2020年3月期決算説明資料
株式会社フレアス
東証マザーズ：7062
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目次
2020年3月期実績
2021年3月期見通し
今後の事業戦略と方針
経営体制の変更とSDGs
Appendix
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2020年3月期実績
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決算のポイント
コストの見直しにより、通期業績は修正計画比やや上振れ
◼ 新型コロナウィルス感染拡大の影響により、介護施設への訪問の一時休止が発生
サービス提供回数の減少等により、3月単月売上高は約60百万円の減収
◼ 一方で、各事業所の管理体制の見直しによる経営効率を意識した体制の強化を図り、
マッサージ師・相談員採用に伴う採用費は計画比21百万円減少、フランチャイズ事業本格展
開に伴う人件費や広告宣伝費が7百万円減少し、営業利益は74百万円となり、計画上振れ
今期も引き続き、フランチャイズ事業を強化
◼ 後期高齢者の増加に備え、事業展開のスピードを加速するため、
Ｍ＆Ａなども活用し、フランチャイズを本格展開
◼ 今期はＭ＆Ａによるフランチャイズ事業取得により、加盟店が増加（2020年6月1日予定）
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2020年3月期決算の概要
◼ 売上高は6.8%増収となったが、営業利益は73.1%減益
◼ 採用コスト及びマッサージ師の不足による業務委託費等が増加
広告費、販管人件費等のフランチャイズ事業本格展開のための先行費用が増加
2019/3期 2020/3期 対直近
(百万円) 対前期比
予想比
実績 直近予想 実績
売上高 3,711 3,981 3,962 +6.8% ▲0.5%
売上原価 2,073 2,234 2,220 +7.1% ▲0.6%
売上総利益 1,638 1,746 1,742 +6.3% ▲0.3%
販管費 1,362 1,746 1,667 +22.4% ▲4.5%
営業利益 276 0 74 ▲73.1% ー
営業外収益 55 45 50 ▲7.5％ +12.4%
営業外費用 18 4 5 ▲69.9% +34.3%
経常利益 313 41 119 ▲61.8% +185.4%
当期純利益 176 6 56 ▲67.8% +752.2%
1株当たり当期純利益 88.16 2.87 24.48 ▲72.2% +753.0%
売上高総利益率 44.1% 43.9% 44.0% ▲0.1pt +0.1pt
営業利益率 7.4% 0% 1.9% ▲5.5pt +1.9pt
経常利益率 8.4% 1.1% 3.0% ▲5.4pt +1.9pt
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セグメント業績
◼ マッサージ事業の売上高は新型コロナウィルス感染症問題の影響により、
計画を下回るが、増収を確保
◼ マッサージ事業の営業利益は販管費の見直しにより、計画を上回った
2019/3期 2020/3期
(百万円) 対前期比 対直近予想比
実績 直近予想 実績
売上高 3,711 3,981 3,962 ＋6.8% ▲0.5%
マッサージ 3,403 3,684 3,653 +7.3% ▲0.9%
（内直営） 3,383 3,604 3,574 +5.7% ▲0.8%
（内FC） 20 79 78 +288.9% ▲2.0%
その他 307 296 309 +0.5% +4.4%
営業利益 276 0 74 ▲73.1% －
マッサージ 829 708 757 ▲8.7% +7.0%
その他 36 19 31 ▲14.4% +59.8%
調整 ▲590 ▲727 ▲715 ー ー
レセプト数（件） 8,958 10,544 8,530 ▲428件 ▲2,014件
利用回数（回） 721,154 740,229 739,281 +18,127回 ▲948回
拠点数(FC含む） 96 114 113 +17店舗 ▲1店舗
※利用回数は鍼灸サービスに係る回数を除く
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2020年3月期営業利益増減要因（前期比）
◼ 施術回数増加により売上は増収
◼ マッサージ師や相談員採用のために人件費と採用費等が増加
