2020年９月期
決算説明会資料
株式会社アンビスホールディングス
2020年11月16日
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本日の内容
1 事業概要
2 2020年９月期決算概況
３ 2021年９月期予想及び3ヶ年計画
4 参考資料
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ホスピス事業のパイオニアから在宅医療・看護のリーディングカンパニーへ
Amvis 2023目標
定員数 売上
2,892人 244億円
（中長期目標：5,000人） （中長期目標：450億円）
20年9月末：1,270人 20年9月期：91億円
営業利益 当期純利益 年平均成長率
51億円 30％台後半
（中長期目標：100億円） （中長期目標：20％台）
20年9月期：18億円 17年9月期－20年9月期：100%超
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今期業績 / 3ヶ年計画
－新型コロナ対策に向けての人員増と運営強化を前提としつつも成長加速－
19年9月期 - 23年9月期
19/9期 20/9期 21/9期 22/9期 23/9期
(億円) 通期 上半期 下半期 通期 予想 目標 目標
売上高 53.6 40.8 50.9 91.7 140.4 199.4 244.3
（対前年比） ー ー ー +70.9% +53.1% +42.0% +22.5%
営業利益 9.0 9.9 8.3 18.2 23.0 40.5 51.1
（営業利益率） 16.9% 24.4% 16.3% 19.9% 16.4% 20.3% 21.0%
当期純利益 6.0 6.6 5.3 12.0 16.3 25.0 31.0
(対前年比） ー ー ー +99.9% +35.6% +53.6% +23.7%
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1．事業概要
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沿革
訪問看護事業、訪問介護事業及びこれらに付随する業務を事業目的とした
2013年9月 株式会社アンビスを三重県桑名市に設立
かつて医院であった病床（有床病床）を「医心館名張」へ転換、三重県名張市に開設
2014年5月 構想としての医心館のモデル事業を開始
「医心館あま」を愛知県あま市に開設
新設の有料老人ホームを賃借し、医心館として開設した第一号モデル
2014年8月 2施設 42人
東海地方を中心に、医心館の順調な運営
株式移転により株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立
株式会社アンビスを100％子会社とする持株会社体制へ移行
2016年10月 8施設 214人
首都圏と東日本を中心に、医心館の順調な出店
株式会社アンビスホールディングスが東証JASDAQ（スタンダード）市場に上場
2019年10月 20施設 841人
在宅医療・看護のリーディングカンパニーへ
医療機関及び介護施設の経営に関するコンサルティング等を目的とした
2020年3月 連結子会社「株式会社明日の医療」を設立 40施設 1,883人
2021年9月予定
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経営・事業ミッション
経営ミッション
志とビジョンある医療・介護で社会を元気に幸せに
仕組みのイノベーションにより、直面する社会(医療)課題を解決
事業ミッション
地域医療の強化・再生
慢性期・終末期の看護・介護ケアに特化したホスピス「医心館」を運営し、
医療依存度が高い方々の受け皿を提供
「在宅ホスピス」 ：病院以外の地域で支える事業
「医療施設型ホスピス」：慢性期・終末期にある医療依存度が高い患者に、住居を提供し、医療とケアを届ける事業
「自宅訪問型ホスピス」：自宅を訪問して医療とケアを届ける事業
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医心館事業概要 – コンセプト・特徴 / 収益構造
• 医心館は、医師の機能を外部の主治医にアウトソーシングすることで、高度な看護ケアに注力した在宅型の“病
床”のような新奇な医療施設
• 既存の制度に準じた事業であるが、受入対象者と支える人員体制に特徴
コンセプト・特徴 収益構造（三階建構造）
• 有料老人ホーム事業 • 医療保険による訪問看護サービス
医療保険売上
既存制度に • 売上の約6割を占める
• 訪問看護・介護事業
基づいた事業
• 居宅介護支援事業
• 要介護度・地域区分により単位数が異なる
介護保険売上
• 売上の約3割を占める
• 入居者数とほぼ同数の看護師・介護士を配置
