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2021年3月期第2四半期決算説明資料
2020年11月
株式会社NexTone
東証マザーズ コード:7094
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目次 2
Ⅰ 2021/3期2Q決算概要 4
Ⅱ 2021/3期通期決算見通し 19
Ⅲ トピックス 25
APPENDIX 28
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新型コロナウイルス感染拡大による影響 3
◼ 現在、顕在化している影響
(+)ホームエンタテインメントの広がりにより、音楽・動画配信ニーズの拡大は継続
(+)ライブ配信等新たなエンタテインメントサービスサポートを開始
(−)イベント関係は徐々に再開しつつもマーケットは縮小
2021/3期2Q決算ではトータルの業績面ではプラス
◼ 今後、予想される影響
(+)音楽・動画配信等のホームエンタテインメントのニーズの追い風は継続
(−)店舗営業自粛や広告出稿減少の影響がより顕在化
(−)イベント関係の先行きは不透明
今期中は影響が続くと仮定
2021/3期見通しでは影響は(+ー)ほぼ相殺と想定
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2021/3期2Q決算概要
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2021/3期2Q累計決算概要 5
✓ 売上高は前年同期比29%増、営業利益・経常利益は同6割超の増益。好調の主因は管理楽曲・取扱原盤
の利用拡大・促進を背景とした著作権等管理事業の拡大。 管理楽曲数・取扱原盤数は前期末比二桁増加。
✓ 通期見通しに対しては、売上面では想定通り。利益面では原盤利用促進の拡大などによる採算改善が寄与し、
軒並み50%超の進捗ピッチ。
2020/3期 2021/3期 前年同期比 2021/3期
(百万円) 進捗率
上期 下期 上期実績 増減額 増減率 見通し
売上高 2,048 2,297 2,644 +596 +29.1% 5,600 47.2%
著作権等管理 1,710 2,072 2,531 +821 +48.0% 4,900 51.7%
キャスティング 279 180 67 ▲212 ▲76.0% 600 11.2%
その他 58 45 45 ▲13 ▲22.4% 60 75.0%
営業利益 131 174 217 +86 +65.7% 380 57.1%
著作権等管理 330 358 469 +139 +42.1% 670 70.0%
キャスティング 26 10 3 ▲23 ▲88.5% 10 30.0%
その他 11 6 22 +11 +100.0% 30 73.3%
経常利益 132 163 217 +85 +64.4% 380 57.1%
親会社株主帰属
当期純利益 96 95 148 +52 +54.2% 220 67.3%
営業利益率 6.4% 7.6% 8.2% +1.8p - 6.8% -
前期末比 前期末比
管理楽曲数* 167,538 193,470 +25,932 +15.5% 215,000 54.6%
前期末比 前期末比
取扱原盤数* 626,459 701,823 +75,364 +12.0%
* 翌期初時点
(注)当社は2020年3月30日に上場したため、2020/3期上期、下期は参考情報
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四半期毎業績推移 6
✓ 2Qのみを見ても前年同期比で増収増益。コロナ禍の影響があるも、売上高は四半期ベースの過去最高を更新。
✓ なお、著作権使用料は楽曲等の利用と売上計上時期にタイムラグがあるため、新型コロナの影響は必ずしも
2021/3期1Qに集中せず、2Q(7月~9月)から3Q(10月~12月)以降にも反映される構造。
2020/3期 2021/3期
(百万円)
1Q 2Q 1Q 2Q
売上高 855 1,193 1,294 1,350
著作権等管理 787 923 1,268 1,263
キャスティング 34 245 3 64
その他 32 26 22 23
営業利益 59 72 121 96
著作権等管理 153 177 271 198
キャスティング 5 21 ▲7 10
その他 4 7 10 12
経常利益 60 72 121 96
親会社株主帰属当期純利益 46 50 82 66
営業利益率 7.0% 6.0% 9.4% 7.1%
管理楽曲数* 179,741 193,470
取扱原盤数* 656,923 701,823
* 翌期初時点
(注)当社は2020年3月30日に上場したため、2020/3期四半期毎数値は参考情報
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著作権管理業務:利用と売上計上のタイムラグ 7
✓ 著作権使用料については、利用と徴収・入金・分配時期にズレがあるため、利用時期とその売上計上時期には
