7131 J-のむら産業 2021-12-02 08:00:00
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2021 年 12 月2日
各 位
会 社 名 の む ら 産 業 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長 清 川 悦 男
(コード番号:7131 東証 JASDAQ)
問合せ先 取 締 役 西 澤 賢 治
(TEL 042-497-6191)
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2021 年 12 月2日に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場いたしました。今
後とも、なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、2021 年 10 月期(2020 年 11 月1日~2021 年 10 月 31 日)における当社グループの業績予想は、次の
とおりであり、また、最近の決算情報等につきましては別添のとおりであります。
【連結】 (単位:百万円、%)
2021 年 10 月期
決算期 2021 年 10 月期 2020 年 10 月期
第3四半期累計期間
(予想) (実績)
項目 (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 5,112 100.0 4.4 3,525 100.0 4,898 100.0
営 業 利 益 314 6.1 18.7 174 4.9 264 5.4
経 常 利 益 321 6.3 21.4 174 5.0 265 5.4
親会社株主に帰属する
201 3.9 266.9 106 3.0 54 1.1
当期(四半期)純利益
1 株 当 た り 当 期
144 円 74 銭 76 円 80 銭 39 円 45 銭
(四半期)純利益
1株当たり配当金 ※ 0 円 00 銭 8 円 00 銭
(※) 2021 年 10 月期(予想)において期末配当を予定しておりますが、具体的な配当金額は現時点で未定で
あります。具体的な配当金額については、決定次第、改めてお知らせいたします。
(注)1.当社は、2020 年8月 12 日付で、普通株式1株につき 25 株の株式分割を行っておりますが、2020 年
10 月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり当期(四半期)純利益を算出してお
ります。
2.2020 年 10 月期(実績)、2021 年 10 月期第3四半期累計期間(実績)及び 2021 年 10 月期(予想)の
1株当たり当期(四半期)純利益は、期中平均発行済株式数により算出しております。
3.当社は、発行済株式総数の 10.0%に相当する 154,625 株の自己株式を保有しておりますが、現時点
においてその活用が見込まれないことから、上場後速やかに消却を行う方針であります。
【2021 年 10 月期業績予想の前提条件】
本資料に記載の 2021 年 10 月期の業績予想数値は、当期の期首から 2021 年9月までの実績数値に、2021 年
10 月の予想数値を合算して策定した数値となっております。
1.当社グループの見通し
当社グループは、当社及び連結子会社2社(山葉印刷株式会社、パックウェル株式会社)の計3社で構成
されており、「人に優しい新技術」をモットーに、常に使う人の身になっての商品づくりに努め、お取引先
「
の皆様とのビジネスを通じて社会に貢献していきます」という経営理念のもと、米穀精米袋を中心とした食
品包装資材の企画開発及び販売と米穀用自動計量包装機を中心とした計量包装機械の企画開発及び製造販
売を行う包装関連事業、梱包における問題を解決するための製函封函機や緩衝材などの商品・サービスを提
供する物流梱包事業の2事業に取り組んでおります。
包装関連事業の主要取引先であるコメ流通業界は、 少子高齢化による人口減や食の多様化により国内のコ
メ消費量が毎年減少傾向にある中、新型コロナウイルス感染症の流行拡大による緊急事態宣言が行われ、巣
ごもり需要の増加などで家庭用向け販売は堅調に推移しましたが、業務用向け販売は、一部で回復傾向がみ
られるものの、外出自粛や営業時間短縮等による外食店の需要減などにより販売が減少しました。
また、物流梱包事業につきましては、物流業界の市場規模は緩やかな拡大基調が予測され、省力化・自動
化に伴う新たな需要が期待できる中、大手ネット通販業者等への販促強化、商品力強化のための新たな仕入
れ先の開拓などに取り組み、売上と収益の増強を図っております。新型コロナウイルス感染症の影響を受け
ている製造業等で物流梱包関連商品の需要は減少しておりましたが一部に緩やかな回復傾向がみられ、 消費
者のネット購入拡大による需要は引き続き堅調に推移しております。
こうした状況のもと、2021 年 10 月期の業績予想は、売上高 5,112 百万円(前期比 4.4%増)
、営業利益
314 百万円(前期比 18.7%増)、経常利益 321 百万円(前期比 21.4%増)
、親会社株主に帰属する当期純利益
201 百万円(前期比 266.9%増)を見込んでおります。
2.業績予想の前提条件
(1)売上高
2021 年 10 月期における連結売上高は、第3四半期累計期間の実績として 3,525 百万円(前年同期比
0.2%増)であり、通期では 5,112 百万円(前期比 4.4%増)を見込んでおります。
なお、予算に関しては、受注済みの契約に基づき、想定される納入予定額を積み上げることで作成して
おります。
①包装関連事業
包装資材につきましては、新米の収穫期にその需要が高まる傾向はありますが、包装資材の売上に大きな
影響を与える米の生産量及び消費量が大きく変動することは少ないため、 毎期ほぼ同様の売上が見込めます。
