7177 J-GMOFHD 2020-10-27 15:31:00
2020年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年10月27日
上 場 会 社 名 GMOフィナンシャルホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7177 URL https://www.gmofh.com/
代 表 者 (役職名) 代表執行役社長 CEO (氏名) 鬼頭 弘泰
問合せ先責任者 (役職名) 常務執行役 CFO (氏名) 山本 樹 (TEL) 03-6221-0183
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日 配当支払開始予定日 2020年12月21日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト・機関投資家向け/電話会議のみ )
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
営業収益 純営業収益 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 27,938 12.1 26,417 13.4 10,202 33.7 9,936 33.9 6,202 34.0
2019年12月期第3四半期 24,919 △5.0 23,299 △6.0 7,629 △17.7 7,418 △21.3 4,628 △25.5
(注) 包括利益 2020年12月期第3四半期 5,828百万円( 20.2%) 2019年12月期第3四半期 4,848百万円( △24.9%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第3四半期 52.62 52.26
2019年12月期第3四半期 39.15 38.83
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第3四半期 668,815 39,474 5.7
2019年12月期 606,528 37,803 6.0
(参考) 自己資本 2020年12月期第3四半期 38,191百万円 2019年12月期 36,658百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 2.59 8.03 9.02 6.14 25.78
2020年12月期 11.94 12.40 7.25
2020年12月期(予想) - -
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
当社及び連結子会社の主な事業である証券・FX事業及び暗号資産事業は、経済情勢や市況環境の影
響を強く受けており、業績予想を行うことが困難であるため、連結業績予想は開示しておりません。こ
の点を補うために、業績に重要な影響を及ぼすFX取引高、株式委託売買代金、CFD売買代金、暗号
資産売買代金、顧客口座数等の営業指標や営業収益を月次で開示しております。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :有
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、除外 1社(社名)GMO-Z.com Trade Limited
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q 117,909,153株 2019年12月期 117,737,785株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q -株 2019年12月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期3Q 117,872,599株 2019年12月期3Q 118,228,640株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当社は、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向60%を目途に、四半期ごとに配当することを目標
としておりますが、業績予想を行うことが困難であるため、現時点における配当予想額が未定となっておりま
す。配当予想額の開示が可能となった時点で速やかに開示を行う予定です。
当社は、2020年10月27日に電話会議による決算説明会を開催する予定です。この説明会で使用する資料及び説
明内容(音声)については、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 4
(4)2020年12月期第3四半期の配当について ………………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………10
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………10
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………10
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………11
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………12
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………13
(1)連結損益計算書の四半期推移 ………………………………………………………………………13
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社及びGMOフィナンシャルホールディングス株式
会社の連結子会社を以下「GMO-FH」と記載します。
1
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の営業収益は27,938百万円(前年同期比12.1%増)、純営業収益は26,417百万円(同
13.4%増)、営業利益は10,202百万円(同33.7%増)、経常利益は9,936百万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属