タイムラグが存在。概ね利用から売上には1~2四半期を要する。
✓ 直近のコロナ禍による非常事態宣言期間の利用は、概ね2021/3期の2Q~3Q決算に反映される見通し。
したがって、この間の影響はまだ決算にすべて反映されていない。
2020/3期 2021/3期 2021/3期 2021/3期
4Q決算 1Q決算 2Q決算 3Q決算
録音(包括)
録音(個別)
2019年 2020年 2020年 2020年
出版 10-12月 1-3月 4-6月 7-9月
利用度が影響 利用度が影響 利用度が影響 利用度が影響
貸与
非常事態宣言期間
インタラクティブ配信
放送・有線放送* 2019年 2019年 2020年 2020年
7-9月 10-12月 1-3月 4-6月
業務用通信カラオケ 利用度が影響 利用度が影響 利用度が影響 利用度が影響
*地上波のケース
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セグメント別業績 8
✓ 主力の著作権等管理事業は好調に推移。コロナ禍によるCD/映像ソフト販売延期の影響はあったものの、
配信サービスが伸長。管理楽曲・取扱原盤の獲得も進展し、通期増収増益ペースで推移。
✓ キャスティング事業は、コロナ禍による映画館やイベント案件の消失から大幅に需要が減少。徐々に再開は進み、
無観客ライブなどの映像配信等をサポートするものの、需要後退の影響は吸収できず、大幅減収減益。
著作権等管理事業 キャスティング事業
(百万円) (百万円)
売上高 セグメント利益 セグメント利益率 売上高 セグメント利益 セグメント利益率
19.5% 14.7%
18.2% 18.5%
18.0%
3,782
11.1%
2,598 2,531
8.0%
1,833
487 459
4.5%
328
688
505 469
329 71 67
36 36 3
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q
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営業利益増減要因分析 9
✓ 増益の主因は著作権等管理事業の売上拡大による増収効果。配信市場の伸長などから売上構成も改善し、
売上要因によっておよそ1.7億円の増益要因が発生。
✓ 一方、コスト面では業容拡大に伴って人件費やその他管理費用が増加。これらコスト上昇を売上増による増益
寄与で吸収し、営業利益は前年比で66%の大幅増加を達成。
営業利益増減要因分析
(億円)
0.1
0.5
0.3
1.6
291
251
217 2.2
1.3
2020/3期2Q 増収効果 粗利率変化 人件費増加 その他コスト増 2021/3期2Q
営業利益 営業利益
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業績推移 10
✓ 2021/3期通期見通しに対する進捗率は2Q時点まででおよそ順調に推移。NexTone発足以降、4期連続の
増収増益。
✓ 特に経常利益は過去最高の連続更新を見込み、経常利益率も2ケタ台乗せが視野に。
売上高 経常利益、同利益率
(百万円) (百万円)
経常利益 経常利益率
4,345 8.2%
6.8%
3,239
5.7%
2,332
4.4%
295
2,644
186
103
217
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q
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事業規模の推移① 11
✓ 取扱高(総入金額)は2Q時点で前年の60%水準に到達。年率では前年比20%超の拡大ペースで推移。
✓ 管理楽曲数、取扱原盤数も2Q時点で前年比2桁を超える拡大。話題となった楽曲も着実に取り込み。
✓ 新規楽曲数、取扱原盤数も前年を上回るペースで拡大。
取扱高 著作権管理楽曲数 取扱原盤数
(百万円)
管理作品数(曲)
管理楽曲数(曲) 期中新規作品数(曲)
期中新規楽曲数(曲) (原盤)
(件)
DD*/キャスティング:取扱高=売上高 193,470
*デジタルコンテンツディストリビューション 701,823
著作権管理 :取扱高=徴収額
167,538 626,459
(売上には当社手数料分のみを計上)
9,479
132,297 504,939
7,443
5,790
5,605 キャスティング
DD
著作権
管理
35,241 (19.2%)
25,410 26,515 (16.8%)
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q 2019/3期 2020/3期 2021/期2Q 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q
* 翌期初時点
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著作権管理業務:取扱高内訳推移 12
✓ 2021/3期上期の取扱高(総入金額)では、インタラクティブ配信が過半を占めるまでに成長。