また、包装機械につきましては、受注から納品までは最低でも2ヶ月を要すため、第3四半期終了時点の受
注状況から、第4四半期の売上高は高い確度で見込むことができます。そうした状況の中、9月までの実績
数値、包装資材売上高 2,515 百万円、包装機械売上高 1,350 百万円、計 3,865 百万円に 10 月の予想値を加
えた 2021 年 10 月期の予想は、包装資材売上高 2,757 百万円、包装機械売上高 1,612 百万円、計 4,369 百万
円(前期比 4.5%増)を見込んでおります。主な増加要因は、取引先の工場新設に伴う機械売上における大
型案件の増加であります。
②物流梱包事業
物流梱包事業につきましては、前期同様のコロナ禍ではありますが、上述のとおり製造業等で需要の回復
傾向がみられたことに加え、 前期とは異なり営業活動が相応に行えたことから年間取引額で5百万円を超え
る顧客を新たに2社獲得できたこともあり、 9月までの累計実績は 684 百万円で前年同期の 650 百万円を上
回る状況となっております。当該9月までの実績数値に9月末時点の受注状況を勘案した結果、2021 年 10
月期の予想は、743 百万円(前期比 3.4%増)を見込んでおります。
(2)売上原価、売上総利益
2021 年 10 月期における売上原価は、第3四半期累計期間の実績として 2,636 百万円(前年同期比 1.6%
増)であり、通期では 3,841 百万円(前期比 5.1%増)を見込んでおります。その結果、売上総利益は、第
3四半期累計期間の実績として 888 百万円(前年同期比 3.8%減)であり、通期では 1,271 百万円(前期比
2.3%増)を見込んでおります。
①包装関連事業
包装資材につきましては、商品によって多少の相違はあるものの、過去実績においてほぼ同水準の原価率
(82%前後)であるため、販売予定金額に原価率を乗じることで算定しております。また、包装機械につき
ましては、機種ごとに標準原価が設定されていることから、売買契約に基づいた販売予定機種の標準原価に
販売予定台数を乗じることで算定しております。当該数値に9月までの実績を加えることで、2021 年 10 月
期の売上原価を算定しております。
2021 年 10 月期の売上総利益は、売上が 4,179 百万円から 4,369 百万円に伸びたことに伴い 1,049 百万円
(前期比 1.5%増)を見込んでおります。
②物流梱包事業
物流梱包事業で取扱う商品につきましては、その種類に応じて分類し、分類ごとの販売予定金額に分類ご
とに設定した原価率を乗じることで算定しております。 当該数値に9月までの実績を加えることで、 2021 年
10 月期の売上原価を算定しております。
2021 年 10 月期の売上総利益は、前期より売上高が 3.4%増加したこと及び粗利率の高い商品の販売に注
力した結果、その割合が前期に比して約5ポイント高まったこと等により、222 百万円(前期比 5.8%増)
を見込んでおります。
(3)販売費及び一般管理費、営業利益
販売費及び一般管理費の主な項目は、人件費、支払手数料、のれんの償却額であります。人件費は、人員
計画に基づき従業員の給与、賞与、法定福利費等を人員別に積み上げて算定しており、581 百万円(前期比
2.2%減)を見込んでおります。支払手数料については、相手先別、月別に支払額を積み上げて算定してお
り、上場関連費用8百万円、監査報酬 30 百万円等を要したことから、前期比 18.7%増の 83 百万円を見込ん
でおります。のれんは物流梱包事業を担うパックウェル株式会社の株式取得に伴い発生したものであり、そ
の償却額については、7年間の定額法により算定した金額を毎期計上しております。なお、当該のれんにつ
きましては、買収時に見込んだ利益が実現できなかったことにより、2020 年 10 月期において減損処理を実
施したことから、2021 年 10 月期の償却額が、2020 年 10 月期の 57 百万円から 34 百万円に減少する見込み
であります。
そうした人件費やのれんの償却額の減少などにより、2021 年 10 月期の販売費及び一般管理費は、第3四
半期累計期間の実績として 714 百万円(前年同期比 0.5%減)となり、通期では 957 百万円(前期比 2.2%
減)を見込んでおります。以上の結果、営業利益は、第3四半期累計期間の実績として 174 百万円(前年同
期比 15.3%減)であり、通期では 314 百万円(前期比 18.7%増)を見込んでおります。
(4)営業外収益・費用、経常利益
営業外収益の主な項目は固定資産の売却益であり、 営業外費用の主な項目は金融機関からの借入金に係る
支払利息であります。
第3四半期累計期間実績における営業外収益は2百万円(前年同期比 3.2%増) 、営業外費用は2百万円
(前年同期比 14.5%減)となり、経常利益は 174 百万円(前年同期比 15.0%減)となりました。
第4四半期においては、営業外収益として保険返戻金が8百万円生じ、営業外費用につきましては金融機
関からの借入金に係る支払利息が継続的に発生することから、通期の営業外収益は 11 百万円(前年同期比
170.1%増)
、営業外費用は3百万円(前年同期比 1.0%増)を見込んでおり、経常利益は 321 百万円(前年
同期比 21.4%増)を見込んでおります。
(5)特別利益・損失、親会社株主に帰属する当期純利益
第3四半期累計期間実績において特別損益は発生しておらず、税金等調整前四半期純利益は 174 百万円
(前年同期比 15.0%減)
、そこから法人税等の税金費用を差し引いた親会社株主に帰属する四半期純利益は
106 百万円(前年同期比 10.4%減)となっております。
また、第4四半期においても特別損益は見込んでおりません。前期は 102 百万円の減損損失が計上された
こと、及び、経常利益の増加を受け、税金等調整前当期純利益は前期を 158 百万円上回る 321 百万円(前期
