2020年９月期第3四半期
2021年9月期上半期
決算説明会資料
株式会社アンビスホールディングス
2021年5月17日
2020年8月13日
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本日の内容
1 2021年9月期上半期決算概況
2 中長期目標の実現に向けて
３ 参考資料
４ 会社概要
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新型コロナ禍においても、運営力向上により上半期予想を上回り着地
21年9月期上半期業績 / 通期業績予想
（第2四半期実績）営業利益 （第2四半期実績）当期純利益
7.9億円 5.5億円
（上半期実績）営業利益 （上半期実績）当期純利益
15.1億円 11.1億円
（上方修正後予想対比：+2.7億円/+22.6%） （上方修正後予想対比：+2.1億円/+23.4%）
（通期予想）営業利益 （通期予想）当期純利益
26.1億円 18.5億円
(通期進捗率：57.8%） (通期進捗率：60.0%）
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数字で見る医心館 － ホスピス事業のパイオニアとしての確固たる実績
新規入居者数
紹介元病院数 紹介会社経由
（定員数）
（例：神奈川県） 新規入居者数
243名/月
～100病院 4名/月
（1,597名）
派遣・紹介会社
開設候補地 医療従事者数
利用割合
検討件数 （入居者数）
（介護士）
～120件/月 1,386名
0%
（1,244名）
注：2021年3月末時点のデータを記載
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参入障壁が高いホスピス市場における高成長・高収益型ビジネスモデル
社会課題に支えられた成長市場
✓ 病院完結型から地域完結型医療へと変わりゆく時代の、民間発の慢性期・終末期医療のインフラ
1
✓ 患者・地域社会・医療関係者の3者全てに利益をもたらす社会課題解決型事業
蓄積された運営ノウハウを背景とした高い参入障壁
2 ✓ 医師機能のアウトソーシングによる看護師中心の在宅型の”病床”のような医療施設の運営体制を確立
✓ 大きな需要がある首都圏だけではなく、参入障壁が高い地方都市への展開に成功
強靭なキャッシュ創出力に裏打ちされた高成長・高収益型ビジネスモデル
3 ✓ 厳選された開設計画及び高い営業力に基づいた開設後の早期稼働率上昇及び早期黒字化
✓ 高い採用力、運営力に基づいた既存施設の高水準の稼働率維持及び稼働率に応じた人員管理
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1．2021年9月期上半期決算概況
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決算ハイライト
• 既存施設の稼働率が安定稼働の目安である80~85%を上回る水準（88.4％）で推移し、新規施設の稼働率
も順調に推移したことを踏まえ、上半期の業績は上半期予想対比大きく上振れて着地
✓ 売上高：66.6億円（上半期予想対比+3.8%）
✓ 営業利益：15.1億円（上半期予想対比+22.6%）
✓ 当期純利益：11.1億円（上半期予想対比+23.4%）
• Amvis 2023目標の達成、中長期目標（100施設（定員5,000名）、売上高450億円 、営業利益100億
円）の早期実現を企図し、新株式発行及び株式売出しを実施
✓ 目的：①成長資金の獲得及び、➁株式流動性の向上及び投資家層の更なる拡大
✓ 資金調達額：85.8億円 / 自己資本比率：53.5%（21年3月末時点）
• 上半期の新規開設は、計画通り6施設の開設及び1施設の増床を実施し、21年3月末時点において、35施設
（定員1,597名）を運営
✓ 21年9月期：第3四半期に6施設、第4四半期に1施設の開設を予定し、計13施設開設見込み
✓ 22年9月期：既に6施設の開設を公表し、年間10施設程度の開設目安に向けて順調な進捗状況。今後
も開設確定次第、順次公表予定
• 新型コロナ禍においても、看護師中心の強固な医療体制を整備することで医療依存度の高い患者の受け皿として地
域完結型医療の実現に向けて微力ながら貢献
注：
当期より控除対象外消費税等の会計処理に係る会計方針を変更したため、次頁以降の20年9月期の財務数値は当該会計方針の変更を遡及適用
詳細は、21年9月期第2四半期決算短信添付資料「１.四半期連結財務諸表及び主な注記（４）四半期連結財務諸表に関する注記事項（会計方針の変更）」を参照
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上半期実績及び上半期・通期予想に対する進捗
