7068 M-FフォースG 2020-01-10 11:30:00
子会社の異動を伴う株式取得(アナグラム株式会社の連結子会社化)に関するお知らせ [pdf]

                                               2020 年1月 10 日
各   位
                     会社名       株式会社フィードフォース
                     代表者名      代表取締役社長           塚田 耕司
                                (コード番号:7068 東証マザーズ)
                     問合せ先      取締役経営管理本部長        西山 真吾
                                       (TEL. 03-5846-7016)


子会社の異動を伴う株式取得(アナグラム株式会社の連結子会社化)に関するお知らせ


 当社は、2020 年1月 10 日開催の取締役会において、下記のとおり、アナグラム株式会社(以下、
                                                 「アナ
グラム」)の株式を取得し、同社を連結子会社化することについて決議いたしましたので、お知らせいた
します。

                         記

1.株式取得の理由
   当社は「 『働く』を豊かにする。~B2B 領域でイノベーションを起こし続ける~」というミッション
 を掲げ、企業の生産性を向上させるサービス・プロダクトづくりを通じて豊かな働き方を実現するべ
 く事業活動を行っております。企業のデジタルマーケティング支援をビジネスの主軸に、顧客属性に
 応じたサービスの提供方法により、プロフェッショナルサービス事業と SaaS 事業の2つの事業セグメ
 ントで構成されております。
   プロフェッショナルサービス事業では、主としてエンタープライズを中心とした顧客に対して、
 個々のニーズに応じたデータフィードの構築やプラットフォームへの広告配信受託を行っており、
 SaaS 事業では、SaaS 型でのデータフィード統合管理ツール、自動広告出稿ツール及びウェブサイト等
 へのソーシャルアカウントを活用したログインサービスを提供しております。
   一方、アナグラムは、    「マーケティングを通してより豊かな未来を創造する---幸せな出会いがより
 豊かな未来を創る---」という企業理念のもとインターネット広告運用代行事業を展開し、企業のマー
 ケティング支援を行っております。
   当社は、2019 年7月に東証マザーズに上場しました。当初は、上場に伴う新株発行で得られた資金
 により現行サービスの拡充及び新規事業展開を図っていく方針でした。一方、インターネット広告市
 場は近年も着実に成長が継続しているものの、通信環境やテクノロジーの発展に伴い、提供される広
 告形式も多様化・高度化しており、これに対応するための高度な専門性や知見が一層求められる状況
 となっております。このような状況のもと、当社上場後にアナグラムより経営統合に関する打診があ
 り、本日に至るまで両社でディスカッションを重ねた結果、両社が蓄積してきた専門性や知見を踏ま
 えて既存のサービスにとどまらず、テクノロジーを活用したより高度なマーケティング支援体制を共
 同で開発・構築することにより、当社プロフェッショナルサービス事業におけるサービス領域の持続
 的な成長及び新たな展開が期待できると判断し、本株式取得を実施する判断に至りました。
   当社とアナグラムにおけるインターネット広告運用代理事業における違いとしては、当社では企業
 が保有する多種多様な商品・案件等のデータベースの中から検索ワードやユーザー属性に最適化した
 個別の商品・案件画像を掲載する「データフィード広告」といわれる形式を主に取り扱っている一方
 で、アナグラムでは検察ワードに最適化したテキストを検索結果画面に掲載する「リスティング広告」
 という形式を主に取り扱っている点にあります。
   本株式取得は、当社が培ってきたデータフィード広告とアナグラムが培ってきたリスティング広告
 などそれぞれの得意領域におけるノウハウを通じて、インターネット広告運用代行事業において「デ
 ータフィード広告」や「リスティング広告」など総合的なソリューションをワンストップで提供する
 ことにより、両社の顧客基盤の拡大をさらに図っていく予定です。
   なお、本株式取得により当社はアナグラム株式の 50.1%を取得し、アナグラムは当社の連結子会社
 となりますが、将来的な株式交換による完全子会社化等に向けた検討も今後行っていく予定です。
2.異動する子会社の概要
 (1)名称            アナグラム株式会社
 (2)所在地           東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目4番4号
 (3)代表者の役職・氏名     代表取締役 阿部 圭司
 (4)事業内容          コンサルティング事業、広告運用代理事業、マーケティング支援事
                  業
(5)資本金            10,000 千円
(6)設立年月日          2010 年4月 28 日
(7)大株主及び持株比率      阿部 圭司 95%、岡田 吉弘 5%
(8)当社と当該会社との関係    資本関係          該当事項はございません。
                  人的関係          当社取締役(監査等委員)の岡田吉弘が
                                アナグラムの監査役に就いております。
                  取引関係          該当事項はございません。
                  関連当事者への該当状況   該当事項はございません。
(9)当該会社の最近 3 年間の経営成績及び財政状況(※1)
決算期               2017 年3月期     2018 年3月期 2019 年3月期
純資産                264 百万円          416 百万円          628 百万円
総資産                750 百万円          1,173 百万円        1,942 百万円
1株当たり純資産           264,126 円 46 銭   416,590 円 73 銭   628,646 円 42 銭
売上高(※2)            1,987 百万円        2,970 百万円        4,524 百万円
営業利益               93 百万円           208 百万円          285 百万円
経常利益               97 百万円           226 百万円          309 百万円
当期純利益              72 百万円           152 百万円          212 百万円
1株当たり当期純利益         72,406 円 42 銭    152,464 円 27 銭   212,055 円 68 銭
1株当たり配当金           0 円 00 銭         0 円 00 銭         0 円 00 銭
※1 経営成績及び財政状況は、監査法人の監査対象外であります。
※2 当該会社の売上高は、顧客からの対価相当額である媒体への広告費を含めた総額で計上している一方で、当社
  の売上高は、運用手数料相当額のみの純額で計上しており、当該会社売上高を当社の会計方針に変更した場合の
  金額はそれぞれ以下のとおりとなります。
   2017 年3月期:376 百万円、 2018 年3月期:608 百万円、 2019 年3月期:836 百万円