◼ フランチャイズ事業本格展開のための先行費用として、販管人件費や広告宣伝費等が増加
(百万円)
63
58
250 26
97
58
276
37
113
74
2019/3期 増収 原価人件費 業務委託費 その他原価 販管人件費 採用費 広告宣伝費 その他販管 2020/3期
営業利益 営業利益
（前期）
粗利 販売費及び一般管理費 （当期）
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採用に関する2020年3月期第2四半期からの施策と結果
◼ 人材開発部の設置により、採用人数を増やした一方、採用コストは上期比49百万円削減
◼ 11月よりマッサージ師の登録制度を開始、登録者数は大幅に増加
2020年3月期第2四半期からの施策と結果 採用費推移
(百万円)
①人材開発部の設置（2019年7月12日リリース）
結果 上期と比較して、下期は採用コストを大幅に圧縮
採用は順調に進捗 81
31
➁研修センター開設（2019年11月8日リリース） 2020/3期上期 2020/3期下期
結果 フランチャイズオーナー初期研修の場として
研修センター
大いに活用
③マッサージ師の登録制度開始（2019年11月15日リリース）
結果 本資料作成時点で登録者数は264名
今後、登録者の人材活用に向けて体制を整備
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バランスシートの状況
◼ 自己資本比率は約60%と健全性を維持
◼ 子会社株式取得のための手付金の支払い等で現預金が210百万円減少
◼ 3月から6月にかけて680百万円の長期借入（5年間）を予定、厚いキャッシュポジションへ
(百万円) 2019/3期 2020/3期 対前期比 ※
ネットキャッシュ（百万円） 自己資本比率（％）
流動資産 2,363 2,354 ▲9
639
現預金 1,365 1,155 ▲210 59.8
売掛金 976 995 +19 471
固定資産 127 150 +22
52.5
有形固定資産 24 20 ▲4
37.5
35.7
無形固定資産 32 49 +16
30.8
資産合計 2,491 2,505 +13 32
負債 1,184 1,007 ▲176
有利子負債 726 683 ▲42 ▲ 61
純資産 1,307 1,497 +190
負債純資産合計 2,491 2,505 +13 ▲ 270
2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期
※ネットキャッシュ（ネットキャッシュ＝現預金－有利子負債）
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キャッシュフローの状況
◼ フランチャイズへの先行投資や法人税等支払額の増加等により営業CFは▲99百万円
◼ 子会社株式取得のための手付金の支払い等により、投資CFは▲193百万円
(百万円)
営業CF 投資CF FCF
(百万円) 2019/3期 2020/3期 対前期比 278
292
営業CF 292 ▲99 ▲392
税金等調整前当期純利益 314 119 ▲194
売上債権の増減 ▲97 ▲19 78
法人税等支払額 19 ▲201 ▲221
▲ 14
投資CF ▲14 ▲193 ▲179 ▲ 99
FCF* 278 ▲293 ▲571
財務CF 168 82 ▲85 ▲ 193
有利子負債増減 ▲254 ▲42 +211 ▲ 293
株式発行による収入 425 133 ▲291
現金及び現金同等物の期末残高 1,358 1,147 ▲210 2019/3期 2020/3期
※FCF（フリーキャッシュフロー＝営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー）
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2021年3月期見通し
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緊急事態宣言発令中の当社の対応
◼ 当社は、国家資格保持者（あん摩マッサージ指圧師）のみ施術が許される医業類似行為
である高付加価値マッサージサービスを提供しております。
◼ 緊急事態宣言下でも、鍼灸・マッサージは「社会生活を維持するうえで必要な施設」として
休業要請対象外となっており（東京都）、当社サービスを必要する利用者様のために、ケア