し、手厚い看護・介護体制を構築 家賃・管理費 • 入居一時金なし
人員体制
実費売上 • 食費、医療用消耗品等含む
• 医師等はアウトソーシング
費用構造
• 慢性期・終末期の患者
➢ がん終末期の方、人工呼吸器装着・気管 • 医療従事者及び間接部門の人件費
主な入居対象者 人件費
切開や特定疾患難病の方 • 費用の約5割強を占める
➢ 入退院を繰り返す方、看取り対応の方
地代家賃・ • 土地・建物の所有形態（自社建築・リース）
減価償却費 によって計上方法は異なる
• 医療依存度の高い患者の受入先となり、複数
医療関係者との の医療機関からの信頼を獲得
信頼・協力関係 • 主治医とは、資本関係なしに協力関係を構築 消耗品 • 新型コロナ対策の消耗品
（医療やケアの透明性の担保） その他経費 • その他、採用費・控除対象外消費税等を含む
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医心館事業を取り巻く環境
• 少子高齢多死社会が到来し、年間140万人（がんは40万人）が亡くなる時代に突入
• 病院完結型から地域完結型医療へと政策転換が進むなか、病院死数は2005年頃をピークに低下し施設死シ
フトが進行
死亡数（全体・がん）の推移 死亡場所（構成比）の推移
(千人) （％）
90%
1,659 1,679 1,652
1,603 1,596
1,522
1,381 1,414 60%
1,308
1,197
1,084
30%
329 353 372 376
0%
2006 2010 2016 2019 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 1955 1965 1975 1985 1995 2005 2015 2019
(予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想) (予想)
死亡数 がん死亡数 診療所病院死 自宅死他 施設死
出所：厚生労働省 人口動態統計、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果（日本における外国人を含む）
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医心館事業の果たす社会的役割
• 病院の入院日数短縮と在宅復帰政策が進むなか、医療依存度が高く受入先のない慢性期・終末期の方々の
受皿として機能することで、地域医療・地域社会に大きく貢献
退院後の患者の受け入れ先
• 医療機関の機能分化の方針等により、入院日数が短期化される
傾向にあり
• 信頼できる施設を希望するが、医療依存度が高い患者の受け入
れ先は限定的
病院
患者
医心
館
病院・主治医 医心館 自宅 介護施設
• 医療・看護対応力あり • 看護・介護対応に加え、 • 訪問看護・介護対応可能 • 介護対応力あり
• 但し、長期療養は短縮の方向 主治医との連携による医療対応も可能 • 家族の身体的・経済的負担大 • 看護体制が整っていない場合あり
• 家族の負担を軽減可能
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病床の地域間格差
• 高齢者人口当たりの療養病床は、医師数や他の病床数同様、西高東低の傾向であることを踏まえ、医療資源
が相対的に少ない首都圏・東日本中心に展開
• 入念な現地調査を行い、地域の医療ニーズの穴を探り当て、必要とされる場所に必要な役割の医心館を開設
65歳以上人口当たりの地域別療養病床分布
（病床/千人）
30
25
20
主な開設地域
15 約5倍
10
5
0
神奈川
北海道
和歌山
鹿児島
茨城
岡山
高知
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
栃木
群馬
埼玉
千葉
東京
新潟
富山
石川
福井
山梨
長野
岐阜
静岡
愛知
三重
滋賀
京都
大阪
兵庫
奈良
鳥取
島根
広島
山口
徳島
香川
愛媛
福岡
佐賀
長崎
熊本
大分
宮崎
沖縄
出所：総務省「人口推計」、厚生労働省「医療施設調査」2019年10月
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医心館事業概要 – 社会的意義
• 患者・地域社会・医療関係者の３者全てに利益をもたらす社会課題解決型事業
• 地域ごとの医療ニーズに対応することで、地域医療に欠かせないプラットフォームになることを企図
地域医療を支えるプラットフォームとしての医心館
医療依存度の 退院調整・入院期間短縮・
高い患者の受け皿 病院の疲弊軽減・採算性向上
患者・家族 病院
医心館の利用 患者の紹介
医心
館
主治医として訪問看護への指示・
医心館に対する評価
連携・患者紹介
医療費抑制及び
シェアリング病床の提供
医療の地域間格差の緩和
地域社会 主治医