次いで、録音権、放送権となる。カラオケは当社においては大きなポジションにはない。
✓ 前年同期比では、取扱高全体が約48%の急拡大となった中、やはりインタラクティブ配信が大きく伸長。
録音権は全体に占める割合は30%未満に低下したものの、取扱高は増加。
業務用通信 貸与権
出版権
カラオケ
出版権
%2 1
業務用通信
貸与権
% 1 4%
%
カラオケ %2 放送権
放送権 4% インタラクティブ配信 8%
45%
8%
2021/3期上期
2020/3期上期 取扱高
取扱高
約 34億円
約 23億円
インタラク
録音権 録音権
ティブ配信
40% 29% 57%
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事業規模の推移② 13
✓ 楽曲当たり徴収額は引き続き上昇。管理楽曲数は増加しつつ、ヒット曲や話題曲の取り込み奏功や
積極的なプロモーションなどが徴収単価を引き上げ。
✓ 利用促進関連売上高は2Q累計で23億円。DD好調を牽引役に、2Q時点で前年水準の60%超に到達。
楽曲当たり徴収額推移 利用促進関連売上高推移
(百万円) (百万円)
3,744
2.18
2.04
2.06
1.91 2,723
2,280
1.71 1,954
1.00
2016/3期=1.00として指標化
2016/3期* 2017/3期* 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2015/3期*2016/3期*2017/3期* 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
2Q 2Q
* 単体決算
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バランスシートの状況 14
✓ 無借金経営を継続。本業好調からキャッシュはさらに積み上がり35億円超に。総資産に占める割合は8割弱。
✓ 負債勘定では、著作権分配に対する未払金が増加。ただし、手元現金はそれ以上あり、資金繰りに不安は
ない。2021/3期2Q末の自己資本比率は49.1%。
(百万円) 2019/3期 2020/3期
2021/3期
前期比増減 財務状況の推移
2Q
ネットキャッシュ 自己資本比率
流動資産 2,594 3,630 3,954 +323 (百万円)
現預金 2,031 3,313 3,549 +236
売掛債権 441 175 223 +47 50.0% 49.1%
前渡金 104 82 55 ▲ 26
42.9%
未収消費税 48 108 +59
固定資産 541 615 676 +60
無形固定資産 432 476 526 +50 3,549
3,313
総資産 3,135 4,246 4,630 +383
負債 1,792 2,126 2,361 +235
2,031
買入債務 565 505 569 +63
有利子負債 0 0 0 ±0
未払金 810 1,112 1,390 +278
前受金 142 99 56 ▲ 42
純資産 1,343 2,120 2,268 +148
負債純資産合計 3,135 4,246 4,630 +383 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q
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キャッシュフローの状況 15
✓ 競争力の源泉となるシステム開発を中心に設備投資を積極的に計上。
✓ 一方、管理楽曲数・取扱原盤数の増加などにより営業CFも順調に計上し、FCFは黒字継続。
FCFの推移
2021/3期
(百万円) 2019/3期 2020/3期 (百万円)
2Q
営業CF 投資CF FCF
営業CF 530 927 348 927
投資CF ▲ 86 ▲ 231 ▲ 112
696
固定資産取得 ▲ 89 ▲ 121 ▲ 112 530
443 348
FCF 443 695 236
236
財務CF ▲ 15 586 0
借入金の返済 ▲ 15 0 0
▲ 86 ▲ 112
株式発行収入 0 586 0
▲ 231
* FCF=営業CF+投資CF で算出 2019/3期 2020/3期 2021/3期2Q
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著作権管理業務:上半期の主な徴収額上位楽曲 (五十音順) 16
「愛にできることはまだあるかい」 「115万キロのフィルム」 「まちがいさがし」
RADWIMPS Official髭男dism 菅田将暉
©Lastrum Music Entertainment Inc. 素材提供:ソニー・ミュージックレーベルズ
米津玄師作詞・作曲・
大ヒット映画「天気の子」主題歌 映画主題歌となったヒット曲
プロデュースのヒット曲
「マリーゴールド」 「優しいあの子」
あいみょん スピッツ
©Warner Music Japan Inc. ©UNIVERSAL J / UNIVERSAL MUSIC LLC.