• 上半期予想対比、営業利益及び当期純利益は20%超上振れ、通期予想対比でも順調に推移
• 上半期は6施設の開設及び1施設の増床を実施し、下半期も計画通り7施設の開設を予定
上半期実績及び上半期・通期予想に対する進捗
売上高 営業利益
（百万円 / %） 24.8％
20.5% 22.7%
18.2%
14,417
9,174 63.2%増 2,619 49.5%増
8,002 1,876
6,660 1,513
1,385 1,012
5,092 4,082 864
4,082 6,415 1,233
1,012
20/9期 21/9期 20/9期 21/9期 20/9期 21/9期 20/9期 21/9期
(予想) 上半期 上半期 (予想) 上半期 上半期
親会社株主に帰属する当期純利益 予想対比進捗率
上半期予想対比 通期予想対比
16.6% 16.7% 122.6% 123.4%
13.5% 103.8%
12.9%
64.2%増 57.8% 60.0%
1,857 46.2%
1,239 1,113
954 678
561
678 902
20/9期 21/9期 20/9期 21/9期 売上高 営業利益 親会社株主に帰属する
(予想) 上半期 上半期 当期純利益
売上高比 上半期 下半期
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上半期業績 － 営業利益推移
• 既存施設は安定稼働の目安（80~85％）を上回り、新規施設の稼働率（55％~60％）(1)は順調に推移
• 施設数・定員数の増加に伴い、営業利益は比例して増加（20年3月末：23施設、21年3月末：35施設）
営業利益推移（20年9月期上半期 – 21年9月期上半期）
(百万円）
49.5%増
注：
1. 新規施設：20/9期上半期末にて未開設の施設（後頁同様） / 稼働率：中央値（3月末時点）
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2．中長期目標の実現に向けて
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アンビスHD設立以来、定員数の増加とともに売上高も着実に増加
アンビスHD成長の軌跡
（百万円） （名）
4,000 1,800
1,597
1,496
3,000 1,270 1,350
1,111
966
912
841
2,000 900
704
661
605
520
469
1,000 365 365 365 450
315 315
214
0 0
17 17 17 17 18 18 18 18 19 19 19 19 20 20 20 20 21 21
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
売上高 定員数
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ホスピス事業のパイオニアから在宅医療・看護のリーディングカンパニーへ
Amvis 2023目標
施設数 / 定員数 売上高
60施設 / 2,892名 244億円
（中長期目標：100施設 / 5,000名） （中長期目標：450億円）
21年9月末（予想）：42施設 / 1,977名 21年9月期（予想）：144億円
20年9月末（実績）：29施設 / 1,270名 20年9月期（実績）： 91億円
営業利益 当期純利益 年平均成長率
51億円 30％台後半
（中長期目標：100億円） （中長期目標：20％台）
21年9月期（予想）：26億円
18年9月期－21年9月期（予想）：85%超
20年9月期（実績）：18億円
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Amvis 2023 － 売上高 / 営業利益
• 売上高 / 営業利益は、過年度同様、順調に推移し、23年9月期まで高成長を維持・加速予定
• 新型コロナ禍においても、中長期目標を早期に実現するべく、運営体制の強化充実に注力
売上高 / 施設数の推移 営業利益 / 営業利益率の推移
(百万円 / %) （上半期）
(百万円 / 施設)
100 22.7% 22.2%
45,000 21.0%
20.5% 20.3% 10,000
18.2%
16.9%
13.8%
60
24,432
5,118
42 19,946
4,054
29 14,417
20
9,174 ・・・ 1,876
2,619
・・・
13
5,369
909
3,104
427 1,513
6,660
（上半期） （上半期）
18/9期 19/9期 20/9期 21/9期 22/9期 23/9期 中長期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期 22/9期 23/9期 中長期