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2．2020年９月期決算概況
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20年９月期実績 － 総括
• 対前年及び対予想において、定員数の増加及び利益率の改善による増収増益を達成
• 第3四半期は新型コロナ対策を含む運営体制の強化を目的とした人員数の増加により利益率が悪化したものの、
第4四半期は適切な人員体制の構築により改善
今期業績
19/9期 20/9期 20/9期 対前年 対予想
(百万円) 実績 予想 実績 増減 増減
施設数（施設） 20 29 29 +9 +0
（定員数（人）） （841） （1,240） （1,270） （+429） （+30）
売上高 5,369 8,386 9,174 +70.9% +9.4%
営業利益 909 1,500 1,826 +100.8% +21.7%
営業利益率（％） 16.9% 17.9% 19.9% +3.0pt +2.0pt
当期純利益 602 1,003 1,204 +99.9% +20.0%
当期純利益率（％） 11.2% 12.0% 13.1% +1.9pt +1.1pt
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20年９月期業績 － 営業利益推移
• 20年9月期に開設した拠点に加えて、19年9月期に開設した拠点の売上・利益も貢献
• 新型コロナの影響を受けることなく、既存施設の稼働率（84.8％）、新規施設の稼働率（39.0％）(1) とも
に順調に推移
営業利益推移（19年9月期 – 20年9月期）
(百万円）
100.8％増加
注：
1. 新規施設：20年9月期開設（後頁同様）/ 稼働率：中央値
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主要財務指標の推移 – 成長率 / 利益率
• 売上 / 営業利益は、過年度同様、順調に推移し、21年9月期も引き続き高い成長を維持する見込み
• 但し、新型コロナ対策を目的とした人員数増加及び20年9月期下半期から21年9月期上半期にかけて開設が
続くことを踏まえ、人件費率は悪化し、営業利益率は20年9月期下半期の水準まで低下する見込み
売上の推移 営業利益 / 営業利益率の推移
(百万円) (百万円 / %)
14,045
19.9%
年平均成長率 年平均成長率
（17/9期～20/9期) （17/9期～20/9期） 16.9%
16.4%
70.２％ 103.4％
2,307
13.8%
9,174
11.7% 1,826
5,369
909
3,104
1,862 427
217
17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期 21/9期
(予想) (予想)
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主要経営指標の推移– 定員数 / 稼働率
• 施設数の増加に加えて、1施設当たりの定員数も増加傾向であるため、定員数は大幅に増加
• 20年9月期は下半期の開設が多かったため、新規拠点の稼働率は低下したものの、既存拠点の稼働率は改善
施設数・定員数の推移 （既存・新規拠点）稼働率の推移
(名) (%)
85.3% 83.8% 81.6% 84.8%
47.1
43.8
42.1 47.6% 45.7%
40.0 1,883 37.3% 39.0%
36.5
17/9期 18/9期 19/9期 20/9期
1,270
既存拠点中央値 新規拠点中央値
（新規）入居者数の推移
841 40 (名)
施設
1,933
520 29
施設
1,144
365 20
施設
13 562
10 施設 384
施設
17/9末 18/9末 19/9末 20/9末 21/9末 17/9期 18/9期 19/9期 20/9期
定員数 1施設当たり定員数 （予想）
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株主還元方針
• 21年９月期の1株当たり配当金は今年度対比3円増配の9円を予想
• 引き続き成長の加速化と株主還元のバランスを考慮し、企業価値の向上を企図
株主還元基本方針 １株当たり配当金の推移
（円）
• 株主に対する利益配分を重要な経営課題として捉え、医
9.0
心館事業及びその周辺領域への事業展開と経営基盤の
強化を図るための内部留保資金を確保しつつ、株主還元
を実施し、企業価値の向上を企図
6.0
➢ 株主配当：安定的な株主配当を基本とし、市場
環境、規制動向、財務健全性等、総合的に勘案し、
年1回の期末配当を実施
3.0 (1)
19/9期 20/9期 21/9期
（予想）
注：