マネージャーと相談のうえ、医師の指示にもとづきサービスを継続しております。
◼ 施術師は、感染防止指針に則り、器具の衛生管理、マスク着用、手洗い・手指消毒・体温
測定を行ったうえで施術を実施しております。また、利用者も毎回体温を測定しており、発熱
等の感染症状があれば、担当医、ケアマネージャー等へ迅速な連絡をとっております。
疼痛緩和
高付加価値マッサージ*
関節可動域拡大等
* 従来のマッサージに比べ、より高い技能を基に利用者の満足度を高める施術と定義
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新型コロナウィルスの業績への影響について
◼ 多くの介護施設では外部者の施設への立ち入りを一時的に禁止するなどといった措置がとられ
ており、2020年３月は、単月の見込売上高に対して、概算で約60百万円の減収影響が生
じましたが、４月におきましても引き続き減収影響が生じております。
◼ 一方で、売上減少を受けて、新規採用の抑制や、施術に関わる業務委託の抑制などのコス
ト削減に努めるとともに、雇用調整助成金等の補助金活用などを推進しております。
◼ コストの圧縮を図ると同時に、３～４月で400百万円の長期借入を実施、また、５～６月に
は追加で280万円の長期借入を予定しており、キャッシュを厚くしております。
◼ 新型コロナウィルス感染症の終息時期が不透明であり、現時点においては業績予想の合理
的な算定が困難であることから、2021年3月期の業績予想は開示しておりません。
今後、合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。
◼ ５月直近の環境として、一部地域では緊急事態宣言が解除され、それに伴って介護施設も
一部再開されつつあります。
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今後の事業戦略と方針
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在宅・施設での施術強化 ～病床は2025年に30万床不足～
◼ 高齢者意識・社会保障・病床不足観測(2025年に約30万床不足*)から在宅ケア需要拡大
◼ 国策としても、地域包括ケアシステム**構想により「在宅シフト政策」を推進
◼ 「2025年問題」の解決企業として、当社はフランチャイズによりサービス提供エリアを拡大予定
死亡場所(構成比)の年次推移 会社理念と経営ビジョン
90%
80%
会社理念
人と人とのふれあいを大切にし、
70%
社会貢献すると共に、
✓病院の病床不足
60% 社員の物心の幸せを追求する
✓国の財源不足
50%
2012年 経営ビジョン
40%
国策「在宅シフト政策」開始 全国津々浦々に一人でも多くの方に
30% 速やかにフレアスのサービスを提供し、
20%
日本の在宅事情を明るくする。
10%
0%
より高い技能を基に利用者の満足度を高める
1951 1960 1970 1980 1990 2000 2010 「高付加価値マッサージ」 を、
診療所病院死 自宅死他 施設死 国家資格者であるマッサージ師によって、
在宅訪問で提供するサービスカンパニー
出所：厚生労働省 「平成27年人口動態統計（確定数）の概況」
* 出所：厚生労働省「平成29年6月30日第11回医療計画の見直し等に関する検討会」資料
** 高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる包括的な地域支援・サービス提供体制
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事業戦略・方針
◼ 法人営業の専門部署を設置し、在宅に加えて介護施設などへの営業を強化
◼ 「2025年問題」への対応のためフランチャイズを強化、フランチャイズ拠点の活用を加速
◼ 経営ビジョンの実現に向けて、M＆Aなども活用し、更なる拠点数拡大を目指す
全国津々浦々に一人でも多くの方に速やかに
経営ビジョンの実現
フレアスのサービスを提供し、日本の在宅事情を明るくする。
直営 フランチャイズ
個人宅への
営業
上場時の主力領域
施設法人等への
営業
継続強化
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フランチャイズ事業強化
◼ （株）レイスヘルスケアから、訪問マッサージ治療院フランチャイズ事業を約５億円で買収予定