（予想） （目標） （目標） 目標 （予想） （目標） （目標） 目標
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新株式発行及び株式売出し ー 自己資本比率 / 株主数
• 21年3月に、①中長期目標を早期実現するための成長資金の獲得、➁株式流動性の向上及び投資家層の更
なる拡大を企図し、新株式発行（85.8億円）及び株式売出し（57.2億円）を実施
• 個人投資家及び海外機関投資家を中心に、株主数は大きく増加
自己資本比率の推移 株主数の推移
(%) (名)
9施設開設 13施設開設予定
6,263
53.5%
上場
40.7%
39.4%
35.8%
当社目安
31.8% 31.2%
30%
15.3%
1,342
640
2
19/9末 19/12末 20/3末 20/6末 20/9末 20/12末 21/3末 19/9末 20/3末 20/9末 21/3末
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新株式発行及び株式売出し ー 上場来の株価・出来高推移
• 20年9月期の通期決算及び3ヶ年計画「Amvis 2023」の発表以降、株価は堅調に推移
• 新株発行・売出し公表後、株価は下落したものの、1Q決算発表時の水準を維持
財政状態概要
上場来の株価・出来高推移
(円) 2019/10/9 2020/5/11 2020/5/14 2020/11/12 2021/2/10 2021/2/18
8,000 JASDAQ上場 立会外分売公表 2Q決算発表 通期決算発表 1Q決算発表 新株式発行・売出し公表
6,000
4,000
2,000
0
2019/10 2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4
出来高 株価
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開設戦略 － 展開地域の拡大及びドミナント展開の加速
• 21年9月期は長野県、千葉県、秋田県、静岡県、福島県に新規進出
• 今後も未進出地域への展開を積極的に進めるとともに、埼玉県、千葉県、東京都含む首都圏において神奈川
県と同様にドミナント展開を加速
展開地域の拡大 ドミナント展開の加速（神奈川県）
売上高（21年9月期上半期）
18年 6月 横浜立場 19年 3月 東戸塚
東北・ 17年 3月 横浜都筑
北関東圏 20年 9月 湘南台
30.7％ 1 19年10月 新横浜
4
21年 4月 本厚木 7
3 ５
6 2 20年 9月 上大岡
首都圏 8
中京圏・
49.2％ 20年11月 小田原 21年 4月 金沢文庫
甲信越地方
20.1％ （ドミナント展開に含めず）
施設数 / 新規入居者数の推移（神奈川県）
東北・北関東圏
(施設 / 名）
（10施設）
6 6
3 623
首都圏 2
1 431
中京圏・ （15施設） 332
甲信越地方 148
（10施設） 92
21年9月期下半期開設予定地
（施設数には含めず） 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
上半期
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開設・運営戦略 － 営業力・運営力の向上
• 営業力及び運営力の向上により、1施設当たりの定員数を拡大
• 終末期の入居者が多いため、安定稼働の目安は引き続き稼働率80~85％として設定
施設数・定員数の推移 （既存施設）稼働率の推移
(名) (%)
88.4%
85.3% 83.8% 84.8%
47.1 81.6%
43.8
42.1
1,977
40.0
36.5
17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
1,270
上半期
42 新規入居者数の推移
施設
841 (名)
1,933
29
520 施設 1,432
20 1,144
365
施設
13 562
10 施設 384
施設
17/9末 18/9末 19/9末 20/9末 21/9末 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
（計画） 上半期
定員数 1施設当たり定員数（平均）
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開設・運営戦略 － 案件発掘から安定稼働に至るまで
• 新規開設の約2年前から市場調査、案件調査含め入念に検討した上で開設を決定
• 開設後、稼働率に応じた人員管理を行うことで4~6ヶ月で単月黒字化、10~12ヶ月で累積黒字化を実現