2018年を代表するヒット曲 連続テレビ小説「なつぞら」主題歌
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DD業務:上半期の主な徴収額上位原盤 (五十音順) 17
Official髭男dism 菅野祐悟 Poppin'Party
「115万キロのフィルム」 「il vento d'oro」 「Breakthrough!」
©Lastrum Music Entertainment Inc. ©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ ©BDP ©CraftEgg ©BUSHI
ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
海外配信実績が好調
映画主題歌となったヒット曲 バンドリ!の人気バンド
「ジョジョの奇妙な冒険」
√AtoZ/羽風 薫(CV.細貝 圭)、守沢千秋
MONGOL800 ヨルシカ (CV.帆世雄一)、椎名ニキ(CV.山口智広)、
「小さな恋のうた」 「ただ君に晴れ」 逆先夏目(CV.野島健児)、天満 光(CV.池田純矢)
©High Wave ©2018 DWANGO Co.,Ltd. 「デートプランA to Z」
©2014-2019 Happy Elements K.K
永遠の名曲 MV再生1億回超えの人気曲 大人気ヒットコンテンツ
「あんさんぶるスターズ!!」
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キャスティング事業 イベントサポート実績例 18
【ライブビューイング サポート】
WANIMA
COMINATCHA!! TOUR FINAL LIVE VIEWING
2020年9月22日
無観客ライブを全国286の映画館に同時生中継
【ライブ配信 サポート】 コロナ禍での新しいホームエンタテインメントサービスを展開
HY
HY HOME LIVE Vol.4 ―HYの日・20周年誕生祭―
2020年9月22日
結成20周年の記念ライブを生配信
Grand VIEWTY 2020 Drive in Concert
2020年8月21日~23日
車で音楽ライブを楽しむ野外イベントの模様を独占配信
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19
2021/3期決算見通し
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2021/3期決算見通し 20
✓ 2021/3期通期の見通しは、新型コロナの影響を見据え従来想定を据置き。コロナ禍の影響は2021/3期を
通じて継続すると想定するものの、巣ごもり需要を牽引役に増収増益との見通しを堅持。
✓ 業績面では、管理楽曲数の28%増を前提に、29%増収、25%営業増益を想定。上期はコロナ禍により
不振を余儀なくされたキャスティング事業も、映像配信など多様な案件獲得などにより、増収確保を見込む。
✓ ただし、業容拡大による人件費増、システム費用増に加え、一部サービスで構成変化による採算悪化リスクを
想定。結果的に営業利益率は横ばい圏にとどまるも、あくまで次なる改善に向けての踊り場との位置づけ。
2021/3期 前期比
(百万円) 2019/3期 2020/3期
見通し 増減額 増減率
売上高 3,239 4,345 5,600 +1,255 +28.9%
著作権等管理 2,598 3,782 4,900 +1,118 +29.6%
キャスティング 487 459 600 +141 +30.7%
その他 153 103 60 ▲43 ▲41.8%
営業利益 182 305 380 +75 +24.6%
著作権等管理 505 688 670 ▲18 ▲2.6%
キャスティング 71 36 10 ▲26 ▲72.2%
その他 41 17 30 +13 +76.5%
経常利益 186 295 380 +85 +28.8%
親会社株主帰属当期純利益 129 191 220 +29 +15.2%
営業利益率 5.6% 7.0% 6.8% ▲0.2p -
管理楽曲数* 132,297 167,538 215,000 +47,462 +28.3%
取扱原盤数* 504,939 626,459 - - -
* 翌期初時点
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セグメント別想定 21
✓ 著作権等管理事業では、管理楽曲数増加に伴い売上高も増加の見通し。ただし、利益率の低下や人件費・
システムコストの増加などを保守的に想定。営業利益は横ばい圏に留まると予想。
✓ キャスティング事業では、イベント中止などをある程度織り込み、WEB等での代替利用を促進。売上はそれら
代替利用を軸に増収を目指すも、サービス構成変化や人件費増を慎重に想定し、利益率は低下を見込む。