◼ レイスヘルスケアは在宅マッサージで全国172拠点（2020年1月末時点）を運営管理
◼ 本件Ｍ＆Ａを通じて、サービス提供エリアを大きく拡充
オルテンシアハーモニー
株式会社レイスヘルスケア 全国172拠点
北海道7拠点
デイサービス
（2020年1月末時点）
フランチャイズ事業 株式取得 甲信越・ 東北地方
100％子会社化 北陸地方 青森 3拠点
レセプト作成 関西地方 岩手 2拠点
（2020 年6月1 日予定） 新潟 2拠点
システムの提供・ 滋賀 2拠点 長野 1拠点
宮城 5拠点
請求事務代行事業 京都 3拠点 秋田 1拠点
福井 1拠点
大阪 13拠点 山形 1拠点
中国地方 兵庫 10拠点 福島 4拠点
訪問マッサージ治療院 鳥取 2拠点 和歌山 1拠点
フランチャイズ事業
分割子会社化 （株）オルテンシアハーモニー 岡山 1拠点 関東地方
広島 4拠点 茨城 7拠点
山口 2拠点 栃木 2拠点
群馬 2拠点
埼玉 9拠点
東海地方 千葉 10拠点
在宅マッサージ業界における 九州・沖縄地方
福岡 1拠点 四国地方
岐阜
静岡
2拠点
7拠点
東京 26拠点
神奈川17拠点
マーケットシェアのさらなる拡大を図る 佐賀 1拠点 香川 1拠点 愛知 7拠点
長崎 3拠点 高知 2拠点 三重 2拠点
熊本 1拠点 愛媛 2拠点
宮崎 1拠点 徳島 1拠点
鹿児島 1拠点
沖縄 2拠点
*レイスヘルスケアの訪問マッサージ事業の19年3月期の売上高は236百万円、経常利益は18百万円
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自社施設とフランチャイズ店とのシナジー
◼ 介護施設等への営業は当社相談員が一括で行い、自社拠点もしくは業務委託したフランチャ
ズ店のマッサージ師が施術
◼ Ｍ＆Ａによりフランチャイズ拠点が増えることで、複数の介護施設を持つ法人への提案が容易に
フランチャイズ契約
増加
加盟金収入+ロイヤリティ
（株）オルテンシアハーモニー
フレアス100％子会社
②
業務受委託
フランチャイズ契約
フランチャイズ
医療保険 医療保険
加盟金収入+ロイヤリティ
直営店
施
術
① ③ 施
術
一括営業 施術
介 護 施 設
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フランチャイズ事業の仕組み
◼ 当社の人材採用チームがフランチャイズ加盟店のマッサージ師（施術師）の採用を支援
◼ フランチャイズ加盟オーナー初期研修に加え、フランチャイズ加盟店のマッサージ師も当社研修
への参加が可能
◼ 当社直営店のスタッフが、近隣フランチャイズ加盟店をサポート、効率的な運営が可能
!
FCの仕組み（収益構造等）
専門の人材採用チーム
ロイヤリティ収益 本部・直営店 FC店
オーナー初期研修
初期研修 オーナー
フレアス
加盟金 施術師研修
FC店施術師
研修費等 直営店 FC店
Ｆ 固定収益 施術師 施術師
Ｃ
契 施術研修が可能
約
FC 初期費用 固定費用＋売上変動費
継続サポート
直 営 ス タ ッ フ
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(参考) フレアスの教育制度（高い技術品質維持）
◼ 高い技術品質の維持に向けて、正社員へのトレーニング研修義務付けで対応
◼ 当社が社員に義務付ける研修時間は業界団体が設ける基準を大きく上回る
◼ スキルチェック体制が確立しており、技術品質の維持が可能
◼ 高い技術を持つ直営店施術者がフランチャイズをサポート、フランチャイズ店の技術品質を維持
当社研修システム
新入社員 初任者 ベテラン
• 技術主任がOJTで約3か月間の • 75時間100単位の教育研修 • 60時間80単位の教育研修
臨床実習を実施 • うち、約7割は施術の • 「技術主任」レベルを目標に設定
• 一人当たり研修時間は 実践スキル引上げに充当
業界トップ*の約100時間
*船井総研調べ
• 年１回スキルチェックを実施
スキルチェック • 年４回、知識テストを実施
• iPadを全員に支給し、 Eラーニングで知識の習得が可能。 進捗状況も管理
業界の認定する「訪問マッサージ師」よりもはるかに多い研修時間を設定し、
高いスキルの維持向上に注力
業界団体*による研修システム
「認定訪問マッサージ師」：22.5時間 (基礎講義10.5時間、実技講義12時間)の受講により5年間の認定証
(*)全日本鍼灸マッサージ師会、日本あん摩マッサージ指圧師会、等