比 97.4%増)を見込んでおります。税金等調整前当期純利益に法定実効税率を乗じて算定した法人税等の
税金費用を差し引き、親会社株主に帰属する当期純利益を算出しておりますが、税金等調整前当期純利益の
増加が見込まれることから、通期の親会社株主に帰属する当期純利益は 201 百万円(前期比 266.9%増)を
見込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。
以上
2021年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年12月2日
上場会社名 のむら産業株式会社 上場取引所 東
コード番号 7131 URL https://www.nomurasangyo.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)清川 悦男
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名)西澤 賢治 TEL 042(497)6191
四半期報告書提出予定日 - 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年10月期第3四半期の連結業績(2020年11月1日~2021年7月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年10月期第3四半期 3,525 - 174 - 174 - 106 -
2020年10月期第3四半期 - - - - - - - -
(注)包括利益 2021年10月期第3四半期 107百万円 (-%) 2020年10月期第3四半期 -百万円 (-%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年10月期第3四半期 76.80 -
2020年10月期第3四半期 - -
(注)2020年10月期第3四半期については、四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年10月期第3四半期の数値
及び2021年10月期第3四半期の対前年同四半期増減率については記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年10月期第3四半期 3,196 1,151 36.0
2020年10月期 3,166 1,054 33.3
(参考)自己資本 2021年10月期第3四半期 1,151百万円 2020年10月期 1,054百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年10月期 - - - 8.00 8.00
2021年10月期 - - -
2021年10月期(予想) 27.00 27.00
3.2021年10月期の連結業績予想(2020年11月1日~2021年10月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 5,112 4.4 314 18.7 321 21.4 201 266.9 144.74
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 有
(注)詳細は、添付資料7ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年10月期3Q 1,546,250株 2020年10月期 1,546,250株
② 期末自己株式数 2021年10月期3Q 154,625株 2020年10月期 154,625株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年10月期3Q 1,391,625株 2020年10月期3Q 1,391,625株
(注)当社は、2020年8月12日付で普通株式1株につき25株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度
の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均
株式数」を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注
意事項等については、添付資料2ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご覧ください。
のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………………………………………… 7
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 7
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 7
- 1 -
のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2020年11月1日~2021年7月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染
症の拡大により様々な経済活動自粛や制限が生じており、2021年7月には4度目の緊急事態宣言が発出されるなど、
その収束時期は未だ不透明であります。また景気の先行きにつきましては、新規感染者数は増減を繰り返し医療提供
体制が逼迫するなか、新型コロナウイルスワクチンの接種拡大による経済回復が期待されるものの、依然として不透
明な状況が続くと予想されます。
当社グループの主要取引先であるコメ流通業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により消費
者の生活スタイルが大きく変化し、家庭内消費に関連する需要は堅調である一方、外出自粛等による外食関連の需要