著作権等管理事業 キャスティング事業
(百万円) (百万円)
売上高 セグメント利益 セグメント利益率 売上高 セグメント利益 セグメント利益率
19.5%
18.2% 4,900
18.0%
14.7%
3,782 13.7%
11.1%
2,598
600
7.8%
1,833 487 459
328
688 670
505
329 71
36 36 1.7%
10
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期
見通し 見通し
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営業利益 想定増減要因分析 22
✓ 増益見通しの牽引役は引き続き著作権等管理事業の売上拡大。売上構成の変化による粗利益率の一定の
低下はリスクとして織り込み、売上要因によっては前期を上回る2.4億円程度の増益寄与を見込む。
✓ 一方、コスト面では人件費増が継続するうえ、システム関連の償却負担増、家賃負担増などが発生。
売上要因による増益寄与はこれらコスト上昇で減殺され、営業利益は25%増を予想する。
営業利益 想定増減要因分析
(億円) 1.0
0.5
3.4
1.2
3.8
3.1
2020/3期営業利益 増収効果 粗利率変化 人件費増加 その他コスト増 2021/3期営業利益
見通し
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2021/3期決算見通し(半期ベース) 23
✓ 2021/3期下期は、前年比、前期比ともに増収の見通し。ただし、営業利益ベースではいずれも減益を想定。
✓ 増収減益となるのは、業容拡大による人件費増、システム費用増といったコスト面での負担増を見込むため。
利益面での成長は一旦鈍化となるも、管理・インフラ機能の充実は軽視すべきでないとの経営判断。
✓ 著作権等管理事業で上期比減収を見込むのは、遅れてコロナ禍の影響が顕在化することに加え、依然として
不透明な景気動向などを保守的に想定したため。
2020/3期 2021/3期 下期の前年同期比
(百万円)
上期 下期 上期 下期見通し 増減額 増減率
売上高 2,048 2,297 2,644 2,956 +659 +28.7%
著作権等管理 1,710 2,072 2,531 2,369 +297 +14.3%
キャスティング 279 180 67 533 +353 +196.1%
その他 58 45 45 15 ▲30 ▲66.7%
営業利益 131 174 217 163 ▲11 ▲6.3%
著作権等管理 330 358 469 201 ▲157 ▲43.9%
キャスティング 26 10 3 7 ▲3 ▲30.0%
その他 11 6 22 8 +2 +33.3%
経常利益 132 163 217 163 ±0 ±0%
親会社株主帰属
当期純利益 96 95 148 72 ▲23 ▲24.2%
営業利益率 6.4% 7.6% 8.2% 5.5% ▲2.1p -
管理楽曲数* 167,538 193,470 215,000 +47,462 +28.3%
取扱原盤数* 626,459 701,823 - - -
* 翌期初時点
(注)当社は2020年3月30日に上場したため、2020/3期上期、下期は参考情報
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2021/3期下期想定 24
✓ 直前上期比較では、営業利益は0.6億円の減少を想定。管理楽曲数の約1割増を前提に増収を見込むもの
の、それ以上のコスト上昇などが収益圧迫要因になる見通し。
✓ 具体的には、サービス構成の変化による粗利益率悪化、システム費やその他管理費用の増加などが影響。
いずれも景気動向の先行不透明感を懸念し、保守的に予想。
上期 下期
営業利益 営業利益
2.2億円 1.6億円
▲0.6億円
想定要因
収 ① 増収効果:売上増 +0.8億円
益
面
② 構成変化による粗利率下落:▲0.8億円
費 ③ 人件費増:▲0.3億円
用
面
④ インフラシステム関連費用増:▲0.3億円
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25
トピックス
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戦略対応の進捗状況 26
✓ 欧州著作権管理事業者(録音権、演奏権)への業務委託にかかる
契約交渉中
海外徴収 ✓ 上記に並行し、グローバルデジタルサービスプロバイダ(GDSP)との当
社直接許諾徴収契約締結に向けた交渉を継続
※海外徴収の想定スキーム(概念)については次頁参照
✓ 緊急事態宣言解除後、関係者(JASRAC、カラオケ事業者ら)との交
渉は徐々に再開となるも、2Q時点で目立った進捗なし
演奏権参入