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出店戦略 『面で捉えるためのエリア拡充』
◼ 「2025年問題」に備えて、フランチャイズ（FC）事業を本格展開しサービスエリアを拡充
◼ サービス提供空白地域や都心部を主体に、潜在需要の取り込みを図る
在宅マッサージの拠点数
※
96拠点（2019/3末）→ 113拠点（2020/3末）→ 285拠点（2020/6/1時点）
（内直営店 87拠点） （内直営店 85拠点） （内直営店 86拠点）
（内フランチャイズ 9拠点） （内フランチャイズ 28拠点） （内フランチャイズ 199拠点）
※2020/6/1時点の拠点数は、フレアスの拠点数に
レイスヘルスケアの訪問マッサージ事業の
• フレアスの認知度向上 2020年1月末時点の拠点数を単純合算したもの
• ケアマネジャーとの連携強化
直営店 既存FC 新規FC
• 施設法人への展開
潜在需要取り込みに向けて
190
サービス提供エリアと、
拠点数拡大ピッチを加速
19
8 9 9 9
2020/6/1時点 85 87 85 86
285拠点計画 ※
（直営店86拠点、フランチャイズ199拠点） 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2020/6/1時点
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中長期展望
◼ 営業の当社一本化と、直営店スタッフによるフランチャイズ店フォローアップでシナジーを創出
◼ Ｍ＆Ａも活用したフランチャイズの本格展開により成長スピードを加速
経営ビジョンの実現に向けて
全国津々浦々に一人でも多くの方に速やかに
フレアスのサービスを提供し、日本の在宅事情を明るくする。
在宅マッサージ285拠点 ※
フ ラ ン チ ャ イ ズ 増 加 直営店増加
FC FC FC 直営店
Ｍ＆Ａ
FC FC FC FC 直営店
FC FC FC FC FC 直営店
今後さらなる拡大を図る
※フレアスの2020年3月末の在宅マッサージ拠点数にレイスヘルスケアの訪問マッサージ事業の2020年1月末時点の拠点数を単純合算したもの
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経営体制の変更とSDGs
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経営効率の向上
◼ 経営と執行の分離を進め執行体制を強化し、経営の効率化及び意思決定の迅速化を実現
◼ 成長戦略に向けて事業基盤をより強固にすることで、さらなる企業価値の向上を目指す
経営体制の
変更予定 経営 分離推進 執行
（2020年3月12日リリース）
経営の効率化及び意思決定の迅速化
意思決定の迅速化 執行役員
３名 5名
権限・責任の明確化
取締役
経営の効率化 ５名
（うち社外取締役1名）
３名
（うち社外取締役1名）
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当社のSDGs
◼ 経営ビジョンのもと、拠点数拡大のスピードを加速、医療難民の解消という社会課題解決に貢献
◼ 障がい者雇用比率23.7％（2020/3末）、盲学校へのリクルーティングを積極的に行い、
自立支援を促し、第一線で、戦力としての活躍する場を提供
◼ 従業員の女性比率42.1％（2020/3末）、性別・年齢に関わらず、誰もが活躍できる職場の提供
「全国津々浦々に 一人でも多くの方に 速やかに フレアスのサービスを提供し、
日本の在宅事情を明るくする。」の経営ビジョンのもと、
質の高い在宅マッサージサービスを全国に提供することが急務であると考え、
FC展開やM＆Aを活用し、店舗展開及び社員教育を急ピッチですすめている。
※病床は２０２５年に３０万床不足すると予想されたおり、医療難民の解消が社会課題となっている
（出所：厚生労働省「平成２９年６月３０日第１１回医療計画の見直し等に関する検討会」資料より）
障がい者の自立支援
盲学校へのリクルーティングを積極的に行い、
当社の障がい者雇用比率 23.7％（2020/3末）
※民間企業の法定雇用率2.2%
従業員が一定数以上の規模の事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を
「法定雇用率」以上にする義務があります。（障害者雇用促進法43条第1項）
女性の活躍 ■従業員比率
女性が働きやすい環境 （2020年3月末） 42.1％