案件発掘～開設 開設～安定稼働（ベースケース）
～2年前：開設候補地域の市場調査開始 稼働率80%
累積黒字化
• 医療圏、人口動態、医療資源を踏まえたホスピスの需要調査
• 地域病院、往診医との信頼関係を構築
稼働率50%
単月黒字化
2年前～1年前：土地・建物の案件調査
• 立地・面積・運営動線・開設方式・投資額等の条件をもとに判断
• 入居・採用調査を踏まえ、開設地を決定
1年前～6ヶ月前：開設リリース / 建築工事開始
• 開設の確度が高まった段階で開設の決定をリリース
• リリース後、開設に向けて採用開始 0
1ヶ月目 3ヶ月目 4~6ヶ月目 9ヶ月目 10~12ヶ月目
3ヶ月前～：開設前営業活動開始
• 地域病院への本格的な営業を強化し、入居促進を開始
• 本社・他施設からの応援要員と連携し、開設に向けて準備
人員数（看護師・介護士） 入居者数 単月利益
開設
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運営戦略 － 本社集約型管理体制の定着・浸透
• 今後は、新規開設は第3四半期までに集中させ、第4四半期は運営体制の強化充実に注力する方針
• 各施設に施設長は置かず、本社に看護介護部を設置し本社集約体制を敷くことでケアの質を維持・改善
開設時期の変更 運営体制の強化充実に関する具体的施策
20年9月期以前（開設数：29施設）
• 各施設において、看護師・介護士が入居者に対
1Q開設 するケアに専念できる体制を構築
本社集約
5施設
体制 • 主なコーポレート機能である、営業、売上管理、
全体に占める 4Q開設 採用、人財管理、物品管理等は全て本社に集
割合：34％ 10施設 2Q開設 約し、各施設に施設長は置かない方針で運営
3施設
3Q開設 • 本社に設置された看護介護部が、各施設が確り
運営できるように指示・教育・調整を実施
11施設
看護介護部 • 訪問看護のリーダーの業務支援、運営マニュアル
設置 作成、新規入職者のオリエンテーション、新規開
設支援、シフト管理等、幅広い分野で各施設を
21年9月期（開設数：13施設） サポート
29
全体に占める 4Q開設 施設
割合：7％ 1施設 1Q開設
13 4施設 • 新型コロナ対策に詳しい看護師からなる「感染対
10 施設
施設 新型コロナ 策本部」のリーダーシップのもと、全施設の職員・入
対策 居者に対して、一括して指示・教育し、標準感染
3Q開設 予防策（スタンダード・プリコーション）を徹底
2Q開設
6施設
2施設
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運営戦略 － 病床の補完施設として入居対象者層を拡大
• 通院や定期的な入院で治療が必要な方や、特別な管理を必要としない投薬の継続
• CV管理、ドレーン類全般の管理の他、輸血、がん治療、術後管理、麻薬管理等、様々な医療処置に対応
治療中の入居者（例） 医療処置が必要な入居者（例）
1. 病名：腎細胞がん肺転移
1. 病名：多発性骨髄腫
2. 入居前状況：通院にて免疫チェックポイント阻
入居者A 入居者D
害薬投与 2. 入居前状況：輸血治療
（抗がん剤） （輸血）
3. 入居後対応：入居後も通院が難しくなるまで 3. 入居後対応：輸血治療の継続
は定期的な通院にてオプジーボの投与を継続
1. 病名：直腸癌・肺癌
1. 病名：食道癌・前立腺癌
2. 入居前状況：直腸癌の手術後に肺癌もある
入居者B 2. 入居前状況：定期的入院にて抗がん剤投与 入居者E
ことが判明。誤嚥性肺炎も併発し、呼吸状態
（抗がん剤） （人工呼吸器）
3. 入居後対応：定期的入院にてＦＰ療法 が悪化し人工呼吸器装着
（5-FU、シスプラチン）、腎瘻交換を継続
3. 入居後対応：在宅用の呼吸器に変更し対応
1. 病名：肝内胆管癌
1. 病名：前立腺癌骨転移
入居者C 入居者F 2. 入居前状況：トルソー症候群
2. 入居前状況：通院にて緩和照射
（放射線） （術後管理） 3. 入居後対応：入院中はヘパリン持続点滴して
3. 入居後対応：通院して緩和照射を継続
いたが、グリセリン投与に切り替えて対応
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採用戦略 － 看護師・介護士の厳選採用
• 看護師は地方都市中心に引き続き紹介会社を利用するが、介護士は紹介会社を利用しない採用体制の構築
に成功。また、看護師及び介護士ともに派遣会社は利用せず
• 特に、看護師は即戦力となる拠点病院での勤務経験者を中心に、内定率は25%程度と厳選採用を実施
職種別採用経路 職種別内定率
看護師 看護師
その他
~10%
内定率
リファラル HP/無料
~25%
~10% 求人媒体
~40%
紹介会社
~40%
介護士 介護士
その他
~10%
内定率
リファラル
~30%