✓ 3Q以降、政府提唱の既得権益打破、規制改革推進並びにデジタル
化推進の方針に則り、政府機関や音楽業界団体との連携を模索
✓ ホームエンタテインメント需要は継続的に拡大。ライブビューイングが映画
館等から家庭向けへの配信にシフト、またはアドオンする傾向が鮮明に
ホームエンタテインメント
✓ 演奏権未参入のため、映画館等への上映配信では著作権使用料を
への配信
取り込めないが、家庭向け配信では著作権管理とキャスティング事業と
の相乗効果に期待
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海外徴収(概念図) 27
A国 音楽出版社
演奏権団体
B国
演奏権団体 当該団体が保有する
国際ネットワークに
欧州
C国 演奏権団体 業務委託 海外地域の
演奏権団体 基づく許諾徴収
利用にかかる
管理委託契約
欧州
録音権団体 業務委託
A国
録音権団体
C国
録音権団体
当該団体が保有する
D国 国際ネットワークに デジタル
録音権団体
基づく許諾徴収 管理団体 業務委託
当該団体が契約する
GDSPからの許諾徴収
E社サービス (マルチテリトリー)
F社サービス
G社サービス グローバルDSP(GDSP)
H社サービス 当社直接契約による
許諾~徴収スキームの拡大
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APPENDIX 会社概要
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会社概要 29
社 名 株式会社NexTone [英語名:NexTone Inc.]
代 表 者 代表取締役CEO 阿南 雅浩
設立年月 2000年9月(2016年2月、イーライセンスとJRCが合併してNexToneに商号変更)
本社所在地 東京都渋谷区広尾 1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー20F
資 本 金 1,113,012千円(2020年9月末)
代表取締役CEO 阿南 雅浩 常勤監査役 佐藤 俊樹
代表取締役COO 荒川 祐二 社外監査役 小林 伸之
専務取締役 名越 禎二 社外監査役 大嶋 敏史
役員構成
社外取締役 髙橋 信彦
社外取締役 升本 喜郎
事業内容 著作権等管理事業/キャスティング事業/その他
売上規模 4,345,481千円(2020年3月期)
従業員数 73名(2020年9月末)
総 資 産 4,630,496千円(2020年9月末)
エイベックス・グループ、㈱ドワンゴ、㈱ソニー・ミュージックエンタテインメント、㈱ワーナーミュージック・ジャパン、
主な取引先
iTunes㈱、Google㈱、㈱レーベルゲート、㈱レコチョク、他
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事業のコンセプト 30
経営理念 権利者に選ばれ、
利用者から支持される
著作権管理事業者となる。
楽曲著作権者と利用者との間に立ち、
著作権の管理と利用促進を推進する
著作権エージェント
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事業内容 31
✓ 「著作権等管理事業」、「キャスティング事業」及び「その他」の事業セグメントで構成。
✓ 全社売上の9割弱を占める「著作権等管理事業」は管理業務と配信プラットフォーム向けコンテンツ供給が主体。
✓ 「キャスティング事業」「その他事業」でも音楽出版社、アーティスト等、音楽産業に携わる皆さまを幅広くサポート。
売上構成 ◼ 著作権等管理事業
➢ 著作権管理
• 著作権者から委託を受けた音楽著作物の利用許諾
その他 • 著作物使用料の徴収・分配業務など
2.4% 著作権等管理事業*
➢ デジタルコンテンツディストリビューション(DD)
• 国内外の音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像コンテンツ
キャスティング事業
10.6% 87.0% の供給
◼ キャスティング事業
➢ キャスティング・コンサルティング
2020/3期 • アーティスト稼働やライブへのユーザー招待、楽曲タイアップに関わる音
楽コンテンツの権利処理等を通じたコンテンツ利用促進コーディネート
売上高 ➢ ODSサポート ※
• ライブビューイング/映画配給・宣伝
43.4億円 • 映画館を利用したイベントコーディネート等
◼ その他
➢ 著作権・原盤権等の権利処理システムの開発・提供、コンテンツ配信関
連のシステム開発・提供、及び、各種社内システムの開発・運用など
*DD:売上高=取扱高
※ ODS Other Digital Stuff(非映画デジタルコンテンツ)
映画館で上映される映画以外(音楽コンサート、スポーツ、演劇、その他ステージイベント等)のデジタル映像作品