女性活躍のための取り組みなど
女性 男性
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APPENDIX
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事業内容
◼ 当社事業の9割超はマッサージ事業。活動困難者(介助なしで通院が困難な方 以下同)が
対象。医師の指示・同意に基づいてサービスを提供
◼ その他の事業で訪問看護及び介護などを実施
その他の事業 マッサージ事業
7.8％
◼ 在宅療養者を対象に、医師の指示・同意に基づいて、訪問
マッサージ(医業類似行為)を提供
• 事業所数： 113拠点（FC含む/2020年3月現在）
• 屋号：「フレアス在宅マッサージ」
◼ その他、マッサージ星野リゾートと提携、「界」などでのマッサー
ジサービスや、フランチャイジーからのロイヤリティ収入など
売上構成内訳
2020年3月期実績
その他の事業
◼ 患者宅や高齢者施設等への訪問看護事業が主体
◼ 訪問看護・介護ステーションを運営(6拠点)。高齢や疾病・
負傷・障害による在宅療養患者に対し、医師の指示・同
意に基づいて、看護を提供
マッサージ事業
「理学療法士」による訪問リハビリテーションも展開
92.2％ ◼
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ビジネスフロー（医療保険適用型マッサ－ジ事業）
◼ ケアマネジャーからの紹介を受け、医師の同意の下、訪問マッサージを施術
◼ 利用者より「療養費」支給申請の委任を受け、公的医療保険者にレセプトを申請・請求
①-1 紹介依頼
ケアマネジャー ①-2 紹介
② 訪問・説明
⑥レセプト
④契約 公的医療
⑦療養費受領 保険者
利用者
⑤サービス提供 当社
フランチャイズ店
⑦自己負担金支払い(注)
（注）⑦自己負担金支払い：後期高齢者は原則1割負担
③ 同意書
医師
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ビジネスモデル
◼ マッサージに対する利用者の期待・要望（効果不明、在宅ニーズ）などに対応
◼ 特に、高い技能（高付加価値マッサージ）を維持・向上する仕組みを構築(体制を確立)
◼ マッサージ師を正社員として人材確保し、少子高齢化で増加する潜在利用者を着実に獲得
◼ 2020年3月期2Qからフランチャイズ事業を本格展開、成長スピードの加速を目指す
当社 利用者ニーズ/期待・要望
効果認識、
高付加価値マッサージ*
ADL**向上、QOL**向上
疼痛緩和
関節可動域拡大
医業類似行為 介護保険の範囲外
(保険対象)
全国展開 在宅施術
* 従来のマッサージに比べ、より高い技能を基に利用者の満足度を高める施術と定義
**ADL; Activity of Daily Life、QOL; Quality of Life
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訪問マッサージ市場動向
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療養費（医療保険対象）の推移
◼ マッサージ療養費は介護保険スタートに伴うケアマネージャーが呼び水となって浸透が加速。
過去16年で約7倍に急成長
◼ 要支援・要介護認定者は現在641万人超。過去17年で約2.5倍に拡大
マッサージ療養費の推移 要支援・要介護認定者数推移
(億円) (万人)
700
2012年 641
国策「在宅シフト政策」スタート 707 小
600
要支援１
2.5倍に拡大
500 要支援２
過去16年で7倍に 459 400 要介護１
活
動
2000年 300 要介護２ 困
「ケアマネージャー」制度開始 難
度
＜活動困難度区分＞ 要介護３
200 「身の回り」
「立ち上がりや片足による立位保持」
「歩行や両足による立位保持」 要介護４
103
81 100 「食事・排泄」
要介護５
0
大
1998年 2000年 2002年 2004年 2006年 2008年 2010年 2012年 2014年 2016年 2000年 2003年 2006年 2009年 2012年 2015年 2017年
出所：厚生労働省保健局医療課及び厚生労働省保健局調査課 出所：厚生労働省介護保険事業状況報告
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マッサージ事業
