7071 J-アンビス 2020-05-19 16:00:00
2020年9月期上半期決算説明会資料 [pdf]

 2020年9月期上半期

決算説明会資料
株式会社アンビスホールディングス
   2020年5月19日
    ©Amvis Holdings, Inc.
本日の内容




        1   2020年9月期上半期 決算概況

        2   医心館事業概要及び中長期戦略

        3   参考資料




                ©Amvis Holdings, Inc.   2
1.2020年9月期上半期 決算概況




       ©Amvis Holdings, Inc.   3
決算ハイライト
 • 2020年9月期上半期の売上高は40.8億円(通期計画対比48.7%進捗)、中間純利益は
   6.6億円(通期計画対比66.4%進捗)と業績は順調に推移


 • 上半期では計画通り3施設(新横浜、北上、水戸)を開設し、下半期では4月に開設した八戸、
   仙台長町の2施設含め、6施設を開設予定。2020年9月末には、計29施設となる見込み


 • 自己資本比率は、39.3%と高水準で推移。財務健全性を維持しつつ引き続き積極的な開設を
   継続する方針


 • 当社は、新型コロナウイルス感染症に対して、感染症対策に詳しい看護師からなる「新型コロナウイ
   ルス感染症対策本部」を本社に設置。平常時よりも多くの職員を採用し、入居者、職員の安全・安
   心を第一に考えた対応を実施


 • 今後の感染拡大状況によっては、消耗品等の費用の増加・人件費の増加・新規開設時期の遅延
   含め、業績に影響を与える可能性あり。但し、現時点において通期予想に大きな影響を与える事
   項はなく、判明次第適時・適切に開示する方針



                     ©Amvis Holdings, Inc.         4
損益概要
•   通期予想対比、進捗率は48.7%(売上高)、 66.4%(中間純利益)と順調に推移
•   新規開設数(上半期3施設)、既存施設の稼働率(80~85%)ともに順調に推移

                             今期業績(経営成績)
            売上高                         売上総利益                               営業利益
(百万円 / %)           8,386                  43.8%
                            40.0%                           39.4%           24.4%

    5,369                                                   3,300   16.9%           17.9%
            4,082           2,148
                                           1,788
                                                                                    1,500
                                                                     909     994



    19/9期   20/9期   20/9期   19/9期           20/9期           20/9期   19/9期   20/9期   20/9期
            上半期     (予想)                    上半期             (予想)             上半期     (予想)


            経常利益            親会社株主に帰属する当期純利益                         (20年9月期)通期予想対比進捗率
            23.2%
                                                                            68.0%   66.4%
    16.1%           16.6%                  16.3%
                            11.2%                           12.0%   48.7%
                    1,390
     864     945                                            1,003
                             602            665


    19/9期   20/9期   20/9期   19/9期           20/9期           20/9期    売上高    経常利益    当期純利益
            上半期     (予想)                    上半期             (予想)


    :売上高比

                                    ©Amvis Holdings, Inc.                                   5
財政状態概要
•   上半期に3施設(自社建築2施設)を開設したことを踏まえ、建物、借入金を中心に各残高が増加
•   現金及び預金残高は26.3億円と十分な水準を確保し、自己資本比率は、39.3%と高水準で推移

                               今期業績(財政状態)
              現金及び預金           建物及び構築物(純額)                           資産合計
(百万円 / %)
                                                                            11,901


                       2,630                                 6,997
                                                     1,802

                                753
       452


      19/9末            20/3末   19/9末                 20/3末   19/9末          20/3末


               借入金                     リース債務                 純資産合計 / 自己資本比率
                                                                            39.3%

                                                     3,338                  4,677
                               2,970
                       2,642
      2,080
                                                             15.3%

                                                             1,070


      19/9末            20/3末   19/9末                 20/3末   19/9末          20/3末




                                  ©Amvis Holdings, Inc.                              6
主要財務指標の推移
• 売上高 / 経常利益は、通期予想対比、順調に推移
• 20年9月期上半期経常利益率は、23.2%と通期予想対比、大きく上回って推移

                   売上高の推移                                              経常利益 / 経常利益率の推移
(百万円)                                                     (百万円 / %)

                                                                                                        23.2%
                                                                                                       (上半期)
                                           8,386