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ビジネスフロー 32
✓ 当社は著作権管理、配信音源供給、キャスティングに専念し、ユーザーと権利保有者との仲介エージェント
として機能。
✓ 基本的に利用者より使用料を徴収し、コンテンツホルダー他に分配。
権利者 利用者
著作権等管理事業
利用者
著作権者等 作品
著作権管理業務
著作権
レコードメーカー、楽譜出版社、
著作権 利用 テレビ/ラジオ放送局、
使用料分配 登録 許諾 使用料徴収 音楽配信事業者等
コンテンツホルダー* 利用者
(レコードメーカー) DD業務 音楽配信プラットフォーム
(プロダクション) 原盤使用料支払 原盤使用料請求 (Apple Music、YouTube等)
アーティスト キャスティング事業 クライアント
(プロダクション等) コンテンツ制作 企画提案/ 企業:商品キャンペーン等
/利用許諾 コンテンツ提供
その他
権利処理システム等の開発/提供
*2019年3月現在で600社以上
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創業の経緯(沿革) 33
✓ 「著作権等管理事業法」施行により、デジタル化の進展を想定した多数の民間企業が当事業に参入。
✓ 当社はその中の2社「㈱イーライセンス」・「㈱ジャパン・ライツ・クリアランス」が合併統合し発足。
✓ しかし、デジタル化ピッチは加速せず、各社実質撤退。現在は、老舗のJASRACと当社の2社が実質活動中。
2016年2月
当社
他社(20数社)
2000年9月
㈱イーライセンス 合併・事業統合
実質撤退へ*1
音楽著作権等管理事業に 2000年12月
多くの民間会社が新規参入 ㈱ジャパン・
2000年11月
ライツ・クリアランス
「著作権等管理事業法」*2
成立
一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)
*1:企業登録は残っているものの、楽曲管理はJASRACに既に移管している状態
*2:「著作権等管理事業法」成立前は、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が法律「著作権ニ関スル仲介業務ニ関スル法律」で
唯一認可された管理事業者
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特徴と強み ①オンリー・ワンの挑戦者 34
✓ 2000年の法改正により、30社程度が新規参入を表明。
✓ しかし、当社以外の新規参入社は全て実質事業を縮小。現在は、JASRACと当社の実質2社体制。
✓ 日々の膨大な著作権利用に係るデータや情報のシステム管理と具体的料金徴収及び分配金支払業務は
かなりの負担。新規参入障壁は高い。
著作権管理事業への参入障壁
① 著作権管理は手数料5.0~9.8%の低収益事業 2000年の法改正で
28業者が登録するも、
現在は
② 日々の膨大かつ複雑な著作権利用に係るデータ
実質上の撤退状態
や情報のシステム管理能力が必要
③ 手数料徴収及び権利者への分配金支払の膨大
な実務能力が必要
当社は数少ない「生き残り」の民間企業
JASRACと当社の実質2社体制へ
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特徴と強み ②分配金管理システムの高い透明性 35
✓ 作品名、利用者、使用数等の「分配明細」を定期的に権利者に開示するデジタル管理システムを構築。
✓ 利用状況が明確となるため、著作権使用料の確認だけでなく、マーケティングデータとしても活用可能。
<インタラクティブ配信>
デジタル管理
(「分配明細」例)
作品名、利用者、サービス名、使用数、使用料等
<YouTube配信>
作品名、動画タイトル、再生数等
<放送>
作品名、利用者、番組名、利用秒数、放送日等 透明な分配による権利者
からの信頼獲得
さらなる作品登録の拡大を実現
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特徴と強み ③利用促進のプロモーター 36
✓ 楽曲の利用状況データは利用促進への重要なアセットとしても活用。
✓ データを活用した配信プラットフォームへの原盤供給(DD)やキャスティングにより、楽曲の浸透速度を加速。
✓ 著作権の管理のみならず、利用促進まで手がけ「権利者に選ばれ、利用者から支持される」経営理念実現へ。
著作権管理業務 DD業務 キャスティング事業
・権利処理ノウハウのシステム化・自動化 ・配信プラットフォームへの ・音楽コンテンツの利用
・プロダクション、レコード会社、音楽出版社 原盤供給 促進をコーディネート
などの幅広いネットワーク
利用者への訴求強化
膨大な著作権
による利用促進
とその利用
=コンテンツ売上の最大化
✓ 楽曲の深く広い浸透を促進
✓ 著作権者・利用者・当社の
三方総メリット構造