については低迷しております。
このような環境の下、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は35億25百万円、営業利益は1億
74百万円、経常利益は1億74百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億6百万円となりました。
セグメント別の業績は、次の通りであります。
(包装関連事業)
包装関連事業の主要取引先であるコメ流通業界は、少子高齢化による人口減や食の多様化により国内のコメ消費
量が毎年減少傾向にある中、新型コロナウイルス感染症の流行拡大による緊急事態宣言が行われ、巣ごもり需要の
増加などで家庭用向け販売は堅調に推移しましたが、業務用向け販売は、一部で回復傾向がみられるものの、外出
自粛や営業時間短縮等による外食店の需要減などにより販売が減少しました。その結果、売上高は29億56百万円と
なり、セグメント利益は1億62百万円となりました。
(物流梱包事業)
物流梱包事業につきましては、物流業界の市場規模は緩やかな拡大基調が予測され、省力化・自動化に伴う新た
な需要が期待できる中、大手ネット通販業者等への販促強化、商品力強化のための新たな仕入れ先の開拓などに取
り組み、売上と収益の増強を図っております。新型コロナウイルス感染症の影響を受けている製造業等で物流梱包
関連商品の需要は減少しておりましたが一部に緩やかな回復傾向がみられ、消費者のネット購入拡大による需要は
引き続き堅調に推移しております。その結果、売上高は5億71百万円となり、セグメント利益は12百万円となりま
した。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ54百万円増加し、21億86百万円とな
りました(前連結会計年度末比2.5%増)。これは主に計量包装機の生産に伴い、仕掛品が95百万円増加したこと等
によるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ24百万円減少し、10億9百万円(前連結会計年度末
比2.4%減)となりました。これは主にのれん償却等によるものであります。この結果、資産合計は前連結会計年度
末に比べ29百万円増加し、31億96百万円(前連結会計年度末比0.9%増)となりました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は前連結会計年度末に比べ17百万円増加し、16億47百万円となり
ました(前連結会計年度末比1.1%増)。これは主に、未払法人税等の納税に伴う減少の一方で、計量包装機の生産
に伴う仕入債務が増加したこと等によるものであります。固定負債は前連結会計年度末に比べ84百万円減少し、3
億97百万円(前連結会計年度末比17.5%減)となりました。これは主に長期借入金が96百万円減少したこと等によ
るものであります。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ67百万円減少し、20億44百万円(前連結会計年
度末比3.2%減)となりました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計額は、前連結会計年度末に比べ96百万円増加し、11億51百万円
となりました(前連結会計年度末比9.2%増)。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰
余金等が増加したことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年10月期通期の業績につきましては、2020年12月15日付「2020年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」に
て公表した業績予想に変更はございません。なお、業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づ
き作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因によって予想値と異なる場合があります。
- 2 -
のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年10月31日) (2021年7月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 640,293 754,785
受取手形及び売掛金 889,129 787,998
電子記録債権 65,176 75,718
商品及び製品 129,094 132,139
仕掛品 262,726 357,983
原材料及び貯蔵品 97,621 66,190
その他 51,336 14,275
貸倒引当金 △2,645 △2,316
流動資産合計 2,132,732 2,186,774
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 432,309 432,309
減価償却累計額 △168,642 △176,038
建物及び構築物(純額) 263,667 256,271
機械装置及び運搬具 14,078 14,787
減価償却累計額 △10,422 △11,146
機械装置及び運搬具(純額) 3,656 3,641
土地 400,435 400,435
リース資産 52,860 65,147
減価償却累計額 △18,060 △19,460
リース資産(純額) 34,799 45,686
その他 21,614 21,497
減価償却累計額 △12,660 △14,285
その他(純額) 8,954 7,211
有形固定資産合計 711,513 713,246
無形固定資産
のれん 149,924 124,465
その他 13,743 8,781
無形固定資産合計 163,667 133,246