◼ 利用者数は過去5年で約3割増加（拠点は1.9倍に増加）
◼ 利用者はほとんど医療保険法対象者で活動困難者（要支援者、要介護者）
◼ 社員であるマッサージ師が全国の拠点より利用者宅等を訪問し、施術
レセプト数の推移 拠点展開の推移
(件) ラグジュアリー分野 サービス提供施設 (店)
過去5年で 保険適用マッサージサービス拠点（FC除く）
8,958
約3割増 13 16
8,617 過去5年 10
8,530
8,232 で1.9倍
8,059
7,695
7,045
85 87 85
81
73
62
51
2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期 2014/3期 2015/3期 2016/3期 2017/3期 2018/3期 2019/3期 2020/3期
※レセプト数は、マッサージと鍼灸の合計数を記載しております。
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会社概要
社 名 株式会社フレアス Fureasu Co.,Ltd.
代 表 者 代表取締役社長 澤登 拓
創 業 年 月 2000年7月（設立：2002年4月）
上 場 2019年3月
本 店 所 在 地 山梨県中巨摩郡昭和町西条1514番地
本 社 所 在 地 東京都渋谷区初台2丁目5-8西新宿豊国ビル2F
資 本 金 289,638（千円）〔2020年3月31日現在〕
代表取締役社長 澤登 拓 常勤監査役(社外) 赤池 雅司
取締役 川上 詠昌 監査役(社外) 日浦 正貴
役 員 構 成 取締役 奈良 香澄 監査役(社外) 古賀 望
取締役 中野 剛
取締役(社外) 関根 竜哉 〔2020年3月31日現在〕
・マッサージ事業
事 業 内 容
・その他の事業
売 上 規 模 3,962,577（千円）〔2020年3月期〕
従 業 員 数 672名〔2020年3月31日現在〕
拠 点 119拠点(在宅マッサージ113*、訪問看護5、訪問介護1)〔2020年3月31日現在〕
総 資 産 2,505,483（千円）〔2020年3月31日現在〕
＊上記事業数及び事業所のある都道府県には、FC事業者により運営されている28事業所を含む
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沿革
年月 内容
2000年7月 山梨県南巨摩郡増穂町にふれあい住宅マッサージを創業し、訪問マッサージ事業開始
2002年4月 訪問マッサージ事業を事業目的とし、山梨県甲府市に「有限会社ふれあい在宅マッサージ」を設立
2005年4月 「有限会社ふれあい在宅マッサージ」を「株式会社ふれあい在宅マッサージ」に組織変更
2011年1月 ダイヤモンド社より特別賞受賞
3月 東京都港区に東京本部を開設
4月 「株式会社フレアス」に商号変更
12月 株式会社セイジョンより訪問看護事業の営業を譲り受け、訪問看護事業を開始
2012年8月 山梨県甲府市にて訪問歯科診療サポート事業を開始
2014年6月 株式会社ピーアンドエヌより訪問看護事業の営業譲受
11月 やまなし産業大賞 受賞
2016年6月 本店所在地を山梨県中巨摩郡昭和町西条に移転
6月 東京本部の名称を東京本社に変更
2017年4月 株式会社星野リゾートと業務委託契約を締結し、ホテルブランド「界」でのマッサージサービス提供を開始
2018年3月 星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」でのオイルマッサージ(VINO SPA)サービス提供を開始
2019年1月 個人情報保護に関する第三者認証制度JAPHICマーク及びJAPHICメディカルマークを認定取得
2019年3月 東証マザーズ上場
2019年7月 保険適用マッサージサービスに係るフランチャイズの本格展開を開始
2020年6月 株式会社レイスヘルスケアより新設分割される株式会社オルテンシアハーモニーの株式を取得し子会社化を予定
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財務ハイライト
決算年月 2014年3月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月
売上高 （千円） 2,335,817 2,594,076 2,744,444 2,900,404 3,284,979 3,711,638 3,962,577