~15% HP/無料
求人媒体
~50%
有料求人媒体
~25%
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3．参考資料
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医心館開設計画
• 21年9月期は5県に初進出し、全施設において2番目に大きい規模（定員80名）の金沢文庫を開設
• 22年9月期は首都圏の開設比率を高め、ドミナント形成を加速する方針
直近のトピック 全国の医心館
秋田、浜松、福島 県内初開設
本郷 他の介護事業者との初の共同運営
金沢文庫 定員80名の大型施設（全体で2番目の規模）
21年1月以降の開設計画
総定員数
開設時期 開設場所
（名）
21年2月上旬 四日市Ⅱ、秋田 101
21年4月上旬 本厚木、山形Ⅱ 103
21年4月中旬 金沢文庫、本郷（共同運営） 122(1)
21年5月上旬 蘇我、浜松 103
21年7月上旬 福島 52 計48施設
21年10月上旬 瑞江、越谷、上尾、柏 210
定員2,289名予定
（21年11月時点）
21年11月上旬 青森、東大宮 102
注：
1. 本郷の定員数42名のうち、開設後半年は28名定員で運営予定
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四半期業績推移 － 主要財務指標
• 施設数・定員数の増加に伴い売上高は順調に推移し、既存施設の稼働率も好調であったことから、営業利益
は第1四半期を上回って着地
• 営業利益率は、新型コロナ拡大前の水準には届かないものの、第1四半期に引き続き高水準を維持
直近1年間四半期業績推移
施設数 / 定員数 売上高
(施設 / 名） (百万円 / ％） 3,492
33 35 3,168
29 2,728
26
23 1,597 2,364
1,496 2,116
1,270
1,111
966
20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期 20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
営業利益 親会社株主に帰属する当期純利益
24.6% 20.6% 22.8% 22.7%
12.8% 16.5% 17.6% 15.9%
791 13.6%
721 8.0%
521 561 558 555
303 348 372
189
20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期 20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
：売上高比
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四半期業績推移 － 主要売上原価 / 販管費
• 看護師・介護士に関する人件費率（売上原価）は新型コロナ対策として人員数を大幅に増加させた20年9月
期第3四半期以降、46%台を維持
• 採用費は人員数増加とともに増加傾向だが、売上高比では前年同期と同水準を維持
直近1年間四半期業績推移
人件費（売上原価） 地代家賃及び減価償却費（売上原価）
(百万円 / ％） 51.2% 地代家賃 減価償却費
46.4% 46.9% 46.2%
43.2%
7.0% 7.4% 6.5% 7.1% 7.2%
1,485 1,614
1,210 1,265
225 250
914
148 175 176
20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期 20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
人件費（販管費） 採用費（販管費）
7.6% 3.4%
6.8% 7.1%
6.4% 6.2% 2.0% 1.7% 2.1%
1.5%
180 193 203 214
143
80 72
43 42 53
20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期 20/9期 20/9期 20/9期 21/9期 21/9期
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
：売上高比
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財政状態及びキャッシュ・フロー概要
• 21年2月に公表した新株式発行を経て、自己資本比率は大幅に改善し、現預金残高は増加
• 建物及び構築物残高は、新規開設を踏まえ、引き続き増加傾向にあり
財政状態概要
財政状態及びキャッシュ・フロー概要
対20/9末 21/9期