投資その他の資産
投資有価証券 123,868 125,446
繰延税金資産 9,406 9,435
その他 25,732 28,651
貸倒引当金 △48 △312
投資その他の資産合計 158,958 163,219
固定資産合計 1,034,139 1,009,712
資産合計 3,166,871 3,196,487
- 3 -
のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年10月31日) (2021年7月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 426,478 488,845
電子記録債務 758,962 855,872
短期借入金 65,827 32,491
1年内返済予定の長期借入金 128,412 128,412
リース債務 15,635 14,661
未払法人税等 81,812 35,136
未払消費税等 53,056 6,675
賞与引当金 48,859 24,287
製品保証引当金 2,097 1,932
その他 48,931 59,122
流動負債合計 1,630,072 1,647,436
固定負債
長期借入金 416,814 320,505
リース債務 35,435 43,589
退職給付に係る負債 7,792 11,155
資産除去債務 22,008 22,261
固定負債合計 482,050 397,512
負債合計 2,112,123 2,044,948
純資産の部
株主資本
資本金 80,000 80,000
利益剰余金 1,175,972 1,271,722
自己株式 △228,845 △228,845
株主資本合計 1,027,127 1,122,877
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 27,620 28,660
その他の包括利益累計額合計 27,620 28,660
純資産合計 1,054,748 1,151,538
負債純資産合計 3,166,871 3,196,487
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のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年11月1日
至 2021年7月31日)
売上高 3,525,267
売上原価 2,636,871
売上総利益 888,395
販売費及び一般管理費 714,028
営業利益 174,367
営業外収益
受取配当金 187
為替差益 992
固定資産売却益 1,214
その他 497
営業外収益合計 2,891
営業外費用
支払利息 2,035
その他 317
営業外費用合計 2,352
経常利益 174,906
税金等調整前四半期純利益 174,906
法人税等 68,023
四半期純利益 106,882
非支配株主に帰属する四半期純利益 -
親会社株主に帰属する四半期純利益 106,882
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のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年11月1日
至 2021年7月31日)
四半期純利益 106,882
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,040
その他の包括利益合計 1,040
四半期包括利益 107,923
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 107,923
非支配株主に係る四半期包括利益 -
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のむら産業株式会社(7131) 2021年10月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用
後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて
新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大は、経済や企業活動に広範な影響を与えている事象であり、当感染
症の収束時期やその影響の程度を合理的に予測することは現時点では困難なことから、当社グループでは外部の情報
源に基づく情報等を踏まえて、当連結会計年度末まで当該影響が継続し、その後緩やかに回復するとの仮定のもと、
固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。なお、新型コロナウイルス感
染症拡大の影響が長期化するなど、上記仮定に変化が生じた場合には、将来の財政状態、経営成績に影響を及ぼす可
能性があります。
(セグメント情報等)
セグメント情報
当第3四半期連結累計期間(自 2020年11月1日 至 2021年7月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
四半期連結
報告セグメント
調整額 損益計算書
包装関連事業 物流梱包事業 計 計上額
売上高
外部顧客への売上高 2,956,933 568,333 3,525,267 - 3,525,267
セグメント間の内部売上高
- 3,333 3,333 △3,333 -
又は振替高
計 2,956,933 571,666 3,528,600 △3,333 3,525,267
セグメント利益 162,074 12,293 174,367 - 174,367
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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