経常利益 （千円） 88,908 61,848 88,468 194,400 193,759 313,003 119,700
当期純利益 （千円） 2,169 36,820 52,727 177,869 109,912 176,563 56,879
資本金 （千円） 10,000 10,000 10,000 10,000 10,000 222,750 289,638
発行済株式総数 （株） 1,000 1,000 1,000 1,000 100,000 2,250,000 2,328,600
純資産額 （千円） 327,764 364,584 417,312 595,181 705,094 1,307,158 1,497,815
総資産額 （千円） 1,165,691 1,134,022 1,353,270 1,588,572 1,973,936 2,491,623 2,505,483
１株当たり純資産額 （円） 327,764.25 364,584.60 417,312.53 297.59 352.55 580.96 643.23
１株当たり当期純利益 （円） 2,169.64 36,820.36 52,727.93 88.93 54.96 88.16 24.48
自己資本比率 （％） 28.12 32.15 30.84 37.47 35.72 52.46 59.8
自己資本利益率 （％） 0.66 10.64 13.49 35.13 16.91 17.55 4.1
営業活動によるキャッシュ・フロー （千円） 184,096 ▲39,574 292,433 ▲99,729
投資活動によるキャッシュ・フロー （千円） 116,238 ▲57,067 ▲14,278 ▲193,330
財務活動によるキャッシュ・フロー （千円） ▲ 68,193 379,442 168,071 82,128
現金及び現金同等物の期末残高 （千円） 629,738 912,537 1,358,764 1,147,832
従業員数 491 541 534 582 615 617 672
（名） （-） （-） （-） （173） （167） （178） （180）
(内、平均臨時雇用者数)
＊2018年2月1日付で普通株式1株につき100株の株式分割を実施、また、2019年1月8日付で普通株式1株につき20株の株式分割を実施。
2017年3月期の期首に株式分割が行われたと仮定して１株当たり純資産額及び１株当たり純利益金額を計算
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マッサージの定義
マッサージとは
• 国家資格保持者（あん摩マッサージ指圧師）のみ施術が許される医業類似行為
• 医療上、マッサージを必要とする症例について医療保険が適用
施術
治療院等の専門の施術所の他、自宅や施設への訪問による施術
保険適用の場合は、医師の同意書(指示書)が必要
マッサージ師
指圧院や病院などの法人に勤務。あるいは、個人事業主として開業
無資格行為（整体・カイロプラクティック・足のツボ療法・リフレクソロジー・リラクゼーションなど）
「マッサージ師」資格は不要である一方、医業類似行為は許されず
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医療及び医業類似行為等の一覧
病院 接骨院 鍼灸院 マッサージ院 理学療法 整体
施 術 者 医師 柔道整復師 鍼師・灸師 按摩マッサージ師 理学療法士 整体師
資 格 国家資格 国家資格 国家資格 国家資格 民間資格
（あん摩マツサージ指圧師、はり師、 （理学療法士及び
（根拠法） （医師法） （柔道整復師法） （ ― ）
きゆう師等に関する法律） 作業療法士法）
行 為 医療 医業類似行為 医業類似行為 医療 無資格行為
（施術） （施術） （リハビリ） （矯正）
療養費* 42.1兆円 3,636億円 407億円 707億円 - -
*2016年度実績。「あはき療養費に関する報告書の各項目の状況について」厚生労働省保健局調査課
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見通しに関する注意事項
当資料に記載されている内容は、いくつかの前提に基づいたものであり、
将来の計画数値や施策の実現を確約したり保証したりするものではありません。
＜お問い合わせ先＞
株式会社フレアス
03-6632-9210
ir@fureasu.jp
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