1. 20年４月１日付で普通株式１株につき２株の割合で株式分割を行っているため、分割を考慮しない場合の配当金は6.0円
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3．2021年９月期予想及び3ヶ年計画
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中長期ビジョンとアクションプラン
• 第一のプラン：ホスピス事業のパイオニアとして、医心館事業の展開を加速し、先駆者利益による長期安定的な
収益基盤を確立
• 第二のプラン：地域医療強化再生をミッションとして掲げ20年３月に設立した子会社「株式会社明日の医療」
○ 資金調達手段を多様化・円滑化することで財務体質を強化すること
及び、医心館事業と相乗効果のある事業を23年～24年を目途に収益化
○ 事業を多角化・進化させ持続的な成長による長期的な繁栄を可能とすること
中長期ビジョン
○ 当社グループの知名度・信頼度を向上させて、物心ともに豊かで幸せな社員を起源と
した会社（事業）の成長を求め、より広く深く社会に貢献すること
1 ホスピス事業（医心館事業）を長期安定的な収益基盤として確立
1.
2 在宅医療・看護のリーディングカンパニーになり、医療・福祉分野で新たな潮流を創生
2.
3 最もエキサイティングな医療・ヘルスケアカンパニーとなり、人々の幸せを実現
3.
アクションプラン
2014年 2019年 2023-2024年 2030年
創業
医心館事業の 事業（開設数）
医心館事業 事業の安定的な成長
構築 の拡大の加速化
地域医療再生事業
地域医療再生事業等 及び
事業の拡大の加速化
（明日の医療） 医心館と相乗効果のある事業
の構築
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21年９月期業績予想 – 上半期 / 通期
• 21年9月期は、医心館の展開スピードを加速。施設数・定員数の増加に伴い、売上高・利益ともに大幅に増加
• 第3四半期までに開設が集中しているため、営業利益につき、21年上半期は20年上半期を下回ることを想定
21年9月期業績予想
（新規）開設数 (累計）定員数 売上
（施設） ２施設増 （人） 48.3%増 1,883 （百万円） 53.1%増 14,045
11 286
9 1,270 327 9,174
7,927
5 304
6 125 5,092
1,270
6 841 6,118
3 4,082
20/9期 21/9期 20/9期 21/9期 20/9期 21/9期
(実績） (予想) (実績） (予想) (実績） (予想)
営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益
（百万円） 26.3%増 （百万円） 31.3%増 （百万円）
2,307 2,270
35.6%増
1,826 1,728 1,633
1,464 1,382 1,204
832 783
1,007
538
994 843 945 887 665 625
20/9期 21/9期 20/9期 21/9期 20/9期 21/9期
(実績） (予想) (実績） (予想) (実績） (予想)
上半期 下半期 既存施設定員数
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21年９月期業績予想 – 営業利益進捗率
• 20年9月期下半期から21年9月期上半期にかけて開設が続くことを踏まえ、第4四半期に利益が大きく伸びる
想定
• 新規施設の稼働率次第で、営業利益進捗率は変動する可能性あり
営業利益進捗率（20年9月期及び21年9月期）
（%）
100.0% 100.0%
70.7%
~60.0%
54.5%
36.6%
26.7%
~15.0%
2施設 4施設 3施設 6施設 6施設 11施設 9施設 11施設
開設 開設 開設 開設 開設 開設 開設 開設
1Q累計 2Q累計 3Q累計 4Q累計
20/9期 21/9期
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Amvis 2023 – 主要指標推移
• 3ヶ年計画：施設数・定員数の増加に伴い、増収増益見込み
• 中長期目標：5,000人を目標に積極的な開設と地域医療の強化充実に資する関連事業を並行して推進
業績目標
（百万円 / 人）
5,000
45,000
2,892
2,392 24,432
1,883 19,946
1,270
14,045
841
9,174 10,000
5,369 5,118 6,000
4,054
1,826 2,307 3,102
2,508
909 602 1,204 1,633
19/9期 20/9期 21/9期 22/9期 23/9期 中長期目標
(予想) (目標) (目標)
売上高 営業利益 純利益 定員数