                                                           22.5%
           年平均成長率
     (17/9期~20/9期(予想))                                                                         16.1%     16.6%
                                                                                       13.3%           (通期予想)
            65.1%
                                                                               10.7%                    1,390
                                   5,369



                                             4,082                    (4.3%)                    864      945
                           3,104           (進捗率:                                                       (進捗率:
                                            48.7%)                                                      68.0%)
                   1,862                                                                411

           749                                                                  199
   160                                                        36

   15/9期   16/9期   17/9期   18/9期   19/9期   20/9期
                                           (予想)                        (32)
                                                             15/9期     16/9期   17/9期   18/9期   19/9期    20/9期
                                                                                                        (予想)




                                             ©Amvis Holdings, Inc.                                               7
主要経営指標の推移
 • 20年3月末時点、23施設(定員累計966名)を展開。20年9月期下半期に6施設を追加開設予定
 • 施設の増加に伴い、(新規)入居者数 / 看取り数ともに増加

                定員数・施設数の推移                                                     (新規)入居者数 / 看取り数の推移
 (名)                                                    (施設)       (名)

                                                 29
1,800                                                      30

                                                                                                                    1,144


                                                1,270
                                         20
1,200                                                      20                                                                 856

                                                                                                                        743
                                               966                                                                                  671
                                 13     841 (3月末時点)
                                                                                                        562
                         10
 600             8               520                       10                               384               374

                        365                                                     260
                                                                                                  231
         3      242
                                                                    111               98
         86                                                               37

   0                                                       0
        15/9末   16/9末   17/9末   18/9末   19/9末   20/9末                15/9期       16/9期       17/9期       18/9期        19/9期    20/9期
                                                (予想)                                                                          (上半期)
                        定員数     施設数                                                        (新規)入居者      (新規)看取り数




                                                      ©Amvis Holdings, Inc.                                                               8
株主還元方針
• 今期の配当(予想)は従前より公表している金額からの変更はなし
• 引き続き、成長の加速化と株主還元のバランスを考慮し、企業価値の向上を企図

            株主還元基本方針                                            2020年9月期配当(予想)


•   株主に対する利益配分を重要な経営課題として捉え、医                                       19年9月期   20年9月期
                                                      事業年度
    心館事業及びその周辺領域への事業展開と経営基盤の                                         (実績)     (予想)

    強化を図るための内部留保資金を確保しつつ、株主還元
                                                           中間         0円         0円
    を実施し、企業価値の向上を企図

     ➢ 株主配当:安定的な株主配当を基本とし、市場                                                   6円
                                                           期末         6円
      環境、規制動向、財務健全性、留保金課税等、                                                  (12円(1))

      総合的に勘案し、年1回の期末配当を実施                                                      6円
                                                           年間         6円
                                                                             (12円(1))




注:
1. 20年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っているため、分割を考慮しない場合の配当金は12円となり、従前より公表している配当予想から変更せず

                                   ©Amvis Holdings, Inc.                                9
2.医心館事業概要及び中長期戦略




      ©Amvis Holdings, Inc.   10
医心館事業を取り巻く環境
 •     本邦において年間140万人(がんは40万人)が亡くなる時代に突入
 •     政府の政策転換により、病院死の数は2005年頃をピークに低下し、在宅シフトが徐々に進行

                    死亡数(全体・がん)の推移                                                                    死亡場所(構成比)の推移
 (千人)

                                                                                     90%


                                                 1,659 1,679 1,652
                                         1,603                        1,596
                                 1,522
                         1,414
                 1,308
                                                                                     60%
         1,197
 1,084




                                                                                     30%




 329     353     372

                                                                                      0%
 2006    2010    2016    2020    2025    2030    2035   2040   2045   2050                    1955   1965   1975   1985   1995   2005    2015

                         (予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想)                                          診療所病院死          自宅死他          施設死

                                 がん死亡数       死亡数


 出所:厚生労働省 人口動態統計、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果(日本における外国人を含む)


                                                                      ©Amvis Holdings, Inc.                                                     11
医心館事業の存在意義
•   医療依存度が高い患者の退院後の受け入れ先の選択肢の一つとして医心館は存在
•   慢性期・終末期の方を対象に患者数とほぼ同数の看護師・介護士を配置し、強固な看護・介護体制を構築