する四半期純利益は6,202百万円(同34.0%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における主な収益、費用、利益の状況は次のとおりです。
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
営業収益 24,919 27,938 3,019 12.1%
受入手数料 3,093 3,401 307 9.9%
トレーディング損益 18,412 21,246 2,834 15.4%
金融収益 2,901 2,787 △113 △3.9%
その他の営業収益 73 84 11 15.0%
その他の売上高 437 417 △20 △4.6%
金融費用 1,290 1,198 △91 △7.1%
売上原価 329 322 △7 △2.2%
純営業収益 23,299 26,417 3,118 13.4%
販売費及び一般管理費 15,669 16,214 545 3.5%
営業利益 7,629 10,202 2,572 33.7%
経常利益 7,418 9,936 2,518 33.9%
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,628 6,202 1,573 34.0%
※「暗号資産取引業における主要な経理処理例示」を採用したことに伴い、従来「営業収益」の「トレーディング
損益」に含めていた暗号資産事業のレバレッジ手数料を第2四半期連結会計期間より、「営業収益」の「受入手
数料」に含めて表示しております。上記の前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間数値は、当
該表示方法の変更後の数値であります。
2
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の状況は次のとおりです。
なお、2019年5月31日に成立した資金決済法の改正法において「仮想通貨」の名称が「暗号資産」に変更された
ことを受け、第1四半期連結会計期間より、法令の名称に合わせてセグメント名称を「暗号資産事業」に変更して
おります。
営業収益内訳(セグメント別/商品別) (単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
増減額 増減率
連結累計期間 連結累計期間
証券・FX事業 21,328 24,327 2,998 14.1%
株式・ETF等 ※1 1,297 1,541 244 18.8%
先物・オプション 171 190 18 11.0%
取引所FX 404 429 24 6.1%
通貨関連店頭デリバティブ 14,767 14,009 △757 △5.1%
CFD・株BO ※2 1,678 5,313 3,635 216.6%
金融収益 2,901 2,787 △114 △3.9%
その他 108 55 △52 △48.6%
暗号資産事業 3,145 3,186 41 1.3%
暗号資産 3,145 3,186 41 1.3%
その他 445 425 △20 △4.6%
その他 445 425 △20 △4.6%
調整額 0 △0 △0 -
営業収益合計 24,919 27,938 3,019 12.1%
※1 株式・ETF等の取引に係る委託手数料及びその他の受入手数料、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧
誘等の取扱手数料、投資信託に係るその他の受入手数料が含まれています。
※2 CFDには、一部海外子会社の店頭FXに係る収益が含まれています。
(証券・FX事業)
証券・FX事業では、3月に乱高下した日経平均株価が同月下旬以降は上昇傾向で推移する中で取引が活況を呈
し、株式等委託売買代金の増加等により受入手数料が増加しました。店頭FXについては、取引高が大幅に伸長し、
国内シェアも上昇傾向で推移しましたが、国内シェア拡大に向けたスプレッド縮小施策の影響を受け、収益は減少
しました。一方、株価指数の値動きや商品市況、顧客基盤の順調な拡大等を背景に好調に推移したCFDが収益を
大きく伸ばしたことから、トレーディング損益は増加しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間におけ
る当セグメントの営業収益は24,327百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益は8,972百万円(同31.7%増)となり
ました。
(暗号資産事業)
暗号資産事業では、取引高は前年同期比で2.7%の減少となりました。第2四半期連結会計期間においては、カバ
ーコストが増加したことで収益性が一時的に低下しましたが、新たに追加したアルトコイン銘柄の取引が伸長した
ことにより、7月以降は上昇傾向で推移しました。また、広告宣伝費を中心にコスト抑制に努めたことなどにより、
販売費及び一般管理費が減少しました。これらの結果、当第3四半期連結累計期間における当セグメントの営業収
益は3,186百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益は1,129百万円(同59.7%増)となりました。
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(単位:百万円)
当第3四半期
前連結会計年度末 増減額
連結会計期間末
総資産 606,528 668,815 62,287
負債 568,724 629,340 60,616
純資産 37,803 39,474 1,670
(総資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は668,815百万円(前期末比62,287百万円の増加)となりました。
これは主に、預託金の増加43,704百万円、利用者暗号資産の増加8,747百万円、支払差金勘定の増加10,816百万円に
よるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は629,340百万円(前期末比60,616百万円の増加)となりました。
これは主に、預り暗号資産の増加8,747百万円、有価証券担保借入金の増加12,386百万円、預り金の減少9,046百万
円、受入保証金の増加50,868百万円、短期借入金の減少8,263百万円によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は39,474百万円(前期末比1,670百万円の増加)となりました。これ