（百万円 / %） 19/9末 20/9末 21/3末 増減 （百万円） 19/9期 20/9期 上半期
資産 6,997 16,519 27,680 +67.6% 営業キャッシュ・フロー 445 1,165 826
現金及び預金 452 3,335 11,096 +232.6% 投資キャッシュ・フロー (1,139) (5,304) (2,932)
建物及び構築物（純額） 753 3,548 6,941 +95.6% 有形固定資産の取得による支出 (1,184) (4,947) (2,748)
負債 5,926 11,264 12,858 +14.2% 財務キャッシュ・フロー 660 7,021 9,865
借入金 2,080 6,250 7,747 +24.0% 借入金の純増減額 702 4,169 1,497
純資産 1,070 5,255 14,822 +182.0% 現金及び現金同等物の増減額 (33) 2,882 7,760
自己資本比率 15.3% 31.8% 53.5% +21.7pt 現金及び現金同等物の期末残高 452 3,335 11,096
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株主還元方針
• 21年9月期の1株当たり配当金は前年度対比3円増配の9円を予想
• 引き続き成長の加速化と株主還元のバランスを考慮し、企業価値の向上を企図
株主還元基本方針 1株当たり配当金の推移
（円）
• 株主に対する利益配分を重要な経営課題として捉え、医
心館事業及びその周辺領域への事業展開と経営基盤の
強化を図るための内部留保資金を確保しつつ、株主還元 9.0
を実施し、企業価値の向上を企図
➢ 株主配当：安定的な株主配当を基本とし、市場 6.0
環境、規制動向、財務健全性等、総合的に勘案し、
年1回の期末配当を実施
3.0 (1)
19/9期 20/9期 21/9期
（予想）
注：
1. 20年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っているため、分割を考慮しない場合の配当金は6.0円
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４．会社概要
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沿革
訪問看護事業、訪問介護事業及びこれらに付随する業務を事業目的とした
2013年9月 株式会社アンビスを三重県桑名市に設立
かつて医院であった病床（有床病床）を「医心館名張」へ転換、三重県名張市に開設
2014年5月 構想としての医心館のモデル事業を開始
「医心館あま」を愛知県あま市に開設
新設の有料老人ホームを賃借し、医心館として開設した第一号モデル
2014年8月 2施設 42名
東海地方を中心に、医心館の順調な運営
株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立
株式会社アンビスを100％子会社とする持株会社体制へ移行
2016年10月 8施設 214名
首都圏と東日本を中心に、医心館の順調な開設
株式会社アンビスホールディングスが東証JASDAQ（スタンダード）市場に上場
2019年10月 20施設 841名
在宅医療・看護のリーディングカンパニーへ
医療機関及び介護施設の経営に関するコンサルティング等を目的とした
2020年3月 連結子会社「株式会社明日の医療」を設立
48施設 2,289名
2021年11月予定
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経営・事業ミッション
経営ミッション
志とビジョンある医療・介護で社会を元気に幸せに
仕組みのイノベーションにより、直面する社会（医療）課題を解決
事業ミッション
地域医療の強化・再生
慢性期・終末期の看護・介護ケアに特化したホスピス「医心館」を運営し、
医療依存度が高い方々の受け皿を提供
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医心館事業概要 – コンセプト・特徴 / 収益構造
• 医心館は、医師の機能を外部の主治医にアウトソーシングすることで、高度な看護ケアに注力した在宅型の“病
床”のような新奇な医療施設
• 既存の制度（有料老人ホーム事業、訪問看護・介護事業、居宅介護支援事業）に基づいた事業
コンセプト 主な特徴
• 入居者とほぼ同数の看護師・介護士を配置し、手
病院
人員体制 厚い看護・介護体制を構築
医心館 • 医師等はアウトソーシング
• 慢性期・終末期の患者
患者の ➢ がん終末期の方、人工呼吸器装着・気管切
救命救急 急性期 回復期 慢性期 終末期 主な入居対象者 開や特定疾患難病の方
病期