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Amvis 2023 – 主要前提
• 控除対象外消費税等の初期費用がやや増加するものの、開設スピードを優先し、自社建築を重視する方針
• 新型コロナ対策を含む運営体制の強化を目的とした人員配置は継続し、人件費、消耗品費等の費用は引き続
き通常時より多く発生する想定
主要前提
• 今後3年間について、年間10施設程度の開設を想定（29施設（20年9月末）⇒ 60施設（23年9月末））
施設数・定員数 ✓ 開設は10月から6月に集中させ、7月から9月にかけては運営体制の強化充実に注力する方針
✓ 未進出の地域に積極的に展開していくとともに、既に進出している地域においてはドミナントを形成
• 施設数・定員数の増加及び20年4月以降に開設した施設の稼働率の改善によって入居者数の増加を想定
入居者数 ✓ 20年3月以前開設（23施設）：安定稼働時の稼働率（80-85%）の維持
✓ 20年4月以降開設（37施設）：安定稼働時の稼働率到達に向けて増加
• 施設数・定員数の増加に伴い、看護師・介護士等の医療従事者を含めた人員数の増加を想定
人員数 ✓ 新型コロナ対策を踏まえ、引き続き、入居者数とほぼ同数の従業員数を配置
✓ 本社スタッフ、営業職員、事務員についても、施設数の増加に伴い、増員
• 新型コロナ対策目的の消耗品等のその他経費は今後も通常時より多く発生することを想定
その他
• 1人当たり採用単価は維持・改善方針である一方、採用人員数の増加に併せて採用費の増加を想定
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開設戦略－地方都市への積極的な展開
• 大きな需要がある首都圏の他、参入障壁が高い地方都市にも積極的に開設
• 今後も自社建築 / リースの他、事業譲受 / M&A等も活用し、開設スピードを維持・加速
地方都市への展開 開設方式
売上（20年9月期）
19年9月期以前（20施設）
東北・
北関東圏
30.9% 中古案件 6施設
首都圏
47.2% 中京圏・ リース 12施設
甲信越地方
21.9% 自社建築 2施設
東北・北関東圏
（9施設） 20年9月期及び21年9月期（20施設）
リース 3施設
首都圏 自社建築 17施設
中京圏・ （12施設）
甲信越地方
1施設当たり設備投資額
（8施設）
全体：5-7億円
首都圏：5-9億円
21年9月期開設予定 地方都市：3-5億円
（施設数に含めず）
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開設戦略 － 目標定員数の上方修正 ～ 3,000人から5,000人へ
• 直近の成功事例を踏まえ、地方都市における開設候補地の拡大及び首都圏における高い需要を再確認
• 地方都市戦略:人口約10万人で、在宅医療が乏しい北上市にて開設することに成功し、12月に増床を予定
• 首都圏戦略:横浜市港北区において、継続して高い稼働率を維持（9月時点で90％程度の稼働率）
開設候補地 岩手中部医療圏（北上市含む）のマクロデータ
（人口10万人当たり） （人口10万人当たり）
地方都市戦略 在宅療養支援診療所数 療養病床数
例）東北・北関東圏（二次医療圏）
11.3 240.3
8.4
42.2
首都圏戦略 岩手中部医療圏 全国平均 岩手中部医療圏 全国平均
例）首都圏（二次医療圏） 北上の稼働率推移（開設以降半年間）
(%) 72.4%
68.0%
60.3%
50.2%
45.5%
20.8%
医心館開設地
（21年9月期開設予定地含む）
19年11月 19年12月 20年1月 20年2月 20年3月 20年4月
出所：地域医療情報システム
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明日の医療における医療機関・介護施設との連携（案）
• 医療機関・介護施設の経営に関する総合的な連携（案）として下記を含め幅広く検討
• その他、診療報酬・介護報酬債権のファクタリングサービスも総合的な支援方法の一つとして運用開始
医療機関・介護施設との連携（案）
医療機関との連携 介護施設との連携
1 病院の空床利用（医心館開設又は訪問看護サービス） 1 入居者の相互紹介
医心 医心
館 館
異なる入居対象者の
介護事業者との連携
空床スペース活用
又は ２ 運営支援
２ 病院の同一敷地内での医心館開設・運営 医心
看護師・介護士をはじめとした 館
ノウハウを持った人材支援
３ 事業譲受/M&A
医心
館
入退院調整
医心
撤退を検討している施設を 館
譲り受け / M&A
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4．参考資料
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医心館開設計画