は主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と配当金の支払いの結果として、利益剰余金が2,610百万円増加
したことによるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
GMO-FHの主な事業である証券・FX事業及び暗号資産事業は、経済情勢や市況環境の影響を強く受けてお
り、業績予想を行うことが困難であるため、連結業績予想は開示しておりません。この点を補うために、業績に重
要な影響を及ぼすFX取引高、株式委託売買代金、CFD売買代金、暗号資産売買代金、顧客口座数等の営業指標
や営業収益を月次で開示しております。
(4)2020年12月期第3四半期末の配当について
当社は、株主に対する利益還元と内部留保の充実を総合的に勘案し、収益性、成長性、企業体質の強化を考慮し
つつ、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針としており、2020年12月期については、株主の皆様への利益
還元のさらなる充実及び株主層の拡大を図るため、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向60%を目途
に、四半期ごとに配当することを目標としております。
当社は前述のとおり業績予想を行うことが困難であることから、これまで配当予想額も未定としておりましたが、
2020年12月期第3四半期末の配当については、上記方針に基づき1株当たり7.25円といたしました。
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 61,718 59,705
預託金 308,037 351,742
利用者暗号資産 17,405 26,153
信用取引資産 98,246 94,451
有価証券担保貸付金 9,531 10,907
短期差入保証金 51,906 56,403
支払差金勘定 37,932 48,748
その他 13,482 12,912
貸倒引当金 △113 △171
流動資産合計 598,146 660,853
固定資産
有形固定資産 1,268 1,105
無形固定資産 2,543 2,176
投資その他の資産
繰延税金資産 924 1,009
その他 3,695 3,761
貸倒引当金 △50 △91
投資その他の資産合計 4,569 4,679
固定資産合計 8,381 7,962
資産合計 606,528 668,815
負債の部
流動負債
信用取引負債 35,496 36,870
有価証券担保借入金 14,849 27,236
預り金 52,765 43,719
預り暗号資産 17,405 26,153
受入保証金 338,161 389,030
受取差金勘定 3,506 2,588
短期借入金 86,446 78,182
1年内返済予定の長期借入金 3,270 4,470
未払法人税等 513 2,738
賞与引当金 322 673
役員賞与引当金 27 313
その他 7,948 9,077
流動負債合計 560,713 621,054
固定負債
長期借入金 6,180 6,427
その他 598 656
固定負債合計 6,778 7,083
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 1,231 1,202
特別法上の準備金合計 1,231 1,202
負債合計 568,724 629,340
5
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 688 705
資本剰余金 1,281 811
利益剰余金 34,029 36,640
株主資本合計 35,999 38,157
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 659 34
その他の包括利益累計額合計 659 34
非支配株主持分 1,145 1,283
純資産合計 37,803 39,474
負債純資産合計 606,528 668,815
6
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
営業収益
受入手数料 3,093 3,401
トレーディング損益 18,412 21,246
金融収益 2,901 2,787
その他の営業収益 73 84
その他の売上高 437 417
営業収益合計 24,919 27,938
金融費用 1,290 1,198
売上原価 329 322
純営業収益 23,299 26,417
販売費及び一般管理費
取引関係費 6,399 6,241
人件費 2,897 3,749
不動産関係費 2,161 2,277
事務費 2,572 2,062
減価償却費 711 717
租税公課 535 677
貸倒引当金繰入額 103 181
のれん償却額 122 122
その他 166 186
販売費及び一般管理費合計 15,669 16,214
営業利益 7,629 10,202
営業外収益
投資事業組合運用益 - 19
事務所移転費用戻入益 - 15
その他 8 24
営業外収益合計 8 59
営業外費用
為替差損 100 223
投資事業組合運用損 109 86
その他 9 15
営業外費用合計 220 325
経常利益 7,418 9,936
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
特別利益
金融商品取引責任準備金戻入 266 29
特別利益合計 266 29
特別損失
減損損失 - 92
固定資産除却損 0 14
投資有価証券評価損 398 -
特別損失合計 398 107
税金等調整前四半期純利益 7,287 9,858
法人税、住民税及び事業税 2,217 3,489
法人税等調整額 278 △84
法人税等合計 2,495 3,404
四半期純利益 4,791 6,454
非支配株主に帰属する四半期純利益 162 251
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,628 6,202
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純利益 4,791 6,454
その他の包括利益
為替換算調整勘定 57 △625
その他の包括利益合計 57 △625
四半期包括利益 4,848 5,828
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 4,686 5,577