                           退院後の患者の受け入れ先
                                                  • 医療機関の機能分化の方針等により、入院日数が短期化される
                                                    傾向にあり
                                                  • 信頼できる施設を希望するが、医療依存度が高い患者の受け入
                                                    れ先は限定的
                                      病院




                                       患者




                         医心
                         館

    かかりつけ病院              医心館                           自宅               介護施設
• 医療・看護対応力あり      • 看護・介護対応に加え、               • 訪問看護・介護対応可能       • 介護対応力あり
• 但し、長期療養は短縮の方向     主治医との連携による医療対応も可能         • 家族の身体的・経済的負担大     • 看護体制が整っていない場合あり
                  • 家族の負担を軽減可能
                               ©Amvis Holdings, Inc.                               12
医心館事業概要
 •    複数の病院との信頼関係を構築することで医療依存度の高い患者を受け入れ、医師等の医療従事者と協力
      関係を構築すると共に手厚い看護・介護体制を敷く
 •    医心館の病床を地域全体で有効活用し、地域医療に欠かすことのできないプラットフォームとなることを企図
              医心館概要                   医心館の主な特徴

                                                              • 医療依存度の高い患者の信頼できる
                                                       病院との     受け入れ先として活用
      医師機能の         病院         病床の                     信頼関係
                                                              • 複数の病院との信頼関係を構築
     アウトソーシング                 シェアリング

                 病院との信頼関係
                                                              • 医師等の医療従事者は、医心館を
                                                    医療従事者との     シェアリング病床として活用
                                                     協力関係     • 複数の医療従事者と資本関係なしに、
                                                                協力関係を構築
        医療従事者との     医心   医療従事者との
         協力関係       館     協力関係                                • 慢性期・終末期の患者
主治医 A                              主治医 B
                                                               ➢ がん終末期の方、人工呼吸器装着・
                                                   主な入居対象者
                                                                 気管切開や特定疾患難病の方
                                                               ➢ 入退院を繰り返す方、看取り対応の方
                患者・家族との信頼関係

                                                              • 入居者数と同数の看護師・介護士を配置
                                                       人員体制     し、手厚い看護・介護体制を構築
                                                              • 医師等はアウトソーシング



                                   ©Amvis Holdings, Inc.                             13
医心館開設戦略
•   運営力、信頼度、知名度の向上により、都市部・地方都市に関わらず、豊富な優良候補先を獲得可能に
•   地方都市での開設は高度な運営力が求められるが、医療従事者と長期的かつ強固な信頼関係を構築可能

               戦略概要                                             各基準における検討事項

                   候補先:
               運営力、信頼度の
                                                         候補先      • 運営方式、土地面積、開設可能時期等
                                                       (立地条件)       の立地条件および初期投資額
                  向上に伴う
                  豊富な候補先




         市場:                 医療体制:                       市場       • 医療圏、人口動態、医療資源を踏まえた
       医療圏、人口動態             看護師、介護士                    (医療需要)       弊社サービスの需要
        医療資源                 訪問診療医


                  収支計画:
                  累積黒字化 /                             医療体制        • 看護師・介護士の採用・確保
                投資回収までの                             (良質なサービス)     • 訪問診療医との連携
               キャッシュ・フロー計画




                                                                  • 初期投資の低減
                                                       収支計画
                                                     (早期の黒字化)     • 稼働率向上による早期の累積黒字化 /
                                                                    投資回収
       豊富な候補先から厳選し開設を決定


                                      ©Amvis Holdings, Inc.                              14
医心館開設計画
•   高齢者人口当たりの療養病床は「西高東低」の傾向にあることを踏まえ、医療資源の偏在を解消すべく、引き
    続き東日本中心に開設を計画

                                  今後の開設計画
開設予定時期   医心館               定員数

20年6月    医心館 新潟Ⅱ           48名

20年8月    医心館 川越            49名

20年9月    医心館 上大岡           49名

20年9月    医心館 湘南台           61名

20年10月   医心館 小田原           52名

20年10月   医心館 長野            52名

20年11月   医心館 経堂            52名

20年11月   医心館 流山おおたかの森      54名




                                                              計33施設
                                                           定員1,480名予定
                                                           (20年11月時点)
注:
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況によっては、開設時期が遅延する可能性あり

