369 373 473 493 431 464
先物・オプション 53 57 60 35 88 64 36 37
くりっく365 143 122 138 90 196 135 97 103
通貨関連店頭デリバティブ 4,093 5,124 5,549 4,449 5,800 4,873 3,335 3,154
CFD・株BO** 537 554 586 525 1,484 2,369 1,459 1,068
金融収益 910 975 1,015 1,090 914 866 1,006 1,046
その他 33 43 31 35 21 21 12 16
暗号資産事業 507 1,532 1,105 798 1,197 688 1,300 1,977
暗号資産 507 1,532 1,105 798 1,197 688 1,300 1,977
その他 158 146 140 143 145 142 137 138
その他 158 146 140 143 145 142 137 138
調整額 △0 1 △0 △1 △0 0 △0 △0
調整額 △0 1 △0 △1 △0 0 △0 △0
営業収益合計 6,905 8,965 9,048 7,581 10,363 9,699 7,873 8,049
*株式・ETF等は、株式・maneo・投資信託の取引から得られる受入手数料を含む
**CFDは、一部海外子会社の店頭FXに係る収益を含む
37
販売費及び一般管理費の四半期推移
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
取引関係費 2,049 2,287 2,062 1,634 2,188 2,048 2,005 2,349
(内、広告宣伝費) 1,134 1,208 1,087 840 984 924 973 1,287
人件費 921 996 979 973 1,368 1,277 1,102 1,256
不動産関係費 738 691 731 830 797 745 733 729
事務費 775 938 857 792 770 658 633 675
減価償却費 226 247 237 276 242 235 239 258
租税公課 155 193 186 214 223 246 206 196
貸倒引当金繰入額 114 △3 △7 △4 80 69 32 △ 59
のれん償却額 40 40 40 40 40 40 40 40
その他 45 71 49 123 75 68 42 37
販売費及び一般管理費 5,067 5,463 5,138 4,882 5,787 5,390 5,037 5,485
38
主要KPIの四半期推移
2019年12月期 2020年12月期
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
GMOクリック証券
株式
株式売買代金 (百万円) 2,977,658 2,532,187 2,425,324 2,710,198 3,535,830 3,481,600 2,930,585 3,076,682
株式約定件数 (件) 2,701,263 2,269,341 2,231,480 2,353,249 3,056,903 3,152,972 2,742,538 2,706,457
信用取引残高 (百万円) 103,215 81,684 96,409 98,425 71,124 82,518 94,559 93,756
店頭FX
店頭FX売買代金 (億円) 1,916,955 1,662,821 1,956,117 1,660,877 3,238,712 3,229,294 3,547,435 3,679,027
店頭FX取引数量 (百万通貨) 1,731,425 1,549,229 1,851,568 1,490,629 3,098,721 3,092,878 3,300,426 3,452,278
店頭FX預り証拠金残高 (百万円) 155,938 167,526 173,763 174,638 173,053 188,282 204,858 207,236
CFD
CFD売買代金 (億円) 54,483 53,267 51,788 43,186 137,874 154,587 127,009 98,499
全商品
全商品預り資産 (百万円) 703,860 697,302 709,722 740,559 683,938 841,998 881,153 926,757
口座数
証券取引口座数 (口座) 385,558 397,061 407,232 415,980 429,910 444,357 451,746 456,895
FXネオ取引口座数 (口座) 598,758 618,611 636,147 649,160 666,827 682,580 693,192 700,473
CFD取引口座数 (口座) 99,749 106,430 113,178 118,638 129,343 140,012 144,729 147,996
FXプライムbyGMO
店頭FX売買代金 (億円) 139,182 77,426 104,338 74,237 167,150 190,115 226,850 251,046
店頭FX取引数量 (百万通貨) 131,399 74,333 103,074 68,251 174,286 196,551 224,042 246,202
店頭FX預り証拠金残高 (百万円) 17,980 18,991 19,622 17,368 18,221 18,357 18,413 18,267
取引口座数 (口座) 191,050 195,620 199,138 201,364 205,343 207,590 208,967 209,666
GMOコイン
暗号資産売買代金 (百万円) 535,127 4,177,468 3,142,508 1,449,178 2,618,831 3,018,581 2,003,505 4,687,708
取引口座数 (口座) 245,639 271,122 289,970 299,333 311,553 319,423 327,910 341,146
39
GMOクリック証券顧客属性
証券取引口座
18.4%
女性
その他 20代 その他 20代
60代
8.4% 7.5%
男女比 60代 6.1% 7.8%
10.2%
10.1%
50代
女性 30代
25.5% 50代
男性 30代
25.6%
男性
20.4% 年齢別 81.6%
20.5% 年齢別
40代 28.1% 40代 29.8%
2020年12月末日現在
40
GMOクリック証券顧客属性
FX専用取引口座
21.0%
女性
その他 その他
5.2% 20代 60代 2.8% 20代
60代
9.1%
9.3% 男女比 6.8% 12.7%
50代
17.0%
50代 女性 30代 男性 30代
19.9%
年齢別 27.1%
男性 79.0%
年齢別 31.2%
40代
29.5%
40代 29.4%
2020年12月末日現在
41
GMOコイン顧客属性
暗号資産取引口座
18.7%
女性
その他 その他
3.8% 60代 1.3%
60代
8.9%
20代
16.6%
男女比 50代
4.5%
20代
13.6% 20.5%
50代 女性 男性
20.4%
年齢別 30代
25.0%
男性 81.3%
40代
年齢別
30代
27.8% 32.3%
40代 25.3%
2020年12月末日現在
42
ビジネスモデル(店頭デリバティブ取引)
• 効率的なマッチングと、ポジションの保有リスクをヘッジする徹底した管理を追求
• 新たなヘッジ方法として「BtoB」を試行中、これまでのカバーコストを収益へ
コスト 方法①
GMOクリック証券
許容値を超えた カバー取引 旧来からのカバー先
● ● ●
注文をヘッジ (外資系金融機関等)
為替リスク
● ● ●
● ● ●
レート提示
〇 〇 〇 ● ● ●
〇 〇 〇 ● ● ●
レート提示 〇 〇 〇 ● ● ● レート提示 収益
マッチング● 方法②
お
〇 〇 〇 ● ●
お BtoB取引 BtoBマーケット
客 〇 〇 〇 ● ● ●
客
様 〇 〇 〇 ● ● ●
様
売注文 〇 〇 〇 ● ● ●
買注文 レート提示
(上記は概念図)
売注文 買注文
43
ボラティリティと収益の関係
収益 対顧客取引 カバー取引
構造 (対顧客スプレッド × 取引数量)-(カバースプレッド ×カバー数量)
取引量 カバーコスト
ボラの上昇 増加 増加
ボラの低下 減少 減少
(上記は概念図)
44
免責事項
本資料には、2021年2月2日現在の将来に関する前提、見通し、計画等に基づく予測が含まれています。世界経済、
競合状況、為替の変動等にかかわるリスクや天変地異などの不確定要因により実際の業績が記載の予測と大きく異なる
可能性があります。またマーケットシェアなどの数値について一部当社推計値が含まれております。調査機関によって異なる
可能性があります。
また、本資料に掲載されている情報は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。
また本資料内に記載されている業績予想などの将来の予測に関するものは、リスクや不確定要因を含みます。実際の業
績は経済情勢や市場環境など、さまざまな要因により、かかる予想とは大きく異なることがあることをご承知おきください。
当該情報に基づいて被ったいかなる損害に関しても、その理由の如何に関わらず一切の責任を負うものではございません。
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