➢ 入退院を繰り返す方、看取り対応の方
• 医療依存度の高い患者の受入先となり、複数の医
医療関係者との 療機関からの信頼を獲得
医師の 信頼・協力関係 • 主治医とは、資本関係なしに協力関係を構築（医
強 弱
寄与度 療やケアの透明性の担保）
収益構造（三階建構造）
医師の常駐 外部医師との連携
• 医療保険による訪問看護サービス
医療保険売上高
整備された看護体制 • 売上高の約6割を占める
医療の
機能 • 要介護度・地域区分により単位数が異なる
集中 機能 介護保険売上高
手術室 • 売上高の約3割を占める
治療室 訓練室
家賃・管理費 • 入居一時金なし
精密検査
実費売上高 • 食費、医療用消耗品等含む
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医心館事業を取り巻く環境
• 少子高齢多死社会が到来し、年間140万人（がんは40万人）が亡くなる時代に突入
• 病院完結型から地域完結型医療へと政策転換が進むなか、病院死数は2005年頃をピークに低下し施設死シ
フトが進行
死亡数（全体・がん）の推移 死亡場所（構成比）の推移
(千人) （％）
90%
1,659 1,679 1,652
1,603 1,596
1,522
1,381 1,414 60%
1,308
1,197
1,084
30%
329 353 372 376
0%
2006 2010 2016 2019 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 1955 1965 1975 1985 1995 2005 2015 2019
(予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想)
診療所病院死 自宅死他 施設死
死亡数 がん死亡数
出所：厚生労働省 人口動態統計、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果（日本における外国人を含む）
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医心館事業の果たす社会的役割
• 病院の入院日数短縮と在宅復帰政策が進むなか、医療依存度が高く受入先のない慢性期・終末期の方々の
受皿として機能することで、地域医療・地域社会に大きく貢献
退院後の患者の受け入れ先
• 医療機関の機能分化の方針等により、入院日数が短期化される
傾向にあり
• 信頼できる施設を希望するが、医療依存度が高い患者の受け入
れ先は限定的
病院
患者
医心
館
病院・主治医 医心館 自宅 介護施設
• 医療・看護対応力あり • 看護・介護対応に加え、 • 訪問看護・介護対応可能 • 介護対応力あり
• 但し、長期療養は短縮の方向 主治医との連携による医療対応も可能 • 家族の身体的・経済的負担大 • 看護体制が整っていない場合あり
• 家族の負担を軽減可能
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病床の地域間格差
• 高齢者人口当たりの療養病床は、医師数や他の病床数同様、西高東低の傾向であることを踏まえ、医療資源
が相対的に少ない首都圏・東日本中心に展開
• 入念な現地調査を行い、地域の医療ニーズの穴を探り当て、必要とされる場所に必要な役割の医心館を開設
65歳以上人口当たりの地域別療養病床分布
（病床/千人）
30
25
20
主な開設地域
15 約5倍
10
5
0
神奈川
北海道
和歌山
鹿児島
茨城
岡山
高知
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
鳥取
島根
広島
山口
徳島
香川
愛媛
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
沖縄
出所：総務省「人口推計」、厚生労働省「医療施設調査」2019年10月
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プラットフォームとしての医心館
• 患者・地域社会・医療関係者の３者全てに利益をもたらす社会課題解決型事業
• 地域ごとの医療ニーズに対応することで、地域医療に欠かせないプラットフォームになることを企図
地域医療を支えるプラットフォームとしての医心館
医療依存度の 退院調整・入院期間短縮・
高い患者の受け皿 病院の疲弊軽減・採算性向上
患者・家族 病院
医心館の利用 患者の紹介
医心
館
主治医として訪問看護への指示・
医心館に対する評価
連携・患者紹介
医療費抑制及び
シェアリング病床の提供
医療の地域間格差の緩和
地域社会 主治医
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