                                   ©Amvis Holdings, Inc.                15
中長期ビジョンとアクションプラン
 •   20年3月、医心館事業とのシナジー効果を図りつつ地域医療再生事業に注力するべく、医療機関及び介護施
     設の経営に関するコンサルティング等を目的とした子会社「株式会社 明日の医療」を設立

      ○ 資金調達手段を多様化・円滑化することで財務体質を強化すること
                         中長期ビジョン
      ○ 事業を多角化・進化させ持続的な成長による長期的な繁栄を可能とすること
      ○ 当社グループの知名度・信頼度を向上させて、物心ともに豊かで幸せな社員を起源と
 1 医療施設型ホスピス事業(医心館事業)を長期安定的な収益基盤に
 1.
        した会社(事業)の成長を求め、より広く深く社会に貢献すること
 2 医療・看護介護のリーディングカンパニーになり、医療・福祉分野で新たな潮流を創生
 2.

 3 医療財源の最適化を図り「地域医療の強化・再生」を推進し、未来医療の恩恵をひとりでも多くの人々に届ける
 3.

                                         アクションプラン
                2014年            2019年                           2023-2024年                 2030年
        創業
                        医心館事業の               事業(開設数)
      医心館事業                                                                     事業の安定的な成長
                          構築                 の拡大の加速化




     地域医療再生事業                       地域医療再生事業の
                                                                              事業の拡大の加速化
      (明日の医療)                          構築




                                         ©Amvis Holdings, Inc.                                      16
3.参考資料




 ©Amvis Holdings, Inc.   17
会社概要



社       名 株式会社アンビスホールディングス


代   表   者 代表取締役 柴原 慶一


設 立 年 月 2016年10月(株式会社アンビスは2013年9月に設立、2014年5月事業開始)


本 社 所 在 地 〒104-0031 東京都中央区京橋一丁目1番1号


          有料老人ホーム事業
事 業 内 容
          訪問看護・介護、居宅介護支援、障害福祉サービス(居宅介護等)、コンサルティング事業、その他付随事業

従 業 員 数 1,080名(2020年4月末時点、グループ全体)

          25施設(2020年4月末時点)                           ※太字は2020年9月期に開設

医   心   館 三重県(名張Ⅰ、名張Ⅱ、四日市)、愛知県(あま、本陣)、岐阜県(岐阜)、新潟県(新潟)、
所   在   地 東京都(成増)、神奈川県(横浜都筑、横浜立場、東戸塚、新横浜)、埼玉県(南浦和、浦和美園、北浦
          和、武蔵浦和)、 栃木県(宇都宮、宇都宮Ⅱ)、茨城県(水戸)、
          山形県(山形)、岩手県(盛岡Ⅰ・Ⅱ、盛岡Ⅲ号館、北上)、宮城県(仙台長町)、青森県(八戸)


                             ©Amvis Holdings, Inc.                     18
経営・事業ミッション



                            経営ミッション
                 志とビジョンある医療・介護で社会を元気に幸せに

            仕組みのイノベーションにより、直面する社会(医療)課題を解決




                            事業ミッション
                         地域医療の強化・再生

      慢性期・終末期の看護・介護ケアに特化した医療施設型ホスピス「医心館」を運営し、
                   医療依存度が高い方々の受け皿を提供

     「医療施設型ホスピス」:慢性期・終末期にある医療依存度が高い患者に、住居を提供し、医療とケアを届ける事業
     「自宅訪問型ホスピス」:自宅を訪問して医療とケアを届ける事業
     「在宅ホスピス」   :病院以外の地域で支える事業




                           ©Amvis Holdings, Inc.            19
医心館のポジショニング
 •   特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、一般的な有料老人ホーム等とは一線を画す存在
 •   病院領域の療養病床、緩和ケア病床や一般病床と類似したポジションに位置し、慢性期・終末期の患者に対
     して病院に匹敵する看護体制を提供
                      介護施設の主な類型とポジショニング
                                 看
                                 護                           病院領域
                                 ニ
                                 ー
                                 ズ

                                 大                     医心館


        経済的負担 大                                            経済的負担 小



                                                    介護老人
                                 看                  保健施設
                                 護
                  有料老人ホーム        ニ
                                 ー                         特別養護
                                 ズ                         老人ホーム
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