非支配株主に係る四半期包括利益 162 250
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(表示方法の変更)
GMO-FHの暗号資産事業について、取引の実態をより適切に表示するとともに、他の暗号資産取引業者と
の比較可能性に資する観点から、2020年6月12日に一般社団法人日本暗号資産取引業協会が公表した「暗号資産
取引業における主要な経理処理例示」を採用したことにより、第2四半期連結会計期間において表示方法の変更
を行っております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結貸借対照表及び前第3四半期
連結累計期間の四半期連結損益計算書の組替えを行っております。なお、暗号資産事業の受入保証金は、前連結
会計年度の連結貸借対照表においては「流動負債」の「預り金」に含めて表示しておりましたが、2020年5月1
日に金融商品取引法の改正法が施行され、当社の連結子会社が第一種金融商品取引業者の登録を受けたことによ
り、第2四半期連結会計期間において区分管理を開始したため、第2四半期連結会計期間より「流動負債」の
「受入保証金」に含めて表示しております。
表示方法の変更並びに前連結会計年度の連結貸借対照表及び前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算
書の組替えは以下のとおりであります。
連結貸借対照表
前連結会計年度(2019年12月31日)
(単位:百万円)
変更前 変更後
預り仮想通貨 17,405 利用者暗号資産(注1) 17,405
流動資産 短期差入保証金 55,052 流動資産 短期差入保証金 51,906
その他 10,337 その他(注2) 13,482
流動負債 預り仮想通貨 17,405 流動負債 預り暗号資産(注1) 17,405
(注)1.勘定科目の名称変更であります。
2.前連結会計年度において、「流動資産」の「短期差入保証金」に含めていた暗号資産事業の預け金3,145百
万円を、「流動資産」の「その他」に含めて表示しております。
四半期連結損益計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
(単位:百万円)
変更前 変更後
受入手数料 2,523 受入手数料(注) 3,093
営業収益 営業収益
トレーディング損益 18,982 トレーディング損益 18,412
(注)前第3四半期連結累計期間において、「営業収益」の「トレーディング損益」に含めていた暗号資産事業のレ
バレッジ手数料570百万円を、「営業収益」の「受入手数料」に含めて表示しております。
10
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い)
当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設
されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項
目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務
対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会
計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額につい
て、改正前の税法の規定に基づいております。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結損益
その他 調整額
計算書計上額
証券・FX事業 暗号資産事業 計 (注)1 (注)2
(注)3
営業収益
外部顧客への営業収益 21,270 3,202 24,473 445 - 24,919
セグメント間の内部
57 △57 △0 - 0 -
営業収益又は振替高
計 21,328 3,145 24,473 445 0 24,919
セグメント利益 6,810 707 7,517 112 0 7,629
(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム関連事業を含んでおり
ます。
2.セグメント利益の調整額0百万円は、セグメント間取引消去であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの営業収益及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結損益
その他 調整額
計算書計上額
証券・FX事業 暗号資産事業 計 (注)1 (注)2
(注)3
営業収益
外部顧客への営業収益 24,330 3,182 27,513 425 - 27,938
セグメント間の内部
△3 3 0 - △0 -
営業収益又は振替高
計 24,327 3,186 27,513 425 △0 27,938
セグメント利益 8,972 1,129 10,101 101 △0 10,202
(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム関連事業を含んでおり
ます。
2.セグメント利益の調整額△0百万円は、セグメント間取引消去であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、従来「仮想通貨事業」としていたセグメント名称を「暗号資産事業」に変更して
おります。当該セグメントの名称変更によるセグメント情報に与える影響はありません。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後のセグメントの名称に基づき作成したものを開示
しております。
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(重要な後発事象)
(自己株式の取得及び自己株式の公開買付け)
当社は、2020年9月15日開催の取締役会において、会社法(平成17年法律第86号。その後の改正を含む。)第
165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条第1項及び当社定款の規定に基づく自己株式の取得
及びその具体的な取得方法として自己株式の公開買付け(以下、「本公開買付け」という。)を行うことを決議
し、2020年9月16日から本公開買付けを実施しておりましたが、本公開買付けが2020年10月15日をもって終了し