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音楽著作権について 37
✓ 音楽著作権は、4つの支分権(①~④)と7つの利用形態(⑤~⑪)により形成。
✓ 当社は現状、演奏権等(①)を除くすべての領域(②~⑪)を管理。
①演奏権等 ②録音権等 ③出版権等 ④貸与権
• コンサートでの演奏 • CDの複製、等 • 歌詞集の印刷 • CDレンタル
• カラオケ • 楽譜の印刷、等
• 店舗内BGM
⑤映画への録音
• 映画館での上映、等
⑥ビデオグラム等への録音
⑦ゲームへの録音
⑧広告目的で行う複製
• テレビ/ラジオCMへの複製
• インターネットCMへの複製
• 広告印刷物への歌詞の複製、等
⑨放送・有線放送 テレビ/ラジオでの放送、等
⑩インタラクティブ配信 スマートフォン/パソコンへの配信、等
⑪業務用通信カラオケ カラオケ施設での歌唱のための複製、公衆送信、等
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JASRACとの比較 38
当社 JASRAC
著作権使用料徴収額 55億円 1,177億円
(2019年度実績)
管理手法 主にデジタル管理 アナログ/デジタル管理の混在
一定基準での
徴収形態 使用実績に応じて徴収
みなし徴収システムを併用
著作権等の管理範囲 「演奏権」以外 全領域
委託者(著作権者) 委託契約 信託契約
との契約形態 (委任/取次) <著作権はJASRACに移転>
権利者裁量により 権利者の意思が
権利者の意思反映
柔軟に料率変更が可能 反映し難い
(出所)JASRAC プレスリリース資料(2019年3月27日)、同協会HP
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財務ハイライト 39
決算年月 2021年3月
2016年3月* 2017年3月* 2018年3月 2019年3月 2020年3月
(*単体決算) 2Q
売上高 千円 1,172,755 1,604,432 2,331,899 3,239,801 4,345,481 2,644,038
経常利益 千円 46,643 36,085 103,467 186,254 295,228 217,337
親会社株主帰属
千円 ▲153,230 41,676 61,283 129,593 191,488 148,153
当期純利益
資本金 千円 603,012 659,262 819,762 819,762 1,113,012 1,113,012
発行済株式総数(注) 株 10,630 11,380 13,520 13,520 3,079,000 3,079,000
純資産額 千円 638,939 793,115 1,209,269 1,343,632 2,120,821 2,268,975
総資産額 千円 1,280,316 1,598,135 2,645,587 3,135,846 4,246,891 4,630,496
1株当たり純資産額 円 60,107.16 69,693.82 89,349.46 98,954.34 688.80 736.92
1株当たり当期純利益 円 ▲22,949.98 3,919.90 5,379.67 9,585.29 70.68 -
自己資本比率 % 49.9 49.6 45.7 42.7 49.9 49.0
自己資本利益率 % - 5.8 6.0 10.2 11.1 -
営業キャッシュフロー 千円 - - 295,301 530,255 927,175 348,187
投資キャッシュフロー 千円 - - ▲157,140 ▲86,912 ▲231,816 ▲112,038
財務キャッシュフロー 千円 - - 321,000 ▲15,000 586,500 -
現金及び現金同等物の期末残高 千円 - - 1,602,647 2,031,254 3,313,113 3,549,261
従業員数 名 35 47 57 62 63 73
(注) 当社は、2020年1月15日付で普通株式1株につき普通株式200株の割合で、株式分割を行っております。
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見通しに関する注意事項 40
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社グループ
が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいて
おり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
【お問い合わせ先】
株式会社NexTone 経営企画部
ir@nex-tone.co.jp
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