3.株式取得の相手先の概要
 (1)氏名              阿部 圭司
 (2)住所              東京都世田谷区
 (3)上場会社と当該個人の関係
    資本関係            該当事項はございません。
    人的関係            該当事項はございません。
    取引関係            該当事項はございません。

4.取得株式数及び取得前後の所有株式の状況
 (1)異動前の所有株式数     0株
                  (議決権の数:0 個)   (議決権所有割合:0.00%)
 (2)取得株式数         501 株
                  (議決権の数:501 個)
 (3)取得価額          アナグラム株式会社の普通株式購入代価 1,252 百万円(※)
                  アドバイザリー費用(概算額)           7 百万円
                  合計(概算額)              1,259 百万円
 (4)異動後の所有株式数     501 株
                  (議決権の数:501 個) (議決権所有割合:50.10%)
※ 本件における株式取得価額の算定に当たっては、当該会社の第三者機関によるデューディリジェンス及びDCF
  法及び類似会社比較法による株式価値算定を行っており、価格の妥当性を検証するための十分な手続きを実施し
  ております。
5.日 程
 (1)取締役会決議日         2020 年1月 10 日
 (2)契約締結日           2020 年1月 10 日
 (3)株式譲渡実行日         2020 年1月 24 日(予定)

6.今後の見通し
  当社は、アナグラムの連結子会社化に伴い 2020 年5月期第3四半期より連結決算に移行いたしま
 す。2020 年5月期の連結業績予想は現在精査中であり、今後公表すべき事項が生じた場合には速やか
 に開示いたします。

(参考)当期業績予想(2019 年7月 12 日公表分)及び前期実績
                  売上高        営業利益       経常利益       当期純利益
   当期業績予想
                   989 百万円    235 百万円    232 百万円    161 百万円
  (2020 年5月期)
     前期実績
                   700 百万円     45 百万円    34 百万円      43 百万円
  (2019 年5月期)
                                                      以 上