ました。なお、本公開買付けの終了をもって、2020年9月15日開催の取締役会の決議に基づく自己株式の取得は
終了しました。
1.自己株式の取得及び自己株式の公開買付けの目的
当社は、2020年7月上旬に、株式会社大和証券グループ本社より、その所有する当社普通株式の半分程度に
ついて、政策保有株式の見直しの一環で売却する意向がある旨の連絡を受けました。
当社は、これを受けて、一時的にまとまった数量の株式が市場に放出された場合における当社普通株式の流
動性及び市場株価への影響並びに当社の財務状況等に鑑みて、2020年7月中旬より、当該株式を自己株式とし
て取得することについての具体的な検討を開始しました。
その結果、当社が当該株式を自己株式として取得することは、当社の1株当たり当期純利益(EPS)及び
自己資本当期純利益率(ROE)等の資本効率の向上に寄与し、株主の皆様に対する利益還元に繋がると同時
に、かかる自己株式の取得を行った場合においても、当社の財務状況や配当方針に大きな影響を与えないもの
と判断しました。また、自己株式の具体的な取得方法については、株主間の平等性、取引の透明性の観点から
十分に検討を重ねた結果、公開買付けの手法が適切であると判断しました。
2.自己株式の取得に関する取締役会決議内容
(1)取得する株式の種類 普通株式
(2)取得する株式の総数 4,800,100株(上限)
(3)取得価額の総額 2,688,056,000円(上限)
(4)取得期間 2020年9月16日から2020年11月30日まで
3.自己株式の公開買付けの概要
(1)買付け予定数 4,800,000株
(2)買付け等の価格 普通株式1株につき金560円
(3)買付け等の期間 2020年9月16日から2020年10月15日まで
(4)公開買付開始公告日 2020年9月16日
(5)決済の開始日 2020年11月9日
4.自己株式の取得及び自己株式の公開買付けの結果
(1)取得した株式の種類 普通株式
(2)応募株式の総数 4,800,016株
(3)取得した株式の総数 4,800,000株
(4)取得価額の総額 2,688,000,000円
(5)取得期間 2020年9月16日から2020年10月15日まで
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GMOフィナンシャルホールディングス株式会社(7177) 2020年12月期 第3四半期決算短信
3.その他
(1)連結損益計算書の四半期推移
(単位:百万円)
2019年12月期 2020年12月期
科目
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期 第3四半期
営業収益 6,905 8,965 9,048 7,581 10,365 9,699 7,873
受入手数料 1,063 982 1,047 834 1,329 1,036 1,035
委託手数料 616 545 569 500 758 693 565
(内、株式・ETF等) 419 366 369 373 473 493 431
(内、先物・オプション) 53 57 60 35 88 64 36
(内、取引所FX) 143 122 138 90 196 135 97
引受・売出し・特定投資家向け
0 △0 0 0 - - -
売付け勧誘等の手数料
募集・売出し・特定投資家向け
3 6 5 4 5 2 5
売付け勧誘等の取扱手数料
その他の受入手数料 441 430 472 329 565 339 463
トレーディング損益 4,751 6,839 6,821 5,488 7,934 7,630 5,681
金融収益 910 975 1,015 1,090 914 866 1,006
その他の営業収益 24 24 24 27 42 27 14
その他の売上高 156 143 138 140 143 139 134
金融費用 371 456 462 461 416 387 394
売上原価 117 108 102 105 111 107 102
純営業収益 6,416 8,400 8,483 7,014 9,836 9,205 7,376
販売費及び一般管理費 5,067 5,463 5,138 4,882 5,787 5,390 5,037
取引関係費 2,049 2,287 2,062 1,634 2,188 2,048 2,005
(内、広告宣伝費) 1,134 1,208 1,087 840 984 924 973
人件費 921 996 979 973 1,368 1,277 1,102
不動産関係費 738 691 731 830 797 745 733
事務費 775 938 857 792 770 658 633
減価償却費 226 247 237 276 242 235 239
租税公課 155 193 186 214 223 246 206
貸倒引当金繰入額 114 △3 △7 △4 80 69 32
のれん償却額 40 40 40 40 40 40 40
その他 45 71 49 123 75 68 42
営業利益 1,348 2,936 3,345 2,132 4,048 3,815 2,339
営業外収益 2 4 1 160 4 29 25
営業外費用 36 65 117 24 232 6 87
経常利益 1,314 2,875 3,229 2,267 3,820 3,838 2,277
特別利益 88 88 88 88 7 11 10
特別損失 398 - 0 115 5 97 4
税金等調整前四半期純利益 1,004 2,964 3,318 2,240 3,823 3,751 2,283
法人税等 468 914 1,113 768 1,330 1,287 786
非支配株主に帰属する四半期純利益
又は非支配株主に帰属する四半期純 △80 161 82 27 148 28 73
損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 617 1,888 2,122 1,444 2,344 2,435 1,423
※「暗号資産取引業における主要な経理処理例示」を採用したことに伴い、従来「営業収益」の「トレーディング
損益」に含めていた暗号資産事業のレバレッジ手数料を第2四半期連結会計期間より、「営業収益」の「受入手
数料」に含めて表示しております。上記の四半期ごとの数値は当該表示方法の変更後の数値であります。
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