• 21年9月期の開設は6月までに集中させ、7月から9月にかけては運営体制の強化充実に注力する方針
• 今後は定員数が50名程度の施設の割合を増やす方針
今後の開設計画
開設予定時期 医心館 定員数
20年11月下旬 医心館 小田原 52名
20年12月上旬 医心館 北上（増床） 16名
21年2月上旬 医心館 四日市Ⅱ 47名
21年2月上旬 医心館 秋田 54名
21年4月上旬 医心館 本厚木 56名
21年4月上旬 医心館 山形Ⅱ 47名
21年4月下旬 医心館 金沢文庫 80名
21年5月上旬 医心館 蘇我 52名
21年5月上旬 医心館 浜松 51名
計40施設
定員1,883名予定
（21年9月時点）
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四半期業績推移（主要財務指標）
• 売上は施設数・定員数の増加に伴い順調に推移
• 第4四半期は、新型コロナ対策を継続しつつも、適切な人員体制を構築し、利益率は改善
直近１年間四半期業績推移
売上 売上総利益
(百万円 / ％） 2,728 43.7% 43.9%
39.1% 41.4%
2,364 35.3%
2,116
1,966
1,658 1,129
860 928 834
648
19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期 19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
営業利益 親会社株主に帰属する当期純利益
24.8% 23.9% 16.7% 16.0%
19.6% 11.5%
13.0%
18.6%
12.6% 7.8%
488 506 534
308 338 354
297 327 184
190
19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期 19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
：売上比
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四半期業績推移（主要売上原価 / 販管費）
• 看護師・介護士に関する人件費（売上原価）は増加傾向にあるものの、人件費率は改善
• 新型コロナ対策に伴う採用費の増加は一段落したものの、施設増加に伴い、今後増加する見込み
直近１年間四半期業績推移
人件費（売上原価） 地代家賃及び減価償却費（売上原価）
(百万円 / ％）
地代家賃 減価償却費
47.5% 51.2% 46.4%
43.4% 43.2% 7.4% 7.0% 7.0% 7.4%
6.4%
1,210 1,265
853 914
787 175 175
122 137 148
19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期 19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
人件費（販管費） 採用費（販管費）
7.9% 7.6%
6.9% 6.8% 7.1% 3.4%
1.9% 2.0%
1.4% 1.5%
180 193
131 135 143
80
31 27 43 42
19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期 19/9期 20/9期 20/9期 20/9期 20/9期
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
：売上比
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財政状態概要
• 1年間で9施設（自社建築7施設）を開設したことを踏まえ、建物、借入金を中心に各残高が増加
• 自己資本比率は減少したものの、当社の目安である30％をやや上回る水準
今期業績（財政状態）
（百万円 / %） 18/9末 19/9末 20/9末 対前年増減
資産 3,338 6,997 16,464 +135.3%
現金及び預金 486 452 3,335 +636.5%
建物及び構築物（純額） 663 753 3,491 +363.1%
負債 2,871 5,926 11,248 +89.7%
借入金 1,377 2,080 6,250 +200.3%
リース債務 853 2,970 3,299 +11.1%
純資産 467 1,070 5,216 +387.3%
自己資本比率 14.0% 15.3% 31.7% 16.4pt
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ディスクレイマー
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